空の色は緑色
生焼け海鵜
終わり。
白い天井見ていた。
僕は、病弱。
でも、幸せを噛み締めて生きていきたい。
恋をして、結婚して、子供も成長を見る。
そんな、世界。
でも、それが正しいのかわからない。
その子供は、弱虫ですぐに薬が必要になるかもしれない。
より、お金もかかる。時間もかかる。
それに、僕の幸せの為だけに、君に辛い思いをさせるかもしれない。
生地獄、そんな言葉が有るように、君を突き落とすかもしれない。
だったら、僕は生きてもいいけど、普通には生きていけない。
同級生には、もう子供がいるそうだ。
僕のような生地獄を君に押し付けるのが、どれほどに残酷か、僕は知っている。
なにもない。
そう、なにもない。
僕に、幸せなんか無いのかもしれない。
なら何故、僕は生きている?
医療機関を圧迫し、そして生き物としての役目も果たせない。
そんな僕は生きていて良いのだろうか?
わからない。
そう。
僕は普通、死ななければ、いけなかったのかもしれない。
病弱な人間に幸せなんて有るのだろうか?
そうわからない。
空の色は緑色 生焼け海鵜 @gazou_umiu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。空の色は緑色の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます