収容日記〜一年生編〜 1日目
しがない高専生
第1話
ついにきてしまった、下手に理工学をやっていきたいと周囲に喧伝したせいで俺の高専収容生活の幕が上がってしまった。
別にそこまでここにきたくなかったわけではない、いや、むしろ自分からこの場所、そう高専という環境に行こうと思っていた。......少なくとも、初めの頃は......
「登校初日」、うん、なんとも甘美で、そしていて惨い響きだろうか。大部分の新高校一年生は「登校初日」に対して、不安、期待、達成感という、うまく取れば前向きな考えを持つのだろう。まぁ、あくまで個人の感想だ。俺は保険をかけないと気が済まない、心の小さいまさに「小心者」だから、もしなんらかの方法で俺の思考がわかるやつがいたりした時のために、こんなことを考えておいている。
走行しているうちに、いやこれで正しい別に変換はミスっていないわざとだ、そう......いや、もういい、とにかく入学式が終わった、知り合いにもあった、あとはなにがあるか?もちろん友人(かどうかはよくわかんない奴ら)と駄弁って笑ってはい、「解散」だ。喋るシーン?あるじゃないか、もはや殆どがその喋るシーンとやらになっているはずだ。
......なぁ、一つ言わせてくれよ、「なんなんだあんた」
収容日記〜一年生編〜 1日目 しがない高専生 @siganaishujin
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。収容日記〜一年生編〜 1日目の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
車輪のアーチと卒業式/飾磨佑都
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
小さな橋/小橋秀秋
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 6話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます