大器晩成少女は若くして大成したい

 身体に'装着'けた個性ぶき一つ

 身につけてたのはそれだけで

 小細工もしてない

 彼方に願った夢現ゆめうつつ

 時間だけは溶けてゆくばかりで

 神は何もしてない


 細く長い人生

 なんかに興味はない

 太く短い充実感

 未だに満たされない


 地球に産まれたそれだけで

 数パーセントの奇跡だと

 知っているけど

 貴重な時間が過ぎていく

 その度に焦ってく

 憐れんでしまう



 身体に'装着'けてる個性ぶき一つ

 人生を賭けるのはそれだけで

 保険はつけてない

 新たに告げられた現実

 自分だけは'赤信号とまれ'ばかりで

 進ませてくれない


 若く広い人間

 名をあげていく後輩

 まだ報われない努力家

 今際いまわに流れていく


 自国に産まれただけで

 数パーセントの奇跡だと

 分かっているけど

 承認欲求は渇いていく

 その度に焦ってく

 遠ざかっている



 夢に全振りした人生

 ゆうもいない

 ゆうもしない

 '先生うえ'に否定された人間

 優秀じゃない

 憂鬱に近い



 「一つしかない」なので

 数パーセントの奇跡

 それを引き当てなきゃ

 貴重な人生は年老いていく

 その度に引きこもる

 諦めていく


 「神よ死んじまえ」だけの

 責任転換の叱責だけど

 無駄なんだって──

 細く報われない人生なので

 そりゃ、もう諦める

 '神'を'自分わたし'に置き換える

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いづれバッドエンドになる運命🔯 ふるなる @nal198

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