「カクヨム」で暮らし改善なるかな？

　遅めの朝食が済むと、それからはテレビの前で座りっぱなしの一日が始まる。

朝、昼、夕の三つの報道番組を見、合間に埃では死なないからという勝手な基準の掃除をし、少しくらいの汚れ落ちに目をつむる洗濯をこなし、コロナ対策と称して買い物は極力控えて娘に頼り、変化に乏しい粗食を準備しと・・あと考えてみてもこれといったことも思いつかない、そんなルーティーンで日々を過ごしておりました。

　そんな時に、投稿サイトを知り心に灯がともりました。十数年前に何気なく書いて楽しんでいたものを投稿したい！それが夢でしたから。

嬉しがり屋の私はそりゃぁもうワクワクでして。　しかし、誰でもどんなものでもＯＫと言っていただけても、果たして誰が私の作品を読んでくれるのでしょうか。

ど素人の童話なんてねぇ、でしょう？　でも息子が励ましてくれました。自分の人脈を利用してＰＶを増やしてやろうじゃないかと。　なんと嬉しい提案でしょう。いい息子だなと感心しきりで・・

でもそこはグッと堪えて「2か月、いや3か月待って。その間に一人も見てもらえなかった暁、いや夕暮れ？にはお願いするからその時には是非！」

　いざ、意を決して自分のお気に入りのを手始めに「投稿ポチッ」と。ものすごい勇気！がいりました。　　そして、ああ、世の中にはご親切な方がいらっしゃるものでして、2か月と言っていたのが2日後に「応援」をいただきました。コメントまでもです。大喜びで息子にすぐ報告し娘にも夫にもと、そりゃぁもう忙しく饒舌な一日となりました。

　こんな私です、調子にのってこれからも稚拙な物語を考えながら、だらけた平凡な一日から脱し、少しは改善された生きがいのある日々を過ごしていきたいと思っています。