私、結構、小説のレビュー書きましたが、この小説が一番レビューが書きにくいです。だって「夢」も「希望」もないんですもの。なんというか、死ぬんですよ。何があっても死ぬですよ。
例えば、読んでて、お!いいぞ!!頑張れ!!とか思うでしょ?いけると思うでしょ?でも死ぬんですよ。何をやっても死ぬですよ。まるで「賽の河原」ですよ。この小説には「地蔵菩薩」はいないんですよ。
って「私」みたいに「必ず希望がある」とか信じちゃってる人は、ちょっと読んでてツライ小説ですが、「ダークファンタジー」とか「ざまぁ」系が好きな人は、大好物だと思うんですよね。「どうせ、みんな死ぬ」しw
前の作品からの続きのようですが、ここから読んでも十二分に伝わりました。
読んでいて喉が渇くようほど緊張感のある導入。
かつ、初見の人に対しては世界観の共有とその壮大な物語の始まりを綿密な描写で伝えてきてくれます!
ですが、常にこの緊張を強いるわけではなく、初回の戦闘終了後はリラックスフェーズへと突入し、頭をほぐしながら物語に集中することができます!
気になっているのはタイトル。
ちょっと物騒すぎる内容、かつ前作を読んでいないため言葉通り受け止めるか、またはその裏を読むのか想像がつきません!
私的に最初の導入の戦闘規模からすると、その通りになりそうという不安が大きくなるとともに期待も大きくなるそんな作品をみなさんにも読んでいただきたいです!