それを呪いたらしめるもの

 『彼』の最期を看取る『私』のお話。

 分量にすればわずか200文字強の、物語の断片のようなショートショートです。
 本当にごく短いワンシーンではあるんですけど、まさにタイトルや作品紹介文にある通りの内容。

 最期の最後に投げかけられた笑顔が、一生引きずりかねない呪いになってしまう、そんな後悔をそのまま描き出した作品でした。