155 12月1日(金) イッヒッヒッのジグソーパズル

 ボクの妻はジグソーパズルが好きだ。しょっちゅう通販で新しいのを購入しては、部屋に閉じこもって組み立てている。


 ジグソーパズルのような根気と集中力を要するものが苦手な僕は・・・よくあんなのをやるなぁと感心して・・・というか、あきれて見ているのだ。


 先日、100円ショップに行って、何か面白いものはないかなぁと見ていたら・・・な、なんと、100円のジグソーパズルがあったのだ。ピース数は、30ピース、108ピースとなっている。108という中途半端な数字がなんともいいですねえ。


 で、108ピースの花柄のジグソーパズルを買って帰った。


 そして、妻に見せて、「君、これできる?」って聞いたんだ。


 そしたら妻は「あなた、私をバカにしてるのね。私は1,000ピースのをやっているのよ。108ピースなんて、お茶の子さいさい、おへそがお茶を沸かすわよ。アッハッハ・・・」と豪語するではないか!


 で、妻にその花柄108ピースをやらせてみたら・・・いとも簡単に組み立ててしまった。。。


 妻が言う。


 「もっと、難しいのを買ってきな! アッハッハッハ」


 くっそぉ~!


 そこで、僕はもっと難しいのはないかって、再び100円ショップに行ったのだ。


 すると、ありました、ありました!


 同じ108ピースなのだが・・・前のは花柄だったが、今度は柄がなくて黒一色というのを見つけたのだ。


 妻の話を聞いていると・・・どうも、色や柄で「このピ-スの横はこれだ」と判断しているらしい。


 だったら、黒一色というのはどうだ。これは難しいぞ~、フヒヒヒヒ・・・と不気味に笑いながら、さっそく買って帰りましたね。


 で、妻に渡したら、しばらく、ジグソーパズルの箱を眺めていて・・・


 「今、忙しいから、ヒマになったらやってあげるわ」


 と言うのだ。


 で、ジグソーパズルの箱は、しばらくそこらに置いてあったのだが・・・


 いつの間にか、見えなくなってしまった。


 きっと、僕がいないときに、こっそり一人でやって・・・できなかったんで、箱を隠してしまったんだ。そして、僕が出かけていなくなると・・・こっそり、一人でやっているに違いないのだ。でも、きっとできないのだ・・・


 イッヒッヒッヒ・・・と不敵に笑う僕。


 もちろん、妻が「あれはできませんでした」と言うまで、僕は知らん顔を続けているよ。


 こういうのを売ってるから、100円ショップはやめられません。。。


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