概要
夢なら、覚めて欲しかった
好感度反転症候群―それは思春期の女子のみがかかる病気で、両想いの相手がいて強い感情を抱いていればいるほどその感情が反転して攻撃的になり、人格に影響を及ぼしてしまう、現代で新たに発見された病だった。
症状は数日で完治するが、対象である異性の前でだけ症状が表に出るため、周囲からはその変化は分かり辛く、発見も遅れてしまうため未だ治療法は見つかっておらず、一種の都市伝説と化している。
反転していた際の記憶は残ってしまうことも、その後彼らがどうなってしまったかも、具体的な報告はほぼ挙がっていない。
―――これはそんな好感度反転症候群にかかってしまった、ある幼馴染達のお話
症状は数日で完治するが、対象である異性の前でだけ症状が表に出るため、周囲からはその変化は分かり辛く、発見も遅れてしまうため未だ治療法は見つかっておらず、一種の都市伝説と化している。
反転していた際の記憶は残ってしまうことも、その後彼らがどうなってしまったかも、具体的な報告はほぼ挙がっていない。
―――これはそんな好感度反転症候群にかかってしまった、ある幼馴染達のお話