第2話仲間外れ

ドラドの祠から戻ったメロはアルベルトたちが戻るのを待っていた。数日後、アルベルト、フラン、ワンダが戻ってきた。アルベルトとワンダは要人警護任務でアクシデントがあったものの報酬と次回の警護任務を取り付けてきた。フランは戦地へ赴き、負傷者の治療に心血を注いだ。フランの活躍もあり、その異国は勝鬨(かちどき)を挙げ、報酬と信頼を得て戻った。メロはアルベルトたちにお願いした。


メロ   「アルベルト、お願いがあるんだ」


アルベルト「まさか、任務失敗か?」

フラン  「わたしは戦地で治療したのよ」

ワンダ  「わたしはアルベルトと活躍した」

アルベルト「おまえは、失敗した。俺たちのパーティに失敗する人間は不要だ。今すぐにパーティからはずす。他意はない」


メロ   「そんなーー…、待って、じゃあ…もしドラゴンを倒して帰ったら復帰だよね?」


アルベルト「まあー、それはなぁ…、アリだな。そのときは復帰を認めよう。だが、ダメならダメだ。他意はない」


メロ「分かった」


メロはアルベルトの言葉を胸にいま一度、ドラドの祠へ向かう。

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最弱冒険者も弱体要素の力を持つ神と契約したら世界最強冒険者に格上げ @abi_core

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