にわかに信じがたい。手が震えている。
こんなとんでもない作品がカクヨムに静かに掲載されているなんて。
大げさではない。長い人生でなかなか出会わないレベルの奇異な作品だ。
ガチで考察する前にざっと特徴を。
主人公は小6。境遇はひどい。妹がいる。ある日妹の体が変わる。
ものすごく大きく言うとここから「雪の女王」の流れになる。
…が、毎行、予想を裏切られる。完全に素っ頓狂なのに、ありありを目に浮かぶ、信じがたい描写力。
そして恐怖のあおりかた。怖い。めちゃ怖い。
これ…天才の所業というか、無理ですよ、常人にはできない。
これに似た読書体験をかつてしたことがある。舞城王太郎さんの「九十九十九」。あれを読破したあと数日夢がおかしくなった。
…で、今私がまじめに思っているのは、これは実は、舞城王太郎さんの裏アカウントによるテストなのではということ。
そうでないなら、舞城王太郎レベルのとんでもない天才が現れたということだ。
誰かが気づかないと埋もれてたかもしれない。
たぶん最初に発見したわたしを褒めて欲しい。