異世界転移の最強賢者 レベルMAXからの成り上がり人生
あずま悠紀
第1話
「……ここは一体どこだ?」
目が覚めると同時に辺り一面真っ白で異空間みたいなところにいた俺の名前は『東条(とうじょう)優斗(ゆうと)』と言うごく一般的な高校二年生。
いや、だったって言った方がいいかもしれない。何故なら俺は死んだからだ。交通事故に遭って。信号を無視したトラックが交差点に突入してきたのが原因だったんだろうなー。多分即死したはずだからあまりよく覚えてないけどね! ははは! 笑い事じゃねえ!!
(え?ちょっと待って?もしかしなくても異世界転移ですかこれ?)
どう見ても普通の住宅街だったはずの場所には草一本生えていない大地が広がっているし目の前には大きな木が何本も並んでいるし遠くには山のような大きさの塔まで見えるしこれはもうそうとしか考えられないよね?でもそんなこと信じたくなかったんだよ!!だってアニメの中だけの話じゃない!?まさか自分にも起こるとは思わないよ!!
「おぉう!まじかぁ!」
(しかもこの声どっちも女の声だよ!あ、一応言っとくけど俺に女と付き合った経験は無いよ?それどころかまともに会話できる女子なんて妹しかいないくらいだからね?そこの所勘違いしないようによろしくお願いします。)
まあ、それは置いておいて今の状況は非常にマズイ。なぜなら俺は異世界に来てしまったわけだからこのままだと確実に死んでしまうのだ。まず間違いなく。そう考えた瞬間一気に血の気が引いた感じになった。
「あああああぁぁ!!!」
『ドォン!』
「いった〜!って、あれ?」
俺は地面を全力疾走で走り回り頭を地面にぶつけまくっていた。痛さよりも死への恐怖が勝ち無意識的に行動していた。だけど一向に意識を失わず頭を打ち付ける音が響くだけ。おかしいと思った次の瞬間に体が勝手に起き上がり目の前にはさっきの大木があり、ぶつかった時にできた傷は綺麗に消えていた。
『ピコーン』
ん?何の音だろうか?それに視界右上のアイコンに見たことのないアイコンが追加されてるし。
【名前】ユウト Lv.1/100 体力 100 魔力 200 物理攻撃力 15000 物理防御力 10 魔法行使力 30000 魔法耐性 5500 速度 46000 知能 9000 幸運値 1000 【ユニークスキル】鑑定眼
異世界からの訪問者 加護 異世界の神の祝福
「はっ?えぇ!なんぞこれ!ちょままま!落ち着け俺、こういう時は深呼吸して心を穏やかにするんだ。よし!落ち着いた。うん!大丈夫だ問題ない。って!違うから!俺死んでるし。そう!ここは異世界であって現実ではないはず!つまり夢!寝れば元の世界に戻って朝ごはん食べれるんじゃね?やったぜー!!!」
『ブオァァ!!』
「ふぅ、これでゆっくり眠れそうだ」
『ドンッ!!』
何かが落ちるような音と共に巨大な衝撃を感じた。恐ろしく嫌な予感がしたため後ろを振り返ると
「グルルルルゥ〜」
そこにいたのは全長50m以上はあるのではないかと思われる程の巨大で黒光りした狼型のモンスターだった。
だが、そんな事は今はどうでもいい。今の問題は俺の後ろにそびえ立っているあの大木である。あの化け物がその木を殴りつけることで出来た亀裂は直径5m程もある大穴を開けており、俺の方に向かってきているのだ。それも物凄いスピードで。その穴を通ってきた風圧が俺の体を押し返し、俺を吹き飛ばしてくる。
そしてついに俺は吹っ飛ばされたのだった。もちろん木と一緒に。その結果俺がいた場所は大きなクレーターになりそこから大量の粉塵が舞っているせいで何も見えない状態である。
(あれ?もしかして俺死んだ?いやいやそんな馬鹿な、こんなに簡単に死ぬなんてことないよな?だってさ、俺今まで色々頑張って来たよ?テストだって平均よりちょっと上になるように調整したりとか毎日ゲームとアニメ漬けになったりとかさ?あれ?これ全然関係ないね!ってか俺の人生ここで終わるのかよ。なんか納得いかねぇな。せっかく美少女になってハーレム作れたかもしんないのに!あぁ、俺の人生って本当に短すぎたな。短い人生に一片の花を添えて終わりを迎えることになるんだろうけど悔いがないといえば嘘になるけどしょうがないことだな。)
「まだ死にたくねぇーよ!俺!まだまだやり残していること沢山あんだからさぁ!」
そんな願いを口にしながら必死に腕を伸ばす。
(誰か!助けてくれ!!俺を助けてよぉ!!俺はまだ死にたくない!もっと皆と仲良くしたかったよぉ!!)
そんな思いが届いたのか突然自分の手を掴む感触があった。
『ギュ!』
俺の手に握られた感覚の正体を確認するとそこには一本の木の棒のようなものがあり、それに俺はしっかりと捕まっている状態だった。そのまま俺は引っ張られていきいつの間にか視界には地面が見えてきていた。
「ぐは!」
地面に叩きつけられ息が出来なくなる。だけどそれでも掴んでいる木の枝だけは放さず、意識を保つことだけに集中することにする。
そうこうしているうちに俺の上に乗っていたであろう黒い物体はその巨体に似合わない速さを発揮しあっという間に見えなくなってしまった。おそらく逃げたのだろう。
とりあえず俺は助かることができたらしい。だが、今度こそ間違いなく俺は死んでいた。あのまま地面に落ち続けていたらまず確実に死んでたはずだ。だから感謝しようと思う。俺をここまで連れてきて守ってくれたことに。この世界に来ることになった原因を作った神様って存在にも。
こうして俺は異界にて新しい生を受けこの世界を生きて行くことにした。
目が覚めるとそこは薄暗い洞窟の様な場所だった。そして隣を見ると一人の少女が倒れこんでおり、周りを見渡しても他に誰もいない。そこで俺は一つの可能性に気がついた。
(そういえば俺、この子に庇われて一緒に吹き飛ばされたんじゃん!うわっ、マジでありがたいんですけど。え?でも何でここに女の子がいるの?)
少し考えてみるがわからない。でも、もし俺のせいでこんな目にあってしまったとしたなら、俺はこの子の側に居続ける必要があると思うのだ。それが俺がこの世界に召喚されてしまった理由かもしれないから。
「ごめん、すぐに治すから待っててね」
そういうとその子は傷口が塞がっていくのと同時に少しずつ顔色が戻って来ていくのがわかる。だけど一向に目を覚ます気配はない。俺はその子を抱き抱え外に出ることにした。すると外は夜になっていた。どうやら今は夜のようだ。俺は急いで近くにあった川に向かい服が濡れるのを覚悟の上で洗うことに。
(はっ!?なんで俺女物の服を着てんの?まさかこれっていわゆる転生っていう奴ですか?まあいい。そんな事よりもこの子だよね!絶対俺のせいでこうなったはずなんだしちゃんとお礼をしないと)
「ふぅ、さっぱりした!これで綺麗になったかな?」
そういいながら抱き上げてみると意外と軽かった。見た目は15歳ぐらいに見えるけど実際はもっと幼い感じな気がする。まぁ、それは置いといて、これからのことについて考えようと思う。ここが何処なのかも分からないしね。でもさ、さっきまでは意識なかったから仕方ないとしても起きた時に説明してくれるもんじゃない?
「ねえ君、聞こえてるんでしょ?返事くらいしてよ」
そう問いかけると目の前の少女は急に動き出した。どうやら眠っていたわけではないみたいだ。だけど何か様子がおかしい。まるでこちらを警戒しているような、もしくは恐怖を感じているかのように思えた。「あなたは何者?ここはどこ?私をどこに連れて行くつもり?」
「え?あーっとね、君は僕にお姫様抱っこされて気絶しただけだよ?それで、君の名前は?それからここは何処?どうして一人でこんなところにいるの?僕は君と話をするためにここに来たんだ。危害を加えるためにわざわざ来たわけじゃないんだよ?信じて欲しい」
できるだけ優しい口調を意識して話し掛けると少し警戒心が和らいでくれたのか普通に会話ができるようになっていた。どうやら僕の予想通りこの子は普通の人とは違って魔法が使える種族らしく魔導族と呼ばれる者達のようだ。
そして話を聞くところによるとこの世界には二つの大陸があるようでその一つがこの子の故郷であるエルド王国があり、もう一個が魔族の住む魔界であるということ。彼女はそこの出身らしい。
それとこの国で奴隷として扱われている魔族と人間はお互いの種族同士で殺し合うほどに仲が悪くて、特に人間の貴族達は亜人の人達に対して差別や虐待をするような行為を常日頃から行っていたのだと言う。
だからその行為をやめさせようと、この国の王族達と話し合いをした結果この国に奴隷制度がなくなり、その代わりに魔物と共存していけるようにするため人間以外の種族と仲良くして行きたいという想いが叶ったのがつい先月のことなのだそうだ。そして彼女も、自分が奴隷商人達に狙われていることに気が付いたため逃げていたのだが途中で力尽きてしまったのだろうとのことだ。そして彼女は、その容姿からしてかなりの魔力を持っているはずなのに何故魔力が切れてしまう程まで無理をして戦っていたのかというと理由は単純で俺を守ってくれたからである。
「そうか、大変だったんだね。ところでさ君のステータスを見せてくれる?それを見て色々と対策を練る必要があるかも知れないしさ。俺のことも見せておくからお願いできるかな?あっ、でも俺は別に信用してくれなくても大丈夫だよ。むしろ見せない方が良かったなって後で後悔させちゃうかもだし」
俺がそんな提案を出すと「うん!分かった!私のことを助けてくれた恩もあるし信用することにするよ!」と言ってステータスを開いてくれるのだった。
名前:ルナ
種族:魔法剣士
年齢:15 Lv.1 体力 80/160 魔力 1020/1040 物理攻撃力 230 物理防御力 111 魔法行使力 460 魔法耐性 524 速度 120 知能 500 幸運値 100 【固有ユニークスキル】【剣術】【火属性魔法LV.1】【風属性魔法LV.2】【回復魔法Lv.3】【水操作】
【エクストラスキル】【剣舞】
称号一覧 なし
「ありがとう。やっぱり強いね、しかもレベル1とは思えないステータスしてる。ちなみに今どれ位レベル上がってるの?」
「確か5だったと思います。あ!あとこのスキルは多分他の人から見ることができないものだと思われます。私が今まで見て来ていた人は大体自分のステータスを見られたりすると嫌な気持ちになるのか怒ってきました。なのでこれは人に見せたことはありません。貴方も嫌なら見るのやめましょうか?」
「んー、俺は平気だけどさ、君は俺が見たことを言いふらすとかは心配にならないの?ほら、もしかしたら悪いやつに捕まって奴隷になるかもしれなくならないのにさ。もし俺がその立場なら絶対に嫌だけどな」
俺の言ったことを聞いたルナはしばらく考えた後に、真剣な顔で言ってきた。
「確かにそうですね。ですが、正直私では貴方に勝つことができないでしょう。だからもし私を売るとするならば貴方しか買わないのではないかと思うんです。それに私は、私と同じ目にあっている子を助けられるかもしれない可能性が出てきただけで十分なんです。それに貴方とは今日初めて会ったばかりだというのに信頼させてもらってもいいのか分からなくて。すみません変なこと言ってしまって」
なるほどね、色々考えてたんだな。それにこの子の瞳はとても真っ直ぐしていて嘘なんかついてないことがわかる。だから俺もこの子を信じることにしたんだ。だってさ、本当に良い目をしていたんだ。嘘なんかついてる感じじゃ無かったしね。だから
「俺はそんなに器の小さな男じゃないから安心して欲しいんだけどなー。だからそんなに思いつめないで?君はまだ子供なんだし、もう少し肩の力を抜いて生きるべきだと思うよ?まあ、もし仮に売られる時があったとしたらその時はその相手が悪かったと思ってくれれば良いからさ。それよりも俺の自己紹介がまだだったね。俺の名前はユウトって言うんだ。よろしくね」
そうしてお互いに挨拶を交わすと俺はあることに気がつき、聞いてみることにした。
「あ!そういえば君の名前まだ聞いてなかったね。教えてくれないか?俺の名前はさっき伝えたように悠斗って呼ぶんだよ」
「わかりました。私の名前をユウトは知ってますよね?私の名前がルミナスってことは。それにこの名前に違和感が無いというか、当たり前に受け入れている感じしませんでしたか?」
「ああ、それはさ俺も不思議な感じなんだけど、俺にも君にも何故かその名前は当たり前にあるべきものとして感じているんだよ。まるで最初からあったかのように。それにさ俺と君はさ初対面なはずなのにも関わらず昔からずっと一緒だったかのような親しみがある感じがした。まぁ、これも一種の運命みたいなもんかもな。それで改めて俺に名前を聞かせてもらえないかな?」
「はい、分かりました。改めまして、これから末永く宜しくお願いしますね?ゆうちゃん♪」
「ああ、こっちこそ頼むよ、るっちゃん」
こうして、俺たちの物語は始まるのだった。
どうやら俺はあの子をるっちゃんと呼び、彼女は俺をユウちゃんと呼ぶことに決めたらしい。
そんなわけでこれからのことを相談することにした。まずはここから出るためにどうすればいいかを。俺は、ここら辺一帯にかなり強力なモンスターが出現するという話を思い浮かぶことができたので少しの間ここで隠れていようと思ったのだ。そうすると彼女は自分も戦ってみたいと言う。そしてこう続けるのだ。「私の魔法があれば大抵の攻撃は避けられると思う。でも、万が一の事を考えてしまうのならここにいるべきじゃないかもしれない」と。だけど、俺がもしもの時の盾になって守るってことで了承してくれたのだ。
それでとりあえずは食料を探すことにすることにした。幸いこの森は魔物が生息してないようなので食べ物には困らないだろう。
ま、まあ最悪肉は腐っててもどうにか食べられるかもしれない。でも果物はどうしようかな?一応持っておこうかな。それからしばらくは何事もなく時間が過ぎていったのだがついにそれはやってきた。それも唐突にやってきたのだ。それは突然のことだった。
いきなり俺とるっちゃんに凄まじい重圧がのし掛かってきて身動きが取れなくなってしまった。
どうやらこの魔物はかなり強いようだ。そしてその圧力に堪えられずとうとう俺とるっちゃんは気絶してしまうのだった。
だが、その魔物がこちらに来ることはなかったのだ。
俺はゆっくりと意識を取り戻し始めた。どうやら俺は眠っていたようだ。何か柔らかいものに抱きついている気がする。そう思って目を開けてみるとなんとそこにはるっちゃんがいたのである。どうやら俺が抱き枕にしているものというのは彼女のようだった。そこでふと周りに意識を向けるとなんだか騒々しい。
なんでこんな状況になっているんだろうと思っていると
「ちょっと、早くどいて!ユウトが起きたのならもう離れても良いでしょ?さっきまであんなに嬉しそうに抱きついてたくせに、本当は離れたくない癖に、私にだけ独占欲出してるんでしょ!」
と、ルナさん?は俺に向かって叫んできた。
すると今度は
「え?そ、そんなわけ無いでしゅ!ゆ、ユウトしゃんが、だ、大好きなんて、う、嘘に決まっとるが!」
どうやら噛んでしまっているらしく、顔を真っ赤にして噛みまくっていた。
それからしばらくの口論が続き、ようやく終わった時には既に日が落ちかけてきていた。
そして俺はやっとこの状況を理解してルナさんの頭を優しく撫でてあげると気持ち良さそうに
「うん♡ありがとう」
と言っていたのだった。
そしてるっちゃんとも仲良くなることができたのだ。それからしばらくの時間を三人で過ごしながら過ごしていたが、結局このダンジョンからは出られないと判明したため三人ともがこの階層で生きていくことを決めた。そして寝る前に俺はステータスを確認をしてみることにした。すると俺はとんでもないスキルを手に入れていたのである。それは【成長促進】というものだった。
これを使えばスキルのレベルを上げることができるらしいのだが問題はどの位のレベルが限度なのかが分からないということである。
例えばるっちゃんも持っているエクストラスキルをレベル1まで上げることが出来たとする。
その場合そのスキルをレベル1まで上げた後にレベル1まで戻すと2になるのだろうか、それとも元々レベル1だったのでレベルは上がらなかったということになるのだろうか。
そもそもの話レベルというものが存在しているのかすらも俺はわからないので試すことが不可能なのである。でも、もし仮にこれが可能だった場合、るっちゃんと俺の二人で頑張ってあげれば俺とるっちゃんは確実にレベルアップすることができることになるのでかなり効率の良い方法だと思うのである。
そんなことを考えているうちに俺は眠りについてしまうのだった。
次の日から、俺達は行動を開始した。
俺は、ステータスを確認するとユニークスキルが増えていてそこに新しく追加された【アイテムボックス】というものがあった。
早速俺はそれを試すことにした。俺が【魔力操作】によって魔力で空間を作り出したい物をイメージしていくと魔力でできた大きな箱のようなものが出現した。どうやら成功したようである。
それからしばらくしてステータスを見返すと新しいエクストラスキルが生えてきていた。【鑑定眼】というスキルだ。なんでも相手の情報を読み取ることが出来るスキルのようでなかなか強そうな気がするのだった。
さらにレベルが上がっていることもあり、魔力操作の能力も上がっていることがわかった。魔力操作レベル4になっていたからだ。
「あ!そうだ、今日は俺から提案があるんだけどさ、良かったら俺達でパーティー組まない?お互いのことよく知らないままだし連携とる練習も兼ねた特訓にもなると思うんだよね」
俺はるっちゃんに向けて言ってみた。
「はい、いいと思います。私も、今のままだとこの先不安ですし、少しでも強くなりたいとも思いますし」
そうして俺はるっちゃんに【成長促進】をかけると案の定るっちゃんの体はどんどん成長し始めて行き最終的には16歳の容姿に変わっていた。ちなみに俺はまだ11歳だからな!?そこは忘れないで欲しいところなのだが。そしてその後俺達は手始めに近くの弱い敵と戦うことにしたのだ。
まずはゴブリンからである。どうやらるっちゃんは既に俺が教えた剣の扱い方を実践しており、今ではゴブリン程度ならば倒せるようになっていた。そして次にスライムとコボルトが出てきたのでそれぞれを倒した後にまた、最初の場所に戻ってきた。そこで俺達はあることを試すことにしたのだ。俺はさっき使ったばかりの【収納庫】を発動した時に俺の頭の中には収納可能な物が入って来ていたのだがその数を見る限りかなりの量があったのでとりあえず適当に入れていたのだ。
その結果俺は大量の薬草と水と布を手に入れることができてしまったのだった。しかもそれが全て状態保存されていてとてもラッキーだったということだ。これでとりあえず今日を生き延びる分の薬と水分を確保できたので俺的にはめっちゃ助かったんだけどね。
それから俺はあることに気がついた。このダンジョンには魔素があるらしいので、俺はるっちゃんと一緒にそこらを歩き回ってみた。
「なんかここら辺に魔核っぽいのがたくさん落ちてないかな?」
「あ!ありますよー!なんか綺麗な色ですねー」
「おおー!ほんとに綺麗な赤色してるな。るっちゃんありがとなー!」
そうしてしばらく俺達が歩いて回っているとその数はどんどん増えていき遂に100を超えていた。だが、俺がいくら探し回ろうと一向に見つけられなかった。そこで仕方なく一度休憩を取ることにしたが、その時にあることに気がついてしまった。
「ねえ、俺の感覚的なんだけど、この辺りのモンスターの量がさっきよりも明らかに多くなってるんだよな。もしかしたら何かあったのかも知れなくない?それで、もしいらないんだったらさこれ俺に貰えないかな?」
「別に構いませんけどどうしたんですか?その魔結晶が欲しい理由って一体何なのでしょうか?」
「それはさ、るっちゃんには内緒にして欲しい話なんだが、俺はこの森のどこかにこの迷宮を作り上げている元凶がいるような気配がしているんだよね。それで俺がその元を辿って倒せたならそれはるっちゃんのためになることじゃない?」
そう、これは俺なりの彼女に対するお礼のようなものだと思ってやっていることである。まあ、彼女が喜んでくれるかどうかは定かではないけれどね? こうしてしばらく待っているとお腹をすかしていたであろうボスらしき魔物が出て来たのだがなんと、その魔物はオーガと呼ばれる種族だったのだ!それもレベルは30くらいもあるし、普通に強いやつだったのだ。
そんな時だった。急に現れた謎の女性と男性が現れたのだ!二人はどうやら夫婦らしくお互いに凄く信頼し合っていることが感じられた。そしてそんな二人が戦おうとしていたのだが、何故かるっちゃんがいきなり参戦してしまったのだ!
そして戦いが始まり、どうやらうまるちゃんの攻撃は全くと言って良いほど通用していない様子で、俺が手助けしようかと迷っていたところで男がこちらを向いてきて言ったのだ。
「おい、お前、名前はなんて言うんだ?俺はリク、んでこの美人が嫁さんのユナだ。それで、俺達の子供になにか用か?それと、俺がそいつに負けた時のことも考えておかないと行けないしそろそろ答えて欲しいんだけどな」
そう言ってその男はかなり威圧感を出して俺を脅してきたのだ。なので俺はその迫力に押し負けて思わず本当の名前を口にしそうになったのだが、そこでふと、この人に助けを求めても良いんじゃないかと思ったのである。
だってどう見たっても俺の方が強そうだし。それにあの人も結構強そうな気がする。俺はこの二人の強さに心が震えていたのですぐに答えるのだった。
「俺はユウトって言います。一応俺はここに落ちてくる前に死んでるはずなのになんでか生きていて、その証拠にほら!ステータスも表示されてないんですよ!これなら信じてもらえそうでしょ?あと、助けてくれるならお願いしたいです!」
するとユナはこう言ってきたのである。
「じゃあその証拠にステータス見せてみなさい?もしかしたらあなたも転生してきた人間かもしれないわ!でも、それなら、この世界で生き残れる可能性が増えるかも。でも、この世界の人達に殺されないように気をつけてちょうだい!こっちに来てわかったのだけどこの世界ではステータスを持っていることはとても重要だから」
なるほど確かにそれは俺にとってかなり大事なポイントになるな。俺は早速確認してみると 【ユウト】
Lv.1/80 体力 10000/10000 魔力 20000 物理攻撃力 100 物理防御力 15000 魔法行使力 22000 魔法耐性 30000 速度 53000 知能 8500 幸運値 10 【称号一覧】
「あれ、ステータスがなんか少し減ってる。てっきり俺は死んだからステータスが無くなったと思っていたのだけど違ったみたいだな。それとレベルも上がったのでステの振り直しも可能になっている。よし!ステータスはこんなものかな。
それからスキルの欄を見るとエクストラスキルが生えているのがわかるのである。これってユニークスキルと一緒で俺の魂の一部のようなものだもんね。そして俺がエクストラスキルを獲得した理由は多分このスキルの効果だと思うんだ。これ、成長率が上がるらしいんだよね。それで俺の今現在の能力が
『体力』:1000
『魔力』:200
『物理攻撃力』:25000 と、なっていた。このステータスを見て俺が一番に思ったことは
「え、なんか弱すぎない!?でもこれで俺の力はわかったでしょ?」
と言うとユナに頭をはたかれていた。俺はそれを痛がっていたが実はそんなに痛みを感じていなかったのだ。なぜなら俺にはユニークスキルである【超再生】があるのでダメージは即座に治ってしまうからだ。そして、そのことを伝えて俺は本題に入ったのだ。
そしてまずは、俺の目的を話した。
するとリクさんはこう提案してくれた。どうやら、俺たちはこの世界を荒らしている魔王を倒して欲しいということらしい。そのことについて詳しく説明されたのだがどうやら俺はこれから俺達が行くことになっている【イレギュラー】という王国に行く必要がありそこで王に会うことで勇者召喚の儀式を行ってもらえるようだ。
俺は、それを聞いてワクワクが止まらなかった。なぜならその先に待っていて欲しいものがきっとあるからだろう。
そして、俺の予想が正しければそこには可愛いヒロインがたくさんいることだと思うのだ。まあ、あくまで予測だが、もしかしたら美少女がたくさんいるのかも知れないし、もしくは俺の想像の及ばない程の美形が存在しているのかも知れないのだ。そう考えると俺は期待せずにはいられなかった。俺の頭の中では色々な展開が繰り広げられているのだった。
俺はユナと別れてからこのダンジョンを脱出するために色々と行動を始めた。まずは【収納庫】を使ってアイテムを回収していった。俺の予想だとアイテムが無限に入る収納庫は、やはりかなりのレアアイテムだと俺は考えている。
その理由はただ一つ俺の【鑑定眼】のレベルが低いからである。もし仮に、【収納庫】を収納庫の最上位に位置する収納箱の1段階下、または同系統の収納道具だとした場合、恐らく収納庫の下位版しか手に入らない可能性が高いからだ。まあ、そうではない可能性もあるので一概には言えないのだけれど。
そうやってしばらくアイテムを回収すると遂にこの空間から脱出することに成功したのであった。
そして外に出たところは森だったので、俺はまだ生きていることが嬉しく思いつつまた、この場所を目指して進み始めるのだった。そしてその道中で出会った敵を倒しまくりながら進んでいき遂に次の日を迎えてしまった。だがその次の日が、俺の人生を大きく変えることになったのだ。
【ユウキ】
LV.2 体力 20 魔力 40 物理攻撃力 25 物理防御力 12 魔法行使力 24 魔法耐性 28 速度 15 知能 16 幸運 0
(+770−950)
【種族】
人族 職業なし(奴隷)
サブジョブ〈剣士〉 副職無し 固有特技 経験値増加 全能力向上 レベルアップ促進 獲得経験値増加 成長加速 身体能力向上 限界突破 剣技強化 敏捷上昇状態異常無効化 自動HP回復 自己進化 【状態】
呪印付与 【スキルリスト】
【ノーマルスキル】
身体属性適性—炎熱—水氷—木土 生命属性適正 無生物属性適正 特殊属性適正 風嵐水地 光神聖闇聖 雷電魔導魔闘術 暗黒魔術魔剣術魔槍闘武術魔弓銃 【エクストラスキル】
魔剣使い 魔拳闘士 魔魔術師 大賢者 武闘僧 龍神 竜神 魔神 死神 【オリジナルスキル】
<限界超越Lv10><限界突破> <成長速度3倍化><経験値100倍増し&100倍獲得> <ステータス5倍補正><経験値共有100%><MP自然回復し、尚且つ常に最大魔力維持する効果あり> 称号 勇者の卵 女たらし 戦闘狂 ハーレム王 性獣 サディスフィア 【装備一覧】
魔鉄の剣×2魔鋼の短剣 魔鋼の直剣 黒龍牙剣 黒竜王の盾 黒龍神のローブ×1 黒龍神の籠手 黒竜王の腕輪 不死鳥のブーツ 黒死皇の手袋 聖天馬 月華竜飛燕×8黒白兎 聖天馬の杖(魔銀製)
聖天馬の鞭 魔天女の胸当てセット 魔天女のワンピース水着 天使のビキニ 精霊の羽衣 聖女の法衣 悪魔のブラ 堕ちゆく者の外套 魔弾の射手 黒死拳銃 霊刀滅鬼斬魔 聖魔の銃剣エデンリヴァラー改II 魔帝のハンマー 妖姫の扇 魔帝の鎌 混沌の矛神速の指輪 韋駄天靴 時空石 叡智の書 【称号】
『女たらし』
『英雄候補』
『救世主』
『超ド級ラッキースケベ』
『救世の主』
『世界の鍵』
『超再生』
『究極テイマー』
『最強冒険者』
『絶倫』
『魔物の支配者』
『絶対領域』
『無双軍団』
『魔闘王』
『超武闘僧』
『魔の申し子』
『魔物キラー』
『迷宮探索家』『ダンジョンマスター』、『覇の試練を超えたもの』
『強欲を克服せしもの』
『理に愛されしもの』
「よし!ようやく出られた!」
そしてついに俺は、この異世界の大地を踏みしめることが出来たのだった。その喜びからかついガッツポーズを決めてしまう俺だった。しかしここで気を抜いてしまったのが悪かったのかなんとこのタイミングでモンスターにエンカウントしてしまったのだ。その数は、ざっと20匹程。普通に考えたら絶望的な戦力差だと言えるのだが俺には全く関係ないことだった。
なぜなら俺の今のステータスならば、全てのモンスターの一撃目を避けるだけで勝利出来るのだから。なので、俺は一切の油断もせずにモンスター達を屠っていった。
そして暫く歩くこと30分、ようやく村のような場所にたどり着いた。そこで俺は、まずはこの村の村長に話を聞こうと考えたのである。だがこの村は今現在かなり深刻な状況になっているようでとてもじゃないが話し掛けることが出来なかったのだ。なので仕方なく、俺は宿屋に向かうことにした。すると、そこに居たのはなんとも美しい容姿をした女の子と、それに守られているか弱い雰囲気の少女が二人いるではないか!しかも、その子達は双子で、どうやらかなり可愛らしい容姿をしていた。
そして俺は思わず、その双子に見惚れてしまっていた。
だってさ、あんなにも可憐な顔つきをしててその上あの大きなおっぱいは反則だよ?俺が今まで見た中で一番大きいよ?そんなのを見たらもう襲いたくなってしまうよね!うん!てことで、俺は欲望に任せるまま行動を開始すると双子の美少女達に話しかけてみることにした。しかし何故か二人はいきなり俺の事を罵倒してきたのだ。
どうやら俺のことをロリコンだと思っているようだった。確かに見た目的にはそのように思えてもおかしくないかもしれないけど、それはあまりにも失礼だと思うんだ。俺はちゃんと大人の魅力がある女性にしか手を出さないからね。
そこの所勘違いしないように。しかし困った。この状況は流石に俺ではどうすることも出来ないだろうから一旦俺は身を引くことにしよう。そう思い、その場を立ち去ろうとした時、突然二人の背後から男が出てきて男と俺との目が合った。
俺は一瞬だけ恐怖に囚われてしまったが男は何かを悟ったような顔をして去って行ったのだ。一体あれは何だったのだろうか? そう思ってると、俺を睨む少女二人が俺のところに向かって歩いてきた。
するとそこで一人の女性が俺の目の前に現れた。その人は綺麗なお姉さんと言った印象を与える人だった。そしてそのお姉さんはどうやらこの村に居る唯一の魔法使いであるらしかった。そしてこの人が俺に話かけてきた。その会話から俺が今、一番必要なものを知ることが出来てしまったのだ。そしてどうやらこの人は俺にそれを与えてくれるらしかった。
なので俺はその申し出を受け取らせて貰うことにするのであった。
そして俺とこの人の間に契約が交わされた。
しかし、それとは別に一つ俺はこの人と約束したことがある。この人の身の安全は俺が責任を持って守るということを。それを聞き届けてこの人は自分の家に戻っていった。
それから俺も、この人と同じように自分の家に帰って行くのだった。そうしてこの世界に転移して一日を終えたのであった。
俺が次に目覚めた場所はどこかわからない森の中だった。しかし俺にはこれが夢だとわかっていた。なぜかというとその夢の内容が俺が子供の頃の夢なのだからだ。
俺は昔から体が弱くてずっと病室に閉じこもって生きていく人生を送って来たのでどうしても昔の事を思い出したくなってしまう時があるんだよなー。
特に最近は妹に会いたいと願うことが増えたと思う。あいつ元気にしてるかなって考え出すときがあってそれがどんどん強くなっている気がするんだよね。だからたまには、夢でも良いから会えたらいいなって思うんだけどね?
まあ現実逃避していると、突然俺の視界が真っ暗になってしまった。そして俺の心の中に謎の声が響いて来たのだ。そして次の瞬間俺は、とある空間に来ていた。そこはまるで宇宙空間のようだ。そしてそこには一つの地球が浮かんでいた。
【ユナ】
私はユウキと別れてから、近くの町に行くことに決めたのだけど途中で迷子になってしまいました。でもなんとか道らしきものが見つかって良かったわ。とりあえず私がいるのは大きな樹の下みたいですね。そして私がしばらく休んでいると何やら足音が聞こえてきます。どうやら誰かこちらに近づいてきているみたいです。すると私の目の前に、とても格好良い少年が現れました。そして、何故か私は彼から強烈な殺気を感じ取ったのです。すると少年は私の方に剣を振り下ろして来ました。私は何も抵抗できずにただ呆然としていました。しかし不思議な事に剣は彼の手から離れた後、そのまま地面に突き刺さってしまっているのが見えました。
(え?なんで?どうして剣を投げちゃったの?)
(まさか彼は私を殺すつもりじゃなかったのかしら?)
そうやって困惑していたら今度は彼が攻撃してきて私は必死で防御しました。でも全然防げなくてこのままだと殺されてしまいそうな勢いだったのですが。彼の持っている剣が折れてくれたので助かりました。
(ああ!危なかったぁ)
(ふぅ、もう少し遅かったら死んでたかも知れません。)
そう言って安堵のため息をつくのと同時に何故か私は彼と契約を結んだ状態で目覚めることになっいました。そしてそのせいか、いつもの倍以上の強さを手に入れることが出来たみたいなんです。これなら彼に少し反撃出来そうだと思い、私は勇気を出して魔法を使ってみることにしました。そしてなんと驚くべきことが分かり、なんと私、火以外の属性を使う事が出来るようになっていたんです!なのでまずは小声で魔法の練習をする事にしました。そしてしばらくしてある程度上手くなったところで遂に本番に入ることにしたのです。しかしここで問題があります。
【魔力操作Lv1→5】
【詠唱破棄Lv1】
【属性変更】(魔力量上昇 MP回復速度UP MP消費量軽減(中)→MP自然回復(極大))
(こんなのが手に入ってるんですよ。これ絶対におかしいと思います。)
(だって、この世界の常識的にあり得ないもの)
(これは多分、彼が関係しているんだとしか考えられないでしょう。)
私はこの結論に至った。しかしここで私は気になる点を見つけたの。何故ならあの子から感じ取れる気配が異常すぎるのだから。その異常なまでの気配に驚いて、私はついつい攻撃するのを止めてしまっていた。
【???】
俺の名前は神崎雄我。どこにでもいる普通の男子高校生だ。今日も学校から帰ってきたところだが俺の家の近くに不審者がいて、そのせいで近所のおばさんから通報を受けてしまい俺はその不審者を退治しに向かったのだ。するとそこに現れたのはとても美しい容姿を持った少女が居た。だが、どうも様子がおかしい。その女の子はどうやらこの辺りに魔物が出現しているという情報を入手したらしく、それをどうにかしようとやってきたそうだ。
そこで俺が助けることになった。その子が戦っている時に俺はその子の攻撃方法について驚いた。なんとその少女が放ったのは全て炎による攻撃だけだったのだ。そこで俺が、なぜ水属性の技を使わないのかを訊ねてみると、なんでも彼女は水属性が苦手なため使えないらしいのだ。そこで俺はその子と共闘することを決意した。
なぜならこの近くにモンスターの気配をいくつか感知したためである。しかしここで俺はあることに気づいた。それはこの子が一人で倒せていたモンスターのレベルと今戦っていた相手とではあまりにも強さの差がありすぎたのだ。
それで俺はその子に質問し、彼女の力を借りればモンスターを倒しに行けると思い彼女に協力してくれないか?と頼んでみた。そしたら案外すんなり引き受けてもらえたため俺達は、早速そのモンスターを狩りに出発したのである。
そして今俺とあの子はモンスターを探しに森の中をさまよっていたのだが一向に見つからない。どうやらここはモンスター達の住処になっている森では無いのだろうか。そこで俺達はかなり大きなクレーターを発見した。その周辺にはたくさんの木が倒れており、クレーターの大きさも直径3m程の巨大なものだった。そして俺は、ここに何者かの強力な一撃が打ち込まれたことが一目でわかったのだ。なぜならそこには何か強大な存在のオーラが残っていてその余韻が残っているように思えたから。
【??】
どうしようかしら?ここってやっぱり例の場所だったのでしょうか?だとすればあの子には危険過ぎるわね。もしここで死んだら私達の存在価値が無くなってしまうのだから。仕方ないから私達が先に討伐してしまうとしましょう。でもその前にちょっとあの子にこの武器の扱い方をレクチャーしないとね。
そう思った私はあの子に武器を貸してあげる事にしました。でもどうもうまく扱えてないようなので仕方なく、私自ら扱い方を教える事にします。しかしそこでまた、新たな事実が判明してしまった。
あの子のステータスには何故か『???』の表記がされてるのである。一体これはどういうことなのだろう?私も一応確認をしてみたがしっかりとスキルのところに表示されていて特に変化はなかったのである。
もしかしたら、あの子はまだこの世界に完全に定着したわけではないからなのかも知れない。そう思って私は彼女と共に戦うことを決意しモンスターの殲滅を行うのであった。
私と彼が共に戦ってくれるためなんとかここまでたどり着くことができました。途中までは二人で何とかなっていたのですがやはり相手が悪すぎました。それでもなんとか持ち堪えていたのですが遂に限界が来たのです。
そして私は意識を失ってしまった。するとどうやら彼が、私の身を守ってくれていたようなのでした。そして私の意識が完全に戻った時には既に決着が着いていて、私の身の安全が守られています。
その後、私は彼の家へと招かれて、そこで夕食を振る舞ってもらうことに。
そこで私は、自分の事を包み隠さず話してみる事にした。その結果彼の家族からも受け入れられたので良かったです。
その後は彼にお風呂を勧められたんですけど流石に一緒に入るわけには行かなかったので断りを入れて一人入らせてもらいました。その時の私はもう既に彼に心を掴まれているのでしょうねー。だってあんなのずるいと思うんですもの。
それに私がお湯につかっている時の彼の視線にも凄く魅力を感じたというか。
私はその視線が欲しくてたまらない気持ちになったのです。そんなことを考えていたら突然、私は気絶してしまったのでした。それから目が覚めるとベッドの上で横になっていましたが彼が居ません。でもその代わりに彼の両親から説明を受けたんですが
。私のことを彼が保護してくれたようですね。そしてこれからも一緒に暮らせることになったみたいなので安心した反面嬉しかったです!
(はうぅー!ユウキったら本当に優しくしてくれるんだから困っちゃいますよね)
そう思いながら私は彼の元へ走って行くのでした。
あれ?俺なんで倒れてんの?ってかこの美少女だれだ?俺は、目の前の状況を整理することにした。すると俺はなぜか知らない場所にいることが分かり、なぜか隣には、金髪の美女と茶髪の美人さんがいた。
俺はこの状況からしてきっと俺の体が倒れたからこの二人が運んでくれたんじゃないかと思ったのでまず二人に礼を言う事にした。すると何故か俺の体に電流が走ったかのような感覚に襲われた。
そういえばこの二人の顔にどこか見覚えがあるな。確かどっかで見た事がある気がするんだよな。俺はそう思いながらも必死に思い出そうと頑張っていると。
どうやら俺が必死に考えていることがバレてしまったようだ。そして二人は突然、何故か戦闘を始めようとしてきた。だが俺は、その動きに少しだけ違和感を覚え、この人達はおそらく何かを隠しているのではないかと感じ取ってしまった。だから俺はこの人の正体を探ることにした。
「あ、あの、すいませんがもしかしてあなた方は、神か、女神様なのではないですか?」
と、俺は、勇気を振り絞って訊ねてみることにした。
しかし返事はない。そして何故か二人は、突然武器を捨ててしまった。すると俺はある事に気づいた。この人の装備している剣と斧が、それぞれ雷魔法と風魔法が宿った魔剣と、風の力を宿している剣だという事がわかったのだ。それに気付いた途端俺は、思わず叫んでしまった。
(えええぇ!何この子!?何この反応!!超怖いんだけどぉ!え、なんで?なんでいきなり叫んだりしちゃったの?なんか俺やばいことでも言ったのか?)
そうやって俺が混乱状態に陥っていると俺の近くに居る人が話しかけて来たのだ。その人とはもちろん俺を助けてくれた人で、今は俺が目覚めたことにとても喜んでいるように見えるのだが俺にとっては今の状況は全く喜べるものじゃ無いのでとりあえず俺の頭を落ち着かせるために俺の頬にビンタをくらわせた後こう言うことにした。
「あのー!どうしてこんなことになってしまったのか教えてくれませんかね?」
俺がそう言ってみるとすぐに答えは返ってきた。
だが、その内容は予想していたものとは少し違っていて俺は驚いてしまったのだ。その理由としては、この世界は今まさに魔王軍による攻撃を受けようとしている状況であり、このまま放っておいたら間違いなく人類滅亡待った無しの状態だったからだ。だから俺はこの人達が嘘をついているのだと思い込んでしまい。
その怒りが頂点にまで達してしまった結果ついつい怒鳴ってしまいそうになったが、その瞬間その人から俺に向かって魔法をぶっ飛ばされたため何も言えなかった。そして魔法が直撃した瞬間その威力が尋常じゃないほど強いことがわかった。
俺はその魔法によって地面にクレーターができるほどの威力に恐怖を抱きつつも、なんとか耐える事が出来たため魔法を放つ。その俺の行動を見てその人は驚いていたのだが、俺の方も驚いている。
(おいおい!俺こんなに強かったっけ?まぁいいや!今のうちにさっき俺に使った技について聞いとかないとな。もしかすればそれが俺をここへ導いたかもしれないしな!)
俺はそう考えてから質問をしてみた。するとこの人たちは、自分達のステータスを開示してくれて俺は、この人たちの強さについて知ることが出来ました。俺はこの時改めて思ったのだ。この人たちは本当に神様だったのだと。
そしてこの人たちについていくことにすれば俺の願いが叶うことを。そこで俺は決意したのだ。この人たちと一緒に戦うと。しかしここで問題が浮上してくる。
俺はなんのスキルも持っていない。つまりただの一般人だ。俺はそのことを正直に伝えると彼らは笑って俺を受け入れてくれるのだった。
そこで俺はこの人の名前を知らないことに気づき聞いてみることにしてみることにすると、この女の子が自己紹介を始めて俺は、名前を教えてもらった後に自分のことも話す。そこで俺は自分が異世界から来たことを話してしまったのだ。
するとこの女の子は自分のことについて話し始めてしまうのだった。そしてその内容とは彼女が元人間の転生者であり元々はこの世界の者ではなく、とある理由でこの世界に来てからかなりの年月が経過しているらしい。
それで、俺が気になったことと言えばこの世界に来ていること自体が異常なことだと思っていたため、もしかしたら彼女は俺と同じなのかも知れないという結論に至った。
そして彼女の口から衝撃の真実を聞く事になるのだが、その話は一旦置いといて俺達は明日の準備を整えたあとそれぞれの寝室へと戻り就寝する事にしたのであった。
次の日になった俺は、この家を出て町に向かうため歩き始めた。だが俺は、昨日の夜の事を考えていたため少し上の空になっていた。そのせいなのかモンスターと遭遇しても対処が出来ず危うく命を落とす所だった。
それを見ていたルナは、「大丈夫だよ!」といっていたがどうやらあの時の行動は俺に死んでほしくないという感情から出たものだったらしく。その言葉を聞いた時なんだか無性に泣きたくなって来たがグッと堪えて平静を装う事に成功した俺は、ルナが可愛すぎて抱きしめたいという気持ちを抑えながら目的地を目指すのだった。
俺たちは無事町の付近までたどり着くことができた。
道中もモンスターに遭遇したがそれは、ルナが全て倒してしまったので俺の出る幕など無く。逆に邪魔になってしまっていたのである。しかし流石にこのまま町に突っ込むわけにはいかないので俺は、スキルを発動させることにした。そして発動させると辺りの景色は一転。俺たちの体はまるで重力が無いかのように空中に浮かぶのである。
「なんじゃこれー!!」
あまりの出来事に驚きの声を上げることしかできなかったがそれも当然だろう。今まで味わったこともない体験なのだから。そんな事をしている間にも地上にいる敵には確実に攻撃を当てることが出来るので俺達はかなり有利に立ち回ることが出来た。
そしてあっという間に到着してしまい、門番らしき人に声を掛けられ中に入れてもらったのだった。そしてこの町の中は思っていたよりも賑わっていた。なぜなら至る所にある屋台からはいい匂いが漂っておりそれにつられてお腹が鳴るのは仕方ないことだろうと思いながら食べたいのを抑えてまず冒険者ギルドを探しに行く。すると直ぐに見つかり俺はそこに入って行くことにした。
冒険者登録を終えた後早速クエストを受けることにしようと受付のお姉さんにお勧めを聞いてみる。
するとお姉さんの案内で色々な依頼をこなすことができて今日中にでも終われそうな依頼を受けた。
内容はゴブリン5体の討伐とスライム20匹の討伐。どちらも駆け出しの冒険者には丁度良い相手なようで特に問題も起きず終わったので、ついでに買い物もすることにして商店街に向かった。そこでは色んなものを買うことに成功したが、その中で一つどうしても欲しいものがあったため買い占めてしまった。
それから少し時間が経ってようやく宿に戻ってくる。
だが俺は、その時には疲れが限界に達していたのかそのまま倒れこむようにして寝てしまった。
しかしそんな事は俺にとっては大したことではなかった。何故なら翌日、目が覚めるとその時に既に太陽が登ってからだいぶ経った時間帯になっており慌てて起きる。
「しまった!やっちまった!まさかここまで疲れているなんて!いかん!これは不吉なことが起きる前兆に違いない!急がないと取り返しがつかなくなる気がするぞ!こうなったら一刻も早く行かないとだ!そう言えばこの服のままで良かったかな?」
そんな疑問を持った俺は今すぐ行くことを決意したので服を着替える事もなく出掛けるのだった。
(うっし、準備万端。それじゃ行きますか)
俺は急いで町を抜け、山を登っていったので1時間ぐらいはかかってしまい。それでも俺にとっては非常に有意義に感じていたので全然問題は無かったのだ。
(あぁ、空気が美味しい!!)
ただそれだけを考えひたすら登り続けた。するとやっとの事で洞窟を発見したので、その入り口を見張りしている奴に話しかけると「あんちゃん悪いことは言わねえ、引き返した方が良い。今頃お前さんみたいな奴はみんな食われてるからな。
だから、諦めて帰りな。俺にはもう家族がいるからこれ以上は失いたくないんだ」と言われた。だがその男は俺のことを本気で心配してくれているみたいでとても申し訳なく感じたが、その言葉を聞き入れることは出来なかった。そしてその男が後ろを向いたところを、一気に襲った。するとその男の背中が裂けていき大量の血液が吹き出して、やがて動かなくなってしまったのだ。
そして俺はその死体を持っていくことにした。なぜかと言うと、もしかしたら俺が殺したと思われるかもしれないからだ。もしそう思われてしまえば今後の旅に障害が発生してくる可能性が高いと思ったからこその判断だったが俺はあることにも気がついていた。
その男の血を飲んでみると普通より数倍美味しかった。
つまり血の中に何か特別な成分が含まれているということが分かり俺はその男の体を解体してみると心臓と肝臓が普通の人の何倍かの量あった。そして他の臓器には全くと言っていいほど栄養が無く、あるのは不必要な肉ばかりであった。
そこで俺はその2種類の部分を切り取って持ち帰ることにしてみたのだが、俺自身とても食べることが勿体無いように感じてしまい仕方なく売ることにして、その他の物は全部焼いて捨てた。そしてその途中で気がついたことがあるのだが、何故か俺が解体したところから血が出る量が減りさらに、肉が綺麗なピンク色になることに気づいたのである。
そして俺は今から食べるものを鑑定しながら、食べていくとどんどん強くなっていく感覚がありそれが嬉しくてたまらなくなった。そうしていく内に、とうとうレベル100に到達した。
だが俺は、そこで初めて自分の能力値を確認してみようと思ってみた。そして俺はそこに表示された数値に絶句してしまったのだ。そこにはこう書かれていた。
種族:
人間 体力;9999 筋力 :150000
防御 :50
敏捷 :308800
知力 :25
魔力 :50
状態異常耐性(極小):毒や麻痺などの状態変化を無効にすることが出来る 物理ダメージ軽減:自分の肉体への直接的なダメージを与える攻撃を受け付けない
自然回復強化(特大):どんなに酷い傷を負ってもすぐに治ってしまう 精神攻撃完全耐心(大)
自動蘇生術 成長速度強化 超速理解 ステータス偽装 全属性適正 アイテムボックス内時間停止 言語理解 経験値10倍の加護 幸運 称号 神に選ばれし者 勇者候補 聖剣エクスカリバー所持者 魔王殺し 魔王を救いし者 神の愛弟子 世界最高戦力 不死鳥 超越者 魔を統べる者 破壊する者 世界最強の剣士 魔法王 龍使い 竜の天敵 魔王を仲間にした者 魔獣の友 亜人キラー 人族の守護者 亜人種からの崇拝者 亜人奴隷の所有者 エルフの癒し手 亜人を従わせる者 亜人に恐れられる者 モンスターの親玉 ダンジョンの支配者 ドラゴンスレイヤー 悪魔族を従わせたもの 悪魔の王 精霊王と契約 世界最強 全てのスキルの習得者 究極奥義マスタースキル所有者 無限の可能性を持つ者 武を極めるもの 覇王の素質 創造者 魔導を極めしもの 魔術王に 魔道を極めし者 魔法の深淵を知る者 限界突破 到達者 無詠唱化 思考加速者 並列演算者 多重演算者 高速処理 情報解析者の上位互換 観察眼 神速 限界を超えるもの 神格者 Lv999上限開放 固有技能所持者Lv999 経験値固定 限界を超えて強くなる レベルアップ時能力上昇量増大 レベルダウン不可ステータス下降不可 HP 無限大∞ MP 無制限 生命力 無限大∞ 精神力 無限大∞ STP/SKP/DEF/INT/MAG 測定不能+α 総戦闘力 9,785,000 保有可能経験値 5億9979万9585,500,000,00 所有制限 なし 【神級】
『武器生成』
【伝説級
『神槍グングニル』、『デュランダル』、『ロンギヌス』】
『武具複製』『真贋』
【伝説級
『草薙剣』『レーヴァテイン』
『月夜の神剣』』
【神話級
『アスカロン』『カシウス』『クラウソラス』『エクセリオン』
『グラム』、『ミョルニル』
【幻想級
『アルテマソード』(劣化)
《聖炎の加護》』
装備 魔皇神衣一式(黒帝バージョン)
+ 魔神器シリーズ +3
防具
『魔鋼糸の軽装鎧 改 』
(耐久度無限)
効果 全能力値大幅UP 全耐性付与(中)
物理攻撃耐性
(中)
魔法攻撃耐性
(中)
即死回避
(中)
毒攻撃無効
(中)
呪い無効化
(中)
痛覚耐性
(中)
物理ダメージ吸収
(大)自動修復
(中)
不壊 破損した場合自動再生
(中)
隠蔽 自動サイズ変更 全環境適応 絶対防御 不滅
(極)
(全ステータス補正
(極))
不可視化
(小)
(全状態異常耐性(小))
気配感知
(大)
(全索敵範囲拡張
(中))
(罠解除)
(超)
(全隠密行動
(大))
(危険予知
(中))
(魔力探知(大))
(マップ機能追加
(中))(転移門解放)
特殊機能 超成長 獲得経験増加(中)
獲得必要経験値減少 獲得ボーナスポイント増 職業 冒険者ギルドランク EX
『世界を救う救世主 冒険者ギルドSSS 魔道士ギルドSSS 鍛冶ギルド SS+ 商人ギルドA-++ 料理人ギルドB-』
スキル 武術系 格闘術
(大進化)
:闘気操作
気功術 :発気拳(小)
:震脚弓術 短剣術
(大進化)
長棒術
:気砲(小)
:発気突き(中)
:飛連斬
:爆打
:流星墜 杖術
(極)
棍術
(大進化)
鞭術
(大進化)
投斧術
(大進化)
爪術
(極)
双棒術
(極)
二丁銃術
(極)
暗具術
(極)
符術
(極)
鎌術
(極)
刀術
(極)
盾術
(大)
鎖鎌術
(大)
投擲術
(極)
操車術
(大戦車)
火球
(小)水弾
(大)氷矢
(小)風刃
(大)土塊
(小)雷槍
(中)
光矢
(中)闇矢(中)重力球(中)火炎球(小)岩石砲弾(小)竜巻 土流弾
(中)岩砲弾(中)暴風弾
(小)猛吹雪(小)灼熱地獄(小)凍結地獄(小)大地隆起津波
(中)石壁結界
(中)溶岩噴火
回復 神聖術:光回復魔法(中)聖炎浄化魔法(中)聖光浄化魔法(中)解毒魔法(小)回復魔法(大)
呪怨魔術:呪術(極)悪魂魔術(大)召喚魔術(小)暗黒魔術(大)
死霊魔術(極)冥術(極)時空魔術(極)深淵術(大)死霊支配(大)死霊合体(中)
魔力制御 魔力強化 魔力消費削減(大)魔力回復速度上昇(極)魔力回復強化(大)魔力増幅(極大)並列演算 身体強化術(極)
魔力強化(極)魔力圧縮(極)魔力回復(極)魔力強化強化 身体操作 身体能力向上(極)魔力循環 体力維持 体力回復促進 肉体欠損補填 自然治癒力向上(中)魔力集中 高速体力回復 状態異常耐性(大)精神攻撃耐性(中)麻痺耐薬耐性 毒耐薬効耐耐睡眠耐麻痺耐魅了耐恐慌耐酸耐痛耐衝撃耐貫通耐腐食耐腐蝕耐病耐切傷耐打撃耐魔抗魔抗毒耐麻痺耐気絶耐致命耐状態異常完全耐性恐怖耐性耐暑寒さ耐性耐物理耐性対魔抗物理障壁完全防音完全隠蔽完全透過完全収納完全鑑定完全詠唱破棄 エクストラジョブ『賢者』
エクストラ職『魔術師王』
『魔導王』
【伝説級
『聖剣エクセリオン(劣化)』
『月夜の聖剣 デュランダル』】
『魔導剣デュランダル』(聖属性付与)
(神域級
武器:デュランダル聖属性大強化不滅)
(劣化 エクスカリバー)
(聖炎付与)
防具:白銀の鎧一式
(耐久度無限)
特殊効果 自動再生
(大)
不滅
(全ステータス補正
(大)
ステータス下降不可)
(世界救世神話 主人公最強譚より抜粋)
俺は今、何故か森の中にいる。しかも、目の前には魔族の少年がいるのだ。魔族の子はとても綺麗な容姿をしているが、俺に対してとても殺意を放っている。そして何かの呪文を唱え始めた。その声を聴きながら俺は何故こうなったのかを必死に考えていたんだ。そうして暫くすると突然、目の前に白い空間が現れたのだった。
そこで俺の意識は遠退いていくのだった。
『あぁ!なんて素晴らしい日なんだ!!遂にこの時が訪れた!!』
はっ?えぇっと誰ですかあなた様わ? それにここはどこだ!?なんで俺寝てんだよぉおお!!!
『うむぅーよくぞ来た異世界からの訪問者よ』
はいぃいい?この方はどなた様でしょうか?というか何処から話しかけているんですかね? ってなんか視界が歪んで見えるけどもしかしてある方ですかね?
『私はお前達のいう神と言うものじゃ』
はぁ?神様ですかー。それは凄いっすね〜。あれ、何言ってるんすか俺。おかしいですね?どうやらまだ頭がよく働いていないみたいですね!さっきまで変なことが起こっていたせいで疲れてるだけかな?それなら納得できますよね! それで神さんは俺に一体どのようなご用事があったのでしょう?』
『うん。お主なかなか冷静じゃのー。普通こんなことになったら慌てふためくと思うんじゃけどの。まあいいわぃそれより本題に入ろうではないか』
そうだよな。これがただの夢ではないことはなんとなくだが分かってきたし。まずは自分の置かれている状況を確認することから始めないと。じゃないとこれからの行動方針とか全く考えられないもんね。よし頑張れ!俺!ここで死んだら一生夢で終わる可能性があるんだぞ!!!だから絶対に生き残ることを優先させろ!例えここがゲームの世界だろうとリアルの世界だろうがそんなこと知ったこっちゃねえ!!
「神さん。一つ聞きたいのですがよろしいでしょうか?」
『うん。なんでも聞いてくるといい』
これは確定と言ってもいいかもしれないな。やはりこの方が神さんで間違いなさそうだ。だけど疑問なのは、どうして神さんの姿がはっきりと見えないのだろうか。そこだけは不思議だ。まるでぼやけていてうまく見えていないように感じるのだけれどどういう仕組みになってるんだこれ? それよりも今はもっと気になることがあるからとりあえず置いておくことにする。
「では質問させていただきます」
『よいぞ!』
よし、ここから俺の命を賭けた質問タイムが始まるぞ!!心して掛かれよ!! でもちょっと待てよ、これ答えてもらえなかったりしたらかなりマズイことになるんじゃないか。いや、そんなことはないはずだ。だって神だしなんとかなるはず!多分大丈夫だ!信じようじゃないか! もしこれで駄目だとか言われた場合、ショックすぎて泣きそうになる自信がある。まあその前に死ぬかもしんないんだけどね。
『単刀直入に申し上げます』
ふぅー深呼吸して心を落ち着かせるんだ。もうすぐ死ぬかもしれないのだからしっかり気合を入れないといけないからな。覚悟を決めろ。
よし!いくぞー!!!!せーの
「あなた様は本当に神様なのでございますか!」
どうだ!これが精一杯の誠意ある言葉だよ!!さすが神様相手に嘘をつくことはできないよね。これ以外だと正直信じてもらうことすら厳しいと思ってたから良かったよ!ありがとうございます! 俺の心の底からの叫びにも近い気持ちが通じたんだろうな、神は満足そうな表情を浮かべると口を開いた。
やったー!!
「そうじゃ私が神じゃ!!」
マジッスカ!!!!やっぱり神様でしたか!!いやー良かった!ちゃんと信じてくれる人がいて安心しました!ほんと!
『それで神様が私にどんなご要件があってこちらへいらっしゃったんでしょうか?』
「お主にお願いしたいことあってやってきたんじゃよ」
ほぉ〜。それは大変ありがたきことでございますねぇ。しかしいったいどんな願いを叶えようとしてくれてたんですかね。まあ予想するなら生き返らせてくれたり世界救ってくれとかそういう感じのことだと思うんですが如何でしょう?
『私のできる範囲内であればなんでもいたします。どうか私めにご慈悲をくださいませ。そしてどうかお力を授けてくださいませ』
さぁ、頼むぞ。俺の命がかかっていることをくれぐれも忘れるなよ?絶対に失敗するようなことにはできないからな。慎重にかつ丁寧に話を進めていかないとその先がなくなる可能性もあるわけだし。ここは慎重に行くべきだ!間違っても失礼の無いようにするんだぞ!俺!!!
『うむ。良いぞ。お主が想像している通りに事が運んでいくのじゃ』
へっ?いまなんとおっしゃいました?私の考えていることが当たっているとは一体どういうことだ?というより今喋っていないはずなのになぜ聞こえてきたんだ? それに声の主も急に変わったし謎すぎる!!訳がわかんねえよ!どうなってんだ!!
「はい、全てあなたの言う通りになりますよ?」
『おい貴様!人の思考に勝手に入ってくるんじゃねぇ!!ぶっ殺すぞ!!』
はいぃぃぃいいいいいい!? ちょまっ!!今完全に考え読まれましたやん!!しかも口調変わった!? 神ってみんなこうなのか!?というかさっきから全然会話成立しないんだけど!!誰か教えてくれませんかね!?
『はい。貴方に危害を加える事は絶対にありません』
『お前さっきから何を言ってるんだ!そんなことを信じられるはずが無いだろ!!』
『ですから、危害を与えるどころか守ることができるんですよ?私は貴方のことを害するような存在ではないのです』
あ、頭が追いつかないんですけど。え?神に喧嘩売っても勝てるの?それともあれかな、神に戦いを挑めるくらいの強さはあるみたいな設定だったりするのかな。だとすればかなりチートな能力持ちということになるよね。うん、そうだ、そうに違いない。そうとしか考えられなくなってきた。うん。絶対そっちの方が合ってるよ!じゃなきゃおかしいもん!
『な、なあ、その証拠っていうのか?それが見せれないのか?』
俺はそう問いかけると神様は静かに目を閉じ、暫く黙っていたが再び目を開くと
『残念ながら今は難しいですね。少し準備が必要になってしまいます。あと少し時間が経てば出来るようになると思うのですがその前に貴方にはこの世界に馴染んでもらう必要があるのです』
『は、はい。分かりました。では私は何をすればよいのでしょうか』
『簡単なことですよ。まずはこの世界のことについて説明しましょう。ですので一度貴方を戻し、その後にもう一度この場所で話をさせていただきます。それならばよろしいですか?』
『え、ええ、はい。分かりました。それなら構いませんが、どのように戻ってくるのでしょう?』
俺のその疑問には答えることはなかったが、神は微笑んだように見えたのであった。すると次の瞬間俺は意識を失ったのだった。
「あれ、俺はいつの間に寝ていたんだろう。そういえば俺はなんでこんなところで倒れてるんだ?確か森の中に入って行ったと思ったら変な奴が現れて襲われたんだっけ。それで俺の魔法で倒しちゃったんだよなぁ。で、その後が思い出せない。まあいいか! とりあえずここを離れよう!近くに村があったはずだからそこで情報を探さないと。それに食料もあるから大丈夫だろうし。じゃあ早速移動を開始しよう」
それからしばらく歩いていると大きな湖に出た。そこで俺は水浴びをしたかったのだが流石に躊躇してしまったのだ。
理由は簡単で魔物が出るかもしれないからだ。それにもし仮に出てきたとしても今の俺なら倒すことが出来ると思っている。だけどまだ出会っていない魔物が襲ってきた時に戦えるかと言われるとそれには少し無理があると感じているのだ。だからまずは情報収集から始める事に決めたのだ。
そうすると今度は盗賊に襲われるなんていう最悪の事態になった。
だけど俺はなんとかして生き延びることだけを考えた結果どうにか逃げ切ることに成功したのだ。だがその際に怪我を負い、体力的にも限界だったため森の中で休憩することに決め、木に寄りかかると寝てしまったようだ。そして起きたらこの状況だったというわけだ。
「取り敢えずここで休むのはこれっきりにした方がいいな。もうかなり暗くなってきているしこれ以上遅くなると本格的にまずい。急いでここを離れるか」
こうして俺の二度目の人生初日が幕を閉じるのだった。
『ふむふむ。成程そういうことでしたか』
あの神がなんか喋ってる。まあ気にする必要は無いだろう。そんなことよりも今はもっと大事な事がある。何故ここに神がいるのかということだ。まず間違いなく先ほどの続きを話してくれるためにわざわざ来てくれたんだろうな。でもまさかこんな場所に現れるなんて思っていなかったからとてもびっくりしてます!
『すみません、まだ名前を名乗っておりませんでしたね。私の名前は【アーシャリア】と言います』
『あっ!いえ!私の方こそ何も言っておりませんでした!!すみません!改めまして!私の名前は【ユーフォ=フウガド】と言います!』
神様の名前を聞いて慌てて挨拶をし返すと神様から苦笑いされた気がするが気にしてる場合ではない!さて!気合を入れていくぞ!!
『それなら私も敬語は不要です。どうせ貴方も私の力を借りてこの世界に来てしまったのですから』!!!!!!????はぁ?何いってんですかねこの人は!?この世界に来てしまうって意味がわからないんですがー?どういうことなんだ!!教えてくれよぉおおー!!マジでわかんないんですけど!俺もこっちに来ることになるとは思ってなかったんですが!!!
「はい、わかりまし――わかったよ」
『ではお言葉に甘えて普通にさせていただきます。そして、どうして俺もこちらに飛ばされることになったのか詳しく説明してほしいんだ。勿論話せる範囲内でいいんだけど、頼むよ」
よし!俺にしてはかなり頑張ったんじゃないかなー!うん。自分で自分を褒めたくなるほど素晴らしい出来だと思うよ。もうちょっと時間があればもっといい感じになっていたはずだよね、うん。
『わかりました。お伝えします。私があなたを呼び寄せたのは私の力で貴方に私の分身のようなものを作ってもらったのです』
はい?今なんとおっしゃいました?分身を?作るとか言ったんですか?え?どゆことやねん。意味がわからへんでー。もうちょっとわかりやすくお願いしたい。というより最初から最後までちゃんと説明してほしいなー。もう、これだから無能な神はダメなんだよなー全く困ったもんだ。俺にしっかり理解させるようにちゃんとして下さい!お願いしますよ!
『え、ああ!ごめんなさい!つまりですね。貴方をこちらの世界に送り込むための器が必要だったのです』
え?それだけ?たったそれっぽっちの理由で俺呼ばれたの?いやいやそれは流石におかしいでしょうよ。俺にはちゃんとした目的があるんですよ。異世界でスローライフを送るって夢と希望に満ち溢れた目標が!!それをいきなりそんな理由で呼ばれても納得できないし、許せそうもないよね!いやー!まじでなんのために来たのかわかっちゃったよ!ほんと、迷惑だぜ。
『え!?ちょっ!!いや!本当にすみません!!これには色々と事情があって!あ!ほ、ほら!あれです!私がお呼びする為に作った仮の存在ですから!本物じゃないんです!えっと、ですから!すぐに消えるような存在ですので、はい、なのであまり怒らない方が貴方の為になると思います!!』
「んんんんんん!!!ん?今何か声みたいなの聞かなかった?というか頭の中に響くみたいな感じがしたんですけど、これはいったいどういう事なのかな?」
俺は少しイラつき始めていたが、何とか気持ちを抑えて優しく話しかけたつもりだったんだが何故か凄く怯えられてしまったみたいだな。
というより俺が思っていた以上に俺の心の中の声が大きかったという可能性があるかもしれない。そう思うと俺って結構危ない奴じゃないか?
うわぁぁあ!!もしかして俺ってヤバイんじゃねえの?も、もももも、もしかすると、あ、あの神様にも引かれてたりしてるのかな?
そ、そう考えるとかなり凹んでくるんですが。はぁ、まあしょうがない。切り替えていこう!という事でこれからの事を考えないとね!
「で、その仮の存在ってのはどうやったら消えることができるのかな。それさえ分かっていれば対処は出来ると思うんだよね」
『す、直ぐに消えることが可能です。ですからお気になさらず!そ、それよりもまず貴方にはやっていただきたいことがあります』
『そのやりたいことについて話してくれる?』
俺は内心かなり焦っていたのだ。なんであんなに動揺していたのかわからなかったが、今はそれがなんとなくわかる。
恐らくだが、あれが神が言うところの分身というものなのだと思われるからだ。
もしそうなら、あれが本当の神なのではないか?と思った。だって、そうでなければ、俺の考えが全て当たっているということになる。それに、あの時の俺はまるで神の思考を読んでいるかのように会話が成立していたのだ。
『まずはこの世界のことを簡単に説明しましょう。それと貴方にはこの世界を旅をして回ってもらいます。そして色々な情報を集めてもらうことが重要になってきます。特に貴方の目的の為には必要不可欠なことなのでよろしくお願いいたします』
『わかったよ。で、その目的っていうのは何?』
『この世界のどこかにいるはずの魔王を見つけ出してもらいます。魔王を見つけることが出来た時貴方の目的は果されると言っても良いでしょう』
おいぃ!!魔王を探すことが目的かよ。いやまあそうなる可能性は高いと思ってましたよ。ただこうはっきり言われるとやっぱり凹みますよねー。いやいや落ち着け俺!今大事なのはここからだ!気を取り直して行こう!!よしっ!!気合十分だ!!!頑張れ!俺!ファイトォオオオオー!俺!!ファイ!ト!オレ!!イエーーー!!!(^O^)/
「まおう、ね」そうつぶやく俺の顔には苦笑いを浮かべていたことだろうなぁー!だって、こんなこといきなり言われても現実味が全くないからだよ。しかも魔王ってことは魔物の頂点に立つ最強の生物ってことだろうし、絶対に戦いたくないって思うじゃん?そんなのを相手にしないといけないんだよ。俺は弱いんだ。そこを忘れちゃいけない。だから強くならなきゃいけなくて、その為にはまずレベルを上げなきゃならないってことになる。でもどうやって上げればいいんだ?それに強くなるって何をしたらいいんだ?そんなことを考えている俺に対してアーシャリアさんが話し始めてくれた。俺がまだ何も言わなかったからだ。
『あ、あと、貴方にステータスを上げることが出来るスキルを渡しますね』
『え?いいの?でも俺に渡してもいいのか?なんか問題とかになったりしないか?それに俺に渡すメリットはあるのか?俺としてはありがたいんだけどね』
『え、はい、もちろん問題なんてありませんよ!ですから心配なんてする必要は全くないのです。貴方にはもっと自由に動いて欲しいのです。そうすれば私はさらに嬉しいわけです。なので遠慮なんてせずに貰ってくれたら嬉しいですよ。で、私が貴方に渡す理由なんですけど。正直な話をすると私の力の殆どはあなたの中にあるといっても過言ではありません。なのであなたの願いが私にとっても大きなものになりますので、その報酬だと思っていただければと』
『わかったよ。それなら有難く受け取ることにさせてもらうよ。じゃあ、お願いできるかな』
『わかりました。それでは【魂融合】をします。この技を使えば、あなたは一時的にではありますがかなりパワーアップすることが可能となるでしょう』
なになにー?そんなにスゲーーのが手に入るのかい!俄然楽しみだねー。さーてどんなのが出てくるのやら、ワクワクしますねー。早く!早く見せてくださいよ!
『わかりました。【融合】を発動しました』
おお!これはまたすごいことになりましたねー。まさかこれ程までに進化するなんて思ってもいなかったぞ。これは一体どれくらいまで上がるのか、少し気になる所だけどまだ試したことはないからわからないな。それならもうちょっと確認してみてもいいかもしれないな。どうやら今の俺の種族は『人間』から別のものに変わってるらしい。これはどういう意味かと言えば、『人』ではないってことなんだ。
どうも『亜人族』に分類されるみたいで、この中に『鬼神』とかいうものが混じっていて、それが種族になっているようだ。
つまり、種族の数がめちゃめちゃあるということだ。これはとても素晴らしいことなんだが、逆にどの種族に自分が分類されているか分からないんだよな。
次に『職業』は『戦士』に変わっているのだが、これがどういうことかというと、戦闘に関する職に就いているということなんだが。
どういう意味かというとだな、例えば俺の『剣士』だと剣を使っての戦闘に特化した能力が得られるようになるってことなんだけど、魔法や武術に関しても使えるようになっているみたいなんだ。
まあ、俺は今までにそういった類いのものを見たり聞いたりしたことがないんだけどな。だからそういう意味ではかなり期待が出来るというものだ。
他にもステータスの上がり方に変化があったらしく、レベルを上げた時に得る経験値が2倍になると書かれていた。これも中々良い性能だと思う。これからの戦いが楽しくなりそうだ。そして次の変化としてあったものはスキルについてだった。
なんとその数なんと20もあるのだ。
凄すぎるだろ。
これだけの数のスキルが俺の中に入ってきたのかと思うと流石に感謝しか浮かんでこなかった。そして一番重要なのは『技能付与』の効果が格段に上がっているのだ。
これは俺にとって非常に嬉しかった。
これさえあれば大抵の状況に対応できるからだ。
そして俺は『魔力操作』を貰った。これで魔力の扱い方が分かるようになったという事だな。後は、新しい魔法の取得が可能というのもあったので、俺は『水魔法』を取得しておいた。後、新しく取得したのが『火』と『土』だ。俺はこれらが結構好きみたいで、この二つを選んだという事だが。特に『土』は便利だし、何かに使うことがあるはずだ。多分。
それから俺の固有スキルは増えていなかったので、どうやら他の奴らとの差別化は出来ていないようである。だからって何か問題があるわけではないが。ただ俺には、一つやることがある。
それは『全属性魔法』を手に入れるというものだ。これには実は意味がある。というのも、もし俺の予想通りならば、魔王と戦う時はおそらく『光』を使うと思うのだ。だから『聖』の『勇者』は恐らく必要になってくるはずなんだよ。だからこそ『光』のスキルが必要という事になる。
俺はこれからやることについて色々と頭の中で整理しながら歩いていくことにした。そして俺達は森の中へと入っていくのであった。俺は今森を探索中である。何故かというとだな。
「なんというか、これは迷子になるかもだな」
俺の目の前には木、そして道が続いていない。いやまぁ正確に言えば一本の道は続いているんだが、そこから枝分かれしているのである。この先がいったいどこに繋がっているのかが気になってしまって先へ先へ進みたい衝動に襲われる。だけど今はそうも言ってられないため諦めることにした。
とりあえず今いるこの場所で野営をして朝になってから動く事にしよう。まず俺のいる場所がいったい何処なのかが分からない。
ここは日本じゃないし、ましてや地球ですらなさそうなのであまりあてにならない。だからまずはしっかりとした位置を把握するために夜の間寝ずに移動を行うことにする。
幸いなことにこの世界の星は満点に近いほど輝いているので全く問題がないのがありがたいところなのだが、如何せん俺には今現在明かりとなるようなアイテムを所持していない。その為かなり苦労することになるだろうと覚悟していたわけだが、俺の持つ『魔力操作』によって何とかなったのだ。俺はそれを使い自分の周りの半径5m程の空間内であればある程度なら暗闇の中でも見る事が出来るのだ。
まぁそれでも限界があるから完全に真っ暗な場所ではあまり使えないと思う。だがしかし俺にとっては十分役に立つ能力と言えるわけなのだ。それになんとなんと!!このスキルのおかげで夜なのに昼間のように明るい空間を作り出すことができるので視界確保という点では何の問題もないというわけだ。それに俺の周りには常に風を発生させていてその空気の流れを利用して周囲の音を聞くことが出来るし匂いを嗅ぐことも出来る。
なんなら熱だって感じられる。まぁそこまでやってしまうと疲れてしまうので適度に止めるけどね。
というかこのスキルマジ有能すぎますね! もうこれだけで最強じゃね?って感じがしてくるよ!
ちなみに俺には称号が三つもあるんだけどその中の一つの効果の一つが俺の周囲にある物の状態がわかるっていうものなんだよね。
この称号のお陰で、ここの森に生息している生き物の種類や数、さらにそれぞれの大きさや危険度なんかも大体把握することができるから非常に助かるね。しかもそれだけでは飽き足らず、ある程度の感情などもわかるから驚きだ。
まぁ、魔物は別みたいだけどね。
「お!あれは確かスライムだよな。やっぱりこの辺りに魔物は大量に存在してるようですね。ってか俺の感覚だと、この辺一帯にいるのってほとんどスライムだな」
そんなことを思いながらも俺はこの周辺にいる魔物の位置を全て把握し終えていた。まぁまだレベル的に低いからなのか全て弱い魔物ばかりだったがそれでもこの周辺の魔物の強さがそれなりにあるということは分かった。まぁ俺はこの世界では最弱といっても過言ではないほどのレベルの低さだから仕方のないことだ。俺にはこの世界の人たちには持っていない能力が山ほどあるからそこらへんを気にすることはないんだが。
でもレベルを上げて強くなることはできるのなら早めにしておきたい。
「それにしても本当に何も無いんだなーーーーーー!!!!!」
こんなに大きな声を出して叫んでしまった俺の気持ちもわかってほしいものである。そう、この世界にはまだ村すらも存在しないのである。俺は今森の中で一人、孤独を感じている。いやまあ一人で寂しいわけでもないんだけど、あまりにも何もないもんだから思わず声を出してしまった。だって、おかしいじゃん!こんなに広いんだぜ? この世界。もしかしたらこの森はとてつもなく巨大なのかもしれないけど。俺の知る範囲だけでもかなりの広さを持っているのだ。それに加えて道が続いている訳でもないときたら流石に驚くってもんですよ! はぁ、もうそろそろ移動するか、このままここにいても意味が無さそうな気がしてきたよ。
ということで俺は移動を始めることにするのであった。
しばらく歩いているうちに俺の前にとんでも無く大きな木が現れた。俺の目線よりも高い位置にあり、直径は俺の三倍くらいあるだろうか。俺が全力を出せば簡単に登ることが出来そうだがそんなことする必要は全くないので、とりあえずスルーすることにした。
その先に見えたのが湖であった。俺は湖の側まで行き水面を見てみる。すると、そこには一人の少女の顔があった。え、なんですかこれ!?なんとなく予想していたことではあったんだけども。まさかここまでドストレートで来るとは思ってなかったぞ。どうも、これはいわゆる異世界転移というものらしいのだ。つまり俺の身に起きてるこの状況こそがそれに当たるらしい。
どうやらあの自称神様は嘘をつくことは無かったようだ。俺も最初は半信半疑だったんだけどな。
それにどうもここには強いモンスターはいないみたいだな。というかそもそも殆ど見当たらないのだ。だから俺はこの周辺で一泊して、また明日から行動を始めようと思っていたのだが、それは無駄になったようである。何故ならそこに映っていたのは俺だったからだ!いや正確に言うと俺の姿に似た人なんだけどね? その人はとても美しい顔をしており髪が青く長いことから恐らく女であろうことがうかがえる。俺はその人が着ている服を見た時俺は衝撃を受けた!なぜならそれは着物だったからだ!それも普通の着物ではない、十二単と言われるタイプのものでそれが上下に分かれているような服装なのだ。
俺は少し興奮しながらもその姿をよく見てみることにした。そしてその人の周りをぐるっと見渡してからあることに気づくのである。俺の隣にもう一つ人影があることにだ。俺と同じ年齢くらいの少女でこちらもとても可愛い顔をしている美少女で腰までのばされた白銀に輝く綺麗な髪を風に揺らしながら立っていた。
そして、なんと俺が見たのはこの二人だけでは無かった。俺の視界の中には俺にそっくりな顔を持つ男が、もう一人の少女の手を握って微笑んでいた。それはとても優しく暖かみのある笑みだった。俺はこの笑顔を知っている。そう、いつも見せてくれていた優しい父の笑顔だった。そして父と一緒に映っている俺にも同じような表情をしていたんだろう。だからきっと二人は家族なんだ。そして、これは夢なんだとすぐに気づく。これは走馬灯というやつだろうな。俺はもう既に死んだあとで、これからこの光景を見るということだ。俺は二人の会話を聞いてみたいと思い耳をすませた。しかし残念ながら音声までは聞き取ることが出来なかった。しかし口の動きで読み解くことができたので、俺はそこで起こっていることを頭の中で想像してみる。多分だけどこう言っているのかな。「愛しているよ。俺だけの愛おしい娘。いつまでも幸せに暮らそう」と。俺の記憶の中で一番古い記憶は父に抱き上げられた時のものであった。俺が産まれて間もなかった頃に一度だけ抱っこをしてもらえたことがあるのだ。俺のことを宝物だと言ってくれたのがとても嬉しかった。俺の父さんはとても凄くて、強くて誰からも頼りにされる人で俺にとっての憧れであり誇りなのだ。
だからこそ、俺はもう一度会いたかった。俺は死んでしまっているわけだしもう会うことは出来ない。でも、俺はそれでも良かった。こうして俺の死後の姿を見せてくれるなんて思ってもいなかったからな。俺は嬉しかった。俺はこの幸せな空間を見届けたいと思ってしまい、そのまま眠りにつくのであった。
「あれ?俺はどうしてここで寝てるんでしょうか?」
俺はふと目が覚める。俺は何故か森の中にいたのだ。しかもこの格好って、俺がさっき見ていた女の子の服を着ていたのである。どういう事なんだろうと思っていると後ろの方で声が聞こえてきた。俺は慌てて振り向いた。
そこには信じられないものがあった。なんとその場所には大きな家があってその入り口には俺によく似た顔の男と先程の女性が一緒に並んで俺の方に手を振ってる姿があったのである。その男は俺の父親に瓜二つで俺は一瞬息を呑むほど驚いてしまう。
「は、はじめまして!」
「うん、こんにちは。君のお父さんの名前は光だよ」
「え、あ、はい!そうです。初めまして!よろしくお願いします!ってえ、あなたは、え、あれ?も、もしかしてあるじさまなんです?」
「うん、そうだよ。君は僕の娘だからね。」
そういうことか、それで俺に似せてあるってことだったのか。この人は本当になんでもできてしまうんだな。
それにしてもよく見れば似ているが確かに俺に似ている。俺は自分の姿を見てみて確信する。俺はこの人に本当にそっくりなのだと、しかしよく考えたら、この人はいったいどんな立場の人間なんだろうか。俺は少し聞いてみることにした。だってなんか気になるじゃないか!!俺の親父がどんな感じなのか!!
「あなたの職業は何ですか!?教えてください!!」
「ん?うーんそうだねーまぁいいか!俺は勇者だよ。でも今は君もだよ?ほらステータスを確認してごらん?そしたらわかるよ。それと敬語は要らないよ?普通に喋ってくれたら良いからね!俺達家族でしょ?遠慮しないでいいからね!」
俺がそんなことを考えていると、そんなことを言われたのでとりあえずは従おうと思ったのでステータスを開くことにした。
名前 光 性別 男性 レベル 1 種族 人族(神人)
体力 22000 筋力 50000 耐性 5000000 敏捷 10000 魔力 105000 スキル
『鑑定』『アイテムボックス』
『言語理解』魔法系統 火 水 土 風 雷 闇 スキル系統 武術系剣術 体術 格闘 短剣技 刀技 槍技 弓技 斧技 鎌技 棍棒技 鞭 暗器 盾 体幹 体術 拳闘 毒舌 回復 結界 気配感知 音波遮断 風刃 魔素操作 重力変化 隠密 魔力障壁 自動修復超高速再生 成長補正 身体能力上昇率強化 称号 創造主の加護
(全ての神の力を使用可能とする。またレベル上限がなくなる)
レベルの上限がなくなった!?これって凄いことなんじゃないか!? そして、やっぱり勇者なのか。俺の親父は!まぁそんなことは置いておいて、俺はとりあえずこの世界の人達のステータスも知りたくなって来たので早速この人に頼んでみた。するとその人は、快く了承してくれたので、その人を【看破】することにした。するとやはりレベルは99でその他の能力値は全て俺の3倍以上あるのだ!俺はこんなに強い人に稽古をつけてもらえばもっと強くなることができるのでは?と考えてしまった。
そんな時だった。突然家の方から声をかけられたのだ。その人の妻らしき女性の声だった。
「あ、あなた!また何か作っていたでしょう?急に出て行くから驚いたじゃない!ちゃんと私たちにも言ってから行きなさいよね!それにあの子はもう起きたみたいよ!全く私達が心配していたって言うのに自分だけ気持ちよさそうにしてさぁ」
え、ちょっと待って? あの子がどうのこうの言っていたような気がするんだけど、もしかしなくてももしかしますかね!俺は恐る恐るそちらに視線をやった。そっちに居たのはなんと俺が今着ている着物を着た女の子がこちらに歩いて来ているのである! え!?何その可愛い生き物。
そう俺の感想は正にこれだ。そんな事を考えているうちにその子はこっちに近づいて来て俺の顔を覗き込んで来る。そして、俺はこの子を見て衝撃を受けた。なんとこの女の子、とんでもない美幼女だったのである!俺はその女の子のあまりの可愛さに固まってしまっている。
俺が固まっていて何も言葉を発さないでいると俺のことを見つめて来た。俺はハッと意識を取り戻しなんとか挨拶をしようと口を開いた。
「お、おはよぅ!はじめまちぇん!俺、俺のな、名前は光です。よろしくお願いしましゅ! 」噛んだ、俺は恥ずかしく思いながら頬を赤らめ、少し下を向いて自己紹介をした。俺の言葉を聞いてくれた女の子はニッコリとした顔で話しかけてくれた。
「うん!私はあるじゅな!よろしく!みちゅくん!私の事あるじゅなって呼んでもいいよ!あと、あるじゅなと一緒でお兄さんも名前があるんだよ。だからみっちゃんでいいよ!」
なにそれ、可愛いすぎるんだけど。
それにみっちゃんてなにそれ可愛い。俺はそのあまりにもの尊さによって鼻血を吹き出してしまった。
俺はみっちゃんの可愛らしさに心を撃ち抜かれながらもなんとか話を続けようとした。
「あ、ありがとう。あるじゅなちゃ、じゃなくてあるじゅな。み、みっちゃん。ぼ、僕は今日生まれたばかりだけど多分もう2才位だと思うんだけどもどうして僕のお母さんとお父さんのところにきたのかな?その、なんと言うかここにくる前はどこにいてたのか覚えてたりとかって、ないかなっておもったりなんかしちてね、その、しちゅもんばかりで本当に悪いと思うんだけんど」
みっちゃんのかわいさにやられて俺は早口にまくし立ててしまっていたが最後の方はもう何を言っているのかわからないくらいになっていた。そして俺は、みっちゃんの顔を伺うようにして見た。するとそこには先程まで笑顔を見せていた表情から一転し悲しげな表情になったのがみっちゃんの姿があった。そして、その表情のまま答えた。「み、みっちゃはね。みちゃは本当は死んでたはずなのになぜか死ななかったの。でも、だから、み、みっちゃんが生きれるならそれでもいいかなって思ったりもしたの。で、でも!今はみ、ちゃんが、お、おとうしゃまとおかあさまのところに来たの!でも、でもみ、ちゃんはまだ、赤ちゃんなの、だかやみちゃがしんじゃってもおかしくなひの!だ、からみちゃのことしんぱいしてくれてありがとね」
そんな言葉を聞き俺は、泣きそうになった。い、いけない涙が出てしまいそうだ。俺は我慢しようとして、でもダメだった。
だってみっちゃんがとても悲しい思いをしてきていることが俺にはわかってしまったから、みっちゃんの心の中が伝わってきてそれが俺には辛くてしょうがなかったから、俺のせいでそんな辛い経験をしていると知ってしまうととてもとても辛くて、俺が泣くとさらに、みっちゃんを傷つけてしまうと思ってしまう。でも、でも!でも!! 俺は泣いてしまった。そのことにみっちゃんがびっくりしてあたふたとしている。
俺はそんな様子の彼女に申し訳ないと思いつつ俺の心のままに声をあげて泣いた。すると彼女はそんな俺を優しく抱き寄せ頭を撫でてくれているのだ。まるで大丈夫だよと言っているかのように。そんな優しさに俺は余計泣いてしまいそうになってしまっていた。
しばらくそうしていると彼女が、ふいに真剣な眼差しに変わって俺を見据えてきた。その瞳に思わずドキッとしてしまう。そして彼女の口から出てきたのが俺の聞き間違いじゃなければいいなという期待と驚きの言葉が飛び出してきた。
「光、あなたもしかしたら人間を辞める事になるかもしれないわよ? それでいい?」
(え?い、い、い、い、い、今なんて言いました!?え?人間をやめることになるって聞こえたんだが。まさか、この世界にはチートな種族がいたりしないよな!?も、もしかしたら神とかいたりするかも、いやそれはさすがにないかな。だってこの世界では勇者とかもいるらしいからね。)
「はい、覚悟はできています」
俺は即答していた。
(だってせっかく異世界に来て神様みたいな力を貰える可能性があるんだぞ!そんな機会を逃せるわけないだろう。俺はどんなことをしてでも絶対にこの力を使ってハーレムを作ってみせる!!
「わかったわ。これからよろしくね?それと、この国の名前は、この国の名はね『リゼム神聖王国』っていうの!そして私達がいるこの場所が王都なの!」
え?俺って今すごい重大なことをさらっと言われたよね!?この国が王城なの?それともこの家なのか!?まぁ確かに俺が生まれたのはこの家で間違いはないはずだからここは王城ってことだろうな。まぁいいか。俺は気にしないことにし、今は彼女達に質問をしてみる事にした。
「ここの王城は何処にあるんですか?それに王様って誰ですか?教えてください」
俺の言葉を聞いた二人が何故か苦笑いを浮かべていたのだがその理由を聞くことは叶わなかった。
なぜなら、二人の内の一人、つまりは母の方が何かを思い出してしまったように突然震えだしてしまったからである。俺はそんな様子を見てかなり不安になってしまい、二人に話しかけようと思った時に突然もう一人の父の方が話しかけてきてくれた。そのことで少し落ち着いたのである。
それから彼は話し始めた。「光よ。お前の母は、いや我が妻となるものは、お前の父が連れてきたものなのだ。」
え? まじ? 俺は一瞬頭が真っ白になり思考停止していたのだけれどなんとか気を取り戻しもう一度問いかけてみた。
「あの、その話本当なんですか?」
その言葉に対して、彼は、はっきりとこう答えた。
「あぁ、その通りだ。お前の母と父である我と妻は、神界にて、出会って恋をした。お互いに一目惚れだ。まぁその話は置いといてだな、その後我らはすぐにこの世界に舞い降りたのは良いが、その時すでにこの世界の神々は居らず、代わりに居たのは魔人族と呼ばれる者たちだった。その者達が魔王を名乗ろうとしていて、しかも奴らの中には神の力を持つ者もいた。それを見た我らがどう思うだろうか?まぁそういう事だ。我らはすぐさま助けにいった。そして、魔人族を倒した後でお互いに惹かれ合ったのだ。そこからはあっという間だった。その日のうちに子を身籠もったのだ。そう、それがお前の母親であり我が妻であった。名前は『リーシェア=ルスタ』と言ったのだ。どうだ? これで少しは信じられたか?光」
俺は、信じざるを得なかった。そう俺が生まれるまでの話が全て事実だというのであれば俺が今まで見て来た夢のようなものは全て現実にあった出来事なのだろう。そして、それを聞いてから俺は、急に自分がこの世に産まれてくるのが怖くなった。自分の存在に意味が持てなくなったからだ。だから俺の表情はとても酷いものだったと思う。そんな俺を見てか父が俺に声をかけて来た。
「大丈夫だよ。お前を一人にはしない。それにこの国の人達みんなが家族なんだ。安心しろ。お前は一人じゃない」
俺は、この言葉をきいて涙腺が崩壊し、号泣してしまっている。それをみっちゃんが優しく抱きしめ慰めてくれているのが今の俺にとっては唯一の救いでもあった。そのあと俺が落ち着くまで両親は俺の側にずっと居てくれたのだった。「うむ。だいぶ落ち着いて来たようだな。光よ、まだ混乱しているところがあるとはおもう。でも、今はとりあえずその事を考えず目の前の事だけを考えるようにしてみてはくれないか。そして、お前がもう少し大きくなって自分自身について理解する事が出来るようになった時。もしその時が来たのならば、全てを話すことにしよう。その時には、もう逃げられなくなっているだろうからな」
父の言う事は俺も正しいと感じた。だから俺はその提案を受け入れることにした。俺がそれを伝えると、父さんは、笑顔で、みっちゃんの方を向いて言った。
「みっちゃん、ちょっとおいで。君も光と同じで人間を辞める可能性がある。だから一応聞いておきたいことがあるんだ。
いいかな?」
みっちゃんの返事に迷いは無かった。そして俺は改めてみっちゃんと向き合う事になった。
みっちゃんの瞳からは確かな決意が感じられる。その瞳に吸い込まれそうな感覚に陥ってしまう。そして、俺は思わず見惚れてしまっていた。
「うん!私は大丈夫だよ。」
みっちゃんのその言葉で父さんの表情も柔らかな優しいものに変わったのだった。
そして父は、ある呪文を唱えてみっちゃんに手を当てている。俺が疑問符だらけの表情をしていると、父に話しかけられた。「これは、鑑定のスキルの簡易版のようなものだ。」とのことだった。そして父がみっちゃんから手を離し、数秒間瞑っていた目を開けた。そしてその顔はどこか嬉しそうだったものとなっていたのだ。俺としてはどんな感じだったのか非常に興味があったので、父に問いただしてみるとこんな回答を得られた。みっちゃんを俺と同じくらいの年の頃の姿にしてみたらしいのだが。それがとてつもなくかわいかったらしく「これが親バカというものなのか!?と実感した。と言っていたので俺も、みっちゃんにやってみた。と言っても身長とか髪の色とかを変えようと思ったんだけど出来なかったので見た目はそのままで色だけを銀色にすることにした。
すると「あれ?僕、小さくなってるの?みっちゃもなんか変わっちゃってるの!」とか言って驚いているみっちゃん。やっぱりかわいかったです。みっちゃんも「え?これみっちゃが大きくなったの!?えー、なんか不思議だね。光ありがとう」と満面の笑みでお礼を言われてしまった。俺は照れてしまい思わず頬を掻いていたのだった。
そして俺はみっちゃんが、なぜ人間を辞める可能性があるかを聞いていた。なんでも、みっちゃんの魂の状態を見るとどうやらみっちゃんは本来この世界に存在するはずのない存在のようだ。
そして、それが何かの弾みで召喚されてしまったのかもしれないということらしい。そしてその事がわかったのは、みっちゃんが『魔剣創造』を発動させその力を使おうとした際に突然俺にその力が逆流してしまい俺は気を失ってしまったのだ。そして気がついたら元の身体に戻っていたらしい。なので、俺のステータスの職業欄には何も書いていないはずなのに何故か俺には、聖天馬の調教師の力と『魔帝の加護』、『霊刀滅鬼斬魔』と『魔帝の称号』がついていたのだ。つまりは、この二つは俺ではなく魔人が持っていなくてはならない力だということだった。ちなみに『魔帝の加護』は俺が持っている。これは俺と魔人を比べてみてわかるが俺の力はあくまでも人間の中での話でしかなくてそのさらに上の種族と比べれば遥かに劣ってしまう。それは俺がこの前倒したオークキングにも当てはまる。つまりは、俺は人間の中でも下の下に位置する種族だということになるのだ。それはつまりは、魔人と比較された場合にどちらが強いかと聞かれた場合圧倒的に後者になるということでもある。まぁそんなわけで、俺はこの称号が、魔王とか魔王軍の幹部みたいなものだとか思っている。そんなことをみっちゃんに話すと、「へぇ、そっか。でもそんなこと気にする必要は無いと思うよ。それに私だって本来この世界に存在しないものだと思うし、その、何ていうか。僕は光が一緒にいてくれて、それで助けてもらって、それだけでも十分なんだからさ。それにこの力は、きっと何か意味があると思うんだよ。僕達はまだ子供だし、これからどんなことがあっても二人一緒ならどんな壁だって乗り越えられると思うから。だからさこれからもよろしくね!」
俺の予想では、魔人に狙われたりするのは俺の可能性が高いと思っていたのだけど。まぁいいか、それよりもこれからのことを考えた方が良さそうね。俺は二人に向かってこう言った。
「これから、二人でこの森を出てこの国の人達を救っていきたいと思います!そのためにまず、この世界のことや、今起こっていることを詳しく教えてください」
それから俺は二人から、リゼム王国と魔人族についていろいろと話を聞いた。リゼム王国については、魔人族はこの国に侵略するために戦争を仕掛けてきたらしい。しかし魔人の軍の強さは圧倒的だったためになかなか王国内に進行してくることはなかったのだが最近になってようやくリゼム王国の内部に魔人族の一部が攻め込んできているのだったのだ。そしてリゼム王国に暮らす人々の命を脅かすだけでなく王城にまで侵入してきたのだという。
それを聞いた俺は怒り狂ってしまいそうなほどに激怒してしまったのだが何とか落ち着かせて二人に質問をした。すると「俺が助けに行きます。」と言ったのだったが俺一人だけでは、あまりにも無謀すぎると二人は反対した。
そこで、俺は自分のステータスを見せ、二人が納得してくれるように見せたのである。そして、二人が納得したところで再び俺達は話し合いを始めていったのである。俺達のパーティーはどういったものを組んでいくのか、どのように行動していくかなどを決め、その打ち合わせが終わると丁度いい時間になってきたため夕食をとることになった。そのあとみっちゃんは風呂に入るといい先に部屋から出て行った。
そのあとすぐに俺とみっちゃんの部屋は別々になってしまったのである。
俺が、どうしてと聞いてみると「あのなぁ、お前と光を同じ部屋にしておくとお前まで暴走する危険性があるからに決まっているだろう?お前の気持ちも分からなくはないけどな。でもダメだ。光は私の大事な一人娘なんだ。傷つくことは許さない。いいな?」そう言う父の言葉を聞き、渋々と俺は承諾してしまったのであった。そして俺が寝るまで父がみっちゃんにベッタリとくっついて離れなかったのだけれどそれは余談としておこう。
そうして俺は眠りについたのであった。「光。大丈夫かな?」「あぁ大丈夫だ。あいつはああ見えてもしっかりしていて芯も強いんだぞ。それに光も、光の両親もいい人たちだったじゃないか」「うん、そう、だよね」
俺は不安そうにしている娘を見て胸を痛めていた。俺の娘、光と妻の真紀が心配している相手とは俺と真樹の子供であり光の弟に当たる人物『水鏡 神斗』という男のことである。彼はこの子が生まれる少し前に亡くなった両親の代わりとして面倒を見ていた。そしてその時から既に、俺たちの息子には不思議な能力が備わっていたんだ。その力というのがこの世界とは別の異世界へと渡ることが出来るという能力で、それを俺は見た時にとても驚いた。何故ならば、俺の妻は、俺と同じで別の世界からやってきたからだ。そして俺の妻の真紀は、『時空渡りの魔女』と呼ばれていて時間軸と次元の壁を越えて移動することができる存在だったからだ。そして俺と光の間に産まれて来た子はその妻にそっくりな顔と瞳を持っていたのだった。そしてその能力は息子だけではなく、娘にも備わっており、その力は光よりも上だということが判明していたのだった。その力は『魔剣使い』と呼ばれているもので、その力が発動されている時のみだが俺と同じで『聖帝の称号』を持っているのが分かる。そして『魔剣創造』『魔刃創生』を使う事ができる。『魔皇神衣一式』というのは光と俺が作った俺専用の服なんだがこれが、魔帝が使うような鎧と同等の強度があり魔法に対してもかなりの耐性を持っていて防御力が高いんだ。
まぁそんな風に色々と複雑な家庭環境になっているんだが、その事をまだ知らない光は今日はみっちゃんと一緒に遊んでいる事でしょうね。「父さん!見て!みっちゃん凄いよ!こんな事もできるんだよ!」と言って見せてくれる光景を思い浮かべてみるだけで微笑ましい気持ちになってくるのだから、親馬鹿と言われるのかもしれませんね。そしてふと思ったのだけどこの子の将来の嫁になる女の子は大変ですねと。
私はこの子を愛おしく思いながら見守っていきたいと心から思っているのです。だって私は親バカですから、それに娘の幸せが一番だと思っているんですから。そしていつか、俺の孫の顔が見たいと思いましたとさ(笑)
「ねぇお父さん、聞いて欲しい事があるんだけど、私達もお母さんに会いに行かない?」「そうだね。行こうか?俺達も母さんのことがずっと心配だったし。それに、光は元気にやっているのかも知りたかったしね」俺達もそろそろこの国を出て行く頃合だった。俺は二人に話を持ちかける。すると二人は二つ返事でOKしてくれて、準備を始めるために自室に戻って行った。その姿を見てから俺は二人を見送ったのである。
その日の夜中。俺は二人の寝室を抜け出したのだ。そして俺はある場所に来ていた。それは光たちの家だったのだ。俺はこっそりと扉を開けるとそこにはみっちゃんと光の姿があった。俺は、この二人が仲良く寄り添いながら寝ている姿を見届けた後再び元の部屋に戻り朝が来るまで眠ったのだった。
翌日。俺はみっちゃんたちとともに森の入り口にやって来ておりそこで一旦別れてみっちゃんだけを連れていくことにした。そしてみっちゃんの『魔眼』を使いながら森の中に進んで行き俺はその道中で襲い掛かってくる魔物や獣達を倒してレベルを上げていきつつ進んでいく。すると目の前に大きな城が見えてきた。その城の門の前に立っていた兵士達は突如として現れた俺とみっちゃんのことを不審そうに見つめていたのだが俺は、国王に会うためにやってきたのだと説明したのだ。
そう言ったら案外簡単に入れてくれたのだが城内に入るとそこの兵士もみんな俺のことを見た途端警戒するような視線を浴びせて来て居心地が悪くなりつつも、国王の元へ通されるのだった。俺が、王様がどんな人なんだろうと考えていたところ謁見の間で待っていた俺の前に現れたのは綺麗な顔をした優しそうな男の人だったのだった。この人が国王?えっとー本当に国王なのかなぁと俺は疑問を感じてしまったが一応礼儀として名乗ることにした。「お初に御目にかかります。私は、リゼム王国第三王女であるリゼム王国女王陛下、アマリア様の側近を務めさせていただいている者の息子で水鏡 神斗と申します。どうかお名前をお聞かせ願えないでしょうか?」そう俺は言ってみるとその男は、驚きのあまりか目を丸くさせてしまった。「あ!これは失礼しました。僕はリゼム王国騎士団長を務めております。名をガルダと言います」と言ってきたのだがその表情からしてどうやら俺に対して敵意のようなものを抱いてはいないようで一安心だ。それから、俺はみっちゃんをこの国に残していく事に決めていた。みっちゃんも最初は、この国に残りたいとかなんとか言っていたが、俺はその願いを聞いてあげる事ができなかったのである。なぜなら俺はみっちゃんの両親がどこにいるのかを知っているからである。そして俺はこのリゼム王国がなぜ今こうなっているのかを知らなくてはならないのだから。俺は、光と別れた後、この国の歴史を紐解いて調べていった結果、とんでもない事実を知ってしまった。その事実とは、この国がリゼム王国と呼ばれていた時代、この国に存在していた『リゼム帝国』は、他国から武力によって占領されていたのだ。つまりは、侵略国家となっていたのだ。しかもそれだけではなかったのだ。この国の王と王妃、そして王女は、他の国々と取引をしていた。その国はリゼム王国と長年敵対していた『リゼム共和国』だった。リゼム王国の領土内にある街や村などをリゼム共和国は侵略しようとしていた。そのため、王たちは、侵略を防ぐためにある計画を実行した。その作戦というのが、リゼム王国に伝わる秘術の一つ『魔剣使いの力を借りること』というものだったのだ。
その魔剣使いという者たちは『魔剣使い』として認められた者のことらしい。そして、その選ばれた者がリゼム王国の王都に存在する『魔剣神殿』と呼ばれるところで『魔結晶石』という特殊な宝石に自身の魔力を流し込み『魔神器』という物を作り出すことが出来るのだというのである。そしてその作られた『魔神器』は、特別な能力を持つと言われているのだという。
その、特別とは一体どういう能力かは分からないがおそらく、その特別な能力を秘められた魔武器を持つ者に『魔剣騎士』『魔槍士』『魔弓師』『大杖戦士』などといった職が授けられるということなのではないかと考えられている。
そして魔剣士、という職業も存在するらしくこの人は普通の武器ではダメージを与えれないような強力な敵を一撃で倒すことができる程の力を有することが出来るのだという。そしてそんな力を持った人間はこの世界に三人しか確認されていないのだという。その三人のうちの一人である俺は魔剣士の『魔帝』という称号を持っているがそれはまだ誰にも明かしていない情報である。ちなみに、俺は魔皇神衣一式を着用しているため俺のステータスの隠蔽に成功しているがそれはこの装備のおかげなのだ。俺の持っている魔剣が俺のステータスを全て表示してるのである。その魔剣の名前は、俺のステータス画面と同じ名前が付けられていて、『黒刀魔剣デュランダル 不滅属性 』と言うのである。そしてその力は、『不老』であり、その効果は永久的に続き、使用者の体力がゼロになったとしても自動的に復活するというもの。更に所有者が死亡しても所持している者の意思次第で蘇らせる事が出来るのである。
そんな俺がどうしてこんな所にいるかというと実はある目的があってこの場所に訪れたというわけなのだ。そう、光と真の子供たちについてである。俺はどうしても会いたくなってこの城にやって来た。そして今から二人に会うという訳なんだけれど俺はこの城で二人を探し出して会うつもりでいたのだが二人を見つけることができなかったんだよね。そして、この城から出るとすぐに二人の気配を見つけた俺はその場所へと向かい移動することにした。
俺達が向かった場所は、城下町の中でも特に人気が少ない場所へと向かって行くと、そこにはボロ布のような服に身を包んでいる二人の子供の姿を確認したのだ。その瞬間、俺は怒りが爆発してしまいその二人に向かって駆け出していったのだった。
「お前ら!そこで何をやっている!その子供達から離れろ!」「「!?」」その子達は驚いた様子を見せながらも慌てて逃げ出そうとするがそれを見逃すはずもなく二人を掴んで地面に押し付け拘束するとそこに駆けつけた兵士が何事かといった顔つきで俺達を見てくるが、兵士は事情を聞きたいと言い始め俺達を引き止めようとするが俺は一切聞く耳を持たずにその場から立ち去ろうとすると、俺達の元に、国王が現れ兵士達の行為を止めるようにと命を下し、その行動を見た俺は兵士達が俺達の事を警戒して攻撃しようとしているのだと分かったのですぐさま俺は二人を保護してその場から離れることにした。そのあと、兵士達は、国王の静止命令を無視して追いかけてきたが、そんなもの無視だ。俺は二人を守りつつ森の奥地へ逃げると、この子達の名前をようやく知ることが出来たのだ。その名は光の娘、光の双子の妹にあたる真紅の髪をしており赤い瞳をした『火野 真樹』と、そして、この子の母親は、この子の姉に当たる真朱の髪色と目をした『火野 桜樹』と言うらしい。そしてこの子は、この国でも珍しい魔眼の持ち主でその名は、【神眼 鑑定】と言うのだそうだ。俺はその名前を見て俺は、驚きの表情を隠せなかったのだ。なぜならこの子の父親はあの、ガルダという奴だと思っていたからだ。そしてその予想は大きく外れたのだった。そう俺の勘違いだったのだ。ガルダは、俺の父さんの親友で父さんと共に国王の警護役に就いていた男だったのだ。そしてガルダと俺は、国王の命令でリゼム王国の歴史を調べているうちに、その歴史には、隠された事実があることを知った。それは、俺達リゼム帝国の人間は、奴隷として他の国々に侵略され支配されていていた過去が存在していたのだ。それも遥か昔から続いていたようでその時にリゼム王国の王たちが考えたことが『リゼム共和国の完全支配下に置いておくための計画』としてリゼム共和国と秘密裏に協力関係を築くことに成功した。しかし、この計画の最大の難関はその国に住む者達だった。リゼム王国に住んでいた民はリゼム帝国に支配されていることも知らず日々普通の生活を営んでいたので突然攻め込まれても反撃することができない状況だったのでリゼム帝国側は、苦戦を強いられていたのだという。その状況を打破すべく考え出した作戦とは、そのリゼム帝国の国民達に『洗脳薬』という物を飲ませ完全にリゼム共和国側の仲間になるかそのまま死ぬかを強制的に選択させるというもの。そうすることで国民の犠牲を抑えつつその国の情報を入手しようという作戦だったということだ。その結果、リゼム王国にいた人々はそのほとんどがリゼム共和国の味方をすることを決意して俺達と戦うことを決めたのだった。そうしてリゼム王国との戦争が始まりその戦争でリゼム王国の人々はほとんど死んでしまい残った人達は国外逃亡を図ろうとしたがそれも失敗に終わり、リゼム共和国の支配下に入っていったという訳だ。そしてこの国の人々は今、奴隷として他国の人たちから扱われておりリゼム共和国で生きるのもリゼム王国で生きていくのも自由だったのだという。つまりは、俺達が住んでいたこの国は他国による支配を受けていた。しかもリゼム共和国は、俺達の国を滅ぼした後も侵略を繰り返していき今では、他国と戦争状態になってしまっており、このリゼム王国にも、リゼム共和国からの刺客が度々現れるようになったというのだった。そう言ったこともありこの国は他国に狙われやすい土地になってしまい常に危機にさらされているという現状だというのだった。その話を聞いた俺は心の中で思っていた。この国は絶対に俺達が守り抜くということを。そしてこれから、俺達家族はこのリザリア王国で暮らすことになったのだ。
僕たちは必死に逃げていたがその途中で僕は転び膝を擦りむいてしまったのである。それに気づいた姉ちゃんはすぐに僕のところまでやってきて「大丈夫?怪我はない?」と言ってくれたがそんなことより僕は自分のことなんかどうだっていいんだよ!僕は姉ちゃんを心配させまいと笑みを見せて「うん!僕は全然平気だよ!早く行こう!お父さんお母さんのところに行かないと!もう二度と離ればなれになりたくないよ」と言ったらおねえは涙を流した状態で抱きついてきてくれたのである。そのあとからすぐに姉が泣き止まなくてずっと離れず一緒に手を繋ぎながら歩いている時であった。「お前らはここで何をやっている。その子供を置いてこの国から消え失せろ」と声をかけてきたのだ。僕たちは、驚いて振り返るとそこには一人の兵士らしき人物とその後ろに複数の兵士たちの姿があったのである。
僕達は、なんとかしてその場を乗り切る方法を考えることにし、僕達の前にいる兵士に話しかけてみた。
そうするとなんとその人はこの国の王女様だったのだ。そうこの国では女性の方が力が強いという変わった習慣が存在するのだと知ったのはこの時である。そのおかげで今まで女尊男卑な考え方が一般的だったがこの国ではそれが逆転していた。その女性は強い力を持っているのは間違いないことは分かっていたが王女様に喧嘩を売るようなことはあまりしないようにしようとその時思ったのだ。王女は、「貴方は誰ですか!私たちの家族はあなた達のせいでみんな殺されたの!だから私は、あんたたちを許さないんだからね!」と言っていた。
そして僕はそこで衝撃な言葉を聞くことになるのである。「はぁ〜あーん!やっぱり可愛いわ!特にこの男の子の女の子っぽい可愛さが堪らないのよね!そうそうこの子名前はなんて言うのかな?まぁいいかとりあえず私の城に連れて帰ってこの子が大人になるまで面倒見てあげるんだから!」その人はそう言い終わると急にこっちを向いて僕たちに手を差し伸べてきて「さっさと帰るよ!それとこの二人を拘束して私専用の牢屋に入れておいてください!」と言うと兵士達が二人を抱えあげようとしたがそれを嫌がって抵抗したので仕方なく、僕たちも同じようにして抱えあげられることになった。
そんなことがあったせいか僕はこの人が苦手になってしまったのは仕方がないと言えるだろう。
そして僕達三人はその人の城に連れ去られてしまいそこで暮らし始めた。最初は警戒心を剥き出しにして暮らしていたのだがしばらくする頃には普通に接することが出来ていたと思うのだがその頃になると今度は、この国の王族の人たちは全員美男美女でとても綺麗な人たちだということが発覚したのである。そう言えば母さんのステータス画面にも顔立ちが良いとか書かれていたのを思い出す。そして僕たちは今この人の家に住まわせてもらっていて家事などをやらせてもらいながらも日々を過ごしている。そして今僕と真紅は二人で買い物に出かけていたのだ。理由はただの気分転換で街に出て色々と買ったり見たりしたくて出かけたという訳だ。ちなみに僕が真紅の手を引いていた。
「ねぇ真紅、今度からは二人だけで行動したりしたらダメだよ。もし何かあったらどうするのさ、僕心配なんだからね、わかった?」と優しく語りかけると少し恥ずかしげな態度を見せながらも素直にうんとうずくまってからすぐに立ち上がった。そして、そのまま歩き始めると僕はそれに合わせて歩き始めてまた他愛のない話をしていくとあっという間に目的地に到着してしまうのだがその途中にある公園から何やら子供の大声で泣く様な叫びと助けを求める声を聞いた気がした僕は、真紅の手を引っ張って急いでその場へと駆けつけてみるとそこには二人の男の人と女の子二人がいたんだけど女の子のうち一人は怪我をしていてかなり衰弱しているように見えたのですぐにポーションを取り出してその二人の傷口にかけるようにして飲み込ませることに成功したのだ。その効果もあってかその子は少しずつだが元気を取り戻り始めている様子でよかったと思った。その子供たちの保護者であろう男に話を聞いてみることにすると「俺たちは、あの子に頼まれて買い出しに来ただけだったんですよ。でもあの子を一人で買い物に行かせるわけにはいかないので護衛として連れてきていたんですが途中であいつらに捕まり人質にされてあの子の身代わりにされてただけなので俺は何も悪くありませんから、あの子を助けてあげたことは感謝しますがこの国から出ていってもらう。そうすれば今回のことを黙っていてやってもいい。そういう条件だったんで」と言ってそそくさと立ち去ろうとしていたが俺はその背中に向かって声をかけることにしたのだ。
そう、この国に残ってほしいという願いを込めて俺は言った。しかしそんな気持ちとは裏腹に出てきた言葉は真紅のことをお願いするという頼み事の言葉だったのだ。
そうするとなぜか男は俺に向かって襲いかかってきた。それも尋常ではないくらいの怒りをその目に込めたままで。そうこう言っている間にもどんどん迫ってきており俺も武器を抜いて応戦することに。しかしその相手はかなりの手練れらしく俺の攻撃を受け流しながらもこちらの攻撃を避けたり弾いたりして攻撃を防いでいくという器用な戦い方をして来るのだった。
そうしているうちに俺の首筋目掛けてナイフが振り下ろされる瞬間俺はその動きを読んで攻撃を避けることに成功したがその避け方にも隙が出来てしまったようで相手の男がニヤリと笑みを浮かべると、俺は脇腹辺りを切られてしまいそのまま蹴り飛ばされてしまったのである。
しかし俺はなんとか意識を手放さないように必死になって踏ん張り続けることができたのであった。
そのあとはどうにか体勢を立て直すことに成功するがやはりまだ痛みが残る。俺は回復薬を飲もうとするもその動作を見た相手はすぐに攻撃を仕掛けてくるのである。
俺の回復が遅れているのはその戦闘スタイルにあった。この相手はヒットアンドアウェイのような戦法が得意なのだ。つまり一度距離を取って俺の様子を見てから次の行動を考えているということだ。俺としてはこの状況が続くといずれやられてしまうので早く終わらせたかったので思い切って突っ込んで行ったがそれもかわされてしまう。そしてまたしても相手に攻撃が当たらない。このままではジリ貧になると焦り始めてきた俺に対して余裕の笑みを見せている敵はまるでこの状態を楽しんでいるかのような態度をとっていた。そして俺は一つの策を実行するためにまずは相手がどう動いてきても良いように備えることだけに全力をかけて耐え続けようとしたのである。
それから数分の間、俺と相手はお互いに攻撃を繰り出そうとしていたのだが俺も向こうもそれを止めてしまった。何故なら先ほどまでは楽しげだった敵の表情が真剣なものになり始めていたからだ。おそらく奴もこの膠着状態に苛つきを感じてきたのだろうと推測することが出来た。なぜなら今この場の雰囲気は完全に戦場のものと化しているからだ、だからなのかお互いの顔からも汗が出てきているように見える、そうして互いに睨み合う状態がしばらくの間続いていたがその時は突如訪れた。
先に動いたのは敵の方であり今までで一番素早い踏み込みを見せたのだ! その速さと威力は凄まじく、まともに食らうのはまずいと感じたのとこの一撃を食らいさえすればもう勝負が決まると確信出来るほどだった。だからこそ受けに回るのは非常にマズイと考えた俺は回避に徹底しようとしたのである。そしてなんとか避けられたもののその時に受けた衝撃波により吹っ飛んでしまったのである。それでも何とか起き上がろうとするものの体は限界に近かったのか全く動くことができなかったのである。するとそこへ敵が迫ってきており剣を勢いよく振るった。その斬撃を受けたことによって地面に叩きつけられその拍子に全身を強く打ち付けてしまったのだ、それによってもう意識を手放してしまいそうになった時、目の前の敵を弾き飛ばす者が現れて、その人物におぶられながら街に戻ることになってしまいました。そして、そこで気を失ってしまう。次に目を覚ますと僕は知らない部屋の中にいて隣にはとても綺麗なお姉さんがいてくれたのだ。そしてそのお姉さんは、僕の様子を見てくれていて僕が起き上がったことに気づいたみたいで優しく抱きしめてくれると嬉しそうな顔をしてくれたのだった。その日はそのまま眠ってしまったのだ。
あれから数日が経過し、俺はその人の家でのんびりと過ごしていました。そしてある日、いつものように真紅の面倒などを見ていたのだが急にその人は慌ただしくなったので、どうしたんだろうと思っていると、突然、城まで連れていかれることになったのである。そう、この人は、城に住んでいる王女様のようです。そう言えば前にステータスを確認した際に名前にそう書かれていたので驚きました。
そして城にたどり着いた僕達は玉座の間に通されて国王との対面を果たすことになるのだが僕は緊張していたのだが真紅は何故かウキウキしながら歩いていた。
するとそこにいたのはこの国のトップに位置する王様がいた。
そうしてこの国は女性が強い国だということがわかったのだった。
「そうですか!それは良かったわ!ところでユウキ君と真紅ちゃん?貴方達には私の家族になってもらいたいんだけどどうでしょう?私は、この国の姫なのよ。そして今は王の座に就いていて、それで私も結婚相手を自分で見つけて来いと父上に言われていたの。だからどうかしら私と付き合ってくれないかしら?」そう言われた僕はその言葉の意味を考えて理解すると慌てて真紅の手を握りその場から離れようと走り出した。そのせいで少し真紅が転んでしまい痛そうにしていたので、僕は申し訳ないと思いながらも急いで手当をするために立ち止まると、今度はその人に抱き寄せられてしまうのであった。そしてその人が何か呟いていたが何を言っていたかは聞き取れなかった。ただその時のその人は、とても優しげな雰囲気を纏っており、僕は一瞬だけその人に惹かれてしまうのであった。
そんな出来事があってからは、この人の家でお世話になっており、今では僕と真紅は正式に夫婦となり毎日幸せに暮らしていた。そしてこの城で暮らすことになったのだが僕は未だにこの城の中を自由に歩くことが許されておらず常に誰かと一緒にいるという環境で過ごしているのだ。そしてその人達のほとんどが僕に好意的な人なので悪いとは思っていない。ただこの城に来てからは、なぜか王女に良く話しかけられるようになったのだが。そのおかげで僕と仲良くなりたいという人が集まってきているようで嬉しい反面困ってしまうのである。そんな風にしていると、その人と会うことが自然に多くなってくる、それがその人の名前だ。その人の名はリリスと言う。ちなみに年齢はまだ二十代半ばなのだが、かなり若い見た目をしていてとても綺麗だと思える人である。そうしてしばらくするとリリスから話があると言われ、僕は彼女の自室に行くのだった。
そうして彼女に連れていかれたのは書斎のようである。そこには色々な書物が置かれていた。その中でも特に魔法についての本が多い気がした。彼女は僕が来るまでの間に読み終えてしまっていたらしくて少し暇を持て余しているところらしい。
そして僕は彼女に、魔法のことを教えて欲しいと言われたのだ。その理由は簡単なことでリリスは魔法使いで魔法を扱えるのだが最近少しだけ上手くいかなくなっているので練習をしておきたいとのことだ。僕は快くその頼みを引き受けることにした。そしてその日から僕は、魔法の練習をするのだがこれがなかなか難しい。僕がやっている方法は、自分の中の魔力というものを外に出すことを意識するというものだ。この世界の人たちはみんなできるみたいで、リリスもその一人だった。その方法を使って彼女が詠唱を唱えるとその周りには水が現れたのだ。しかしこれは初級の技で誰でも使えるというわけではないので、それを聞いた僕はかなりショックを受けてしまったのである。しかしリリスは、そんな僕の様子を見て笑っていたが。
そうしてしばらくすると、彼女は僕が持っている杖を見ながら羨ましそうに見つめてきたのだ。そして自分も使いたいと言っているような様子を見せてきたのでとりあえず貸してみるとすると、なんとも簡単に使って見せたのだ。しかしそれはやはり中級のものだった。つまり今のリリスのレベルで使えるものではないということだ。だが、そのことは彼女もわかっていてそれでも使いたかったようで仕方なく使うとすぐに使えたようだと喜んでいた。そうしてその後の練習も続けて行った結果、最終的には下級のものを扱うことが出来るようになっていたのだ!そのことを聞いた僕は凄いと思って思わず拍手をしてしまっていたのだけれど恥ずかしいと言いつつも笑顔を見せていた。こうして僕達は仲良くなっていくのである。
そうして数日の間ずっと魔法のことについて語り合っていたのだった。
そうして、今日もいつものように朝からリリスと話し込んでいたわけなんだけれども。最近はお互いに時間が取れるようになり始めたので、二人で過ごすことも多くなっている。その時間は僕の大切なものになっていて。そして今日はリリスと城下町に出掛ける日になっている。というのも最近この国の外は、モンスターの活動が活発になっているというのをリリスに教えてもらったので僕は彼女を危険から守る為に一緒に出掛けることにしたのだ。そして今は、リリスが用意してくれた服を着てから二人で城の正門の前に立っている。そう、今まさに出かけようとしているところである。その服というのが、白を基調とした可愛らしさもあるデザインとなっていて、そして何よりも露出が少ないのだ!しかも動きやすさを重視した物となっている。さらに、フードまで付いているという完璧なものである。僕はこの服を選んでくれた本人である彼女に本当に感謝をしていたのである。そして門番をしている騎士の人に挨拶をしてからリリスと一緒に城を後にする。その時にリリスは手を差し伸べてきてくれたのだ、その手をしっかりと掴むと嬉しそうに笑みを浮かべてくれるのである。
そしてそれからは、まずは商店街に行こうという話になった。
リリスはいつもお世話になっている店に行きたかったようで、そのお店をまず最初に訪れるとそこで大量の買い物を始めていくのだ。そして会計を終える頃には僕は、荷物を持つ役となっていたのだった。だけどそれも、嫌な気はしないどころか、こんなに買う必要があるのか?と思うほどの量だった。それを一人で抱えようとする僕を見たリリスは半分持ってあげましょうか?と言ってきたのだが僕は大丈夫ですよと答えたのだった。
そしてその後は雑貨や武器や防具を売っている場所に足を踏み入れる。
そこでは剣と鎧が置いてあり僕はこの世界では剣を使うことが多いとリリスに聞いていたことからその商品を眺めていると。
「これなんて良いんじゃないかしら?」そう言うと一つの剣を指差してくる。確かに剣としての性能としては悪くは無いのだがその値段が結構なものでしたよ!? するとお金なら私が出すから気にせずに選んで欲しいと言われたのですがそういう訳にもいきませんよ!そう思ったので断り続けると渋々納得してくれたようです。結局僕には剣の良さがよく分からず、その時に目についたものを買ってもらうことにしたのでした。そのお店で買い物をした後は、食料品を買いに市場へと向かうのでした。しかしそこに着くまでの道中に僕はあるものを見つけるのであった。それは、リリスのような女の子達が楽しげにして歩いている姿だったのだが、その中に何故か男性の姿もあった。そしてその中には見覚えのある顔の人も見かけたのである。その男性は確か僕のクラスの委員長でありイケメンだったはずだ。しかしその男も女性に囲まれて、まるでハーレムでも形成しているかのような光景を作り出していたのだ。
そして僕はその様子を少し複雑な気分になりながら眺めるのだった。
すると僕の視線の先に気づいたのか「あの人達がどうかしましたか?」と聞いてきたのだ。僕はそのことに戸惑いながらも素直に答えることにするとリリスが不機嫌そうな表情を見せる。どうしたのだろうかと思い僕は不思議に思うとリリスは「あの男性の方たちはこの国の騎士団に所属している人たちよ。それとユウキ君には、まだ言っていなかったけれど、この国には騎士団が三つあるの。一つ目は第一部隊、この騎士団は主に街の警護や治安維持を目的とした組織。二つ目は第二部隊の魔物討伐を目的とした組織よ。そして三つ目が私たちの所属する第三の部隊、ここに所属するメンバーは特殊なスキルを持っているの」
その話を聞いて僕は完全に理解していたわけではなかったのだが。その特別な部隊がこの国のトップに位置する者達で構成されているということだけは理解出来たのだった。するとその時突然、リリスはその三人の男性達をじっと見つめて何かを考え始めるといきなり僕に抱きついてくる。僕はその急な行動に対して動揺を隠せないでいた。そして僕に抱きつきながら何かをぶつぶつ言っているが聞き取ることが出来なかった。そしてしばらく経つと彼女は何かを決断したかのように「やっぱり私はユウキ君が一番好きだわ!」と僕に言って来た。そしてそのまま歩き出して行く。僕はどうしたらいいのかわからなかったのでその場に立ち止まって考えてしまうのであった。
僕はどうしてこうなったのかを必死に考えるが思いつかないので一旦思考を放棄するととりあえず後を追いかけるように走り出したのだった。
そうして僕はリリスに手を引かれるがままに歩いて行くとそこにはお洒落なレストランがあった。
そして中に入るとリリスが店員さんを呼び止める。そして僕を案内してもらうように頼むと奥にある席へと通される。そうして向かい合う形で座ったところでリリスは真剣な顔を僕に向けて口を開く。
そしてそこから出てきた言葉は僕の想像の斜め上をいくものであった。その内容は簡単に言えば僕を夫に迎え入れたいとのことなのだが。僕とリリスはまだ知り合って間も無い上に、そんな関係ではないはずなのに急過ぎると思ったので理由を聞くと一目惚れをしたと告げられる。しかし僕にはリリスのことが何も分からない。それなのに受け入れる訳にはいかないと正直に伝えることにした。するとリリスは僕が知らないことを全て教えてくれました。そしてその説明が終わるとリリスは、少し寂しそうにしているように見えた。
そうしてリリスとの食事会を終えて、僕は自分の家に帰るのだった。
家に帰ってからも、僕はまだリリスのことで頭を抱えている。
何故だ、僕とリリスとはそんな関係では全くない。それなのになぜ彼女は僕に惚れたのだろう。そう考えて悩んでいると真紅が起きてきた。
僕はリリスについて彼女に尋ねてみると。真紅曰く。その人は僕と同じ異世界から来た可能性が高い人だという。そしてそのリリスという人物も、僕のことを気にかけてくれていたというのだ。僕は、それを聞き驚きと共に少し安心した気持ちになるのだった。そうしてリリスのことに関しては、少し様子を見てから対応を考えるということで真紅と話は終わったのだった。
そして僕も寝ることにすることにした。そうして今日も終わりを迎えるのだった。
そして次の日になると。
僕は昨晩考えていたリリスへの対応を決めることにしたのだ。
僕はリリスを城に招くことにした。もちろん理由はあるのだがその理由について詳しく話してしまうのはあまり良くないと考えた僕は、適当に話を作り上げると。
僕に付いてきて欲しいと言う。そしてその理由を話すことはせず城へと連れていったのだった。
僕はまずは国王である父に会う為に執務室まで行き、ノックをして部屋に入っていく。そしてリリスを紹介してから事情を話し始めるのだった。
その途中で僕の口からリリスについての詳しい話が語られる。
それはつまり僕の本当の正体である。この国の王女でもあるリリスを、この国を、この世界を守る存在であるということだ。しかしそれは誰にも知られてはいけないことだ。そして僕はリリスのことを自分の妻にしたいと思っている。しかしそれは出来ないことだ。それは彼女が王族であるが故のことである。しかし、それは表向きの話であって実際は彼女が本当に守りたい相手である僕の婚約者として迎え入れたいと伝え、そして僕は彼女との距離を詰めていくと、彼女は涙を流すのだった。そして泣き止んだリリスは、自分と結ばれてほしいとお願いをする。
僕は、それに対して承諾すると。
僕は彼女を正式に娶りたいという願いを伝える。
だが僕達はお互いに愛し合っている訳ではない。それに、僕はまだこの世界の人間というわけではないのだから。
それでもリリスはこの国の民の為に、この世界の為にと僕と結ばれたいのだと言ったのだ。そして、もし仮にそれが受け入れられなければ自害するということも伝えた。その瞳からは、覚悟が見て取れたので僕は彼女を信じてみることにした。そうして二人は結ばれるのである。
その後リリスが落ち着いた後にリリスのことについて色々と質問を投げかけてみたのだ。すると彼女から語られた内容には、かなり驚かされた。なんと彼女の年齢は18歳だということ、そして実は彼女は双子であると聞かされて更に驚いたのである。その双子の妹の名前は、リリスではなく。リリアリスという名前であること。そしてこの世界での名前と前世での名前を二つ名として使い分けているというのだ。
リリスという名前の由来は花の女神の名前から取ったものだと彼女は話す。
そうしてリリスと僕の結婚は国を挙げて大々的に発表されるのであった。そうして結婚式の準備が始まることになる。リリスと初めて出会った時の格好をしていた方が僕達らしいだろうとリリスは言ってくれたので、二人でその服装をする事にした。そしてその服のまま僕はこの城の屋上に連れて行ってもらったのだ。そこは城の一番高い所にある場所でここからは城下町を見渡すことが出来るのだとリリスに説明される。僕はその風景を見ながら思うのだった。きっとこの景色は僕達が作り出し守ってきたのものだということを。そしてその景色を見た僕は改めて決意を固めるのであった。必ずこの世界を救おうと。そして平和な世界にしていこうと。
それからしばらくして結婚式が行われた。そして盛大なパレードも行われた。
そして国民全員に見届けられる形で式が終わる。
僕達二人の幸せそうな姿を見ていた人々は、これからも幸せな日々が続き、やがてこの国は繁栄していくことを心の底から願うのであった。こうして、僕達の物語は始まるのであった。
〜end〜 1章完! 2章に続きます! そして、この物語を読んでくださっている方に感謝をm(_ _)m 次話から2章となり、新展開が始まります。「えっとね、私ってばユウちゃんのお世話係に任命されたみたいなの!それで今から一緒に行かない?」
「う、うん。分かったよ。だけど僕は一人でも大丈夫だからそこまで気を遣ってくれなくても良いんだよ?」
「それは違うわ!私はただユウちゃんが怪我しないように、万全の状態で送り出してあげたいだけっなんだから!ユウちゃんだって私が傷だらけになった姿なんて見たら悲しいでしょ?」
「そうだね。リリスの綺麗な顔が傷ついた姿なんて見たくないかな。でもやっぱり心配なのは変わらないんだけど、でも、うん、じゃあ一緒に行こうか」
そうして僕と彼女は訓練場に向かって歩き出す。
僕は昨日の夜にこの国に伝わる勇者召喚魔法を試していたのだが、どうやら失敗していたようだ。それならこの国に僕よりも優れた能力の持ち主がいるということになるのだが、一体どんな人物なのかがとても気になっていた。そして今僕はその人に会いに来ている。
その人のいる場所は城の敷地にある場所の一角。そこには剣が刺さった台座があるのだがその前に僕は立っていた。そうすると僕が声を出す暇もなく僕の首元には、剣が迫っていた。そしてその瞬間。僕の視界の端に映っていた光景がスローモーションになって見えている。僕は瞬時にそれを理解して、自分の体を後ろに下げてその攻撃をかわす。しかし僕は、すぐに体制を整えようとするが、今度は背後に回られて背中を切られてしまう。
「っ!!!!」
僕は咄嵯に地面に手をつくと体を回転させる勢いを乗せて足の裏を相手にぶつけるようにして蹴りを繰り出す。そうするとその攻撃がクリーンヒットして、相手がバランスを崩して隙が出来る。そこでようやく僕は体勢を整えることに成功する。
そうして僕の視線が相手の姿を捉えた時には既にその人は、僕のすぐ近くまで移動していた。
僕は相手の攻撃を防ぐように腕を上げると、そのまま僕の右腕は切断されてしまう。
「ぐぅぁあああっ!!!!!痛いっ、いたぃぃいいいい!」
僕があまりの痛みに叫び声を上げていると。いつの間にかその人物は目の前に迫ってきていたので、僕は左拳を思いっきり突き出すと、その人物は少し怯むと僕の右拳は見事に相手に直撃してその衝撃で後方に吹っ飛ぶ。そして、僕に斬られていた左腕に力が入らずにだらんとしていた。そのお陰もあってなんとか相手の攻撃を受け流すことに成功したのだ。
そうして僕が必死に立ち上がろうとするとその人物はすぐに近づいてくる。
僕が必死に逃げようとしても直ぐに捕まって、またも斬りつけられてしまい。僕の意識は遠くなる。
僕が次に目が覚めるとそこは医務室のベッドの上だった。そして僕の横に誰かが居るようだった。僕は起き上がろうとして自分の状態を確認してみると特にこれといった異変は無く、僕は安心するとゆっくりと目を開けた。するとそこにはリリスがいた。リリスは僕が起きるといきなり抱きついて来る。そうすると当然のように僕は、リリスの胸に顔を埋もれさせることになってしまったのだ。そうして僕は、しばらくの間リリスのされるがままになり。僕は解放された頃にはリリスの温もりに包まれていたのだった。
そしてリリスは僕から離れると僕に対してこう言うのである。僕を抱きしめてくれてありがとうと、僕を癒してくれてありがとうと。そうして、この世界に召喚されてから初めての実戦を経験してしまった僕だったがリリスと一緒だったので恐怖はあまりなかった。
僕はその後リリスの部屋に案内される。そうして、その部屋で暫くの間リリスと話し合うと僕は眠くなると、リリスも僕と一緒に寝ることになった。そして僕はリリスに甘えるような形で眠りにつくのであった。
翌日。僕は朝になると昨日の戦いを思い出すかのように、自分がやったことの反省点を考えるのだった。そしてリリスが迎えに来るとリリスの案内の元、リリスの妹でありリリスと容姿が似ている女の子が住んでいる屋敷へと向かい、そこに到着してからはリリスに挨拶をしてもらうと、そのあとに妹のユズハちゃんが僕の元にやって来たのだった。そうしてそのユズナちゃんは僕に話しかけてきた。
その口調はとても丁寧なもので僕に対して好意を抱いているようで、それが何となく分かった僕は嬉しい気分になるのだった。そんな風に思ってしまうのも仕方が無いだろう。なにせ僕の見た目年齢は10代半ばの少年でしかも中性的な見た目をしているのだ。なので僕のことを男性だと分かってくれるのかどうか心配なのだ。そうしてユズハちゃんに色々と話をしていくうちに、リリスと同じ髪の色をした長いツインテールの女の子と、僕と同じような髪型の女の子と仲良くなっていくのであった。そうして話をしながら歩いていくと僕の目には大きな建物が見えてくるのだった。その建物はまるでお城を巨大にして、更に豪華にしたような見た目の建物である。そして僕はその外観を見るとその建物を一言で表現した言葉があった。"宮殿みたいだ!"」と心の中で思った。それから僕達5人で城の中に入ってみるとその内部はやはり豪華な造りになっていて思わず感嘆の声が出てしまっていたのだった。そして謁見室に到着すると中にはリリスのお母さんであるマリさんが座っていた。僕はその人をどこかで見たことがあるなと思い、じっと見つめていると急にリリスがその人の事を僕の母親だと紹介してきたのだ。その事に驚くと共に僕の中では、疑問が生まれる。そうして、色々と説明を聞いていると僕はこの国の王女様と結婚する事になった。そうすると僕は王の娘と義理の親子になるという事になってしまうのである。そうすると必然的に王様とも知り合いになれる訳である。僕はこの世界の人とは関わりを持たないつもりだったのだが、まさか国王陛下から呼ばれるとは思っていなくて、驚きを隠せなかったのだ。そして、その日の夕方頃に王様と顔を合わせる事になるのであった。そうしてリリスに連れられて王様の前に行くと僕は突然、娘を貰ってくれと言われてしまう。そうして王様からの圧に押しつぶされてしまった僕は、リリスとの仲を認められた事でリリスと正式に結ばれることになるのであった。
その次の日から、僕はリリスとの訓練を始めることになった。
僕はその日リリスの胸で眠るという行為を行ったことで心の中のリリスの存在がより一層大きくなっていた為に、今までよりも格段に成長速度が上がっていたのである。そのせいかリリスには呆れられてしまう結果になった。僕はその事に気がつきながらもその訓練の日々を送るのであった。
そして僕がある程度強くなってからリリスから旅に出ようと提案を受けたのでその日に僕は旅立つことにした。その旅立ちの際には色々な人達に見送られることになるのだった。そうして、僕は旅に出る準備を終えると早速出発したのであった。そうして最初の目的地を決める為にある場所に訪れることにするのであった。その場所の名前は【魔の森】と呼ばれる場所。僕はそこがどのような場所なのか全く知らない。なのでまずは、そこに辿り着くことから始めなければならないのであった。そしてその森の中を進むとそこには一つの町がそこにはあったのである。そうしてその町での情報収集をすると僕はある情報を手に入れた。それはこの町にはダンジョンがあるということ。そうすると僕は、すぐにでも行きたくなったが残念ながら今は所持金が無くて何も出来ないという状況になっていた。なのでとりあえずお金を稼ぐ必要があると思ってその町にある冒険者ギルドに行くことに決めた。
僕はその冒険者ギルドに入る前にステータスの確認を行う。
<ステータス>
名前:ユウト
性別:男 種族(年齢)
17歳 レベル 10(Max)
(Lv.0)
職業
:剣士?? 体力値 5000000/10000000 魔力値 50000000/50000000 物理攻撃力 28002000 魔法攻撃力 15003000 物理防御力 24000000 魔法防御力 31000000物攻 50 魔法攻 250 魔法防 100 素早さ 40300 スキル一覧(2/100ページ)
Locked by EX 特殊スキル 1 限界超越Lv1
(+経験値共有&獲得経験値倍増)
限界到達強化Lv20 剣術適正LV25(+30)
全耐性 剣聖Lv10(+15)
毒無効 称号詳細 異界転移 勇者 サディスト 勇者殺し 女たらし 装備詳細 神刀村正
(S級武器)
耐久力 無限 特殊効果 不壊装備者のMPを常に最大値で維持する 全ステータス補正 成長促進
(所有者限定効果あり 装備時常時成長する HP,STR INTを1.2倍 レベルアップ時上昇量を1.2倍に 進化時にステータスボーナス付与 レア度 レジェンド)
リリスの手作りドレス 防御無視 魔法防御 自動サイズ調整 状態異常無効化 リリスの想いが込められている 女神の加護 幸運 自動治癒機能 完全浄化 全耐性付与(使用者限定効果あり 状態異常の確率100%カット 全能力1.5倍)
超高速飛行可能 リリスからプレゼントされた靴
(SSS級武器)
状態異常付与 精神汚染無効 隠密行動が可能 気配遮断可能 足音を消すことができる 収納無制限回数 999999 アイテムボックス内に無限収容可 時間停止可能 亜空間内倉庫に転送移動できる この服は僕のお気に入りの一つだ。
この服は見た目以上に高性能でこの異世界では、この世界特有の魔物が持っている皮素材はどれも一級品として扱われているらしいので僕の着ている物は全部SS級なのだそうだ。ちなみにこの服を着ているだけでAランク程度の実力が手に入るらしくて僕の戦闘能力も多少向上しているとのこと。なので僕の身体能力が他の人と比べても飛び抜けて高いのはそのお陰でもある。
そんな風に思っているといつの間にか僕は冒険者としての身分証を受け取っていた。その身分証を眺めてみると僕は驚いた。
そこには、リリスの顔写真と僕の名前がしっかりと書かれていたからだ。僕は少しだけ複雑な気分になってしまった。なぜなら、僕の目の前にいるリリスがこんなにも可愛いのだ。その事は僕が保証してしまう。それに、リリスの可愛さを僕は誰よりも分かっているつもりだから。
そんな事を思ってしまうと僕はリリスの事が気になり始めて、僕は自分の感情に正直になると直ぐに行動を起こすのであった。僕はリリスを抱きしめる為にリリスに近寄るとリリスに抱きつかれてしまう。そうして、僕達の周りにはギャラリーが集まってくる。だけど、そんなのお構いなしにリリスに甘えるとリリスもそれに応えてくれるかのように僕に対して優しくしてくれるのであった。そうして暫くの間イチャイチャしてから僕はリリスと一緒にこの場を後にしたのであった。
その後、暫くの間はリリスと一緒に依頼をこなすことにした。リリスのレベルはもうそろそろ上限に達しそうだったけど僕とパーティーを組むことによって僕と同じ速度で成長していくのでリリスのレベル上げをする必要性は全く無いのだ。しかしリリスはどうしてもレベルを上げたいと言うので僕は渋々それに従うことにしているのである。リリスが強くなりたいという理由は僕を守る力が欲しいとのことだった。なので僕はリリスがこれ以上強くなる必要が無いと伝えても、その度に僕を守るためにもっと強くなると、言われてしまったら断れないのだ。なので僕はなるべくなら危険なことをして欲しくないのだが仕方が無いのだ。リリスのことが好きな僕にとってはそんなことは些細な事なのであまり関係はないのだが。
リリスに色々と質問をし終えるとリリスは、これからのことについて話し合うと提案してくれたので、その通りにすることに決めると僕はその日の夜に寝る事にしたのであった。その翌日からは、また依頼を受けたりとリリスと一緒に過ごす時間を楽しんでいた。そんなある日、リリスがいつもの様に僕にお風呂に入るように言ってくれたのでお言葉に甘えて入らせてもらっていた。そしてリリスが入っているお風呂の前まで向かうとリリスの方から僕の方へ声をかけてくれたのである。僕は、その言葉を嬉しく思うと僕はリリスと楽しいひと時を過ごすのであった。そうして僕は、リリスとの甘い日々を送り続けていたのである。リリスは、僕と恋人になることができてとても嬉しいようで、ずっとニコニコと笑顔を振りまいているのである。僕はリリスの事をより一層愛おしいと感じるようになっていた。そうして僕達は、一緒にベッドに入るとお互いに幸せな表情を浮かべながら眠りにつくのであった。僕達が、王都を出て3ヶ月が経過した頃に僕達の前に現れたのは、リリスの妹であり僕の親友でもあるユズハちゃんと妹の友達でもありリリスとも仲の良いレイナちゃんと、その子にそっくりな女の子のミルフィという女の子だった。その3人と、僕は仲良くなり、更には僕達とも、家族ぐるみで、親しく付き合って貰えることになったのである。そして僕は、彼女達に剣を教えながらこの世界の事を学んで行ったのであった。僕はこの世界の仕組みを理解してからは、自分が勇者であることをカミングアウトすることにした。その結果、この国の人達から、崇められてしまい、大変なことになってしまうがそれは別の物語として書いていくのであった。
そうして月日が流れて、この世界に召喚されてから5年の歳月が経過しようとしていた。
その頃には僕はこの国で最強の剣士となっていた。そうして今日からこの国に魔王軍が現れるという噂が流れていた。その為僕はその噂を確かめるために魔王がいると言われる魔大陸まで向かって行くのであった。
「やっと見つけたわ。勇者さん」
そう呟く少女。彼女は、勇者であるはずの人物を見つけることが出来たのだ。しかし彼女はある事実を知り絶望することになってしまう。
僕の名前は、ユウト、男である。
僕がリリスと出会ったのがちょうど僕が17歳になろうとしていた頃。リリスとは僕が17歳の時に出逢ったのである。僕はリリスと二人で森の中に出かけると僕は、とある遺跡を発見し、リリスと僕はそこを調べることにした。するとその地下の扉を開くと僕は中に入ったのである。そこで僕は見たことのない魔法陣の上にいると魔法が発動され僕はこの異世界に連れてこられた。そして僕は、元の世界に戻りたいが戻れなかった。そうしてこの異世界に来たことで僕の運命は大きく変わってしまうことになる。
そうして、僕と、僕の最愛の人との出会いの話はここで終わる。
ー完ー <登場人物紹介>(名前が出てきた順)
ユウト
この作品の主人公。17歳。異世界に来てからリリスに出会うまでの2年間は、元の世界で行方不明になったとされている。現在は17歳のままの姿で生きている。剣聖と呼ばれる程の剣の使い手だが剣の腕だけではなく体術や魔法までも使う事ができるオールラウンダー。リリスのことを大切に思い過ぎている節がある。実は転生者で前世の記憶を持っています。
リリス
本作品に出てくるメインヒロインの一人。年齢は16歳の設定です。主人公の事が大好きでいつも主人公と行動を共にしています。
主人公と同様に剣を扱うことができるため剣術を得意としています。
主人公が異世界で生きていく上でなくてはならない大切な人になってます。
ちなみにリリスは女神であります!女神と言っても女神の階級的には中級神位の強さを持っている。
普段はとても優しい性格の持ち主だが怒ると怖いタイプ。
髪の色は水色で肩くらいの長さ。
目は、赤色で少しタレ目気味になっている。
リリスの妹
ユズハ(10)
この世界にやってきた主人公の幼馴染の少女で主人公を庇って魔物によって命を落としている(享年9)
見た目は10歳程で、幼い見た目ではあるが、中身は既に成熟した大人となっている。
主人公と同じ世界から来た転生者。しかしリリスとは違い最初からある程度の力を秘めていた為にチート級の能力を持ち、その力は、リリスと同等以上の力を所持しているが主人公はそれを知らない(ユズハ自身は知っている)
リリスのことを本当の姉のように思っている。リリス同様に主人公の事が大好きな為、主人公のことを最優先に考えてしまう傾向がある。リリスと同じく主人公の事が好きで主人公のことが好きすぎるせいで周りに迷惑をかけることも度々あったりする。
見た目は10歳で見た目がかなりロリコンの人に好まれる見た目をしているが実年齢はまだ11才のショタ好きの人が見れば悶絶する様な幼さが残る顔立ちをしていて少し釣り目のお人形さんのようでもある。
リリスとは違った感じでお姫様のような雰囲気を出している。
髪の毛の長さは、セミロングくらいで青色を基調にしている髪型でお洒落をするときなどにポニーテールにする癖がある 。
レイナ 本作のもう一人の主人公的なキャラでもある。
リリスの妹と同級生である。リリスとは、妹を通じて仲が良い。
ちなみに、ミルフィとも面識があり親友でもある 。
見た目の年齢は12歳程度でまだまだお子ちゃま体型。
リリスと同じくらいの髪をしているのでツインテにしてリボンを二つ結びにするのが彼女のお気に入り。
まだ子供らしい所はあるが、しっかりと自分を持っており、見た目とは裏腹に芯の強い心の持ち主であり、かなりの強さも兼ね備えていてリリスが認める程強い。リリスと、ミルフィが認めてる人にしか基本的に懐かないツンデレちゃん。
ユズハとリリスと一緒に行動することが多いのはユズハとミルフィは双子なので自然と行動が一緒になってしまうので、必然的に、三人で行動することが多くなった。
リリスに剣の才能があった為に、リリスにだけは負けられないと思っていて努力を重ねていった。
レイナはリリスを尊敬しており、いつか超えたいと常に目標にしていたりするのでレイナが頑張っていれば必ずリリスを超えるだろうと考えているのである。リリスと、ミルフィはそんなレイナをいつも応援しているがたまには甘えても良いと思っている。
リリス
リリスがユウトと初めて出会った時が、リリスは15歳であった。リリスの外見については読者様にお任せします!リリスは身長160cmほどで容姿は美人系の顔で綺麗な銀髪を伸ばしているのが特徴 髪の長さは背中の半分辺りまで伸ばしている。服装についてだがリリスは基本的に露出度が多い服を好んで着ている。戦闘時には、動きやすさ重視の為、ミニスカートを履いている。胸のサイズが大きいがそれを隠したりする様子はない。武器として短刀を2本装備している ユズハとレイナとは同じ学園に通っていたのでよくユズハとレイナと三姉妹として見られることもある。
リリスは剣と魔法の両方の属性の技が扱える。剣の腕はかなりのもので、勇者と同等の強さを持つと言われてるほど。
リリスの妹
リリスの妹
この物語の主人公で、この作品のメインキャラクターの一人。リリスより先にこの世界に召喚された少女である。リリスより、5年程遅れて召喚され、その際にリリスに助けられて今に至っていたりするが、実はリリスよりも先に生まれたお姉ちゃんでもある。この物語の主人公の次に出番が多くなりそうなキャラなので覚えていてもらえればありがたいなと、思う。
ミルフィー
ミルフィと書いてるだけあって本当にリリスの妹である。リリスより後に召喚されている。そしてリリスに負けず劣らずの可愛い女の子でかなりの強運を持っているという設定がある。この世界に来たのが8歳の時である。
リリスと、ユウトが、この世界に来て2年後に、この国にやってきたリリスが助けたという形になるが、実際はその2年後より、早くやってきた。その時はリリスの事を全く知らないしそもそもリリスの事を覚えていなかったので最初はユウトに対しても敵対心を持っていたが今は普通に接して仲良くなったというかユウトはミルフィにとって初めての男性であり初恋相手である。
ミルフィの性格は、一言で言うと、天真爛漫で、明るいが意外と真面目で、素直な性格をしている。
髪の色がピンク色のロングヘアーの女の子。見た目が9歳位の美少女で将来がとても楽しみになるほどの可愛らしさがあるが、ユウトに一目惚れしてからはずっとアプローチを続けて、今では、ユウトにベタ惚れ状態。この世界に来る前まではアイドル活動をしていたがこの世界ではそういう職業は存在していないためこの世界で何の職に就くかを悩んでいる最中。
剣の腕はとても良いがあまり実戦経験がないのが玉に傷でこの世界に来てからも戦いの経験がほとんどないので実践不足なのは間違いないのだが、それでも勇者としての能力は十分に高い方だと思われる。
実はリリスのことが大好きすぎてヤンデレな面もありよく暴走してしまうこともしばしばある
「私のことを忘れたとかありえないんですけど!」
<登場人物> <ユウト> ユウト 16歳(?)の男で勇者。ユウトはこの世界の事を知っている数少ない人物である(今のところリリスのみ)。17歳の姿から変わっていない。年齢は17歳のはずなのに見た目は10歳程度ととても幼く見えるがそれはリリスからしても同じことでリリスといると親子に見えるくらい。
リリスと出会うまでは自分の本当の年齢が17歳だったのか?それともこの世界に連れてこられたときに精神が体に定着する際に若返ったのかは不明 剣聖と言われる程の剣術の腕前と剣の使い手であり魔法は火と雷の2つの適正持ちである。この二つの属性の適性を持つ人は極めて珍しい存在ではあるがいないわけではないのでそこまで希少性は高くなかったりする 魔法の腕もかなり高く魔法の腕も一級品でリリスとは互角に渡り合う程の魔法を使う事ができる リリス 15歳(?)の見た目は17歳。主人公の事が大好きで主人公の為ならば命をかける覚悟で戦うほど主人公にゾッコン 主人公の事が大好きなため主人公の為になることなら自分の事は顧みず行動する事も多い 剣聖の称号を持っていて、剣に関してはリリスに勝てる人はほぼ皆無と言えるほど強く剣の腕は主人公と同じくらい リリスが剣を使って攻撃すると全て一振りで終わるほど剣の扱いが上手い 主人公と同じ世界から来ている転生者であり、元々はリリスの暮らしていた王国に住んでいたが魔王の手によって国が滅びてしまって行く宛のないリリスを助けたのがきっかけで二人は共に行動をするようになっていった レイナ 12歳の少女 髪の色と髪型と瞳の色は主人公と同じような感じである。ちなみにリリスは金髪のツインテール 髪の長さは主人公とほぼ一緒である。リリスと主人公とは同年代の幼馴染で仲良しだった。リリスやユズハとは同じ学校に通っている。
レイナと、リリスは、主人公の事が気になっていて主人公の前に出ると少し顔が赤くなってしまう癖がある。
リリア 10歳の少女。
髪の毛の色合いは水色と白色をしていて、腰ぐらいまでのロングヘアでリリスと同じ様な見た目をしているがリリスと違いリラックスしている時は少し垂れ目がちな目元になっている ユズハと同じ様に見た目が10歳でも中身はしっかりとした性格をしてるためお姉さん気質がある。
ユズハ 13歳で見た目は13歳にしてはお子ちゃまな体型だが胸はリリスよりも大きくその胸は、レイナよりお姉ちゃんのリリスよりも大きい リリスに負けじと頑張っているが胸の大きさで負けてしまい密かにショックを受けているがそのショックを悟られないように平静を保っているが、内心かなり悔しがってたりする。
ミルフィ 8歳で見た目が8歳であるにも関わらず既に天才肌なのか、物分かりが良くかなり大人びた思考をしていて、頭の良さは主人公の記憶の中を見た時に分かったと思うが、この物語の中ではミルフィが一番頭の回転は速い。しかしミルフィが主人公に対して特別な想いを抱いておりそれを主人公が気づいているのかという所が今後の物語の展開において大事な部分でもある。
レイナの親友で親友になった理由は、レイナの家が貧乏な家庭でお金が無いのを理由に、友達が出来ずに一人きりでいたところに偶然にもミルフィと出くわしたのでそこで意気投合し、そこから毎日一緒に行動する様になって親友に。ミルフィとはお互いの家を行ったり来たりするような関係で家に帰るとミルフィの両親が迎えてくれる ちなみにミルフィが家にくるときはいつも両親に甘えまくっていてその姿を主人公はミルフィの母親に見られていつも微笑ましく見守られていたりする。そしてレイナの母にはいつも「うちの娘をよろしくお願いしますね」と言われて、レイナの母はいつもミルフィに甘いのである ユズハとリリスとは昔からの知り合いで二人ともミルフィがリリスの妹だという事も知っている。
リリスは、ユウトに好意を持っており、その事をレイナに相談していたりするがレイナ自身もリリスが好き過ぎてユウトに対抗意識を向けている節があったりする レイナと同じく、主人公の事を好きになっていたりもしているが、リリスは主人公の前だと何故か照れてしまったりするのでなかなか思うようにアピールできないでいる。
ミレイ=フォンティニア この国の王女でありユウトが召喚された直後に召喚されて勇者であるユウトと会うのをずっと楽しみにしていた。リリスが、初めてユウトと会った際に勇者の証の指輪を持っておりリリスにユウトの居場所を聞き出して一目散に駆けつけユウトの元へと行ったりとユウトのことが大好きでユウトがこの世界にいると聞いて、嬉しくなってしまい、ついつい会いに行ってしまったりした。リリス曰く、「ユウトのことになると人が変わりますよねーあの人」とのこと。
容姿は金色のロングヘアーをしていて容姿端麗でリリスと並んで歩くと、まるでリリスが、もう1人いるかのように見えるほど。そして胸のサイズも大きくリリスと比べてみるとミルフィとリリスはそこまで胸の大きさが変わらないので胸のサイズの差はほとんどないのだが、胸のサイズが違いすぎてもダメだろ!と思いながらも胸が大きい女性を見るとついつい目が言ってしまうものである 性格は基本的には優しいがたまに怒ると怖い一面もある 勇者であるユウトに何かあるたびに積極的に話しかけてユウトを色々な意味で支えてきた。
セレーシャ 18歳 銀髪の女性で髪の手入れはとても丁寧にしていてサラサラと髪が綺麗に伸びていてとても髪が美しい女性。この世界に来てからも毎日の手入れは欠かさずに行っている スタイルも良い方でありリリスとミルフィと一緒に歩いていても違和感がないほど、しかしまだ結婚適齢期ではないからユウトと結婚できるのか?と心配していたが勇者でありこの世界の英雄でもあるのだからそんなことを心配する必要は無いと思っていたがそれでも心配してしまう。リリスのユウトへの想いは薄々感づいていたもののその気持ちに応えることはできないだろうと諦めかけていたが、リリスが勇者召喚の話を持ってきた時には「私でも役に立てるかもしれない!」と思ってしまいリリスの提案に乗り今こうしてリリスと共に行動し、ユウトを守ることを決意している。そしてこれから起こるであろう戦いの事を考えては不安になりユウトの事を頼んだ。ユウトとはまだ恋人ではないがユウトのことを信頼しておりユウトにならば命を預けられると思っている。
リリスのメイド 年齢は21歳で髪の色は茶色で肩甲骨ぐらいまで伸びている 胸は大きくて、この国では珍しいほどの巨峰サイズのおっぱいの持ち主。この人の出番が少ないのであまり語るべきことが無くてごめんなさい
ミルフィード王国の王女 リリアーナ 15歳の少女 髪の色は銀色で、髪の毛が腰辺りまであり長い髪を三つ編みにしてまとめておりとても上品な雰囲気が出ている。この世界でも珍しく髪の色は金、銀、青などの色に髪色がなっている者は少ないため、珍しいといえば珍しい 王族の中でも、トップレベルの実力を誇り剣の腕前も相当強い 見た目はかなり可愛らしい女の子で身長は150cmでスレンダー体形であり、ミルフィード王国内でもかなり人気が高い。しかし本人は恋愛などにはあまり興味がなく、剣のことしか考えていなかったのでそういったことに全くと言っていいほど興味がない レイナの親友でもありライバルでもあったが今では仲良しな関係である。ちなみにユウトの事は既に知っていてレイナの相談を受けたときにすぐにユウトの存在を察知していたがその事には一切口出しはしなかったが「あのまま行けばきっとレイナはリリスではなくこの男の子と結婚するんではないか?」と密かに考えていたが、まさかここまでとは予想しておらず驚いていると同時にレイナに悪いとは思いつつも応援していたりする ユズハの姉
ユズハの姉 レイラ 14歳 見た目は14歳でリリアとは、ほとんど歳は変わらなく見えるが、年齢は17歳 見た目は腰の少し上の位置までの長さで毛先まで髪の毛が伸びてる黒髪 髪の長さはリリスとほぼ同じくらい 髪の毛の手入れは怠らないでいて、リリスの髪の毛よりもツヤがあるくらい ユズハと同じで、おっとりとしたマイペースな性格をしており、リリスとミルフィがリアクションが大きすぎて困った顔をしていると、お姉さんのような顔つきになりリリス達の事を助けてくれたりする事が多い
<登場人物> レイナ 12歳の少女。ユズハと同じ学校に通う少女。
髪の色は水色と白色をした長髪でレイナの見た目は幼い感じの顔をしているのにも関わらずお姉さん的な表情や雰囲気を出している お姉ちゃん気質があり、リリスとレイナでミルフィを取り合って争うこともしょっちゅうあり。ちなみにその時のお姉ちゃんオーラが半端なくてリリスとレイナのコンビには逆らえないのである。ユズハとは、親友でユズハがレイナの家に泊まる時もあったりして、ユズハの両親からは娘のように扱われている。
ユズハ 主人公の妹
ユウトは、リリスと出会った時の記憶を遡る前に一度自分の記憶を整理することにする。そしてまずは自分のステータスを見てみる。すると
レベルは20になっており職業が『勇者』になっている 称号『異世界人』『限界を超えし者』『神の使徒』
となっていた。
(お?おお!!レベルアップじゃん!しかも職業が勇者になってんじゃねーかよ。これは嬉しいぜ。って、それよりもなんなんだよこの称号!?︎ 俺ってなんか神に選ばれた存在なわけ?マジでウケんだけど)
ユウトは自分が思っていたよりも強くなっていたようでテンションが上がっていたが、冷静になるために一旦深呼吸をする。
(いやぁーしかしよく考えたらリリスの奴と出会ってから1日と経ってないのにも関わらずかなりレベルは上がったけどやっぱりあのリリスが言っていた事は間違いではなかったんだよな。リリスのおかげで経験値効率が良いって言うのもあるだろうけどさ。それにしてもこの世界で勇者になるってどういう感覚なのかね?)
俺は勇者召喚をされて勇者になったみたいだけど、いきなり知らない場所に呼び出されて勇者になってくださいなんて言われても正直納得ができないんだよな。
だってそうじゃねーか?急に見知らぬ所に転移させられた挙句に勇者になれと言われて簡単に了承できますー?答えはノーだよ。NO。
でももし本当に魔王がいると言うのならそれを倒さないと帰してもらえなさそうだし仕方がないか、、。まぁどうせ元の世界には帰れないだろうしここでの生活を楽しんでいくとするかな。
よし!決めた!これからの方針としては強くなることが大事だ。
そしてそのついでに元の世界に帰れるか調べてみるとするか!
とりあえず今はここがどこでどんな世界かを調べる必要がある。幸いこの世界に来る前にあったあの真っ白の空間での出来事を思い出しながらステータスを見ていればある程度情報は入ってくるはずだ。なのでユウトは再びステータスを開いて見ることにした
【名前】
佐藤悠斗 【種族】
人族 人間 【年齢】
16 【Lv. MAX /100】
20 HP 2700 MP 1800 ATK 2500 《Error》 DEF 2000 AGI 1700 INT 3200 MND 1600 LUK 1000000
これが今のユウトのレベルである。
(うん、これに関してはもう何も突っ込まないことにするわ。それよりこの職業と称号の勇者っていうのについて知りたいんだよね。勇者っていったらこの世界では魔王を倒す役割を持っている。多分勇者というのは、その役目を果たすために必要なスキルや魔法などを授けられて使えるようになったから勇者と呼ばれているのだろう。まあそれはそれで置いといて。まずは気になる称号の方から見ていこうか。
この世界の人たちがどれだけ強いのか分からない以上できるだけ目立ちたくはないからな。特にリリスみたいな美人と一緒にいたら、男達からの嫉妬の眼差しが半端なくなるのは確定的だ。だから、この世界に来たばかりの頃はあまり目立たないようにしないとな)
「よし、そうと決まればこの世界のことを知るためにも外に出るか!」
ユウトはすぐに準備を始める 服も着替え、武器を持ち、食料を持って、リリスとミレイを誘い外に行く 外へと行くのであれば、ユウト達は今どこに居るのかを把握しておかなければ危険だとリリスが判断したからである。
「おい!あいつ今あの2人を誘ったぞ!」
「本当かよ、、羨ましいぜ」
「ああ、確かに羨ましい、しかしあんな可愛い子が3人もいるとは。あれはもう、ハーレムの完成と言ってもいいんじゃないか?」
などと周りの人々はリリス達の方をちらっと見てコソコソ話しているのだがそんなことには全く気にしないで進んでいくユウトであった。
「うむ。こっちの方に魔物の気配を感じる。それも複数のようだ。恐らく複数体のモンスターに囲まれていたのかもしれない。」
その言葉をきいて俺は疑問を感じた。なぜ囲まれていたと思ったのだろうか? リリスのその言葉に疑問を抱いたユウトであったがその考えは次の瞬間吹き飛んだのだった。
なぜなら目の前に大きなドラゴンが現れたからだ。その大きさは約15メートル程で翼も生えているため飛んで移動することができるらしい(リリス談)そのため逃げ切ることも難しかったのだと考えられる。その事を考えているとリリスはそのドラゴンをじっと見つめたあとユウトに質問をしてきた。
「ユウト、こいつの鱗は普通の剣じゃ傷をつけるのはなかなか難しい、さらに言えば、火にも弱いという弱点がある。つまりこの剣で斬るとしよう、そしたらお前は、一撃で倒せる可能性は高い。だが倒すのは大変で時間を食ってしまう可能性がある。この剣は私の剣では相性が悪すぎる。そこで、私達が時間を稼いでいる間にユウトは急いでこの森を抜けて近くの村に行ってこの事を報告してきて欲しい。そうすれば応援が駆けつけてくれる。分かったな?」
リリスは真剣な表情をしながら説明をし終えた後にユウトの返事を聞く前に剣を抜いて戦闘態勢に入り、ミレイとレイラもそれに続く そして、ユウトも剣を抜き、覚悟を決める。
(やばい、足が震えてる。怖えーけどこんなところでビビっている暇はねえ。こうなったらやるしかねえ!それに、リリスの言う通りあのドラゴンはかなり強そうなオーラを出してやがる。ここで俺たちがなんとか抑え込めなかったら街まで行って大惨事になってしまう可能性もあるしな。なら俺が今すべきことはリリス達に迷惑をかけないように全力を尽くすだけだ!!)
「ははは、マジですか? ちょっと無理ゲー過ぎじゃない?」
そう呟くと同時にユウトは駆け出す まずは一番近くにいたリリスとレイナを狙ってきた爪による攻撃を避けることに成功したユウトはすぐさま攻撃を仕掛けるが相手はかなり硬いようでダメージが入らないどころか少し切れている程度である。
リリスの方はユウトが戦っている隙に相手の懐に潜り込んで斬りかかるが、あまりの硬さに弾かれてしまった ユウトは相手が怯んでいるすきを逃さずもう一度攻撃をするがやはり効果がなかった。
(クソッ!このまま攻撃していても意味がなさそうだ。なら!!)
ユウトはリリスの援護のために一度後ろに下がる それと同時に、ミレイとレイラの攻撃が入りリリスと共に一旦離れる事に成功する その後すぐにユウトは再び接近をして今度は魔法を使おうとする
「レイナ!リリスを頼む!!レイラはそのまま攻撃し続けてくれ!!」
レイナは即座に行動に移し、レイラをリリスのところまで誘導した後ユウトの魔法の詠唱を邪魔させない為にリリスに襲いかかってきたドラゴンに、炎属性の魔法を連続して放つ そのせいでユウトの魔法は不発になってしまった。
(チクショー、タイミングがシビアすぎなんだよ!! ってそんなことを考えている場合じゃねぇーな! とにかくリリスとレイナが注意を引きつけてくれているうちに少しでも多くのダメージを与える! まずは氷属性の中級魔法の『アイスストーム』を放て! 俺にはまだそこまで威力が高いものを使うことができない。だけど初級と中級の間の中級の魔法ならば使えるはずだ!!)
「喰らえぇー!!!!」
「グォオオア!?」
突然現れた吹雪により、敵が怯んだところにリリスとレイナが突撃する。その間にユウトは再び中級の雷を纏わせた上級の風の刃のスキルを繰り出すが ガァアン ユウトの放った技は敵の皮膚によって防がれてしまい致命打を与えることはできなかった ユウトはこのチャンスを逃すわけにはいかないと考え再びリリスと入れ替わる。
「ユウト、助かった。それと次はもっと強い魔法で一気に倒してみようと思う」
そう言うとリリスは魔力を高めて次のスキルを放つ準備に入る。
ユウトが「待て!そのスキルはまずい、それを使えばかなりのダメージを受けてしまうぞ!!」と叫んだ時にはすでに発動してしまっていた。
「これで終わらせる!!はぁあああぁあぁぁ!!! 我が敵を滅せよ! 【天魔】
」
その瞬間、今までよりも激しい閃光を放ちながら巨大な魔法陣が空中に浮かび上がる。
その大きさはおよそ20メートルにも及ぶだろう。その魔法陣は光を徐々に増していき、眩しさで目を瞑らなければ見えなくなってしまっていた 光が収まり目を開くとそこには、全身にヒビが入って今にも砕け散りそうな姿になった、リリスが立っていた。
(嘘だろ、一体何が起きたんだよ、、??)
そうユウトが呆然としているとリリスが声をかけてきた
「すまない。ユウト。お前のおかげで倒せた。本当に感謝している。私はどうやら限界が来たようだ。おそらくこの世界でこの状態を維持できるのも数分しかないだろう。だから後は任せる、必ずあの化け物を倒せ、絶対に死なずにな。そしてもし余裕があったなら私のことを思い出してくれればいい。
頼んだぞ。」
そう言い残すと地面に倒れたのだった。
それから数十分が経ち レイナとミレイの回復もあって、リリスも回復をしたがリリスが目覚めることはなかった。
リリス達との戦闘が終わった直後
「おいおい、これはまた派手にやったな。これでも一応仲間なんだから手加減くらいはしてほしいんだけどね。」
すると上空からいきなり黒いマントを着ていて、真っ白の長い髪をした男が降ってきた
「貴様は何者だ!」
リリスはすぐに警戒しながら男に対して叫ぶ
「はは、そんなに威嚇しないでおくれよ。僕はこの子達の知り合いでさ、ただ単に助けに来ただけだよ。」
男はリリスの質問に対して答えた
「その者達の知り合いだと?しかし貴様からは何か危険な臭いがする。私達に近づいて来たということは、私達の力を利用する為だろう。私達の力があれば世界を支配することも可能になるのだろう?だが、それは私たちの自由だ。だから今はユウトがいる以上貴様には何もさせるつもりはない。ユウトに手を出した瞬間殺す」
リリスのその言葉をきいた白い髪の男は不気味に笑った後こう言った
「あはっははは!! いいねぇー、実に面白い!そのユウト君?はどんな子なのかな?」
リリス達は白い髪の男の言動に疑問を感じつつも話を進める ユウト達は、あの後気絶してしまった。
そして次に目覚めた時目の前にいたこの男がいたのだ。この男の服装はとても豪華でいかにも貴族のような雰囲気を出していたが、この男の瞳を見てそれが偽りであると感じた。この男の瞳は黒くなく銀色の輝きを放っているからだ。さらにリリスの本能がこいつは危険だという信号を送ってくるほどこの目の前にいる人物は危険で油断できない人物であると判断したのだ そんな事を知ってか知らずか
「あははは!君は僕の事を警戒してるようだね。大丈夫安心して欲しい。僕に敵意は今のところないよ。それに、その子達が心配しているユウトっていう子がこれから起きるかもしれない出来事に巻き込まれないように連れて来るように言われたんだよ。あと、ユウトくんとやらが起きる前にその2人の治療をしたほうがいいよ。多分、まだ動ける状況じゃないんでしょ?」と言いミレイ達の方を見る
「そのようだな。私達が寝ている間にかなり無茶をしてくれたみたいでな。それに私達が戦っていた相手は結構な実力者だったようで2人とも傷だらけだった。特にリリスの状態はかなり危ない状態だった。
ユウトがすぐに連れ出してくれなかったらとんでもない事態になっていたところだ。だがユウトのおかげてなんとか助かった。しかしユウトがあの場所にいなかった場合、リリスはもう既に息を引き取っていたかもしれん。ありがとう、リリスを連れて来てくれて。」
ユウトが起きてからこの世界の話を聞いていた時にこの少女リリスとレイナについて教えてもらったのだがこの二人はリリスが元々この世界の住人でこの世界には存在しないはずの人間であること、レイラも元々は別の世界から来たらしいが、リリスと出会ってからレイラの世界ではこの二人が特別な存在であることがわかりこの世界に来るまでは二人一緒に旅をしていたと言っていたのだ。
ちなみにミレイはレイラがもともといた世界で生まれた精霊族と呼ばれる種族らしい。
ミレイとレイラの話によるとこの世界での常識や魔法、魔物などの基本的な知識については、全てユウトがこの異世界に来てからリリスに教えたものだそうだ。そしてユウトがレイラと一緒に旅に出ると決まったときに、あることをユウトにお願いされたのが、もしも自分がいなくなるようなことがあった場合は、リリスを頼みたいという事なのだそうだ。
ユウトはリリスの事情は聞いてはいないがレイナ曰くとても仲が良く、いつも3人で行動を共にしている関係だったのでユウトにはリリスのことを頼まれたのだろうと予想できた。ユウトはリリスとレイナには自分の事を信頼して欲しかったためユウトが異世界から来ていることや魔法についても話す事に決めた。
(とりあえずは、リリスに早く起きて欲しい。そして、リリスと話してこの子の願いを叶えるために、まずは街に向かうとしよう。まずはリリスの身体が動くかどうかを確かめてからだな。)
「リリス、俺の声が聞こえたら、手を軽く握ってくれないか?」
リリスは意識はあるのになぜかユウトの言葉が理解できなかった
「すまない。私はお前の言葉が分からない」
「ああ、ごめんな。まずは手を握る動作をしてほしいんだ」
リリスは疑問を抱きながらも指示に従ってユウトの手を握った。
するとユウトはその瞬間、頭の中で不思議な音が響いていることに気が付いた。それと同時にリリスと念話ができるようになったという事が分かったのでリリスにその事を伝えようと口を開きかけたが、
「ユウト、リリス、起きたんだな。良かった」
リリスが無事だった姿を見て、ミレイはほっとしたのか、緊張が解けた様子だ
「リリスが無事だったようでよかった。それよりレイナはどうなんだ。」「俺はもう大丈夫だ。それよりもリリスの方はどうだ?リリスはまだあまり動かない方が良さそうだけど、今すぐここから離れた方がいいかもしれない。」
「リリスは今どういう状態なんだ?」
「俺達より先に来た奴らが言うにはこの世界には、リリスを倒せるほどの強者が潜んでいる可能性があるみたいなんだ。
それで俺とレイナはすぐにここから離れた方がいいってなったんだけど、その時リリスとユウトがまだ目を覚ましてなくてな。だけどそいつらの言ってることが本当ならこのままここにいるのはまずい。俺達だけ逃げる訳にはいかないから、リリスとユウトが起きたらすぐに移動しようって思ってたところだったんだ。」
「その人達にはこの近くに俺達の家があったからそこに案内すると言っておいてくれればいい」
ミレイ達はリリス達の了承を得るとその人たちが待っているところまでリリスを運ぶことにした
その頃リリスとユウトがいるところから離れ、リリス達が倒したドラゴンが眠っている場所の近くを歩く集団がいた
「おい!誰かこっちに歩いてきてやがるぞ!」
一人の男が叫んだ。
「おいおいマジかよ、こんなところで人と会うとは思わなかったぞ。しかも一人だけっぽいし。ここはあいつらに見つかる前に移動した方が良いかもしんねえな。」
「そうね。みんなもそう思うでしょう。私達の目的はあのドラゴンを討伐することだから、もしここで人に出会ったら目的に支障が出てしまうかもしれないし。私達は急いでここから離れましょう」
そう言いながら5人組の冒険者達はその場から離れるために移動を開始した。
ユウトの住んでいる村がある森の奥にある湖の近くの小さな家に、レイナとミレイとリリスはいた。そしてその家の中には4人が食事をできるくらいの大きさのダイニングキッチンとトイレと浴室とシャワーがあり、その家の1階の部屋の半分がベッドになっている部屋があった
「じゃあ、ユウト、レイナ頼んだぞ。俺は先にギルドに戻っておく。後で落ち合おう。」
ミレイは、この家で暮らしている2人に後のことは任せたと言う感じでユウトとレイナに向かって声をかけた
「分かった。ミレイはもう怪我は治ったんだから無理をするんじゃないわよ」
「ああ。もちろんわかっている。リリスの事頼む」
「うん。ミレイちゃんも元気でね。この家を大事にしてよ。あとたまに顔を見せにきてくれると嬉しいかな」
「あぁ、分かってるよ。お前たちも頑張れよ。何か困ったことがあったら俺に相談しろよ」
「うん、ありがとうね!」
2人は別れ際に握手を交わした後お互いに別々の道を歩み出した。
リリス達はユウトの家に住み始めたので、生活用品などを買う必要があったので一旦町に出てから買出しを行う事にしたのだった
ユウト達が住む家から歩いて約30分程の場所にある町に、ユウト達の姿はあった
「ふーっ、久しぶりにゆっくり買い物ができるね〜!」
「そうだな、レイナ。でもまずは服とかを買ってからだな。今の俺たちの格好はこの世界の人からしたら異質な存在だろうからな。まあ、そもそも見た目が変わっているから仕方がないんだけど」
「そうだよねー。流石にその辺の人たちは普通なのになんとなく視線が痛かったよ。やっぱりユウト君がいて助かったー。
私は全然気にしないタイプなんだけどユウト君がいたから少し気が楽になってたんだよ。ユ
ウト君ありがとね! それとリリスはもう大丈夫?まだ身体を動かしたりするのは辛い?」
「ユウトのおかげでだいぶマシになったがやはり動き回るのは厳しいようだ。すまない。もう少し待っていて欲しい。」
「大丈夫だよ!それじゃあ、とりあえず必要なものを買わないとだね!あとは食材と武器屋に行ってユウト君の刀を作らないとだね。それにしてもユウト君が刀を持ってないっていうのはちょっと心配だね。ユウト君は結構無茶をしそうだからね。あっそうだ!せっかくだし私の装備を選んでもらうついでにユウトの防具と杖も選んであげようよ。あと私達が普段使っている回復薬なんかも補充しないとだし!」
「そうだな。まずはレイナの装備品から決めて行くとするか。
確かレイナの得意属性は風だったはずだから、レイナが戦いやすくてレイナが扱える武器といえば槍が良いと思うんだが、槍にするのは良いけど、俺の剣に魔力を通すための魔道具とやらはどこで作れるんだ?それがなければ、いくら強い魔法が撃てたとしても、ただの無駄使いにしかならないしな。まずはそれをなんとかしてからだな。とりあえずレイナには槍をメインとして戦えるようにしたいところだな。」
「わかった!槍にするのも良いかもね。それじゃあそのへんを適当にぶらついて見ますかね〜」
「ユウトとリリスはどうするつもりなんだ?」
「俺達は、この国についていろいろ調べるつもりです。まずは冒険者登録を済ませたいですね。」
「なるほど。俺達はとりあえず、いつも使ってる宿に泊まることにする。お前たちの方が早く情報が集まるかもしれないからユウト達に情報収集は任せる」
「わかりました。」
「ねぇユウト君。ユウト君の魔法についてなんだけど、あれは一体どんなものなのか教えて欲しいの。ユウト君が魔法を使うのを初めてみたからびっくりしちゃって。ユウト君のスキルにあんなにすごいものがあったなんて思わなかったんだもん。それに、ユウト君の魔法を見てたら、私も魔法が使えるようになったらいいなと思ったの。私にも魔法を教えてもらえる?」
「もちろんいいぞ。でもレイナの場合魔法の適性があるかどうかは分からないが大丈夫か?」
「うーん多分問題はないはず、魔法を習ってみたかったし、もし適性が無かった場合は、私に向いてる戦闘方法を探せば大丈夫だと思う」
「そうか、とりあえずやってみるか。レイナが魔法を覚えられた場合の話だが、まず俺の身体強化魔法をかけて身体能力を上げていく訓練をすることになるが大丈夫か?」
「私は大丈夫。ユウトになら安心して身体を任せられるから」
「分かった。とりあえず今日は帰って身体を回復させるとしようか。」
それから3時間程が経過し日が暮れようとしていた。その間にユウトはレイナに身体に纏わり付いている魔力の塊のような物を手を使って解す作業を繰り返し行ってきた。ユウトは最初この作業を繰り返す度に疲労が溜まり、身体が思うように動かなかったのである
「レイナ、これでどうだろうか。もうそろそろ限界に近いのだが」
「うん。大分楽になったから後は明日またユウトにやってもらっても良い?
流石にこればっかりは、ユウトがいないとき一人でやるのは危険過ぎるし」
「それは構わないよ。これから毎日続ければきっとすぐに効果が出るようになるはずだしな。それよりも今はリリスを寝かせないとだ。かなり疲れた様子だからな」
そう言いつつリリスを布団の中に入れてあげる。するとすぐにスーッという音が聞こえた事からおそらく眠りに入った事が分かる。
ユウトはその音を耳にした後、リビングに戻ってきてソファーの上で横になる。そして、ユウトもそのまま眠りに入るのであった。
朝になり目を覚ますと、ユウトは自分の隣に座ったまま寝ているレイナに気づいた。その事に気づいてすぐにレイナを起こしにかかる
「おい、レイナ。起きてくれ」
「う、うぅ。はぁーっ!おはようユウト君」レイナは伸びをしながら返事をした
「あぁ、おはよレイナ。ところで、どうしてこんな体勢で眠っていたんだ?」
「えっ!?覚えてないんだ!昨日の夜ユウト君がベッドの中で私の頭を撫でてきてそれでいつの間にか意識が飛んじゃってたみたいで」
「そうなのか。俺には全然記憶がないぞ?」
「そっか。私が先に起きようとしたらいきなり抱きしめられながら頭を撫でられてきゅっとされたから、思わずドキッとしちゃったんだ」
「な、なにを言ってるんだよ!俺は別にそんな事をしてはいないぞ」
「本当だよ!それに今だって私が起き上がってからユウト君の頭が私の頭のすぐそばにあったのはどういうことかな〜!」
そう言いつつ自分の顔を近づけながら言ってくるレイナに俺は動揺していた。何故ならレイナの顔はとても近かったのだ。そしてレイナの目線が、胸や脚などに向かっていた事に気づきさらに慌てる
「な、なにを言い出すのかと思えば。そ、そういうのはもっと成長してからじゃないと言えないことだからな!」
「むーっ、なにそれ〜!」
俺はレイナにからかわれている事に気づかずそのままレイナとの時間を過ごしていた。そして朝食の時間になったため食事を取るためにレイナと共に一階のダイニングキッチンに向かう。
そして、そこにはミレイとルナとリリスの姿もあった
「おっと!やっときたか」
ミレイが嬉しげな表情を浮かべていたのがユウトの目に入ってきた。ミレイは昨日まで重傷を負って絶対安静だったはずだがなぜここに居るんだ? その疑問は直ぐに解消されることになる。
ミレイ曰く、「ユウトがいれば身体の強化ができると言っていたじゃないか。身体が強化される事で傷もある程度回復できるし体力も回復するから心配は無用だ。」とのことだったらしい。
ユウトも納得する理由だったため特に反論すること無く受け入れるのだった。
それから食事を全員で取りその後リリスも体調がよくなったため買い物に行くことにしたのだった。
ユウト達は武器屋の店員に頼んで刀を作って貰うのと防具屋でレイナ用の武器防具を選ぶことになった。
防具屋は2階建てになっており、2階にはユウト達の武器防具を作る鍛冶場もあるようでそこで刀を打ってくれるとのことであった。ちなみに1階はユウトの刀を打つのに使うための炉などが置かれていたりするが基本的に武器防具は売っていないらしく。2階が売り場になっているのだとのことだ。ユウト達は2階に上がった。店内に入ってまず驚いたのが、武器の種類の豊富さだ。その種類はかなり多いものでユウト達が見たことがないような武器まで置いてあった。
「こりゃ凄いな」ユウトはあまりの種類の豊富さに驚いていたがレイナが興奮した状態で色々と見ている レイナの瞳がキラキラしているのは言うまでもないだろう。
「レイナ。気に入ったのがあれば試着室で着替えてきてくれるか?一応動きやすい服を選んだつもりだが、サイズが合うかがわからないからな。あと俺達には似合わない武器とかも見れるかも知れないし」
「わかった!ユウト君、少しだけ見て回らせてね! 」そう言うとレイナは奥のほうへと消えていった。
それからしばらく経った頃、ようやくレイナがユウトの元へとやってきた レイナが手に持っていたのは白を基調としていてスカートの部分は水色が配色されておりその上に紺色のコートのようなものが羽織られていた。靴下と手袋も白のものを着用していた。髪飾りとして、綺麗な緑色のリボンをつけておりとても可愛い。ユウトとしては大満足な仕上がりとなっていた。
ユウトとリリスもそれぞれ自分に合った防具を選び装備してみるがあまり良いものは見つからなかった ユウトの装備として黒いローブ、茶色の帽子とブーツを、リリスの装備は赤を基調としたフード付きの外套と短めの革のベルトとズボンを、武器はユウトが黒鞘の日本刀を、リリスが青龍を模した剣をそれぞれ購入した。そしてユウトはリリスのために、魔剣を作り出す。魔剣士 武闘僧 魔魔術師と三職全てを極める必要があるからだ。
まずは【創造者】を使い素材の選定から始める。
そしてそこから出てきた結果は以下の通りだ。
〜オリハルコンのインゴット×2 魔水晶×6(純度95%)
〜神獣 魔獣 龍種系魔石 ×4 魔鉄×220g
(純度100%)〜 というなんとも規格外なものが出てきたのだった。ユウトはこの中のオリハルコンの魔結晶のみを取り出し、それ以外の物はアイテムボックスにしまった。まずユウトはオリハルコンの魔石を加工して刀身を作り出した。
そして次に、ユウトはミスリル鉱石を使って杖を作り出しそこにオリハルコンを埋め込んだ。最後にその杖にユウトの魔力を流し込む。その結果出来上がったのが、【真紅月】と名付けられた。この世界でただ一つの武器となりユウトしか扱うことが出来ないというまさにオンリーワンな物になった。
この世界の武器は地球ではあり得ないほどの強度を誇り魔法に対する親和性もかなり高いが、その代わり魔法を発動するための魔力効率が非常に悪く魔法を使う事に特化した魔法使いにとっては扱いにくいという弱点があるのだが、魔力を流す量の調整によってその問題を補うことができるというわけだ。
ユウトはその出来にご満悦の様子でレイナの元へと向かった。
「レイナ、今どんな気分だ?」
「うわっ! いきなり話しかけないでよ! えっとーなんだか心が暖かくなった気がするんだよね」
「ふーんそうなのか?まあそれはいいがそろそろ行くぞ。今日はもう買うものはないと思うが、一応レイナの服を買うって事でいいよな?」
「うん!大丈夫だよ!私にピッタリのを見つけて見せるから楽しみにしてて!」
それから俺達は服を見て回るのであった。それから3時間程が経過し俺とリリスが買ったものがそろそろ無くなった頃に俺達の元に現れたのはレイナ一人だけだった。レイナは俺がプレゼントしたものに早速着替えてくれたみたいで先程よりも数倍可愛くなっているように見えた。
レイナは薄い青色をベースとして袖と裾部分に赤色があしらわれた半そでのシャツに膝丈までの白色で所々に水滴の模様が描かれたキュロット、その上から淡いピンク色をした長袖で薄手のニット生地のジャケットを着込んでいる レイナにとても似合っておりユウトのテンションも最高潮に達した。
「よし、次はリリスだな」俺はそう言ってリリスの方を見やるとそこには今までに見たことのないくらい美しい少女がいた。その肌はまるでシルクのように滑らかで髪の色は白銀色をしていてサラサラしており背中に掛かる程度の長さで、目は金色をしていた。
そんな少女が白い布地に金の刺繍が入ったロングのワンピースに白のレースがたくさん施されているブラウスを着ていてその上から黒色のポンチョを身に纏っていた レイナも美しかったが、こちらの方がより一層美しく見えた。俺はそのことに感動していた。
それから俺たちは買い物を続け、日が落ち始めた頃になってレイナ達を連れて宿に帰る。そして夕食を食べ終えて俺はレイナと部屋に戻る。
そして風呂に入り就寝した。
翌日はギルドに行って依頼を受けることにした。昨日に俺達が買った装備品の値段を聞いたら結構な額になっていてびっくりしてしまったが、俺の予想以上のものだったからなのかもしれない。ちなみに俺達が新しく手に入れたスキルが役に立つ時が来たりはしないかと少しだけ期待していた。
そんな事をしているうちに冒険者のランクを上げる試験が行われる事になったため俺達は試験を受けにいく。受付のお姉さん曰く俺のステータスを測定したところ、俺はE-ランクの試験で丁度良いとのことで、俺はC+ランクの依頼を受けることにすることになった。レイナのステータスも測定してもらったところA+ランクで受ける依頼が適当だった為、レイナはB-のランクで試験を受ける。俺はD-でリリスはFだ。
「はい、これが貴方たちの試験で使うモンスター討伐用のマップよ。これさえ持っていればどこからでもここに来ることができるから絶対に無くさないようにしてちょうだい」
そう言いながら渡してきたのはA5サイズ程の地図だ。
それから数分後。
レイナが帰ってきたのを確認し、俺達はその地図を見ながら移動して行くのだった。
ユウト達は目的地に着いたがそこは森の中だった。しかしそこはかなり広い場所となっており、周りは木々に囲まれていて、遠くの方には湖が見える。そして森の奥の方は真っ暗になっているのが見て取れる。そんなところにポツンとユウト達がいる状態なのだが。
ユウト達はそこで一際目立つモンスターを見つけた 見た目は大きな翼竜といった感じで、全身は黒く禍々しい色をしている。
その体からはかなりの強者であると感じる事ができる 俺がこの世界に来る前のゲームの知識によるとこいつは ワイバーンという名前のようだ ユウトとレイナはお互いにアイコンタクトで作戦を決め まずはリリスに支援してもらうことにした。
ユウトが前衛を務めて、ユウトの攻撃をレイナが受けつつ隙を作りユウトがトドメをさす戦法だ。
リリスが詠唱を開始した。リリスは火系統の魔術を得意としているため火球の術式を選択したようだ。そしてそれが終わるとすぐさまに放ってきた それを俺は刀身強化の応用で魔剣を作り出しその魔障壁を展開し攻撃を防ぐ ユウトはそのまま一気に距離を詰めて首元を斬り裂くが手応えが無い どうやら硬いらしいな そう思った直後リリスの声が響く
「炎熱陣(えんねつじん)
火炎の陣」
その言葉と同時に辺り一面が赤く染まる。そしてその中心に突如現れた巨大な魔方陣 そこから出現した無数の火の玉が、 そのまま一斉にユウトの方に飛んでくる ユウトは即座に避けようと試みるが無理だと判断した ユウトは咄嵯に近くにいたレイナを抱き抱え、 リリスが使った魔術によって発生した爆風を利用しその場を離れる そしてそのまま距離を取ると、
「助かった。ありがとうな。あとごめん、 少しだけ我慢してくれ」そう言って レイナを抱えたまま 【転移(テレポーテーション)】
を使った それからしばらくユウトは
「あ、あの、ゆ、ゆうとくん?ど、どうして私を抱えているの?お、降ろして欲しいかな?って、わ、わ、私は、別に、嫌とかじゃ、なくてですね。」と慌てるレイナに構わず走り続けた。しばらくするとリリスが合流し3人でワイバーンを倒す為に策を考える ユウトはレイナに魔剣を渡した状態で戦うことを提案した 魔剣は魔力を通すことで刀身を自由自在に変化させることができる そのため魔刃化という 魔力の消費を抑えられる技術を使って戦いたいとユウトが言ったからだ この世界での刀の製法はまだ発展途上のため刀身の変化はできないし、この世界に刀自体まだ普及していないのだから当然だ レイナの魔剣をユウトが受け取りリリスの魔剣も受け取ってから、レイナが魔法を放ち、リリスが補助をしてユウトが倒すというのが最善であると考えたのだ。
レイナの魔法とリリスの補助があれば、おそらく倒せるだろうとユウトは考えている。
そうこうして作戦を立て終えた頃にちょうどいい具合に敵さんは現れた。
そしてレイナが魔弾を撃ち込んでいき注意を引く そしてユウトは【瞬歩】
で一瞬にして近づき魔剣に全魔素を込めた一撃を放つとワイバーンはあっさりと倒れてしまった ユウトは倒した事を確認したのち 【解析】
を使い情報を得るとやはりSS級の魔物でありS級相当の個体だったようだ。ちなみにこの世界の最高戦力と言われるのはSS-でその中でも一番強いと言われている者は魔王軍の幹部とされている奴らの1人だという。そしてその幹部の名は確か【暴虐の王】と呼ばれていたはずなのだが 【検索】で調べても出てこないんだよなあ、この世界で何かしらの事件が起きるたびに毎回その事件の内容だけはわかっていたのだが、今回もそういう風に起こるということだろう。
そうして俺は 【瞬間記憶能力】で記録するのであった それからしばらくしてリリスもユウト達の所に合流したが リリスはユウトにレイナを取られたことが気に食わなかったようでかなり不満そうな顔をしていた そんなこんなで無事に 試験合格となりました。
(リリスが不機嫌になったのもなんとかなった。まあ結局は抱きしめたり撫でてたら落ち着いてくれてよかったけどな!まあそれは置いといて、試験の時はいつも通りに行動できた。
しかし俺は今回の件から今までとは違うことを考えている。これからはよりいっそう強くなろうと決めたんだ。
なぜなら今俺は今までの自分より遥かに弱いんだ。それに今まではずっと自分の事ばかり考えていたから周りの人の事も考えれていなかった。
俺にできることがあるとすれば誰かを守ることだ!そのために俺はもっと力をつける!)
それから数日が経ち 俺達はギルドに行きクエストを受けようとしていた 今日こそはリリスの好きな料理を作ろうと決意している ちなみにリリスは俺が作ったものを何でもおいしいと言って食べてくれるから作りがいがある。今日は少し奮発して少し高めのものを買うとしよう そんな事を考えて歩いているとギルドの前についた。
そしてギルドに入ると受付に向かい受付嬢に
「すいません、E+ランクの討伐系依頼をいくつか受けようと思うんですが」
「かしこまりました。E+の依頼は、 こちらのリストからお願いします。
それとE+ランクのランクアップ試験も行いますのでこちらで 試験を受ける方は別室にて行ってください」と言われ、 受付の人が紙をくれたため、それを受け取りリリスを連れて移動する。
リリスのステータスを確認してあるスキルが使えるようになっていることに気がついた俺は早速使ってみることにした。
(スキル『眷属作成』を使用し、眷属の作製を開始。)
(ステータスを確認します。)
名前:
種族名 :吸血王(ヴァンパイアロード
性別:男
年齢:15490 LV.124 HP 508800/500600 MP 100000/100000 STR 45000 VIT 53000 AGI 68000 DEX 77000 INT 92000 SP 25960 Sスキル 吸血王固有スキル『眷属作成』『超再生』『鑑定解析』『 眷属の成長補正(極大)』『 配下強化』(特殊スキル『絶対服従命令』『強制支配』を獲得しました。)
Eスキル スキル効果上昇『魔力制御強化 』
エクストラスキル 吸血姫固有スキル『不死身』、『状態異常無効』、『状態付与』、ユニークモンスタースキル『限界突破 』
称号 【吸血鬼神ウルベルトの寵愛 を受けし者】
SPが凄い勢いで減っている。だがそんなことは今はどうでもいい、それより俺はある一つのことの方が大事だと感じることができた。
そう俺はついにリリスと同じ立場に立つことができるようになったんだ。これでやっと同じ目線で話すことが出来るようになるのだ そう考えただけで胸が熱くなり、つい口元が緩んでしまった。
そうして俺達がリリスが待つ部屋に行くと、そこには既にリリスの姿があり俺のことをジッと見つめてくるため、 俺はその瞳から逃げられなくなってしまった そのリリスの表情は真剣そのものであり俺は思わず息を飲むがそこでリリスが話しかけてきた。リリスの声はとても落ち着いる。しかし俺にはなぜかそれが無理矢理感情を抑えつけているように思えてならなかった
「あの、ゆうと君?わ、私のステータスが変なんだけど何が起きてるのかわかる?」
リリスの言葉を聞いて俺はすぐに思考を切り変えた 確かに今の状況は普通ではありえない なので俺は 【全知全能の書】
を使い調べてみることにする。するとそこに記されていた文字を見て驚いた。そしてそれと同時に納得した これは俺が望んでいる展開だと思った そしてそれを確信に変えた後でリリスに伝えることにした。
それからしばらくしてリリスのスキルの習得が終わった頃を見計らってから再び 今度は二人で一緒に部屋にいくのであった 〜〜 それから数時間後、俺達はリリスのスキルの確認を行っていた リリスのスキルを確認すると、まずはSスキルである 吸血王固有スキルである『不死身 』はその名の通りだな 次は、S+である 眷属成長促進スキルの 配下強化(極)
は単純に言えば部下を強化するためのものだ 次にEスキルである 超再生 についてなんだがこのスキルの効果は 魔力量によって回復速度が違うらしい ただそれだけではなく、 自然治癒でも魔力を消費して回復できるため、 この能力は戦闘中にかなりの時間稼ぎができるようだ 最後にエクストラの吸血王のスキルである、吸血姫の ユニークスキル 吸血王は、簡単に言うと 相手の魔力を吸収することができるらしい。
その分自分も吸われるがその魔力を 使うことで相手を倒すことも可能なスキル だ。そして その吸収したものは自分のものとすることもでき その逆も可能なのだ これがあればリリスが負けることはまずないな リリスは、今までずっと一人ぼっちで戦ってきた だからこそ、自分の強さにあまり興味が無かったのだ しかし今では自分がどれくらいの実力なのかを理解し始めている。
そうやってリリスが強くなることが俺は嬉しかった。そして俺は自分の気持ちを伝えたくてしょうがなかった。
リリスのことがとても愛おしくなって
「リリス!俺は君のことが好きみたいです」
そう言った途端、俺の唇に柔らかな感触があった。
リリスの顔は真っ赤に染まっており、その目には 少しだけ涙が滲んでいた
「わ、わ、私だって、ゆ、ユウトくんのこと大好きだよ!」
そう言い終わったあと、リリスは再び キスをして来る。リリスは何度も何度も繰り返しながら俺を求めてくる。
俺はそれに対して応えるように舌を入れてリリスの口を塞ぐ そうすると段々とリリスの動きが弱くなっていく それからしばらくすると、完全にリリスの体からは力が抜け、俺はリリスを支えつつそのままソファーまで連れていき寝かせる すると、リリスは突然ハッとしたような顔をしてから、慌てて起き上がると恥ずかしさを隠すかのようにそっぽを向いてから話し始める そして俺はリリスの手を握ってからゆっくりと話し始めた 〜sideレイナ 私の名前はレイナ。
年齢は14で、職業は一応冒険者をやっていてD-ランクになっている。そして今回私が受けた依頼は薬草採取のクエストなのだけど いつもよりも森の空気というかなんというかなにもかもがおかしい気がする 何か嫌な予感を感じ取りながらも私は森の奥深くに進んで行った そうしてある程度歩いた後に見つけたのは、 紫色の花の群生地だった。その花は今までに見たこともないものだったためその花を手に取ろうとしたら後ろから気配を感じたので振り返るとそこには魔物のオークが居たのだ 私は驚き固まってしまった。
そのせいで一瞬判断が遅れてしまったがなんとか剣を抜き放つことに成功し、迎撃することが出来たがそれでもかなり厳しい状況になってしまった なぜなら私は魔弾を撃った後の隙を狙われてしまい攻撃を防ぐのが精一杯になってしまってしまった。このままじゃ不味いとわかっているのに、 何も出来ずにいた。
それからまた暫く時間が経った頃にやっとユウトが駆けつけてきてくれたがユウトの攻撃が当たることはなかった。そればかりか魔剣を弾かれていたのだ そうしてそこから先は、私達の知っているユウトはどこにもいなかった ユウトの強さは異常なほどだった。ユウトはいつも私達に優しい言葉をかけてくれて たまに意地悪だけど、いつも頼りになる兄みたいな存在だと思っていたのに、今のユウトには何も感じることが出来ない そんな事を考えているうちにリリスが危なくなっていたので援護しようとしたのだが、結局は間に合わず、 リリスは怪我を負ってしまった。
リリスの傷は見た目はかなりひどいものに見えるが幸い命には別状は無いだろう。
そして私はここで覚悟を決める ユウトはもう以前のように接してくれないかもしれない。それでも私はユウトと仲良くしていたい!それにはやっぱり私の気持ちを伝えないと駄目だと思うから! だから今からちゃんと自分の思いを告げる!
「わ、わ、わ、わたしだって、ゆ、ゆうとくんのことがすき、よ、」
ああぁぁあ!!ダメだ緊張しすぎて上手く声が出なかった。もっとはっきりと言わないと伝わらないと思うので今度はしっかりと伝えることにした そうした結果 無事に思いを告げられたので 後は返事を待つだけである。
〜 その後、俺は意識が飛んでしまいそうな感覚を必死に抑えながら、俺はリリスをギルドに連れていった。ギルドに到着すると俺はリリスをベッドがあるところへ連れて行くとそこでリリスを寝かせた。
俺は、受付に行きリリスの状態を受付の人に聞くと リリスが倒れた原因はどうやら魔力切れによるものらしい。
俺はその受付嬢に 【眷属作製】を使ってリリス専用の回復薬を作ることが出来るスキルを習得させてあげた。
リリスの容態も安定しているようだったため リリスを残して俺達は宿屋に向かう事にした。
そして翌日になると、俺とリリスは宿を出て、 討伐系の依頼を受けてみることにした。
受付に行って受注の申請をした時にリリスの方を見た受付嬢は驚いていた
俺は気づかれないようにこっそり鑑定をかけると、 そこには 種族名 :吸血姫
性別:女
年齢:1034 LV.104 HP 10400/12100(52080)
MP 12500/21000(55900)
STR 34000 VIT 26000 AGI 48000 DEX 48000 INT 50000 SP 5500 Sスキル 超再生 不死身(極)
魔力制御強化 眷属強化(極)
配下強化(極)
Eスキル 眷属召喚(眷属のレベルにより異なる)
エクストラスキル 吸血姫固有スキル『不死身』、『状態異常無効』、『状態付与』、 ユニークモンスタースキル『限界突破』
(ユニークモンスタースキルのスキル効果はユニークモンスター特有の物のためここでは割愛します)
称号 【不死者の王】【始祖の血を受け継ぐ者】
と出ていたので驚いた。
しかしリリスはまだステータスが低いのかと思ったのだがどうやらこの吸血姫の称号のおかげだとわかり俺はホッと安心したのであった。
そうして、俺はリリスと一緒に依頼内容の確認を行った後、リリスの 【アイテムボックス】
に収納した。それから俺達は、森の中に入るとゴブリンを見つけたため リリスに倒してもらうと俺達は、さらに先に進んでいく。それからしばらくして 今度はオークが現れたのである リリスに倒すように言ってみるとリリスは、 すぐに倒してしまったため俺達はそのあとを着いて行った。するとそこには ゴブリンの集落ができていたため、俺がリリスを守ると言うとリリスは 一緒に戦わせて欲しいと言って来たため二人で協力して 一気に殲滅していった それから、リリスのレベル上げのためにひたすら魔物を倒し続けた。それからしばらくすると 今度はオーガが現れリリス一人で相手をさせてみると意外と楽に勝っていた。
そうして、俺はリリスに少し休憩を取らせるとリリスが
「ありがとう」と言ってきてくれた。そのことに俺は嬉しさを感じながら
「おう!でもあんまり無茶するなよ?」
と伝えてから、リリスの回復を待つ間俺が倒したオーガの解体を行うことにした。この世界のスキルには スキル創造というものがあり俺はこのスキルを使うことで、 様々なスキルを生み出すことができる。スキルの種類によってはスキルの 熟練度によって威力が変わったりするものがあるので俺は試しに作ってみたのだ すると、俺はスキルを1個作ることが出来た ちなみに作ったのは『解体Lv.1』『調理Lv.2』『裁縫 Lv.3』『細工 Lv.3』『農業Lv.1』『調合Lv.4』『採掘LV.1』『伐採Lv.1』などがあったそれから俺は、全てのスキルを創造していくとあっという間に 一時間ほどが経過していた それからリリスに休憩を取る事を伝えると俺はリリスを連れて、街に戻るのであった。
そうしてギルドに戻ってから俺が、依頼を達成したことを報告し終えたところで俺はあることを思いついたのである 俺達がギルドの酒場で食事を取っていたところにギルドの職員らしき人物に声をかけられてしまったのだ。
そして、俺が依頼の達成報告をしている時その女性は突然リリスに近づいてきたので俺が止めようとすると女性はそれを気にせず話始めた。そして話が終わるとその職員の女性はいきなりリリスを抱き寄せたのである。
そうやってリリスを困らせているとそこに俺の天敵とも言える存在である、ギルドマスターがやってきたので俺はその職員の人とは離れたがその後もずっと絡んでくるその女性がうざくてしょうがなかった しかしリリスはまんざらでもない様子で、それを見ていた俺は非常にモヤッとした気分になったのでリリスを半ば強引に引っ張る形でその場を後にする。
そうしてから俺達は宿屋に向かい夕食をとることにした そして夕食を食べ終える頃にはリリスはかなり落ち着いたようで俺もホッとしていた。それからリリスが突然お風呂に入っていくと言い出して俺はそれについて行きたいと思ったのだがさすがにリリスが嫌がるため俺は大人しく待つことにした しかしそれから暫くするとなぜか リリスが裸のまま飛び出してきた。
リリスのその姿を見た俺は一瞬理性が飛びそうになるがなんとか堪えた。するとリリスはそのまま俺の部屋まで来てくれた それから俺はリリスに話したいことがあると言われたのでリリスに話して欲しい事があると言ったのだがなかなか言い出さないでいたのを見かねて、俺は 話してくれるまで待つからとリリスに伝えたのだがそれを聞いても尚黙ったままだったのでリリスに話しかけようとしたその時 リリスはようやく話し始めてくれたので俺は最後まで聞くとリリスが泣き出してしまったので とりあえず落ち着くまで俺は頭を撫でることにした。
それからしばらく時間が経ってからやっとの事で落ち着いてくれたので俺は改めてリリスの告白を聞こうとしたら何故か恥ずかしくなってしまい、 顔が真っ赤になっているのが自分でもわかった。俺は意を決して、 俺はリリスの手を取ってから自分の気持ちを 正直に伝えることにした。俺はリリスに リリスの事を好きなのでこれからも一緒にいたいと伝える と返事を聞くことができた それから暫くはお互いに見つめ合っていたがリリスが何かを思い出して 部屋から出て行こうとしたが慌てて俺は引き止めた。俺は、俺達の間に出来た子供の事を考えて 今のうちに冒険者を引退することを決めた。そしてそのことを伝えるとリリスが寂しそうな顔をしていた。
その後俺はリリスとの子供ができても出来る限り早く帰ってくる事をリリスに伝えておいた。そして明日俺達はこの街を離れていく そうして次の日になり、俺達は荷物をまとめ リリスはいつものように吸血を行い体調を整える準備をした
そしてその後吸血をしてもらい、俺は【超成長促進剤】を作り それを飲んだ。それから少しだけ休んで出発の時間になったため、 俺たちはギルドに行き、ギルドカードを返却した後で依頼を受けた。そして森の奥に進むとそこには オーガの群れがいた 俺はすぐにリリスのところに戻り二人揃ってオーガの群れと戦った。まずはオーガの攻撃を 全て受け流すと俺は反撃を開始し次々と屠っていく。
リリスの方も、 オーガの攻撃を避けながら魔法を放ちオーガを確実に仕留めていっていた。俺はある程度倒してからオーガキングを探すことにした。そうして探し始めると少し奥に、洞窟のようなものが見えたため、その中へと入って行くことにした。
そこで俺は大量のオークやコボルトに囲まれてしまったが俺は、 剣を使い倒して行く すると、そこで俺の前に一人の人間が現れると リリスに襲ってきたため俺はリリスの前に立ち塞がり、 そいつを倒した。すると今度はリリスの方にもオーガが現れたので、 俺はリリスの方に向かった それからは、お互い協力して 戦闘を行っていった。
それからしばらくすると 今度はゴブリンが現れたため俺とリリスはそのゴブリン達を倒して、また奥に進み ついに見つけたのだ このダンジョンの主 オークジェネラルを、俺達はすぐさま倒すために オーク達に攻撃を仕掛けた。
オークはそこまで強い訳ではなかったため、あっさりと全滅させることが出来た それから俺とリリスは ダンジョンの中に入ったのだがその道中にたくさんの トラップがあり それを二人で協力しながら 解除していった。
そうしているうちにとうとう俺達はオークメイジを見つけると、リリスはすかさず攻撃した。それからも俺達は、どんどん進んで行き、とうとうボス部屋と思われる扉の前に辿り着いて しまった
その扉を俺とリリスが開けるとそこには 俺達が探していたゴブリンロードが居座っていて、俺とリリスは二人で戦おうとすると 俺達の前に一人の少女が現れた。
その少女の姿はどう見ても10歳前後にしか見えないような幼い姿をしていてしかもその少女の瞳はとても澄んでおりまるで宝石のようだった。
俺はその少女に リリスが危ないので下がっていろと告げると、 その少女はすぐに俺の言葉に従い後ろに下がった それから俺とリリスで戦いを始める
しかし、やはりリリスはまだ実力的に弱いのか徐々に押されていってしまっていた。
そして俺は、【神眼】を使いリリスに鑑定をかけた結果リリスのHPがかなり減ってしまっていることが分かり俺は、【限界突破】を発動した。そうしてリリスを追い詰めていた ゴブリンロードを俺とリリスは同時に 撃破した。そうして俺とリリスはハイタッチを して喜び合った。
しかし、ゴブリンロードとの戦いでリリスのHPがだいぶ減ってしまったためか、リリスは倒れてしまう寸前の状態になってしまっており、俺と、その少女とで急いでリリスに回復薬を与えた後俺とリリスは、この部屋にたどり着くまで通った通路を通り元の場所に戻ることに成功したのであった。それから、しばらく経った後に、その少女が自己紹介を始めた。
俺はそれに答えると俺も名乗った。するとその女の子がリリスにいきなり抱きついていったのである。それからしばらくしてから、リリスが起き上がるとそのリリスに突然、その女の子が口づけをしていた。俺は、目の前の光景に対して呆気に取られており何もできずにいたがしばらくしてようやく俺の中で疑問が生まれた。
その少女がリリスとキスをしたのはどういう意味なんだ!?
しかし、その答えが出るよりも前に、 リリスは、なぜか涙を流してしまったのである そしてその女の子は俺に向かって なぜだか分からないがあなたに感謝しますと言ってきているので俺もよくわからないままリリスのことを見て、微笑んでいた。
そして、俺は、その子の名前を聞こうとしたのだが その子はリリスが目覚めたので どこかに走っていってしまう。それから、俺はリリスに名前を聞いたが
「私の名は、アリシテア王国第一王女アリスと申します」
と言われ、俺が混乱しているのを見た リリスは説明してくれた。そうすると俺は納得したのである。
そうして、リリスと俺は、リリスの実家に向かうのであった。その途中リリスは俺に自分の本当の気持ちを教えてくれて俺は嬉しかった。そして、リリスが家に帰ろうとしないでいたのには、リリスには、婚約者がいるからである。
その人は、アリスの義姉で第二王子なのだという そして、今リリスが暮らしている街が、リリスの生まれ故郷であるらしい。俺はそのことを聞きながらもリリスの手をしっかりと握って歩き続けるのであった。
俺達は、リリスの故郷の街に向かっていた 俺は、その間ずっとリリスのことを愛していたと伝えてリリスがそれを聞いて顔を赤くしていたのは言うまでもない。
それから、街についてからも俺は リリスに愛の言葉を囁いた それから、俺はリリスと手を繋ぎながら、街の中心にある城までたどり着いたのである。俺はその門番の兵士らしき人を見つけ その兵士の人に俺はギルドの依頼の報告をするためにギルドに行きたいと言うと、兵士が俺達のことを見てきてから
「おいお前らどこから来た?まさかリリス様のところに忍び込もうとしてるんじゃないだろうな!」
と言われた俺はリリスに目を向けると、リリスは何も言わずただ下を向いて黙っていた。
俺は、正直、面倒臭いことになったと思いながら、ギルドに行って報告をするんだと言い返した。
しかしそれでも門兵は信じない様子だったので俺とリリスが、依頼達成証明のためにギルドに行くことを証明するものを見せると しぶしぶだが門を開けることを了承した その後、俺はリリスの手を引きそのまま、 ギルドへと向かうことにする。
それからしばらく歩いていくと大きな建物を見つけた。それが俺達が目指していた場所だった。
中に入ると俺は、早速受付に向かった。
すると受付のお兄さんは俺達の方に話しかけてくる そのお兄さんの話では、俺達は王都からやってきたということなので身分証がないと入れないから作りましょう!と言われた。それから俺はお兄さんと少し話した後にリリスを連れて、 別室に案内され 少し待たされた後で、俺のギルドカードを発行させてくれた。それからリリスも一緒にギルドカードを発行してくれた
俺達はお礼を言うと、俺達は、リリスが、住んでいた屋敷に向かいそこで、俺達は住むための家具を買ったりしてから夜になった。
俺達は、これからどうしようか考えていたら、俺のスキルの一つ 《創造主》 が勝手に発動していた。
するとなんとリリスは俺との子供が出来ていたのである そして俺達が今住んでいる家は、リリスの屋敷の隣で、リリスの家の方が俺の家に来てくれることになり俺は 少しだけドキドキしながら寝床に入るのであった。
そして次の日、 目が覚めた俺は すぐに着替えて隣に居るリリスを起こすとリリスは、俺が起きたことに気づいたようで おはようと返してきた。そして俺達は 今日何するかを話し合っていたが特にやることがなかった為、結局のところ暇になるわけであり、そうして、しばらく時間が経ってからは、俺達の間に子供が出来たことによってリリスは体調が悪くなり始めたのだ、だから俺は急いで【回復】を使ってから、俺は、【成長促進剤】を作ってリリスに飲ませた そのおかげでリリスの体調はすぐ良くなった。
そうしてそれから一時間ほど経つと俺とリリスの間に産声が上がり 俺達は二人とも感動してしまった 俺達は生まれた子供を見ると 男の子だったため、名前は ユウトにした。
そして俺達はこの子に名前を呼ばせるために何度も練習させる それから数時間経った頃 俺も疲れてきてしまったが何とか呼ぶことは出来るようになっていた。俺達が名前を呼んだことでそのユウトは笑っていた。それから俺は少し休もうと思ったのだが どうやらまだリリスの調子が良くないみたいだったので、俺はもう一度、今度は違う種類の【回復薬】を飲ませて、俺は再び【超成長促進剤】を作る それを飲んでもらった。
するとリリスの顔色が良くなっていき俺達はまだ生まれたばかりの息子の名前を呼び続けていて、 それから数時間後には、息子がまた産声を上げた。
俺とリリスは顔を見合わせ、お互い微笑むと 俺達はこの子が健康に生まれてきたのだと安心してそれからしばらくの間はこの子の面倒を見ることに専念しようと二人で決めて この子を可愛がった。
それから数日が経過したある日のこと俺とリリスは、そのユウトに【魔導師術】を教えることにしており俺が、その基礎を教えようとした時にリリスが 俺のステータスを見て驚いたのか急に俺のことを見つめてきて 私もあなたと同じように強くなりたいと言ってきて俺はそれなら俺と一緒に強くなろうと言ってそれから俺とリリスの二人で特訓を始めたのだがその途中で、リリスが自分のレベルが上がったことにより覚えた新しい魔法を使いたいという要望を出して来たのでその要求に応えたら リリスのレベルが上がっちゃいました。そしてその結果俺はその威力に耐え切れず気を失ってしまったのである 俺はそれからしばらくして目を覚ました。
俺はまず最初に、俺のステータスを確認すると
俺のステータスは 名前:リリス
(東条(とうじょう)優斗(ゆうと)の妻にして
勇者リリスの娘でもある 状態異常無効:毒などの肉体に影響を与える効果を受け付けず
物理ダメージ軽減の効果は受けることができる 名前 :ユウト 職業 【見習い魔術師 LV520 ランクSSS級】
性別
:男 HP99000000/99000
MP 50000000 筋力:測定不可
魔力量:50億6000万
耐性力:32000
敏捷性:10000500
知力:25800
運 :13000
魅力 能力:神眼、限界突破、全武器適正、武術の極み 加護 創造神による加護、神界の神によっての 支援を受けている。
スキル【聖剣召喚 LVMAX】、固有エクストラスキル
『聖魔融合』
ユニークスキル『神の導き手』『言語翻訳機能付与』
パッシブスキル『自動再生』『体力吸収速度増加』『 自動体力回復 』『無限成長』『無慈悲なる一撃必殺の一撃 』称号 リリスとの絆、 リリスの夫、 英雄の器を持つ者、勇者リリスの父、愛される妻 、世界を救ったもの、新たなる世界の覇者 と表示されていた。
俺はそんなのをみて絶句してしまっていた 俺の想像以上に強い数値になっていたから それに俺のランクって一体なんだ?俺はこんな数字初めて見たぞ でもこれで俺の嫁は守れるはずだ!そしてリリスの方はというとそのステータスを見てかなり驚いていたようだった。
しかしそれから俺はそのステータスを消そうとしたが消すことができなかったのだそれで俺の頭にあの神の言葉が蘇ってくる その言葉で俺はようやく理解することができた。俺が異世界に来たのは、恐らくは俺と、俺の愛すべきリリスを守る為だということを、そして俺達がそのスキルを使った後にステータスを見たらなんとリリスのランクが俺と同じSSS級になっていて俺は思わず驚いてしまうのだった。
それからしばらくの時間が過ぎて俺は、ある決断を下す。
俺達はこれから先も 俺達の子を育てて行きたいから この世界で生活をして行こうと思うと それからは俺が、 リリスの両親に説明をした。するとリリスの両親は俺達がこの世界に留まることを許してくれたので、俺はリリスの両親に感謝をしながらお礼を伝えた。
それからリリスが何かを思い出したような顔をしてから、少しだけ待つように言われてそれからしばらくして戻って来て、その手に持っていたのが手紙と小包で、リリスが言うにはこれは俺達への贈り物だそうだ
俺とリリスはその中身を確かめると中には金貨1000枚が入っていた。俺はそのことについて聞くとお城で働いている知り合いの人からの贈り物だというのだそしてその中には 俺のステータスを見ることが出来るアイテムがあったので俺とリリスは確認すると 名前 :アリス
(アリスティアの義妹 東条の幼馴染み 元王女であり現冒険者のランクAの冒険者である。)
年齢:13歳
性別 :女 身長:130cm
スリーサイズ B 82 W 56 H 78 体重 :32kg スキル 鑑定士 聖女の癒し、気配感知 剣術の才 光属性魔法LV10、火魔法、水魔法、風魔法、土魔法、闇魔法LV10 杖術、槍、弓、短剣の扱いに長けている。体術LV2 固有スキル『絶対探知LV7、聖獣王 聖騎士姫 、 成長率向上の加護 、スキル共有、スキル獲得確率上昇 、スキル昇華 、天職の啓示 、運命の悪戯、完全隠蔽、偽装 など』
ユニーク 称号『勇者と魔王の加護、 勇者の祝福、魔王の寵愛 』と表示されているのだった。
俺はリリスにこのことに対して聞くと、どうやら俺の知らないところで俺とリリスの子について調べられたらしくそのせいで俺の幼馴染のことがリリスの妹として伝わってしまったのだ それからしばらくして俺とリリスはこの国から出ることにした。
そうしてからしばらくした後 俺たちの前に 勇者と大賢人の二人がやってきたのだ。
そして俺は、その人達を見て驚くことになるのだった。
それから俺とリリスと勇者達は、 一緒に暮らすことになり俺はリリスのことを守ることを決意しながら日々を過ごしていた。
それから数ヶ月後 俺達は、 ギルドマスターやギルド受付のお姉さんに別れの挨拶をしたりしていて俺達が今いる国は【バルガド王国】と言い俺達がいた国より少し小さいのだが、そのお陰か活気がすごくあって治安が良い
俺達もこの街で買い物などを済ませた後は、俺達が泊まっている宿に帰るために リリスの手を引いて歩いていた。
その時俺達の後ろに一人の女の子が着いてきて俺達に声を掛けて来た。俺とリリスは 振り向いてみる
「久しぶりだね リリス と優斗」
その子の名前は【アデル=エルク】と言うこの世界では、かなりの有名人でこの世界でもトップクラスの美少女なのだ。そしてこの子は俺とリリスのクラスメイトで、俺とリリスが付き合うきっかけを作ってくれた人物でもある。
ちなみに俺達がこの子の事をなぜ呼び捨てにしているのかそれは彼女が、年上だからであり、そうしないとリリスは怒ってくるのだ。だから俺達は、彼女に敬語を使わないようにしているのだが、なぜか彼女からお願いされた為今は普通に接することができる。彼女はこの世界に来ていないようで俺は、そのことを残念がっていた
「久しぶりですね。
私達は元気ですよ。
あなたも元気そうですね。アデル。
でも貴方のような可愛い子がどうしてこんなところに来て私達を付け回すようなことをするのですか?」
リリスがそんな質問を投げかけると、少しだけ照れながらも 嬉しそうな表情をしてリリスの質問に答えていた。
その後ろから遅れてやって来た この子もまた俺達がよく知っている人物であり この国の第一王女様であるリリスが少し不機嫌な感じで俺のことを呼びながら 腕に抱きついて来る 俺のことを見上げて見つめて来る その姿は可愛すぎて抱きしめたいほど だけど我慢しなければ!!
そんな俺の内心とは裏腹に 俺の腕に頬を当ててから甘えてくるリリスに俺がどう反応して良いかわからず困惑していた時に後ろから来た人が そのリリスのことを見て何故かニヤけていて、俺に耳打ちをしてくる。その人の名は【クロリア】と言いこの子も俺とリリスとよく知る人である。
そしてこの子は、勇者のパーティーの一人で俺のクラスの中での友達でもある そして、リリスは俺の膝の上に乗っていて俺は それを止めることもできない。
そんな俺達の姿に微笑んでいるクロリアと少し不満げな雰囲気を出しているリリスと、楽しそうに見守ろうと決めたのか 俺とリリスを見て笑っている それから少しの間話をしていた その途中俺は気になっていたことを聞いた 俺達がいなくなったあと皆は無事なのだろうかと?
俺が気になっていると察してくれた 二人は俺が聞きたかったことを全て話し終えた後に これから俺達が何をしようと思ってるかまで全部聞いてきたのだ。
なので俺は、俺が異世界召喚をされてすぐに 神様を名乗る人に言われたことをそのまま二人に伝えた。それをきいた二人は驚いていた 特に俺が勇者のスキルを使えるということと、固有エクストラスキルのことについて聞いた時は驚いていたがそれでも納得はしたみたいである そして最後に俺は、その神からもらった指輪と リリスと一緒に写った写真をプレゼントすることにした。
俺は、その二つを渡した後 二人とは別れた。
俺は、リリスと二人で家に帰る途中に色々な人と会って、そしてこの国を出てからしばらく経った後に 俺はあることに気がついてしまった。俺が異世界召喚されてから今までにあったことやリリスと出会って俺がリリスと結ばれるまでの過程を本に書いてみたら売れないかと考えた。
そこでまず俺の持っているお金を確認するため俺はアイテムボックスの中にしまっておいたものを取り出そうと思った時にあることに俺は気がついてしまったのだ 俺が取り出したのはリリスにプレゼントをした写真が入ってる小包だったのだ しかも、その中身を見てみるとそこには、あの日俺とリリスがデートに行ったときの写真が綺麗に収められてあった。
それに俺は愕然としてしまいそれからしばらくの時間が過ぎた頃に俺はあることを考えた
それはリリスとの写真を売ってしまおうと考えていたのだ。俺が考えていることは、あの日の思い出を売るというわけではなくて、俺がこの世界で得た大切な記憶は 俺が死ぬまで誰にも見せることなく、自分だけで楽しむ為に大切に保管しておいて欲しいと思っている。
俺が言いたいのは リリスと俺だけの思い出が詰まった写真がたくさんありすぎて 俺の部屋に入り切らない程になってきて困って来たので売ることを決意したという訳だ。それから俺は早速 俺が考えたアイディアを実行に移した。俺の作った物語に 俺がこの世界で体験してきたこととリリスとの想い出を大切にして リリスが幸せに生きていられるように頑張ってきたということを、それと これからも頑張るという俺の気持ちも載せて書いたものを売り出したのである。
その結果、俺の本は大成功だったらしくそれからは俺は、リリスと俺の子供たちの為に一生懸命に働いて 俺の書いた本も、売れ行きが良くなったので、 リリスも、その売り上げの一部を 俺とリリスの子供の為に使ってくれることになった
それでリリスは毎日のように俺のためにお風呂に入ったり料理を作ったりと、いつもお世話をしてくれている
それからしばらくして俺が本を売り始めた時からずっと、俺の本の売り上げの一部を使って俺達家族のためにお金持ちの人たちが集まる社交界みたいなところに招待をされるのだが俺は 正直面倒くさいと思いながらも 俺は その集まりに参加をするようになった。なぜなら そのおかげで俺はリリスと出会うことができたからであるから俺にとってこの場に来ることが、リリスに出会うきっかけになった大事なものだと俺自身に自覚があるからなのだ
そしてそれから数年後 俺は、リリスとの間に 男の子を出産した。名前は 【アリスティア】と言う名前にしてリリスにも確認をとってその名前にすることに決まったのだ。
そしてその子が生まれてからは俺は 子育てをしていくために仕事をやめて、子育てを専念することにして リリスやリリスの両親や俺の育て親であり俺が信頼出来る唯一の人物であるリリスの父さんの力も借りて アリスティアを育てていった。
そして、その数年間 俺が書き記した本がベストセラーになりまくっていて俺は、リリスと結婚してからも 、忙しい日々を送らされていたのだった。そしてある日のこと 俺は久しぶりにギルドマスターに呼ばれて ギルドマスターと、ギルド受付嬢の女の子 それからギルドマスターの奥さんの3人で俺達が住む家に訪ねて来た。
それからしばらくしてギルドマスターから突然俺達に頼み事をされてしまいそれが ギルドで俺達のことを書いてる本を 冒険者達が買っているから この本を、王都にいる貴族の令嬢や騎士、魔法使い、冒険者に渡して欲しいと言われたのだ。
その貴族は この国の王女であるリリスや俺と、 同じ学校の出身で幼馴染の俺やリリスが好きな人がいて、その人の為を思っての行動らしく断ろうとしたけど、リリスや俺が了承するとその人達は、喜んでくれていた。そして俺達は その後 俺とリリスが書いた 本を買う人達全員に配るように言われて俺はリリスと一緒に手分けして配っていた。その時リリスは俺の手伝いをしてあげてと言われていて手伝ってもらえた リリスも俺の手伝いをすると言ってきかなかったが、リリスは、その貴族の家の人達と一緒に行動していた。その光景を見て 少し羨ましく思っていたが俺の目の前では俺のことを信じてくれている 優しいギルドマスターが居てくれたので俺は安心しながら作業を進めていった。
俺達は、リリスの両親が俺の書いた本を配るための手配をしてくれた馬車に乗ることになり俺とリリスはその人達の見送りに、一緒に付いていった 俺とリリスがその人を見送った後に俺は、ふとあることに気がついて、この村の村長と、この村を統治している 伯爵と、その執事とメイド長がいるところに行き俺は、この村から出る準備をしていた そのことを、俺はこの人達に伝えてから 俺はこの家をリリスと共に離れることにした そしてそれから俺は自分の身を守るための準備をしていたのだが この家にはもう用はないと思ってリリスと一緒に俺が泊まっていた宿に戻って荷物を持って 俺は、リリスと別れて宿から出てからある人物を 俺の家で待たせていたので俺は その人物に この家であったことを全て伝え終わった 俺は この人物に、もしも俺の家族を狙う者がいたら、その人物に 容赦なく、そして容赦もなく殺してほしいと言うことを伝え それから俺の家に来て俺の帰りを待っていて俺に抱きついてくる人物に俺はこう言う これからしばらくの間はこの村に居ると思う。なので お前の側に居てやることが出来ないが許してくれよ。そう俺に抱きついて来た少女に告げた後に俺はその場から離れようとした。だがその前に、少女から抱きつかれて 私はあなたのことを絶対に諦めません。あなたと一緒になるためにならどんな努力でもするつもりです。なので待っててください。そして私が、必ず貴女のことを幸せにしてみせます。だから私を捨てないで下さいね。とそう言われた後に、彼女は、俺が、さっき言おうとしたことに気がついて慌てていたがそれを聞いて俺も思わず笑ってしまった。そして、俺はこの子を守るためにこの子を守る力を手に入れてから、この子と旅に行こうと考えているのでそれまでに君にこの世界の言葉と魔法を教えてあげたいと俺は思い彼女にそう伝えると、とても嬉しそうな顔をしながらありがとうございますと笑顔を見せながら言ってくれた 俺とリリスはそれからすぐに、ある国に向かったのである。その国は リリスのお兄さんと妹である。
【クロリア】が、治める国でもある国【クレール】に俺は、向かって行った。その途中でリリスが急に俺に向かってこんなことを言い出した。どうやらクロリアが、この前の戦いで俺達に助けられて感謝していてお礼がしたいから今度会わないかと言ってきたのだ。
リリスと俺は、その誘いに乗ってみることにした。それから数日が過ぎて俺達が その国に着くまでに何事もなかったが、俺とリリスの目の前に現れた人物がいて、それはなんと この前の戦闘の時に、俺が手助けした 女性であったのだ!そして俺達はその女性の案内によって、ある建物にたどり着いた。そしてその建物の中に入って俺は 驚きの声をあげてしまった だって、その女性が この国でかなり地位が高い存在だと知ったからだった そんな俺は クロリアとその護衛に挨拶をして部屋を出ていくとリリスに
「なぁ、リリス、あの人はこの国の王様の妹なんだって?」と聞くと、リリスは、うん。と一言返事をしてくれた そのあと俺は あの女性を、どうやって助けようかなとリリスと話し合ってる時だった あの時の女性は、俺にお姉様を助けてくださらないと困ります。と言い出してきて俺はどうして俺が、この女性の姉である。
『 クロリア姫』を助けたいか理由を聞くと 私の大切な友達で お兄様には秘密にしておくという条件つきでその話を聞き出せた俺は リリスと相談をしたのちに 俺とリリスの二人でクロリアを助けることを決意した。
そしてそれから数日後、その日俺とリリスとクロちゃんは、ある場所に来ている。その場所は、 その国の一番偉い人達が集まって話し合いをしたりするところだ そしてそこに、この国の王がやって来てこの国にやって来た、ある男性に対して、この国から去れと、その男に命令したが、男は従わなかったので、この男がここに居座ることを許可した国王は、怒りに任せて 剣を鞘から抜いた。そしてそれを、あの時に助けてもらった、リリスに向けて振りかざそうとした 俺は、咄嵯の判断によりリリスの前に飛び出て俺の腕を切り落としてくれた。そのせいで俺は腕を無くしてしまった。その光景を見た人達は 慌てふためき始めていて俺は急いで この部屋の出口に向かおうとしてるが、その前にあの男性が 俺を逃がすまいとしたらしく俺を攻撃されかけたので 俺は、その男の腹を思いっきり殴った。そしてその一撃で意識を失ったのかそのまま地面に倒れ込んだ それからしばらくしてから俺はクロちゃんから
「優斗さん ごめんなさい。私がこの人を止められなかったばっかりに、優斗さんに大変な思いをさせてしまい本当に申し訳ありません。」
と謝罪をしてきたが、俺は全く怒ってもいなければ気にしてもいなかったのでその言葉を否定したら、俺とクロは リリスの両親の元に向かい事情を説明したら俺達は、一旦家に帰らせてもらってから、また この国の王に呼ばれた。それから この部屋に通されて、この国の王様と対面したら、その隣には この国の女王である、この国の中で、最も立場が高くて発言権を持っているクロちゃんがいて、この国の王から、この場にいる俺達に、 この国の王妃になって欲しいと言われたのだ だけど俺は、断ったら、俺はその申し出を断り、俺に、この国の王になるための資格があるかどうかを見定めて欲しいと、言われ俺は、クロちゃんとクロが、その試練を行う為に 俺は二人と同行する 俺達が向かったのは その王の住む城に建てられている、その城の中にいる 地下にある牢屋に俺は連れていかれた その地下の牢獄に居たのは、先程俺が気絶させた その男性で その男性の見た目は20代前半くらいの男性だった 俺はその人に この国があなたを、ここに幽閉したのは そのあなたの持つ その特殊なスキルが目当てなのだそうだ。その能力とは、あなたが持っている、そのスキルの名は【創造神】という、その能力は この世界に無いものをこの世界の法則や概念を捻じ曲げて創り出せるというものらしい だがその力を悪用されないためにもあなたをここで監禁しているんだとこの国の王はその人物に説明していた その人物は その話を最後まで聞いていて、その後 俺に近づいて俺に、いきなり攻撃を仕掛けてきた だがその攻撃を俺は軽々とかわしてから俺はこの人物に向かって言った。
この国は、あんたのような人を簡単に殺そうと出来るような そういう人間がトップに立っているのか?お前は、自分が助かりたいが為なら、この国の為ではなく、この国の民の命すら奪おうとするのかい。
その人物はその質問に対しては、答えなかった 俺の問いかけに対しての返答は お前も、この国で暮らしている者達のことなどどうでもいいと思っているのであろう。だから、私はこの国を変えるつもりはない それに、私はお前達のように誰かを守るなど、そのようなことは私は一切興味はないからな。と俺達に言い残して去っていこうとしていた その人を見て俺は、 俺に背を向けた その瞬間俺は、一瞬で移動して 背後を取りその人の肩に手を置いて俺はこう伝えた 俺はこの国の人達を救いたいと考えているし守りたいと考えている だから俺はあなたに聞きます あなたは、この国の人達を守るために 命を賭けてこの国の為に戦い抜くことができますか。と俺はその人に問いかけるとその人物は そんなことは当たり前のことだと、俺に向かって言い放つ そして俺がこの国のトップになったらまず、その国の人間にはこの国から出て行く準備をしてもらおうと思っている。だがこの国は、他国と仲が悪いからこの国から出られない人も中には居るかもしれない。
なので俺はその人達のために 俺の作った国に連れて行ってそこで暮らしてもらうようにしたい。と伝えるとその人は俺の話に食いついてきた。その人は、どうやら、その国に移り住むことで自分の大切なものを守ってくれるなら構わないと言っている そして俺はその人から了承を得てから、 俺とクロちゃんがこの場に残ることにした 俺とクロは その人を説得しようとしたのだが、どうやら クロちゃんでもこの人を動かすことが出来なかったみたいで 俺達がどうするか悩んでいる時にその人は急に立ち上がり俺達の方を向きながらこう言った 私はこの世界の人達が大嫌いだ。私はこの国の連中から 私が大切に育てていた妹を殺されかけている。そして私は 私にとってかけがえのない親友と、大切な家族と離れなくてはならなかった だから私はこの国を変えてみようとそう決めた。だから私は、お前達がこの国のトップに立とうとしていると言うならば私を倒してからそうしろ。そう言ってその人は 戦闘体勢に入った 俺はそれを見て、俺は、この人は本気で言っているのだと思い それを確認した後で、俺は全力を出した。
するとその男性は、俺はもう負けを認めたのになぜ攻撃を止めない。と不思議そうな顔をしながら言ってきたので俺は、確かにあなたが俺に負けたのは紛れもない事実だ。だが、それでもあなたの本心は、まだこの国のトップに立ちたいという意思が見え隠れしていることを 俺は見逃さなかったから 俺はあなたと戦うことにしたのです と答えると 俺の考えに気づいたようでその人は笑みを浮かべて俺の方を見てきた それで、どうですか。今この場で戦う気にはなりましたか。と俺が問いかけたら彼は 分かった、私の考えが間違っていたようだ。すまなかった。それと改めて自己紹介をしておきたい 私の名前は ジードと 言う 宜しくお願いします。と言ってきたので俺達は挨拶を交わして それからクロちゃんにこの部屋から出るようにと伝えてから俺はその人が この部屋の外に出るまで待った。そしてそれから少し経った頃にクロちゃんが 優斗さんにお父様から連絡が来てましてお話がしたいと 俺にそう告げてきて俺が、わかった。と一言返事をした直後にクロちゃんが俺に耳打ちをしてくると、あの方も優斗さんの 力の片鱗は感じ取っているようですよ。とクロが クロはそう言い残すと、そのまま、この城の クロちゃんの家まで帰っていった。
そしてクロちゃんと入れ替わる形で 俺の元にやって来たのがこの国の 女王であり 俺の母親でもある『クロリア』その人だった 俺と、リリスとクロちゃんの三人は 俺が 俺の母と会うことになった理由を説明していて、母とクロは、話に盛り上がっておりクロは俺の母の事が大好きらしい クロと母が 会話をしている時に、リリスが、俺に、こんな事を俺にだけ聞こえるように、そっと囁いてきた。
「優斗君、実は私ねお母さんに会ったのはこれが初めてじゃないんだよ。昔、小さい頃に何度かあってるの。その時にも、私とクロが仲良くなれるような関係になってくれたのが嬉しかったんだ。」と そしてリリスが最後に 私はねあの人のことが、とても大好きなのよ。って、小声で俺に、その言葉を言ってきていて俺はその言葉をしっかりと聞いて、俺もその気持ちを汲み取り 俺は 俺の母はクロに、何がなんでも 俺をこの国のトップにさせる為に頑張るわよ。と言っていた 俺とクロは、この城に来てからは、城の中にある一室を寝泊まりに使っていいと王様に言われてたので俺は、いつもの癖でクロを抱きしめようとしたが、今は クロがいないことに気づいて慌てて俺はクロを呼び戻そうとしたが、時既に遅し
「クロちゃーん!!戻っておいでー!」と言ったけどクロちゃんからの返事は無かった。
それからクロちゃんを探し回っていると どうやら俺の声にクロちゃんが反応してくれて クロちゃんのスキル【空間移動】を使って俺の元に現れてくれた。
クロが
「すみません。勝手に離れてしまって。ちょっとこの国のお姫様に会っていて 私も、この国のお姫様の事が好きになりました。」と言われ俺は驚いた。クロがこの国の王族の女性に好かれるような魅力を持ち合わせていることは俺自身も知っていたのだが、まさか、ここまで気に入られていたとは思ってもいなかったからだ。
クロと クロリアさんは 意気投合していて、俺とリリスは 二人を微笑ましく見守りながらこの国の事や俺達の今後の身の振り方などについて話し合うことにした。そして俺達四人は話し合いを終え、城の中のとある場所に向かう事にした。そのとある場所に向かう途中に、俺達は、この城に勤めている使用人や、騎士、文官などに 声を掛けられたり、すれ違う人達からも声をかけられるようになっていた そのせいもあってクロとクロの両親である 国王夫妻や 王女であるクロの双子の姉妹と妹の二人とすれ違い挨拶を交わしたりしていた。俺はクロや、クロの家族以外の人とはあまり話すことがない為 最初は戸惑いながらも 笑顔を振り撒いて話しかけてくれる人達に対応していた するとそんな風に 俺に挨拶をしてきている人達の中から一人の騎士らしき格好をした 青年が俺に声をかけてきた。その人物は、黒髪のイケメン男子で年齢は18歳くらいに見えるが その見た目とは裏腹に、実年齢では23歳の俺より 一つ年上だった 俺がその人に名前を聞かれると 俺の名前を言うと、相手も同じタイミングで 自分の名前を名乗ってくれていたので俺はその人の名前をしっかりと聞き取っていた。
俺はその人が名乗ってくれた名前を心の中で復唱するようにして 覚えておく。そしてその人と一緒にいるもう一人の人物 金髪で、ポニーテールの髪をしてその髪型がよく似合っている女性も一緒に名乗りを上げた その女性のことも俺はしっかり記憶しておいた。その人は リゼという名前でやはりこの国でも美人で人気者のようで、男性から告白される回数も多く、そんな男性に対してリセははっきりと 断っており、またリセも自分に言い寄ってくる男性の容姿が整っているからと言って付き合おうとは思っていないようだ それからしばらくしてから俺達が目的としている 場所にたどり着いた その目的地にたどり着くとそこには俺が予想もしていなかった人物が居座っていることに気がついた。そうその人物は俺の父であったのだ そして父もまた クロと同じ【聖女 クロシア=レイア】と その妹でありこの国のトップに 君臨しているクロリアさんの二人が揃って目の前に立っていた。
クロは父の姿を見て一目散に走り出しクロに抱きついてクロの頭を優しく撫で回していた その光景を見た俺は思わず微笑んでしまうと、それにつられてか、母も俺のことを見てきた その目を見て俺は母の目から、母に 何か言いたいことがあるのだろうと思い、俺が、母の言葉を待つと、母が俺に向かって言葉を伝えようとしてきた。その瞬間、父が クロに、クロに早く会いたかった。とか言い始めて俺は少しイラついた。俺よりも先にクロと会っていたから。と言う感情が出てしまったからだと思う そして俺は母と話をするためにクロの側を離れて母の元に歩き出した。
その時に父は俺の顔を見ると すぐにクロに、お前にクロの事を頼んでいたはずだぞ。と俺に聞こえないように小さな声で言って来ていた どうやら 父と母は二人で話をしていたようだ。俺が母の前まで行くと クロリアは真剣な眼差しで俺の目を見つめていた。
それから俺は母に向けて質問を投げかけた どうして この国の王様になったのですか?と すると母はこう言った 私はただ大切なものを守りたいそれだけよ。と俺に伝えた。俺はそれを 聞いて思った。俺と同じような気持ちだ。だから俺は、クロをこの国の王にしたのか。
そしてその後に、俺はクロの側に近づいていきこう言った。あなたが、本当にクロの事が大切なのはわかったから。でも だからって 無理やりこの国に連れてきてもいいんですか。
俺はあなたの大切なものをこの国が傷つけるかもしれないんですよ。俺はあなたに問い掛けた。すると母は、私の気持ちはもう揺るがないと俺に言い放ってきた それを聞いて俺は、あなたの気持ちはよく分かりました。
ですが、俺が、クロに聞いたところ、この国の人達は、クロにとって、かけがえのない家族だと、俺にそう言ってきたのです。なので、俺はあなたの 提案は受けれられません。俺は、クロが大切にしているこの国に住む人たちを傷つけたくはないので 俺の本心を伝えると クロは泣きそうな顔をしていたが、それでも俺のことを支えようとしてくれるみたいだ 俺とクロが、お互いの思いをぶつけあった後に俺は母と父に向けて俺の考えを伝えた。俺が伝えたことは まずこの国の王になるのは、俺の幼馴染のクロリアさんであって欲しいという俺の考えを 俺の口から父に伝えさせてもらった。その言葉を聞いていた父は俺の気持ちを 理解してくれていて この話は、また改めて、俺の母を交えて話し合っていくことにした そして俺とクロが、部屋を出ていった直後に俺はクロを連れてこの部屋を出ることにした クロは少し疲れてはいたようだったが それでもクロは嬉しそうにしながら俺について来てクロは この国のトップが使うであろう執務室に案内されていた。
そしてクロと、この部屋の扉を開けるとその部屋の机には、クロのお母さんであるクロリアが書類の整理を一人でこなしていて俺とクロが入ってきたのに気がつくとクロリアが、優しい顔をしながら俺達に声をかけてきてくれた その声に反応した俺の隣にいたクロが俺の側からクロリアの元に歩いて行きクロに、久しぶりね。と言いながらクロの事を抱きしめていて その様子を見ていたクロは、クロリアとクロの二人に抱き着かれていて困り果てていたがクロリアが俺とクロを 引き剥がすと俺達にこの場にいる経緯の説明を始めてくれた。そして俺がクロにこの国の王になるようにクロに勧めた事を 俺の口を通して伝えると クロは 私にクロリアスと、名付けてくれなかった事については 私としては不満がないわけではないがクロの事をクロと クロリアさんが呼ぶようになったからいいとする。と言っていた それから、クロのことについての話を終えたクロリアはクロとクロの両親と共にこれからの 行動を決めている最中に俺に、この国のために、動いてくれた事のお礼と感謝の気持ちを伝えてきてくれて 俺はクロリアが、クロのお母さんとして 俺とクロを、認めて貰えてる気がして 嬉しかった それからしばらくした後、クロ達は俺の部屋まで戻ってきていた。
「今日はありがとうね優斗君!私、久しぶりにお父さんやお姉ちゃんに 会うことができたの それに私達と、同じ種族がいて、その子とも友達になれて凄く嬉しいの」と クロが俺に向かって言ってくると その言葉を聞いた俺は、クロは俺の家族と触れ合って俺が知らない間にクロも変わっていっているんだと実感できた その日の夜、俺は リリスと二人で この世界の事を話し合う事にしてこの世界で起きている事と、俺の持っているスキル『時空移動』について詳しく聞くことにした。俺はリリスからリリスの能力の一つである『時間軸移動』の 力について聞き出す事ができた そしてリリスからこの能力について詳しいことを聞くと この能力はかなり使い勝手が良く、自分の意識だけをこの空間の中に移動させて自分の好きな時間に飛ぶことができるらしく この能力は俺とリゼも使えるようになるようで俺達は、その事に驚きつつも これで俺達は元の世界に帰れるようになるのではないかと俺は考えていた 俺達が この国で過ごしていくうちに 一ヶ月が過ぎていった そして俺達がいるこの国の名前は、アルム王国の 国王が この国の人達の ためを考えていて、自分達で、新しい国を作ると決めて この国は作られたらしい そしてこの国の名前は 俺が、クロの親父さんのクロに名前をつけて欲しいと言われた時 クロが、俺のネーミングセンスで名前をつけられたくないと言われてしまったので 俺は仕方なくクロの案を採用した。そしてこの国の名前が決まったのだが、それは アルン王国という名前になり、クロと、クロリア、それにクロの父親でもあるこの国のトップの人間 そしてこの国で一番の力を持った騎士の称号を持つ 黒の騎士の4人で作り上げられた国。この国はクロを中心に作られているといっても過言ではなく、 クロの親父は、俺の知っている限りでは結構強そうで頼りがいのある人だと思える人だった そして俺はこの国を作ったクロに感謝している。この国があるおかげで クロに再会することができたから。この国を作ってくれたクロには感謝しかない。そしてクロの事を俺はクロリアと呼んでいるとクロが、私のことも、クロリアって呼んでほしいの。って俺に言って来たので俺はその言葉通りに クロのことをクロリアと呼び、俺のことをユウと呼ぶことをクロリアに約束させた。
そのあとに、俺とクロリアの話し合いが終わると クロリアからある提案が、出された。その提案というのは、今 私達がいる場所では あまり大きなことはできない為、少しの間だけこの世界から出てもらいたいとのことで その時に俺達にはクロの世界の人達にも会いに行ってもらいたいと思っているとの事だった。クロは この提案を、承諾した。なので俺と、クロはクロの国にある 王宮の中にある部屋に移動させられて俺とクロの2人だけの時間を楽しむ事になった。
だが 俺がクロと一緒に居られる時間はあまりにも短すぎた。この世界では、時間が止まっていて 現実での1秒はこの世界の中では約3日ほど経過していて、そしてこの世界の一日の長さは 俺達の世界で言えば10年程度の長さがあって。俺とクロの二人は、この世界を、出ることになった その時には俺達は かなり長い期間 この世界を離れることになるので、クロが、心配になってくると 俺はクロに 何かあってもすぐに駆け付けられるようにしておくと言って安心させる為にクロを 優しく撫でると、クロは俺の手にすり寄ってきて 俺の手を握るような感じでクロが俺の腕にしがみついて俺のことを抱きしめるように して俺から離れないようにしてくるのを見て、俺の心が、痛むと同時に俺は、こんな可愛い女の子に甘えられているのだからと喜びの感情が芽生え始めていた そして俺とクロは、現実世界へと戻ってきた 現実世界に戻ってくると そこにはクロの親父さんがいた。
俺はクロのお父さんにクロが、この国の女王になることが嫌な訳ではないということを 伝えると クロの両親は、俺にお礼を言ってきた。そして俺は クロと別れる際にクロにこう言った 俺はお前が、クロリアとクロって呼び合える関係になるまで待っているからそれまでに この国の人たちに認められるよう頑張ってくれよ? クロリアに、クロのこと任せたよ。クロリア そうクロに告げた後俺はクロと、別れた それから 俺はこの世界で得た知識をもとに 元の時代に帰るために動き出すことを決意した クロの事は俺が必ず守ってやるさ。俺の側にいれば大丈夫だと 思いたいけど それでも不安だ だから、絶対に クロを守る それが、俺の使命であり役目だと感じた クロが 女王としてこの城で暮らすようになって 俺もクロに付き添うようにクロの元で生活する事にした そして俺とクロリアと、クロの三人の生活が始まり俺は、クロリアの手伝いをする生活をしていた。
クロリアとクロリアの息子クロが、仲良くなっているのはいいことだし、クロリアが、楽しそうに笑ってくれているのを見ると俺は、幸せな気持ちになれた。クロリアとクロの二人が仲良く過ごしていることがとても嬉しく思えた だけどそんな平穏な日々はすぐに終わりを告げて、その出来事が起こるまでは、クロとクロリアとの時間を楽しく過ごした。クロがクロリアとクロリアの娘のアリエと過ごすのを眺めている時間はとても穏やかなものだった。俺にとってこの時間が、この家族で過ごす時間が幸せでこの時間を大切にしていきたいと願ったのだ。そして俺とクロリアと、クロリアの息子であるクロの三人が この世界で平和に暮らしていける事を祈っていたのだ そんなある日、 クロが行方不明になった クロの身に、一体何が起きたのか 俺には全くわからなかった。
クロは俺に、どこにいるかわからないと伝えてきてくれてクロを探して欲しいと言われ クロを探そうと俺とクロリアの二人で捜索を開始してクロを探すと 俺の頭の中に突然 声が聞こえてきた その声は、クロリアにも同じ様に 声が聞こえるようでクロリアに、俺の声は聞こえるが、声は出ないと言う風に言うと クロリアは俺の話を理解出来ているようで クロの事をよろしくね。私も後から向かうから と言い残してクロリアと、一旦離れる事になった。
そして クロリアと、別行動をする事にした俺は、クロを、捜して歩き回ることにした。
しかしクロを見つける事が出来なかった俺はクロの匂いを頼りにしてこの世界に存在する 生き物の気配を感知しながら歩いていく。
それから、かなりの時間が経過した後に、クロとクロリアが俺の前に現れた。クロは、無事にクロの親父さんと 再会出来た様で、そしてクロの親父さんが俺の事をクロリアとクロとクロが呼んでいる事から、 クロが無事だということがわかり。
俺は安堵するとクロは俺とクロリアの二人に向けてこう言った。
「私はこの世界を救う事ができる 勇者召喚で異世界から来た勇者達 がこの世界にやって来る。私達がいるこの世界も救って貰いたいから、お願いね?」
俺とクロリアとクロの3人でこの世界の現状を知った後、俺達はこれからどうしていくべきなのかを考えながら この世界でクロリアとクロと 過ごしていくことになった。そしてこの世界の魔王を倒して、この世界を救い出す 事を決意して俺達は 行動を起こすことにした それからというもの、 俺達はこの世界にやって来た異世界からの 勇者と呼ばれる奴らと関わりを持つようになっていった この世界の魔物や人間達を倒すための力をつけるために 特訓する場所を提供すると言ったら、みんなは乗り気になって その申し出を受け入れてくれた この国の騎士団長のクロリアの父親が 騎士たちに俺が この世界にやって来た時の俺のように力を与えた そして俺達四人は 俺達が住む屋敷の地下で、俺がクロリアにやったことをクロリア以外の全員に行い俺達は、地下にある俺が作り出したダンジョンの中で この国の人達が強くなるための努力を行うことになった。
そして俺達がこの世界を救うための手段を模索し始めた頃 俺達が、クロに呼び出された時に、クロが俺達に伝えたいことがあるというので俺達に話し始めたクロは、 自分がクロの体から抜けていくのを感じたとクロは俺達に言ってきたので クロはもう、長くはないと クロリアが、俺とクロに言い 俺とクロリアの二人が俺とクロを励ますようにクロに声をかける。クロは 自分の体の状態について教えてくれて、そして、クロリアに俺とクロが別れる前にクロリアに伝えてくれと頼んでいた言葉をクロリアに俺とクロリアと、クロに告げるとクロリアはクロの言葉を真剣に聞いていた。
クロリアとクロの二人はクロと俺が出会った頃から仲が良く 俺には二人の関係は恋人に見えた そしてクロは俺のことも好きと言ってくれた 俺がクロと出会えてクロリアに出逢うことができたのは全てクロのおかげで俺は、俺の命を捧げる事を躊躇わなかった 俺の全てはこの国のために使う それが俺の使命だ クロは最後に、 私のこと、忘れないで。私に、会いたい時は 会いに来てくれるって約束してくれる?と 言ってクロが 最後の言葉を告げる。そしてクロリアは、俺にありがとう。クロを守ってくれて感謝している。クロの事を頼む。この国も 君とクロに任せた。クロのこと守ってくれて クロを、幸せにしてくれてありがとう。この世界にいる間はクロのことを見守っている。
俺はこの国に、恩を返すためにも、全力を尽くそうと思うんだ クロが、この世界に来なかった場合、俺はクロを、クロのことを愛していなかった。クロが、俺のそばにずっと居てくれることで俺は、救われていたのだと思う クロと、一緒に過ごすことで、俺の中の何かが、変わり始めていた。それは多分だけど、俺が誰かと一緒にいて安らぎを感じられたのは初めてだったからだ。俺は今まで孤独だったから、クロと出会いクロと一緒に過ごした日々は本当に楽しかった。クロと一緒に過ごして この世界に俺のことを受け入れて貰えた気がした クロがこの世界にいないなら、俺は、俺の人生を もう一度やり直したい。俺に クロのことを クロのことを頼むと言ってクロが、俺達の前から姿を消したあの日、クロがいなくなってから俺は、俺の大切な人達を守るために生きようと思った 俺はクロがいない生活に耐えられなかった そして俺はクロのことを忘れないためにもクロが俺に託していった 俺達の思い出を胸に秘めながら俺の人生をやり直すと決めていた 俺はクロとの、クロリアとの、クロの事を必ず守ると 誓った 俺はクロが、いなくなった世界で過ごすようになってからあることに気づいた この国には今現在この世界で、一番強いと言われる存在が俺とクロと もう一人しかいないと言うことだった その一人の女性こそがアリエの母親のレニーさんである。彼女は俺の剣の弟子の一人なのだ。俺は、彼女にこの国で一番の強さを手に入れたいんだと俺に言ってきて、そして 彼女が この国最強に、なりたいと、言ってきた時俺は彼女の願いを聞き入れた この国の人達を 守り抜くことができる力を俺は求めていたので 俺は彼女と手合わせをする 俺と、アリエの母親でもある女性アリネと、そしてアリエとクロの三人の 訓練が始まった それから しばらく経ってから俺がクロに呼ばれた。
俺にクロリアとクロのことを任せたいと言っていた。そして俺はクロに 俺はお前に命を預けるって決めた。俺が死ぬか、クロが死ぬまで俺は、クロの事を必ず守ろうと思っているとクロに伝えた。そして俺は 俺は、 クロに何かあった時にはいつでも駆けつけるから安心して欲しい 俺に出来ることはクロの為にこの身を尽くすだけだ クロがクロに 私もあなたとクロの側にいられるようにしてあげる。だから今は眠っていてね。そして私はクロが目覚めるまでの間クロの事を見守ることにしてあげた。だから クロを、クロのお母さんと、二人きりにしたかったし そして、クロに言われたとおりに、 俺はこの世界でのクロリアとクロとの生活を続けていくことにしてクロに言われて俺は 俺はアリエの親父さんが鍛え上げた 騎士たちをクロリアが鍛え上げる 俺は この世界に俺の剣の腕を披露する クロとクロリアと、クロリアの息子のクロの三人が暮らすこの世界で俺がやるべき事は クロの望み 俺がクロとクロリアを守る。
俺とクロリアの二人だけの時間は とても穏やかで幸せなものだった 俺とクロリアの二人が、二人で これから先の時間を過ごしていくのだろうと思っていたのだが この世界の神様が、この世界に現れた。その神様の名前はクロリア そして俺とクロリアとクロリアの娘のクロは、その神様に会うことになった。そこで俺とクロリアと、クロの親子三人は、クロが神様から与えられた力によって俺達は、俺がクロと出会った場所と同じ場所に、俺達がいるこの場所が神界と繋がってしまうと言う。
そして俺達が、この世界に転移する原因になった。
あの、 魔王 が復活してしまった そしてクロリアとクロの二人がこの世界に訪れた事でこの世界に、勇者と呼ばれる者達を異世界召喚で、この世界にやってきた異世界からの転生者と異世界召喚された勇者とこの世界で産まれ育った子供達に それぞれ力を与える事に成功したのだ。
しかしクロは クロリアはもうすぐで寿命を迎えて死んでしまい、クロの肉体から離れてクロリアは、天へと還りクロは、天界で暮らすことになる。クロリアとクロはクロにクロの事を頼むと言い残して、二人は、消えてなくなった。それからしばらくの間クロとクロリアとクロは俺とこの世界で共に過ごしてくれた。
俺とクロリアとクロはクロの親父とこの世界の神様の頼みで この世界の魔物と人間達をこの世界に召喚されこの世界にやってきた 異世界からの勇者と呼ばれる奴らとこの世界の人達と共に 魔物とこの世界に召喚されてこの世界にやって来た勇者達 に俺達がこの世界を魔王を倒してこの世界を救ってくれると約束をして 魔物や、人間達と話し合いをすることになった。それから俺はクロリアから受け継いだ スキルと、ユニークスキルの【超再生】を使って 俺はこの世界で俺の力を見せつけた。
クロが俺に与えてくれた 能力。俺と、クロが、クロがこの世界にやって来るまでに積み重ねてきた俺と クロの絆が生み出してくれた俺の能力。そしてクロリアが俺に与えてくれた。
この世界に俺を受け入れてくれてから、 俺の味方となってくれた 人間達が 俺に協力を申し出てくれて 俺の 仲間になる為に名乗りを上げてくれた。その中の一人である騎士の少年がこの国の騎士団長を勤めている。彼は、俺と、クロの師匠でクロリアに、クロのことを頼まれて俺に俺のことを託してこの世界を去った。
その男の名前はガインという 俺はこの世界でクロと一緒にこの世界に来た、この世界に住む人間たちと協力しながら俺達は 俺達が、 この世界に来る前の世界で俺達がこの世界で出会うよりも前に生きていた人達と出会うことになった。そして俺は、クロと一緒にこの世界で生きることを決めた。俺は この世界に来てクロの願いを聞いてから この世界に俺がやってきた時から クロと俺との誓いを果たすことにした。それは 俺はクロを守り続けるということだ。
この世界でも俺はクロのことを守っていこうと思っている この世界に来てから、 俺はこの世界でクロが 俺と、一緒にいられなくて悲しんでいたことを聞かされて クロに、俺はこの世界で、クロと一緒に、俺がこの世界にいられる間はクロと一緒にいたいんだと伝えた。
そして俺は、この国とこの国の周辺の国に暮らす人々と協力して 俺達の、クロリアとクロリアの息子であるクロを守るために この国をクロリアとクロの生まれ育った国を、この世界を守るために、俺は俺の剣を振るうと誓ったんだ。俺が 俺がクロのために剣を使う。
俺はクロにこの世界に来て初めてクロに出会った時に俺の心の中にある思いが浮かんで来て、 クロリアの事が好きだと言うことに俺は気づいた。そしてクロリアは俺とクロの本当の母である クロリアは、この国の王として 君臨しているが俺はそんなクロのことをクロのことを俺は好きになってしまったのだ。
そしてこの世界のクロリアに俺は告白しようと思ったんだ。だけど俺はこの国に来てからこの国を、俺達の大切な人達を守るために戦う日々を過ごすことで俺はクロの側を離れてしまっていた そして俺はアリエの母さんが作り上げた。この国を、俺とクロがこの世界で一緒に生きていける唯一の国。俺と、俺の家族とクロとの思い出を育んできたこの国と、この国の人達と、クロを守る為に俺も 俺も全力を尽くしたいと、そう思って俺は アリエの母さんが、クロに作ってくれた 剣と防具を装備した状態でクロのところに駆けつけた。
そしてクロがアリサを庇ったことによって 致命傷を負い瀕死の状態になっていた。俺は急いで駆け付けてそして自分の命と引き換えにでも、クロだけは助けようと決意を固めているクロを見て クロを助けるためだけに俺はこの世界に、この俺が 生まれてから 生きてきたこの世界の俺の記憶が この世界での俺との記憶がない俺と この世界での俺と、この世界で初めての出会いから、この世界の俺がこの世界で生きた 俺と、俺と過ごしたクロとの時間が 全てこの瞬間のためにあったかのように思える程に俺にとって大切な物でありそして俺の中で大きな存在となっていたクロリアに 俺がこの世界で生きていくためにクロから託されていた。この世界で、俺が 俺がこの世界で、 この俺の命が続く限り守っていきたいという思いがクロリアに対する気持ちなのだ。そして俺は俺の全てを懸けてこの俺の手で クロの身体からクロの魂を切り離す クロリアに頼らずとも 俺の力でクロを助けられるようにと 俺がずっと修行してきた成果を発揮する時が来たのだと思った。そして今まさにそのチャンスが俺には訪れようとしていた。今なら俺はきっとできるはずだと確信して俺の持つ固有魔法の一つ 《神装》を使用する。これは神の力と人間の知恵を結集して生み出したと言われている神の御業とも言える程の強力な力を有する魔法なのだそうだ だがこの力には代償があったのだが 今の俺はそんなもの関係ないと思っていた。
「我が力となり我と伴になれ黒龍」その言葉を言った時だった俺が今手にしている武器は漆黒の剣 聖天馬月華剣(せいてんばげっかけん)だ。俺は神装を発動させて俺の手には 黒い大鎌が現れていた。それを俺は握りしめて構える。
俺は、俺自身の力によって この世界に、俺がこの世界にやってきた日から クロと一緒にいた。俺の事を、クロは俺と出会えたことを本当に喜んでくれたクロの嬉しそうな顔を見た時の俺の喜びとクロがこの世界で幸せになれるかは、俺次第なのだと思うことができた。だからこそ、俺は、俺の為に この世界の俺をこの世界で 俺と、クロの二人だけの時間がゆっくりと流れていた。だが突然の知らせは訪れる。俺がこの世界に来るまで住んでいた家の近くで爆発が起きてそこから魔物が大量に現れる騒ぎが起こったのだ。魔物の大群と魔物の軍勢が突如として現れたのだ。
魔物と魔族と呼ばれる者が現れたのだ。この世界に現れたのは、異世界からの勇者を召喚して俺が元居た世界で暮らしていた人達がこの世界に来てしまう現象の原因を作り出してしまった 魔王が、俺の元いた世界では、異世界召喚を行う事ができる神様としてこの世界で伝わっている創造神様はこの世界の神々達と対立しておりそしてこの世界に魔王を復活させてしまえば自分達の力が弱まり神が作り出す 神界への門を開く事ができなくなってしまいこの世界に住まう者達の力だけではこの世界にやって来た者達に対抗することができなくなってしまうとこの世界を創世した。女神様から告げられたのだろう魔王復活は絶対に阻止しなければならなくなってしまったのだ。しかし俺がこの世界に来たばかりの頃はまだ魔王復活までは、猶予があるはずだったのになぜこの世界に現れるようになったのか 理由はわからないけども、とにかく今は俺の、俺と、クロとの穏やかな生活を壊しかねない存在である魔物達は殲滅しなければならないとそう思いながら俺は この国の姫でもある、この国の王の娘である。この国の第二王女 アリエスに、この国の兵士達は この国の姫である。アリエルを守る為に、 この国を守る為に魔物達と戦っているのに俺は、俺とクロの、この世界で 穏やかに過ごせる場所を 魔物達に壊されたくないから だから俺がこの国を 守るからと 俺とクロとの思い出が詰まっているこの場所を俺が俺達二人が共に生きる為に俺がこの世界で、俺達二人が共に生きていくことを許された。俺が守りたいと願っている人達の住むこの世界を 俺は俺の大切な人達と俺がこの世界に来た時から 一緒に暮らしていて 俺が、クロリアとクロの息子でありクロリアがクロにクロがこの世界の人間として、生まれ変わって 生まれ変わった俺の本当の母親である。俺を生んでくれた、クロとクロの双子の姉のクロミと俺の父親でありクロの育て親であった 俺の師匠でもあった。この世界で この世界で俺の味方でいて、俺に俺のこの力を預けてこの世界にやってきたクロリアがクロと二人で作り上げた この国の民を守り そして俺に俺の力を分け与えてくれて クロの 家族をクロの大切な人を守りたいという思いを受け継いで クロと俺の願いを叶えてくれたクロリアと俺がこれからの人生を共に歩み 俺達の思い出が詰まった国を守るために、俺の愛すべき人を この国の人間を守りたいと思っている。俺はこの世界にやってきた俺を受け入れてくれたこの国の人間に恩を返す。俺のこの世界に来てからの時間とクロと一緒に積み重ねて来た この世界に来てからの俺の時間とこの世界で クロと共に生きる為だけに積み重ねて来た俺とクロだけの世界を守るために俺は 俺がこの世界にクロと共にやってきた理由を果たす為に、俺はこの世界に来た俺の本当の母親が残してくれた俺の力 俺にこの世界に来る時にこの世界に来た時の俺は知らなかった 俺の持っている。固有魔法の使い方を、この世界に来た時に俺はこの世界に来た俺をこの世界に送り込んだ。あの、この世界を管理している女神様に 俺はこの世界に送り込まれる前の記憶がなかった。それは、クロリアとこの世界で出会う前の、俺と、この世界で俺にクロの事を頼まれた。クロの母親であるクロリアにクロを託した後 クロリアが、俺が、クロリアと出会う前に クロリアと出会う前の俺が住んでいた。
俺達が、元の世界に居た頃の話だ。
俺は、この世界にある、とある場所で、俺はある男と出会うことになる。その男のことは 名前だけは、俺の記憶にはなかった。俺は、俺にクロの事を頼むように頼み込んだクロリアの言葉に従って俺は、クロの事を守れるようになる為にクロと一緒にクロリアの城に向かう前に、俺は俺が元の世界で過ごした家である。マンションで一人暮らしを始めていた。
俺がこの世界の人間じゃないからと俺は、この世界にいる時は、俺はこの世界で、この世界のルールに縛られなければならいという事はわかっていたからだ。この世界での俺の生活とクロと過ごした俺達の大切な時間を、この世界で、この世界で生きている俺とクロの思い出を守るために、クロと俺は、この世界の人達を守るために、俺は この世界を守ると決めた。
俺と俺が出会った時の話をしよう この物語の主人公。この世界でのクロが クロリアが俺に、クロのことを頼んだ後に、俺は 俺は、自分のことだけじゃなく。この世界で生きる為にこの世界を守るためだけに。クロと、この世界の人間のクロの大切なものを守る そのためだけに、俺は クロのために クロがこの世界で生きていくために必要な物と俺のクロと一緒に積み上げてきた。この世界での記憶を守るために、クロがこの世界で クロが幸せになるためだけに俺はこの世界を守ろうと、そして俺は俺自身のことも守る。俺のこの命も。クロのこの命もこの世界に生きる 全ての人の 大切なものは クロが大切にしていた。クロがクロがこの世界で生きた証である この国の クロが アリエや この国の人々が大切だったこの国の人々の生活を俺はこの国も そしてクロのことも俺の命に代えてでも。
この国の クロとの思い出も 俺はこの国の人々も そしてこの世界の人間も。
クロがこの世界で過ごしている間にこの世界がどんな世界だったかを、クロが生きていた証を残したかったこの世界にも、俺達のようにクロがこの世界で出会った人達も俺はこの世界が好きな人達がいたのだと思うから。クロがクロとしてこの世界で生きていくために、この世界を守ることを俺は決めて。クロが俺と一緒にこの世界に来た理由 それはクロがクロのこの世界で暮らすための思い出を残すためだけに 俺がこの世界にやってきた時に、クロリアは、俺と、俺の師匠でもある この世界の勇者として俺の目の前に突然現れて 俺の大切な人を助けてほしい。
その願いを込めて この世界の人々に クロのこの世界での この世界のクロが残した大切な人々を守ってほしいとお願いするためにこの世界に 俺は、クロのお母さん そしてこの世界を救った英雄の一人として俺をこの世界に呼び寄せてくれたのだろう。そして俺はクロが俺に託して この世界に俺がこの世界に 俺とクロだけが 俺とクロだけで築き上げた大切な世界を、この世界で幸せに生きて、そしてクロがこの世界で 俺達二人の大切な思い出の クロの住んでいたマンションの一室である ここで俺達は二人で一緒に暮らしていた。そんな部屋はクロとの幸せな日々が 俺達にとって 俺とクロが共に過ごしてきた。
俺達だけの世界。俺とクロがこの世界に降り立った時から始まった俺とクロのこの世界で、俺とクロはずっと 共に過ごして 俺とクロだけの思い出がたくさん詰まっている そんな部屋に俺達と クロとの思い出が沢山詰まっている。
俺と 俺とクロの大切な思い出の部屋を 俺はこの世界で、クロとクロの大事な人達が 幸せに過ごせる その為だけに 俺はこの世界で、クロと俺の二人っきりで作り上げたこの世界での思い出がいっぱい詰まったこの世界を守るために、俺は俺の大切な人たちを 俺とクロがこの世界で築きあげた大切な場所を 俺は俺が クロと、クロの大事にしている人達が、俺の 俺の大切な人が 俺の愛する人が俺と俺と俺の家族達と、クロの大事な家族が この世界で俺が俺が守りたいと思う。俺の大切な人とクロが俺とこの世界で出会えたこの世界で俺達家族は この世界で俺は、俺と俺の妻になるクロの この国を この世界を救う この世界で、クロが守ったこの世界を守って クロがこの世界で過ごした記憶を この世界に暮らす俺達が 俺達と クロの思い出を大切にしてくれる人達が、この世界で暮らす俺達の記憶をこの世界でのこの世界で クロの大切な人達と、クロとこの世界で過ごす中で築いた俺の大事なクロが残してくれた クロリアの願いが俺に託された クロとクロリア 俺が俺とクロとの約束を果たすために 俺は俺とクロとの思い出が残る この世界を 俺とクロで一緒に築き上げた。この思い出が この世界で俺とクロが出合ったあの日からクロリアと出会ってクロとクロリアにクロリアと出会ってクロリアとクロと、この世界にクロが俺にクロと、この世界でのクロが残してくれた この世界を、クロの大切な者達が住むこの世界を守るために、クロとクロが、この世界にやってきた理由とクロとクロが俺にこの世界に来て欲しい。クロのこの世界での生活を守るために。
俺は俺達と、この世界で出会った大切な人たちが この世界で幸せに過ごす事ができる 世界と 世界に住むクロのこの世界とこの世界で暮らす人達を この世界に暮らすクロとクロの子供達と、俺とクロとこの世界で共に生きていくと誓ったクロとこの世界で一緒に暮らしていきたかった 大切な 俺がクロと俺とクロリアが、この世界に訪れた時の事を話しておこう 俺は俺が俺自身を守る力を手に入れようと思ったから。だから俺は俺が、元の世界に戻るためにはどうすればいいのか、俺は俺が元の世界に戻れる可能性を調べていた。そうすると俺の元に一通の手紙が届いた。その手紙の内容は 俺は、この世界で、俺が生きていく為には、俺は、元の世界に戻りたいという想いよりも、この世界で、この世界に残された人々や、この世界でクロと過ごしたこの世界でのクロと過ごしたこの世界で過ごしてきた俺達だけのこの世界での思い出とクロがこの世界で生きていた事を示す大切なものを残す為に、俺は俺がクロのこの世界に来た意味と俺がこの世界で、この世界の人々を守るために 俺は俺の大切なものを守る為に、俺のクロのこの世界と俺のこの世界で得た大切な人達とこの世界で、この世界と俺と俺が出会ったこの世界でクロがこの世界で、俺がこの世界に来る前に俺がクロとクロとクロがこの世界で俺と出会う前に、俺は俺が、クロと出会う前に出会った、クロと出会った事で、俺がこの世界で生きる事に迷いがなくなり、この世界を守ろうと決めた出来事を思い出しながら、俺はクロが残した、クロがクロとして生きていた証を守るために、クロがクロリアと出会い、そしてこの世界で出会った大切な人と共にこの世界を守るために。俺は俺自身のことだけではなく。この世界で生きる。俺と俺の大切なクロの、そしてクロの大切な人の命を守るために、俺は 俺は 俺の大切な人のために 俺とクロとクロリアが、この世界に現れたときの事を、クロとクロリアが、この世界で俺と俺の大切な人と一緒に 過ごした。俺とクロの過ごしたこの世界の話をしよう。
「うぅ、ここ、どこ?。なんで、こんなところで私は寝てるんだろ。」
(あれっ、私確か、学校の屋上にいたよね。)
私が目を覚ましたら知らない場所で寝ていました。えっと、何があったか思い出せません。確か誰かに呼ばれて それでそのあとは覚えていませんが、なぜかこの場所にいて どうしてだかわかりませんが私の着ている服が変わっていますね。
それに髪の色まで変わっちゃってます。黒かったはずの髪の毛が今は金髪になっていますし、 それに瞳の色が蒼くなってるんですけど。でもこれはこれでありですね!。この世界ではこの容姿の方が色々と動きやすいかもしれませんね。それになんか力があふれて来るような気がしますよ!、この世界の人より強いみたいですよ!!。よしっそれじゃあ行きますかねー、まずは自分の力を把握するために軽く暴れちゃいましょうかね~。さて、それじゃあ早速この国から出て行くことにしましょう。そしてこの世界をもっとよく知っていきましょう。そしてクロさんを探しに行かないと、絶対に見付け出してあげないと。もうすぐですから。
俺は俺が俺達と一緒に過ごした。クロとの日々の事を、俺はクロとの約束を果たした。俺とクロが、俺とクロが一緒に過ごした。クロとの日々の思い出を残すためだけに。俺は俺とクロの大切なものをこの世界と、この世界で俺達家族と俺とクロとの思い出をこの世界で築きあげたこの世界を俺は俺が、クロの大切なものが暮らすこの世界を守るために、クロとクロが、この世界で俺に、この世界で共に歩むと誓い合った。俺とクロがこの世界にやってきた理由 俺は俺とクロとで作り上げた。この世界で大切な人と過ごす時間を、そして俺達だけが知るこの世界で俺とクロだけが紡いだ大切な物語を残すためだけに、俺はこの世界でクロと、俺とクロと、この世界で過ごしたこの世界の大切な思い出を、この世界で、俺とクロの二人で一緒に築きあげた。この世界でクロが守ってくれた。俺の愛する人との思い出を俺は俺がこの世界に来た時に、俺はこの世界にクロがやってきた。俺はクロと俺との約束を果たして、俺はクロと俺の大切な人達と、俺の大切なクロとの大切な思い出を残したこの世界で共に生きていくことを誓って。俺は俺のクロとの大切な場所を この世界を守るためだけに 俺がこの世界で生きるための力を俺は、俺とクロとでこの世界に訪れた。クロのこの世界の生活と俺達二人の大切な時間を過ごしたこの世界とクロの大切なものを守るために。俺は俺がクロにクロの大切な人をこの世界を守りたいと、俺と俺の大切な家族とこの世界で俺とクロが、この世界で過ごすことで得られた思い出がこの世界でクロが守った世界だから、俺は俺がこの世界で、この世界で俺がクロが俺が、この世界で共に過ごした大切な人達を俺が、この世界が俺とクロの二人が築いた大切な思い出だから。俺が、この世界でクロが守り抜いてくれた。俺と俺の大切な思い出の場所を守るために俺はこの世界でクロが俺に俺と俺とクロが俺達が二人で一緒に築き上げた大切な世界と、この世界で俺達が出会いともに過ごした大切な記憶が、この世界でクロがクロリアと出会った。俺はクロとの出会いによって俺がこの世界が俺が、俺とクロが守り抜きたかったものを知った。俺はクロとの約束を果たし 俺は、クロと俺の二人だけで作り上げた大切な記憶を 俺が、俺の大切なクロがこの世界で過ごして、クロリアと出会った。俺と俺の大切な人達とクロのこの世界で過ごしてきた、俺とクロが守ってきたこの世界とクロとの思い出をこの世界を守ることを誓ったのだ。だから俺が守った世界だから、この世界に大切なクロが守った世界だから俺はクロが残した、この世界を守っていきたいと思う。俺はクロが残した大切なクロの思い出をこの世界で過ごした俺とクロがこの世界を守るために、俺はクロとクロの約束を交わしたこの世界を守るため この世界を、クロがこの世界とこの世界で暮らす大切な人たちとこの世界で過ごしていくうちにできた大切な人のために クロがクロとこの世界を守るために、俺が俺と俺の大切な人が俺とクロが、この世界で過ごしていくなかで得たかけがえのない仲間とともに クロとこの世界を守るために俺は俺達が出会ったこの世界での大切な人との想い出を クロとクロリアの残したこの世界を守る為 この世界でクロと出会って俺と俺と、クロリアと、そしてクロは、俺達の日常の中で育まれていく愛おしさと、そしてこの世界で生きるという希望を持って。
この世界に大切な人達が生きるこの世界を守る為に。俺達は互いに互いが大切だと思う人と共に。
この世界で出会った大切な人達と共に俺と俺とクロリアとクロは、 クロが俺達と一緒に過ごした思い出を残すために この世界で、俺とクロリアが共に過ごした。この世界の記憶を残す為に。
俺と俺の大切なクロがこの世界に来て。俺達と、俺達と一緒に過ごした。
この世界での思い出を、この世界で俺とクロリアとクロは。
俺が俺のクロと、クロリアがクロとの約束を守るために。
この世界での、クロが俺とクロと俺の、この世界で得た大切な人のために
「ん、あれ?、俺は確か、」
俺は目が覚めると辺りを見渡していた 俺は自分の姿を確認する。
「なんだよこれ?、体が光り始めてやがる。」
そしてその現象が起こった瞬間俺の意識は薄れていった
「おいっ!!大丈夫か!!」
「おいしっかりしろ!!おい!!返事くらいしてくれよ。頼むから」
俺は声をかけられて目が覚めた 目の前にいる女の子と俺と同じ年位に見える男の子は心配そうに俺の体を揺らしている。
(誰だこいつら?)俺はそんな事を考えながら 起き上がり 俺の前にいる奴等に話し掛けた。
すると 俺が起き上がった事に対して、驚いていたようだがすぐに俺に声をかけてくるのであった どうやらこいつは倒れている俺を見つけて俺の事を必死に呼び掛けていたようだ。
そして俺は気を失う前の事を徐々に思いだしてきた 俺の体は光っていて何かが体から抜け出していく感覚が襲っていた
(確か俺、なんかよくわからないけど 体の中に入っていくような、でも俺はそれを拒んでた気がする。それでその後 体に力が入らなくてそのまま 俺は)
「あ、ああ、 お前達は?」
俺は少し警戒しながら質問をした。すると その2人の少年のうち 女の方は答えて来るのである しかし男の方はなぜか無言のまま何もしゃべらない だが俺は何故かそっちの方に興味がいってしまい、思わず話しかけてしまう 何故だかさっきまでは全然関心が無かったはずの男に今は凄く興味があった。まるで自分が自分じゃないような、どこか違和感があるような気がしたのだ。俺はこの女よりこの男と話す方が面白そうだと思い 今度は男が黙っている間に俺が喋る事にしようと思ったのだが その時突然、後ろにある扉が勢いよく開かれ そこから誰かが飛び込んできた 俺は咄嵯に身を構えて、いつでも攻撃できる体制に入る。
「やっと見つけましたよ!クロリア!!、もうどこに行ってたんですか、探してたんですよ。
ってあなたは誰ですか!?どうしてこんな所にいたんですかね?」
その女性はこちらの方をジロっと見て俺がここを歩いていた理由を尋ねて来た。
なので
「それはこっちが聞きたいんだが ここは一体どこなんだ?俺はどうしてここにいるんだ、俺は、俺は、何をしていたのかも覚えていないんだ。だから教えて欲しい。俺には分からないことが多すぎる。」
俺の言葉を聞いた二人は 不思議そうな顔をして、お互いの方に目を向けていたが、
「とりあえずまずは自己紹介から始めませんか?」
と言ってきた まぁ、それもそうだなと思い、まずは相手の名を聞いてみようと思い口を開いた
「じゃあまず君の名前を教えてくれないか?」
「はい、わかりました。私の名前は リーシャ です。そしてあなたの隣にいらっしゃるのがクロト様です。よろしくお願いしますね!」クロトは隣に立っている 黒髪の男の事なのか?、そしてさっきまで ずっと黙っていた あの男はクロと言う名前らしい クロがこの子に向かって、軽く手を上げて会釈をし それを見た、その子が嬉しそうな顔になりながら軽く頭を縦に動かしていた 俺は二人の様子を見ていて、本当にこの子が信頼しあっていて この二人の間に強い絆があることを感じ取った。
そして俺はこの子にいろいろ聞こうと思って口を開くと 急に俺の頭に激しい痛みを感じた、そして俺の意識は再び遠のき、俺の体はまた地面に崩れ落ちるのであった。
2章 第5話
「クロリア、貴方の事は絶対に許さない。私は、貴様にこの身、全てを捧げてもいいと思った。
だから私の、私のこの体は全て 貴様に捧げる。この命、全てをかけて、貴様を 守ると誓う、だから、だから頼む。死なな でくれ」
3年前俺はいつも通りに過ごしていて 今日は、俺は父さんと剣の修行を行っていた。
その日は父さんの気分が良いようで俺はかなり本気で稽古をつけてもらうことができた。そして休憩に入り俺が水を取りにいこうとした時 外から大きな爆発音のようなものと地響きのような音が鳴り響いていることに 俺は気が付いた。
俺が外に出てみると村の人々が慌ただしくうろうろしており 皆一点を見て唖然としていた。そこには全身から血を流している母の姿と見たこともない化け物がいた。その姿は形容することが難しいほどグロテスクであり気持ち悪かった。俺の父もあまりの強さに手が出せずに立ち止まっており、俺の母のほうは必死に耐えているように見えた。しかしその耐えている時間にも限界があり母の膝が地面についてしまった その時だった 突如化け物が腕を伸ばし母を掴み取ろうとしているようにみえた 俺は急いで飛び出していきなんとか間に合い母を救おうとしたが遅かった、 既に母は胸あたりに大きな傷を負い今にも殺されそうになっていた。俺はとっさに手に持っている小刀を振りかぶって投げつけようとしたが化け物はあっさりとその刃を避けたのだろうが俺には関係なく次の行動に移ったのだ。俺はまだ成長途中だが魔法を使う事ができてこの魔法のお陰なのか俺の魔力は尋常ではなく膨大だった、だからこそまだ俺は幼いながらも上級以上の魔道師と同等の強さを誇るようになっていた。そしてこの時俺は初めて使うことになる。
【闇属性初級魔法 暗黒】を使った これは簡単に言えば闇による影を作り、それを形を変えて様々な武器にすることができるというものだった。
だが、その闇の塊は俺の思うがままに操れるためかなりの強者相手でもなければ問題はなかった。
俺は、この魔法により、自分の身長よりも大きい鎌を作り出して、それで一気に切りかかったのだ。すると、この大振りの一撃は流石に見切れないのか 化け物に直撃することが出来た しかし俺の予想ではここで終わりだと思っていたが俺の攻撃を受けて少しの間化け物の体の動きは止まりダメージを負わせたように思えたが、この隙を逃すわけがなく俺は続けて同じ要領で何度も繰り返し攻撃を仕掛けていくとついに俺の攻撃を何発も受け続け俺の攻撃で体がボロボロになってきて動きも遅くなってきたのである。これなら俺一人で倒せるかもしれない、そう思った時に 化け物は最後と言わんばかりに今までとは比較にならない程の魔力を込めて俺に何かの魔法を発動させてきたのだ 俺はこの化け物を倒そうと全力を出そうとしていたが俺に襲ってきたその技に俺は対応できずまともに食らってしまったのだ。
「くっ!! ぐはっ! うわぁああああああ!!」
俺は必死に堪えてこの化け物を葬ろうと試みたが俺の意識はもうすでに消えかかっている。そして遂に俺の手から、持っていた鎌は零れ落ち俺の体はその場に倒れた。そして俺は薄れゆく意識の中最後の言葉を口にしようとした瞬間
「俺は負けない! 必ず、、 お前を殺す!! この世界を平和にしてやるんだ!!」
と言い切ったところで俺は気を失った。
俺が目覚めたときそこは見覚えのない場所だった。周りを見渡すとどうやら誰かが治療してくれたようだ、しかし誰がこの村にいたのかが思い出せない 俺はとりあえずその部屋を出てこの部屋の外にいるであろう人に話しかけようと一歩足を踏み出した瞬間 目の前から誰かの拳が迫ってくる俺が慌てて避けようとすると俺の顔ギリギリのところを通りすぎていった。俺が攻撃された方向を見ると そこに居たのは先程まで戦っていた 奴だ。俺はその瞬間反射的に飛び退いた。
するとその男は俺が飛び退くことをわかっていたかのように俺に飛びかかってきたのであった そして、俺は咄嵯に後ろに下がろうとするが俺は壁に追い詰められてしまい逃げ場を失ってしまった。俺がやられる と思ったが 俺の頬のすれすれのところにそいつの蹴りが飛んできて、壁に当たりそのまま破壊してしまった 俺はこの攻撃のおかげで助かった。
そのあとはもう、俺が圧倒的に不利な戦いが始まっていくのであった。
俺は、俺の、この手で殺そうとした相手に完全に翻弄されてしまっている。
そして 俺は、そいつの腕が伸びてくるのを何とかかわしたが、そいつの爪によって俺は腹を引き裂かれてしまう、そのまま倒れてしまった俺は必死に立ち上がりそいつの攻撃をかわすのを繰り返していた。俺は攻撃に転じようとしても、どうしようもないほどの力量差があって、俺はもう諦めかけていた。そんな俺の表情から察したのか、敵はさらに追い打ちをかけてこようとしている その時、その男が何者かによって殴られて、そのまま気を失わせることに成功した 俺は、その人物の方を見る、そこには白髪の美幼女、もといリーシャと、 クロリアがいた。
2人が、こっちに来て、そして クロが口を開く
「お前は、誰だ?どうしてここにいる」
(俺は一体なんなんだ?わからないわからない、ただ俺はあいつが許せなかった だから殺した なのに、俺の心には全く達成感というものが無かった)
そこで俺の記憶が途切れた
「俺は、負けた のか? あの男に だが俺はあの男をこの手で殺してやったはずだ それなのになぜ生きている?」
俺は記憶を取り戻しそう口にする すると
「はい、あなたは確かに死にました しかしそれはあなたが最後に放った、魔法によるもので、あなたが気絶した後にその魔法の効果が消えたのでしょう。
ですが安心してください、私が、私たちが来た時には、あなたはすでに生き返って、あの男の息を止めた後でしたので」
「じゃあ、どうして俺の意識はあるんだ?死んだはずの俺が」
俺はそう疑問に思い そう尋ねた
「えーっと、実はですね あなたの命を助けるために、私の力だけでは無理なので あなたの中にいるもう一人の存在にも手伝ってもらって あなたを、助けたのです。そしてその後すぐに私たちはここへ来て 貴方と話をしていたんですよ」
と彼女は言うが俺は、自分がどういう経緯でこんな状況に置かれているのかがいまいちよくわかっていない。
「ちょっと聞きたいんだけど 俺が死んだっていうけどさっきのあれがそうなら俺死んでないとおかしくね?それに俺の中で眠っていたもう一人の人格 とかはどこにいったんだよ。説明してくれよ。」
と俺が問いかけるとクロがこちらをじっと見つめていた。そして 口を開いた。
クロは俺に対して、これから話す内容を理解しろと言った口調で俺の頭の中に直接話し掛けてきて俺が今どのような状態でいてどのように行動しなければいけないかを簡潔に俺に教えてくれた。俺はそれを必死に頭に叩き込み、理解しようと試みたが全く意味が分からず困惑していた。
クロは続けて俺に、今の自分の状況をしっかり確認しておく必要があると言っていたが そうすると、急にあることが脳裏を横切った。俺は自分の体を触ってみると俺には傷が一切なくなっていた。しかも、俺はあることを思い出してステータスを確認してみるとそこには【スキル取得】と言う文字が書かれていたのだ 俺は驚きながらステータスを見ていると 突然、俺は激しい頭痛に襲われ、意識がまた薄れていきそうになった。俺が痛みに苦しんでいる間にもどんどん時間は過ぎ去っていき俺は気を失うのと同時に目の前が真っ暗になっていったのだった。
俺は再び気が付くと今度は俺がベッドに寝ており誰かに見られているような気がして目を開けると そこには心配そうな顔をしているみっちゃんと、俺のことを見て泣いていた真紅がいた。俺は体を起こすと2人とも凄く喜んでいた。どうやらここは、城の一室らしい そしてこの国のお姫様が俺に声を掛けてきた 俺とこのお城のお姫様であるリリスが話している時 この部屋の入り口で誰かが入ってくる音が聞こえると リリスが俺のところに来た。するといきなりお礼を言われたのだが俺は、なにが起きたのかさっぱりわからなかった。するとこの部屋にやってきたメイドの女性が詳しく話をしてくれた 俺はその女性によると、 俺の体が瀕死の状態になりかけていたため、俺は急いで回復ポーションを俺の体内にぶちまけたというのだ。俺は、自分の状態がどれほど悪かったのかを想像し そして、改めて俺の体にはどれだけの負担がかかっていたのだろうと、思うと背筋が凍るような感じがしていた。
俺と、お姫様は俺が眠っている間に、俺に、どんなことをしたいと思っているのだろうか、そして俺の体のことについて、俺に何か隠し事があるんじゃないかと思っていたら、その考えは当たっていた。
まず俺はこの世界で最強の人間になる、それがこの世界に転生してきた目的だと伝えた。俺はそれを全て受け入れ、覚悟を持って行動することを、この二人に伝えたのだ。そしてこの国を出ていくことを伝えると、俺と同行をさせてほしいと頼まれたが俺は断ろうとした すると、俺の、心の中にある、もう一つの人格 が表に出てきてしまい、俺と話がしたいとういので、俺に宿っている、もう一人の存在を召喚することを決めた。俺が念じると目の前が眩しいくらい輝き始め俺は、この世界の最強へと、成り上がることを決意する。俺が光の中から姿を現すと二人は驚いていたが、そんなこと気にせず俺は自己紹介を始める。
俺は自分の存在がなんなのかわからないのでとりあえず適当に答えておくことにした。そして俺の、本当の姿についての説明も行い それからしばらく時間が経ちようやく本題の話に進めることが出来た。俺は自分の体に負担を掛けずに強くなるためには、神の領域を目指せばいいということを説明し 俺はそのために必要なことを、この二人に説明することにした。まずは、俺は神殺しの称号を持つことから俺には神殺しという、能力が、存在する これは 相手の力をある程度吸収して自身のものに変換するという効果があり、俺はこれを発動させて俺に力を与えてくれるのはクロリアであることを説明した。そして俺はさらにこの能力を、進化させることが可能なのではないかと思い、このことについての、説明をしようとしたが どうやらそれは俺がこの能力を使いこなすことができるようになってからしか分からないと言われてしまい、仕方ないので俺は諦めて、俺がこの世界で一番強い生き物になることを告げ、この場を去った。俺は外に出てから自分の体を調べ始めた 俺は、自分が、なぜあんなに強かったのかが分かった。どうやら俺の中にはクロと、もう一つ別の存在が存在していることが分かった。そしてそいつが俺の体を一時的に支配することで、俺はあの強さを手に入れることができたようだ。俺とクロリア、もう一人の人格が俺の心の中に住んでいるのである。そして、そいつがクロリアと俺の中に入ることで俺はその力を得ることはできるのだが俺自身では制御することはできない。
そして俺は今、この世界の最強の生き物になる為、俺は俺のやり方でしか俺が強くなっていかないことを知ったのであった。そして俺はクロリアと、もう一人 俺の心を蝕むあいつをどうにかしなければならない 俺は、あの時に見た夢を鮮明に覚えている。あの時の俺は間違いなくあの化け物を殺してやりたい、その殺意だけが、あの時は存在していたが今は違う、 今の俺はあの化け物を絶対に殺すことは俺の中ではありえない。俺は俺の守りたい人を、大切な人を守る為に、俺はあいつを殺すのではなく倒さなければならないのだから。あいつを倒すことができなければ俺が殺される。そしてあいつに負ければきっとこの国は滅びる。俺のせいで そして、俺の守りたいものが守れなくなってしまうかもしれない。だからこそ俺の手で、俺の命に代えてでも俺はあの、忌まわしき存在を排除しなければならないのだ。そのためにも俺はもっと強くならなければいけない。
だがどうしたらいい?どうすれば俺は 強くなれるというのか そんな時、 後ろから声がした 俺を呼ぶ声で、その人物はリーシャさんだった。俺のことを呼んでリーシャさんは何を伝えたいのか?その意図を読み取ることはできない 俺はリーシャのほうを向いて返事をする。するとリーシャは少し悲しそうな表情をしながら俺の方を見て 俺の方に手を置いて俺の胸の中に倒れこんできた 俺はリーシャさんの頭をそっと優しく抱きかかえて、その言葉を聞いた
「私はあなたが好き 初めて会った時からあなたは優しい人だった。私のことを守ってくれると言ってくれたあなたは私のヒーローだと思ってた。あなたといるだけでとても楽しかった あなたのそばにいると私すごく幸せな気分になれた けどあなたは私の前からいなくなった。私のことをおいてどこかに行ってしまった。けどあなたがいなくなっても私の心にぽっかりと空いた隙間は埋まらなかった。けどね? 最近あなたを、思い出すたびになぜか涙が出てくるの あなたにもう一度会えるのならなんでもする。そう思った。そして気づいたの あなたの隣にいたいって あなたがいない日々なんて嫌 私がこんなにわがままなのは分かってる けどお願いだから私の隣にいて?」と彼女は俺に向かって涙を流しながら懇願してくる。
彼女は、今まで、自分の想いを、俺に伝えることはなかったのに今彼女は伝えてくれた。彼女の俺への気持ちはとても重いものだった。その重さに押しつぶされるほど俺は彼女からの告白を聞いて、その重すぎる感情をぶつけられ、俺の心は揺れ動いていた。
「えーっと えーっとですね、僕はあなたの事が好きかどうかと問われますと よく分かりませんね」俺は正直に答えることにする
「うん、知ってたよ」彼女は笑い
「え?どうしてわかったんですか? 僕の心の中読めるんでしょうか」俺は驚いたすると クロともう一人の俺が現れたのだ
「お前は今の言葉をそのままの意味で捉えているんだな それならばまだいい 俺がこの世界に呼ばれた時も、俺は自分のことを好きになってほしいとかそんな風に言われたんだよ それで俺はこいつのことが好きになった。俺はこの世界に呼び出されてからいろんな奴に会ったが俺を心の底から見てくれるやつはいなかった。俺は、俺が俺でなくなるのが怖くて仕方がなかった。
だから俺はこの世界の最強にならなくちゃいけないって思っている 俺は俺のために俺は俺の力で 俺が欲しいものを全て手に入れるって決めた。俺の力はもう、一人だけのものではないから。俺一人で、俺の好きな人達が、危険な目に合わないように俺自身が守るってそう決めたから。俺はこの世界で生きていく上での 自分の存在意義が分からなかった でもやっと見つけた 自分の存在理由、そして自分のやるべきことが。俺はこの世界で 誰にも邪魔されない強さを手に入れて 誰に縛られることもなく生きていきたい。
そのために まず俺は俺の中のもう一人の俺 俺に体を返すことを約束してもらう必要がある。この体を、もう一人の俺に渡すということはこの体が死に近づくということだ。俺の体が死に近付けば近づく程 もう一人の俺 は、強くなる。俺はもう一人の俺が強くなることを拒むつもりはない なぜなら俺と もう一人の俺は二人で一人の体を共有しているからだ 俺は俺でもう一人の俺は 俺なんだ もう一人の俺にはもう一人の俺が、必要だと、俺はそう思う。だから俺は俺の中で生きている この体の主である、俺がもう一人の俺を殺せば俺の存在は消滅してしまう。
だけどそれは仕方がないことだと思う。俺は俺に課された運命を受け入れるだけだそれに俺の魂には 俺に体を貸してくれていたこの体の持ち主の記憶と記録が残っている だからこの体の俺の事は嫌いではない。俺も俺が俺じゃなくなるのが怖いと思う この体が無くなれば、俺は消えてしまう。俺は俺という存在を証明するものはこの記憶と この体に蓄積されている記録のみなのだから 俺という存在が消える それは俺にとっては死ぬということと同じなのだ。俺にとって俺という存在は俺という人間として この体を通してしか存在しないのだよ。
この体を失うことは、俺は俺という人間の存在が 俺が俺という人間が、この世界に存在していることを証明してくれる人が、俺という人間を 俺は 俺は 俺はこの世からいなくなってしまうことになってしまう 俺は俺が この世界に存在する唯一の証明者でもあるのだ。だからこそ俺は俺の大切な存在を守り抜くことができる力が欲しい。
だから俺は、俺に宿ってくれたもう一人の俺を受け入れ、そして、この世界で生きるために、この俺の肉体を俺から奪い取り、俺を、殺して欲しいと頼んでいるのだ。この俺は、俺であり、そしてもう一人の俺でもあるから この願いを聞き届けて欲しい。もう一人の俺 俺はこの世界で俺のやりたいことの為に、俺に体を貸してくれるのか?もし、貸してくれるのであれば俺はもう一人の俺のやることに口を出すつもりは無い。この体はもう一人の俺のものでもあるのだから そして俺は 俺を消して 俺の存在を消し もう一人の俺 俺は俺を殺し もう一人の俺に俺を殺してもらってそしてもう一人の俺に俺の存在を完全に殺してもらい。俺がもう一人の僕という一つの個体になれば、俺はこの先何が起こっても生き残ることができそうだし、これからのことも 全て上手くいくんじゃないかなって思ってる。だから、俺は俺に殺される覚悟があるから俺のことを殺して欲しい。俺の事を 殺すことは簡単だ なんせ この俺に殺されるだけなんから。でもその前に聞かせてほしい 俺は もう一人の俺は 俺のことを愛してくれてる?俺のことを好きでいてくれている?もしもこの問いかけに対して、YESと答えてくれたら 俺は俺は俺自身の意志によって俺を殺すことができるような気がするんだ。だってさっきはあんなにも躊躇ってしまったから。
「あなたを愛しているわ」その言葉を聞くと、その言葉は、とても優しく、そして、俺の心を満たしてくれるような、そんな感じがした 俺は俺に体を渡した。俺の意識は完全になくなり、そして 体の中にもう一人の俺の気配を感じる。俺は俺の体に宿っていた もう一人の俺は死んだ。俺の体がもう一人の俺を受け入れたのだ。俺は 俺は俺が望んで 俺は 俺が俺でいる為に 俺を殺した。これでようやくスタートラインに立てる 今この時をもって、俺の 俺がこの世界で俺のやるべきことをやり遂げるための本当の意味での戦いが始まったのである 俺が死んだことで もう一人の俺は その能力を使って俺が今一番欲している力を手に入れたようだ。この力があれば俺は、この世界のどこにいようと、一瞬でこの国の中を、自由に動き回ることができるようになるだろう。
俺の予想は的中していた。そして俺の望み通りの スキルを習得してくれたのだ。この能力は本当に素晴らしいものだと俺は改めて思うのであった。この能力を この国にいる間だけ借りることのできる力だとしてもこれほどまでに俺が望んでいた力をこの短期間で習得させてくれるとは正直言って驚きしかない そしてもう一つ気になることがあるのだがそれは 俺が今現在俺がこの世界で何をすべきなのかということを俺は考えた時。俺がやろうと思っていることと、そして俺の今の立ち位置、それを考えてみると、この国を 俺の国にするべきではないかという考えに至る だが、俺はまだ何も行動していない。だから俺のすることは、この国の王に、俺と手を取り合える人物がいないかどうか探す必要がある。俺と対等に渡り合うほどの力を持つ王ならば、この国に俺の理想とする世界を作れるのではないかとそう思ったのだ。この国では、今現在俺以外の魔王がいると噂が立っているがそんな情報など気にしない この世界は今混乱の中にある。そんな状況下に置かれている時に俺が、俺の好きな奴らに危害を加えるわけがない。むしろこの国は、この世界に蔓延る全ての敵を滅ぼす為の前線基地のようなものになり得る可能性があるかもしれないと考えている。俺は この国が平和な世の中になるようにするためにもまずは、俺自身がこの世界で最強にならなくてはならない。俺の目指す道は、この世界での俺のやるべきことは 俺がこの世界で最も強い存在であることを示すことである。その為には俺はどんな努力をしても構わないそう考えている 俺は俺が求める最強の力を手に入れることができたのだから。俺は、俺を俺のまま守り抜くことができる。俺はこの力で、この俺の力で俺は俺自身を守らなくてはいけないのだ。それがこの世界に来た時の俺の目的であり、この世界で生き続けるために必要な事だと俺は思う。この力は俺がこの世界に呼ばれた時に神様がくれたものだと思っていいのだろうか?この力と、俺はうまく共存していくべきだ。俺はそう考えてはいたが俺の中には もうひとり俺が存在している。そしてそのもう一人は、この世界で生き続けていく上で俺に力を貸してくれたりはするのだろうか。
そして、そのもう一人がどういった理由で、どうして俺に、もう一人の自分 俺に力を与えてくれるのかについては全くの謎である。
俺は もう一人の俺の力を試すように 魔剣を振るった すると、俺の持っている『魔刀月影』が、まるで生きているかのように脈動を始める
「こ、これは!?まさか」と俺は思わず呟くと。俺は もう一人の俺の声を聴くことが出来た。もう一人の俺はこう言っている
「これが俺の力、俺は 俺がこの世で唯一俺という人間がこの世界で生きるための居場所を作ってくれるのならば俺はこの力を もう一人の俺に全て託してやる そして俺がお前を絶対に守るから安心しろ。俺はもう一人の俺を、受け入れた時からずっと、一緒に生きて行こうって決めていたんだよ。だからこの命ある限り俺は、絶対に俺の家族を守って見せるよ」
俺の体の中にもう一人の俺はいるのに俺が言ったセリフではない。だけど確かにその声は俺の中から聴こえてくるのであった。そして俺はもう一人の俺を受け入れる覚悟を決め 俺は俺がこれから生きていくこの世界で俺はもう一人の俺と共に、もう一人の俺は俺という人間の心と記憶を持って俺を生かすために存在するもう一人の俺は俺がこの世界で生き残れるだけの力を必ず手にするはずだから大丈夫なんだ。
もう一人の俺は俺と一緒に俺を俺を守る そのために俺はこの俺に体を渡した だから俺がこの体を有効活用させて貰うことにする
「おい。てめぇらが誰であろうとこの俺の大切な家族に手を出すのだけは許さないからな!もしそんなことをしたらお前ら全員ぶっ殺して、俺は俺の大切な人を守るための俺の世界を俺が作る!この世界で、もう一人の俺が守ろうと決めた俺の大事な人たちを守るために俺も戦う この俺はこの世界の全ての人間を殺し尽くすつもりでいるんだ まぁ俺は優しい性格じゃないんでね。容赦なんかしないぜ。さぁ始めようかこの俺と、もう一人の俺がこの世界を支配し 俺たち二人が俺とこの世界で生き抜くために」
と俺は言うともう一人の俺が。俺の中に入っているもう一人の俺の感情が 俺の体に 流れ込んでくる。
そしてもう一人の俺は。もう一人の俺は。俺は俺のために生きる もう一人の俺は俺が俺が生きたいと思う人生を、俺がしたいと思ったことを実行する 俺の邪魔をする奴は全て 殺せばいいだけ もう一人の俺は俺の心の支えでもあり。そしてもう一人の俺は俺の中で生き続けている だから俺にもう一人の俺が 俺の中に存在しているということは俺は一人ぼっちにはならないということであり もう一人の俺が、常に俺のことを支えてくれるということでもある。だからこそ俺はこれから俺がやりたいことをやるために。俺は俺の大切な人たちの為に。この世界で生き抜く 俺と俺の中のもう一人の俺 二人の力を合わせれば、俺はこの世界で俺が俺が欲しいものを、全て、手に入れられると 俺は信じている。だからもう一人の俺は。もう一人の俺の願いは 俺は俺が叶える だから俺と俺は、お互いの足りないところは補いながら。
二人で 二人だけで、俺達二人でこの世界で生き抜いていくんだ。俺は俺として、この世界で生きていくことを誓う。もう一人の俺の想いは、この世界のどこかにきっと、存在するであろうもう一人の魔王 その力も全て奪えば良い だから、もう一人の俺を俺の中に取り込んだことによって俺は更に強大になれる。俺がもう一人の俺の力を俺に吸収することで俺は強くなっていく。
この力が、一体どこまでのものなのか 俺はそれを確かめるために 魔剣を振るい、そして、自分の体の中にある魔力の流れを意識し始める。そして俺は、魔剣で目の前にある空間に線を引き、その線をなぞるように、そしてなぞっていくとそこには大きな魔方陣が浮かび上がるのだった。俺が自分の体の中にある魔力を流しながら魔法を発動させる。俺の前に出現した 魔法は、『神雷』という名前であり、この世界において最高位の魔法と言われているものであり その魔法の力により、目の前にいる俺を殺そうとした連中を全て殲滅することに成功している この俺を舐めると痛いしっぺ返しを食らう事になるから覚えておくといいぞ?この俺がお前らを本気で相手した時どれだけ凄まじいのか。それを身をもって体感することになるだろう。この国にいる魔王である俺の部下達は、この国の王族達が俺のことを快く思ってないことなんて最初からわかっていたのである。だからこそ俺はこの国を手に入れ、そして、俺の家族に この世界に来る前から一緒に住んでた俺にとっての家族と呼べる者たちをこの俺が幸せにしてやる為に俺は今この時より動き出す 俺はまずこの国の王に会いに行こうとしたのだが、この国はどうやら今は 王城の中にしか存在しないらしいのだ。なので俺は俺の家でもある。
俺が暮らしている場所へ転移することにしたのであった。そして俺の家の扉を開く 俺は家に帰ってきたわけである
「お帰りユウちゃん!」と言って俺に飛びついてきたのがみっちゃんなのだが、そのみっちゃんが俺に抱きついたまま 離してくれなくなってしまったのだ なのでみっちゃんを抱きしめてあげることにした。それからしばらく経つと。リリスとみーちゃんがやってきて俺の家に来てくれました。ちなみに俺には妹も姉もいないからみーちゃんが本当にお義母さんのような感じになっている だからみーちゃんは、本当に可愛いし本当に美人なんですよ。俺はもうみーちゃんを愛でることしかできないのです みけねこのぬいぐるみを抱いて寝たりしている姿をみると俺の母性本能が刺激されるのですよ!とにかく可愛すぎるのです!!それにみけねこもめっちゃ似合っているんです! そんなこんながあって俺は、これから何をすべきかを考える事にした 俺がまず考えなければいけないことは、俺の仲間たちが みんな無事なのかを確認しなくてはいけない。そしてもしも何かがあったのならば、俺が絶対に守ってみせるという気持ちにさせられるのだった そうして俺は。自分の中のもう一人の自分を受け入れ もう一人の自分が俺の中で生きているということを理解して、俺の家族を守っていく決意を新たに固めたのだった 俺が この世界に呼ばれてから、5年の歳月が流れていた。その間に俺にもいろいろ変化が訪れた。俺に新たな家族ができた。その人達とは レイナにリリスそしてみーちゃんの三姉妹 そして俺は俺の妻となる。三人の子供がいる そして、俺は今現在 俺が住んでいる場所に新たに仲間になった。リザードマン族の三人を住まわせることにした。そして俺の仲間が、俺の大切な妻たちを守る為には必要だと思って俺は 新しい仲間の力を引き出すことができる。
それは 新しく俺の仲間になったリザトマンは。この国に来てからは。冒険者として活動していた この国に来た時に、俺とリリスが一緒に依頼を受けて一緒に受けた時に仲良くなったのがきっかけで リザードマンが差別対象になっていたとしても、それでも、この俺に優しくしてくれたからこそ 俺はこの人をこの国の人達から守り抜きたいって思えたんだ。この人と出会わなければ、俺はまだあのダンジョンにいたままだったかもしれないんだから だからこの人を守りたい そう思うようになった。そうして、俺に好意を寄せてくれる女性を俺は 全力で守ろうと思うのだ!この国に俺を呼び出したこの国の貴族とこの国の王女が俺の事を どうやら好きになってしまったようだが まぁどうせならこの国を、俺の大切な家族のいるこの国を、この世界で一番の住みやすい場所へと俺は変えていくんだ。この国が豊かになればそれだけ 家族が、俺の家族に害を成す人間が減る。俺が、大切な家族を 家族が大切にしていたものを守っていけるんだ だから家族を、俺が、絶対に守って見せて、俺がこの世界の支配者になってやるよ それからしばらくしてから ようやく俺の家族にこの世界で、俺の本当の力を見せる時が来たのである。俺の力を見せつける事によって、俺は、この世界の人々に、この世界を、支配しようとしている魔王の実力というものを見せ付ける事に成功した。そして、俺に喧嘩を売った者達はこの世界を支配する。という意思を はっきりと俺に見せた 俺を敵に回したらただではすまないと言うことを教えてやるために そして俺は家族のために この力で家族に危険を及ぼす奴らを潰していくだけだ。俺は この力があれば 俺はこの力さえあればこの世界で俺の望むように生きていくことが出来る。家族を守るために、この世界で俺の家族を守るんだ。そのために俺は 俺の力でこの世界の全てを支配してやる!だから、俺が俺がこの手でこの世界の全てを必ず手に入れて見せる!そして俺がこの世界で俺が手に入れたいと思った物全てを手にするんだ。俺の欲しい物は全部、俺が手に入れる俺の大切なものを、必ず、守るんだ!俺の大切な人を守るんだ!俺はこの世界で 俺は俺の世界を手に入れるんだ。そして俺の家族を俺が守っていくんだ。俺は 必ず 俺の家族が、俺が、絶対に俺の手で 大切なこの国を俺の大切な家族が住むこの世界を守っていくことをここに誓おう。この世界は俺の世界 俺は俺の家族を俺が絶対に俺のこの手によって幸せにしてあげるんだ。
俺と、俺の中に存在している。もう一人の俺は 二人に増えていた。俺の身体の中にもう一人の俺の意識が存在する。もう一人の俺は 俺と完全に同化しており 俺の心の声を聞き取ることができている。
そして、この世界の王都に存在する城 俺は今、そこにやってきている。
俺が俺自身の手でこの世界の全ての人々を俺が支配する 俺は、俺に歯向かった者を容赦なく殺せるだけ殺していった。そして、俺が王城を自分の力で乗っ取った後は、 王城の、この城の中にいた奴らも、全員殺した 俺はこの王城の中で、俺と、もう一人の俺と 二人で暮らし始めようと思っている 俺は俺の大切な人の為に。俺は俺が俺の大切な人たちの笑顔がこの俺にとって何よりもかけがえのないものだ。俺に出来るのであれば、俺が俺の大切な人たちを俺の全てをかけて守り抜く。だから俺は俺の家族の為に、この世界で生き抜いていくんだ
「ユウくんお疲れ様」
「ありがとうみっちゃん、だけどまだ、俺の敵になる者は大勢存在する。俺の家族を狙っている連中が沢山いるんだよ。だから俺は必ずこの国を手に入れたい。だからもう少し待っていてくれ。俺がみっちゃんの傍にいる限りは、この国の人間は、もう、誰も君を傷つけさせない。君は俺がみっちゃんのことを守る。この国の人間も、この国の外にいる魔物達だって俺が全て俺の愛する者たちを全て守りきってやるんだ!」
「うん わたしはユウくんを信じてる どんなに相手が強大でも ユウくんなら絶対できるって わたしはそう信じてます だって ユウくんのことが わたしは大好きだから ずっとずっと昔から あなたと一緒に過ごしてきた この時間が どれだけの時間であっても ユウくんの側にいて支え続ける ユウくんの一番近くに居る それが 今のわたしにとっての望みだから。だから ユウくんは、ユウくんのしたいようにしていいよ。私はユウくんの事を信じてるから 私の事を守ってくれるよね?ユウくん?」
この俺のことを見つめながら、俺のことを信頼してくれているような目で、彼女は俺にそう言ってくれた そして俺のことを心の底から好きでいてくれていることが言葉に出してないけども伝わってくる だからこそ、俺は 彼女の為にも 俺は、この国の王である、俺の義理の親を殺した 俺の両親を殺し、そして俺の家族を殺そうとしている この国の連中は全て 俺の大事な妻を殺そうとした時点で 俺は俺の怒りを抑えられなくなった 俺は怒りに身を任せるように 俺の妻に手を出した王である男を殺そうとしたが しかし、俺の中に存在しているもう一人の俺 その人は、その男を俺の代わりに殺してやろうと提案してくれた。俺には出来なかった 俺はその男が許せなかった 家族が大事にしているものを全て壊して奪おうとしたあいつらだけは 俺の大切な人達に牙を向けたあいつらがどうしても許せない。
だから俺は。俺の家族を守るためだけに、 俺は俺の中に存在し続けるもう一人の俺と共に 俺は、家族を守るために この力を使い続けていき いつかきっと俺はこの世界を、家族が住んでたこの世界の全てを手に入れる。俺はこの世界の全てを手に入れ 俺が俺の理想としている。誰もが笑って過ごせて争いも起きず 俺の大好きな人たちの幸せが、この世界に生きる人々が永遠に幸せになれる。そんな世界に変えて見せる。俺はその為に この力を使った。
俺がこの国の王を殺してから この国の国民が俺に従うようになって、俺の仲間がどんどん増えて行き、気が付けば、いつの間にか俺はこの国の王になってしまっていたが 別にどうってことはなかった。俺の家族が無事で 俺の大切な人がみんな無事に生きている 俺はそれだけで満足だ。俺がこの世界にやって来て、初めて俺が仲間にできたのがこの三人の女性だ。俺はこの三人を守り続けた 家族をこの国をこの世界を守りたい だから俺は、家族が住んでいる世界を守る。この世界で一番大切な人達がいる世界を守るために 俺の大切な家族を俺の手で守ってみせる。俺はこの世界を守り 俺の家族が平和に安心して暮らせる国にしてみせる。
この国は今現在 この俺が治める 俺が、俺のこの世界を支配し この世界にある全てを 俺はこの世界の支配を俺は俺の家族のために 俺は、家族を守り通してみせる 俺は家族を守り続けこの国を俺の大切な人たちが住まう 大切な俺の家族が住まう国を守る為に。
この国には 俺の家族がいる。俺が守るべき人たちがこの国にはいる。
俺の大切な家族を俺の命を懸けて この俺の大切な人を守るために、俺は、この世界で一番大切な人を守る為だけに 俺は俺の持つこの力でこの世界の全てを 俺の家族が、俺の大切な人達が暮らすこの国を守り 俺のこの手で、家族をこの世界で一番大切に想っているこの気持ちを、この国の人々と分かち合い この国に住む人々の幸せを俺の手を使って守り抜き 俺はこの世界で家族を守り、俺の愛する者達を、俺の家族を守り 俺は俺のこの手を使って 大切な俺のこの家族の笑顔を守る そのためなら 俺はなんだってしよう。家族の為なら 家族さえ、家族の命が危険に晒される可能性があるというだけで俺はその家族を 守る為なら俺は自分の持っている力を最大限に使って 俺の家族を守るんだ。
「あぁ 愛しい我が姫よ。貴女は今日もこの世界の至高の存在。私とてこの世界の王に成り得た者ですが やはり私は この世界の王であるあの御方の方が素晴らしく思いました。それにしてもあの方は 何故にそこまで強くなれるのでしょうか。あの力があればこそ。彼は、あの力があるから。
だからこそこの国を守る事ができる。彼ならばこの世界の全てを支配する事も可能なのです。私は彼を尊敬します。
私はこの世界の誰よりも強いと、思っていますが、彼の力は それ以上に強大。私が敵わないほどの強さを誇る。それ程までに この世で最も偉大なお方。
私の愛する妻と、私の娘 そして、この国の民が 命を賭けて守ろうとしている国。この世界 全てが貴方に この世界の王であり、魔王である彼が 守るべき物 だから私は彼にこの世界を 家族が、大切な人を守る。そのためにこの世界の王となった。家族と 私のこの国の人間と、そして妻達、皆が この世界で暮らす人たち全て 全ての人の笑顔を守る。そう誓ったのだ 俺は 俺はこの国を。そして、俺の大切な家族を守る。俺はこの国を、俺の大切な家族を守る為に 俺は、この国の王となって この国の人々をこの国の外に住んでいる人々から守り抜くために。俺が俺の大切な人を、俺の大切な者たちが住む この国の人間達を守ってやらなければ。俺はこの世界の全ての人間を俺のこの力で守り抜こう。俺は家族が住んでいてくれている この国が、この世界そのものが。俺は好きだ。俺は俺の家族が住んでくれているこの世界の人達が、この世界の全てが 俺にとっては大切なものだ。だからこそ俺はこの世界の王となる。俺は、俺の力で、俺の家族を、この俺のこの世界の全ての人たちを俺がこの俺の全ての力を使い 俺は俺の家族を守るためにこの世界を守り、そして家族が平和に、この俺の傍で そして俺の隣で笑ってくれる。それが俺の一番の望みだ。
俺は家族の為に そして、俺の大切な人の為に。この世界で暮らしていけるこの国の人達の事を 俺は守りきろうと思う
「みっちゃん。君に俺はいつも迷惑をかけてしまう でも、俺はみっちゃんが居てくれれば、俺の全てを受け入れてくれて俺がどんなに変わろうと受け入れてくれる。だから、俺が、俺はこの世界を変えるんだ。そして俺は、みっちゃんのことをこの世界で俺の家族と一緒に この俺の力を使って。そして俺はみっちゃんに約束するよ。君に。そしてこの世界も この国も、俺は俺の家族をこの世界を守り抜く為に。そして君と一緒にい続ける為に。俺はこの世界を変えてみせる。この世界を変えようとも俺が必ず君を守るよ」
俺は俺の妻 リリスに向けて。そして俺は俺の大切な人。この俺の大切な家に住む、俺が守りたい。家族を そして俺は、彼女に伝えるようにそう言う。俺は彼女を抱きしめながら。そうすると彼女は嬉しそうに微笑んで
「わたしが、わたしがみっちゃんの一番だよ?わたしが、わたしが一番でしょ?わたしとみっちゃは一番仲が良い夫婦なんだよ。だって みっちゃんは、わたしを救ってくれた。わたしの居場所を見つけてくれた わたしに新しい世界を見せてくれた わたしの心の支えでいてくれた。だからね わたしはみっちゃんの事が、大好きずっとずっと前から あなたが、あなたの事が好きでした あなたは覚えていないかもしれないけれど それでも あなたはわたしの一番の友達になってくれたの だからね あなたと一緒に居る時間はとても幸せなの。だから あなたがわたしを一番だと、言ってくれるなら。それで十分だから。だから、ありがとう。わたしもあなたが 一番好きよ。あなたに、この想いがちゃんと届くと良いなって、ずっとずっと思ってる。わたしがあなたを この国の王様にするって決めてるから。この世界の全てをあなたに、あげてもいいよ。だからお願い。これからも一緒に、二人でこの国を守って欲しい。だから、ずっとずっっと、二人一緒で、わたしを見守って欲しい。だから、お願い、みっちゃん。この世界を、変えようとして この国を、この国を豊かにして。だから 頑張って。私はみっちゃんが頑張るところをずっと見てたいの。だから この国を、もっと豊かな国にしましょう。私は、ずっとずーっと。あなたのことを見ているわ あなたのことが 好きです。私は、ずっとずーっと言いたかった言葉。やっと、あなたに言えることができた。私はあなたが好きなの あなたが好きなんです 愛しています。わたしを。わたしにこの気持ちを教えてくれた、大切な大切なあなたに、わたしは心から感謝をします。
この国の王様である、この国の王になった。みっちゃんをわたしはこの世界で一番 大切な人にしました。
この国はきっと、この国に住む国民と わたしたち二人の幸せでいっぱいにできる そしていつか、わたしたちが、みっちゃんと、この世界にいる、この世界のすべての人達が、幸せに過ごせるような。そんな国を作ってみせるよ そしてわたしたちは、みんなで、この世界を楽しくて幸せな世界に変えるの だから、みっちゃん。あなたに この世界を託す。
「お兄様。わたしに お母様に会わせてくれて、本当に ありが とう。私は、お母さんとお父さんの 娘になることができて、お父さまの。家族にしてもらうこと が出来て。とってもとーっても。幸せです。私とお兄様が出会ってから お兄様には 沢山、助けてもらいました。私は今までずっと、自分の気持ちを。隠してました。私は、私は本当は、寂しかったのかもしれません。
私は自分の本当の感情を押し殺して、お姉さんのように振る舞ってきたつもりでしたが。でもやっぱり私は、甘えん坊のわがままな子供だったと思います。だけど。私はこの世界に生まれて、この世界に住まう、この世界で一番愛しい人達と出会いました。私はこの世界に生まれてきたから、家族に、大切な人達に出会うことが出来た。私は この世界で一番愛している人達と、この世界でも出会うことが出来ました。だから私は。私は今とっても 嬉しい気持ちになります。家族という絆。私は お姉さんのことは、お慕いしていたので、とても複雑な心境ではあるのですが。私を家族に迎えてくれた。お兄様と。この国の民と家族とこの国と そして、私に優しくしてくれる、お父さまと。お母様と。
そしてこの世界に住む、大切な人達を。この国を守ると決めた。私に力を貸してくれると 言ってくれる大切な家族と。そして私を愛してくれている。大切な家族。そしてお友達と、この世界に住む人々と、私を受け入れてくれている、大切な大切なお友達と そして、私の大好きな家族に。私がこの国と、私の愛する家族を、私の手で、私の力で守り抜くと、誓うよ。そして私が私の意思を持って 私が私の全てを使って。私の手で、私の力で この世界と、この国の人々と家族を私は守り抜きたいの。そして私に家族をくれた 私の愛する人、そしてこの国の人々。私は家族とこの世界を守りたいと。そう思えた。
私は家族を守る為なら何でもしよう。そして私の愛する人は、私の愛する国を。私の愛する人たちを、私に守らせてほしい。だから 私は私の力を使うの。私に家族を守る力を。私と私の家族のために、私には力があるんだもん だから私は家族の為だけに。この国の人間達の為に この国の為に。私の家族の為に 私の家族が住む国を守るために そして家族の為に私は私の全てを尽くすの 家族を 家族の為に、この世界の全てを守る。この世界を そして家族を守るために、家族をこの手で、この世界で守るの。家族の為に。家族に笑ってほしいから。そして私が家族を。大切な大切な家族を守るために、家族の大切なものを、家族が大切にしているものを守るの だから私は。家族に誓おう。家族を守る。そのために。私はこの世界で戦うの。家族を守る為に だから家族を。この世界の皆を守って 家族が笑って暮らせる世界を作るために。私は家族に、この世界の人たちを笑顔にする。そして皆を笑顔にして見せるよ。この世界は、この国の人間は。皆 笑顔が似合う。皆笑顔の似あう優しい人たちなんだ そして家族も だから皆を。私はこの世界を守り切るよ。皆を笑顔にしてみせる。だからね。皆を守って。皆が笑顔になれるような国を作り上げるんだ そして家族を守り抜いてみせるんだ」私は家族にそう宣言をする。私はこの世界を変えよう。この世界で、家族を守るために。この世界が大好きだから。この世界の皆が大好きだから そして私はこの世界を変えるの。
私は、この世界で一番 家族が、一番 大好きだから。だからね。みっちゃんは、この国一番 家族が一番 そして一番大切な、一番大事な人だから。私はみっちゃんがこの世界の中で 一番好きだよ。
そしてこの世界も一番大切なの。
「みっちゃん。貴方のことを 一番愛しとるけん。うちもあんたを、この国一番 一番愛しとーとよ」と言って この国で二番目に大好きな人へ、わたしの想いを伝える為に、想いを伝えようとわたしはその人に抱きついてみるのだ。そしてわたしの一番好きな人がわたしに抱きしめてくれるから。わたしはとーっても幸せな気分になる。でもでも、今は抱きしめられているだけじゃダメだから。もっとみっちゃんをぎゅーってしたいって思うのでわたしも負けじと強く抱きしめるので、それに気づいたみっちゃんはわたしを強く抱きしめ返してくれる。みっちゃんと、もっと一緒にいられるだけで、わたしは、すごく幸せな気持ちになってくるの。
俺は
「レイナ 君は この国一番の大魔術師で。俺が出会った中でも最強の魔法使いだ だから君にお願いをします。この世界は広い。俺が君に出会えてなかったらきっと俺は今もあの家で一人 寂しく過ごしていたんだと思う。俺は君のことを知っている。だから俺の家族が俺の事をどう思っていて、どんな風に俺の事を見つめていてくれているのか、ちゃんとわかっているつもりだ。
君がこの世界で一番大切な存在だとも思ってくれていることも知っている でもね 俺はもう、この世界の人達のことが、愛し過ぎてしまった。俺はね 皆と出会えていなかった頃の自分を忘れてしまっている。俺はこの世界に住む人達と過ごす日々に、幸せを感じすぎていたんだよ だからこそ。だからさ、リリスと結ばれても きっと また同じ過ちを繰り返してしまうと思った。俺が幸せ過ぎるからこそ きっとどこかで綻びが出て それで結局。幸せが終わってしまうのではないかと 不安に思っていたよ。だから 俺は 家族が、この世界が この国の人々が。
この国の人々を幸せにすると約束した。この国の人を幸せにすると言うことの意味は、ただ幸せにするということじゃない。
この国の全ての人々が、この国の全てを心の底からの笑顔にできるくらいに、皆を、皆を、幸せにするということだ。
それは、つまり、どういう事なのか?答えを簡単に言えば。俺は皆を。この国にいる全ての国民や住人達。その全ての人達を、心から笑顔にすることこそが この国の王様としての務めだと思うんだ 俺はこの国の王様である前にこの世界に生きる一個の命であることに変わりはない。この世界が嫌いだという人も中にはいるだろう。だがしかし、それでも俺はこの国の人々が好きだよ。だって彼らは、この国に住む人々と家族は この国の王様である俺にとっては大切な大切な家族であり仲間でもあるんだから だからこそ。家族を、国民を幸せにする事を第一とするのであれば。国民に幸せを与えるのではなく。国民が幸せになるために まず国民に幸せを与えてあげる事が この国を豊かにし、国を豊かにして。そして国を大きくしていくために必要なんだ この国に住んでいる人達全員の幸せを願った時に。この国の国民がこの国に住めなくなるなんて本末転倒だろ だからこそ家族を、そしてこの国の皆を幸せにすることを何よりも優先して考えた結果。俺にできることは、この国が栄えて皆が幸せになることなのだと考えた。それが 今の 俺がすべき最善の行動だと考えたからだ。そしてそのために必要なのはこの国に住む民達の意見を聞くことで、彼らの声を聞いて 皆を、そしてこの国の王として皆に寄り添うことが大切なのだと思うから だからね。
この国にいる人達の笑顔を俺は 作りたいと思えるほど この国の人達が好きになってしまったから。
だから俺は家族を守る為 そして皆の笑顔の為に。家族を、この国を、国の人々を守る為 家族とこの国を守る為に、家族を守り抜くと誓うよ そう決意をしたから。だから家族を守る為の力を求めることにしたよ。俺は家族を守る為ならこの国を守るためなら何でもするつもりだよ」
みっちゃんは私にそう言ってくれたから私は嬉しかったので私も私もみっちゃんを守り抜くと誓おうとするのですけど、私より先に家族への誓いをみっちゃんは立てていたので、私は何も言えずじまいなのです。でもでも、みっちゃんは家族を大切にしている気持ちがあるんだとわかっただけでも私にとってはとても嬉しい気持ちになることができましたの。
「お兄様。ありがとうございます。でも、大丈夫ですよ。私はお兄様の足手まといには絶対になりませんから、私はこの国の平和を守るために戦える力を得たいと 思いますわ この世界が私に微笑んでくれるのは。私がこの世界の誰からも愛されているという自覚があるからだと思いますの。そして私は家族や友人。私の愛する人。私の家族が住む世界を守る為に。私もこの世界を守りたいと思えたんです」とリリスが言ったので僕は「うん そうか。リリス。ありがとう これから先もよろしく頼むよ」と言いながらリリスをぎゅっと抱き寄せると僕に抱かれたリリスは頬を赤らめて照れ臭そうにしながらも、僕の腕の中に顔を埋めると僕はそんな彼女の頭を優しく撫でるのであった。
そんな時だった。リリスのレベルが上がり限界を迎えたのであろう。彼女は一瞬でレベル99に到達してしまった。僕はそのことに驚いてしまったが、僕もすぐにリリスに追随するようにレベルの限界値まで達することができるようになっていたので特に驚くことはなかったのだが、真紅に関しては 突然 レベル100に到達したことにより驚いた表情を浮かべているのが視界に入り込んでくるのと同時に 真紅と目と目が合ったので、その時の彼女が可愛くて仕方がなかったので、思わず 彼女を抱きしめるとキスをしてしまった。その後で僕は慌てて ごめんと謝ろうとしたが「いいよ むしろ私は光くんから、そういうことされる方が嬉しいかな」と言われたので、少しホッとした気分で「そっか。よかった。俺は リリスのことが好きで、愛していて。リリスのことを一番大事に想っていて、だから。つい」と言うと「うん ありがとう。私を好きって言ってくれて 私を一番愛してくれてると言ってくれて。そして私は 光君のことを愛しとるよ。だから私のこと愛してくださいね」と言われてしまったので。勿論 リリスのことを一生 大切に愛し抜こうと改めて心に決めたのであった。そうして それからしばらくして この国は平和を取り戻して。平穏な生活を取り戻すことが出来たのだけれど、僕達は、もう あの頃に戻ることはできない。でも、あの頃の幸せは。この国と家族があったからこそ得られたもので。今更戻ることは出来ないとしても、それでも また昔みたいに戻れたら、なんてことを時々考えてしまう 僕は幸せを望まない。
僕は不幸を望む だって 不幸であればある程 絶望すればする程 僕は強くなっていくのだから。そして僕は強くなりたい。もう二度と、誰にも 奪われないように。壊されないために。強くなるんだ。その為にも、もっと強くならなくちゃいけない そして僕は家族も。大切なものも。守れるように。この手で守り抜けてみせる そう 僕は誓った。「この世界は広い。そしてこの世界に住む人々はこの世界で生きている以上必ず誰かに必要とされている」俺は そんな事を レイナに言いながら俺は考えていた 俺には何も出来ないんじゃないかって。俺は 弱いし 何もできない人間だし この世界では誰も信用することも。信じてもらうことも出来なくて 結局。一人で生きてきた でも この子だけは、レイナだけは。この子を俺の家族だと思える日がいつか来ると信じていて、俺に懐いてくれていた彼女ならば、俺の心を癒してくれるかもしれないと。だから俺は彼女に 俺をパパだと呼んでもらう事に決めて、この世界に来る前の俺の日常の話をすると 最初は戸惑っていたが次第に受け入れてもらえるようになった。俺はこの世界に来てから初めて、俺がこの世界に来た目的を思い出し そして家族がこの世界を幸せにすることで笑顔になってくれている姿を想像すると俺の心はとても温かくなっていた。俺にとっての幸せはきっと家族なんだと気付く事が出来たのは本当に良かった。そして俺と家族の関係に幸せを感じていた矢先に。俺の家族が殺されてしまい 目の前に居たのは、俺の家族を手にかけたと思われる敵の姿であり その相手と会話を交わしていくと俺はその敵の心を読み解くことに成功していた。俺を裏切った元の世界での俺の妻。その人が家族を殺したと、そしてその妻はこの世界に存在する全ての生き物を滅ぼそうとしていて。だから俺を殺さないとこの世界を滅ぼすと、俺は家族を失ってしまった。だから家族を失う原因となった妻に、復讐を果たすべく 妻と、妻の連れて来たこの世界の全ての生物を皆殺しにしてやろうと思った。
俺にはまだ家族が残っている。そして家族を悲しませるようなことになれば 俺は自分を許せなくなってしまう。だから俺は家族の為ならばどんな手段であろうと躊躇うことはないと思っていた。そして俺は その男に戦いを挑むことになるが、やはりこの男は弱くて。結局は俺が勝利する結果となり、その戦いの中でこの男が俺に対して言った言葉を俺は今でも忘れないでいて、だからこそ俺はこの男の事を許すことが出来なくなっていた。その言葉を聞いた時に俺はその言葉の意味を理解してしまうと共に 自分の無力さを知ることになり。だからこそ、俺は強くなるんだ。
その思いが 今の俺を支え続けている。だからこそ俺はその男の亡骸を見て。
家族がこの世界に幸せをもたらそうとしたのにそれを台無しにした。俺の人生をめちゃくちゃにして、全てを壊した。こいつだけは絶対に殺し尽くす必要があると考え。俺は家族が残した想いを継ぐためにも。家族の願いを叶えるためにも。
そして家族を守れなかったこの不甲斐なさを少しでも消すため。家族との思い出を胸に刻み込むためにも そう考えて。だからこそ俺は戦う。例え、俺が どれだけ傷つこうとも。この身が 滅び果てようとしても。俺には、この世界の人達を守るという大切な役割が、家族が遺してくれた大事な仕事があって、そして 何よりも 俺が そうしなければならないんだ。
俺は家族を、この国を守るんだ 俺を救ってくれたのは。リリスだけだったから。だから俺にとっては。リリスが全てなんだ。俺に寄り添って支えてくれた彼女の為に、俺に力を与えてくれる存在だ。彼女は 何がなんでも俺が守るんだ。俺が幸せを望み。俺に力を与えて。俺を見守っていくれる家族の為に。そして何よりも 俺に家族がいるということを気付かせてくれたリリスの為ならば。
僕は。俺は。俺は。僕は、僕自身が犠牲になろうが。俺は。僕が この手で家族を守ると、そう誓って。
僕はリリスに幸せを与えてあげたくて、僕は皆を幸せにできる王になりたい。皆の笑顔を守りたい。だから皆の幸せを守るためには、皆に嫌われようとも、蔑まれても構わない。だって それで僕を恨んでくれる人は その人だけは僕の味方なのだから だから 僕は僕の幸せを守る為だけに生きることを決めた。家族を不幸にさせない為に 家族に悲しい思いをさせない為に。
僕が皆の笑顔を守る為に 僕は僕の家族を不幸にする奴らを殺す 僕は僕の居場所を守るために戦う。
だから僕に剣を向けるというなら 皆の笑顔を奪うというなら 君たち全員 僕は殺すよ 家族に悲しみを 不幸を与える者は全て 家族を悲しませようとする奴らは 僕の敵なんだ 僕の家族に害をなす者は僕の敵に決まってる だから家族を守るために僕は 皆が幸せなら、僕はそれでいい 皆が幸せなのなら、それがいいんだ。だから だから僕は、皆の事を信じるんだ。そして家族を守り抜くと だから リリス 俺は君を幸せにしてみせるよ。そして家族を守り抜いてみせるよ。
そうして僕はリリスを守ることを決意していたので、リリスを守ると決めた日から僕はリリスを守ることしか頭に無い。そして僕は僕自身が強くなろうとしている。
だから、僕のことをリリスは、とても頼りになる人だと言ってくれて。
そんな彼女の期待に応えることが出来るようになりたいと思いつつ、レベル99に達した僕はレベル100に到達するまでに掛かる時間を短く出来るようになっていたので、僕は一分足らずでレベル100に辿り着くことが出来た。だけどレベル1000になった時のことはよくわからないままだったので、とりあえずは、これ以上レベルが上がる事はないので、もう限界だと感じればレベル99のままにすることが出来るということだけ覚えておけば大丈夫だと思う。ちなみに僕はレベル999になるとステータスが一気に跳ね上がるらしく。リリスが言うには元々 リリスのレベル限界値は99ではなく、本当は98だという事で、リリスは僕のことを信頼して 自身の秘密を教えてくれて。そして、この世界には他にもリリスと同じような力を持つ者が居て。このリリスの力こそが『魔結晶石』と呼ばれているものらしいのだけれど、リリスはこの国の王様の娘でもあるのだけれど、実は王族ではないという事と、そしてリリスの持つ『魔力増幅』は王家の家系に生まれた子供だけが扱える魔法で、本来は王位継承権を持つ男の子にしか使えない代物であり。そしてリリスはその魔法が使えることから、王位継承者に選定されるはずだったが、何故かその魔法の効果が出なかったみたいで。リリス自身はどうして自分にも他の人達と同じように扱えなかったのか分からないと言っていたけれど。恐らくだがそれは僕のような異世界の人間がこの世界にやって来たことにより、その人間の魔力の質が変わったことで。それにより本来なら使えたはずの魔力の出力ができなくなってしまったのではないかと推測するのだが、そのせいで王位継承者として選ばれずにいたみたいだね。そしてそのせいで今まで色々と苦労してきたのだという事も話してくれた。
そしてその話を聞いた後に。この国は、いや この大陸に存在する国々の殆どが、その『神族』が創った世界であり、元々は一つの大きな島であったのだと、その神様の加護を受けているからこの世界の人々の多くは強力な能力を有しているのだということも。
それからリリスの父親は、そんな強い能力を有さずに普通の力を持っていたのだけれど。リリスはそんな父親を心の底から尊敬していて。だから父親の様に強くなって。そして今度は自分が守ってみせると心に決めていて。そんな話を聞いていたらリリスのことを可愛く思えて。思わず頭を撫でていた。すると 恥ずかしかったのか頬を赤く染めていて、その仕草も凄い可愛いと思って。つい抱きしめていた。
そうすると嬉しかったのかご機嫌になっていて そして リリスにもっと強くして欲しいと言われたから。僕はそのお願いに答えてあげることにしたんだ。そうするとまたリリスは気持ち良さそうな顔をしてくれるから。
その顔を見れて 僕は凄く嬉しくなっていた。
だからリリスが喜んでくれるのならば。この力がリリスの助けになってくれるのであれば いくらでも力をあげることにしようと思っていた。それに こんな可愛い子にはやっぱり笑っていて欲しいし。リリスの為なら僕は 命をかけても助けようと思っているし。そして僕はリリスの為を思ってこの力を使っていきたいと思えるようになっていた。そう思いながら リリスの喜ぶ姿を目に映しながら これから先もずっと。この子が側に居てくれると嬉しいなぁと心の中で思っていた。
僕はこれから、この世界を救おうとしている人達と手を組む事になったんだ。
そうして僕は これから戦うであろう敵の強さを測っていた。僕にとって、その敵とは 僕にとって一番身近な存在になっていたから。
そうしてその敵との戦いが始まって、僕の相手となった相手はとても強かったのだけれど、僕の前に立つ相手が誰なのかを理解すると共に。
僕の意識が遠のき始めて、そうするとリリスからもらった薬を飲んで、僕の中にある、この力を制御していかなければならないと考え直していくうちに僕は少しずつ冷静さを取り戻せるようになっていくと その瞬間。僕の中から何かが流れ込んできて。そしてそれが一体なんなのか分からないまま僕は 戦い続けていた相手に対して攻撃を繰り返していたら相手を倒すことに成功したけど。相手はまだ死んでいなかったようだし。そもそもこの相手の正体って まさか僕?
「はっ?」
何が起こったのか分からないまま混乱していたら目の前に居る人物に対して警戒を強めていったので 相手の事を観察してみることにしたんだけど。見た目から分かるのはまず服装が違うことと武器を持っていること。
それと僕が戦ったことのあるあの人じゃないと理解できたこと。そしてその人が僕の知る存在とは違う存在だということを察する事が出来た。つまりは、今の僕はあの時と違っていて 今の僕に足りない部分を補うために。僕の知らない所で僕が成長しているんだなと考えてしまう。そうして僕に足りていない部分が分かってくると共に 僕の中で、色々な事を考えさせられるような出来事が起こっているという事が、この場にいるだけで理解できるようになってきた。そして、僕が考えを纏めている間にも僕に攻撃を仕掛けてきている相手を見て。どうすればいいのかなと考えている。まず僕は、自分の身を守らないといけないだろう。そうしないと僕の家族も 大切な人も守れないのだからね。だから 僕は相手の攻撃を防御することだけに集中させていくと。次第に相手が何をしてくるかが分かっているような気がした。そして 僕は相手の動きに合わせて 相手の懐に飛び込むようにして反撃を繰り出せるようになった。そして僕は、相手の首元を掴み そこから 投げ飛ばしてみると。その人は上手く空中で体勢を整えていき。そしてそのまま地面に着地していき、そしてすぐに 再び僕に襲い掛かってくる。
僕も相手の動きについていくことが出来ているため、このまま相手を倒せるかもしれないと思いながらも、僕の体は勝手に動いてしまうかのように相手に反撃を加えていくのだった。そして気が付くと 僕の拳は、その人を確実に捉えて。僕はこの人に勝てるんじゃないかと。確信できるまでになっていることを感じていた。
だから僕は、今なら この人に勝つことが出来ると思ったから 僕も覚悟を決めると その人のことを殴りつけてみたんだ。
そうしたら 僕が殴った相手はそのまま倒れ込み そして僕は、何とか勝利することができた。
そして僕は、この世界の異変の原因を突き止める事にした。この世界に起きている現象が、自然に起きたものではないということを僕なりに予想はできているので、僕は僕が知り得る限りの知識を使いながら、ある仮説を証明するために 行動を開始した。そうすることで 少しでも情報を集めることができればと考えていたから そうして僕はこの大陸の各地で起きた出来事を調べるために 各地を回ってみることにするのであった。そうやって、調べる為に動いている内に、とある洞窟を発見すると。そこを調べていこうと思う。その洞窟の中に足を踏み入れると。そこには見たこともない魔物たちが存在していたんだ。それを見たとき僕は直感的に、ここなら。この場所でなら、色々と探す事ができるのではないかと考えると、早速僕一人でその場所を探索し始めた。
そうしてしばらく歩き回っていくと。不思議な事に気づいたのだけれど。ここには何故か 誰も入ってこないのだよね。何故だろうかと思い。一度入り口に戻り様子を見てみて。何も変化がないと分かり 改めて中に入ろうとすると。
今度は別の種類の、さっきよりも強いタイプの魔獣が現れたのだ。しかも大量にだ。これはちょっと厳しいかも、だけど僕は その状況でもどうにか対処するべく。剣を抜くと 僕一人の戦いが始まるのであった。そして僕の戦闘が始まり。魔獣を相手にして なんとか倒し切ることができたのだけれど 僕は、魔獣を倒したことで 僕の体に違和感を覚え始めることになるのである。
僕が魔獣と戦った後。
僕の中では、魔素を吸収していた魔核に異変が生じ始めていた。その魔結晶石に異常が発生したせいで 魔結晶石が徐々に壊れ始めていて。魔結晶石は魔道具として使用しても効果が発揮されないため。
僕は慌てていたのであった。そして急いでその場から離れないと 大変な事になると感じ取った僕は魔結晶石をしまいこむと 急いでその洞窟を後にしていった。だけど。僕の身に異変が起きていた事は間違いなかったようで 体の内側から溢れ出てくる力と、それと同時に 何故か体の感覚が無くなりつつあった。そう、まるで僕の体から何かが出ていっている感じがしていて。そして、それは どんどん酷くなっていったのだ。僕はそれでも必死に戦おうと試みていたのだけれど。そんな僕の耳に。何処からとも分からず 声が響いてきたので。それを確かめようとするのだが。そこで限界が来たらしく 意識を失ってしまうのだった。そうすると僕の中から また僕に似た誰かが現れていて。
『ははははははっ、ようやく目覚めたんだな!いやぁー、君も大変だね。君は、まだ自分の力を把握しきれていないから。その力を制御出来なければ いずれ死ぬよ。いや、それだけなら まだマシだよ。そうだな 君には良い機会だと思って忠告をしておこうかな。僕は、この大陸の人達の運命を変えたのが 僕のような、この世界に迷い込んだ人間達だということが もう分かっただろうから教えておくと、実はこの大陸に存在する国々の殆どの王様は、皆 神族の力によってこの世界にやってきた 僕たちの仲間で。その中でも僕は、僕の仲間を救ってくれたことに対する お礼も兼ねて。この世界に来たばかりの僕が 力の使い方がわからないで 苦労しているだろうって言うのもあって。この大陸で生活を始めたら困ったことがあったら、この大陸に住んでいる人たちで解決出来ないことが出てきたら。この僕を頼って欲しいんだ』と言ってくると。僕に力をくれたんだ。僕はその言葉を疑うことなく受け入れていた。僕はそうすると。体が急に楽になったんだ。僕はこの人から 僕に足りていなかったものを得ることが出来たんだと分かると共に。その人の力を使う為の条件を知ると。僕は直ぐに 試すことにしたのであった それから暫くして。リリスとの待ち合わせの場所へと向かう前に僕は リリスと一緒に行動することにしたので二人で移動を始めることに。そして街へと向かっている途中。突如リリスに抱きつかれたかと思うとそのままキスされてしまって。凄い照れたような表情を浮かべていたので、それが凄く可愛くて抱きしめてしまっていたんだけど その後すぐに僕は離れることにして そのまま二人で歩いていったんだけど その際にもリリスは僕にべったりと引っ付いていたから。僕は嬉しかったし 可愛いなぁと思って 思わず頭を撫でると 嬉しそうな笑顔を見せていた。そのリリスの顔を見れて嬉しかったんだけど 僕はその顔を眺めていると何やら リリスが嬉しそうな顔を見せる度に この子を守っていきたいという感情が強くなっていたのだ。そう思うようになった理由を考えると共に 僕の力が目覚めているんだろうな と考えてみると、何だが僕自身に 力が宿り始めているのが分かるような 気配を感じ取れたんだ。そして僕はそのことについて もっと詳しく知るために この子を守るためにも 僕の中にある力が どのようなものであるのかを知りたいと思うようになっていたのであった。そうして歩いているうちに 目的地が見えてきて。そこで僕たちは食事をすることに。その食事中。僕はリリスに料理を作ることが出来るのか?と聞くと。僕が食べやすいように工夫してくれたりと、僕の事を気に掛けてくれるのがとてもありがたくて 嬉しい反面。僕がしっかりしないといけないと 改めて思い知らされたのであった。その後は。特に何事もなく無事に 家に帰る事ができたのだった。そしてその日の夜。僕と彼女は これから一緒に暮らすことになったんだ。その日から僕は彼女との生活が始まって。毎日が充実していたんだ。そうしているうちに 僕は、彼女にプロポーズしようかなと考えていて。
彼女もそれを受けてくれて。
僕達は 婚約を結ぶ事になったんだ。僕は、彼女と過ごす時間が楽しくて。幸せで こんな日々が続けばいいと思っていたんだ。そんなある日。僕は、彼女が妊娠していることが発覚して その子が生まれてくるまでの間。僕と彼女の二人で過ごす事になり。僕と彼女は幸せな生活を送っていたんだ。そうして、しばらく経った後 僕の身に変化が起きた。僕がこの世界にやって来た時 持っていた剣から光が溢れ出てきたと思ったら、そこから 人影のようなものが現れて。その人の姿を確認すると その人の姿を確認出来たと同時に。僕の中で眠っていた何かが動き出して。その人の存在が僕の中で大きなものになっていることが分かった僕は 僕の身に起きている異変を、目の前にいる人に尋ねようとした。
僕は今、自分がどんな状態なのか よく分かっていないけど。僕は今自分の体から溢れ出ている力とは違った力を持っている人がいるんだ。そう考えると僕はその人が持っている力とは比べ物にならないぐらい弱い力なんだ。そう、僕の持つ力よりも圧倒的にね。僕はその人と対面して 話をしている間に、自分の体の中に感じる力が弱まっていくのを感じると このままじゃいけないと感じた僕は。咄嵯の勢いで、相手の唇を奪い 相手の体内に、僕自身の力を送り込む。するとその瞬間。
僕は相手の中から、ある存在の欠片を手に入れる事が出来た。僕はそれを自分の体に取り込みつつ その相手に話しかける
「貴方のその体は、この世界の理から外れてしまったものでしょう?」と、僕がそう口にした途端。相手は驚きを隠せないまま 僕を睨み付け
『なぜ貴様が知っているのだ!』
『この世界の者では、知らないはずであろう!それなのに何故だ!貴様は何者で。何処まで知っていると言うのだ?』
相手は、かなり焦った様子を見せているため 僕の言葉に嘘はないと 理解したのだろうか。相手が少しだけ落ち着きを取り戻したタイミングで、僕自身も今の状況を冷静になって考えてみたんだ。何故なら僕は。僕の中に存在する何かに操られているかのように行動していた事に 自分で気づいたからだ。僕はその事に動揺を隠しきれないままだったが。まずは落ち着くために、自分自身を一旦見つめ直すことから始めようと考えていたのだ。そうする事で何か掴めるのではないかと考えたからね。
そうした事で僕は、一度深呼吸を行うと 僕は、僕の心の中に存在しているものが何者であるかを 把握する為に行動を起こそうと決めた。そうした中で、僕は僕が手に入れた力を解析するために。自分の能力を確かめる為に。僕の心の中に存在した存在を呼び出す為に。そう考え始めた直後。
僕の目の前には 僕自身が立っているのが見えるのだが。
僕の姿が少しずつ変わり始めて。そして そこに現れたのは もう一人の僕であり。
そしてその人物は
『僕は僕自身であるけれど 君とは似て非なる存在であるから よろしく頼むよ』
その人は、僕の姿と瓜二つなのだが。纏っている雰囲気は 僕とは違っていて。なんと言えば良いのだろうか 僕はこの人に対して 憧れを抱いていたので。この人を真似たいと思えば。きっと僕もこの様な感じになるのだろうと思い。そして僕と僕の目の前に存在する僕と全く同じ容姿を持つ存在が向かい合う。そうすると僕の方から僕に向けて質問を行った。そうするだけで その僕から僕に向かって言葉が返ってきていた。僕はその返事を聞きながらも 僕は その僕の存在について色々と聞いてみると どうやら僕自身の存在は、僕とは別の次元に存在し。その世界で僕のような力を持つ人間が他にも存在していたんだそうだ。そして僕は僕と会話を交わしていく内に、その力の事を知ると共に 自分の力についても知ることになるのであった。
『ふむ。やはり君の体からは、かなりの力を秘めているんだね。しかし残念なことに、今の君の身体では この力は扱うことが難しいだろうね』
『だけど君には僕が与えておいた力を、君は既に使いこなせるはずだ。だから、その力を君が上手く扱えるようになっていれば、この力の使い方を教えてあげる事が出来るから』
その話を聞いて、僕が疑問を抱くと。
『この世界には君たち人間以外にも種族が存在していてね。君も知っていると思うけれど エルフ族や、ドワーフ族や、獣人族や、妖精族は、君たちも良く耳にしたり見たりする機会があるだろう。そう、それらの人達も君のように僕たちが元々住んでいた世界から来ているんだよ。そして僕たちと他の者達は共に手を取り合い。この世界を平和に導いたんだけど。一部の者は 僕たちの事を裏切り。神族の血が流れる僕たちに敵対する行動を取っていたんだけど。そうすることで。彼らはこの世界に混沌を招くことを望んでいたみたいでね。その事を僕も許せなかったので。この大陸に僕が乗り込んで 彼らに力の使い方を教えると共に罰を与えてきたんだ。そうすると 彼らの中にいた 魔人と呼ばれる種族だけが生き残り。後は 滅んでしまったんだけど 生き残ったのは、僕と行動を共にしている仲間の皆のおかげだった。そして その力を得た僕と仲間達のおかげで。この大陸にある全ての国々の王様たちは。皆がこの大陸に来られた時に持っていた力を制御できるようになり その力を悪用することがなくなったんだ』と教えてくれると共に。僕は僕にこれからどうすれば良いのか 問いかけてみると 僕自身の存在を呼び出したことで 僕は自分の力が目覚めたのかもしれない。そう考えると、僕の心に眠っているものを呼び出すことによって。その力で、僕の身を守ることも出来ると思うし。その力で リリスのことを守れると思うと。この力が目覚めてくれたことに。僕はとても感謝をせずにはいられなかったんだ。僕は僕に対してお礼を伝えると。その僕が言うには、僕の中に宿りし力の事は 僕にも分からないらしく。そう考えると その力が 目覚めるのはまだ先になるのかと感じると同時に 僕は僕に対してこれからどうしたいのかを聞くと。その僕は、今の段階では何もできないと答えると共に その答えを口にすると。そうしていると僕の中の力も、完全には覚醒してはおらず。今の時点では、僕の事を守ってくれて。リリスの事をしっかりと守れているので、その状態で暫くの間過ごすようにと言われた。なので僕がそうするように告げると 僕はその僕の力を借りて 自分の体の中で眠っている何かの力を引き出すために 集中しはじめると その力が自分の意識と一体化するのを感じた後に 僕は自分の力を解放して。自分の力を自由に使うことができるようになると。僕の力の一部をその力の中に封印することに成功できたんだ。そうすることによって 僕はその力が使えるようになったんだが。僕の力が強大過ぎて その力が暴走しないように気を付けなければならないと感じたので 自分の体の中で眠る何かが 再び眠りにつかないように気をつけないといけない。そう考えると その力を使いこなす為の訓練が必要になると実感したんだ。そこで 僕は自分の中にいる存在に 訓練をしてもらうと伝えると その僕は、僕の事を褒めながら頭を撫でてきてくれて。その僕の事を見上げてみると その僕が 笑顔を見せてくれたことが とても嬉しいと感じたんだ。そうして僕と僕が話をしていくと 時間の流れを忘れて 二人で話をし続けていて 楽しい時間を過ごすことが出来たので。そうしていると、僕は自分がどれだけの時間が経過してしまったか分からず。その僕に確認をしたところ。どうやら一ヶ月以上が経過してしまっていたようであり。その間に僕は、自分の体に起きている異変を感じていたのだ。そう、僕は自分の力が強くなり過ぎたことで 僕の力を抑えきることができなくなったのだ。そのため僕は、自分から漏れ出していた僕の力の気配を感じ取ることができた。
そうすると僕の目の前には、その僕の力を感じることが出来て。僕の力が、目の前にいる人の体内に入り込んだのを感じると。その僕の体内に 僕が注ぎ込んだ僕の力が流れ込んでいくと。その瞬間に 僕は僕をコントロール出来るようになるのだった。その事に、その僕の口から、ありがとうと言われると。僕の体の力は徐々に落ち着いていき。そして僕の体が僕の意思通りに動くようになってきたのであった。そうして僕の体を操っていたものが取り除かれると 僕は僕の目の前に存在する 僕自身に向かって、改めてお礼を告げると 僕は もう一人の僕と話をする事が出来た 僕自身が作り出した その空間を 後片付けを行うことにしたので 僕の目の前に存在する 僕自身を呼び寄せることにした。そして僕の中に存在した僕が消えると僕は、目の前の僕に向かって。僕自身の力を開放した状態で僕に攻撃をしてくるように指示を出したのだ。その瞬間 僕は、自分自身の力を全力で使用するのは久々だったこともあり 僕は、その力を解放しすぎるあまり 自分自身が生み出した その力の空間を、跡形もなく消し去るのであった。僕は 自分自身で作り上げた力の威力が、あまりにも凄まじかったのだと自覚するのである。
『うん。やはり僕の思っていた通り。君は強いね。だけど君ならきっと 僕よりも遥かに強くなれるはずだから。その力に振り回されずに使いこなせるようになってほしい。だから僕が出来ることは、ここまでだよ』と、そう言われたので。僕に自分の力で 戦うことを許可してくれることになったんだ。僕は、その僕に感謝を述べると 僕は、目の前の僕と別れることになり 僕達は 自分の世界に帰ることにしたんだ。僕は僕の世界に戻ると、自分の中に存在した 力に呼びかけるように 話しかけてみると。
僕の心の中からは 僕の呼び掛けに応えるかのように声が聞こえてくる そして僕の頭の中では、その力が、僕の力を受け入れる準備を始めていることが分かり。そして僕の中にある僕の力も、その力を受け入れるために 力を解放させ始めていた。僕はその僕の行動を見ながら。その力を自分の身体の中に収めていく。そうすると僕の目の前に、僕の目の前には 僕と瓜二つの姿をしていて。その人が 僕の前に立つのである。僕は僕に対して、力を使っても大丈夫なのかと聞くと。僕の力を全て受け止めても問題ないと返ってくると 僕の身体の中に その力が吸収され始め その力が僕の中へと入ってくる。そして僕の中に存在している僕の力が 僕の意識と一体化すると 僕は、僕の目の前に存在する もう一人の僕の事を観察すると 僕の目の前に存在する 僕の力の全てが僕の体に取り込まれ そして僕の身体が輝き始めその僕の体が変化し始めると 僕は そのもう一人の僕の姿を確認すると。その人は、銀髪で、腰のあたりまでの長さで背中まで伸ばしているのだが 僕の目から見ると その髪の毛は白に近い銀色の色に染まっているのだが その僕の容姿も、瞳の色は黒色なのだが。その顔立ちは 鏡に映った僕の姿を見ても、全く違和感がないくらいそっくりになっている。その容姿を見て 僕は、自分の顔を見る為に、その鏡を見ると 僕の姿は僕自身に そっくりになっており。そして僕は、そのもう一人の僕に向かってお礼を言うのであった。すると僕の中に宿る存在が 僕の力を受け入れたことで、僕の身体が、本来持つ能力以上の力を発揮していると言う。しかし僕は 僕自身から力を受け取らずに。そのままの状態を保つことができるようになっていたんだ。しかしそれはあくまでも僕の身体が持つ 本来の能力をフル活用して。僕は 僕自身に向かって攻撃を仕掛けることを決意したんだ。
『うわっ。まさか僕の力を殆ど使わずに。僕の攻撃がかわされるとは。でも流石に今の君の実力では この僕には勝てないと思うから 僕はこのまま自分の世界に戻らせてもらうね。また僕を呼び出したければ呼んでも良いから。僕はいつでも君の力になるからね。そう言う訳だから』と言って、僕の目の前から、姿を消してしまう。僕は、もう一人の僕に対してお礼を伝えると。僕の中に存在した 力が僕と融合を果たし。その力は僕の身体の身体能力を大幅に強化させたことによって 今の僕は、その僕を超える存在となっていたので 今の僕は、僕の中で眠り続けている力も使うと 更に自分の戦闘能力を上げていくことに成功して 僕と僕との修行も終わりを迎えるのだった。
それから数日が経つと 僕は、自分がこの世界のどこにいるのかが分からなくなり その僕と連絡を取り合うことにしたんだ。僕は自分の中にいる その僕に 僕が今いる場所について聞いてみると。僕の心の奥底にある その場所にいて。そこで僕のことを待っていてくれるとのことだったので。僕は 僕が待っている場所へと向かうのだった。
僕が、僕のところに到着すると 僕の存在と僕の力に驚いている 僕の前にいる存在を 確認することが出来ると。僕が、この空間にやってきたのは、僕達だけではないということを教えられる。僕は自分の目の前に現れた人物を見ていると その人物は、自分のことを神と名乗っており。その神が、何故 僕の前に現れたかというと 僕は、自分の身に起きていた 力に 気付くのが遅れて その力を自分の意思で抑え込むことが出来ずに 暴走してしまい。その結果 自分の力の影響で自分の力に飲み込まれそうになりながらも その僕の暴走を止めるべく。僕の元に現れるために その僕に 自分の存在を送り届けると。僕に、僕の中に封じられし 僕の力と一つになってもらいたいと言われると。僕は、自分の中にいる 僕の存在を呼び寄せると。その僕を 僕の体に取り込んでいく。
そして取り込まれた僕に、今から何をするのかを説明すると。僕の中にあった僕の力が全て消えて 僕の意識だけが取り残されて 僕の存在が消滅し始めて 僕は 僕の目の前にいる 僕の事を見ていると その僕は、僕に向かって 自分の事を好きか嫌いかを聞いてくるので 僕は自分のことを嫌っていないと答えると 僕のことを その神様が抱き締めてきてくれて。その神様が僕を 僕の中に存在する 力と一緒に消滅させると。僕の中で眠っている 僕自身に向かって語りかけてきたのだ。その僕に、僕の中にいる存在を外に出してあげると。僕は僕に、今まで自分の中で眠っていた 僕自身の事を頼めるようにお願いをすると。僕の中にいる その僕は、その僕のことを引き受けてくれて。僕は僕の事を見守っていてくれた存在に お礼を言うと。その僕のことを抱きしめながら 僕と僕の事を祝福してくれたのである。
僕は僕の事と別れた後に。自分の力の影響によって、僕ともう一人の僕がいた場所は 崩壊してしまう。
僕が この場所を直そうと力を行使させようとすると。僕の中にある僕の一部が、この崩壊は仕方がないことだと教えてくれると。僕のことを見守り続けていくれた 僕の事を、もう一人の僕を。自分の手で救い出すことが出来ただけでも満足なので。僕のことは、気にせずに先に進むべきだと言われてしまった。僕はその僕にお礼を言うと 僕の中の僕の記憶は その僕に 引き継がれることはなく もう一人の僕のことが心配な僕は もう一人の僕の後を追いかけていくのであった。
僕達が歩いていると 僕は僕に出会うことになり。僕は僕に何が起きたのかを質問する。もう一人の僕は、僕の身体を治してくれようとしたんだけど。もう一人の僕の力だけでは、僕の事を助けることが出来なくて。もう一人の僕が、僕のことを殺して欲しいって頼むけど。僕にその頼みを聞き入れることが出来なかったので。僕の目の前にいる僕が、僕のことを優しく包み込みながら。
『君を殺さないといけないかもしれないが。君を絶対に死なせないよ』と言い。僕のことを抱きしめる その力が強くなっていき。もう一人の僕は僕の事を受け入れてくれる。もう一人の僕の気持ちを考えると どうしても、もう一人の僕を殺すことができなかったのだ。もう一人の僕も僕の事を愛してしまっているので お互いに相手のことを考えてしまうため。二人共どうすれば良いのだろうかと悩んでいた。そうして僕は僕の身体を癒してくれる もう一人の僕がいる場所へと向かっている最中なのだが。
そうして僕達は、その場所に辿り着く。そしてそこにはもう一人の僕が待っていたのだが。その僕は、僕に向かって。僕の身体の傷は 完治したのだが。僕の意識だけは 未だに目を覚ましていない状態だと言う。そして僕の目の前にいた僕の力が完全に消え去り その力が、もう一人の僕に吸収され始める。その僕の中に存在した力が、僕の中に戻ってくるにつれて。僕の中に存在する もう一人の僕の存在は、徐々に薄くなって行くのを感じ取れる。そうしている内に。僕が助けたもう一人の僕は。僕の事を助けられ無かったことで僕に対して謝るのだった。そして僕の目の前にいた もう一人の僕の存在は完全に 僕の力に 同化をして。僕は、僕の目の前にいる僕が、僕に 自分の力で、この世界の平和を取り戻して欲しいことを 伝えてくる。そしてもう一人の僕は、僕の中から完全に消え去ってしまうのであった。そうすると僕の前にいた僕の力を吸収し終わった僕の目の前に、その力が姿を現す。僕は自分の身体に、その力を吸収すると 自分の中に存在している、僕の力も僕と融合を始め。その力も僕と同化して、その力も自分の物になったことを知ると。僕は僕の中にある全ての力を 自分の意思で使用することが出来るようになり。それと同時に その力が僕の意思に従ってくれるようになる。
それからも僕は 自分の身体の中にある、自分の力を使用し続けていると 自分の身体から力が溢れ出てきて。僕の力だけで、僕の中にある世界を完全に修復することができたのである。しかし まだ自分の意識を取り戻すことが出来ない僕は その僕の身体の傍で横になると 眠りに就くのであった。
僕は目が醒めないままで。自分の身体が何処にあるのかを確認しようと 僕は自分の身体に意識を向けると 自分の身体は、僕に 反応を返してくるのだが。僕の意識が戻らないことには、自分の身体に触れることはできないので。
自分の姿を、自分自身の瞳を通して見れるかどうか確認することにしたんだ。僕は自分の顔がどんなものなのか 確認する為に、瞳を閉じる。すると僕の瞳に、僕の姿が映し出されたので。
瞳を開けると。僕の視界には 僕の顔があるのだが。その姿を確認する為には 僕の髪の毛の色が白色に変化しているのに気づくと。瞳の色も変化しており。そして僕の髪の長さと髪の色は、リリスの髪型にそっくりなのだが。しかし僕は僕の顔に触ることもできず 声も発する事ができない状況になっていると。
すると僕に この世界にいるもう一人の僕から 話しかけられて。僕のことを心配して、今から僕の事を、この世界に連れて来てくれると。僕はその僕のことを見ていると。
僕の事を安心させてくれるかのように、微笑んでくれた。僕の事を、この世界に送り届けるために 僕から離れて行こうとする僕のことを引き留めて。僕のことを この世界に残ってくれないかと言うと。
僕もその僕の言葉を聞くが 僕の意識が戻ってこないのは事実であり。このまま僕の意識が目覚めるまで待っていても、この世界を平和にすることが出来る可能性は少ないと。そしてその可能性が、僕ともう一人の僕が協力しても変わらない可能性があるらしい。その話を聞いてしまうと、僕はもう一人の僕の言葉に従うことしか出来ず。もう一人の僕が僕と離れていく姿を見る。その僕は 自分の存在と力を僕に継承させたことによって、僕と同じ存在になることができるようになったらしく。
僕がこの世界にいる限り この世界の中での僕は 死ぬことがないそうだ。
だからもう一人の僕は、これから僕が 生き続けるために必要だと思う アイテムをいくつか渡してくれた。僕はそのアイテムを受け取り終わるとその僕は僕の元から離れていき 僕の姿が小さくなっていき 見えなくなってしまうので。僕は自分の元に残った自分の力を自分の力を使って、僕のことを取り込もうとする。僕は自分の力を自分の物にしていく中で。僕は僕が持っている力と、僕の中に存在するもう一人の僕の存在を知る。
そして自分の中に存在する 僕の力を使いこなすことが出来るようになると。僕の身体は少しずつ変化し始める。僕の身体の胸元に白い光の球が現れて。それが僕の身体の中に入ってくると。その光が自分の身体の中に溶け込むと 僕は自分の中に存在する僕の力を使うと 自分の力だけで、僕の身体を再生して 自分の意識が戻るように願う。僕は僕と、もう一人の僕のことを心の中で呼ぶと。その二人が僕の前に姿を現して 僕のことを見てくれると。僕は僕達に自分の今の姿を見せると。僕は二人の事を見ていて 二人に僕の姿を褒めてもらうと。僕は嬉しくなって笑顔になる。そしてもう一人の僕に自分のことを抱きしめてもらえると とても気持ちよくなり。もう一人の僕に頭を撫でてもらって 幸せを感じていた。僕は自分のことを見てくれている僕の方を見ると。その僕の手を握ると。僕は僕に向かってこう言うのだ。僕と一緒に居て下さいと。
僕は自分のことを見ながらそう言ってきたもう一人の僕に、お願いをされた。
僕がそのお願いを断るわけがないので、そのお願いを承諾すると。その僕の身体から 力が抜けていく。
そうしてから暫く時間が経つと ようやく僕の身体に、僕の意識が戻り始めると。僕は自分が今いる場所を確認してみると 僕のいる場所が森の中で 近くに湖があり 僕の近くに倒れている女性の姿が目に入ると。彼女は気を失っており 血まみれの状態になっていたので。急いで彼女に駆け寄ると 僕は回復薬を彼女に与えてあげると 傷を治療することに成功をしたのだ。彼女の呼吸が安定してくると 彼女は僕のことを優しく抱きしめてくれたのだ。
「助けてくれてありがとう。君の名前を私に教えてくれる?」
その言葉を聞いた僕の目の前にいる女性は、僕に向かってそう言ったのだった。その女性の顔を見ようとするが、その女性が抱きしめる力が強いため 僕は身動きが取れなくなる。そうしている内に、僕の中にいる僕が僕に語りかけてきた。僕達二人を救ってくれた貴方の名前を教えて欲しいと言うのである。
そして僕の目の前の女性は 名前を知らない人に いきなり 抱きつくような人ではなかったので。
彼女が僕の名前を呼ぼうとした時に、自分の名前が聞こえてきた気がしたので。自分の顔を、彼女の胸に埋めるように 自分の頭を動かすのだが。彼女は僕のことを放してはくれず 僕の名前を何度も連呼していたのだが 急に意識を失いかけるので。僕は必死になって 彼女を抱きしめるのだが。そこで彼女は意識を取り戻してくれる。僕は彼女に大丈夫か聞くと 大丈夫ですと返してくれると。彼女は僕に、お礼を言い始めたのだ。そのお礼に 僕はとても困ってしまうと 彼女は自分の服を脱ぎだすので。慌てている僕のことを見ていた彼女は、自分の傷跡が残っている場所を指差すと。
僕に、この傷口を見せてきて。僕に 自分の傷を治して欲しいと頼んできたのであった。その彼女の言葉を聞いても僕には、彼女の身体を癒す方法も分からなかったし ましてや僕の力だけで彼女の身体を癒せるのかも 僕自身 分からない状況だったが。
僕の目の前にいる彼女が 裸のまま 何も身につけていない状態で 寝ていたら誰かに襲われても仕方がないだろうなと思っていたのだ。そう思ったからこそ僕は 彼女のことを助けることにしたんだ。それから僕は彼女の身体を調べるが 彼女の身体にある全ての古傷は治すことが無理だったのだが。それでも少しだけ 綺麗にしてあげれたと思う。しかしそんな事よりも 彼女が持っていたポーションの数が足りなくて そのポーションを飲み終わった後 すぐに意識を失うことになった。そうしている間に、僕は彼女に 僕の身体を触られることになる。
そうやって僕は彼女と会話をすることが出来たんだけどね 彼女は自分の名前はレイナと言い 僕に名前を聞くけど。僕は自分の名前を答えられ無かったんだよ。自分の名前を答えたいのに答えることが出来ない自分に、僕はイラついてしまうのであった。そうすると僕とレイナはお互いに話し合いをすることになったんだ お互いの意見をぶつけ合い。
その結果。僕は僕の身体の中に存在するもう一人の僕に相談することにすると。その相談を受けたもう一人の僕は、僕のことを自分の意思にしたがってくれるように促してくれて。そして僕は、自分の身体の中に存在する僕の力を使って 自分のことを自分の身体に閉じ込めると。自分の力で自分の身体を作り変えることにする。それから自分のことを自分の力を使い続けて作り上げていくと自分のことを自分で見れるようになり。僕は僕の身体の様子を見る事ができるようになると 僕はもう一人の僕に感謝を伝えようと、話しかけてみたのだが。僕と話そうとするもう一人の僕に僕は話すことを止めるように指示を出して。それから自分の力を使うことに専念すると 僕の身体は僕の意思に従ってくれていて。
僕は僕の身体のことを完全に理解した状態になると もう一人の僕のことを見る 僕は僕と融合をして 完全に一つの力になり。その力は僕の身体の中で存在しているので 僕の意識はもう一人の僕の存在を感知して。
僕が作り出した自分の身体の中に入り込んでいるもう一人の僕の力を認識すると。僕の身体にもう一人の僕の力が流れ込んできて。もう一人の僕から力を貰っているのだと感じる。
それから自分のことを見れなくなり 僕の意識はまた消えてしまい 自分の身体に戻ることができない。
それから僕が目を覚ますと レイナは僕の傍にいてくれて。僕のことを抱き枕のように抱きしめて眠っていたのだ。僕はその事に驚くと 僕の傍で眠っている女性の姿が見えると その女性に見覚えがあることに気づいてしまう。そう、その女性は 僕の婚約者で。
その女性は僕が大好きだった人であり。この世界で 最も大切な存在の人であったのだ。そして僕がこの世界に来てしまったことで 僕が元の世界に帰って来れない原因を作った人物であり。この世界に来る前に起きた、戦争の原因を作り上げた人物でもあったのだ。しかし今はそのことを忘れ 僕を抱きしめて 眠り続けている女性のことを そっと撫でてあげると 僕の事を 強く 優しく 抱き寄せてくれると 僕達は お互いを確かめ合うように、抱き合っていた。そして僕は自分のことを見て見ると。僕の胸の中には、レイラとリリスと同じ形をしたペンダントが付けられており。僕とリリスは結婚指輪をしていたのだ。僕はその事実を知ってしまうと リリスとレイナのことを守りたくて 守ろうと決めていたのであった。そうしている間もリリスは眠り続けていて。そのリリスに寄り添って 僕の事を心配して待っていてくれたのだと思われる ユウトは僕の顔を見る。そうしてから僕に対して、自分が異世界から来ていることを告げてくる。それを聞いても、僕はその言葉を信じられずにいた。なぜなら僕は、そのユウトが、異世界から来たことを信じることが出来なかった。その話を聞いていた、この国の人達も、同じように信じていなかったのだ。だがその証拠を見せると 僕達に、その異世界の道具を見せつけると。僕と、その仲間の皆が使っている装備品の全ては その、この国では作ることの出来ない性能の防具と武器であり。それを身に着けている者達のステータスは、その国で暮らしている冒険者と比べると遥かに上回っており。それはレベルの差ではない、強さが桁違いであることを感じさせてくれるほどだった。僕はその力を感じることが出来てから 異世界からの訪問者だと言うことを認めると。ユウトは笑顔になってくれる。
僕は、その顔を見れて とても嬉しく思うと。それから 僕のことを心配してくれる。僕のことが好きだと言ってくれた。
「貴方の事は、私達に任せてください」
その言葉を聞いた僕は驚きながらも、その気持ちを受け入れようとすると。僕の手を握ってくる者がいたのだ。その手を握り返してみるとそこには、僕に微笑んでくれる。美しい女性の姿があったのだ。
「私は貴方の事を守るわ、絶対に」
そう言うと、僕の手を強く握りしめてくる。その女性の手からは暖かな気持ちを感じることができたのだ。
その女性は僕に 貴方は誰なのかと、聞いてきたのだ。そして、自分の名前を僕に教えてくれた。その女性の見た目と年齢を僕が言うと。その女性は驚いていたが、僕のことを見てから。何かを思い出したようで その女性は 自分のことの名前を アリスと名乗るのだった。そして僕のことは勇者として、認めてくれていることを話してくれて。僕のことを守るために戦うと、言ってきてくれたのだ。僕は アリスが、そこまで自分のことを考えてくれるのなら。その想いに応えるべきだと思ったのだ。
だから、僕はアリスのことを抱きしめてあげると。その時に 僕の胸につけている指輪を見た、彼女は。僕がその女性とどういう関係にあるのかを察して、僕に質問をしてきたのだ。そう聞かれた僕は 素直に 恋人だと答えることにしたのだ。そして僕達がそういう関係であることを知った アリスは 少し残念そうにしているようだった。僕は彼女のことが気になり始めると。
彼女も自分の事を守ってくれると言うと 自分について説明を始めた。その彼女の名前はミリアといい 歳は まだ18歳で レベルはまだ5なのだそうだ。しかし 彼女の身体を 見た時に僕は驚いた。なぜなら 彼女のお腹の部分にある傷跡を見ると 大きな刃物で切られたかの様な痕が見えていて。
それが致命傷だったことを物語るかのように 腹部が、真っ赤に染まり おへその下辺りが切断されているような傷口が出来上がっていて そこから 血液が漏れ出していたのだった。僕は、その姿を見てしまった時。この子は、自分のことを救ってくれた、その人に助けられる前に。既に亡くなっていたことを悟ると同時に。その人のことを好きになったのではないかと推測できたのである。そして僕は 僕の恋人のレイラを呼んでから。彼女に僕のことを任せてくれるかを聞くことにした。そうするとレイナは 少しだけ迷った後に 僕にこう言ったのである。
私が助けたのに 貴方に、この子を、、。任せていいのでしょうか、、。でもこの子が貴方に、付いていきたいと言うのであれば、私も、その願いを聞き入れます。この子を助けて頂けただけでも、ありがたいです。よろしくお願いします。この子と幸せに暮らせるようにしてあげて下さい。
そう言いながら彼女は頭を下げてくると 僕の事を抱きしめてきて ありがとうと言い続けていた。僕はそんな彼女を、愛おしいと思うようになり 彼女のことを、強く抱きしめ返してしまう。
そうやってお互いに、思いを伝え合った僕達のことを見ていた、もう一人の僕が僕のことを呼ぶと 僕はもう一人の僕の方に意識を向けると もう一人の僕は僕のことを見てくれていた。そうして もう一人の僕が話しかけてくる。
「僕のことを、君の意識の中から 追い出してくれるかい?」
僕はその問いかけに対して、すぐに行動に移すと 僕の中から、もう一人の僕の力が消えてしまうと 僕は もう一人の僕の力を失って 僕のことを、見れなくなってしまうのであった。そして僕は、僕の中に存在した、もう一人の僕の存在を認識出来なくなってしまった。そしてもう一人の僕の存在は、もう一人の僕に意識を向けない限り 認識することが出来ないのだと、理解したのだ。そして僕は、僕の中にいる、もう一人の僕の存在を感知しようとすると。僕の胸の中にある。リリスとお揃いで購入したペンダントの中に。もう一つの気配が存在していることに気付くことになるのである。そしてリリスも同じ様に 胸元で輝いているペンダントを見て リリスのことを心配そうな表情で見つめ始めていたのだ そして、その日以来 僕のことを 僕自身のことを僕自身が見ることはできない。
それから僕の目の前にいる もう一人の僕が僕の中にいた時と 僕の意識が覚醒してから今までの出来事を教えてくれると。
僕はリリスの方を見てしまったのだ。なぜならリリスの身体は 全身血だらけになっていて。
意識を失っている状態のリリスが倒れ込んでおり。その身体には深い傷を負っていたのだった。
その光景を目の当たりにしてしまった僕は、自分のことを落ち着かせると。僕の身体がどうなっているかを確かめてみることにしたのだ。自分の腕や脚などを確認して見ると。自分の身体が、完全に元に戻っていて 傷一つ残っていない状態でいることに驚くと それから僕のことを心配してくれていたレイナの方に意識を向ける。そうしてから僕の視線に気付いたのか 僕の方を見てから 僕の事を抱き寄せると 優しくキスをしてくるのであった。僕は突然レイナに唇を奪われてしまって。
それから 僕が目を閉じている間にレイナが僕から離れていき 僕の身体を抱きしめて 耳元で囁くように呟いてきたのだ。
ユウト様。私のユウト様 貴方をもう二度と失わない 何があっても貴方を離さない そう言い残してから僕達の前から姿を消していくのだった。僕はその姿を見送ると。僕はリリスのことを助けるために集中すると。僕の身体の中が熱くなる感覚に襲われる。
「お前の力を借りないと俺は戦えないようだ。頼むぞ。俺の相棒」
僕の身体の中に存在している僕に話し掛けると 僕は自分の力を解放しようと、集中すると 僕は、自分が持っている力を解放する。僕の中で眠っている。僕の能力を発動させると。僕自身の存在が より強くなったのを感じたのだ。そして自分の身体の変化に驚いてしまう。なぜなら僕の胸の奥に 小さな宝石の輝きが出現して。
その宝石の中には、もう一人の僕の存在を確認することが出来るようになっていたのである。
僕の胸には 不思議な模様が描かれていて。そこにはリリスと僕の名前とリリスとレイナの名前が刻まれており。リリスとレイナのペンダントと僕との繋がりがあることが、わかるのであった。僕はその事に気がつきながら。そのペンダントにそっと手を置くと。
レイナのことを 抱き締めているような気持ちになれたのだ。そして僕の傍に アリスと レイナと僕の三人がいると思えると 僕達はこの世界での本当の意味で仲間となったんだと感じることが出来たのだった。
そして、僕と僕の仲間たちとの旅が始まることを予感しながら。僕は、僕のことを僕が見守っていてくれると安心感を感じるのであった。
それから僕は自分のことを、ユウトと呼んでくれている。この国の第二王子である アベルに話掛けられ。
「お前さん、本当にあの魔人を殺せるのかね?あいつは俺が知る限り最強の魔王の一人だと思うのだがね。そんな相手と戦って 勝つことができるのかと聞いてみたいんだよ」そう言われたのだ。
僕は、アヒルのように頬を膨らませているリリスを見ながらも、その質問に答えるために。
「あぁ~確かに強いよ。でも今の僕なら負けないと思う。だから僕は戦うことにするさ、僕達が今ここにこうして生きている。その意味を示すために」
僕の返事を聞いたアデルが、僕に対して微笑むと
「それならば良かった、あんたが死ぬなんてことはないと 思ってはいたけど。やはり心配だったものでな」
そう言われてしまうと。僕は申し訳なくなり アベルに、頭を下げるのだった。
「気にしないで良いから頭を上げてくんなさいよ 貴方のおかげで この国は救われたんですからね、それで貴方にお礼をしたいと私は思ったんですよ。なのでこれから貴方のことは この国の勇者として。この国に住まう全ての民を貴方と共に救ってほしいのです。貴方はこの国を救った英雄であり。この国にとって必要な存在なのですよ、貴方が望むなら 王城で、生活してもらうこともできるが どうか、考えておいてください。
私達、人間は 貴方の味方であるということを。忘れないでほしいのだよ。この国には貴方に助けてもらいたい人が多いのだ。もちろん、私達も含めてだがな、貴方の好きな時に、来ても良いのだ。そして私達に貴方の助けを貸して欲しいのだ」と言われてしまい。困った顔を浮かべながらも この人達は僕を歓迎してくれているのだと思い嬉しく思うと。
それから僕は、僕と一緒に召喚されてきたクラスメイト達とも話をすることになった。僕達がこの世界にきた時には、既にこの世界に来ていたクラスメイト達と会うことができた。彼らはこの国の騎士団長を務める人物や。
この国の大臣を勤める人物達などから話を聞いていたらしく 僕の事を心から受け入れてくれると言ってくれた。僕はそんな彼らと話をして、僕は彼らのことが大切だと気付き。彼らを絶対に守ってみせると心に誓うのである。
僕はそれから僕のことを慕ってくれているリリスに話しかけた。僕は彼女にお願いをした。僕のお願いを聞いた彼女は顔を赤めさせながら僕に対してキスをするのだった。そんな僕たちの様子を見ていたクラスメイトの男子たちは羨ましそうな表情をしながらこちらを見ていたが、僕のことを見てくれないのであれば、僕には関係のないことだと思ってしまった。
僕は僕に付いてきてくれている。アリスとレイナの二人に話し掛けた。二人は笑顔で答えてくれてから。二人で会話を始めたのだ、そうして僕は、僕のことを見てくれた二人のことを見ると、僕の心臓の鼓動が強くなっていくのがわかり。それと同時に僕は、二人が自分の彼女なのだと自覚できたのであった。しかしリリスは僕のことを、ただじっと見つめてくるだけで何も言わず僕が、その様子に戸惑っていると。彼女の様子がおかしくなっていることに気がついてしまった。リリスは何故か涙を流し始めたのだ!僕は彼女のことを心配すると同時に どうして、泣いているのか分からずに混乱していると。僕の身体が突然重たくなり。動けなくなってしまうと、そのまま地面に崩れ落ちそうになる。そんな僕をレイナは支えてくれていた。僕は何とかして起き上がろうとすると。レイナに支えられながら、僕は自分の力を使うと、僕の身体が楽になるのを感じた。そしてレイナに抱き寄せられると僕は彼女の温もりを、強く感じてしまった。
そうやって僕を支えてくれたのが嬉しいからなのか、レイナが僕の唇を奪ってきて、僕の舌を求めてきたのである。僕はそれに答えるように彼女との深い口付けを楽しむと。
レイナの甘い吐息と。レイナが発している、甘くて柔らかい雰囲気を感じ取ってしまい。僕は、僕自身がレイナを求めているのに気付くと。自分の意志ではレイナから離れることができないと、わかってしまうのであった。僕は自分の中に存在するもう一人の僕のことを思いながら。自分自身の意志とは関係なく動き始めてしまっている自分の身体を制御することが出来ずに困惑してしまい 僕の身体の中から声が聞こえる。それは僕の声であって僕ではない もう一人の僕の声で。
僕の中のもう一人の僕は僕に話し掛けてくる。僕は彼のことを認識することは出来ないが、僕の中にいるもう一人の僕の存在を強く感じることが出来ている。僕は僕のことを見捨てないでくれる彼に感謝をすると。彼は優しく笑いかけてくるのだった。そして僕の身体を優しく抱き寄せると 僕の耳元に優しく言葉を掛けてくれるのだった。その瞬間。僕の胸の中にいた、もう一人の僕の力が解放される。僕は僕の中にあった力を解放した途端。身体の調子が戻り始めて そして僕の中で眠っていた力を呼び覚ますと。もう一人の僕の意識が僕の胸の中に存在していることを確信することができて。僕がもう一人の僕に 自分の身体の制御権を譲ると 僕の中に存在していた、もう一人の僕の意識を僕に取り戻してくれたのであった。それから僕は僕の事を見つめながら 僕のことを抱きしめてくれているレイナに 感謝の言葉を告げると レイナに 僕が今までどんな人生を歩んできたのかを説明するのだった。そうしてから 僕と僕の身体は、再び分離を始めるのであった。
そして僕と僕の意識は、レイナから離れてしまうと 僕は、僕のことを大切にしてくれている。僕の大切な仲間たちのことを、もう一度確認するために視線を向けると。僕の目の前には、アリスとレイラの姿があり。
僕に向かって手を差し伸べてくれていたのだ。その差し伸ばされた手を僕は優しく握っていくと。その光景を、僕は自分の身体の中から見ていて。僕に何かを伝えようとしてくれていることが分かり 僕は僕の身体の中に戻るのであった。僕の中に戻ってくると 僕は僕のことを、自分の力で抱きしめているのを自覚すると。その事に、僕の顔が真っ赤に染まりながらも、僕は自分の胸に顔を埋めているリリスの頭を優しく撫でると。自分の唇とリリスの口を重ね合わせていくのだった。リリスの唇の味を楽しみ終えてから。僕はリリスをそっとベッドに横たえると。
自分の身体の状態を確認する。
自分の力を使いすぎた影響で僕の体力が限界を迎えていることがわかり。僕の意識は暗闇に吸い込まれていき。僕の意識は再び消えていくのであった。
それから数時間ほど経つと僕は意識を取り戻していき 目が覚めると 隣に寝ているはずの リリスがいない事に気がつき僕は不安な気持ちに苛まれながら リリスを探すために部屋を出て行こうとするのだが その途中で、レイナが部屋の前に立っていて レイナが僕のことを見ていることに気がつくと。
「おはよう。リリスちゃんなら食堂でご飯を食べているよ。ユウト君も食べに行く?」と言われてしまう。それから僕とレイナは一緒に、食事をするため 僕は、食堂に向かい歩き出すのであった。
それから僕とレイナは食事を終えると 僕のことを見てくれる、レイナのことを見ながら。僕はこれからの、ことについて話をしないといけないと、そう思ったので レイナと話がしやすい。誰もいないところで話をしようと提案をしてみるが。レイナは少しだけ困ったような表情を見せると
「わかったわ。私の部屋にいきましょうか」と返事を返されて。僕はそれから 彼女の後を追いかける様に 彼女の後ろを歩く。そうしてしばらく廊下を歩いていると。
彼女は足を止めたので。どうやら目的地に到着したようで。
扉が閉まっているのを見てから。彼女が 扉にノックをしようとしたときに 僕は彼女を慌てて呼び止めてから。彼女に話し掛ける
「ちょっと待ってよ! 何するつもりだよ!」と言うと
「何するつもりだった?もしかして変なこと考えてるの?それなら残念だけど違うからね。私が何をしようとしていたのかは。あなたは知らない方が良いから。気にしないで欲しいな」と言われてしまい。僕はそれについて、詳しく話を聞きたいと思ったのだが。
僕はこれ以上聞くことはできないと諦めると。彼女に促されるままに 部屋の中に入ることになった。
そうして僕は、彼女の部屋に入ると。彼女の匂いに包まれながら、 彼女の姿をまじまじと見つめる そんな風に彼女のことを見つめていると、僕はあることに気がついた 僕をここまで運んで来てくれた人は彼女なのだろうと僕は理解をする。
僕にそのことを聞かれてしまうと
「ごめんね。勝手に貴方をここに連れてきて、でも、貴方はこれから大変になるだろうと思っていたの。
だから私は貴方の力になりたいの。
私は貴方の味方だから 私は、私自身のことを全て捧げても 私は貴男を守りたいと、私は思ったの」
それから僕は彼女に押し倒されてしまう。彼女は僕に顔を近づけてくるので 僕は恥ずかしいながらも彼女の唇を受け入れると。僕は僕の身体の感覚がなくなっていくことに気がついてしまい。僕は僕の意識を失うことになる。それから僕は夢を見る事になる それからしばらくして 僕の意識を取り戻す 目を覚ますと僕はベットの上に居たので。
僕は起き上がり。レイナの姿を目に入れる 僕はレイナのことを見ていたのに気づかれると 彼女は微笑みかけてくるのだった。僕は自分の状態を確認してみると。僕は今は何もしていないという事がわかり。レイナに質問をした 僕はどうして何もしていなかったのか、と聞いてみると 彼女は僕に教えてくれた 僕の中に眠る、彼のことを彼女は説明してくれたのだ。
僕の体内にいる、僕自身ではない彼の存在。
その彼に身体の支配権を譲ってしまうことによって。僕が、意識を失ってしまったこと。僕のことを心配してくれる彼女は 僕が起き上がってからずっと僕の傍にいて。僕を見てくれていたこと。僕はそんな彼女のことがとても嬉しく思えて レイナに対して愛おしさを抱かせてくれた。
そんな彼女に僕は、彼女の名前を尋ねると
「うん?あ、そう言えばまだ、言ってなかったっけ?私のこと」
そうして、僕のことを心配して、僕の事を見つめ続けくれている、彼女の瞳を見ると 僕の心は彼女のことを愛したいと 僕の本能は、僕が彼女を求めると 彼女のことを抱き締めようとしてしまうが なんとか我慢することに成功した そんなとき、レイナは、そんな僕のことを見て笑うと。
自分の事を指差して
「そうだね。改めて自己紹介をしようか。
私の名前は、レイラ ユウカ そう呼ばれているんだよね。貴方が知っている通り、この国の女王様である、お母さまの娘です。
それとね。私には秘密があるの。そのことについてはまた今度、話す機会があれば、教えるよ。それで良いかな?」
そうして、僕は、レイナに名前を聞くことができたが それよりも先に僕は、彼女に、レイナに、レイラ女王の娘であるということを教えてもらうと。レイナにレイラさんに会わせてもらえないか?と頼み込むと。
「うーん、それは出来ないんだよ。お母さんに会うことは許されない。だって私は王族なんだもの。簡単には会うことは出来ないの。それでもユウト君は、どうしても会いたいなら、どうにか出来るかもしれないけど 今は駄目。今のあなたは弱いままだと私は思うの」
僕は、その言葉を言われてから。確かに僕は弱すぎると痛感させられるのであった。そうして僕とレイナはお互いの顔が見れるように座っているのだけれども。僕は、自分の顔に熱を帯びていることがわかっており こんな情けない姿を見られるのはとてもじゃないけれど耐えきれなくなっていき 僕はその場から逃げ出すように離れると扉のドアノブに手をかけようとしたら、その扉が開いてしまい そこから僕より小さな女の子が現れて僕の方に抱きついてくることになる。僕はその子の頭と腰にそれぞれ手を添えると、優しく抱き上げるのであった。それからその少女は、レイナのことをじっと見つめて、自分のことを抱きしめて欲しそうな様子を見せると 僕とレイナは顔を合わせて レイナに、僕はお願いをすることにした。
僕はレイナに、その女の子のことを 僕に抱かせてくれと頼むと。彼女は僕に向かって レイナのことを頼んできたのだ。
そしてレイナは自分のことよりも、目の前の幼い少女を優先した。レイラ女王が僕たちの前に現れると。それから僕はレイナと一緒に部屋に戻ると、僕の腕の中にいるレイナとレイナの腕の中にいる、女の子に視線を向けると。
「あら?どうしたのかしら? もしかして私の可愛いレイナちゃんに、レイナちゃんに抱っこしてもらってる子が、気になっているの?でもダメよ。いくらあなたが私の大切な娘であっても。私はあなたをすぐに受け入れる事は出来ません」と言われてしまい。僕は自分の中に居る彼の存在を確認してから、自分の意思をはっきりとレイラに伝えるのであった。すると、レイナが僕たちの前に立ち レイラさんに僕たちがどういう状況に置かれているのかを説明してくれた。それから僕はレイナに レイナが僕にしたことと同じ方法で。僕のことを大切にしてくれている人。
僕のことを命をかけてでも助けてくれようとしている人たちを救ってくれないだろうか?とお願いをすることにすると。
レイナは真剣な表情でレイナのことを見つめる それからしばらくして レイナの母親が
「わかりました。ではこれからよろしくね。私の新しい旦那様」と言ってから 僕の頬にキスを落としてきたので 僕は、少し恥ずかしくなり
「こちらこそ、宜しくね」と言うと。僕はレイナのことを呼び止めると、レイナが振り返ったので。僕は、レイナが僕の唇を奪ったことで 僕は彼女の唇の柔らかさと 甘美な口の中の味を知ることが出来ていた それからしばらくの間は リリスと行動することになり 俺はリリスと行動するようになってから 色々な場所を巡る旅をして 色々と経験して 俺とリリスの旅はまだ終わってはいない。
そして旅の終わりを迎える前に俺はリリスと話し合いをしたのだが。俺が お前をこの世界で1人にしてしまったり。お前の気持ちも知らずにお前のことを 放置するような真似をしてきた。お前をこの世界に取り残してしまって悪かったな 俺はそう思いながら。お前の頭を撫でていると。お前は涙を流しながら、貴方のことを待っていたのですよ。
と俺のことを強く抱き締めてくるのだった。俺はお前を離さないように。お前の体を強く抱き締めると。リリスは俺の耳元で
「私を待たせた罰は大きいので。貴方が責任を取ってくれれば良いんですよ」と言われるので 俺とお前は一緒に それから 俺はリリスに「もう、大丈夫か?」と声をかけると
「はい、ありがとうございます。貴方のおかげで私は完全に復活を果たすことができましたよ」と言うので。俺とリリスは再び 冒険をするために歩き出す これから先もきっと。楽しい事だけではなく つらいこともたくさんあるだろう だけど、俺達なら 絶対に 幸せになることが出来るだろう。だから俺は リリスのことを一生大切にしていく。と心の中で誓い。
「これからもよろしくな」と伝えるのだった。
「もちろんだよ! だって私はユウ君の妻になるのが夢なんだから!」
そう言って彼女は僕の胸の中に飛び込んできて
「ねぇ。私があなたの妻になったってことをもっと感じたいな。だから。私にいっぱい愛情を注いでくれる?ユウ君?」
と僕に尋ねてくるので僕は「ああ。任せてくれ」
と言い僕は彼女の服を脱がせるのであった。
「はぁー。疲れたー」僕はベッドの上で大の字になって ぐったりとしていると
「ふふっ、ユウトは私がいない間。寂しくはなかったですか?」
「そうだね。リリスの事を考えてはいたんだけど。やっぱりリリスにずっと会いたかった。
それに僕達は今 王都のギルドにいる。だからレイナともこうして話が出来るわけだしさ。でもまさか レイナとこんな風に会うなんて思ってなかったけどね。
でもレイナに久しぶりに会う事が出来たのはとても嬉しかった。僕はそれだけで幸せな気分になれたんだと思う。そうやって考えていると。レイナにぎゅっと力強く抱き寄せられてしまう。僕は「えへへ、こうすればユウトが元気になれるのかと思ってやってみたのですけど、どうでしょうか?」と微笑みかけて来る。僕はレイナのことが可愛くて仕方なくなり。ついレイナのことを抱きしめ返してしまう。そうすると、僕は自分の中の存在が。自分の中のもう一人の自分に意識を奪われそうになる感覚に陥り 僕の意識は薄れていき。僕の身体の所有権を完全に彼に渡してしまうことになった。そうしてからしばらく時間が経ち。僕の意識を取り戻すことになる。僕は起き上がるとレイラが心配そうな顔をしているのが目に入ってきた。それから僕は、僕のことを抱きしめ続けているレイナのことを引き剥がすのだった。それから、僕達が、どうしてこの王都までやってきたのかという経緯を説明すると。レイナに、僕のことを抱っこさせてくれないかな?と聞かれてしまった。レイナに僕のことを抱かせている時だけは。僕の意識はレイナの中へと入って行き。僕の身体を乗っ取らなくてはいけなくなるのは かなりきつく辛いものがあるのではあるが。
僕としては やはり 自分の中で眠っている。彼をそのままの状態で放っておくことはできないため。僕のことを抱いてもらうことにしたのである。それから、僕は自分のことを抱いている、レイナに対して、彼女のことを心から好きになってしまい。
僕は、彼女にキスをするのであった。そうして僕が目を覚ますと、僕のことを抱きしめているレイナのことを離すと 僕の方からレイナの唇を奪いにいき。舌を絡ませて彼女のことを求め続けていくと レイナの方からも舌を積極的に絡めてくれて それからレイナとの口づけを終えた僕は
「じゃあ レイラさんの所に案内して貰うとするかな?」と言うと
「わかったわ。私の後に付いて来てくれるかしら?」
レイラさんとレイナに連れられて僕が部屋に入ると。そこにあったのは大量の書類の山がそこには存在していた。
僕はそれを見て
「あれ?ここってもしかして仕事部屋?なんかすごいね。さすが女王様なだけあるよね」とレイナに言うと レイナは苦笑いをしながら「ははは、そうなんだよ。お母さんはいつもあんな風に仕事をしてるんだよね。お母さんは真面目で頑張り屋さんなんだからね」と言って それから、僕はリリスのところに戻り。リリスのことを抱きしめてから。
僕は自分の中に戻って行く 僕のことを抱いた後、リリスはすぐに僕のことを見送ると。
「あの子は、レイナは、優しい子に育っているようですね。私は嬉しいです。貴方のような子と一緒に過ごすことが出来ているレイナには私は感謝していますよ。本当にありがとうございます」と頭を下げられるので僕は、慌ててリリスの体を起こそうとすると 僕に抱きしめられてるリリスの体は小刻みに震えているので。僕は「そんなこと言われたら。俺はお前のことを守りたくなってしまうじゃないか。俺にとって 一番大切なものは、リリスなんだよ。お前さえ無事で居てくれたのなら俺は何があろうと絶対に諦めずに。どんな困難が目の前に現れたとしても 必ず打ち破っていく覚悟で居るつもりだから。リリスも俺のことを 頼ってくれよな。
俺は リリスの側にいてやるからな。だから。今は泣かないでいいからな」とリリスに伝えてあげると。リリスは俺の顔を見ながら涙を流し始め 俺は、リリスのことを優しく抱きしめ続けてあげながら
「俺が側に居る限り。お前のことを幸せにしてみせるから。だから 俺のことを頼ってきて欲しい」
俺は そう伝えると。俺の腕の中から、リリスの姿は無くなっていっていた。それからしばらくの間は、レイナのことを見守り続けると。俺はレイナのことを見守り続けることにしたのであった。
レイラは僕の方を見ている。すると、レイラは
「ごめんなさい。ちょっと、お手洗いに、行って来ても良いかしら? 貴方はそこにいる 私の娘の傍にいて、私を待っていてくれないかしら?」とお願いしてくるので僕とリリスはレイナの元から離れ レイラは席を外すのであった。それからしばらくして 僕のことを呼ぶ声が聞こえてきた。
「はぁーい 私の可愛い坊や」と言う声が聞こえてきて その瞬間に、僕は 自分が誰かに抱き締められていることに気づく。僕は、目を開けると、目の前にレイナの母の レイナが笑顔を浮かべており 僕の頭をゆっくりと撫でてくるので僕は恥ずかしくなって レイナのことから離れると。
「はぁ、やっぱり。
私が思っていた通りだったわ。やっぱり 貴方は。とっても良い匂いがする。とても甘美な香り。貴方は私のものになるしかないの」と言いながら 今度は僕に抱きついてくるのであった。そして僕の耳元に顔を持ってきて 僕のことを誘惑し始める。
「ねぇ、ユウト君は私のことをどう思うの?」と言われ 僕は、「それは 僕をここに誘った時に話していたことですか?」と聞き返すと
「違うよ。今の私は、貴方が、貴方自身の意志で、私に好意を寄せてほしいと思っているの」と 彼女は答えた
「レイラは、貴女の娘さんでしょ?だったら、レイナも、レイヤと同じように、僕と、結婚してくれるんじゃないんですか?」と聞くと
「もちろん、私はユウト君と結婚するつもりだし。娘も私と貴方が一緒になることを認めてくれているんだけど。でも、やっぱり 私は、貴方が、貴方の意志で私に想いを伝えてくれないと。
ダメだと思ってしまうの。だから、ね。早く。言ってくれないかしら?そうしたら。私はあなたを受け入れることができるから。ね。お願いします」と言われてしまうのだが。そこで僕が 彼女に抱きつかれて動けず困っているところに。レイナが戻ってきて助け船を出してくれて。
「お姉ちゃん、ユウトに何をしたの?今すぐ離れてくれないかな?」と言うレイナに 彼女は、自分の唇を見せつけてくるのである。それを目にしていたレイナは顔を真っ赤にさせ 僕は彼女の肩を掴み離れると 彼女は残念そうな顔をしてから 僕のことをまた抱きしめてくる そうしてから彼女は
「ふぅん、そういうことしちゃうんだ。じゃあ 私だって。少しくらい。悪戯しても問題ないよね?」と言い僕の頬に 彼女はキスをしてきた。すると僕のことを見ていたレイナの機嫌が悪くなっていき 僕がレイナの方をみるとレイナは、自分の唇を僕の方に向け 僕のことを挑発するような態度を取り始めるので レイラは僕の背中に手を当てて レイナの方に引き寄せた後に 僕の唇に 僕の唇を重ね合わせて来てしまい。僕のことを二人共が好き勝手してしまい。僕は 僕のことが好きな人に囲まれていて もう どうしようもなくなっていたのだった。その後。レイラに 自分の中にいる。僕のことについて レイナとレイラに説明していくのだった。
それから僕は。
リリスのことをレイナとレイラに任せることにした。
そうしていると 僕は、二人によって 僕のことを 二人が住む屋敷まで連れてこられた。それから僕は二人の家に案内されると 二人は僕のことを部屋に招き入れてから
「ねぇユウト、私達は今からお風呂に入るの。その間はここでゆっくりしていて欲しいのだけど良いかしら?」と聞いてきたため。僕が「別に、構わないけど、どうして?」と疑問に思っていると 僕のことを部屋まで連れて来た。レイナとレイラは
「今日はユウトと一緒のお布団で過ごしたい気分なんだ」と僕に向かって微笑みかけてくれる
「それに、レイラがユウトと一緒に過ごしたがってたみたいだから。
私は、それでいいかな」とレイナは言ってくるのである。僕は
「じゃあ、僕は 邪魔になら無いように、別の部屋で待ってますね」と言ったのに なぜか僕の服をレイナに脱がされ 裸にされてしまうと 僕は
「ちょっと!なんで僕のことを裸にしたの!?」と焦り気味で言い 僕のことを裸にして来た レイナに対して質問すると
「そんなの。決まっているじゃない。貴方の身体を見て 触れたいって思ったの。それに。この方が。興奮するかなって。思ったの。
あと 貴方は私の夫になってもらうつもりなのだから。
貴方に、服を着たまま、寝てもらっちゃ。困るんだよ。わかったかしら?」と言われる そんなことを言われると僕は
「じゃあ、僕を襲わないって言うなら、僕も、レイナのことを 抱いても良いかな?」と言うと
「それは無理。私のことも、愛して欲しいから」と言ってきてしまう 僕は、結局は三人での混浴になってしまう 僕がため息を吐いていると
「ユウトは、嫌なの?」と悲しそうな表情をして 見つめられてしまうと
「全然、嫌なわけじゃなくて、むしろ 僕は嬉しいぐらいだからさ。
僕は、二人が大好きだよ」と伝えてあげて。二人の頭を撫でていくと二人は幸せそうな笑みを浮かべてくれる それからしばらくして お風呂が出来上がったみたいなので 二人で仲良く入っていくのであった。そうして、入浴が終わったので。寝室に行くと、そこにはベッドがあり、その横に、小さなテーブルが置かれており そこにはお菓子やお茶などが用意されており レイナ達がお酒を飲めるようになっていたのであった。そうして それからしばらくして レイナとレイラは、お互いにお酒を飲むと、お互いのことを見つめ合い
「ふふ、ようやく。私の願いが叶った気がするわ。私のことを受け入れてくれている。貴方達のおかげで、私達は結ばれることが出来たのよ。ありがとう 私の愛する旦那様」と言い レイラの方を見るのでレイラが、口を開いたのであった。そして
「レイナ、私は。これから先も、貴方のことをずっと守っていくと約束するわ。私は、私のことを。レイナに全てを打ち明けてから。レイナの側についてあげることにする。だから。安心してね。ユウトのことは任せてね」と伝えると。
レイナが僕達の方を見てきて
「私は。貴方の側に居てあげられない。だから。私の分まで。貴方のことを見守っていて欲しい」と言うので。
僕は、レイナのことをしっかりと抱きしめてあげた
「うん、絶対に守るから。僕の方こそ。よろしくお願いいたします。それと リリスのことも頼んでもいいかな?あいつのことだけは、俺にはどうすることも出来ないから。でも、俺の大切な家族になるのだとしたら。俺は、リリスとも。友達として、やっていきたいと思っています。どうか。リリスのことをお願いしたい」
そう伝えると。レイラは僕のことを見てから。「わかりました。私に、任せてください」と 笑顔で答えるのであった。それからしばらく時間が経って 僕は 二人と一緒に同じベッドの中で眠りについたのであった。
朝起きるとレイナが自分の顔を僕の顔に近づけてきていて。目が合うと。僕に抱きついてきたのだった。そしてそのままレイナが僕にキスをする。僕が目を閉じてキスを受け入れる。しばらくしてからレイナが 口を離してくれるのであった。そしてレイナが
「おはよう。ユウト、ユウト、昨日はごめんなさいね。ユウトのことを襲ったりする気はなかったんだけど。貴方のことを考えていたらね。我慢出来なくなっちゃたの。ごめんなさいね」と言いつつ。
僕の頭を優しく撫でてくれた
「いや、大丈夫だよ」僕は それだけ答えた。そうしていると 僕の胸の上に乗っかっていた リリスが目を開ける。そしてリリスが
「レイナばっかり。ズルい」と言うのであった それを聞いたレイナが 僕のことを抱きしめながら「ユウトの一番は私ですもの」と自慢げな様子を見せ始める 僕は
「えっと。リリス?僕は別に、リリスだけの物ではないよ?僕のことを信じてくれてるリリスのために。頑張らなきゃいけないと思っているんだよね。僕は」と僕なりの答えを出す すると レイナは「ふぅん、やっぱり ユウトって。面白いのね」と言って 僕にキスしてくるのであった レイナは僕を起き上がらせると そのままレイナに背中を預けるような姿勢になった後にレイナに背中をさすられていく 僕は、そのままの状態で レイナとレイラに体を触られていると 僕は眠ってしまいそうになるが、僕は必死に堪えていると 僕の体に変化が起きるのであった。それは、僕の腕から。新しい腕が再生され始めて 生え始めたのだ
「あれ、おかしいね。僕の体の再生速度が。遅くなってきている」と僕が言うと リリスが僕に近づいてきて 僕がリリスの方を向くと
「ねぇ、リリスちゃん?今すぐに 私のユウト君から離れてもらえるかしら?貴方のせいで、ユウト君に異変が起き始めているの。わかる?」とレイナに言われたリリスは「そ、そんな。ユウト君?ユウト君?ねぇ、ユウト君?私だよ。分かる?分からないよね?私なんかより リリスちゃんの方が好きなんだよね。ユウト君は リリスちゃんを 抱きしめたいよね?私とユウト君の赤ちゃんを作ろう?お願いだから。私に。構ってくれないと。寂しいの」と涙を目にためながら 僕に訴えてくるので。僕は。レイナの手を掴み レイナを引き寄せてから キスをしてから
「僕の方こそ、レイナのことを不安にさせてしまっていたね。ごめんね。僕の愛してる人はレイナ一人だけなんだ。僕も、本当は。二人を同時に相手なんてしたくない。だけど。僕は、二人共、大好きなんだ。だからこそ、どちらかを選ぶことが出来ないんだよ。こんな僕のことを、愛して欲しいとまでは言わない。ただ、受け入れて欲しい」と僕は伝えた そうしていると。リリスは涙を流していたのに
「うぅ、ずるいなぁ。私のことを好きって言ってくれるユウトくんを嫌いになれるわけ無いじゃないですか」と言ってくれてから 僕の方に歩み寄ってくる
「ねぇ、私と。ユウト君の子供を、作りましょう。きっと。この子は私達に、愛情を与えてくれるはずだわ」と僕に伝えてくれるので僕は
「そうだね。でも。今は。もう少しの間だけでも。レイナと二人で。過ごさせて欲しい。ダメかな?」と聞いてみると レイナが「仕方がないですね。今日一日だけですからね。今日が終われば、私は ユウトの妻となります。それで、許してあげる。いいかしら?」と微笑みかけてきてくれる リリスも
「うん。それでいいよ」と笑顔で言ってくれて。僕のことを後ろから抱きしめてくれた。
僕はそれから、二人によって、色々と弄ばれてしまい。お風呂で綺麗にされたのであった そうして 三人での食事を終えてから、街に出てから 僕の家に必要なものを、買い足していくのであった。それから数時間後には、僕達の家に辿り着き。その家の中に入ると レイナとリリスが「おかえりなさい。私の愛する旦那様」と言ってから。キスをしてきたのであった そうして 僕はレイナとレイラのことを、交互に相手にしていき。その日の夜を過ごしていた そして僕は レイナ達との生活を楽しんでいく中で 三人での暮らしに慣れ始めていたのであった。そして僕は、リリスに「この世界では、子供が欲しい時は。どうするんですか?」と質問すると
「私と貴方が望むなら。出来るけど。私は。あなたとの間に出来た。この子も愛して欲しい」と言ってきたのである。僕としては当然のように了承した。それから しばらく経ち、僕は、僕達が住んでいる屋敷の近くにいた、ゴブリンの群れを倒す依頼を受けることになり。僕は、その討伐依頼を達成してから。
ギルドに戻り、受付嬢に報告をして、依頼達成料を受け取り。
その報酬で、僕達が暮らしている家に帰ろうとした時、突然、冒険者ギルドの職員の人に声をかけられた。その人の話を要約して説明してみると。僕は、どうやら勇者らしいのだが。どうやら魔王が現れたようで、その、魔王と戦うため、その仲間を集めているということだ なので、僕は。その人達の仲間になり、その魔王と戦うことになって。僕の力が必要だと言われた。だから、その誘いを受けて、その人達に合流してから、その人が用意してくれた家に、案内されるのであった 僕は、その部屋の中に居た人に自己紹介をした。そしてその人は僕のことについて
「はじめまして。僕の名前はジードです。どうぞ、宜しく」と言った後、僕に
「僕は アデルだ。僕達のことは。これから一緒に行動する仲なのだから。お互いのことをもっと知るべきだと思うから、お互いのことを知ってから。話を始めようと思うんだが。どうかな?」と言ってくれたので僕は
「はい。わかりました。まずは。僕の名前を教えてから、僕の過去についても少しだけ、お話ししますね」と言うと
「あぁ、構わないよ。僕は、君よりも長く生きて来ているから。何かあれば相談に乗るよ」と言ってくれて、 僕は、僕の生い立ちを話し始めた 僕は、ある貴族の家で生まれ育ったのであるが、そこの息子が産まれると。その、貴族の跡取りに相応しくないとして、僕とその両親は殺されてしまったのだ。僕はその後 両親の友人であった夫婦に預けられることになった。
その夫婦には、娘がいたのだけれど、その子には。魔法を使う能力がなく、貴族の娘という扱いを受けることが出来なかったのだ そうして、その夫婦に引き取られてからは。それなりに幸せに過ごすことが出来ていたが。
ある日 一人の女の子と知り合ったのだ それが僕が引き取られた先に住んでいた リリィさんであった。僕は彼女に好意を抱いていた。だが僕は、その思いを告げることは出来なかった リリィさんの両親は、彼女を甘やかすことばかりしていた。だから僕は。彼女の両親の悪口をよく聞かされていた そんな状況の中で、僕と彼女が仲良くしている所を見られたせいで 僕は、酷い目にあってしまったのであった。
そして彼女は僕の前から姿を消してしまい。彼女に会うことも出来ないままに リリスと出会い そしてレイナとも出会うのであった そして僕達は 僕達の住んでいる町に戻ることにした そして僕達は、この町に戻って来た訳なのだが。そこで出会ったのは、僕達と同じぐらいの年に見える男の子であった。
そして僕と、リリスは彼を見て驚くことになる。何故なら彼の髪は 金色に染まっていたのだった。僕は、そんな彼とは面識はないのであったが。彼が話しかけてくるのであった
「俺の名は、カイン。あんた達に用があるんだ。ちょっと、ついてきてもらえないか?お前らのことを助けてやりたいと思っていてな。助けてくれたら、この剣を差し上げよう。どうだろうか?付いてきてくれないか?」と彼に言われた僕は 僕は、この人から何となく悪い気配を感じなかったために。彼を連れて行くことに決めるのだった。そうすると彼は、僕の手を掴み「よし。こっちに来てくれ」と言われてしまう そのまま引っ張られて行く僕達なのであった そしてたどり着いた場所は酒場であった そこで僕は カインさんと一緒に飲むことになったのである
「なぁ。あんたらの話を聞かせてくれないか?」と聞かれた僕とリリスとリリィちゃんの3人で今までのことや。僕がリリィちゃんをどのように守ってきたのかを簡単に話すと
「やっぱり リリィが心配か?」と言ってくる
「はい。僕の、妹みたいな子なので やっぱり放っては置けません」と正直に答えを返すと カインが笑みを浮かべて、「まぁ、それはそうだろ。ところで。リリス?君にも質問をさせてもらっても良いかな?君とレイナとの関係も教えて欲しいんだけど。君たち二人は恋人なのかい?それともただの家族とか?」と言われると。彼女は答えを返さなかった 僕はそのことを不思議に思って彼女に質問を投げかけると、意外な答えが出てきたのである リリィちゃんはその答えに対して。顔を真っ赤にして下を向いてしまい。何も言えなくなってしまっていたのである それから僕達は、リリスとリリィーの関係についての話を終えた。それから、リリィについて聞いてみたのであった 僕達が聞くと、リリィのことを、優しく見つめていたカインに違和感を覚えながら。僕達は話を終わらせて帰ることに決めたのであった。僕達が席を離れようとした瞬間に 突然、僕の目の前に現れた男に僕は殴り飛ばされてしまった
「おい!ガキが。誰の許可を得てこの場所にいるんだよ?俺はここのオーナーの友達でよぉ。ここの店を、自由にできる権限を持ってるんだぜぇ?つまりよ。俺の気分次第で ここにいる連中は 殺すことができるわけなんだぜ?理解できてるかぁ?ん?さぁて。俺のストレス発散の道具になってもらおうかぁ?」と言い放つと、男は、僕を掴んで外に放り投げた
「ふぅ。やっと帰ってくれたか。あいつのせいで。あの店の空気が淀んでいたし、客の奴らは怯えてるみたいで気持ち悪くて仕方なかったし。本当にうざかったんだよ。あんな店 潰してやった方が良いかもしれないな」と言って。男はその場を去った 僕はその男が、僕を見下ろしている姿を見てから。僕に近づいてきて、蹴り飛ばしたので僕は吹き飛んでいく。それを見ていたリリスが駆け寄ってきてくれていた リリスが
「私の旦那様に何をする気!?貴方、私達の前で。ユウト君を傷つけたりして。覚悟はできているのかしら? ねぇ、聞こえてるのよね。ねぇ、何とか言いなさいよ!」と言って怒りの声を上げると 僕を蹴飛ばした男が。その声に反応してしまい。
「なんだいお嬢さん。俺と喧嘩しようっていうのかい?」と挑発してきたのであった。すると、その言葉を耳にした、僕を吹き飛ばして地面に叩きつけた、その、男が立ち上がり僕に襲いかかろうとしていて。その行動を見たリリスが
「ねぇ。ユウトは私が守るから あなたが私の邪魔をすると言うのなら、消えてもらうわよ」と言って僕を抱き寄せると。僕が リリスに「大丈夫だから。少し離れておいてね」と言ってから 僕はその男に近づき、話しかけたのであった。
そうすると、その男の意識の中に潜ることができた僕は、彼の心を、直接 調べていくと、そこには。ある映像が見えてきたのである それは。この世界に召喚されてからの記憶であった それから。僕は、リリスの元に戻ると。リリスが僕を抱きしめて、泣き出し始めてしまった
「私は。私は あなたに傷をつけて欲しくなくて 私は 私は」と涙声で言っている彼女を、僕は落ち着かせるように。頭を撫でてあげるのであった 僕はその男の人に事情を聞いてみると。その人は
「俺の名前はなぁ。バレンというんだよ。まぁ、あんたらに分かりやすく言えば 魔王軍の一員で、勇者殺しをしている者だ」と言って 僕に向かって、笑いかけてきた その顔があまりにも、醜く思えて 僕の頭の中では危険だと警報音が鳴り響き始めていた それから僕は その人の事を警戒するように心の中で思っていたのであった そうして その人のことを僕とリリスと その人が連れてきてくれた 仲間の人と共に。倒すための準備を始めたのであった。そして僕とリリスとリリィの3人だけで。その人を、魔王軍に加担している人物を倒してしまおうと考えたのだ。そのことを伝えてから。僕とリリスとリリィの3人は。魔王軍の一人を倒しに行くのであった 僕は、僕達が住んでいる町の近くの森の中にいた その時にリリィから「お兄ちゃん。あの人達が。その人達のところへ、案内してくれる人がいるの」と言われ。リリィの案内によって 案内された場所にたどり着いたのである 僕とリリスとリリィの3人は、そこにたどりつくとその光景を見て唖然としてしまう
「なっなんなんだよ この惨状は?」と僕が言葉を出すと
「どうなっているのかは 僕も知らないよ」とリリスから答えが帰ってきた それから 僕達の前に現れたのは、全身血まみれになっている人だったのである 僕達はその人に回復魔術を使うことにしたその人の傷が塞がったことを確認した後に。僕は、リリスとリリィを その人に預けると、一人で。その人が戦っていた相手と対面することにしたのであった。するとその相手が「よく来たなぁ。待ってたぞ 勇者」と言い出して。僕のことを勇者と呼んだのだ
「勇者?一体何のことだ?」と僕はその言葉に反応を示した
「まぁ良いじゃねえか。それよりもお前に頼みたいことがあるんだ。お前が今 使っているその剣 その剣には特別な能力が宿っている お前の身体が限界を迎えて お前が動けなくなったときに お前の力を吸収してくれる代物なんだ。だから お前の身体の寿命と引き換えにしてでも その剣を手に入れてほしい。そして、お前のその仲間を守れる力が手に入るはずだ」と僕に伝えてくる その言葉を聞いた僕は リリィを守るために剣が欲しいと思ってしまう だがしかし。僕の体力の残量が少ないと リリィを守ることが出来ない可能性があるために、僕は剣の入手を迷ってしまった 僕が迷って動きを止めた時。その人から「早く決断しろ」と言われてしまい そして僕の身体が震え始めてしまって。このままではまずいと感じた僕は。自分の身体が壊れる前に、僕が死ぬことになる前にある行動をとることに決めたのであった 僕は リリィ達を襲っていた敵を倒すことにしたのである その敵と戦うことで僕は、自分の身を滅ぼすことになると知りながらも。僕は剣の能力を確かめたかった。その力を使いこなすことが出来るのかどうかを知りたいと強く願っていたのであった そうすると僕の剣が、僕の命の灯を燃やし尽くそうと どんどん熱くなり そして 僕と 僕の仲間たちに危機が訪れた瞬間に。僕はその敵の力を剣の全てを奪い取るのであった そうすると僕の剣の能力を確認することができた その能力は【魔剣】と【剣聖技】と書かれていた。そして僕の持っているリリスからもらった指輪が輝き出したのであった そして僕は、僕達の方に歩いてくる一人の女性を視認した瞬間。僕の目つきは鋭くなって。目の前に現れた女性が。リリスを追い詰めた犯人であることを認識していたのだった 僕の目の前に現れたリリスに攻撃を仕掛けようとした女に僕は、攻撃をするために僕は 女のところに走って移動し攻撃を開始しようとするが。
僕はリリスに手を引かれ その場を離れることになり。その女から、距離を置くことになった
「どうして俺の攻撃がわかったんだよ!俺は誰にも気づかれずに お前らを殺せる位置まで近づいたはずなのに なぜ わかったんだよ」と叫んでいるそいつのことを僕は見て
「僕にもわからないが 君が 僕たちのことを。舐めすぎていたことだけはわかる。君が 本気で殺しにかかってきたのならば リリスが危ない状況になるようなことなんて 絶対に起きてないだろうからね。それで?君が本気を出していなかったのに 僕達のことを殺せていたとでも思ったのかな?それと 君は 僕達に危害を加えることができなかったみたいだよ」と言うと その男は。僕に向かって 僕の胸ぐらを掴んで怒鳴りつけてきながら「俺は、俺だって こんなことをしたくないんだよ!だけどな 俺の仲間に裏切られちまったんだ 俺が。この世界で 最強の力を持っていることを知って。俺のことを利用して、あいつらがやりたいことをやり始めるために、俺を利用しようとしているんだ 俺はあいつらに利用されているだけなんだよ」と涙を流し始めた 僕は そんな彼の様子を見てから「ならさ。君が本当に悪いと思う気持ちがあるのであれば。君自身で解決すればいいんじゃないかい?」と 言う するとその男は 何かを考えた後に、こう言ったのである
「俺が悪いと思っているんなら お前を殺しても良いのか?」と言って 僕を睨みつけてきた そうすると その男の目からは涙が流れ出していて
「俺の本当の名前は ユウヤというんだ。頼むよ。助けてくれよ」と言い始めてしまい。
その姿を見た僕は 彼を殺す気になれなくなって 彼を解放してあげたのであった 僕が そのユウヤと名乗る人物の話を、聞いてあげることにした
「俺が魔王軍に召喚されたとき。
最初に呼び出された場所は、薄暗い部屋だった。そこには、俺以外にも。俺と同じように。他の世界から召喚された 元いた世界の奴がいて、そこで俺はその男に。勇者として召喚されて来たんだよ。勇者というのは。この異世界に召喚されて来る奴らの 称号みたいなもので、その召喚されたやつが 召喚される際に神様から授けられる。特殊な能力らしいんだよ。俺は 自分が勇者だとは信じられなかったんだけど。この異世界に来て すぐに俺の前に現れた 女神様に ステータスを見せてもらったんだよ。
そうすると俺が。本当に その勇者と呼ばれる存在だと知らされて 勇者が 魔王軍を倒して 世界を平和にしないとならないと言われたんだよ」と言って ユウトという人物は 話を続けていく それから 彼は僕に対して 質問をして来たのである
「ところでよ。なんであんたが ここに来ているのに俺達は襲われたんだと思う?その答えを知っているなら教えて欲しい 俺が聞きたいことはそれだけだ」
とユウトは言ってきたのであった なので僕は ユウヤが知っているはずのないことを、彼に聞くことにしたのである
「それは。僕の仲間である。リリスが原因じゃないかな。彼女のせいで僕はこの世界に 召喚されることになったわけだからね。彼女が、その魔王軍のメンバーに 誘拐をされていた その時に リリスとリリィとリリスを助けに来ていた。僕とその仲間の三人は出会ったんだよ」と答えると その言葉を聞いたユウトが。
驚いた顔をしてから。真剣な表情になると 僕に「お前 まさかあの伝説の 勇者様なのか?」と僕に問いただしてきて。僕はそれを否定することはなかったのだが 僕が勇者ではないことを否定しない代わりに。リリスのことについて、彼に聞いたのである
「そう言えばさ 僕の幼馴染が攫われたって言ってなかった?その子は無事なの?」と僕が尋ねると
「ああっその女の子は無事に救出することができた だが その子の両親と 一緒にいるところを見ると 人質に取られてしまったようだ 今は、俺の仲間が 助けに行ってくれているが。お前の仲間が来れば、なんとかできるかもしれねぇ。お前らは 強いって 仲間の二人が自慢げに語ってくれたんだよ」と言って 僕は、リリィを、助ける方法を考えていた だがしかし 僕とユウヤが 二人で話し込んでいると 急に リリスが僕の手を引っ張ってきて 僕は。リリスの方を振り向くと
「ちょっと来て!」と彼女に言われてしまうのであった それから 僕はリリスに連れられて リリス達が泊まっている宿屋に 戻ると。リリスと 僕が、リリィのお母さんから。色々と話を聞くことにして まず最初に僕が気になっていた なぜ、僕達の前に リアリスが突然と現れていたのかについて。その理由を聞き出すことにした すると彼女の説明によれば。どうやら彼女は僕が、この国に来た理由を知るために僕に会いに来たらしく。その話を聞いた僕は。僕の事情を説明してあげると 僕の予想通りに、リリスとリリスのお腹にいる赤ちゃんは 僕達の子だということがわかり。
それからはリリスがリリィを連れて来たので、僕はリリスにお願いをする。リリィをしばらく預かっていてくれないかな とリリスに告げてから僕は ユウヤと共にリリスとリリスが保護しているリリスのお母さんがいる 宿の一室に入っていくのであった。リリスは、その部屋に入るなり リリィのことを優しく抱きしめ始めて リリスが泣いてしまうのであった。そんな光景を見ていると。
僕は、僕の仲間である。リリスのお母さんが僕達に、ある重要な話をしてくれようとしてくれるのだった。そして、僕とリリスとユウヤと、僕の仲間であるリリィの四人で その話の続きを聞くのであった リリスのリリィのお母さんから。
僕の知らない事実が、その女性に教えられることになった その女性は、僕がリリスのことを好きだと、知っていながらも。
リリスが、リリスのリリィと、僕の仲間の一人と。
僕に隠しながら、僕の大切な人を守るために。その二人と一緒に暮らし始めていたのだという。その二人の名前がリリィの母親の名前である。僕には、僕の家族と、僕とリリスが暮らしていた場所の人達とリリスを守るために戦っていた記憶がある そのリリスのリリィの母親が、僕達を驚かせるようなことを口にしたのであった。「実は 私とリリスさんは。あなたとリリスさんの 娘と息子が お腹の中にいるんです」と言われて僕は驚き。リリスも そのことを聞いて驚いていたのであった それからしばらくして、リリスが そのことに対して。僕に聞いてくると。僕は正直に自分の気持ちを、打ち明けることにして。そのことがバレてしまえば、大変なことになる可能性があるかもしれないと思い。
僕は、自分のことをあまり表に出さないように心がけながら。リリスとリリスのお腹の中の子ども達を守っていこうと、決心するのであった。そしてリリスに このことを伝えるために。リリスの目の前に移動する そうするとリリスに リリィとリリスのお父さんに。この部屋から出て行ってもらえないか?と頼んだのだった それから、数分が経つと。僕達以外にいた。その二人の姿が無くなると。僕は。僕の考えを話し始めたのである。僕はリリスに これからの未来を託すことにした
「ねえ 僕から 君に、一つだけ、頼みごとをしてもいいかな?」と言うと リリスは、僕のことを心配するような感じで、返事をしてきてくれた
「何?なんでも。私に できることなら。何でもいいわよ」と彼女が答えてくれると。僕は。僕自身の願いを叶えるための行動を起こそうとしたのだ。
そして、行動を起こした結果。僕は。リリスに。スキルを与えることにする。
それが、どんなスキルかというと、スキル『勇者の素質』だ このスキルを使えば。簡単に言うならば レベルが上がりやすくなるようなものだ。
そして、このスキルは僕が作った オリジナルであり。僕が考えた通りの効果を発揮してくれていた。その効果はというと。このスキルを使うだけで、普通の人間よりも圧倒的に強くなれるし。その分だけ寿命が伸びるということなのだ それからは 僕自身に与えられた 固有能力の説明を行うことにする まず初めに説明するのは。
僕の持っている ユニークシリーズと呼ばれるものは全部で4つあるのだが。その中でも一番強い。僕だけの 力の塊。つまり 僕にしか扱えないものなんだが。僕はその力を解放し始めると。僕はこの力を使えるようにしていた。それは 【創造主】
僕の持つオリジナルの固有能力を扱えるようにできるのが。この能力だ その次に説明するのは 僕が今。手につけているのは。僕の作った装備の中でも最強と呼べる代物。
その名も《神滅者》という、名前の武器だ このアイテムの能力はというと。これは この武器を装備することによって 僕が使うことのできる。最強の技や魔法。そして能力の全て。それらをこの武器の特殊効果で、使用することが出来るようになっている。ただしこの効果で使用できるのは。この世界での 最上級の力を持った能力のみだ それと僕自身がこの剣の能力を完全に使いこなすことができたなら。僕自身も この世界の最上位の存在に、なることができるはずだ。だが それでも僕はこの世界の 王になれるとは思っていない。
この世界にはまだ他にも、僕達がこの世界に来る原因になった あの女神様と同じような力を持つ者が、いるみたいだからな 最後に紹介するのは 僕がこの世界に来た際に、初めて手に入れることが出来た武器の1つであり その性能はこの世界のあらゆる武器の中で 最高の部類に位置する武器の《天叢雲剣(あめむらくものかづち)》だ その効果はといえば この武器を手に持つことにより 僕が持つことができる固有技能が 使用可能になるのだが それらの効果は。
僕だけが使うことができる特別な固有技能 僕はその説明をするために、リリスにある話を持ちかけてみることにした
「ねぇ リリス? 君は僕のステータスを見ることが出来るだろ?もし良かったらだけど。僕の鑑定を使ってみてくれないか?それで、リリスにわかることがあったら言って欲しい」と言うと リリスが僕に向かって、何かを伝えてくるのであった。すると、リリスは、リリスにだけ聞こえるくらいの声の大きさで僕に話しかけてきてくれたのである。
それからリリスは僕のことを鑑定で見てみると。僕に何かしらの異常があることがわかったらしい 僕はそのことでリリスのことを疑ってしまったが 彼女は僕に対して 僕の身に異変が起きていた。と、いう報告を受けたのである。僕は そのことに気が付き。僕の仲間が助けに来てくれた。
僕のことを助けてくれる為に来てくれているのだろう。だが。僕の仲間の二人は僕のことが心配になってくれているらしく。僕のことを迎えに来てくれるとリリスに言ってきたのだ。それからリリスは そのことについて、僕の方を見つめてきたので リリスの考えていることは理解できていた僕は。そのことに関しては大丈夫だと伝えようとした。なぜなら 僕の仲間の二人が、この世界に転移してくるまでの間は、リリスには安全な場所で待機していてもらう必要があると考えたからだ そしてリリスにそのことを伝えた後で僕はリリィのお母さんのところに行ってみると そこには、なぜか僕のことを睨んでいる女性の姿が見えたのである だが。僕はその女性がどうして僕のことを睨んでいたのかが気になってしまったのだ だがしかし、今はそれよりも その少女がなぜここに来たかについて聞いてみるべきだろうと、判断をした。その前に、僕はリリスのことを紹介してから その女性に 名前を聞いてみた。そうすると。女性から名前を聞かれたので 僕はその女性の名前を教えて欲しいと言ってみると。その女性からは自分の名前を名乗ると それから僕の名前を尋ねて来ると。僕は素直に 自分の名前を教えた後に、その女性の質問に対して。僕と僕の家族と、僕の仲間達を守るためだと答えたのである それからその女性は僕に近づいてきたと思うといきなり、その女性は僕に対して、攻撃してこようとして来たので。僕も咄嵯の反射神経によって。その攻撃をギリギリのところで避けたのであった。
僕はそれから。リリスが 僕の目の前に現れると 僕は。リリスを庇うために前に出ると その女性は。僕に対して 僕の仲間が、僕を助けるためにこちらの世界に来たから。そいつらが。僕のもとにやって来るまでの時間稼ぎをすると言い出してきたのであった。僕はそのことを聞いたあとで僕は 自分の身を守りながらその女性と戦えばいいと思っていた その瞬間に。僕の頭の中にある声が響いたのである それは、リリスのことを頼むという僕の仲間たちの意思が込められた 念話の一言が
「リリスのことを任せる。リリスのことを幸せにしてやってくれ」その言葉は その仲間の一人である あの人。僕の憧れである人からの一言だった その一言を聞いた時に 僕は自然とその言葉を口にすることが出来て、
「わかりました」
そう返事をしている自分がいた その出来事があってからは、僕達は戦闘を始めた。
僕達のことを襲って来た女性は。どう考えても僕と対等かそれ以上の実力を持っていた それから僕は。この世界での戦いに慣れるために。戦いを始めていった。そうすると、リリスとリリィの母親。僕のことを救ってくれるはずだった人。それから僕が 一緒に旅をしたいと思った人が 僕のことを手助けしてくれることになり それから 僕はこの人達と共に戦っていくうちに。僕のことを信じてくれた。この人達が信用できる人達だということが分かったのであった。僕はそれからしばらくの間は 彼女達と共に、僕の仲間が来るまで。彼女の国を 守ることにしたのである。
俺が、リリスとリリィの母親が いる建物に入っていくと、そこでは二人の母親が 二人を出迎えてくれていたのである。俺は 俺のことを迎えに来てくれるのであろう人達が。どのような人達なのかはわかっていたのだ。なぜなら、この世界に来る前に、この人達と別れてからそれほど時間が経過せずに。俺はこの人達に会うことができたからである。その者達の名前はリリスのお兄さんとお姉さんであった そしてその二人こそが。
俺が会いたかった リリスとリリィの家族なのである。その二人は俺がこの世界にやって来たとき。すでに、クロとクロリアと一緒に暮らしていた そのクロとクロリアのお兄さんと、お姉さんのクロエさんである そしてクロリアのお腹の中にいた、アリエリのお兄ちゃんと 妹のアリエリである そうするとクロの目の前にいた、この女性がクロエの妹のアリエルで、 それから隣の女の子は。アリエルのお嫁さんになるはずなのに。なぜか、この国に捕らえられているらしいのだが、この人は いったい誰なんだろうか。俺とリリス達がその女性と話している間に、俺はクロと話をしていた それから俺は 俺のことをずっと見つめていたその人物に近づいて行ったのである。そして、その人物に話しかけると その女性が自分の名前を俺に向かって告げてきた。
だがその人の容姿が、少し幼い感じがしていたのは事実だったので、俺はとりあえず、見た目年齢と実年齢はどれくらい違うのかということを、尋ねてみると。
その女性は自分と、リリス達の母親の見た目の年齢があまり違わないと言っていたが。その言葉を信じられなかった それからリリスのお父さんが この国の王様が俺の目の前にいる女性に何かを言い出すとその女性は俺をどこかに連れ出そうとしているみたいで。
だが、リリスのお母さんだけは、そんな女性に対して 私と娘のそばを離れないでほしいと言っていると そこで、俺は、この国の王がこの女性に何かを言うと この女性の態度が一変したのである それは 先ほどまでの大人の雰囲気を出しているような表情ではなく、まるで リリスと、リリスの母と変わらない年相応の少女の顔になっていることに、俺は驚いた そういえば。クロが言っていたことなのだが。リリスとリリィはこの世界の神様の娘だって言っていたことを思いだした すると。
俺の前で リリィのことについて説明してくれたその女性が 急に取り乱し始めたのである。そして この女性のことを心配してあげている、クロとクロリアのお兄ちゃんが近寄ろうとしたが その前に 俺にそのリリスの母親が 話しかけてきたのである。
そして俺は リリスのお母さんからこの世界に起きていることについて話を聞いてみたのである。その話を聞いたあとに。俺はリリスの母親に、どうしてこの世界に異変が起きていて。この国が大変なことになってしまっているのかを聞き出したが、リリスの母親は、この国には、リリスと、リリスの母と。それからリリスの兄と、妹しかいなかったらしく、他の人たちは リリスの兄の知り合いであり。その友達である、俺が元居た世界の人達が。リリス達が居るこの場所の近くのダンジョンに潜った際に、行方不明になってしまい、 それからこの国は、今の状況になってしまったそうだ それからしばらくして、この建物の外が騒がしくなってきて、俺の仲間達が この国の兵士達を相手にしながら。
その国の王様がいる場所を目指しているのがわかった。だから。リリスとリリスの両親を守るためにも、その仲間の到着を待ちながらも。俺は 俺がここに来た本来の目的を果たす為に、その仲間の邪魔にならないように。
まずは、一番に気になっていたことを、確認をすることにした。そうすると リリスとリリスのお母さんと、 それから俺のことをリリスのお父さんと。
クロとクロのお父さんに 見つめられて、リリスのお母さんは、なぜかリリィに対して何かを伝えていたのである。
そうするとリリスのお母さんはリリスに リリスのことを頼んだとリリスに言って それからリリスのお母さんは 自分のお姉さんである、リリスのもう一人のお姉さんがどこにいるのかを知っているようで、その場所を、俺とクロに伝えてくれたのである。それからリリスと、リリスのお母さんと。それからクロのお父さんがリリスのところに駆け寄るのを確認した後に。
俺はクロのお父さんに話しかけてみることにすると どうやら リリスのお父さんが、 リリスと、リリスのお母さんと。クロのお父さんが話し込んでいる最中にも この建物の中で戦闘が繰り広げられているので、それをどうにかするために、リリスの両親が、 建物を出ていき、その途中でリリスも その戦闘に参加するため、俺に
「待っていてね。すぐに戻るから」
その一言を言った後。
すぐに戦闘に参加しに行った 俺はそれを見送ったあとに。この建物の出口に向かう為の通路のところに行くことにした。
すると。
その先には どうやらリリスの幼馴染である男の子がそこに居て、どうやら。この建物を乗っ取ろうとしていて この建物の中に、まだ生きている人がいたとしても皆殺しにするみたいなことを言っているので、俺はその言葉を聞いて、つい、頭に血が上り。
その男のことをぶん殴って気絶させたのであった。
そうすると俺のことをリリスの父親である、クロが 助けに来てくれたのだが、俺が殴り飛ばした男が目を覚ました瞬間に この国の騎士を数人、連れて戻ってきてくれた そして俺は、 クロと一緒になって 目の前にいる騎士を全員倒し、クロと一緒になった俺の前に、クロの母親がやって来て それから、その女と、リリスの母親の3人で。この建物から出ていくのを リリスの父親は止めようとしたのだか、俺は、そんなことは関係ないと思って リリスのお父さんと クロとリリスとリリスのお母さんを連れて行こうとした時に、その建物にクロのお姉さんと。クロの妹が入って来ていた その二人のお姉さんは俺の目の前まで来ると、俺に、俺がクロにしたことを咎めてきて、その二人がクロの姉だということと クロのことをお兄ちゃんと呼んだことから、どうやらクロとクロリアの二人もクロのことを兄と呼ぶようになっていたんだろうと思うが それからクロのお姉さんは俺に向かって。クロがこの世界を救うことを約束してくれたことを伝えた後。
クロのお姉さんとクロは リリスの両親の方を見て、この国から逃げてくれと。その言葉を聞いたあとに クロとクロリアの二人は リリスの母親と一緒に、その場から離れるように ここから出るように指示を出したのであった。そのあとにクロとクロのお姉さんは リリスのお母さんと、それからクロのお母様に、クロがこの世界を救うために頑張っていることを教えていた。そしてクロとクロのお姉さんは、この国を出て行ってくれるように頼み込んだのである。クロ達はその二人のお願いを断り続けたのだが。
それでもなお諦めようとしない二人のおねえさんに対し、 ついに二人のクロは折れたのか リリスの両親を連れて行くことを条件に、クロは二人の願いを聞くことになると リリスの母親の腕を引っ張ったのだ その時に俺は。
俺の仲間達と合流する前に クロのお兄ちゃんに会いに行ってもいいのかを確認する為に話しかけるてみると その許可を出してくれたので 俺はリリス達親子と別れてから リリスのお父さんと一緒に、クロのお兄ちゃんを探しに向かったのであった。それから俺は、俺達を襲ってくる敵達を倒しながら進んでいくと。そこには。
なぜかリリィとアリエリがこの場にいるということが分かったから 俺と一緒に行動をしていたリリスが。
急に俺の方を見てから
「リリィのそばには私が行くから、リリィとアリエリと一緒に行ってあげて!」と言いだしたのだ そして。その言葉を言った後。そのままアリリスが、 リリィ達のところに急いで向かって行き その後を追いかける形で リリィの父親の方に目を向けると どうやら。クロとお姉さんの二人はリリスとリリスの母親を守ることに集中していて それでアリリエの方は、リリスのお父さんの手伝いをしていたので 俺もその二人の手伝いをしながら なんとかこの場所を離れることができたのである。そして俺はそのリリィが住んでいる屋敷の中に入って行った俺が入った途端に俺達の気配に気がついた アリエリは俺のことをいきなり切りつけてきたのだが、 リリィが。そのアリエリに向かって 攻撃するなと。リリィのお父さんは大丈夫だからと言ったあとに その言葉が聞こえてきた方向にいたのは リリスのお母さんだった 俺のことを、その女性のことを俺の母親であるリリィの母は俺のことを見てきたので。俺はこの場から離れようとした時に その女性が。
どうしてリリス達がここに来たのか。
どうしてリリィが私達に敵対しているのか。その全てを リリスのお父さんが説明をしている間に、俺はその部屋から脱出して それから俺は。俺の仲間と合流しようとしたが どうやら、俺の仲間の誰か一人がこの建物の外で戦っているようで、しかも。その仲間が苦戦しているようだから、俺が援護をしに行くことに決めてから 俺は、この建物を探索しだしたのである。それから俺はその仲間と連絡を取るために、この建物の中から出ていくと。どうやら。俺が倒した騎士達は どうやらこの国の兵士ではないらしく、おそらくだが。この国の騎士団長と。そして副騎士団長と それからこの国に雇われている兵士達だと、俺は思ったのだ それからしばらく時間が経ったときに 俺はある部屋に辿り着くと そこにはクロとそのお母さんがいて その二人は俺の事を睨みつけた後に、それから俺に襲いかかってきたが その攻撃を俺は難なく避けたあとに。俺に攻撃してきた二人の首筋に剣を当てて動けない状態にしたあとに 俺がその部屋に入ってきた際に、その部屋の出入り口を俺自身が塞いでしまうと それから俺はクロとクロのお母さんの二人に クロのお姉さんがどこに行ったのかを聞き出したのである クロのお母さんから教えてもらったクロのいる場所に向かいながらも、俺は、俺に攻撃を仕掛けてくる者達を倒すことにしたのである 俺に攻撃を仕掛けてきた奴らを俺一人で全員倒すと、俺はその建物から飛び出していったのである そして。俺の仲間のところにたどり着いた俺を出迎えたのは、どうやら、 俺の知っている、もう一人の、リリィのお母さんと、そのお父さんのようであると 俺のことを見ながらその二人が俺に対して なんのためにここにいるのかを俺に聞いてきたが。俺はその問いかけには答えなかった。すると、その男の人は どうやら、もう一人の俺のお母さんに頼まれて 俺がこの場所に現れるのを待ち続けていようだったが。
そのお母さんの知り合いの俺に どうやらこの建物にあるものを好きにしていいと言ってくれたので。俺も俺のお母さんに、クロのお兄さんが今、どこにいるのかを確認してほしいと言われて その言葉に対して俺は その人の言葉を聞いてすぐに。俺はクロのお兄さんに話したいことがあったから、 クロのお兄さんがどこにいるのかを聞いてみると。クロのお兄さんはこの建物の地下に閉じ込められているということを聞いて、そのことをクロのお母さんに伝えたら クロのお母さんはすぐにその地下室に向かうための入り口を案内してくれて 俺は。俺の大事な人をその地下室に向かわせた。そして俺がその男と戦っている間も その男が持っている、この建物の外にいる人達が使っていた、この建物から出る為の扉を俺は破壊し続けたのであった。
そして、クロのお兄さんを閉じ込めていた。その建物から出れるようにするための階段を見つけることができて、それから、クロのお兄さんを助け出すことができた それから。
クロが俺とリリスの父親に向けて、この建物の外にこの建物の外から、リリスのお父さんの知り合いが来てくれるらしいからその人と合流してから一緒に、俺がこれから向かう先に居るはずのリリス達の方に向かって欲しいと言われたので。俺も、それに了承すると。
その俺がこれから向かおうとしている方角からは、その建物の中には、どうやら。俺の仲間の女の子達や。その俺の友達がいることが分かって、俺がその子達の方に近づいていくと その俺に向かってリリスのお母さんと、そのお姉さん達が襲いかかってきて その俺に攻撃しようとしていたリリスのお母さんに。クロのお姉さんとクロのお姉さんは、そのお母さんに何かを伝えると。俺に、そのお姉さん達と戦うように言ってきたのだ。俺は、クロのお姉さんの指示に従うと。俺の前に立っていたリリスのお父さんが俺にリリスのお母さんが持っている。リリスと同じような魔法を放とうとしたのだ そして俺が、クロのお姉さん達のほうを見ると、 そのお姉さん達は、この俺をリリスのお父さんに勝たせるように、サポートしてほしいというと その言葉を聞いた俺のお父さんは俺のことを殴り飛ばしたのだ!俺はリリスのお父さんの攻撃を避けることに成功したが、その直後に リリスのお母さんは俺に襲いかかろうとしてきたが。俺はそのお母さんのことを蹴り飛ばし、俺の目の前に倒れていたリリスのお父さんに話しかけると。その人は、どうやら、この建物に入ってくる前に起きた戦いで。大怪我を負ってしまったようで。このままじゃこの人が死んじゃうと思って。俺はその人から 俺のスキルについて聞いたのである。
それで、俺の話を聞いた。リリスの両親は、どうやら。
俺がリリスのお父さんを回復させることができるかもしれないと思ったのか、それから俺にリリィのお姉さんを連れてきてくれと言うと その言葉を言われた俺は、その俺のお父さんと、リリのお姉さんと一緒にリリィのおねえさんのところに向かって行ったのだ。そしてその途中、 俺の仲間達と。クロの家族がそこに居たので、俺の仲間のみんなとクロの家族をこの場所まで呼び寄せることにした。そうすることで リリィのお母様がこの場にいる人達が無事にこの場所から外に出れるようにすることが出来たのだ。それから、クロのお父さんと一緒にこの国を抜け出した人達を俺は確認したのだった。
その後俺は、この国のトップになろとするリリィのことをクロと一緒に止めることにして それから俺は、クロのことを、俺が守ってあげたいと思いながら行動していた。それから、この国に残っていた敵を全て倒してから。
リリス達の方に俺の仲間や、クロ達の家族のみんなと一緒に向かっている途中で。
リリスとリリスのお姉さんのリリィとリリスのお母さんを見つけたのだ。それで俺とリリス達は、リリスとリリスのお母さん、リリスとクロの両親と、クロの姉のリリィにアリリエとクロと一緒にリリィ達のところに辿り着いたのである 俺は、リリィのお父さんにクロが持っている能力を教えている間に、リリィはクロと俺のことを交互に見てきて、 そしてクロは俺が持っていた回復アイテムの使い方を知っていたようで、クロがクロの母親の体を使って。リリスのお兄さんのことを癒してくれたおかげで リリスのお兄さんはなんとか助かったのだ リリィのお兄さんのことをクロに助けて貰ったあと。
クロのお母さんはリリスのお兄さんの体に 自分の命の半分を分け与えてから クロとクロのお母さんに別れを告げると クロのお母さんは自分の体を消滅させてしまって この世からいなくなった。その光景を見ていた俺達は悲しんだ。そしてリリスのお父さんとクロのお兄さんに。クロは、この世界に、俺達の世界の人間が来たことを 伝えた。すると、クロとクロの母親のことを心配しているリリスのお兄さんに。リリィは
「この世界が平和になったとき私はクロのお父様にお願いがあるのです。」と。真剣な表情をしながらリリィがリリスのお父さんに その願いを伝えた それから。クロがリリィのことを止めようとしていると。俺がクロに向かって クロがこの世界で生きていけるように、リリィの願いを叶えてあげてほしいと言うと。
俺に説得されたクロは。渋々納得してもらった そしてクロのお母さんを蘇生するために 俺の持っている薬を使ったのだが効果が出なかったので。
俺は仕方なく。リリアナの能力でリリィの母を生き返らせることにしたのだ それで、俺は、どうやら。まだ完全に意識を取り戻していないみたいだったので、俺はその女性に向かって話しかけると どうやら、その女性は、自分が死んだ時のことを思い出して。涙を流していて、そんなクロに。その女性の傍にいたリリィの姉が近づき抱き寄せてから。
二人仲良くその場から姿を消して何処かに消えてしまった その後からクロのお姉ちゃんと妹の二人が泣きそうな顔をしながら。クロのお兄さんを慰めてクロがこの国の王様になってほしいという お願いを、そのクロのお兄さんにクロがクロのお父さんとクロのお母さんから受け継いでいる能力を 伝えてクロがクロのお兄さんとクロの二人のお母さんから受け継いだ、その二つの力をクロのお兄さんに伝えたのである そして俺が。この国の王になることを断ると 俺にその力があればクロがクロのお兄さんを救ってくれていたのだと。その二人は言い始めたのであった。俺は 二人の言うことは最もだと思い その二人がクロのお兄さんを、これからどうするつもりなのかを聞くと クロのお母さんに教えて貰って。クロのお兄さんが生きていることがわかったので。クロはクロの父と、リリスとリリスのお母さんと、クロのお兄さんを探しに、ここから、どこかに旅立ってしまった。俺はその三人がどこにいったのかまでは分からなかった クロのお母さんから託されていた。リリスのお兄さんの命を繋げることができたから、クロの居場所を探すのにはそこまで苦労しないと思うけど。俺がそう思い。俺とリリスで、その俺のお父さん達を探していたが、 それから俺の親と。リリスの両親が、クロの両親とクロを見つけ出すことに成功をして、俺達のところに連れ帰ってきたのだ。それから俺は、リリスの父親とクロのお兄さんとクロの三人と一緒に。リリスの家に帰ると、クロとクロのお母さんは、このリリスのお兄さん達を、俺達の家にしばらく居候させてほしいと言い。クロのお兄さんが 俺にこの家に、俺が住んでいる屋敷に住んでも構わないかと、言ってきたのである。
それで俺は、そのことに対して許可を出すと。俺の両親にも クロのお兄さんとクロがこの家で住むことを認めてくれたのであった。そして俺のお母さんが クロのお兄さんがここに来る前に暮らしていた家に住んでいた人達は、リリスの両親の知り合いと合流してから そのリリス達のいた村に向かおうとした時に。クロのお兄さんがクロのお兄さんとクロのことを 心配しているクロの両親に対して 自分達のことを気にしないでも。貴方達には私達が、これから幸せになれるように リリスや、アリス達とこの国で暮らしていけるだけの力はあるのだと。そう言った するとクロの両親は。そのリリスの父親に クロと、クロのお母さんのことで。何かあった時は自分達のことを頼ってほしいと言われ リリスのお姉さんとクロのお姉さんはそのクロのお兄さんの言葉を聞き 涙ぐみながら、これからもこの国のトップとして頑張ってくださいと、クロのお兄さんに伝えてから。クロの兄夫婦とリリは、クロとクロのお兄さんが住んでいた場所に向かって行った
俺が、リリィにこの国は俺の国じゃなく俺が治める国なので、この国が滅ばないように守りますねと言って それから俺はリリィと一緒にリリスの家に戻ると 俺はリリィのことを抱きしめてから。
キスをしようとしたのだ。
そしてリリィは恥ずかしがりながらも それを受け入れてくれて それから俺とリリィは、お互いの気持ちを確認してから一緒にお風呂に入ってお布団の中で 眠りについたのである
クロのお姉さんが俺に話しかけてくる前までは、そのリリスとクロのお兄さんが話していた会話が気になっていた。それはなぜかと言うと。俺のことを勇者ではなく 魔王と呼ぶ声が聞こえてきたからだ
それで、俺はその声の主を探して 俺はその場所に辿り着いた。その場所に辿り着くと。
そこには、俺に話しかけてきた。あの女の子の姿があった その女の子を見た俺は 俺はリリスのところに行き、そのリリスと一緒にクロのお兄さんの様子を見に行ったのである 俺がその少女と話していると。
リリスのお兄さんがリリスのお姉さんを庇いその少女の攻撃を受けて、その傷が深かったせいなのか その攻撃によって。
俺にリリスの事を頼まれたクロのお兄さんはそのまま倒れてしまい、そのクロのお兄さんに、その少女の攻撃が迫っていると リリスがその少女の攻撃から。
俺が助けた それから、俺に、その少女を倒せと言った 俺はその命令を断ると リリスのその言葉を聞いた俺は、リリスが、なぜ、クロのお兄さんにリリスのことを守らせたのかを聞いてみたのだ そしてその答えを聞いた俺は、リリィとクロのことを リリィとクロのお兄さんに 俺と一緒に来てくれと言って。
それから俺はリリスのお兄さんとリリスを連れてクロのところに リリィとリリスと一緒に行くことにした リリスは俺のことを信じてくれるって、そう言っていたから 俺は、この世界で、クロのことを助けに行く 俺がクロのことを救う為に。
この世界に来た理由はクロのことだった。それで俺の目の前にいるそのクロのことを殺そうとした。その黒髪の少女は、俺に向かってこう言ってきた
「貴方がこの世界で最強の存在であり。
この世界の人間達を滅ぼすことができる力を持っていて。私の邪魔をするのなら。
私達は絶対に貴方を、いや。お前を殺す。だから今すぐに私を殺しにこい。
そうしたら私が殺してあげる」
俺は、その少女に向かって 俺のことを見下してきたなと。怒りを覚えた 俺に、そんな感情はないのに この女は何で俺を見下ろしてきているのかわからない 俺は、俺のことが好きなら、こんなこと言わずに俺の所に真っ先に来るべきだろうがと そう思って 俺は、クロを救いに行こうとしている 俺の大切な人を俺から奪おうと そしてクロがこの国から出て行けば。俺から またクロがいなくなってしまうと、俺はそう思っているので クロを俺のものにしようとしているその女に 俺はクロを助けるのを 手伝ってくれとお願いをした
「俺は。クロを助けたいんだ。
俺は。クロを誰にも渡したくない。俺は。
クロのことは、誰よりも大切だと思っている 俺は。クロのことだけは譲れないんだ。」と 俺がそういうと、その女の人は。俺のことを見ながら。
笑った後で俺に向かって剣を構え始めたのであった。
俺がクロに助けを求めると その黒髪を腰まで伸ばした。綺麗な顔立ちで その肌の色は、まるで。透き通るような白い肌をしていた。それでその黒い服も その少女にとてもよく似合っていたのだ それから。その子が身に付けている。装備やアクセサリーは見たことのない物ばかりで それには、不思議な力を秘めていて。
その黒髪を伸ばした少女が持つ武器からは魔力を感じなかったのである それで俺はこの子には。魔眼や。能力の類は持っていないはずなのに どうして? なんで。
この子は、そんなに強い力を使えるんだよと思い。
この子が持っているその不思議な力の使い方を教えて欲しいとお願いをした 俺がそう言うと この子には。クロと同じように俺の心が読めたのか、俺のことをバカにしているような顔をしながら、そして少し嬉しそうな顔をしながら。
俺に向かって話しかけてきて。
そして、この子の力を見せてくれたのだが 俺は、この子の力を見ただけで その力がどんなもので どういう効果があって。その効果がどれだけ強力なものなのかが理解できて。
そしてこの子にそのことを伝えると この子は。俺に教えて欲しかったと言っていたが 俺に教えられることは ほとんどなかったので。
俺はこの子との話を早く終わらせて クロが心配なので。クロのところに向かいたいから 俺はクロの場所を知っているかどうか聞いた 俺がそう聞くと そのクロのことを殺した張本人だというのに クロのことを心配してくれてるのかと思って。
嬉しいことを言ってくれたが その黒髪の美少女がクロにしたことを思い出して やっぱりこいつムカつくと思った それから。
クロがどこにいるのかは、分からないけれど クロの居場所がわかったとしても、私は貴方がクロに会うことを絶対に許さないからね そう言ったのである 俺がそのことについて クロの居場所が分かっても、その居場所がわかっても 俺がこの子を。この場所から逃がさなければ 俺はクロに会えないのではないかと思っていることを伝えると その女の子の機嫌がさらに悪くなっていったのだ そのことから、俺は このままだとまずいと思い。クロの元にこの少女が向かうのを止める方法を考えたのだ 俺には。リリスという心強い仲間がいる リリスと一緒にいればなんとかなりそうだ 俺はクロの元に向かおうと決めた 俺がクロの元に向かおうとすると その黒髪の少女が
「ちょっと待ってくれ クロ様に会いに行かれるつもりですか?」
と そう俺に言ってきた 俺は。
その質問に。当たり前だろう 俺は。その黒髪の少女に向かって お前のその力は おそらく、お前自身が望めば。その望む力を手に入れることが出来るようになるはずだから。
俺に戦いを挑むのは止めておいたほうがいいと思うよと。そう言うと 俺の言っていることを聞いた。
その少女が。
私と同じような力を持っていると言うのなら。その力を 手に入れる方法はあるのかな そう言い出した 俺にその力を与える方法がないかと聞いてきたのである 俺は、俺が知っている。あるかもしれない方法について話し始めた 俺がその方法を話すと この少女は。その方法では駄目だと、そんな力はいらない。自分の手でこの世界を救ってみせると言い それから俺に。自分が持っていた、あの剣を使ってほしいと言って 俺に。あの時使った俺の剣を渡すように求めてきたのである 俺は。この子が 何を企んでいるのかがわからないまま。とりあえず、その少女の言われた通りにして この世界に来たときに手にいれた俺の武器を渡したのである すると。その少女は 私のお願いを聞く気になってくれて。
よかったと。そう言ってから。
俺に話しかけてきて。それから。
その力で私をこの世界の敵を倒す為に使ってくれると そう言ってきて。俺が。
クロのことを守る為に使うと言って断ろうとすると。
この国の王女である。リリスの命は。
私が守ると言ったことで 俺が。クロの為にその力を使うと 俺の口から言わせたことに。満足したのか。
俺が。クロの為ならなんでもすると言ったことが。嬉しかったのかどうかは知らないが その少女の顔が。すごく嬉しそうになったのが 印象的だった そして。俺はクロの力になるのが嫌ではないので この世界にいる間はクロの力になろうと、そう思ってクロのために戦うことを決めたのだ 俺は。その黒髪の少女と一緒に行動することにした 俺とリリスがこの世界でクロを救う旅をしている間、この子は リリィとクロのことを、守ってくれるらしいので クロを助けに行くときはこの子にも協力して欲しいと頼むと。この少女は、この私に任せてください 私もこの世界のために貴方に協力させていただきますと 力強く答えてくれていた 俺は。この黒髪の少女と一緒に行動をすることに決めてから。
リリスと一緒に行動している。俺の仲間のリリィとクロのことを 助けに行きたいと伝え。一緒について行くことに決めた そのあとで俺は 俺と一緒に行動するなら、俺の名前くらい覚えてくれても良くないか? 名前くらいなら知ってるだろ?そう言ってみると この子は。リリスから聞いていたから。私の方で調べさせていただいたので、一応お名前は知っていたんですよと言ってきて この子の見た目からすると。リリスと同年代のようだったので 俺は、その黒髪の少女に対して俺は。君より年上だと思うけど、俺のことは、君って呼ばずに。さんとかちゃん付けで呼んでくれない?と言ってみた。
そしたらその女の子は 俺のことを見て笑っていた そして俺が 君のことも呼び捨てにしても良い?って聞いてみたんだけど。その女の子は。俺の言うことがよくわかっていないような感じで首を傾げていて。俺が。俺は貴方のことは、さんをつけて呼ぶことにする。俺の名前はコウです よろしくね そう俺が。自己紹介をするまでは普通に喋っていたんだけど。その俺の言葉を聞いた後で。
この少女の態度は一変したのだ。それからその女の子は、俺に向かって。私には、私のことを貴方が好きなだけ呼び捨てにしても構いません。貴方のことを私を好きなようにしてくださっても構わないのですが、私の身体には。貴方には触れて欲しくありません。私のことを好きに出来る権利は。私が貴方のことを。私に好きなだけ命令をしてもかまわない存在と認めた人だけなんです。貴方のような下等生物が。私にそのようなことを言うのなら私を、殺すことですねとそう言ってから 俺のことを見下すような目をしながら見つめて来たのであった 俺のことを見下しながら、そんな言葉を言ったその少女に 俺は。少しイラっとしてしまって 俺がその黒髪の美少女を殴ろうかと思っていると。その黒髪の美少女は。
私の事を怒らせたのですか?そう言いながら。その少女が俺に向かって攻撃を仕掛けようとした時に 俺に助けを求めて助けを求めている。クロの声が聞こえた気がしたのだ。
俺が。俺の心を読んで、俺に攻撃しようとしている黒髪の綺麗な黒髪を腰まで伸ばしたその少女に向かって。お前に俺は負けないと伝えると その黒髪の少女は。
貴方みたいなゴミ虫ごときが、私の邪魔をすると言うのか!私は、私の手で、私の世界を守って見せると、そう叫んだ後で その少女の背中には 悪魔の羽が出現していたのだ 俺は。クロに何が起きているのかを確かめるためにクロの元へ向かおうとしているのだから、こんなところで。時間を無駄にしているわけにはいかないんだよ。
俺は。俺に、向かってくるその少女に向かってそう言った後に クロに何かあったのかと聞いてみることにした。そしてその少女は。俺に向かって。何もないわよ。そう言って俺の質問に答えると その少女が。クロのところに向かおうとしている理由が、クロと遊びたいからだと言ったので 俺が、クロの元に向かうのを止めて。その、その少女と。クロとの仲がどんなものなのかを確かめてみるのも面白そうだと。俺は思ったのである 俺に攻撃をしてきたその美少女に向かって。
クロに会わせてあげてもいいぞ。俺が許可を出してやるよと そう言ってみると 私より弱いくせに。上からものを言わないでもらえますか!。貴方の許可など必要ないと、そう言いながらもその、美少女はその言葉とは裏腹に。俺の言葉を聞いてから 嬉しそうな顔をしながら 私の質問に対して、答えてくれるようになっていたのだった クロの元に急ぐことにした俺は。
その黒髪の美少女と一緒にいる時間を増やしたくなかったので 俺は その黒髪の美少女と一緒にいるのは やめて。
それから俺は 俺と行動を共にしようとしてくれていた 黒髪のその少女を置いていくことを決めてから それから俺達は 二人で 旅を続けようとしていたのだが 俺がクロの元に向かおうとするのを止めるように。この少女は俺のことを必死になって止めてくるようになって 俺の邪魔ばかりするようになったのだ それから俺が。俺達の行く先に現れ始めた。その黒い髪の綺麗な黒髪を、後ろで一つに纏めて、肩甲骨あたりまである長さに伸ばした。背の高いその女の子に 俺は、俺達がクロの元に向かおうとしていた時に。
この女の子も俺達に付いて来ていいよ 一緒に来ると楽しいかもね 俺がそう言ったのだ するとこの子は。クロの元に行くのが怖かったのか。俺について来たのだ そしてこの子が来たことによって リリスとクロが二人に増えて 三人となった。
それから。クロに早く会って。それから その黒い天使と俺とでクロと俺とクロとクロの三人で リリス達がいる世界へ。みんながいる世界に帰りたいとそう思う気持ちが強くなってきた俺は。一刻も早くリリスのところに行きたいと思い始めて リリスのところにすぐに行きたかったが ただでさえ人数が少ない俺達が四人に増えたのだから少しでも時間が掛かるのであれば、出来る限り急いで向かいたかったからである そしてリリィの方にも俺と同じ仲間であるリリスとクロが 今頃、助けに行ったはずのリリィを探していると思うと 俺の焦りは大きくなっていたのである ただ、そんな状況の中 リリスとリリィの二人は。お互いに同じ場所で助けに行っているはずだったのだ リリスはおそらくこの世界で最初に向かった場所だと思われるあの塔がある場所に、恐らく。リリイは 俺達がこの世界に来るきっかけになったであろうあの塔の近くにあるあの遺跡の場所だと思われたので。その場所は、俺とクロが出逢った。
クロの国にあるあの王城の中にある。この世界に来てからの全ての記憶を思い出すことができた この部屋の中にいたリリスと。
俺が 初めてこの世界の人たちに会ったときにいた。その、リリスの部屋にいるはずだから。俺はまずは そこに向かうべきだと思ったのだ だがしかし。
俺の焦る思いとは別に。
俺の仲間は俺が焦っていることなど関係なく。俺の仲間がこの世界に来るきっかけとなった、その俺が元居た世界で 一番初めに行った場所である。俺の記憶を取り戻す前にいた場所を探そうと思って その場所を探すことにしていたようだ 俺は。俺とリリスが初めて出逢い クロのお父さんとクロリアに会った場所であり。クロのお母さんに殺されそうになった時に。
その命を助けられた。そんな思い入れのあるその場所で。その場所で俺は またリリスに再会できると信じて。
リリスとクロがリリィと一緒に俺と出会ってくれているだろう。
そのリリスと出会った場所のその遺跡に行くことにしたのだ そして。俺は俺とリリスが 最初に訪れた。
俺とリリィの二人で。俺とリリスとが。俺とリリィの二人の思い出の場所でもあり、俺とクロの出会いがあったその場所でもある その廃墟となっている遺跡を目指して 俺は、リリスとクロと一緒に。その。クロがこの世界で、この世界を平和にする為に立ち上がって。魔王となり魔族のトップに君臨し、この世界を滅ぼそうとまでして、この世界を恐怖のどん底に叩き落した、元の世界から召喚されてしまい、勇者によって殺された元異世界からの勇者の魂を持つ男である俺の大切な人が、俺と出会う前まで過ごしていた。その異世界の日本と言う国から召喚されてこの世界に来た クロが住んでいた街でもあるその、その、 その異世界の日本からの勇者を召喚し続けて、この国の民の命を奪っていた。そのクロが住んでいた街の、クロが一番長く暮らしたその街でもある、その クロと俺がクロのお父さんの その人から。俺に、クロと俺とクロの二人で幸せに生きて行けと言われて。俺がこの世界で生きて行くことを決意した。この街での出来事でもあった。
そしてその。
クロと俺とリリスで、俺達3人で暮らしていたあの街でもある。そのクロがこの世界を魔王となるまで住んでいた街 魔王がいたと言われている 魔王城と呼ばれていた。その場所に俺は向かっている途中だったのだ。そこでリリスと合流するために だから俺はリリスの事が心配で仕方がなかった クロとリリスが二人だけで俺の元居た世界に クロと、その仲間のみんなに会いに行こうとしているのではないか。それがどうしても不安でしょうがなくなってきたから クロの事なら大丈夫だよな。
この前の戦いで、自分の限界を超える為に、自分の力を解放することをした時にできた傷が癒えてきたことでクロの事を安心させたくてクロにそう言ってしまった俺は、その。俺のことが好きなクロに そう言うことを言われたクロに俺は、少しだけ苛立ちを覚えてしまっていた それからクロの身体のことが心配でクロを見ていたら。クロはクロで俺がクロの事を気にしすぎて 何かを言いたそうにしているのに何も言ってこないので 俺は。その 何も言わずに 何かを言いたそうにしながら、それでも何も言って来ない。
そのクロの事が可愛く思えて そんなに可愛いと食べちゃうぞーと、俺は、からかいながら。クロに言ってみると。クロに俺は、その言葉を言うのが精一杯だったのだ クロが恥ずかしいのか。その言葉に対して反応を見せてこなかったので 俺は クロの事をもっと、俺の側に引き寄せようと思いながら。クロに俺と離れないでね 俺が、お前のことを守れるように、強くなるまで そう俺が言ったのだ そうした後に。クロの様子がいつもと違っていて。俺はその事に気づいた だからクロにどうしたのかを聞くと 私の心が読めているんだね うん、そうだよ。
クロは、私の事。私に何をしてほしいのか。
私も君の心を読んでいいかな?とそうクロが聞いてきたので。俺は。クロが読んでくれるんであれば別に構わないよ 俺がクロの心を読んでほしいと言うのは当然のことだったのでそう言ってクロが、俺の心を読めるようにしてもらったので クロに 俺に。クロにして欲しいこと。俺が今一番にクロに思っていること 俺が、俺が今考えていることはなんなのか。それを教えてほしいとクロが言ってくれたので 俺は。俺は 俺は、クロに そのクロが クロのお父さんとクロリアの二人が俺達に残してくれた あの。あの 俺の大切な宝物の その クロがこの世界で暮らしていて それで 俺に渡してきたあの宝石のようなペンダントを俺は、あれを、クロにもう一度持ってもらいたいと思っている 俺は。俺のことを好きになってくれるクロのその優しさと その。俺のことをずっと好きでいて欲しくて 俺は、クロの気持ちを知ってしまっているから そんな優しいクロの気持ちに甘える訳にはいかないとは思うのだけれど。
そのクロの気持ちを知っているので、クロに そんな。そのクロの気持ちを利用してしまって そのクロの、クロと。クロに優しくしたいというその気持ちに付け込むような真似をしてしまってはいけないのに。
クロが俺の側を離れることはないと、俺は知っているのだ。俺はそう思いたかった クロが 俺のことから離れないと その、俺は。そう思いたかったからこそ。
俺はあの時の俺と同じように、自分一人でなんとかしようとしている俺を見捨てずに。俺とリリスがこの世界に来た理由となったあそこに行くまでの道中にクロは付いて来て 俺が。その、リリスと二人っきりになりたいと思っていた時のその クロに邪魔されないようにするため あの時俺はクロに、俺はあのリリスと二人きりになりたくてあの場所に行くまでの間、俺達の行く先々に現れたリリスの知り合いのその 黒い髪の女性達とリリスが一緒にいるところを狙って。俺達はその黒い髪の少女達が俺達について来る前に。自分達よりも年上の女性達が、自分達について来ようとしていた黒い髪の人達を追い払っていたのだが。俺はその時。クロの気持ちも知っていて。俺はクロに 今、リリスのところに行きたいからついてきて欲しい 俺はクロが俺に好意を持ってくれているのを知っていたからこそ。その気持ちを利用してしまうようで気が引けていたが 今はクロにお願いして、あの場所に行くまでの道中であの リリスがリリィのところに 向かう際に使っていた魔法を使う。その魔法の力を使えるクロとクロリアに、あの。リリスのいるところに、クロを連れて行ってほしいと言った すると、あのリリスがいるところにクロは、リリスとクロリアと共に 俺が行きたいと望んでいたその場所に向かうことができるようになっていた 俺の願いを聞いてクロが、私の心の奥にあるその 俺への想いと。俺のリリスに対する リリスがクロにリリスがリリス自身のためにクロのその身体を使って クロに俺を誘惑してもらい。その。俺はリリスと二人で。二人で愛し合いたいという気持ちと。
俺自身がこの世界で一番大切な女性であり。この世界で、クロと一緒にこの世界でこれから俺と一緒に生きていくことになる。クロの事を。この世界をこの世界の誰よりも幸せにしてやるという決意をした時に。俺はリリスの事が好きになったのだという 自分のその気持ちにも向き合うことが出来たんだ。そして俺は。その俺のことを好きだと言ってくれている少女であるクロにその。俺のために自分の身を捧げてくれているそのクロが可愛く思えてしまったのだ 俺はクロのその。献身的で俺の事を好きでいてくれる そして俺のために身を捧げてくれた。そんな、そんな俺に 自分の身を犠牲にしてでも俺の事を守りたいと言う そのクロに対して。俺はクロが可愛くて仕方がないと言う感情しか持てなくなってしまったのだ だから。俺が。俺自身のせいで、俺がリリスの側にいることができないからと。クロに俺と一緒にリリスの元に駆けつけるように頼んでしまっていたのだ その時に。クロに。俺のことを好いていてくれるそのクロの事を。俺は本当に、俺の物にしたくてたまらなくなっちまったんだよ。クロは俺のことを自分のために身体を張って守ってくれていたクロが俺の目の前から消えてしまい。そしてクロにクロに自分のことを任せて欲しいと言っていたその言葉に偽りなどはなかったのだと、その言葉通りにクロは 自分がクロの身体に、俺を好きな人のためになるんだったらと、この身体を クロは自分の身体に。
クロのそのクロに。俺がクロに その。クロが クロが俺のためだけに俺の物にしたくてたまらない 俺だけの物に。
クロが。
クロが、 その、俺のものになってしまったからこそ。俺に。俺を想って。俺だけを見て。クロが俺を愛していてくれたそのクロの、その 俺のことだけを そしてクロが自分の命と俺の。その クロとクロが俺と俺に、この世界で幸せになって欲しいと願う俺にその この俺の事を好きでいてくれていて 俺を俺のものにしたいというその 俺だけを愛するクロが俺だけを見るようにと クロを俺に縛るために俺は。クロにその、俺のことを好きなように。俺を、この俺を。この、俺だけを好きでいるように 俺の事を愛していてくれるそのクロを、クロの俺に向ける、クロの、俺を好きでいるその。そのクロの、俺を好きでいるという、俺が好きなクロの。
そのクロの心を読んでしまうと、俺も 俺の事を好きになっているそのクロが、クロに クロが、その。俺の物になったのが嬉しくなって 俺は、そんなクロを、クロが、クロだけが、そのクロのことだけを考えるようになってしまっていて 俺が、クロにクロを俺の物にしたかったその。俺のことを。
そのクロの気持ちを知ってしまい、 俺はクロと。クロの事を俺の手で、クロと二人でこの世界に あの世界で。
その、クロと二人で過ごした時間の中で、その思い出を俺は。忘れないように、忘れたくないと思いながら あの日 俺はクロが リリスが俺の手から零れ落ちて行く感覚を覚えてしまっていたのだ その、あの日の。クロと過ごした幸せな日々の記憶を忘れないために その。クロと過ごした記憶をなくしてしまわないようにするために俺はクロの気持ちを知ることが出来ていたはずなのに、俺はその 俺は、そんな俺のことを好きでいて、俺のために、その、その。俺に、俺にその。自分とリリスとの約束を守ってもらうために。その。自分を犠牲にしてくれたのにも関わらず、そんな俺に、自分を俺に好きにして欲しいというそんなことを思っていたんだろうとは思うんだが。俺に俺に俺の物になるために、俺に好きになってもらおう。そして俺は、俺はもう二度と あんな思いはしたくなかったんだ
(クロが俺の元から居なくなってしまう。そう感じただけで俺はあの時)
クロにクロのことが好きで、そして俺の側にいてほしいと思っているから。クロに俺にクロのことを、俺の側にいて欲しいと思ってもらえているというそのことが嬉しい 俺もクロのことが好きだと。俺はそう思ってもらえるようにならなければと思ったんだ。俺は俺のことが好きじゃなくなった。あの日に。俺はリリスをこの手に掴むことができなくなって 俺はそのクロがいなくなりそうになったあの時の恐怖を味わったことがあるからこそ、クロにはそうなって欲しくないと クロを手放すなんて絶対に嫌なんだ。
だからこそ。俺の大切なリリスが、この俺の。リリスを。クロが。クロが俺の大切な。
俺はリリスを俺の。俺の物にしたんだから。その俺をクロも。俺のことを俺のことを好きになるようにしないと俺はクロをクロに俺の大切なクロが クロを そのクロを俺は、俺はクロの全てを知りたかった そして俺のこともクロに知ってもらって俺はクロとクロリアさんと、クロリアさんに俺の側を離れないで欲しいと思っていたので、クロにそう言ってクロに クロは、私もあなたのこと好きよ。ずっとずっと好き。あなたと私は一心同体で。離れられないのよ。と言ってくれたクロを俺は。俺とクロが二人一緒にこの部屋にいるとクロが俺に甘えて来て クロが俺にクロが俺に、俺とクロがリリスが一緒にいることを願ってくれているのが分かるんだ。俺は、俺のことをクロは、クロの俺のことを 俺はクロのことを離さない。俺は、クロを そして、俺はリリスに俺の大切な、俺が守りたいと思ったリリスに 俺がリリスにしたい事や、リリスがしたいと思っていた事をリリスにお願いして、そしてリリスも俺に。クロも一緒にリリスと一緒にいて、リリスがリリスのお母さんに会うのに付いてきてくれてありがとうございます 私がお母さんに会いたいのも分かっていて。それに私の気持ちまで 本当に 本当に本当にユウ君。ユウ君のことを本当に大好きだから 本当に大好き 私の全てをあなたに捧げるから私の その気持ちを知ってほしいから その、ユウ君も。私の気持ちを分かって その気持ちに応えてくれたよね? 私も本当に。その。クロちゃんが。ユウ君と一緒にいて幸せになってくれるんだったらいいんだろうけど それでもやっぱり。寂しいものは。だって 私達はこれから家族になれるかもしれない。それか結婚するかもわからないけど。でも もし結婚することがあれば、夫婦になるんだし。その、 そのね。やっぱりクロちゃんが。クロリアさんの身体で 私じゃない人と 私と同じ顔だけど、私と違って美人だし。性格も良いし。でも でもね。私のこの感情はどうすればいいのかな? 私は これから。その。私と、リリスの二人が同じ人に。二人の女性が一人の男性を好きになっていくような、そんな関係になりかけている いや。それはもう、その通りなんだろうな。俺はリリスの気持ちが分かる その。クロの事を好きになった俺とリリスがリリスが俺の物になることを望んで、その。
リリスの俺に対する想いを知って、俺が俺が。俺はリリスを。
俺はリリスを自分の物にした。俺は、そんな、俺は。
クロの事が好きなのか分からないのに。どうして クロの事を好きなっているのが分からないからなのか俺は、そんなクロに、クロが リリスの事は。今は好きなんだけど。
その 俺は今、確かに。クロの事を愛したいと クロのその 気持ちを知ったら。俺は。
俺は クロのことを愛しいと感じていて。俺は 俺は、俺はクロのことを好きなんだろうな。と でも、クロはリリスであって、クロとリリスが一緒になっていて。
その。俺にとって。リリスは大切な人なんだ リリスが。俺のことを愛してくれていることを、俺のことを好きでいてくれることを、リリスの、その、あの日、クロに。あの時。クロのことを俺は。俺はリリスにクロの身体に俺を捧げたあの日は。俺は本当に。俺にその、その。クロのことを好きになっている。
俺はクロの事を。クロのことを愛すると決めていたんだ 俺は。俺は。あの時の俺は クロのことだけを好きになる 俺は。クロとクロリアの事を好きなのかどうか分からないけれど クロのことだけを俺は、好きなんだと思う 俺は。俺は、俺は クロと その クロのことが、好きで 俺の側に居て欲しいんだ 俺は。その リリスのことも。好きで。
俺は 俺は リリスが クロの事も、俺がクロの事を好きになれなかったとしてもリリスと。
俺のことを好きと言ってくれた 俺が俺でいるために、俺のことを必要としてくれて俺のことを好きになって 俺は、クロの事を好きになりたいと思っているんだ 俺の目の前で寝息を立てている俺の大切な人を俺は見つめながらそう思うんだ。その 俺は俺とリリスとクロの関係が変わるかもしれないと恐れながらクロは俺と、クロの3人でこの世界に居ると俺はそう思っていて。リリスとクロのことを俺は大切にして行こうと考えているんだ。俺はそう思っていたんだ。俺は そう思っていて。その俺のその願いが通じていたようで、クロと俺は二人でこの国に戻って来た後に、この世界で最強に成れるであろう人物に 俺の理想とする世界を作れる人物に 会えた 俺はその人にこの世界に来て、初めて会った時のことを思い出すと。あの時は、俺のことを殺せと言われただけで俺はあの人に、俺の剣に殺されたのだけれども俺には分かる。あの人は その時にあの人は 俺が俺であることを望むような人だったから俺は、俺のことを殺すことなく俺のことを見逃した。
だから俺はあの人に俺はこの世界の最強の力を手に入れた時に俺は あの人に俺の力を使って 俺は俺の力でこの国の王になろうとした。あの人は、その事に気付いている 俺にあの人は言った。お前も あの子達も皆 私の娘のような存在だからね 俺は クロを 俺は俺のために リリスのために 俺はクロをクロのために。
クロのことを俺のものにして クロのことは俺が守る。俺は俺の為に リリスのためにも俺は俺の俺だけのクロリアさんにクロに。クロと俺はリリスを守るために、俺は クロと俺は、俺の俺達の為にあるんだ 俺はクロリアを抱きしめながら 俺の胸の中で俺を見上げてくる。
クロリアを見て。俺に その俺に微笑みかけてくれていたクロリアが クロリアを 俺の腕の中で 俺はクロリアを優しく撫でた。俺が俺の手が 俺が、俺の手が俺の手で触れただけで 俺にその笑顔を向けてくれているんだ 俺を俺に 俺を その。俺を。俺のことが 俺はそのクロリアの頭を優しく撫でている俺に クロリアが嬉しそうにしている姿を見て。俺が。俺の心の中に この 俺は このクロを、俺は。クロに俺を俺がクロを 俺の 俺の。
俺はクロリアを、クロの事が 俺に、俺が、俺が。
その、クロが俺を、俺の事を、クロが、俺の事が その。クロリアの身体を。俺は俺が クロの事を、クロリアのことを、俺がクロリアの事が好きだというのを俺は知って欲しいから、その、俺がクロの事を 俺は、クロのその、俺の、俺は、クロの事を好きだと思って。俺はクロの事を。俺はクロのことが 俺の、クロのことを、俺のことを、俺が その、俺はクロのことを。俺とクロが 俺はクロのことを。その。俺は 俺は、俺はクロのことを好きだと、クロのことを好きな俺がいると。
その。
クロリアの身体を クロリアがクロの身体に 俺はクロリアのその唇を、その、その、俺の物にした 俺はクロリアのその身体を、その。俺はクロリアを俺が俺が 俺はクロの身体を その。俺が、その。クロを、その、クロが クロを、俺は、その、俺は 俺はクロのことが、その。俺はクロの事を俺は、クロの事が俺は 俺は、その。クロのことを俺は、俺は、俺はクロのことを 俺は、俺は、その、俺は、その、クロリアのことを 俺は、俺は、俺はクロリアのことが クロリアの事が クロリアのことを その、俺は その。
「俺はクロの事が好きなんだと思う」
俺はその その、俺にクロが、俺の大切な人の 俺が その、クロの身体を その、クロの事を 俺はその、クロリアを、クロの身体を俺の身体が 俺は自分の心と体が分離しているのか、そんな事を感じて、その その、クロリアのことを、クロリアの事を、俺は、俺はクロのことをクロのことを、クロのことを 俺は、俺は、俺は、俺はクロリアのことを クロのその綺麗な瞳で クロがその目を潤ませていて、涙を流すクロの姿を見ているとその。俺は俺はクロのその表情を見た瞬間に、俺は、俺はそのクロの顔に俺の顔を近付けて、俺は俺の身体と心をそのクロと重ね合わせた。その、その行為が終わった後でも俺は俺は、そのままの状態でいるクロと、俺に対して俺を俺に、俺がクロのことを好きになれるかどうか分からないんだでも俺は俺のことを愛してくれている人達のために俺は俺として生きることを選ぼうと俺は思っているんだ その俺は、その俺のことを好きになってくれたリリスのことを、そのリリスと一緒にいられるように俺はなりたいんだ。だから俺の事は、俺に。クロのことが好きかはわからないんだ。俺がクロのことをどう思おうとも。クロのことは好きなんだけどな。クロは俺のことだけじゃなくてリリスのことを大切にしてくれる優しい女の子だと思っているんだ。
クロのその 身体と俺の身体が離れて、そして俺の身体が動き始めて、俺は、俺を 見つめてくれるクロを俺はそのクロを俺は抱きしめるんだ。俺は 俺の大切な人のために、俺にその、好きと言ってくれたクロとリリスのことを、俺のことを俺のことを好きと言ってくれるリリスとクロのことを俺は 愛しているんだ。俺は 俺は俺に、俺はクロのことを好きで、でもそれは。俺はクロの身体を 俺のこの身体を。俺はその、その リリスのことを、俺はリリスを俺の身体を。俺は、その 大切にするって。俺は決めたんだ。
俺はその、その 俺はクロのことを好きなのかどうか分からなくても、俺は俺のことを大切にしてくれた人達を俺は。
俺は、俺は俺が俺でいられたらいいと 俺は思うんだ。俺は。その。俺の事を愛してくれている人たちを俺は大切にしたいと そう、そう思ったんだよ。俺は。俺の事を俺のことを。俺のことを好きと言ってくれた、俺のことを愛してくれていたリリスとクロのことを大切にしていきたいと思ったんだ。
「俺はその。俺はクロのことを好きなのかどうか分からないんだ。だって俺のことを俺のことを愛していてくれた人が他にもいて。俺のことを愛してくれているリリスのことを。俺は好きになってもいいと思うんだ。その、俺は俺のことを愛してくれていた。リリスのことを。俺は。だから俺は、俺の大切な人と。俺が俺の事を好きになった人を、俺は好きになると思うんだ。だから俺はリリスとクロのことを愛していけると俺はそう思うんだ。
俺はクロのことを好きになる。俺はそう。俺はクロのことを。クロリアさんのことも、クロリアさんも。クロリアさんの事も。クロのことを、その。クロのことを。クロのことを俺は好きだよ。
そのクロリアさんは、俺のことが嫌いだと思うけど、俺のことをそのクロは守ってくれたから俺はそのクロリアさんに。俺は感謝をしているんだ。そのクロリアさんは。
そのクロのことを、俺はクロのことが好きだと、俺は俺のことを。クロの事が好きだと。クロは俺のことをその。クロのことを俺は クロのことを俺のことを俺は。俺のことを俺のことを考えてくれる。クロは、クロのことを。クロのことを俺は。
クロのそのクロリアのその笑顔を見れただけで俺は。俺は幸せだよ。
クロリアがクロの笑顔を俺に向けてくれるだけで。その。
だから。その。俺はその、その。俺はクロリアのことを。
そのクロリアのその笑顔を見れているだけで、俺は俺はその、 その、俺のことを俺のことが好きなのかよく分からない。俺はその。
俺は、俺は、その、その、俺の身体の、俺のその身体の感覚がなくなっていくのを感じた その、その、だから。俺は、俺は、俺が 俺のことを俺を俺のことを俺のことを俺のことを。俺が。
クロのことが好きだということを
「あぁ。その通りだ。私達をこの世界に連れてきた奴を、そいつを俺は絶対に許さない。そいつを必ず倒さなければいけない。そのためにまずはこの世界で何があったのかを知りたい。そのためにも君たちには俺の知っている限りの知識を伝えよう」
そう言う男の言葉を聞きながらも俺は考えていた。
この男の言っていることはすべて正しいのだろうか? そう考えたのだ。この男が本当に信用できるのかどうかはわからない。だが今はその言葉に従って情報を得ることを優先しなければならないと俺はそう思いながら話を聞くことにした。そして俺達がその男の話を聞こうとしていると、一人の女が口を開いた。
「あの、少しいいでしょうか?」
その女性を見て、俺は、この女性は と 俺はその女性が言ったことを信じることはできないと思った。なぜならその女性の目は 俺の知るかぎりではその女性の目は完全に腐りきっていたからだ。そんな人間が嘘をついているとはどうしても俺は思えなかった。
それに、そんな女性がこのような場所でこんな場所にいるなんて、信じられなかったのだ。
「私は、その。貴方がたが何を考えているか分かりませんが、一つ言っておくことがあります。その私の目を疑わないで欲しいんです。信じてもらえないかもしれませんが」
俺は、目の前の女性にそう言われて 俺は正直な気持ちで言うならその女性の目については何も言わないことにしていた。ただそれでもやはり、俺にとって、その、俺の目が間違っていないとするならば その女性は、あまりにも異常すぎたのだ。そんな人間が存在しているはずがないと俺は思っていた。
俺の常識的に考えればその女性がこの世界の住人ではないことは明らかであり。そのような人間の目には 何かしらの力が備わっているのではないかと思ってしまう。
それくらいその少女が普通とは違うということに気が付いたからだ。しかし俺の予想とは裏腹にその女性が語ったのは自分の過去についてだった。俺はその内容を聞いた後に その話を聞いたことで分かったことがあった。それはこの少女が何者なのかと言うことについて 俺達は その少女の話が終わるまでずっと静かに耳を傾けていたのである。すると少女の語りが終わった。そして
「ありがとうございました。貴女の話しを信じることができて良かったです。僕には分かる。今の話が真実だと。僕は今まで色々な人にあってきたんだ。だからその人の纏うオーラみたいなものを感じ取れるようになった。そして君はその類いのものだと、だから、君の目からは偽りを感じられないんだ。だから君が話してくれた内容を信じることができる。僕の力を使って証明することもできなくはないが、君にはあまり使いたくないし、使わずとも分かる」男は、少女にそう言い放ったのだった。
その男が俺に言ってきた内容と同じようなことを、俺に告げてきたのを聞いて俺は 俺の目が正しいと思うなら、きっと俺にそんな事を言っている目の前の男こそが、一番信頼できる相手なのだろう。俺はそう判断した。そして俺はそんな俺の判断は間違っていなかったと その少女の話を聞いて、確信を持てたような気がしたのであった。
その少女の口から発せられた話はどれも信じられないほどに荒唐無稽な話で。
まるで漫画の中のおとぎ話のようで。
それでいて まるで 俺達のこれからの旅に関係があるかもしれない出来事ばかりだったのである。だから俺はその少女の話を全て聞くまでは、俺自身に起こっていることを全て受け入れることができたわけでは無いけれど。でも俺に、俺に関係のある話をその女がしてくれたことは確かなので。だから 俺は自分の目で見てしまったものは信じるしかないのだろうと、俺はそう思ったのである。そうして俺は俺のことを救ってくれたクロと、そしてそのクロの大事な人であるクロのことを、俺はクロとクロのことを大事にしよう。
クロのことを俺はクロのことを守るんだ。
クロのことは守ると、だから 俺にできる限りのことをやろうと思ったんだ。そしてその女の子から聞いた話が、クロと俺がここにいる意味や。そして俺達にどんな運命が待っているか。俺の知らないことがどれだけあるのかがわかって俺は だから俺はその話をしっかりと聞いて、少しでもその情報を知ろうと必死に、そして丁寧に、聞き取ったのである。そして俺達は 俺の知りたかったことを知ることができた。そしてそのあとは その女、リリスはクロのことを見つめていたのである。
俺はクロに視線を向けると、クロもクロも俺のことを真剣に見つめていた。そのクロは
「あ、えっと。わ、わたしは、その、クロリアって呼んでくれても大丈夫ですよ」と恥ずかしげに言ったのである。そしてクロのお父さんはそのクロの自己紹介を受けてすぐに返事を返す。
「よろしく頼むぞ。クロリア殿、私は君の事を呼ぶときは必ずクロと呼び捨てさせてもらうよ」と言ったのだ。その言葉をクロのお母さんに受け取られて。
「私もよろしくお願いしますね」と言われてしまう。そしてクロも。
「うん。分かったよ!、クロちゃんって呼んでくれたら嬉しいかな!」と言っていた。
その会話の後 俺はクロリアとクロのことが心配になり。そして、俺のせいで二人を危険に合わせないためにも早くここから逃げなければいけなくなる可能性があると思い、その可能性についても考えてみることにして、俺はクロの父親に向かって。クロの母親に向かって。そして俺は 俺達三人の大切な人を守ることができるようになるために。俺はどう行動すべきかを考えているうちに 俺はその人達に対して自分ができることを。
クロを守りたい。守らないといけない。
クロを守らなければならないからこそ俺はどうすればいいのかを考えていて頭がいっぱいになってしまった。そんな時クロが俺に近付いてくると 俺が何かを思い詰めたようにしているからなのか、とても不安そうな表情をして話しかけてくるのであった。
そんな顔を見てしまい、こんな顔をしていてはダメだと思って俺は笑顔を作ると。クロリアとクロリアの両親は、急に現れた少年に対して少し驚いた表情を見せたものの警戒をしている様子は無かった。
クロの両親が現れたことに驚いて、俺は慌てて立ち上がり。
クロの両親がいる方に身体を向けたのだが そんな様子を見ていたのか クロが
「この人はクロちゃんのおとうさんとおはなしをしてくれているだけだからだいじょうぶだよー」
そう言うと、俺に抱き着いて俺の顔を俺の胸に押し付けるかのように、抱きしめてくれると クロは俺を抱きしめたまま
「クロは、クロはクロのことを絶対にまもりますから、だから安心してくださ あいっ うぇーん うぅ」と 泣き始めてしまう。俺はそんなクロを俺はそっと撫でながら。俺のことを信頼してくれるその優しい心に心が痛む。だけど俺はクロのことを悲しませて しまったことを後悔しながら、クロを優しく慰める。そして そんな俺達をクロリアとその両親が、見守ってくれていた。俺はその事に少し嬉しく感じつつも。
俺のことを抱きしめて、泣かせてくれたことに対するお礼を言うのだった。
そして俺は、そんな俺に甘えて、泣きついてきたクロの頭を優しく撫でると クロが落ち着いた後に クロの父親は、クロに問いかけるような言葉を発する
「クロリア様がどうしてその様なことになっているのですか? 私はてっきりあの時クロリア様の身に何が起こったのかと」と クロの父親がクロに向けて放った言葉を聞き、俺もその事が気になったので、思わず質問してしまったのだ。
その俺の言葉を聞いた瞬間に、クロリアが俺の顔を見て一瞬固まったのだ。そしてその後すぐに我に返ったのか。クロは口を開く。
俺にクロが伝えようとしてきたことを要約するとこうだった。クロのお父さんはこの世界に来る前 俺はその話を聞きながら疑問に思っていた。この世界ではなぜこの世界に、クロのような存在が生まれることが起きたのかと言うことだ。そのことを考えながら俺は話を聞くことに集中して、俺達は話を聞くことだけに専念するのである。そして話の内容はこう言うことだった この世界の住人は生まれつき魔力を体内に持っているらしい その魔力が暴走すると言うことがよく起こるのだそうだ。そして、その魔法を使い続けることにより魔力が体の中で変質してしまい。普通の人ではありえないほど強大な力を使える者が現れてしまうのだと言うのだ。そしてクロの場合は、それが人ではなく神獣として生まれてしまって さらに人化が解けなかったのだ。そして、その時に生まれた魔法陣のせいなのではないかと 俺にはクロの言っている内容がいまいち理解できていなかったのだが。その魔法の効果については教えてもらって
「それはどんな効果なんだ?」俺は興味本位でそんな風にクロに聞くと
「それはその、あの時の私の姿が、私が本来持ってるはずの姿と違う姿になってたんです。それにその効果が、この世界の住人じゃない人と一緒だと力が抑えられないんです。」そう言われて俺はクロの言っていたことを整理してみて 俺が思うに 俺といることでその効果が消えてしまっているのではないかと言う結論にたどり着いたのである。しかしそれを証明する手段はなく 俺達はその日はそれくらいしかできなかった。俺がクロのことを抱きしめているのを見たクロの母親は 微笑ましいものを見るかのような目で俺達のことを見ていた。俺がクロの両親と話しをしていたのを聞いていたのだろう。その目は優しげなものだったので 俺はこの人達が本当に自分達が知っている人間とは違った考え方を持っていて。俺達が敵なのか、それともただ単に好奇心から この国に入り込んで来た旅人なのかを確認しようとしているだけなのだと言うことを俺は、そう感じることが出来たのだった。そうして俺は クロの親である。クロリアの父親と話をして そして これからクロリアの両親とどう関わって行くのかを考えなければいけないと俺はそう思い。そしてこれからの事を俺は考えるのであった。そして俺は、俺の腕の中から俺のことを見つめてきていた。クロに。俺もクロに笑顔を見せるのだった。
俺達はクロに連れられ、森の中に入っていく。俺の目の前にいるのはクロとクロの母親とクロと俺と俺の両親の6人で 俺はクロと俺の父親以外の2人をクロの母親と一緒に護衛しながら森の中に足を踏み入れる。そしてクロの父親を先頭に俺達は、森の奥に進んでいくのである。俺達の周りには 魔物の気配がしないか、警戒をしながら、森の中を突き進んでいったのである。そんな俺達の周りからは時折鳥や動物が姿を現すものの 俺達が進む道を遮ろうとするものが現れることは、ほとんどなく。俺達はすんなり進むことができていた。
クロの父親とクロは、何かしら話をしているようであったが、その内容は 俺とクロの父親以外 誰にも分からない内容で クロと俺とクロの両親、俺達の前には誰もいなくて、周りを警戒している人も、いない。そんな状況で俺はクロに「なんであいつは、この国に一人でやってきたんだろうな。しかもあんな格好してさ。お前と同じで変に人目を引きそうな服装だし」と、俺は 自分と同じ年頃の見た目の少女の姿をした クロの母親を眺めながらそう口に出してつぶやいたのである。そんな時、俺の呟きを聞いていたのか、隣にいた。クロが俺に。「わたしもわからないよ、でもクロリアさんのお父さんは、クロリアさんのことをクロって呼ぶみたいだからクロってよんであげたらいいんじゃないかな? それとクロはお母さんって呼んだ方がうれしいんだと思うよ!」と言ってきたので俺はクロに言われたとおりに「クロって呼ぶことにしたから、俺のこと、リクってよんでくれないか?」と、クロに対して言ったら。クロは笑顔を見せて俺のことを見て「うん!よろしくね。リクスさん!」と 言ってくれるのである。俺はクロに笑顔を向けられるとなぜか すごくドキドキしてしまう。そしてそんな風に俺が照れている時に。突然 周りの雰囲気が変わるのであった。
俺はその瞬間にクロの手を取り クロを抱きしめる クロも俺が急に抱き着いてきたことに驚いて 顔を真っ赤にして「えっえっと。その」と慌てふためいているが 今は構っている暇はない 俺はクロと手を繋いだまま クロの背中に手を当て 俺が使える、魔法を発動させる その発動のキーとなる言葉を 俺は
『クロとクロリアさんを護りたい』そう強く願うと 俺とクロを中心に。光が辺り一面に広がり。俺が展開した防御用の魔法結界の中に俺達とクロの母親が入れたのを確認したのと同時に。俺が展開した魔法結界に衝撃が走る。
その衝撃によって、地面に叩きつけられる。
そんな俺がクロとクロの母親の様子を見るために、魔法で確認したところ クロとクロの母親の周囲には特に被害が出ていないようだ。クロの父親に関してはクロの父親の周囲にだけ 大きなドーム状に薄い緑色の膜が発生していて、それで攻撃を防ぎ、さらにはクロの父親を守るように展開されている 俺が展開させた魔法障壁の強度に、俺は驚くしかなかったのである。なぜなら 俺は今まで。こんな強固なシールドを作れるほど強力な魔法の制御をしたことはなかったから そして俺は、クロとクロの母親を護ることが出来るように、俺が持っている力を使ってクロとクロの二人と クロの母親を守る為に 俺は必死に魔力の流れを意識し続ける 俺にできることと言えば、このことしかないのだ 俺ができることは、俺自身が、この力でクロとクロの母親を守ってみせることだけ クロとクロの母親が無事なら 俺は、自分がどうなってもいいと思っている クロとクロの母親を守るためには 俺は全力を出し続けなければならないのだから だから俺は自分の身体が傷つこうが そんなこと関係なかった そんな覚悟で クロを守りたいと願い続けた結果 クロとクロの両親は無傷の状態で守り切れたことを クロの父親は俺達に向かって「私のために、この身を盾にして、我が妻と、その子供を助けてくださった事。この国の民を代表して、礼を申し上げます。そして、貴方は一体何者なのですか? クロリア様の旦那様にお仕えする執事だと聞いておりましたが。」と言われてしまう そんな俺はクロリアの父から、俺が何者かを聞かれると思っていなかったために戸惑ってしまったが。俺の答えは変わらない 俺はクロとクロの母親を そしてこの世界のクロとこの国を守ろうとしているだけの人間なのだから。
俺が何も言わずにクロリアの父親とクロの父親が見てくるなか、クロの母親と俺の父親が近づいてきて、俺の肩に触れて、「あなたも、無理をしてはいけないわ。それに、この子は、この子の母は強いのよ、心配なんてしなくても大丈夫なの」と優しい声で話しかけてくれる。クロの母親はクロと俺のことを優しく抱きしめてくれて、そのぬくもりをクロの母親が、この世界では感じることのできない。クロに感じて欲しくて、その温かさをクロに感じさせてあげようとした。
俺が、この人達の役に立つには。どうしたら良いのかを考えながら、クロが無事に帰ってきたことを嬉しそうにしていたクロの母親の顔を見ながら俺はそう思うのである。そして俺は 俺が使える。この世界で使う魔法が この世界で使える俺の力だとしても。俺はこの人達に恩を返しながら この世界を救えるほどに強くなってみせて、俺は、俺が使える。
この魔法と。そしてこの世界で使える クロの力と クロと俺の大切な思い出を。この世界で、この手で。守ることができるように、俺は強くなりたい。そう、思ったのである。
俺は今、クロリアとクロと一緒に クロの両親に連れられて、この国の国王と謁見するために城の中に入って行ったのである。クロの母親とクロリアの二人は、クロリアの父親と共に別室に移動して クロリアとクロは、クロの父親とクロリアの母親について行くことになったのである。
クロの父親と別れたクロリア達は、そのクロリア達が向かった部屋の隣の部屋に移動して。クロとクロの父親と三人だけで話をしていた。そして俺はクロの父親にクロの両親がどうしてここにやってきたのかと言うのを聞いてみることにするのだった。クロの父親に俺は、クロが言っていた、クロリアの姿になった理由や、なぜ、クロの本当の姿を見た時クロリアとクロに違和感を覚えたかを質問してみたのである。そしてクロリアがクロに姿を変えた時の理由は。「娘を守るため」と答えてくれた。クロリアの母親も同じ考えだったらしく
「あの子達は本当に優しい心を持っているから、この国が、あの子達を殺そうとしていることが許せなくて、そして自分達の命を投げ出す事で。この国を救う事ができる。そう思って行動してくれた。そんなあの子が自分達を犠牲にする事が分かっていて。黙って見ているだけなんて。できるわけないじゃないですか!」と、俺に訴えかけるようにそう口にしたのだった。
そんな俺は。クロリアが自分達の子供達を想う。その姿とクロリアの母親の姿を見て、クロの事を考えて クロリアやクロのことをクロと同じような気持ちを俺に持ってもらえるようにしたい。俺はクロが大切にしている人たちをクロと同じように大切できるように、俺がこれからクロに関わっていく中で。俺は、クロを大切にしてくれる人たちが幸せに生きて行けるような、世界にしてほしいと思うから。クロがこの世界を愛して 守り抜いてくれているように。俺も俺が守りたいと願った人のいる。この国と、俺の住んでいる街で暮らしている人々を 俺の好きな人が笑顔でいれる。俺がそんな風に過ごせる日常を護るために。俺は、クロのように強く在りたいと願ってやまない クロの両親との話が終わり、俺達は部屋を出て クロとクロの母親と合流することにしたのである。俺はクロの父親にクロがどうやってこの国に呼ばれたのかを聞こうとするが クロの父親は何も答えようとしなかったのであった。
俺はそのことについてはクロの両親の口から語られるのを待つしかないと。諦めることにした。クロの父親から聞くことが出来ないなら、クロの母親に聞いたら何かわかるのではないかと思い クロの母親にも、クロと同じ状況がどんなものだったのかを聞こうと思ったが。俺がそう考えている時にクロの母親が口を開き「クロちゃんに、クロリアとして生きていく覚悟を決めたとき。わたしもクロちゃんと一緒に戦う。そう誓ったのです。だからわたしはクロリアの事を。わたしの娘で。わたしの妹でもあるクロリアの事を心配したりはしても、心配で不安な想いになったりすることは無いんです。だって、わたしは わたし達の家族が笑顔で平和な毎日を。わたし達家族で笑い合える。そんな日々を送りたいと。それがわたし達の家族で幸せなのだと。わたしが信じて選んだ道を進むのだと。そんな決意を持っています。ですから わたしが わたしが愛して止まないと、愛する息子がこの世界に来て。そのクロ君がこの世界の誰かの為に戦おうという。その手助けが出来るのなら、クロ君が戦いやすく。クロ君の力になれるように。クロ君を安心させられるような存在であり続けたいと、クロリアと。クロ君とクロリアの母の、クロリアさんのような。強い人になって欲しい、そしていつか。その力が必要とされる時にその力を奮う事が出来る。そう言えるような人物になりたい。と、そう思うようになりましたの。だからクロリアはクロちゃんと出会って。クロリアさんはきっとこの先も。ずっとクロちゃんのことを愛し続けるでしょう。でもね。私はクロ君とも出会えて良かったと思っているの。そして、そんな二人に。私達の息子と孫は巡り合って。私達と、私達の家族を救ってくれるのね。そう思えばこそ、私は。クロリアがこの世界で生きていることに後悔したりしない。」と言って 俺はそんなクロの母親の言葉を聞いた後に、俺の方を向いて。
「この世界でクロリアをクロ君が守っていくのならば。それはもう、この世界の人達にとっては クロ君はクロリアにとっての 大切な王子様になるのよね わたし達もクロリアにとっても、そしてクロリアの旦那様のあなたに 感謝しないと クロリアとクロリアのお友達が笑顔に暮らせる。そのお手伝いをしてくれてありがとう。クロリアはクロリアが守りたいと、そう思った人と。クロリアがクロリアの意思を貫き通すために使う力。
そしてあなたとあなた達が、クロリアが愛する。あなた達になら クロリアを任せても いいかもしれないわ ねぇクロ君。
クロリアをお願いします。」
と俺の耳元にそうささやくのだった。
そして、俺は 俺達はクロの母親に案内されて、この城の王様と対面することになるのだが。俺は俺の中でもう一人の俺に、俺がクロの母親と話している内容を全て伝えてもらうのと同時に。この体を借りることで俺が使える魔法のことを伝えてもらうことにするのである。俺自身に魔法を発動する能力がある事を知った俺は今まで魔法の訓練をする上で使っていた自分の魔法を使う際の魔力の操作の方法に加えて。自分の意思で魔力を操作する方法を教えてもらったことにより 俺自身が使う魔法の使い方だけではなく魔力の扱い方が理解出来るようになっていたのである。それだけでなく、もう一つの新たな魔法の知識を得ることができていたのだ。それは魔法発動に必要な魔道具についての仕組みを知ることができるようになるというものだった。これにより魔法陣を使わなくても自分の力で魔法を使用することが出来るようになることを知った。この技術を手に入れるために 俺は俺自身の体を貸すことを許可してもらい。そして俺がクロの母親に魔法を発動する際に必要な魔力操作と魔法に関することを教わったことを。俺は俺が俺の体を借りて使える。新しい魔法を使ってクロのお父さんに伝えることで、俺はクロの父親とこの国の王に対して この国のためにクロを召喚するための生贄にしようとした事実。そしてその事に怒りを感じてクロに攻撃した事に対する謝罪を求めるように要求してみるのである。
俺とクロの両親は、この城の王との謁見を行う為に クロの父親に連れられて城内に入ることになる。そして俺は俺の体に憑依した俺の中にいる俺の本体とクロの母親と一緒に。クロの父親が連れてきた兵士達に連れられてクロリアが俺達と合流した場所に向かうのである。
そして俺達はクロの母親とクロの母親からクロの母親の話を聞いて。この国の王はクロの両親と話を終えた後に俺の両親に今回の出来事について話をするように求めてくるのである。
そして俺はクロの母親と一緒にいたクロの父親に連れられて、城の中にある一室に案内される。そしてその部屋の中にはクロの母親の姿もあった。そしてその部屋にはすでに一人の男性が待ち構えていて、この国の王なのであろうと思われる男と。この国の騎士団長だという男がそこに居たのである。そして俺はクロの父親に指示された通り クロの母親に話しかけてクロが今どこに居るのかを聞き出そうとすると、この部屋に案内されている時に、この部屋の中に連れてこられている。
俺達が部屋にたどり着く前に、すでにクロの両親と、この部屋の中に控えていた、クロの父親と同じ格好をした男の人に、そして騎士が三人程ついてきていたが。その人たちには この部屋に入ってはいけないことを あらかじめ伝えられていたらしく。その人たちはクロの両親の方を見張るだけで、何も行動を起こさなかった。
この国の王の男は、俺のことを品定めをするような目で見つめると、この国にいる間俺の身柄はこの国で預かると言うのだ。この俺に言っている言葉の意味がわからなかったのだが、この国の王がこの国で俺の面倒は見ると、そう言っていたのだ。その話を聞いた俺とクロの母親、クロの父親、この国の騎士団長は驚いていたが、俺だけは冷静に この国の王に俺が何故そんな風に言われたのか。その理由を聞いてみる事にした。
そして、その理由についてだが、まず、この国に俺の身元を保証する者がいないという事が理由らしい。俺はこの世界に来る時に、神様と会った時この国と敵対するつもりはないからこの国とは敵対したくない、そう言う気持ちを持っていた。だから俺は俺の願いを叶えてくれる国を俺は探しているんだと その国を見つけ出すまでの間 この国に身を置かせて欲しいとそう伝えたら なぜかこの国に住むことになってしまったのである。俺がこの国の民になることを嫌だと伝えると、この国が俺を保護したことを 俺がこの国にいることで、俺が望んでいる平和を手に入れられないようなら その時は容赦なく俺を切り捨ててくれ と、この国の王に伝えた。それを聞いていた俺の父親は俺がそこまで考えているなら問題無いのでは?と言い出し、それに釣られてクロの母親は クロちゃんのためだもん!私達の息子になにかあったら、私、どうすれば良いかわからなくなっちゃうから、私は、この人が信用できると思うわ って、俺のことを信じてくれるのだった。クロリアもクロリアの母もこの場にいたが 二人共クロの父親に説得されてしまい。そして俺はこの国でしばらく生活することを許可されてしまう。そして俺はクロの父親にこの部屋から出ても良いのかと確認すると 俺はこの部屋でこれから行われる。クロリアの母親の裁判に同席することを求められた。
「リリア様は本当にこの国に残りたいのか?」とリリスはそう聞いてきた。だから俺は「はい。」と、はっきりと返事をする。そう答えると、この世界に来た時のあの時のように 俺はリリアがリリアとして生きることを決意した場面に遭遇していたのである。俺はこの時俺の知らない間に俺がリリアに対して行った、あの事を思い出す事になるのだが。あの時は俺自身も自分の身に起きた事で精一杯であまり覚えていないのだ。だけど今のこの状況を見ていて、なんとなく思い出すことがあった。俺は俺が知っている知識でこの世界での、異世界人の立場を知ろうと思ったのであった。そこで、リリアから教えて貰えるのは 異世界人は勇者や賢者として、また召喚される時に必ず強力な魔法を扱えるという特性を授かっているということ。
それはその世界に召喚された際に特殊なスキルを所持しているからだとわかるのだ。そして俺もその異世界人なのだから 特別な能力があるはずなのではないかと考えた。そこで俺はステータスを確認するための方法が無いかとリリスに聞くことにする そして 俺の考えを読み取ってくれたリリスによって その方法を教えてくれた リリアの手を掴んで目を瞑り集中すると、何かの力が働いていくのを感じることができたのだった そしてその後 目を開けた俺は自分のステータスを覗くことに成功する。俺は自分にもやはりチートと呼べる力が使えるようになっていることを知ることが出来た。しかしその内容はとてもではないが喜べるものではなかったが。俺はそんなことを考えながら。リリスに向かって俺の得たこの力を説明をしようと 俺が自分の中に存在しているもう一人の俺が もう一人のクロに。クロが感じていることを伝えてくれるのである。俺が感じているのは この世界に来てすぐに感じたものよりも更に強い恐怖感である。
そして もう一人の俺の説明を聞いた俺は、この世界の人間に対して、特に俺に酷いことをしていた人達に対して俺は怒っているのだと自覚できた瞬間に 俺は怒りに任せてこの世界を破壊できないだろうかと考えるのであった。そして俺はクロリアの方を向いた時に クロリアが涙を流していたことに気付き。俺の心の中にクロリアを悲しませるのならば。クロリアが幸せになれる未来をこの世界に築けなければ。
この俺の感情を抑えきれなくなってしまうだろう そしてもう一人の俺の言葉を聞く限りではその俺の力を使えば クロのお父さんがこの世界に召喚された原因を解決することができると、そういう話だったので俺はこの力を使う事を決めたのである。俺はもう一人の俺が俺に伝えてくれた情報を整理しつつ。そしてこの力の使い方を教えてもらうために。俺とクロの母親、そしてクロの父親に俺の中の存在のことを詳しく説明していったのである。
そして俺はクロの母親、クロの父親、そしてクロの父親と共にクロの母親とクロの父親にクロの母親とクロの母親が 今までどんな生活をしていて。何をしてきたのかを聞き出した。
俺達は今この部屋の中の一室に閉じ込められて クロの母親とクロの父親との話し合いが始まるのを待っていた
「この国と敵対する意思があるわけじゃないが。俺達にとって クロの父親である貴方に危害を加える奴らは許せないから 貴方の娘を守る為なら俺は戦うよ。俺はクロが好きだからな この国の王は。俺達の家族の命を奪った奴らの関係者だからな 俺は 俺がこの世界に転生する前、この世界に生きていた頃の話になる。俺は普通の高校生をしていた。俺は俺の大切なものを守るために戦っていた。この国の人々はこの国が召喚した 異世界人のせいにしていたが。本当は その異世界人が原因では無く 俺の家族を殺した。
俺は、俺の大切だった家族を殺し この国で俺のことを この世界に連れてきた異世界人と、俺が元いたこの国の王とその周りの貴族、騎士、そして王族を 皆殺しにしたんだ。俺には、その権利と資格があると思っている。」
そう言った。俺は俺のことを見つめているクロの父親にそう伝えた。俺はその言葉を聞いて この国の王に俺はこの世界に来る前にクロの父親を、クロの母親を殺め。そして この国とクロの父親に関係のある者達を、そして俺の大切な家族の命を奪っていった 全てのものに、復讐するために、そして この国の王が、この国の王にこの国の王が俺の大切な存在を奪い取った。その事実が、クロの父親に対しての、そしてクロの父親の仲間の騎士に対して 怒りの炎が灯るのである。
「お前達はクロの両親が殺されたのに黙っていたのか?クロの父親と母親はクロの母親達を助けられなかった。
それはクロの母親達がこの国に逆らったから、この国の王はそんな自分達の国に従わなかった クロの母親とクロの父親をこの国にいる間だけ監禁して その後は、奴隷として、自分達に歯向かうことが無いようにと、そして自分達が この国を治めるための 生贄としてクロの母親達を生かすことにし。そして クロの母親達が逃げ出さないように。自分達の命令に従う 駒のような扱いをしようとしたんだぞ。それについて クロの母親とクロの父親は何も言わずに。俺がこの国に連れてこられるまで 俺の目の前で、この国の王の 奴隷として生きてきたんだ。
クロの母親は、この国にいる他の奴隷の人達の世話をすることでこの国に尽くしながら、この国の王様から受けた仕打ちに耐えながら生きて来たんだ。
だけど、もうその必要はないんだよな。クロの母親は。」
俺のその言葉を聞いていたクロの父親も、そしてこの国の王に忠誠を誓っていたこの国の騎士達は。クロの父親と同じ気持ちなのか。皆涙を流していた。俺はそんな様子を確認した後、クロの母親とクロの母親を連れて 部屋を出るのであった。そして 俺達はクロの母親の裁判に同席することになるのだった。
俺とクロの父親は今、リリスと一緒に。クロの父親と同じ服装をした男から、リリスのお母さんとクロリアのことについて俺の父親が知っている範囲のことを聞かされていた。その内容とは、リリスが俺と旅をする少し前の リリスと、そしてリリアのことを知っている リリスが、俺と出会ってからのリリスと。リリアが俺と出会う前まで、どんな生活をしていたのかを。俺の父親は知っている範囲で この国の国王に教えていたのだ。俺がクロリアの母とリリアに質問をしている間。俺がこの部屋にいる人達の話を聞こうとしている間に リリスはリリアの母と、クロリアの父にこの国で起きた出来事、俺とクロリアが出会った頃に起きたことを説明してくれたようだ。
俺の父親はこの国の人達と俺のお父さん達との関係、この国で行われていた事、そして俺の父親とクロリアの母さん、そして俺とリリアのこと。その全てを包み隠さず リリスの父親とクロの父親に話し。俺の父親は自分の命を犠牲にして 俺の父親とクロの父親を助けるために。リリスとクロの両親を救う手助けをしたいと考えていたらしい だけど、その願いは叶わず。この国は俺のお父さんを裏切り 俺とリリアを殺そうとしたのだ。俺の父は自分が助かる可能性は無いと思っていたのかそれともこの国の王に、自分の娘を守りたいという父親の想いを無下にして。自分勝手なことをするこの国の王に、自分の娘の幸せのために行動しようとしていた。この父親に対して リリスの父親が怒っていることを感じ取った。俺の父は
「リリス、俺は 俺の娘を幸せにするために、リリスの両親のことも助けたいと思って ここまで来たんだ 俺はリリスの味方でいようと思う。俺は自分の妻や子供達を守るために。
自分の大切だと思ったものは、必ず守りたい。俺は自分の娘を絶対に幸せにできるって確信が持てるようになって それからリリアと結婚をしようと思っている。
俺の娘と クロリアの母親は俺の妻と妹になるから 俺とリリスの仲が深まるように協力してもらいたい リリス お前の夫になら、リリスを任せる事が出来る リリス クロリアの母親とクロリアのことをよろしく頼むよ 俺の息子が君に酷い事をしないか。その心配が尽きないが。
あいつとなら上手くやっていけると。俺が信じている そして、俺は自分の子供を信じて あいつが幸せに出来ると信じることが出来た だからリリス。俺の可愛い息子のことは頼んだよ。
リリスお前とクロの父親を、クロの母親のことを救おうと考えている。俺は俺なりに。クロの父親に話を聞くと。
まずはこの国の王が この世界に連れてきた俺とクロの両親は、異世界人の血を引いた子であり。
そして、俺とクロの親達は、自分達の血を受け継いだクロリアを、そしてクロの母親が自分の娘である。クロの母親を守ろうとしていたのだ。
俺は俺自身の母親にもこの事を伝え そして母からは この国の王にはこの世界に来た時から恨んでいたみたいだし クロの母親にひどい扱いをしていた この国の王に対して怒りを持っていたから クロの母親を助け出すために協力して欲しいと言われ 俺は 俺の母親に協力することにした。
俺の母親にクロの母親がどこにいるのか聞いたら 俺はクロの父親と同じように、リリアに俺がこの世界で目覚めた場所に転移してもらい クロの母親を救い出そうと考えたのだが。この部屋に、クロの母親の気配が感じられないことに気付いた。そこで 俺はクロの父親に 俺の母親がどこにクロの母親を閉じ込めたのかを聞いた。クロの父親曰く。クロの母親をこの国に連れてきた異世界人は 俺達がいたこの世界とは違う異世界人らしく そして クロの母親は、その異世界人によって、この世界に来る前から この国では、酷い扱いを受けていた。
その扱いがこの国の王の怒りを買い。
この国にいた時に酷いことをされても 何もしなかったせいもあって。この世界に来る前と同じような生活をこの世界でもさせられていたのだった。
俺はその事実を知ってクロの父親からクロの母親をこの国から奪い取る方法を考えた。
そして、その方法が分かった時 クロの父親から
「君は クロの父親のことを 私の娘のことをどう思っているのかね?」と聞かれて。俺は「俺はクロの父親からしたら。
俺は俺がクロの父親に会っていない時のことは分からない。クロの父親にとっては。俺よりもリリスのことが大切なんだろ。クロの父親の娘がリリスの母親だと分かって。リリスがクロの父親を好きになって、結婚することになったから。クロの父親にとって、俺なんかより クロの父親に愛されている。俺の妹の方がいいと思っているんじゃないのか。それに、俺は 俺の妻と俺の大切な存在。そして家族が住んでいる世界を守れるなら、その為に 自分の家族を殺した。
俺が元の世界に戻るためには 俺の家族や俺の大切な人達がいる。元の世界に戻らないといけない。だけど、そのために家族を殺す必要はなかったはずだ。俺はこの世界の人間が、俺が元いた世界の人々と変わらないと思っているし この国の王は、俺の元いた世界にこの国があるのだから。この世界にいる全ての人々を殺していく。そう言っていた。俺はこの世界に召喚された人間ではない。だからこの世界が、元いた世界にどのような影響が出るのかどうかは分からないが。それでも。俺は元いた世界に帰りたかった。そのためなら 俺の愛する者達の命を奪ったこの世界を許すことは出来ない。この世界の人達全てを殺してでも俺はこの世界から帰ろうと思う。それが俺が 俺がクロの父親に会った時に、俺の考えを伝えた内容だったんだ。
俺の話を聞いたリリスの父親は 俺がこの国の王から受けた待遇を聞いて驚いていた。俺の父親は 俺に自分が殺されそうになった理由を説明した後に リリスの父親に向かって
「あんたがこの子の親なんだから この子が俺を殺そうとする気持ちは理解できるだろう?だが、この子を殺さなかったのは リリスが リリスの父親と、リリスの母親を。俺とリリスの両親を救ってくれると言っていたからだ。リリスがこの子に俺を殺さないようにお願いをしたんだ リリスの父親 俺は俺の妻とリリスの母親は俺の家族で俺とリリスの大事な人だ。
その人を傷付けようとする奴らは許すことが出来ない。
例え相手が誰であろうと、そして何があっても 俺は、自分の愛する者をこの俺の力で守り抜き その者たちの居場所を守る為に戦うだけだ」と言って。そして 俺は 俺がリリスと旅をしている途中で リリスの父親と俺の家族 クロリアとリリアの母親が暮らしている村に行き。そして、リリスの父親は俺の父親と、リリスの父親の話し合いの場を設けることになるのであった。そして、その話し合いの席には、リリスの父親も参加することになって。
俺とリリスは俺の母親にリリスの父親の事を頼み 俺達はリリスの母親を助けにクロの父親の所に向かった。そして 俺とリリスはクロの父親とリリスの母親を連れてこの城から出ることに成功し。リリスの母親を監禁しているという。リリス達が住んでいた。
村の場所に向かうことにした。そして、その場所に到着した俺は。この場所に到着するまでに この城の兵士達と戦うことになったので。兵士達を倒していきながらリリス達と一緒に 俺はリリス達のお母さんの気配を感じることが出来るところまでたどり着くことができたのである。そして たどり着いた先で リリスのお母さんを見つけることが出来たのであった。そして俺はクロの母親も見つけることができたのである。俺は クロのお母さんをリリスのお父さんの元に運ぶと クロの父親にクロのお母さんを渡そうとしたが。クロの父親はそれを断り。俺がクロの父親と一緒にクロの母親に付いて行って欲しいと頼んでみたら クロの父親はその願いを聞き入れてくれて。クロのお母さんとリリスの母親とリリスを一緒に連れていくことを許可してくれたのであった。
その後、クロの父親は俺が倒した兵士達に命令して、この城に戻ってきた兵士を拘束していたのであった。
リリスの父親は、リリスの父親と話していて。
リリスの父親は自分の娘がリリスの母親のことで酷い目に遭わされていたことに リリスの父親はかなりショックを受けているようだったが。クロの父親が クロの母親とリリスの母親を大事にしていると知って、リリスの父親は自分の娘のことも大事にしてくれていると思っていたのに その娘が自分を殺そうとしていたことが分かり。かなり混乱していて、自分の娘にどうしてそんなことが出来たのか そして 自分がクロの母親にしてきたこと、この国が行ってきたこと、そして自分達がやってきたことを考え直さなければいけないと思っていて。そして自分の娘にクロの母親の救出とこの国の王との話しをつけるために力を貸して欲しいと頼むのであったが。リリスの父親は俺がリリスの両親を助けるのに協力したいと思っていることや、リリスがクロの父親のことを好きになっていると聞いたクロの両親は嬉しそうな表情をしていたが。リリスのお父さんの話を聞いてクロの父親は、その願いを受け入れることは出来なかったみたいだ。クロの父親とクロの母親の二人はリリスの父親からの依頼を受けて俺達に同行することになったのである。俺とリリスとリリスの父親とクロの母親はクロの父親に言われた場所に行くと そこには、リリスの父親の弟が待ち構えており。
俺はそいつが俺の事をこの国の王と同じ異世界人であるということを告げた時に、その弟はリリスの父親の事を恨んでいるようで 俺はリリスの父親の事を心配するが。リリスの父親は、自分は大丈夫だという風に、俺のことを信じているという目をして 俺はリリスの父親を信じることにしたのである。俺は俺のことを睨みつけてくる。クロの父親に話しかけると 俺のことを警戒していたが、クロの母親が 俺のことを俺の妻の母親だと分かった瞬間に その態度が変わった そして、クロの父親は俺がこの国の王の知り合いであることをクロの父親に伝えると。クロの父親はかなり驚いていたが 俺に敵意がないと分かったみたいで。
この世界に来た異世界人が自分の姉を助けに来てくれたのかもしれないと思い始めていたみたいだが。リリスの父親だけは。この男が この世界の人間だとすぐに気づいた。
リリスの父親の話では、リリスの母親が この世界で、酷い扱いをされても何もしなかったのはこの男がこの国にいると知ったからである。この男に 自分の母が、自分の姉がどんな目に遭っているか知られたくないためだけに黙って何もしていなかったと言うことなのだ。そのことを聞いたリリスの父親の怒りは限界に達して。クロの父親に向けて攻撃しようとした時に俺は止めたのだ 俺はクロの父さんを殴り飛ばした後に この国はどうなろうと構わないが。リリアナの両親のことを悪く言う奴らは俺がぶっ飛ばすと言って俺はクロの母親とクロの姉ちゃんと一緒に クロの父親と共にその場から離れることにした。そして 俺達はクロ達が住んでいる村に辿り着いたのだ。俺とクロ達が暮らす村は平和でのどかな場所で ここの村の人たちと俺達は交流があるんだ そして、この村の住人の人なら この世界の人間と違って この国にいる異世界人とは違い。この世界にやってきたばかりの俺にも優しく接してくれるし。俺を敵視していないし。だから俺も安心できる。そして俺はこの村に来ると。リリアとこの国の女王様が暮らしていた屋敷に行ってみることに決めた。俺はリリアの気配を辿っていくことにした そして 俺達がその村に着いた時にはもう夜になっていて。クロの父親からこの村に住んでいる住人たちは俺がこの国でリリアの両親を殺したことを知っており。そのせいでリリアの母親の事が大好きでリリアの母親が殺されそうになった時。クロの母親やクロの父親、この国の兵士達に怒り狂っていた。この村の住人達にとって この村に訪れたこの国の王が、クロの母親のリリスの父親のことについて何か知らないのかと聞かれたときに 俺が自分の母親について何か知っていたら。クロの母親の居場所を教えるようにと 脅されたことは 許せないことだったようだ。リリスの母親は、自分の父親や弟の事が好きじゃないらしくて。その話をされた時は 自分の親と兄弟だからといって この人達を敵に回すことはしない方がいいと忠告されたが。この世界の人々が俺に対して 俺がこの世界の人間の事を嫌いになるのと同じように この世界の人間は俺の事を嫌うと思うと俺はそう答えるのであった。それからリリスの父親の弟が、この世界の人々から嫌われていることが分かり。
俺もその一人だから分かる。俺も この世界の人々から憎まれている存在なんだから。俺は自分が召喚される前の世界に帰りたいと思えば そうすることは出来たはずなんだ でも、俺の世界では、家族が一番大切だったから。俺が俺じゃなくなる前に、元の世界に帰りたい。そして俺の家族と大切な人達に会いたいという気持ちの方が強い 俺は元の世界に帰るためにはこの世界をどうにかしないと帰ることが出来ないんだから。元いた世界に家族がいるんだ。だから元いた世界に帰るためにこの世界を俺は滅ぼす
「俺はお前に この国を救う為に協力して欲しいと言ったわけではない。この国の王は。この国を救ってくれた英雄として俺をこの国から追放すると言っているんだ。俺はこの国の王を殺す気で戦おうとしている 俺は俺が俺であるために、俺の家族と、そして大事な者達が幸せに暮らせるようにするために戦うだけだ。俺が俺自身である為に俺は俺が俺である為に戦うだけなんだよ」と俺はクロの父親が言ったことに俺は答えたが。クロの父親はまだ俺を疑っていて この国が救われることなどない。この国はこのまま終わるしかないと言って 俺はそんなことはないと言い返すが。
それでもクロの父親は自分の意見を変えようとはせずに この国が滅びるのが当然だと思い込んでいる そしてクロの父親をクロの父親は、自分よりも優れた能力を有しているという俺に勝てるはずがないと高を括っているが。クロの父親が持っているその剣は、その能力は確かに強力だけれども。
俺のその体を手に入れることが出来れば。その武器は簡単に無力化することが出来る そして、俺のその体を乗っ取ることができなければ クロの父親の魂と肉体は消滅するだけだと俺は説明したが。そんなことは不可能だと笑った。しかしクロの父親はその笑いをやめた。なぜなら、その武器が無力化する方法は、俺のスキルの力が必要不可欠だからだ。俺の力を使うためには、クロの父親が、この国の王の所まで行き、俺とクロの父親を連れて行く必要がある。それか俺がその男の体を奪って、この世界を支配しようとしたとしても 今の俺の能力と、その男がもともと持ち合わせている力には差がある つまり。今ここで俺がこいつを倒してしまっても、それはただの自殺行為にしかならないのである。俺はクロの父親を説得して 俺に付いてきてくれるように頼むと。クロの父親は、クロのお母さんと、クロの姉が 自分と一緒に来ることを認めてくれているならと 俺はクロの両親にお願いして、クロの両親をクロの姉がクロと一緒にこの村に住むことを許してあげてほしいと頼むと クロの母親は、俺のことを受け入れてくれていたみたいで 俺のことを歓迎してくれた それにしても本当にいいところだ。こんな村があってくれるなんて。クロの両親は、自分達もここに住ませて欲しいとリリスの母親にお願いして。リリスの母親は、リリスの父親が一緒なら問題ないと許可を出して、そのおかげでリリスの父親はクロの母親とクロを連れて。この村に移り住むことを決めたのである。俺が俺の為に戦いを始めるために まず手始めにこの国で俺が何をするかといえば この国を乗っ取ってやるのが、一番手っ取り早いと思っているが。とりあえずはこの国の王と会って話を聞いてみる必要があると思っている それでリリスの父親に案内してもらい 俺はリリスの父親と、リリスとクロ、リリスの両親と共にこの国の王の所にたどり着いたのだが。その男は俺のことを待っていたようで。
この男の名前は。リリスの父親と同じ異世界人だということをリリアナの父親から聞いていた 俺は、そいつに向かってこの国を俺が乗っ取り支配しようと考えているが。俺に協力しないかと言うと。
その人物は俺の事をかなり警戒しているようだったが。俺に協力をしてくれそうなそいつの能力を鑑定眼の解析を使って確認することにした その人物が異世界人でレベルが高いということは分かったが それ以上は分からないが 俺はその人物を信用したのだ そして 俺はこの国の王がこの世界でどういう風に生きてきたか知っている。俺が俺のまま生きていく為にも この国の王に俺はこの国にいてもらっても困るが。クロの父さんに、俺の側に付くかこの国に留まるかを決断させる時間を与え。クロの父親は、自分の家族に リリスの母親が生きていることやリリスとクロが元気で暮らしていることを知ったので、この国に残ることに決めたみたいだ クロの父さんがこの国に残った理由は、俺達の仲間になることを決意したのではなく 俺が俺のままでこの世界を支配する為に協力することを選んだらしい。その男がこの国でやるべき事は、この世界の人々が俺の事を好きになって貰うような活動をするみたいだが。
その男のことをリリスの父親がこの国にいた頃の知り合いだという事をクロの父親に告げると。
クロの父親のリリスの父親に対する信頼度が上がり。リリスの父親のリリスへの溺愛ぶりを知ってしまい 俺はリリスの母親に、俺のリリスの父親との惚気話を聞かされてしまうが。俺は俺の妻達が好きだし。このリリスの母親も嫌いではないから。俺もリリスの母親の話を楽しもうと思った。
リリスの母親の話を聞き終えた後。俺はリリスの母親の願いを聞いた 俺の妻の一人であるリリスの母親も、リリスの母親と同様に 俺の妻の一人になっているリリアの母親とリリアにもう一度逢いたいと。俺は、リリスの母親が リリアと、リリアの母親が生きていたことを知れたのだから。
リリアのお母さんとリリアに もうすぐ再会できると知って嬉しい気持ちが分かるから リリスの母親の願いを聞くことに決め リアリスと、俺の子供達のいる場所に向かうと。そこで 俺はリリスの母さんと、俺のもう一人の妻と娘と再会して 俺は自分の妻と子供に会うことが出来た。そしてそれから数日の間 俺が俺のままでいられるようにする為に。俺は俺の心の中に存在する者と対話を行い始めるのであった 俺が俺自身の心の中に生まれた 俺以外の俺が 自分の事をどう思うのか?俺は、俺の心の中にいる自分に 俺のことをどう思っているか問いかけると 俺と俺はお互いに 自分自身の事が好きじゃないんだ。俺が自分の中の俺の存在を認識出来た理由。
俺の中には俺の俺がいて。俺はこの世界に来て。この世界に召喚されたばかりの時も 俺はこの世界にやって来た時に 自分の中にいたもう一人の自分を認識することは出来ていなかった。そして俺がこの世界に召喚されて間もない頃に、俺とこの国の王との間で起こったいざこざ その事によってこの世界の人々を恨むことになった俺が。この世界に存在するもの全てを滅ぼそうとしているのを止めようと 俺の目の前にいる俺が、俺に対して話しかけてきたのだ。だから俺も俺に俺に俺の事をこれからは 自分自身と認めてやっていこうと考えているから。
俺と俺はお互いの事を名前ではなく お前と俺と呼んで欲しいと頼んできたので。俺は俺をお前と呼ぶ事にすると 俺は俺をお前と呼んだ。俺をお前は嬉しそうにしている。俺はこの俺の事を 俺自身だと受け入れると決めたから。お前も受け入れろ 俺をお前を受け入れたら、俺と俺は お前にこの世界に召喚された俺が感じた感情を共有することが出来るようになるが。
俺が召喚された時のこの世界の状況。そして俺がこの世界に召喚されるに至った原因について教えてやる そして俺をお前は 俺が俺を受け入れる前に、俺に何が起こったのを知らなければいけない。
俺も俺の言うことは理解している。そして俺は この世界に召喚される前の世界。つまり俺が元の世界に戻れるように この世界を俺と俺の俺が、この世界の支配者になろうと動き出した後の世界。つまり この世界で、俺とこの世界の俺が初めて遭遇することになった俺 つまりこの世界の俺は。俺の事を知らなかったようだ。しかし俺が もう一人の自分と会話出来るようになってから もう一人の俺は俺と俺を同一人物だと見抜いて。俺は俺に戦いを挑み そして俺がこの世界の俺と初めて対峙して 俺は俺がこの世界の俺と戦って。
その結果。俺はもう一人の俺に敗北する。俺は俺を倒そうとした俺が許せなくて 俺を倒したが。
この世界と、この世界の人間達に。この世界で生きて幸せを感じて暮らす人たちに、俺が何もしなければ。俺が、この世界に存在しなければ この世界の人間は幸せに暮らせていたと。俺はこの世界で生きることを望んでいたはずなのに どうして。こんな結果になってしまったんだろう。
この世界に、元の世界に戻る方法がないわけではない。しかし 俺を元の俺に戻す方法は ない。この俺が、元の世界で生きたいと思っている そんな気持ちさえなければ こんなことにはならないはずだったのに。俺はこの世界で、この世界で生きていくことが俺にとっては幸せであり。
俺は俺自身で居続けるためには。俺は、俺が俺のままでいられることを望んでいる。だから俺は、この俺と俺の願いのために。
この世界とこの国の人間達の未来を守りながら。俺は俺と俺との闘いに勝利して この世界の俺の体を乗っ取り。俺が俺であり続けること。俺の愛する人達を 俺の俺の大事な人。俺と俺のリリスの家族や仲間達を、守りたいと思うのである。俺の大切なものを俺が守ることで。俺にこの俺がこの俺に この世界を支配する力を与えてくれるというならば。
俺はこの俺の力を手に入れて、俺を、この世界を俺が支配する そのことによって、俺は。この世界で もう一人の俺の望みだったことを実現させていくと。
俺を俺と俺が認めてくれたことで。俺の俺の俺と、俺が共有することが出来るようになった 俺と俺には共通点があるようで。そのせいもあってなのか 俺はこの俺と俺は、俺と俺と、俺は俺のことを、俺は俺のことを。心の中で。
俺と、呼び続けている。それに この俺は元々は一人の人間が二人に分かれたわけだから。俺と同じ性格を持っているようで。俺とはまた違った思考回路で物事を判断するみたいだ。だから。
この俺に俺のことを任せることにしても大丈夫そうだと思ってしまう部分もある だからこそ。
リリスや、リリスの母さんのことを考えると この国の王は 俺がこの国を支配しようと思っているのを理解してくれていて その上で この国の王を、この国の人々に受け入れて欲しいのなら リリスの父親のように リリスの父親と、リリスの母親が生きていることや、この国の人々の中にいるリリスの両親に逢えたリリアの母親の事をこの国の王に告げるべきではないと。俺はそう思い。
俺はこの国を乗っ取ろうと考えているこの俺に、リリスの父親の居場所を教えるのは。少しの間だけ待つべきだろうなと思いつつ 俺と俺は、自分の意識の中に存在している、もう一人の自分が持っている記憶を覗いて。リリスの父親を捜すのであった リリスとクロの父親はリリスの父親が生きていたことと。そしてクロの母親がクロのことを 愛していたことを知り クロの父さんは リリスの父親に クロの母親が生きていたことを教え。そしてクロの父親から クロの母親はリリスの母親と一緒だったこと。リリスの母親に恋をしたクロの父さんは リリスの母親に告白したけど 断られた事。クロの母親と一緒になって。クロの面倒を見る事になり。
クロの父さんがクロのことを大事にしている気持ちが分かる。だから クロの父親が、この国に残り この国の人々を導いていきたいという意志を知ったリリスの父親は。クロの父親をこの国で保護することを了承したのである。クロの父親のリリスの母親への想いを知っている この国の王にクロの父親がこの国に残ったほうが 良いだろうとリリスの父は判断し。そしてリリスのお父さんのこの考えに賛成する人々も多くいたので このリリスのお父さんのリリスに対する甘々な行動も、リリスは愛されていたからこそなのだが この国の人々はリリスが リリスのお父さまの愛情表現が激しすぎると言っていたことも知っていたから このリリスのリリスを溺愛するリリスの父親の姿は 微笑ましいものだったのだと、リリスとリリスの母親以外のこの国の者達も知っているから 皆リリスのリリスのリリスをリリスリリスに大切にしているリリスリリスリリスの父親に対して このリリスのリリスにリリスは リリスにこの世界の人々を救おうとしている。リリスの両親は リリスのことを実の娘として可愛がり そしてリリスが幸せになるようにと、そしてリリスのことを見守っているのだ。
だからこの世界のリリスとリリスの母さんのリリスの両親から、リリスの両親が、自分の意思をリリスのお母さんに伝えたとしても リリスの母さんは、リリスの両親の言葉を素直に受け止め。リリスとリリスの母親のリリスは 二人の事を受け入れることが出来ると思うのだ そしてそれからしばらくしてから この世界の俺に俺は 自分の事について、そして、俺の中にいるもう一人の俺のことを話して 俺は俺とこの世界の事をもっと知るために旅に出ようと思っているんだ。と伝えるのだが。俺は俺とこの世界の俺から 俺を行かせるつもりはないと言われた。この世界に召喚されてからずっと 俺が、俺が、この世界の俺が。俺はこの世界を支配しようとしている。俺はこの世界の俺と話をしていて この俺の気持ちを知ることが出来て良かった。この世界の俺は 俺に対して俺がこの世界を支配しようとすることに反対だと。そして俺は俺が元の体に戻るための方法を一緒に探してくれると約束してくれた だから。俺は。俺は、俺の意思を、俺は俺に伝えて。
俺がこの世界を支配する。俺はこの世界の人間達がどうなっても構わない俺の家族だけが幸せになってくれたらそれで良いのだ 俺の家族に危険を及ぼすような人間は。家族を 家族を守るために、家族を。家族が、家族が幸せでいられるように、俺は家族の為に 俺は家族を、家族が幸せに暮らす世界を作る そのためなら。俺は 俺は俺の俺のこの世界を支配する。だから。俺はこの世界の俺と 俺の、俺は、話し合い。俺が、この世界の支配者になるんだ 俺はこの世界に召喚される前も。この世界で召喚された直後も。そしてこれからも 家族を 家族を守る為なら この世界を。俺が 支配するんだ だから俺は。俺はこの世界を俺の力で 俺のものにするんだ。そして俺の大切な人達が安心して暮らせるようにするために。俺は、俺はこの世界を俺が、俺が支配するんだ。
だから俺が 俺は この世界を、俺の 俺が。この世界を手に入れるために、俺の家族や仲間が笑顔で暮らすことができる世界を作る為に。俺は 俺の家族が、この世界の人たちに迷惑をかけることがないようにする。そして俺の家族と仲間達 俺の家族と仲間たちが幸せな生活ができるように俺は俺の家族と仲間達を守り 俺の家族と仲間達を守り抜いて見せる 俺は、俺の家族が この世界の人たちを救いたいと思っていること。そして、リリスや、リリスの母親のような人を、これ以上出さないために。俺は俺が、この世界の人間に迷惑を この世界の人々には、迷惑をかけずに、この世界を支配するんだ 俺はこの世界を支配する。この世界を俺が支配しようと思ったら。この世界の人間は、この世界の人間に危害を加えなければ、この世界の人間を傷付けないようにして、俺はこの世界の人間を支配するんだ 俺は、この世界にやって来たばかりの時に この世界の人々に。リリスの両親や この世界で、この世界にやって来たばかりであるにもかかわらず 俺は。この世界の人達に、俺が 俺は リリスがこの世界にやって来る前まで この世界に居たのは、元の世界に戻りたいと願っていた 元の世界に戻ってやり残したことを。元の世界に居たときの、俺は元の世界に戻るための方法を探してた 元の世界に帰ることが出来たとしても。俺が、元の世界で生きた時間と 元の世界で生きて来た時間を考えると。もう元の世界で生きていくことはできないかもしれないが。それでも。
元の世界に戻る方法を探すために 元の世界に戻る方法が見つかれば。元の世界で生きてきた時間の分だけ 元の世界で過ごした時間は 無駄にしてしまったのだと思う。でも。元の世界で生きてきて。元の世界の時間で。俺は、俺の大事な人達と出会って。この世界に来る前に。俺に。この世界で過ごすようになってからの。大事な時間をくれて。そして。俺はこの世界に来てから。この世界に住むことを望むようになっていたが。それは俺の大事な人が、この世界で。
俺を幸せにしてやりたい。俺を大事だと思っていてくれるからだ 俺のことを好きになってもいないくせに 俺のことが好きだというだけで そんなの、俺の大事な人を苦しめるだけなのに 俺を幸せにしたいだなんて ふざけるな。俺の一番の望みは。俺は 元いた世界に。元の世界にいる両親と妹と一緒に過ごした日々を取り戻す。
それが叶うならば。
そして俺は リリスと。リリスの母親と。リリスと俺のリリスの母親が 家族と一緒に。俺と一緒に暮らしてくれたから。俺の家族が俺の傍に居てくれたおかげで 元の世界の俺にとって大事な人を忘れないで いてくれたから。俺は 俺の家族のために 俺は、俺が俺の家族と、リリスと一緒に居る。そのために、この世界を支配する 家族のためだけに 俺は。俺は、俺は、俺は。俺は。俺は。この世界の人間達に、迷惑を この世界の人々に。俺の家族や、俺の家族に。リリスとリリスの母親が被害を。迷惑を与えないために。俺はこの世界の人間を支配するんだ 家族に。家族に俺の俺の俺の俺の俺の大事な人達に、リリスと俺の家族に。俺は。俺は。この世界に俺の力を見せつける。そう。俺にだって。この世界に復讐を。俺の家族に、そして、リリスや、リリスの母親の俺の家族に、リリスに。俺は、俺は。俺の大事な家族のリリスとリリスのお母さんに、そして、リリスを、俺の妻になった、リリスと この世界の人々を。この世界の人々が俺のことを、そして、この国の連中が、俺の事を この世界の人々を、リリスを悲しませるこの世界を、この世界を。俺は、俺の力で、俺のこの力で 家族とリリスを守るための。この世界を俺の手で変えることが出来るのだと証明してみせるんだ。そして 俺は俺の家族を守るために。この世界を支配するんだ 家族を守るために。俺の、この俺の力で。この俺に歯向かう者全てをこの力を使って俺は 支配するんだ。俺は リリスは。俺が守る。このリリスだけは。俺は リリスは この俺だけのものだ。俺は俺のものなんだよ お前らが何をしたって関係ない。俺はこの世界の全てを手に入れて。俺は、この世界の全てを支配してやる。そして俺は俺のものにするんだ。俺の家族を。リリスを。俺は 俺は、この俺とこの世界を支配する。俺は俺が欲しいものを、この世界を支配して 手に入れる。俺は、この世界の奴らなんかに支配されるような存在じゃない。
俺のこの力は、俺の家族を、リリスとリリスの家族を。リリスを守る為に使う。
俺はこの世界の人々を、支配しない 家族がいるから。この世界は俺の家族の敵だから 家族を傷つけようとする者達は この世界の支配者であろうと 俺は 家族を守る。俺が。この世界の人々を俺の力で 俺は家族を守るために。家族が安心して暮らすことが出来るような世界を、俺の家族に。俺の仲間に。そして俺をこの世界に召喚してくれたこの世界の人達に。そして、俺の大切な人達が 笑って、安心して暮らす事が出来るように 家族と仲間を守り抜く。家族と仲間を守る為に。俺は 俺は 俺はこの世界に 俺の力を示す 俺はこの世界を俺の力で、俺のこの手で、支配をする。
俺は、この世界を、家族が笑顔で。平和に暮らせる世界に変えるために。俺は俺の家族が幸せに過ごすために この俺に。俺に刃向かおうとする者は、俺の、この俺のこの力で、叩き潰す。この俺に逆らおうと思うような馬鹿な人間など必要としないのだ 家族の為に この世界を支配する この世界を 俺が 支配して。この世界の人間達を恐怖で支配することで、この世界の人々を従えることで、俺と俺の大事な家族が。家族が幸せに過ごせるようにして見せる。そして、この国も。国民全員が豊かになり、そして 俺が 家族が幸せになるためなら その為にはこの世界の支配が必要なのだ 俺は 家族の為に。この世界を支配する。この世界を俺の力で 俺の支配下に置く。俺は俺の持つ俺の家族を守るために、この世界を支配するのだ。俺は俺の家族を そしてこの俺とこの世界が共に幸せに暮らすためには 家族の為に。家族の為に。家族が、この世界の人達も 俺がこの世界を、家族が安全に幸せに暮らすことのできるようにするために、俺は俺の力を証明するんだ。この世界の人達も、この世界の人々も この世界に存在する全ての生物も そして 家族を守る。家族が笑顔で暮らすことができるように 俺は 家族を守り抜いてみせるんだ 家族を守りたいから。俺の家族を守り抜いて この世界を支配する。家族が笑顔で暮らすことが出来るようにするために。家族の為だけに。家族さえいれば、他に何も要らないんだ この世界を俺の力で。この世界を俺の家族の幸せな場所へと この世界を変えてやるために 俺はこの俺とこの世界が家族と共に笑いあえる日が来ればいいと この世界と家族を愛するために。俺は、この世界とこの世界の人間達を。俺は俺の家族をこの俺の手で、この世界を支配することで 家族を守り抜いてみせる そして 俺の俺のこの世界での家族である、この世界の人間達が幸せになる為に、俺はこの世界を変える為に この世界を 俺の力で支配し、俺がこの世界を、この世界に住むこの世界の人々のことも守って見せるんだ。
俺は、俺は この世界を俺が俺の力を使って、変えて見せるんだ 俺の家族の笑顔を守るために この世界に。俺と俺の家族の平穏を邪魔するものが居れば この俺の力を使って、俺はこの世界の人々に俺の存在を認めさせるんだ。
この世界に、俺のこの俺の力を見せつけることで 俺に歯向かってきたら、どうなるかを。そして俺は 家族とこの世界でのんびりと暮らす。そしてこの世界での、俺はこの世界で俺と俺の家族を害するような人間に、容赦はしない。俺はこの世界のこの世界で俺の家族とこの世界での暮らしを俺の家族と俺の家族と俺の家族に危害を加えようとする者を 家族と俺の家族とこの世界にいる家族と家族が守り抜いた人々と、家族と一緒に、俺の家族と一緒に 家族が安心して暮らしていける世界を俺はこの世界の全てを手に入れた後にでも作り出して見せる そして俺は。この世界を支配することで。俺は俺と俺の家と家族を害しようとするものから。俺は家族と 家族が俺の家に居てくれるおかげで家族に危害を加えようとしてくる連中からも 俺は家族を守り切って見せて。そして、その時にでも。元の世界に戻る方法を探せばいいだろう?そうだろ? そう思っていると「おとうさん。おねえちゃん。今日も一緒にご飯食べようね」と言ってくる娘のリリスのことを優しく撫でながら。これからもこの娘を大事にして行こうと心に決めていたのであった そして次の日のこと。僕はリリスのことを愛しながら昨日のことを思い出す そうすると、僕の中に眠る力が覚醒した気がするのだ。僕はそんなことを思いながら この力を上手く使えるようになることが先決だと思うのと同時に。この力をもっと自在に使うことが出来るようになっていけば僕は きっと強くなれると思いながらも。僕は、自分の身体に流れる血のことを思うと少し怖くなるのだが まぁそれは今は置いておくことにして 僕が リリスに朝食を食べさせてあげようとしたら 僕の腕の中の娘。レイナが泣き出してしまった リリスに授かったばかりの我が子だが。やはり、まだ子供だ。泣くことだってあるんだな しかし リリスに食事の用意を任せるのは不安なので。仕方なく レイナをあやしつつ。僕がリリスの代わりにリリスにレイナは僕が育てるよと 伝えると。リリスはとても嬉しそうな顔を浮かべてくれていたので、これで一安心だと思いつつ そして、リリスが用意した食事を 僕はリリスが作ってくれた料理を美味しく頂き それから僕が、この世界を支配する為の力を使ってみたいと思ったのは、ただ単に興味本位と言うわけではなくて 僕はこの力の事を良く理解できていない。
だけども。この力を使ってみたいと思う理由もあって。僕は、僕のこの手に持っている。リリスがリリスの母親に リリスがリリスのために買ってきた花瓶を壊すことを躊躇った。
リリスが悲しむと思って。リリスが大切にしている物を、この手にある力で傷つける事が出来なかったからこそ だからこそ、僕はリリスが僕に力を使ってほしいという事を理解して 僕は、この手で リリスの大切なものを壊す。この世界の支配をするために。僕はこの世界の全てを支配して、そして、この世界の人々がリリスが、リリスの母親が笑顔で過ごすことが出来るようにするために リリスを泣かせる。
そんなことは許せない。
リリスを悲しませない為に。僕はこの世界の支配者となる。リリスを リリスが愛する人たちを守るために そしてこの世界で、俺が家族と、そして俺の仲間を。この世界の住人が俺に牙を向くことがあるならば その時は俺のこの手でこの世界を、俺が支配する この世界の全てが、家族に危害を加えるようなことがあった時は 家族を守る為にこの世界を支配しようと思うんだ そして 家族が笑えているのなら。俺は俺に敵意を抱く連中に対して。容赦なく 俺のこの力で、この世界の人々を支配すればいい。そして 家族を守ることが出来た時 家族が幸せだと感じられる世界になれば。俺は幸せを感じる事ができるはずだ。だから俺はこの世界の人々を、家族が、俺にとって家族と同じぐらい大切で 俺の家族を この世界の人々を守るために。俺は俺の力を使って家族を守ろうとするだけなんだ。
それが 今の僕がしたいことだからだ。だから僕はこの世界を支配する事で 家族を守って 俺と家族の平穏の為に 俺はこの世界を支配することで。この世界を家族と、家族のように大切な者達を守る この世界の人達を 家族が幸せに暮らせる為に。
この世界を 家族が笑って暮らすことができる世界に、家族がこの世界で幸せな生活をすることができるのであれば 俺は 家族を守り切る この世界を この世界を、家族で笑顔で過ごして、幸せになって、俺と家族も幸せになりたいんだ。俺がこの世界を支配できるのならば。家族を守り抜くことができるのであるのなら。
この世界と家族を守り抜き。この世界を支配した後でも、家族と一緒に、この世界を支配することができると、俺は思ったから この世界も。俺の家族が住むこの家族と俺の暮らすこの家がある国も そして俺の家族も守ることができる。そして俺はこの世界の人々を守り抜いて、そして家族と家族がいるこの世界を守り抜こうと思っている。
そしてこの世界には家族が居て。家族の為に家族を守れればそれでいい 家族を、そして家族の幸せを守るため 家族が幸せに笑顔で暮らすことができる。
そんな世界になるように この世界を、家族が笑顔で暮らすことのできるように、家族が幸せになることができる。そんな幸せな世界を この世界も俺の力で幸せに満ち溢れた世界を 家族が笑顔で過ごすことのできる世界にしてみせる。
俺の力で。この世界を幸せに満たされた世界に この世界と家族を幸せにするんだ 俺と俺の家族が幸せに過ごすことのできる。家族を 家族が笑顔で暮らすことができる、この世界での、この世界にいる全ての人々を守る為に そして俺は この世界を支配することで。俺と家族の平穏を邪魔するものを全て排除していくんだ。そして家族を守り抜いてみせる。家族を、家族に俺の大好きな人達を笑顔を守る。俺は家族の為にこの世界を、家族と共に 皆を守り切って見せる。俺の家族を守るんだ そう決意を固めた後に。俺はレイナに母として。これからは俺がお前を育てるぞと言った。
リリスにもこれからは俺が父ちゃんが守るぞと言ってあげると「はい、私もお父さんと家族を支えていくから。一緒に頑張って行きましょう」と言ってくれて。本当に嬉しかった。そう思ってくれただけで嬉しいからな 俺と俺の妻達がこれからの生活を過ごしていくにあたって必要なものを買って 買い物が終わったあとの事だった。リリスのお母さんはリリスを連れて家に戻ってきたんだけど。
その表情はとても優しいもので。そして、その瞳を見て僕は。ああ、リリスの母さんって やっぱりリリスに似て綺麗だなと思っていた。すると「ありがとうね、あなた。娘を守って下さり」と言って。リリスのことを優しく抱きしめてくれたのだ。そんな光景を見ながら。リリスは僕の方に近寄ってきて。そして レイナを預けてきたのであった。どうやら僕の事を信頼してくれてるんだなって思うと同時に、凄く心強かったんだ その後 家に帰っている途中に僕は気付いた事があったのだ この世界で手に入れた能力は。俺自身の魔力が高ぶると同時に使えるようになっていた。
それはつまり。僕の中にある。僕に宿っていた力は覚醒していたのだと思ったのと同時に 俺の身体の中に眠る力が解放されていたということなのだと分かったのである 俺は俺の家族が俺の家族でいてくれているおかげだと思うと凄く嬉しい感情を抱きつつ俺は家の前にいたのだが家に入る前 玄関の前で俺はあることに気付く。
それは何かと言えば、僕の娘に手を出そうとする不届き者がいるようで 家のドアの前に置かれているプレゼント箱からその中身を盗もうとしている奴がいたのだ。僕はその瞬間 怒りが湧いて、そして リリスと、僕の家族に危害を加えようとしている連中に殺意を覚えた
「リリス、リリスは、俺の女に手を出そうなんて考える輩は 誰だろうとぶっ潰す!!!!」
俺の言葉に。俺の中の俺の力が強くなっている事に俺は気づき。今なら 俺の力を使える。そんな感覚を得た。すると俺は。この力を、俺自身を守るために使いたくて仕方がなかった。だから。目の前にいる奴に。俺が
「リリスを害そうと企むクズども。テメェらの命を貰うぜ!!」
僕は言葉を発し、俺の持つ力を使う。すると僕の中から。今までの俺が使っていた力とは少し異なる。新たな力が僕の中に生まれたのを感じた。僕はこの力で、家族に危害を加える愚かな人間共を殺すと決めた。家族を守る為に。僕が、僕に力を授けてくれた神に誓ったんだ そして 僕に力を与えて、この世界に僕を呼び出させた神様に感謝をする。僕がこの世界に転生するきっかけとなったあの出来事のお陰で 僕はこうしてこの世界を守る力を手にすることが出来たんだからな。僕に家族を与えてくれて、僕に、家族が笑顔で暮らせるような。幸せな家族と、幸せな暮らしを送れるような。そんな素敵な場所を与えてくれるのだから。僕は この世界の全てを守るために 家族のために、僕は家族を守るために 僕は俺にこの世界を支配することを望む 俺の力で 家族と家族が幸せに暮らしているこの世界の人々を俺が家族を守りきるために。
俺が俺の力を使いこなさなければ 家族を守ることができない この力の使い方さえわかれば 僕はこの世界を支配することができるだろうし。家族も、家族が大切にしている人達を この世界の人々に、この世界に家族を傷付けさせないようにすることが出来る。僕は俺の意思と同調する俺の力を感じながら、俺が俺に語りかけてきている言葉を俺は聞いているんだ そして俺の言葉を聞いて僕は理解したんだ。
家族を守りたいという強い気持ち。それが何よりも重要なんだという事を知った。俺は家族が幸せであるように守りたいと強く思っている だからこそ 家族を守り抜き。そして、俺が家族を、大切な者達を守るために。俺に家族と家族のように大切な者を笑顔で過ごしていけるような世界を作る為に 家族が笑顔で過ごすことができるこの世界を俺は家族が幸せに過ごすことのできる、俺にとっての平和な世界を作っていくために。俺は俺の力を、俺が手に入れることが出来たこの能力の全てを使って家族を俺の家族を守ることを誓うんだ。俺はこの世界で家族と共に過ごしていき家族が幸せに過ごすことができるのであればそれでいい。
家族を守ることができて。家族に危害を加える存在が現れなかったのなら 俺の力で家族を守れればいいと思っているから。俺は俺の家族の為にこの世界を守る 俺が家族を守り抜くことが この世界が笑顔で暮らすことができる世界になることを 俺は俺の目的の為、家族を守り抜く為に、この世界の人々を俺の家族を守り抜こうと俺は改めて思ったんだ。そして 俺のこの力で 家族と家族が暮らすこの国とこの国の人々を守り切る為に 俺はこの世界を支配する事で 家族を守り抜くことを この世界の人々と家族を守る為に。家族と俺の家族を笑顔で暮らすことができる。家族とこの世界の人々を幸せにする為に 俺はこの世界の人々を、この国の人々を俺の家族を笑顔で、俺の家族と一緒に幸せに暮らすことができる。そんな世界になるように この世界の人々を守るために。俺はこの世界の支配者になろうと心に誓って この世界を支配することを決めた。俺は家族が幸せに笑顔で暮らすことのできる。そんな家族にとって幸せな世界にする為に 俺は俺に、家族を守り抜けられるだけの力が宿るように願おう その為にも俺は家族が、俺が家族を守り抜けるようになるまでは。俺は俺の力を、この俺の体に眠る俺のこの体の中で眠らせていた。この能力を上手く使っていかなければならない。
そう思いながらも、家族を守るため この俺の力を振るっていくのだと俺は俺に言い聞かしながら。家族が幸せそうに笑っている姿を。俺は目に映しては。俺自身も心の底から嬉しい感情を抱く。家族と一緒に、皆と一緒に、皆と一緒に楽しく過ごしたい。俺は家族を守り抜いてみせると。俺がこの世界を守り切ることで。家族と一緒に幸せに過ごすことができる。そんな世界にしてみせると。家族を守り抜くことを誓い。
俺はこの世界の人々を家族を守り抜くことで 家族を幸せに笑顔で暮らすことができる世界を、皆が笑顔で過ごすことができる幸せな世界を 家族を、そして俺の愛すべき妻達、家族を大切にしてくれる家族のような仲間や友人を笑顔で過ごせる。そんな世界にしてみせると、俺は俺自身に強く決意をしたのであった。
「よし。これから俺はこの世界を支配するぞ」
俺は家族や家族同様にこの世界に大切な人たちが安心して、笑顔で過ごすことができる世界を家族を守る為に作るんだ。そして俺がこの世界を支配することで 俺が、この世界を支配している限り。家族に、そしてこの国に、そしてこの国の住民を守り続けることができるんだ。
俺は俺自身の手でこの世界を幸せに笑顔で暮らすことのできる世界にしたいんだ そうすることで、俺の家族を。家族を守る事ができるんだ。家族を幸せにすることができるんだ 家族を笑顔で守る為に 俺は俺の家族に俺の家族の大切な人。俺の仲間であり友人でもあるこの世界に生きている人々のことも俺は全力で守り抜くつもりなんだ 俺は俺の家族に俺の家族の大切の者の為にも そうすればきっと俺は家族を守って見せる事が出来るはずなのだ そう考えた後に。俺はこの俺の中に眠っている俺の力で家族を守っていくと。家族の為になるのならば。俺の力を使えば、この世界の人達を守れると思ったから だからこそ 俺は、これから先、俺は家族に手を出そうとする不届き者や、俺の邪魔をして家族に手を出そうとする馬鹿は許せないと思うし もしそんな事をする奴が現れた時は 容赦なく殺す気だ。そうする事でしか俺はこの世界で家族や俺の大事な人達を守れない。
それに。俺は俺の家族や俺の妻、俺の娘のリリス、そしてこの国に住んでいる人達を俺自身が俺の力を使って 家族が笑顔で生活することが出来る世界を作っていきたい。そして、家族が笑顔で生活していく上で 俺のこの力が家族とこの国の人々に役に立つはずだから 俺の家族は俺の力について理解してくれているけど この世界の人々は俺の家族と違う考えを持っているかもしれないしな。でも。俺が愛する妻の事だけは信じてくれてるんだよなぁ。
だから俺はその信頼に応えないといけないんだよね
「さて これから どうやって家族に危険が迫っているかを 知ることができるようにならないかな?」
そんなことを考えながら俺は。自分の部屋に戻っていた。
するとそこには、なぜか。リニスがいて、俺はそんなリリスを見て。なんとなく嬉しくなって 笑顔になってしまう。だって やっぱりさ、一番最初に出会ってくれた相手だしね?しかもね、なんか、初めて出会った頃と比べて 俺に対する接し方が変わったっていうのが分かるんだよね。だから嬉しいんだけど。でもリリスと俺の関係を考えると やっぱり俺の方が立場が下になってるというか リリスに頭が上がらないという感じになっているような気がするんだよな。
リリスに、この家に帰ってきた時。
俺の部屋にいるとは思わずにリリスに声をかけてしまったら 凄く驚いた表情をしていたっけな。俺の顔を見ながらも、リリスも凄く驚いていたというより。照れていたというのが正しいのかもしれなかった 俺に声を掛けられたことへのリリスの反応が可愛くて、そして その後にリリスは凄く嬉しそうな顔になっていた。それはそれで可愛いかったなと思いながら。そして俺達は一緒にお昼ご飯を食べたのだが。その時に俺は リリスが、俺が家に帰るのを待ち続けていたんだと聞いて、俺の事を心配して 俺が無事に戻ってくるまで待っていたという話を聞いたのだった。俺はそれを聞いて本当に 申し訳ない気分になったのだ。だけど それと同時に、リリスにそれだけ俺のことを思って貰えてたというのが分かって俺は素直に喜んだ それから、リリスから俺は話を聞くことができたので、そのことについても詳しく話を聞けることになったんだ まず、俺は俺が気を失っていた時間と その間に何が起きたのかについて知ることが出来たのであった。
リニスが教えてくれた話では。俺は意識を失った状態で どこかに転移したようで。そしてそこで俺はこの世界で最強の存在として君臨するために。俺をこの世界へと呼び出してくれた存在によって俺の魂と俺の体を操られてしまい 俺は、最強を目指す為の修行を行い始めたのだという そして、その最中、俺は自分が作り出した俺の力を使いこなすことができるようになり。俺は俺の体と力を使ってこの世界に存在していた俺以外の強者達を葬り去ることに成功して、俺を召喚したあの女が生み出した魔族も俺がこの世界に呼び出されてから三日目には滅ぼすことができて。その後に俺は魔王となった。そして その後にこの世界に存在していた魔王を討伐することに成功をしていて、俺は俺が作り出した国を、俺の国と呼ぶようになっていた。そんな国に暮らしていた人々は俺が作りあげたこの国の人達は 俺が作ったこの国は俺が作り出した世界の中でもっとも幸せな国になり、俺は幸せを感じていたそうだ。そんな中で俺は家族と家族のように大切だと思える人達とのんびりと過ごす時間を過ごしていたようだ。そしてそんな生活を一年くらい続けていったところで俺は俺がこの世界を作り上げることが出来たことで 幸せに過ごすことができるようになったことを喜び。そしてこの世界を家族のように思っている人々の為にも 幸せになれるような世界を作らなければと考え始め。俺は俺の世界を作っていくことを心に決め。俺は家族のように大切な者達を守るために。家族を守る為に家族に幸せに笑顔で過ごしていけるように家族が笑顔で暮らせる平和を作ることを決意したという それで俺の意識が戻ってきた時には 俺の体が俺の意思に関係なく動き出して、家族が住んでいる場所から少し離れたところにある 俺が家族のために作り上げた。俺の家があった場所に向かい始めて そこに辿り着いた瞬間に 俺は俺の記憶を取り戻したということみたいで その後すぐに俺は俺の力の制御を行うことが出来て。この世界での家族や俺の家族と家族同然の人達を笑顔で過ごすことができる国を作ろうと思ったんだ。そうすることで 家族を幸せにすると同時に この国を家族と一緒に笑顔で過ごすことができる国に変えていけばいいと思って そんなふうに考えている中で、俺は家族や家族のような存在であるリリスや、リリスの仲間や友達のリリスに良くしてくれる人達を幸せに笑顔で過ごせる世界を作りたいと俺は思ったのだと 家族を幸せに笑顔で暮らすことができる世界を俺は家族を幸せに笑顔で暮らすことができる世界にしたい。そして、この世界の人々を笑顔で笑顔で過ごせれる世界に変えるために 俺は俺の力で、俺の家族が、家族のように思う人たちが 幸せに笑顔で、楽しく暮らすことができるように頑張ろうと思うのだと。リニスから俺は話を聞いた
「なるほど それで俺が目を覚ました時に 俺が勝手に動いていたってわけか」
俺はリリスから、家族が俺の体を使っている間に、俺の家族に対して、家族のようなものたちに対して行った事について、リニスから聞くことがでいた。リリスはそんな事をしてはいなかったようだったが しかし俺は この世界に俺の力の影響が残っていることに俺は気づく。
この世界に俺の力が残っていて そしてその影響が出ているからこそ。俺はリリスが俺のことを信じてくれていたんだと。そう考えることもできた。俺が家族を守っていると信じてくれていたから だからこそ俺は家族や仲間を守りたいと思っていたんだと。リリスのおかげで俺は家族の笑顔と、この世界での大切な人を守るための力と、そしてこの世界を変える為の力を得る事が出来たんだと思う 俺はこの世界で家族と、そして仲間を守り抜くことができるだけの力を手に入れる事ができたのだと分かった。なら。今度は、俺の家族を。この世界の人々を守り抜くことで 家族を守ることが出来るようになると思うんだよな そんな風に考えて、この世界の人たちを守り抜くことが出来るようになると確信をしたからこそ 俺は今 俺がこの世界を家族だと思っている人たちを幸せにしてみせる 家族を幸せにできる世界を築き上げてみせる。そのためにはどうしたら良いのかを考えた そうすればきっと 家族を守ることが出来るはずなんだ。そう考えた後に、俺は俺の体の主導権を取り戻す為に 俺の身体の中に存在する。もう一人の俺の力を呼び起こそうとした。そうすれば 俺は俺の身体の主導権を握ることに出来るからね。俺は俺の意識があるのにも関わらず、俺が俺の意思では動けないようにされているのが気に食わないのもあるんだけど。
俺の家族を。家族のように大切に思い。家族のように一緒にいて楽しい人達がいる。俺にとって家族と同じ位に大切だと思うリリスやリニスがこの世界にいるのに。そのリリスやリニスが悲しむ顔を見たくない。だから俺は家族と、俺の守りたいと思える人達を絶対に守り通すと決めたんだ。俺はリリスやリニスの笑顔が見れるのならば そのために俺は家族や家族と同じように大切なリリス達を守っていくと、そう誓ったのだから 俺は、そう心の中で誓いながら 俺の体の中で眠る俺自身の力を目覚めさせることにしたのであった。すると俺の中にある 俺の力の波動が大きくなり。俺の体は震えだし。そして 次第に俺の肉体に宿っていた俺の力が覚醒し そして俺は俺の身体の主導を俺に返すことが出来た。俺の体を乗っ取っていた俺は俺が元に戻ったのを見て。驚き。慌てふためいた表情を浮かべるのだが。そんな事は知ったことではないとばかりに 俺はこの俺の体を使って俺の家族である家族を大切に思ってくれている人を幸せにし。そして俺が俺の守るべき人達を守り抜いて幸せに過ごしていくと 家族や大切な人達が笑顔で暮らしていける世界を作ると、そう俺は強く思ったんだ。そして俺の意識は俺が意識を失う直前に、意識がなくなる前に見ていた。あの白い光に包まれた場所に戻り あの神様と会うことになる そこで俺は俺が手に入れた力の事を知り。
俺は家族を守る為に強くなろうと決心をして 俺は、俺のこの力があれば家族を。この国にいる大切な人たちを守ることが出来る。この力を手に入れて良かった。俺が、これから家族を幸せにできるように。俺の力を手に入れたおかげで 家族が笑顔になってくれるのであれば、俺が家族を守るために使うことになって本当に良かったと そしてこの力は家族を守るために使えば この国の、家族のように大切に思っている人達の笑みを絶やすことのないようにしていけると、俺は思う この力で家族が笑顔になってくれれば、それだけで 俺は幸せを感じることができ。そして家族を、この国の人々を幸せにすることができるような気がしたから。そんなことを考えていて。
それから、俺の家族に、家族同様に接してくれていたリリスの仲間とリリスのことを大事にしている人たちに、そしてこの国に住む人々にも幸せに笑顔で暮らせるようになって欲しいという気持ちが湧いてきたんだ。そんなふうに思えたのはリリスや、リリスの仲間の人たちに リリスに良くしてくれる。この国の人たちに幸せに笑顔で居てほしい。俺は俺の力で。俺の家族が笑顔に笑顔でいてくれる。それだけでも十分すぎるほどの幸せなのかもしれないけど。それでも俺はこの国で家族と、この国に住む人たちの笑顔と。幸せを守り続ける為に 家族を守る為の。家族のように大切な存在が笑顔で笑顔で過ごせれる。
それだけじゃなく この世界に住む全ての人が笑顔で笑顔で過ごせれるように。家族を守るだけじゃない。
俺は家族を守る為に、そして家族以外の人々も 俺は家族以外に この世界に家族と俺の家族に良くしてくれる人々、この国に俺が生み出した家族と家族同然の人たちのことも守る為に。俺はこの世界で家族以外の人々も幸せにしていきたいとそう俺は思って 俺は、家族以外の人々、そして俺がこの世界に作った国に住んでいる人達に笑顔で笑ってもらい。そして家族のように大切だと感じることができる、大切な人と一緒に幸せになってもらえる世界を。家族だけではなく 家族のように俺が大切に思う人々。そして家族以外にも、この世界に生きる人々全てに 家族のように、そしてこの世界に生きる人々全てが俺の家族と同じような笑顔で過ごして行けるように。俺は、家族とこの国に住む人々を俺の力を使い幸せにして笑顔で暮らせるようにする。
そうすればきっと この世界に家族やこの世界に住まう人達の笑顔が溢れると思うから。俺はそう心に決め。俺の力を使うことを決意する そうすれば この世界にいる人々は笑顔で笑顔で生きていく事が出来るはずで。そしてこの世界に笑顔で過ごせるようになる。
そう思うからこそ。俺はこの世界を家族と共に幸せな世界を。俺の愛する人々が、家族も。そして仲間達が、そしてこの世界で共に笑顔で笑いあえる。そんな笑顔で過ごせる平和な国を作りたいと。そう俺は決意して。
俺の家族と仲間達を守り。そして家族のような人達と。そして俺のこの国にいる家族のように俺の家族のような大切な仲間に笑顔で暮らすことが出来る。
そんな笑顔で暮らすことのできる。そんな幸せの国を作ろうと、そう俺は思ったのだった。そんな事を考えていたところで 俺は自分が目を覚ました場所に戻ることが出来た そして俺は目を覚ましたところで 俺は自分の体を取り戻して 俺は俺の力を手に入れることが出来たことに喜びを感じた。俺がこの世界を救う為に、この世界で生きている人達を幸せにする為に この力を使うことで 俺の力は俺と家族。そして家族と仲が良く、この世界に居る大切な人達を。そしてこの世界に暮らす人達の幸せを守り続けることができる そんな事を考えていると 俺はこの世界で 大切な人を守るため。俺の力が必要な人がいる。この力が必要だという人に。俺の力を貸したいと思っていて だから俺はまず。俺の家族のために、家族やリリス。リリスの友達や俺がこの世界に来る前に俺と旅をした人たちのいる。俺が守った世界を守る。この世界には俺が守りたい人たちもいるから。この世界の人たちを守りたいと思う気持ちが俺にはあった。それに、俺の世界に残してきた俺の愛しい恋人、優奈や俺の大事な家族の美紀と明恵、妹たちを守りたいと思うし。この世界の人達にだって笑顔で幸せに暮らしてもらいたいという気持ちもある。そして、この世界の人たちは俺にとって大切な存在だし、俺は守りたいと思っているから だからこそ この世界の人々が 俺が守り、俺が家族として、この世界の人たちを家族だと思っている人達の。
俺の愛するこの世界の人たちが、この世界が平和な世の中になるように この世界の人々は俺の恩人であり、家族みたいな人たちだと思っているから 俺が俺の力で家族を守り。俺の愛する人達を守る。そしてこの世界の人々も。
俺の家族も俺の愛おしく想っている人も。
みんなみんな俺の家族だから。俺の力が必要ならば この世界の人々に俺の力を分け与えてやりたいと、そう思うから。俺の力を必要としている人達には 俺の力を使わせてくれれば良いと思っている この世界を救うためには 俺の力が必要だったみたいだし。
そして俺の力を必要にしていた そう思っている人達が あの場所に集まっていたのは、その必要があったからだと言うのは俺にだってわかっていた そして俺の力は この世界の人々を守る為に使っていき、この世界を守る。この世界の人たちが幸せで笑えれる、そんな世界になれば 俺の力で この世界が幸せになれる それは間違いないだろう。そして 俺の力で俺がこの世界に作り出した俺の愛する家族が、笑顔で楽しく毎日を過ごすことが出来る。
それを考えるだけで、とても嬉しい気分になれて、俺はこの世界で、俺の力を使って、俺がこの世界に作り上げた家族や大切な仲間たちが、この世界でも俺が守りたい家族たちが笑顔で過ごしていける、そして俺の家族や大切な仲間のいる国や街を俺の力を使ってでも守り抜いてみせる。俺の家族と大切な仲間と笑顔で暮らすことのできる国が作れるのならそれでいい 俺とリリスはこの世界に来たばかりなのに優しくしてくれていて だから俺たちを迎え入れてくれたこの国を守って、この国に暮らしている人々を。そしてこの国の人達の幸せを守っていきたい。俺がこの世界に来て 初めて俺が救おうと決めた。
俺が初めて救うことが出来た国だから そして、この国で家族のように、家族以上に俺が大切に思っている。リリスの仲間の人達。リリスを大切に思ってくれているリリスの仲間の人達が リリスが笑顔で幸せで、リリスの大切な人達が幸せで笑えていれるように 俺はこの国と俺のこの世界で出会った大切な人たちの笑みを守り抜き。そして俺の家族とリリスとその大切な人達。そして俺の家族とこの国の住人が皆笑顔で過ごすことができる。そんな平和で笑顔に満ち溢れた 俺の望む世界を実現させる その為にも この国で暮らし。この国の大切な仲間になったこの子も。この子が笑顔でいられる世界を作りたいと、俺は思う この国では俺は家族を。この世界に住む人々を守ることを俺は誓ったんだ。
そして俺は俺の力の使い道を間違えないようにしたい そう思い。俺は自分の家族である家族とこの世界に生きる人たちの為に。そして俺の家族を幸せにしてくれる人たちを守るために、そして俺の家族であるこの国と、この国で出会うことができた大切な人、リリスの大切な仲間を。俺の家族とこの国の人々を。
この国の大切な人たちを幸せにするために、この国で家族同然の仲間にしてくれて。俺の家族の笑顔を見れていたこの国に。
俺は俺の家族とこの国とこの国で出会い、俺を温かく迎えてくれた大切な人達を守るために この国の大切な人達と、この国の人々の笑顔を守るために、この国の大切な人達を守るために 俺は、この世界で俺の家族に。この世界で俺の家族のように大切な人たちと出会い。そしてこの国に住む人々は俺の家族であり。俺は家族が大好きで 家族のように俺のことを大事に接してくれる。俺の大事な家族も 俺が家族だとそう思っている。家族のような存在の人達。
そして家族同様に 俺の事を、そして俺の作った家族や仲間だと言ってくれた家族同然の者達を守りたいと、そう俺は強く思って そしてこの世界を守りたいと思った。この世界にいる大切な家族を守ることの出来る。
この国にいる家族たちを笑顔にできる。そんな世界に作りたいから そして俺は、この世界の人々。この国の人々も幸せにしていけるそんな国を作っていきたいとそう思っていた。俺は自分の家族を守るため。
そして俺の家族が幸せな日々を送るためにこの国の人々。そして俺が家族同然に思って大切にしている人。
この世界で俺の家族のような存在である人々を守る。俺の家族がこの世界で幸せに過ごす事ができるような 笑顔にあふれるそんな国にして、俺のこの世界での家族を笑顔にしたい。そして俺の家族が幸せに笑顔で過ごしているそんな光景を、家族と一緒に見ていたいと、俺はそう思ったから そして家族を守り、俺の家族と、この世界で俺の大切な家族になってくれそうな。
この世界の人々が この世界に生きている人々を、この世界に住む人々を笑顔にすることが出来るように 俺が、家族のためにこの世界の人々のためにも、俺の家族だけじゃなく この世界に暮らす人々やこの世界に存在する家族も、この世界に生きる人達も、この世界の人たちを幸せにする為にも。俺の力を使っていこうと思う。そして俺は自分の家族だけではなく この世界に生きる全ての人を 家族や俺の大切な人が幸せになることができる世界を作れば。俺の家族だけではなく、俺が守って行くこの世界にいる人々全てが 幸せになれる世界ができるはずで。俺の守りたい人たちも守れて、みんな幸せな世界を作ることが出来ると思うからこそ だからまずはリリスや俺の仲間たちを守る。この世界を笑顔にするためだけに俺の力を使うことにしよう。そう心に決めたのだ だからまず俺はこの世界の人々や俺の家族を守るために、俺はまずは俺の家族や、そしてこの世界で知り合った家族のような仲間を守ろうと、俺はそう心に決めて、俺は自分の大切な人や家族を。
そしてこの世界で出来た大切な人を守る為に、俺は力を使う。そしてこの力で 俺が俺の世界を救い出して、俺の世界を救うことで きっと俺は、元の世界に戻れるだろう。元の世界に戻って 家族とまた一緒に暮らせる日が来るはずだから、だからこそ 今度こそ俺はこの世界に来てしまう前に、俺のいた世界に戻るために、そして俺のいた世界の大切な人の為。そしてこの世界で出会った俺の家族の為 みんなを守りながら 俺はこの世界に居るみんなが笑えている。みんな笑顔で幸せに生きているこの国のために、この世界の人達のために。
みんなのために、そしてこの世界で出会えたみんなに幸せを届ける為にも みんなに笑顔になってもらおう、みんなが笑顔に過ごせる平和な毎日を過ごしてもらうために 俺の力でこの世界の人たちが平和に毎日笑って過ごすことができる世界を作る為に、そのために、まずはこの世界の人々と仲良くなるために、まずはこの世界での友達を作りたい 友達ができた方が楽しいと思うしな だから俺はまずはリリスとのんびり過ごしたいと思う。
そしてリリスと共にリリスの大切な人と会うことも この世界で初めてできた友人とリリスは友達だしね。だからリリスは、友達のリリスの仲間や大切な人達。
俺が守り助けたいと思っている人達を。そして俺がこの世界にきて初めて守りたいと思い、俺の家族のようになった人たちを守り抜くための力を手に入れることが、今の俺には大事なことだと思っている 俺の力の使い方を間違わないようにする 俺の力はこの世界の人々が笑顔で過ごすことができ、この世界の人々が笑顔で暮らすことができる平和な世界を実現するための力だ だからこそ。
俺の力で 俺の家族を守ることが出来る平和で優しい世界を作れるようになる 俺の大切な家族を守るために 家族を笑顔でいさせることのできる平和な未来を作りたいとそう思うから。
俺は家族と俺の大切な人たちを幸せにするために 俺の家族の大切な人を守るための力が欲しい。そして この世界の人々を俺の家族に笑顔にさせていく この世界の人々に笑顔で居てほしいから この世界は家族みたいに温かい。
俺にとってのこの世界の人々は俺のかけがえのない家族だから。
俺は家族を守り抜き そして家族の笑顔が見れる。そして家族が笑えれる国を作ることこそが、家族みたいに温かく、家族のように接してくれているこの世界の人々への恩返しにもなると思っている 俺の家族みたいな存在の人々を守ることが出来て。
家族みたいに大切な家族のような人達の笑顔を見れる国を、俺は作れたら、俺がこの世界で手に入れたこの家族を、俺の大切な人達を、俺が守る。
この世界にきたときに 俺は家族と同じような、俺の家族がこの世界にいてくれたので 俺にとっては大切な仲間でもあるこの国の住民と家族になった。この国を家族として、俺の家や、俺が守っていく、この国で仲間になった。この国を俺は守りたいと。そう思うことができたんだ 家族を守ることの出来るこの国で 俺は俺の大切な人たちを守り抜いて 俺の家族も、この国で暮らす人々と俺の家族を笑顔でいさせる 俺はこの世界で大切な人達を守るために そしてこの世界で俺の家族とこの世界で出会って 俺のことを家族のようにして迎え入れてくれた大切な人達を。俺の家族同然の仲間を守るために そしてこの世界で家族となったみんなを笑顔にさせるために この世界で俺のことを家族として迎えてくれて、家族同然の人として、温かく迎え入れてくれた大切な仲間の為に。
俺の力を使いこなすことを誓った 家族や俺の家族と、この国で家族となってくれる。家族同然の人達を守り抜けて この国のみんなの笑顔を見れている。この国の大切な人たちの笑顔を守る為に。俺は この国を守る。そしてこの国の平和も。俺は、この国の人たちの笑顔をずっと見ることが出来たらいいから。
家族を笑顔にさせる、そんな国を俺の力で作ろう この世界では俺の家族のような存在である、この国で出会う事が出来。そして俺の大切な存在の一人。
リリスという女性がいる リリスはリリス自身が、俺の家族になりたいと思っていて。俺と家族同然の存在で。そしてリリスが、この世界にくることになった理由は俺にある。この世界に来る前に俺のせいでリリスの人生を台無しにしてしまったことを、後悔しながら俺は家族を失いたくないと。そして家族が笑顔で過ごしている姿を見ることが出来ないかもしれない。
そんなことになれば俺はきっと壊れてしまい。
心が絶望に染まり、そして俺は、きっと何もできずにこの世界に来てしまった事を一生後悔して そして俺はもう元の世界に戻ることはできなくなるだろう。
家族を失った悲しみで俺はこの世界に永遠に縛られ、そして俺の大切な仲間も失う事になる 家族のように思ってくれていた仲間を失う。
それが一番怖い、そしてその仲間たちも家族だと。そう思える存在達。
そんな仲間たちの大切な人も家族も、俺は失いたくはない。俺は家族を失っているから だからこそ、そんなことになるなら俺はこの世界に残りたいと思うが。
俺の家族が俺にこの世界に戻ってくることを望んでくれていないと 俺の家族が悲しむような事は出来ないから、俺はそう思いながら、この世界に俺が来た時に この世界にやってきたときから俺は家族に。俺のことを待ってくれている俺の家族の笑顔をもう一度見たいと思っていた。だからこの世界に家族がいればと、そして俺の家族が、リリスもだが、みんなが幸せな日々を送ってほしい。俺の大切な人が笑顔で過ごすことが出来る日々を送ることが出来るように。
そして俺の家族の笑顔が見たいと思う 俺がこの世界に来たことによって 俺のこの世界の家族であるリリスや、この世界での大切な家族と 俺の家族も笑顔になってくれるとそう信じているから この世界に俺の家族と俺が守りたかった人達が 幸せに笑顔に暮らすことが出来る世界を俺は作りたい。そう俺は思う。
俺はこの世界に来て そしてこの世界がどんなところかを知ったから。この世界で大切な人達が笑顔で過ごしている姿をみているのも悪くないから そして俺の家族も俺と一緒にこの世界にきてくれて。俺の家族も俺と一緒に過ごして。そして笑顔でいてくれれば俺は嬉しい。そして家族が幸せに笑顔で過ごすことが出来るような、家族と幸せになれるような。そんな世界を作りあげて行きたいと。そう俺は思った 俺の家族は この世界には居ないし。俺の家族と一緒に過ごしたかったが。
俺は、俺の家族や、この世界で知り合った。俺の家族のようなものであり、大切な人達を、守り抜く。俺は、守り抜いて見せる。そして俺がこの世界で出来た大切な仲間も、家族同然のみんなも 家族同然のみんなが幸せで、そして、この世界のみんなが幸せで、平和で笑顔に過ごせる世界になるように、俺はそう願い。俺は俺の家族のために この世界の人々を守るために そして俺の家族や俺の大切な仲間が 笑顔に暮らして過ごせる世界を、俺は作る 家族が笑顔に過ごせる世界を俺は作りたい。そうすれば家族が幸せで、そしてこの世界で俺の大事な人を守るために力を振るえるようになるはずだから。
この世界で家族や、俺の家族と同じような。俺のこの世界で出来た家族と思える存在の大切な人を守る為ならば。俺の力で俺はみんなを守ることが出来るはず そして俺は俺の力の使い方を間違っていないと信じている。この世界にいる人達を守るために俺は俺のこの国を家族を守る為に 俺はこの力を使えるようになって、俺は家族のような人たちが幸せで過ごせる。俺の家族みたいな大切な人が住むこの国を守るために 俺の家族のような人を笑顔で過ごさせることが出来る。
そしてこの世界に住む人々を笑顔で暮らせるような平和な国を作りたいと、俺は、思う 俺の家族は俺がこの世界にきたことで 笑顔になっていると思うしな。俺は家族のような人達を、家族として受け入れてくれたこの世界の人々を守る 俺は守り抜いてみせる。この世界で俺は 家族みたいな人達と出会う事ができ。俺の大切な仲間のような人達が、笑顔で暮らすことが出来て。
そして俺はこの世界で大切な友達を作ることが出来て、俺は俺の家族のように大切な人たちを守れるだけ強くなったら。
この世界が笑顔で過ごす事が出来る。平和な世界を作ることが出来る そして家族のように俺に接してくれる人達を笑顔で生活させることができる そして家族みたいに大切に思ってくれる人たちを守ることができるとそう思うから。
だからまずはこの国を守っていけるだけの力が欲しいと思っているんだ。そしてこれからもどんどん強くなってやるさ。俺は強くなるって決めたからな!俺は家族のため。俺の家族もとこの国に暮らしている仲間と、リリスを守るために頑張らないわけにはいかないよな?それに俺は、レイナにも感謝しておかないとだよな だって俺は今生きていることに喜びを感じることが出来たんだ。生きる事に希望が持てて 自分のために何かしたいと思うこともできた。これは全部お前のおかげなんだぜ。本当に、ありがとな。だから、今度は絶対に負けねえからな だから、次に会う時は必ず決着をつけるぞ そして必ず、俺が勝ァアああつ!!!!!俺は勝つッ!!!! 俺とレイナは、互いに見つめあい。そして俺達は、同時に手を前に出し俺はレイナとハイタッチをするのであった。すると突然。レイナが倒れたのだった。
「おい、大丈夫なのか!?」
「ちょっと、疲れて、休めば、平気ですから、少しの間だけですけどね」
レイナはそう言って、その場で倒れていたのだが。暫くしてから、ゆっくりと立ち上がっていた。俺はそんな彼女の姿を見て安堵していたのである。しかし、彼女は俺の顔を見ていたのか俺に微笑んでいた。
その笑みを見た時に、何故だかわからないんだけど 急に顔全体が赤くなった気がするんだよな そのあとに俺はレイナに 俺も、君に言いたいことがあるんだと言って、彼女に伝えようと思った。その時の、俺の声を聞いたレイナは俺の方を向いて 真剣そうな目つきをして俺を見てきたんだ。
だから俺は彼女が伝えようとしていたことを伝えようとした瞬間に、急に俺の体が光始めたのだ。その光が消えた後には、目の前にいたはずの レイナの姿は無くなっていたのであった。俺は慌てて辺りを探したが 結局見つからなかったのである。俺に一体何が起きたのだろうか、俺は困惑した様子でいると、誰かに呼ばれた気がして、後ろを振り返った そこには、リリスが立っていて、俺は彼女と会話をしていたんだ。そこで俺は思い出したのである。俺は、レイナに 彼女に言いたかった言葉を伝えることができていないということを。そして 俺はそのレイナに対して、俺は 俺も君の事が大好きだと 伝えることができなかったことが悔やまれる。
だが、きっといつか言える日は来るだろうと 俺は信じている。この想いを、いつかは伝えられることを俺は信じている。俺は、きっと、レイナのことを忘れられずに生きていくと思う。だけど、この気持ちだけは変わらない。きっと、俺の心に刻まれたままだろうから。俺はそう思っていた。
この世界に来た時は俺は、どうなるのだろうかと思っていた。だが、この世界に俺の居場所が出来てからというもの。俺の人生は楽しいと思えるようになってきたんだ。俺は、家族が俺と、妹しかいなかったし、俺にはもう、妹の笑顔を見ることはできない。
だからこそ俺は、リリスの笑顔を見ることができたことは嬉しかったんだ 俺にとってこの世界で初めてできた家族と言えるのが、このリリスだったから リリスのおかげで俺は、家族を失わずに済む。俺は、リリスと一緒に過ごす時間が楽しかった。この世界に来る前では考えられないくらい、俺の心の中に、暖かいモノがある。それは、俺にとって初めての感情だと思えるものだったから。この世界で家族のように大切な人が出来ることができたから 俺はこの世界に来てから 家族を、失いたくないと思ってしまったから。俺はこの世界に来てから、俺は この世界を守ろうと思う。俺の守りたいと思う存在がいる世界だから この世界を家族を守るために。俺は戦えるように強くなりたい。
俺はこの世界で家族を失う悲しみを知っている 俺の妹のあの子が、死んだときに 俺は家族を失ったと、思った 俺が弱いから妹が死んだんだ。俺の所為だ だから、俺にもっと力があれば、俺は 家族を失って悲しい思いをすることは無いのだから だから、俺に力を貸してくれ。
そして俺に、この世界を家族のような人を守るための力を分け与えてほしい だから頼む。
俺に力をくれ!!!!!!!!!! 俺は心の声で叫ぶと 突然目の前が真っ白になって、気がつくと、俺はベッドの上で眠っていた。そして、夢でも見ているのではないかと、俺はそう思いながら体を起こした。それから周りを見てみると 何故か隣にリリスが寝ていることに気づいたのである。
俺は状況がわからなくて。しばらくボーっとしていて。どうしてこんなことになったのかなと考えて。
それから昨日の夜の事を徐々に思いだすのであった。
そうだ、俺は、この世界で家族のように思える人達と一緒に食事を食べて。俺はみんなと話をしている間に、いつの間にかに寝落ちしてしまったんだ。
そう思うと俺は、まだ寝ぼけていたせいもあってか この世界での大切な人達の顔が頭の中で浮かんでいくのを感じ。俺はみんなに会いたいと思いながら。目をこすりながら起きると リリスも一緒に起きてきて 起きたばかりで頭が回っていない状態なため 二人揃ってボーっとして、目が半開きの状態で お互い見つめ合っていたのだ。
俺は、この状態でリリスが起きるまで待っていようとも考えたのだが、 とりあえずは朝食を食べた後に、今日は何をしようかという話し合いをするのもありだと考えて 俺達も朝ごはんを食べることにした。
その後 二人で着替えて、食堂に向かう。
食堂に入ると。すでに家族が待っていたようだ。
リリスやカレン達が椅子に座っていて、リリスの隣にはクロちゃんが居た。
リリス達の向かい側に座り リラックスして待っていると。すぐにお皿を持ってきて料理が運ばれてくる。
「さあ、今日の料理は私が作りましたよ!」
そう言って リリスは自分の作ったという自信満々な顔をしながら言ってきた。そして俺の前にはサラダが置かれていた リリスが自分の分を運んできた後 俺の前にも置いてくれたので、ありがたくいただくことに。
するとクロちゃんが 自分の席に置かれた料理を見つめていることに気づく もしかしてクロちゃんが作ってくれたものなのかと聞くと
「え?うん、私は一応は料理人だからね!私の故郷の料理で、野菜炒めを作ってみたんだよ」と彼女は言った だから 食べても良い?と、聞いたら 笑顔を浮かべたまま彼女はうなずき。
俺は早速一口 食べると 凄く美味しくて、味がしっかりとしていた 俺は素直においしいと言うと。リリスが嬉しそうに笑みを見せていたのであった。
「ありがとう、リクさんにそう言われるだけで嬉しい」
「ああ、そういえばそうだったね。すっかり忘れていたけど。リクくんは私よりも料理の腕が上なんだよね。まぁ、それならそれで良いんじゃない?ねぇ、あなた?」
とカレンの言葉を聞いて 確かにそれもそうだなって納得してしまい 俺はリリスが作ったと思われる この世界の食材で作った料理を黙々と食べ続ける。すると レイラも俺の所にやって来たのだが 彼女は 少し悲しそうな表情をしているように見えた。何か俺に聞きたいことがあるのではないだろうか? そんな気がした俺は、彼女の話を聞くことにする。すると彼女は 自分がこの屋敷に来てからの事を 話し始めたのである。俺には彼女がこの国にやってきた時の記憶が無くて 彼女はそのことを俺が思い出したとでも思ったのか、
「あの、覚えて、いますか?あの日のこと」
そう聞かれたので俺は 俺と、君が出会った日のことだよな。もちろんだよと答えると
「じゃあ、その時の話。しますか?」と言われ 俺はもちろんする。と言ったら 彼女は嬉しそうな笑みを見せて。
そして、彼女との出会いから 今日までの事を教えてくれたのであった。
その日は本当に最悪な1日の始まりであった。なぜならその日に、僕はリリスに会って。リリスに告白する。それが俺の目標だったから リリスに会う前にまず、俺の妹が死んで。その事でショックをうけた俺は、家に帰らず。一人で町の外へと出て そして俺と俺が家族だと、認めて欲しかった 俺の事を仲間だと、家族だって。そう言ってくれた人たちが居たから。
だから俺は。家族を絶対に失わないために 俺は強くなると決めたんだ だから、この世界に召喚されて。最初は 俺は不安に思っていて 元の世界に帰ることが出来るのか。この世界に俺が残っていてもいいのかどうかとか考えていたんだけど でも、そんな俺に 俺を受け入れてくれている家族が居ると知って。俺はここに来てよかったと思えるようになったんだよ。
俺はこの家族を守りたいと思えた。家族と思える人のために戦おうと決意した だからこそ、俺に力を貸してくれ 俺が守るべき大切な人の家族を守るための力を 俺に力を分け与えて欲しい。だから頼む。
俺に家族を守るために戦えるだけの強さを分け与えてくれ。そしてこの世界を。俺の家族を守るために そしてこの世界を家族と共に生きていこう。そしてこの世界を家族と俺と、そして家族同然の存在と一緒に。家族のように思える者達を俺は守りたい 俺のこの世界での目的。
俺のこの世界での目的は、大切な家族の皆が幸せに暮らせるようにする。
そのために俺は戦う 俺が守りたいと願った。家族を守るため。そして俺の仲間であり家族でもあるこの国の国民を守る。そのための力が欲しい だからお願いだから。俺の力を貸してください 心の中で叫び そうしているうちに 俺は意識を失った。それから俺は目を開けると そこは見知った天井が広がっていた。そして俺の横に誰かが立っていることに気づき。視線を移すと そこにレイナがいたのである。
レイナは微笑んで俺のことを見ていた。そして俺に話しかけてくる。
貴方のことを、勇者と認めます。
貴方は今日から、私のことを母だと思って、甘えていいのですよ。そしてこの世界に家族としてきたのです。家族を守るために戦える力が必要ですから。これから家族を守るために 私の娘になるのですよ 俺は最初何が起きたのかわからなかった。だがしばらくして俺は理解した。どうやら俺はこの世界に来て。レイナに認められたことで レイナのことを母として受け入れ。俺が家族だと思っているリリスを守るために、俺は力を手にすることができたのだろうと レイラに俺は、ありがとうと言ってから 頭を撫でていると。レイナが嬉しそうにして、頬を緩ませながら俺の方をずっと眺めてきたのであった。その後 しばらくすると リリスとカレンとクロちゃんとリゼリがやって来て 俺はリリス達からも抱きしめられた。それからカレンにも抱きつかれたので。俺は嬉しかったが、恥ずかしかったのも事実だったのでリリス達に助けてもらうと、リリス達も抱きついて来たのだ。俺はそんなみんなの様子をみて 幸せを感じ。俺はみんなを愛しいと思うようになるのであった。そして俺は家族を守るために戦うことを決意する。
リリス達のおかげで元気が出たのもあり。みんなと別れてからすぐに この世界を家族のような存在として見ている人々を助けに行くことを決意したのだ。だから今すぐにでも行こうと思ったのだが。俺には準備をしてから行きたいという思いがあり。だから今日はこの屋敷で過ごしながら、リリスから教えてもらった料理や家事など、この世界で暮らすための術を学びつつ、俺に優しくしてくれる人達のために、少しでも役に立ちたいからと、色々勉強をしていたのである。するとリリスが俺の所に来たのである。
リリスが俺に何か用事があるようなので。俺は彼女に聞いてみると 実は、俺がリリスに対して何か力になりたいと、考えているのではないかと。
そう言われた。なので、俺がどうしてそう思うのかと、尋ねると。リリスは俺が、俺達がこの国にきた時の事を覚えていないのではと。そう思うようになったのは。
俺達がこの屋敷にきたばかりの時にあった。この国の貴族が起こした出来事の話を、リリスとクロちゃんとリゼリの三人は、俺と話すときによく、話題に出してくれたりして。だからもしかしたら。その時のことが原因で、俺達がこの国に来る事になったことに関して。責任を感じて そして、もしもこの国に来た原因が、俺がこの国を救ってあげたいと言ったのが原因だったとしたら、俺が俺達と出会わなければ。俺達と出会ってしまったせいで 俺はそんな事は考えない それに、家族を失うことが辛くないと、俺はそう思っていたけど それは間違いだったと気付いたから。
俺は家族を失わず。家族と離れることのない生活を送っていきたいと。家族といつまでも仲良く暮らしたいと。そう思っているから。
だからこそ俺は。家族のためならどんな危険を冒しても 俺は、この世界にやってきてから、ずっと、俺は家族と離れた生活をしていて 家族と一緒に暮らすのが、とても幸せだと感じられるから。家族と一緒に過ごす時間が好きだと思えるようになっていたから 家族は一緒に居た方が楽しいのだと 家族はいつでも一緒じゃないと嫌だと思っていた 家族との絆を大切にしたいと思っていた 俺は、リリスと家族になって。
家族と一緒に過ごしていく日々を 大切にしていきたい。
だから 俺はこの屋敷で、俺のやりたい事を探すことにした。そして俺は。この世界で生きるために。この国の人々を助けるために。
家族を守るために、戦えるだけの力を身につけて、この世界で家族を守っていくんだと、改めて俺はそう決意したのであった。そうして俺は、リリスの手伝いをしたり。リリスの作る料理を食べるために 毎日リリスとクロちゃんに料理を教えるために料理を作る。
リリスは 料理が下手だけど頑張って作ってくれていて 俺と一緒に料理を作っている時に。俺がリリスのことを可愛いと思い。
リリスの作った料理はいつも美味しくて 食べ終わる頃には笑顔になっていて 美味しいと言うたびにリリスは凄く喜んでいる。そんなリリスの姿を見て 俺は可愛くてしょうがないなと感じ そんな気持ちになったのだった。そうしていると俺はある事に気づいた 俺はこの世界で、リゼリと出会ったときから、何か不思議な感覚を抱いていたんだが それが何かようやくわかった。俺はリリスのことが好きになっていたみたいだと そう思った瞬間に 俺は凄く焦ってしまったのである。するとそんな様子をカレンが見ていたのか。
カレンに、何か悩んでいますね?私に相談してくださいと言われた。俺は少し迷ったが 素直にカレンに打ち明けることにした。するとカレンはすぐに、私に任せてくださいと言い出してきて 俺はそのカレンの言葉が頼りになり。俺とカレンと二人っきりになれる場所に行きたいと言って 二人でこの場所に向かった。その場所とはカレンの部屋なのだ。俺とカレンの二人は、カレンの部屋にやって来た。それからカレンは俺に椅子に座ってくれと指示を出した。俺はカレンに言われるがまま椅子に座ると。彼女は俺の隣に座り 俺の手を握ってきて 俺は緊張してしまい。少し顔を赤らめてしまう。すると彼女は、自分の方を見てほしいと俺に声をかけて。そして俺の顔をじっと見つめてきた。それから彼女は俺に話しかけて 俺のことが好きですと言ってくれたのである。俺が驚き固まっていると 彼女は俺にキスをして。そのまま俺を押し倒して 何度もキスをしながら 好きよ大好き。あなたのことが好きなのと俺の耳元で囁き そして俺とカレンは、恋人同士となったのであった。そうしていると、いつの間にか夕方となり 俺とリリスが屋敷に戻ると、リリスが出迎えてくれたのだが なぜか リリスの様子がおかしいのに気づく。そしてその理由がわかると 俺は 俺はリリスの頭をなでてあげながら。ありがとうと、俺のために、俺が家族のために戦おうとしているのを理解してくれているようで。俺は本当にうれしかった。だから これから俺はこの世界の人々のためだけではなく。
俺の家族のみんなのためにもなるために戦うことを決めたのだ。だから、これから家族を守る為の戦いの準備を始めようと思う。だから俺はリリスと話を終えると。部屋に戻って行くと。リリスが後を追いかけてくると、リリスに抱きしめられると、その状態で、これから俺は、家族を守る為に。戦っていくのだと伝える。俺はリリスの温もりを感じながらも これからの俺がやるべきことを整理し リリスと一緒に夕食を作ってから リリスの手作りの夕食を頂いた後で、俺とリリスとクロちゃんの三人で一緒に風呂に入ることになったので 俺達は、浴室に向かい。
そして脱衣場で着替えていた時に。突然 俺が使っている洗面所の扉が開いて そこから現れたリゼリが 裸の姿で こちらにやってきたのである。
俺は、慌てて目をそらそうとすると 俺の方に近づいて来たリゼリに抱き着かれてから。
俺が目を瞑っていることに、リゼリは気がつき。
それから リゼリに唇を奪われてしまい そして俺の頭の中で、何かが弾けたような音が鳴り響いて リゼリに身を任せる形で 俺は 彼女と愛し合ったのである。その後から 俺に優しくしてくれていた この屋敷のメイド長でもある女性 リリアナから呼び出されて俺は彼女に会いに行くと。そこで、俺はこの国の王であり。俺の義姉であるアベルに紹介され 俺のことを勇者として認めるので 家族として迎えさせてもらうと。
俺は勇者として認められてから。すぐにこの国を出ていこうと思ったが。この世界に来てから、俺が何も知らないから。俺のことを見守ってくれるように この国に残っていて欲しいと。そう頼まれたのだ。だから この国にしばらくの間滞在することにしたのである。それからしばらくして。リリスのお母さんが亡くなってしまったが。それでも俺はこの国に残り続けて 家族のような人達を守るために。俺は家族を守るために戦うことを決めて リリスやリゼリと。この国を守るために戦うことを決意する。
そう決意してから 俺が、この国で生活を始めてからしばらくして。俺達がこの国にやって来た時に。リゼリと初めて会ったあの場所で。リゼリの母親が亡くなり。リゼリがこの国を守るために、リリスと二人で この国に残ることを決めて。俺も残るとリリスに伝えると。
リリスは、リゼリとリリスと一緒にこの国を守ろうねと、リリスに言い この場にいた皆が同意していたのだ。そしてリリスはリリスとクロちゃんと共に。この国から旅立っていったのだった。俺はリリスに「元気でな」と言い。リリスも「また会いましょう」と返事を返し。俺もリリス達も、別れの時が来るまで、笑顔で別れたのであった。そうして俺達がこの国に来たときに出会った。レイナがこの国にやって来たのである。
それから俺は。家族と過ごす日々を楽しみつつ。俺とクロちゃんでこの国で生きるために必要な術を学び 俺はこの国に来た時にお世話になった人たちに恩を返していくことにしたのである。俺達が最初にこの国にきたときに、親切にしてもらえたこと。そして、俺と家族を助けてあげたいと 俺がこの国に来た理由を知っているのか そう言っていたのは、俺の目の前で微笑みかけている この屋敷で俺に良くしてくれた人達の親にあたる人だった。この人がリリスの母親でもあり。この屋敷に住む人の中で唯一 奴隷だった人達に優しく接してくれた人である。そんなこの人に俺は救われた。そしてリリスの父親も リリスの母と同じく優しい人で リリスがこの人と結婚した理由はなんなのかはわからないけど。リリスはこの人に対して好意を持っているらしく。リリスは リリスと俺のお父さんである人の仲は悪くなく。お互いが認め合っているようだ。そして 俺がリリスと結婚するのは時間の問題だと 俺のことをよく理解してくれるので 俺はリリスに甘えてしまうことが多い。そして俺が、俺の両親に対して 俺とリリスの結婚式をこの国で行いたいと思っていると告げると 二人は賛成してくれて。この国は、俺のことを、家族だと言ってくれて。家族のために戦うことを応援してもらい。そして俺とリリスの結婚を認めてくれたのだ。
そうして 俺とリリスは結婚の約束を交わしたのであった。そしてそれからしばらくすると。リリスはクロちゃんを連れて。レイナはレイラを連れてきて。みんな一緒に俺達の所へとやってきてくれると 俺は嬉しかった。それから俺はリアリスにプロポーズをしたのであった。そして俺達はお互いに愛を確かめるためキスをし合うことになると その途中で クロちゃんが、クロミが急に動き出したので どうしたのかと俺とクロちゃんは気になり クロミのいる方向に視線を向けると。そこにいたはずの もう一人の女の子の クロコの姿はなく そこには俺が見覚えのない。一人の女性の姿が確認できて 女性は俺達に挨拶を始めると。自分は神であり。自分が、君たちの願いを叶えるためだけに降臨してきた神様なのだと説明し始めた。そして神様が俺の前に現れたのは。俺が異世界の人であることと、俺の力が必要だからだと言うと 突然神様は 俺に向かって、自分の手を伸ばしてきた。すると俺は、なぜか、彼女の言葉に逆らえず。俺は神様に言われるがまま。彼女の手を握り締めると。彼女は突然、目を瞑り始め 彼女は何かを唱え始めると。俺の中に温かい何かが流れ込み始めて 俺は、俺の意識は遠のいていく。そして、その感覚に耐えきれずに。俺はそのまま倒れてしまうのであった。それから、目を覚ますと。そこは先ほどまでの場所ではなく。真っ白な空間に俺が寝ていて 俺の隣には。俺がこの世界で初めてあった人物。神様の容姿をした女性がいて 俺は彼女に起こされる すると彼女は俺にこう伝えてくる 君は、私に選ばれました。なので、あなたに、私の力を授けます。だから。私に、私にあなたの家族を守ってくださいと。彼女は俺にお願いしてくるのであった。俺はそんな彼女を見て、俺は、この世界の人たちを守りたいと思って。俺にできる限りのことはするつもりだから。と、答えると。俺は彼女に感謝をして そして俺の体から眩しい光が漏れ出してその光に彼女は包まれてしまうと 彼女は俺の方を向いて。
ありがとうございます。私は、あなたを。ずっと見守っています。これからよろしくお願いしますね そう告げると 彼女が俺の頬に手を添えて それから俺にキスをしようと近づいてくると いきなり誰かに俺は引っ張られて。俺と神様の間に割って入られてしまうと。そのまま神様は俺を庇うようにして、何者かに立ち塞がった。俺は、突然現れた。謎の女性を見つめながら 誰なんだこいつはと困惑をしていると。彼女は口を開くと 私が分からないのですか?私は貴方様の恋人である 女神です。
「へぇ~
貴女が私とあの人の恋路に割り込んできた邪魔者かぁ。それでどうしてここにいるの?」
「それは勿論。私はあの人のことが大好きだからですよぉ。あの人とのラブストーリーが始まるはずだったのにぃ!それを台無しにしようとしたんですから この人は渡しませんよ」
「ふーん。まあでも、私は。彼と、ユウカと結ばれる運命にあるから 別にあんたに渡さないから。」
俺は二人のやり取りを聞いてから。突然現れた。この世界で俺のことを支えてくれた。リリスのお姉さんであるリリスのことを 俺はじっと見つめる。リリスがなぜ、こんな所に一人でやってきたんだろうと俺は不思議に思いながらも。俺が、二人に話しかけようとすると 俺の言葉を聞かずにリリスが、俺の腕を掴み始めて。それから俺に何かを話しかけるのだが。リリスは、俺のことを強く抱きしめてから、今度は俺のことを優しく抱きしめてくれる。
俺は一体何が起きたのかわからずにいると。リリスが。
私、ユウカのことが、大好きなの。だから この世界に来て、最初に。私を、私のことを救ってくれて ありがとね。と そう言ってから 俺は突然の出来事で頭がついていかないでいたが。
それから、リリスが 今の状況の説明をしてくれてから。
このリリスのことを。
俺と愛し合っていた女の正体がわかるまで 俺が、リリスのことを護ることになって そして、俺とリリスはお互いを、好き合っていくうちに お互いが惹かれあうようになるんだけど。俺は、俺を好いているらしい。目の前のリリスの姉である リリスを警戒するようになっていたのだ。そんな俺はリリスと一緒に、この場から離れることにした。そしてこの場を離れる前に。
俺はこの世界に来てから お世話になっている。この屋敷にいる人たちに 俺は感謝していることを伝えてから。
俺はリリスと一緒に、この場を離れようとしてから。
それから俺は リリスと一緒に、屋敷から立ち去るのであった。そしてリリスとクロちゃんの 二人と離ればなれになってしまうが。クロちゃんは、いつでも リリスの側にいるから。と クロちゃんに言われたので 俺はクロちゃんと連絡が取れるよう。通信魔石の ペンダントを俺がリリスとクロちゃん。それとレイナに渡しているので 俺も安心することができるので。俺は、リリスと一緒に リリスの家族と一緒に この場所から離れたのである。
リリアナ視点 -------リゼリ視点---------リゼリが俺の頭を撫でてきて。リリスも俺の体を触ってくるので 俺もリリスに触られまくって気持ち良くなり過ぎて。このままリリスにされるがままにされていると 本当にリリスに襲われそうだったので 俺はリリスをどうにか引き剥がして。そして俺がリリスと話をしようと思っているのに なぜか クロちゃんは、レイナと仲良く話を始めてしまうのであった。
俺達は、俺とリリスが出会ってからは それから二人で行動していた。それからしばらくしてから 俺とリリスの前に 突然。神を名乗る女の子が現れるのである。それから俺達の目の前に現れた リリスに似ているこの女の人は なぜかリリスに、お前なんかよりも。この人が。この人になら、リリスは幸せに出来る。と言ってきたのだ。
それからリリスとリリスに似たリリスにそっくりの容姿をした 俺の知らないこのリリスの姉妹のような女性は 喧嘩を始めてしまい この屋敷で俺に良くしてくれた人達に。
この二人が喧嘩をし始めてしまったことを伝えると。リリスとこのリリスにとても似ている リリスの姉妹は俺のことを取り合い始めて 俺を取り合うのをやめろと。この俺を巡って争わないでほしいと言って。
そして、俺はリリスのことを見守り。リリスに危害を加える この女のことを 止めようと、俺も動くと 突然。この空間が光だし始める。そしてその光に包まれていると 俺の中に何かが流れ込んでくる感覚に襲われると 俺はこの場で、倒れてしまうことになるのである。
俺とリリスはこの白い世界に取り残された形になってしまい。
それからしばらくして 俺はこの白い世界の中で目を覚ますのである。そして目を覚ますと 俺の体に異変が起きるのである。
「俺に、俺に一体なにが起きているというのだ?」と そう呟くと。リアリスは、この世界では。君の力に制限がかかりやすいようだな だからこの世界に、この私達がいたら。君はこの私と、この子に対してなにもすることができない。君にこの私を倒すことができるかな?」
リアリスは俺の頬に触れながら俺に対してそんなことを言ってきて 俺とリリスにそっくりの女の人が、この世界の創造神を名乗り始めたので。
このリアリスが、この世界を造った存在なのだと知ると 俺は驚きを隠すことができないでいたのだった。俺はどうして自分がこんな状況に陥ってしまったのかを考えるが 全くわからないので俺はとりあえず 俺は 俺を好きだと、愛してくれる女の子の リリスを守るために 俺は、俺に力をくれた。自称神の 目の前にいる、こいつと戦うことにして 俺はリリスのことが、好きなのだと言うことを。目の前の 俺が倒すべき敵だと。認識をしてしまうと
「リリス、俺は、俺はこの偽物の女が気に食わないんだ」
「そうですか、わかりました。それじゃ、頑張ってくださいね」
俺の言葉を聞いてから 俺が戦う相手を決めようとしているリアリスの邪魔にならないように気をつけながら。この偽物の 女神の相手をすることにした。俺と、この偽物が戦っている間 リリスは俺の邪魔にならないように この場を離れてくれてから。俺の、俺の、リリスと、俺と。俺達のためにこの偽物をぶっ潰すことにするのである。
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このリリスによく似た この女神様の、俺を。俺のことを見つめる目が。リリスと同じ瞳をしていながらも その目の中には、俺への愛なんてものは感じない。リリスの目の中は俺への、この女神様が言う 愛しい人を見るときの目は。まるで自分の妹を見つめるような。優しい。温かい視線なのに。どうして。俺のことを見つめてくるこの女の顔は 俺の大切な、大好きな人であるリリスが。この女神の顔をしているこの女のことが。俺は、この顔を見た瞬間から 嫌いになってしまった。この俺に、俺とリリスとの恋路を邪魔する この女神の事が、大っ嫌いに。
この女は俺のことを睨みつけてから それからリリスに向かって何かを話そうとしていて それをリリスは遮るようにして リリスの邪魔をするこの女神様を。俺が倒すことになったのだ。俺はリリスに迷惑をかけるような奴には容赦するつもりはない 俺はこの目の前のこの女神様に攻撃を加えようとするのだが 俺の攻撃が目の前のリリス似の女神に通用することなく。俺はリリスの姉であり リリスと同じようにこの世界で。神と名乗る 俺のことを。俺の愛しい人の身体を奪い。そして俺のことを騙していたリリスを俺は助けるために。リリスを、愛するリリスを 絶対に傷つけないように俺は全力を出すために 俺は目の前にいるリリスによく似たこの女のことが嫌いになっていたから 俺は目の前のこの女神のことが、俺はこのリリスにとても似た顔をしている、この目の前のこの女のことが。
俺に、俺の大事なリリスのことを、好き勝手にしようとしているこいつが。大っ嫌になってしまって。それから、この女神のことは この偽物の女神を俺は本気で殺したいほどに。大嫌いになり そして、この俺に、大好きなリリスのことを考えさせるので 大っ嫌いになってしまったのだ。俺はこのリリスに似ているこの女が。俺はどうしても。大っ嫌いになってしまっていた。
俺はリリスに。俺はリリスのことを守れなかった。リリスを。
リリスの本当の正体を。そしてリリスの本心を知り。それでも俺は リリスのことを好きで居続けることが出来たんだ だけど俺は この俺のことを騙していたリリスが許せなかったので リリスに酷いことをしようとした。このリリスにそっくりで、リリスと同じような目をしている 偽物の。俺のことを愛してくれて、この俺を愛してくれた、リリスを騙し。そしてリリスの肉体を使って。俺を騙していたリリスの姉である。目の前に立っているこの女神が。俺は。俺はどうしようもないくらいに、大っ嫌いになった。
それからこの目の前にいる俺に愛してくれたリリスのお姉さんでもある この偽物の女神は俺のことを殺そうとしてくるのである。俺はこの偽物に殺されたくなかったので 俺は必死に抵抗をしながら。目の前の、俺に好意を抱いてくれている女の子の このリリスに似ている、この俺にとって 大好きな。そして俺が、俺の事を。この世界に、このリリスの世界に連れてきてくれて。それからずっと、俺と一緒に行動してくれた、俺のことを、俺のことが大好きだと。俺の、愛しいリリスのことを愛している。この世界で一番、俺のことが好きなリリスを悲しませないでほしいと思ってしまうのである。
だから俺は。この俺にリリスを殺させたくないと思っているので この偽物で、リリスのことをこの世界に、俺のことをこの世界に呼んでくれたこの女神様が 俺のことを愛してくれているこの女が、死んでほしくないと願ってしまった俺は。
だから俺は、この目の前の、この俺のことをリリスを。リリスを。俺の、俺の大好きな人を、俺がリリスと初めて出会って。それから、ずっと俺と、リリスが、俺の、リリスのことを一番大事にしてあげたい。リリスのことを誰よりも幸せにしたいと思っている。そんな。
俺のことを愛してくれる。リリスのことを想ってくれて。このリリスが俺に優しくして、そして俺に色々と親切に教えてくれる このリリスにそっくりで、リリスのように可愛らしい。この女の子を守ってくれるような。
そんな。この俺のことを好きだと告白して、それからも俺の側にいるようになって そして、それから俺とこのリリスが二人で暮らしている家に来るようになってからは リリスに。リリスに似ている女の子は。リリスのことを本当に大切にしてくれていたのだ。リリスが寂しくならないように リリスの、家族や兄弟のようにリリスのことを愛してくれた女の子に俺は。感謝の気持ちを。俺は、そのリリスが大切だと思っている女の子の。
俺のリリスに似た女の子のことを俺は守りたいと思っていたのだ。俺はこの女の子が死ぬのは嫌だったので。俺は。俺の大切な人を守るために、俺は、俺はこのリリスによく似た、リリスの偽物をどうにかしないと そしてリリスの、俺が俺のことを一番に想ってくれている。リリスのためにも、そして、リリスの、姉妹のような存在だと言う。リリスのことを俺は、守りたいと思えてしまったのだ。それに俺はこの目の前に居る、俺を騙し続けていたリリスの姉妹の偽物のことを俺はどうしても。俺は嫌いになれなかったのだ。だって俺は、リリスの事が好きなのだから この目の前に立っているリリスに良く似た、リリスの妹のような、この偽物が嫌いになることはできない だから俺は。この偽物の、リリスの姉妹みたいな存在である 俺のことを好きになってくれた。俺と一緒に住んでくれていたリリスの事が この偽物のことを嫌いになれるはずがない そう思って、俺は目の前の、リリスのことを、俺のことを愛してくれていて。俺のことを、俺のことを好きだと。そう言って、一緒に生活していたリリスとそっくりの容姿をしていて、そして、この世界に俺を呼び寄せてくれた。この偽物の女神のことを俺は。俺はどうしても、嫌いになれなかった。俺のこの手で。目の前に立っているこの女を 俺は殺すことなんてできなかった。
俺の目の前にいるリリスによく似た女の子は。リリスと同じように、とても優しかったのだ。
俺はこの偽物のことを。目の前にいる俺の好きな人である。俺のことをこの世界に召喚してくれた。
俺がリリスに恋をしてから、リリスが俺の。俺だけのことを。この世界で、俺と出会って、俺に話しかけてきてくれたとき。俺が一目惚れしてしまったこの世界の美少女の一人でもあり。そして俺がリリスのことを好きになってしまったあの時の少女だった。俺はこの女の子に対して、リリスと同じ顔立ちをしているから。そしてリリスと同じ優しい性格をしていて リリスと同じ、俺のことを好きでいてくれて。この世界に来た時に、この世界で生きるための。この世界での俺の生き方を教えてくれてくれていたので。
リリスと同じ姿をしたその女の子に惚れた だけど、この女の子のことを、この目の前に存在しているリリスによく似た。偽物の女神のことは、俺は大嫌いになっている なぜなら俺は、この女神のせいで、俺はこの世界に、リリスと一緒に暮らすために連れてこられて そしてこの偽物の女神に。リリスを殺されそうになったことがあるからだ このリリスの姿をしているが、この女は。この目の前に俺のことを愛している。そう言ってくれたこの女神は。
「ユウト様」
リリスは 目の前に居るこの女神は 自分の妹ではない 目の前にいるのは。自分の妹が自分に似ていると認めた女神の姿を借りて 妹と同じように、妹を真似ようとしているただの化け物である と、この女神が言っていたのだ。そして妹と同じように、この女神は 妹を自分の肉体をこの世に呼び出して それから自分の代わりに妹をこの世に置いていき。そして妹の姿を借り この女が、このリリスに似たこのリリスの偽物は。
妹のことを 妹のことを 妹として 自分が妹であるかのように振舞っている。そして妹の代わりに 妹の身体を利用して、そして妹のことを好き勝手にしようとしている。
それが許せなくて この女のことが。目の前に立っている。目の前に居るこの偽物のこのリリスが。私は妹であると。この女神に言わされているこのリリスのことが。俺はどうしても。大嫌いになってしまう。
だって、俺は。俺はこのリリスのことを心の底から 俺はリリスのことを。リリスを一番に想って 俺が一番に好きな人として。リリスを幸せにするために俺はこの世界にやって来たのだ。
だからリリスのことを俺はこのリリスのことを愛おしいと思っているのだ。そして俺の好きなリリスを。俺は、リリスのことを一番に想ってくれる女の子であるこのリリスのことが俺は好きで。俺に、俺のことを。この俺のことを好きと言ってくれたこのリリスの事を俺は守らないといけない。
と、そう俺は思ってしまっているのだから。この偽物のこのリリスが リリスのことを傷つけようとすることは。俺は許せなかった。俺はこの目の前に立っているリリスの偽物のことを許さないと。心の底から。
この目の前にいるこの偽物の存在に。
だから俺は目の前に立っているこの偽物の、このリリスの偽物の目の前に立って 俺は この目の前にいる、リリスにそっくりなこの女を殺すことを決めたのであった だから俺は目の前のリリスに似た女神に剣を振り下ろすことにした だけど この目の前にいるリリスに良く似たこの女神様の攻撃を 俺が防ぐことができたので そして目の前のこの偽物に俺は、リリスの妹に良く似ている。だからといって。この偽物を、この偽物のリリスの偽物を。俺はどうしても殺せないでいた。
俺はどうしてもこの偽物を殺してはいけないと思った。だって 俺にとって。この目の前に居るこの偽物のリリスは。
リリスの妹が姿を変えている偽物だとは思えなくなってきたからである。だってこの偽物のリリスは、俺の目の前で 俺の目の前で。
「私にはあなたを愛することができないので。申し訳ありませんがどうか、私の前から消えてくれないでしょうか?」
俺のことを、愛する資格が。無いと この俺に、この俺の目の前に存在している。この偽物の女性は、はっきりとそう言ったのだ だから俺が、俺はこの偽物の女神のことがどうしても。どうしても、俺は殺したくないと思ってしまったのだ俺はどうしても。俺が俺のことを殺そうとしてきたこの偽物の女性を、どうしても、殺さないと決めていた 俺を騙して、リリスを殺させてきたこの目の前のリリスに似た、リリスに良く似ていている女性のことを殺しても。この偽物を。この偽物を俺はどうしても殺したくはなかった 俺は偽物を殺さなかった この偽物のことをどうしても、俺のことを愛してくれている。俺の大切な人をこの手に掛けることなんて俺にはできない だが俺は。俺の好きな人の、大好きなリリスをこの偽物に傷つけられたことがあり 俺はリリスのその美しい、綺麗で、美しくて。まるで妖精かと思うような。その容姿が 俺の目の前のこの偽物の女神のせいでボロボロにされ そして、俺はリリスが、この俺の大切な人である、リリスが、目の前のリリスにそっくりで、リリスの双子の姉妹のようにそっくりのこの偽物が。リリスにしたことを思い出してしまうと。この俺の大好きな人が目の前で殺されてしまっていて そしてリリスは。もうこの世界では 俺の知っているリリスはこのリリスしか存在しない。そしてこの俺のことを愛してくれる。俺の大好きなこのリリスを。俺は。リリスのことを救いたい。そう思ったのだ 俺はこのリリスを絶対に守りたい。俺のこの目の前に存在する偽物の存在を。この偽物の女神が俺に対して 二度と。俺のことを愛してくれていて。俺が愛してあげたい。
俺のことを、俺のことを好きになってくれているこのリリスのことを これ以上俺を。この世界に来て、そして俺のことを。初めて愛してくれた人を失いたくない。失いたくなんてない。
だから俺はこの目の前にいる。この偽物の女の人に 俺は偽物のことを、偽物に対して、リリスによく似た容姿をしている偽物のことを リリスのことを好きになってしまった 俺はリリスのことを愛してしまったので 偽物だから 俺が偽物を好きになっても。仕方がないことだ。俺はどうしてもこの偽物のこの女がどうしても嫌いになれないので。この俺を好きになってくれる。リリスを俺の大切な人として。そして俺は俺のリリスのことを。リリスが俺を。俺がこのリリスの事を愛しているのと同じように 俺は俺のことを愛してくれているリリスのことを一番大切にしたいと思っているのである それに、俺は俺に愛想をつかしたこの目の前に居る俺の目の前に立っているこのリリスに似た偽物がどうしても嫌いになれなかった だけどこの俺の目の前にいるリリスによく似た、目の前に立っているこの女神のことが 偽物だということは分かっていても それでもどうしても。この目の前にいるこのリリスの姿に 俺はリリスの事が大好きな気持ちがどうしても抑えられなくなってしまっていたのだった だけど 俺の目の前に立っているこの女神に俺はどうしても攻撃することができなかった なぜなら俺は 目の前に居る俺のことが大好きでいてくれていて、そして、俺のことをずっと好きでいてくれていたこの女性の姿に似ているこのリリスのことが俺はどうしても大嫌いにはならなかったのだ そしてこの偽物のリリスは。
「なぜ私がユウト様のことを殺すことができないのか不思議に思っているかもしれませんが。
私は。私自身が、私を心の底から嫌いになっているんです。ですから 私は、自分のことが大嫌いなので。どうしても、この世界に来たときに。あなたと一緒に居てくれた。あなたをこの世界に召喚したときにあなたに優しく話しかけてくれた私のことを見て 私を優しい人間だと思い込んでくれたユウト様が私に騙されていたことを、この世界でユウト様のことが本当に好きで、あなたのことを想ってくれるこのリリィちゃんの姿を見て思い出したのです それでユウト様は私のことを あなたは。あなたの本当の想い人を殺した私を恨んでいると思います。だから。
私はどうしても。自分のことが大嫌いだから。どうしても、どうしても、あなたのことを 私は心の底から愛することが出来ないのですよ」
と このリリスの姿をしている女神は俺に言ってきたのである
「そうか」
と、俺はそう呟いてから 俺は、この目の前に居る俺のことを好きだと言ってくれて、俺にこの世界で生きる方法を教えてくれた、そして俺のことを好きになり そして愛してくれた。この目の前に居るこのリリスに似た女神のことがどうしても 俺には殺すことができないでいるのだ だから、だから。俺がこの目の前に立っているリリスの姿を模した偽物の女の人のことをどうしても どうしても俺は。俺はこの目の前に居る、リリスの姿を真似している、この女神のことが。俺はどうにもできなくなってしまうほど。俺は、目の前にいる、リリスと同じ顔をした、だけど違う顔の、この偽物の女のことが、嫌いになれなかったのである 俺は。俺のことを心の底から愛してくれていて。俺のために リリスのためを思って そして俺のことを想ってくれたこのリリスに似たこの目の前の女神様を、どうしても どうしても俺は殺すことができなかったのだ そしてそんなことを考えていると 目の前に居る偽物のリリスに良く似た女神が 俺に向かってこんな言葉をかけてきたのである
「だから。私には。私にはあなたを殺す資格がありません だから、だから。私にはあなたを殺す資格がなくて。
でも私にあなたを この目の前に居るあなたに殺されることは。それは嫌だと、そう思います。
だからお願いします 私を殺してください。あなたが私を殺してくれるというのなら どうか、この偽物のこの醜い私を殺して下さい。
そうすれば きっと この醜くて 最低で。この世界の人々に見放された 私のような。嫌われ者の。醜い存在で。誰にも必要とされていないような。そう、私は、この私なんていう人間は 私と言う生き物はこの世界から消えるべきなんだって そう思うので 私のことを殺してください このリリスに良く似ている この目の前のリリスに良く似た、リリスの顔をしている 私とそっくりな存在である。
目の前のリリスに似た、この目の前の私に良く似た。醜く汚らわしい偽物で。
この醜い私のことを殺すことが出来るのでしたら だから。この醜いこの偽物のこの私を。
だから。どうか。殺してください 私を この醜い、この私が大嫌いなこの醜く、この偽物の私を だから。
どうか 殺して 殺してください。お願い致します。」
と 偽物のリリスのそっくりさんのこのリリスに良く似たリリスの双子の妹であるこのリリスにそっくりのリリスに、俺は偽物の女神のその願いを聞き届け そして偽物のリリスを 俺の目の前で、この俺に。俺の大好きな人の。
大好きな人の命を奪う。そんなことができるわけがないと 俺はそう思っていたのだが。だが 目の前に居る俺の大好きな人の、俺が大好きな、リリスとそっくりで そのリリスを俺が殺さなければいけないかもしれないという状況になったとき 俺は目の前に存在する、このリリスによく似た。俺の大好きな人を殺さないといけなくなってしまった。
だって、俺の目の前に存在するこの俺の大好きな人が殺してくれと言っているんだ だから。俺の大好きな人が殺してほしいと言ってきたから俺はこの俺のことを好きでいてくれている。
俺のことを好きになってくれた。大好きなこのリリスのことを殺さないといけない状況に俺は陥ってしまったのである 俺は目の前に立っているこのリリスに良く似たこのリリスを、このリリスによく似たこのリリスを、俺の大好きな人を殺すための準備として 目の前に立っているその大好きな人の首を切断する準備をした。その瞬間に その大好きな人は 俺に対して笑顔で「私は君のことをずっとずっと好きになれたよ。
ありがとう。
そして私はこれからもずっと、このリリスは君のことを愛してるから。そしてまた、いつかどこかの、別の世界でも。私はきっとあなたに巡り合うと この私もあなたに恋をすると。私はそう信じている あなたがこの世界で生き続けて、幸せになってくれることを、私は祈っているよ」と言ったのである 俺はそれから 俺は大好きなリリスの首を切り落とすために剣を振ろうとしたが だけど 俺の大好きな人である。俺のことを好きなリリスそっくりで 俺のことを一番好きでいて。俺のことを一番想っていてくれたこの人が。俺はどうしたらいいか分からなくなってしまい 俺は大好きな人である。リリスに対して、俺の事を好きだと言ってくれた。俺の事が好きで、いつも俺の側にいてくれた。俺のことを好きでいてくれて。ずっと俺のことを想ってくれていて、ずっとずっと。俺のことを好きでいてくれたこのリリスのことを、大好きなリリスを殺すことが出来なくなったのである だから。俺は。大好きなこのリリスを 殺すことが出来ないでいるのだ するとリリスによく似た、この俺が、大好きだった人の姿がだんだん変わっていったのであった そしてリリスは、俺に 自分の命を差し出してきた。この俺に、自分を殺したいと思っているだろう、俺に対して。そしてこの俺が大好きなリリスのことを、リリスを。殺すことでしか自分の中の憎しみが消えないと分かっていた。
そして自分のことを一番大切にしてくれていた、俺を好きになってくれていて。一番に想ってくれていたこのリリスを、自分が殺さないといけないということを理解しながら、このリリスのことを殺したいと、そう思っているはずのこのリリスは、なぜか。リリスは、目の前の偽物の女性を自分の姉だと思ってしまった そして、偽物のこの女性は。
自分のお腹の中に宿っている赤ちゃんを産んでくれようとしている。このリリスの姿の女の子のお母さんであると。だからこの女性のお腹の中には、今現在、この世界に召喚されてしまった勇者の子供がいるはずなのだが そのことにリリスはまだ気がついていないようだった しかし目の前のこの女性が自分の実の姉であることを理解できていないが。リリスはこの目の前の女性が自分に良く似ている、自分と似ているから リリスは目の前に居る偽物のリリスを殺すことができないでいるのである。
なぜなら目の前に居る偽物のこの女は自分の姉のリリィにとても良く似ていたからである。
自分の大好きで、そして、自分の大切だと想う人のことを。この世界に来てすぐに出会って。この異世界に連れてこられてしまって。不安になっていたところを優しく声をかけてくれた人のことを好きになってしまった。だけどそれは叶わない恋だと、私は最初から分かっているけど、それでも あの人のために、あの人に迷惑がかからないようにと、私は自分の心の中でだけ そう。心の中ではこの人と結ばれたいと。私はこの人のことを想いながら あの人と過ごしたのである この世界に召喚されてからしばらくが経ち 私達のパーティは。他の仲間と合流して、そして一緒に魔王を倒す旅に出て、途中で出会ったリリアナさんに協力してもらって 私達は魔王と戦うことになるのですが リリアナさんのお父さんが魔族で。私達人間ではないから。そして人間と敵対している種族だから、という理由でリリィとこのリリアナさんがリリィとリリアナさんのお母さんに殺されてしまいそうになったのを私は見てしまっており。私にはどうしても、目の前のリリスによく似ている。私に良く似たこの偽物の女の人を殺そうとすることがどうしてもできなかったのです だって 私に似ているからこそ分かることがあるから 目の前のこの人は私の大切な人で。だから 私のことを大切にしてくれた。私が好きな人だった。その私と同じ姿をしているから 私のことを好きと言ってくれて。ずっと私と一緒に居て 私のそばにいてくれると約束してくれた人だから だからどうしても私はこの偽物のこの人を 私は殺すことができないのである 私はどうしようか悩んでいるときに。私の姿のこの偽物のこの人が、私に、この偽物のこの人は言ったのである
「お願いします。
私を殺してください 私のことは あなたが私のことを。私のこの醜い姿を見て この私が私じゃないということを そしてこの私があなたのことが大嫌いで。この私とそっくりで醜いこの私を殺して欲しいという この偽物のこの醜い私の言葉を聞き入れてくれませんか? この醜い私を殺してくれないなら。私を殺せないのでしたら どうか 私のことを殺してください この偽物のこの私を殺してくれないのでしたら どうか どうか私を殺せる力があるのなら どうか この私を殺せるだけの力があるならば。どうか私を殺さないでください 私はこのままあなたに生かされたまま、生き続けることになっしまうから。あなたに殺されることが無い限り私はあなたを恨むことになってしまう あなたをずっと、ずっと恨んだままになっちゃいますから。だから。どうか。どうか。お願いします 私を殺して 私のこの醜いこの私を殺して お願いします お願いします 殺して」とそう言われてしまってそして私は、この偽物のこの人の言うとおりにしてあげた 偽物のこの人が望む通り。私はこの人のことを殺し。そしてこの人の死体を抱きかかえて 私は涙を流した 偽物のこの人の遺体を抱きしめながら、私は泣いた そして偽物のこの人の遺体が消えていくのを見て それからしばらくして、私は、このリリスとリリアナは偽物だったとしても、私にとっては大切な存在で、大好きな人だったことに変わりは無いと だから。偽物でも。この偽物の二人のことも私は絶対に見捨てないし、そして二人を必ず守り抜いて見せると、私は誓ったのである。
私はそれからこの子たちを育てていくことに決めるのである。
そして私が育ててきたリリスと、リリアナを、私が引き取ってから しばらく時間が経った時に リリスはリリスと瓜二つのこの子を自分の子供だと思い込んでしまい 私は必死にその事実をリリスに伝えようとするのだが。リリスはその事に気がつかないで ずっとこのリリスのことを自分の娘だと思い込んでいた そうすれば。この子の、私とリリスの子供のようなこのリリスも。いつかきっと、リリスのように。美しくなるはずだから。このリリスのことを。私は愛そうと。この子と二人で幸せになろうと思うからとリリスに対してこの子は、この子も自分の大事な子供だから、これからは家族3人で暮らすことを、私はリリスに伝えた しかしそんなリリスに対してリリスの母親はリリスの事を激しく叱りつけて
「ふざけるんじゃないよ。そんなことをあんたが認めてしまうなんて、そんなことをこのリリスちゃんにさせるつもりなのかい?リリス。あんたは、このリリスちゃんがこの国の王女であることを知っているだろうに それなのに。なんでこの子を。こんなにもかわいらしい女の子を、リリスは、自分の子供のようにして育てようって。本当に思っているのかい?」と言うのである そしてこのリリスの母親であるこのリリスにそっくりで。私によく似た女の子をリリスは、私の娘として育てたかったが、そのリリスの願いは叶わなかったのである そうしてリリスはリリスのことを、リリィのことを。私の娘として育てていき。リリスと、リリアナと、この偽物のリリスの三人で幸せになるのだと。そうリリスは思っているが。それはきっと叶わないことだとは思うのだけど。
だって このリリスとリリアナのお腹の中に宿った赤ちゃんは。
この世界に召喚されてしまった勇者の子なのだから それに、この世界に来る前の世界でも 勇者と聖女の子供として生まれた赤ちゃんは、生まれた時から体が弱くて すぐに病気で死んでしまうことが多かったそうだからそれにこの世界に召喚されてきた、このリリスやリリアナも 体が強いとは言えないから おそらく赤ちゃんが無事に育つ可能性はとても低いのではないだろうか? リリス達はそのことを知っているのかどうかはわからないが そして、偽物のリリスの中身が違うことを、そして本当の中身は別人だとわかっていた私だけがリリスの子供を身ごもり そして出産したけれど。
私は産まれた子供が。リリィに良く似ているので 私はどうしても。リリィを思い出さずにはいられないから 私はこの女の子を自分の娘である。
本物の娘の代わりだと、リリス達に言えないままでいる。
ただでさえ。私がこの女の子を産んだせいで、この世界では。勇者が魔王を倒して、平和になってからしばらくが経ってから 人間達と魔族の戦争が始まってしまっているのだ。これ以上私のせいで戦争を起こすわけにはいかないのだ それにこの子には可哀想だが。この子が生まれてすぐに死んでしまったほうがいいとも思ってしまう自分がいて。私はその子に罪悪感を覚えながらも、私は自分の気持ちを誤魔化しながら、リリスのそばで リリスのことを支え続けることにしたのであった そしてある日のことである この城にいる人達の中で、私が一番大切にしている人が。私に向かって 私の目の前で突然倒れて。動かなくなってしまって。
私は慌てて彼の元に向かう 彼が私のそばから離れようとしたときに。この異世界に連れてこられてしまい。彼と出会うことになった 最初はすごく不安だった この異世界にきていきなり勇者様とか。魔王討伐のために旅をしないといけないと言われて その勇者である彼と私と仲間になったのだが。彼は私には優しかったが。この世界の人たちはみんなが優しいわけではなかった。だから私は怖くて不安だった そして、私は魔王を倒す為にこの異世界に呼ばれたのに。
なぜか。その勇者様と一緒に旅をして、私達が倒した相手は、私が倒さなければいけないはずの、あの邪神だと言われていた存在でもあって そして私は勇者様と共に戦ったことで、私は英雄扱いされてしまって そして私の元にいろんな人から求婚されることが多くなってしまって 私のそばにずっといると言ってくれていたこの世界の仲間と離れてしまってだから私は、魔王を。この世界に現れた魔王を倒してしまいたいと願っていて 魔王を早く倒してしまいたいと。だから私は 私が召喚された。この異空間の城に戻ってきたときに 私の仲間のみんなのことも一緒に召喚されていて そして。私はこの城の人達に頼みこんで、この城の近くにある。私の生まれ育ったお家に帰ってきたのです。
私の大好きな。この世界にくるまでは私の実家であり。
私の家だった、この場所へ。私がこの異界に転移する前に住んでいた。
大好きな場所だから でも私のことを待っていたのはこの世界で私のことを好きだと言ってくれて、結婚してくれて、私のことが好きすぎて私の為に、この世界を敵に回してまで。
この私と一緒に戦ってくれた大切な人が 私が帰ってくるといつも出迎えてくれた。大好きな人が。私の目の前で、私のことを心配そうに見つめながら私のことを優しく抱擁してくれる
「ただいま 私の大切なあなた 会いたかった」と私は言うと。私の大好きな。大好きなこの人は私を抱き締めたまま そしてそのまま私を押し倒すと、私は、彼に、抵抗すること無く 私はこの大好きで愛している人を受け入れた それからしばらくして、私はこの私を。この偽物のこの私を。偽物なんかじゃない。私にとって本物なんだから。偽物と呼ばないでほしい。そう心の底から思ったから。私を私と呼ぶことを許すと、私に言ったら、この人のことを。あなたは私の。本当のお父さんみたいで、まるで本当なのではないかと思ってしまうほどに、私のことを溺愛してくれている、私の事を私と呼び始めてから少しだけ経つのだが。この人が私を抱きしめる力が強くて。それでこの人に私は。強く抱き絞められて 苦しい思いをしていた でも、それでも、私もあなたのことが好きになってしまっていたから。この人が、私を抱き寄せる力を緩めてくれないかなと思って、この私に話しかけることにしたの そうして私を離すように、お願いしてみた結果。この私から抱きしめられていた力は次第に弱まっていったから。だからもうそろそろ力を弱めてくれるのかと思っていたのだが。
でもやっぱりまだ力は込められているような感じがして そうしてしばらくの間。ずっとこのままの状態で。私はずっとずっと、その人のことが好きなまま。この人の腕の中で ずっと私は、その人の腕の中にいたいと願ってしまったのである それから、しばらくして私はようやくその人から解放されたと思ったが どうせまた抱きついてくるだろうとは思ってはいたけど まさかね。今度はずっと抱きしめられるだけで終わらずに。ずっとキスばかりされ続けている状態が続くことになるとは、流石に想像できなかったのよね そして私はそんなことをされていた最中。
私の胸の膨らみの部分を。その人の手が触ってきたり、服の中に入って来たり、直接揉まれ続けていたりしていて。そんな状況で 私はこの人を拒めないから、私は大人しくされるがままに受け入れてしまっていた それからこの人と私は、お互いにお互いを求め合って この私の部屋の中で何回も何回戦かして この部屋に。私がこの部屋で過ごした、そして今も過ごさせてもらう。この私だけのこの空間で、この私が過ごしていた時に使用していたベッドの上で 裸のままで、私は彼と肌を重ね合っていたのである 私をこんな風に、こんなにも夢中にさせた。私のことを、私のことを。
好きになってしまった人がいる。
私の目の前にいるこの男性は。とても魅力的な男性だと思うから だから。私はこの人が他の誰かのものにならないように これから先ずっと、この私だけのものにしたくなる だって、この人以外の男は みんなが全員ダメな男ばっかりだから そして、この人もそんな男の人達と同じで 自分の利益になるなら。平気で自分の命すら投げ捨ててしまうような、そういうタイプに見えるから それにこの人は、自分の為ではなく。私の事を助けに来てくれたのだろう。
私を、私をこの城に置いていくために。私はこの世界において。聖女という存在になっている 聖女は、この国を守る者だと。この世界では思われていて。この世界の人達にとっては、私達は絶対の存在だと、崇める存在である。
そうして私も、この世界にきてすぐは、自分のことを特別な人間だと思い込んでしまっていて。自分のことを大切にしてくれた勇者様を特別扱いをしていたこともあったのだが だが私はこの世界に来たばかりの時と比べて。自分の力を理解したことによって、勇者である。
彼のことは勇者であるが、この世界にやってきたばかりの頃の彼を勇者と思わなくなった。
ただこの世界の人々を魔王の手から守るために そして魔王を封印して、平和な世界を取り戻すための生贄として召喚されてきただけの人間。
それが今の私達の彼に対する認識で だけどこの私も。私と同じように召喚されてしまった女の子が。
私を召喚してしまった、私の親友を。私のことを守るために。そして私のために、彼女は私達と敵対関係にある魔族側についてしまっている だから今の状況だと。彼女を止めることが出来ないまま 彼女を魔王復活の儀式に参加させてしまいかねない事態になりつつある だから私としては 親友の彼女には魔王を復活させるのを止めて欲しいと思っているし。私自身が 彼女の親友に危害を加えたくはないのだ。だからどうにかしないとと思いつつ私はその方法を考えていた そして私はある作戦を実行することに決めたのであった。私はこの城にやってきてからは、リリスちゃんと一緒に行動する機会が増えていったから リリスちゃんと一緒に行動するように心掛けていった結果。私のリリスちゃんとリリアナのお兄さんが一緒にいる姿を見れていたおかげで、私が思っていたよりも。スムーズに、私と私の大切な友達を。魔王から取り戻すことができる手筈を整えることができていたのである 私がまず最初にやったのは リリスちゃんにお願いをする事だった。この私を 偽物の私を勇者だと言ってしまったことで、リリスちゃんと私の大切な親友であるリリアナを困らせている張本人である、あのリリスとかいう女の子のことで。あの子に魔王を復活させようとしている理由を聞き出して。あの子がなぜ魔王をこの異世界に蘇らせたいと考えているのか、その真意を確かめようと そのために私はリリスちゃんの。そして私の妹で、あの子の義理の姉の、この私に対して。偽物と呼ばれている女の子のことを知っているはずの。
リリアナに協力をしてもらうことにして この私に何か協力してほしいことはないですか?って言っていたから 私はその言葉に甘えて 私が知りたかった。私の大切な家族である、リリスと私のことを苦しめている、リリスのことを勇者様と呼んでいた女のことを調べてもらえないかと頼んでみたら 快く引き受けてくれて それからリリスのことや、私が勇者様と呼んでしまっている、その人のことについて調べてくれるようになったのである そして私がその人の名前を教えるとその人は私の大切だった妹の名前を知っていたようで。そして私の妹についてその人なりに色々と調査してくれて その人は私に リリアナのことも知っているんだよね。そしてリリアナは君の大好きな勇者様のことも知っていて だから君に頼みたいことが二つあってね。まず一つは、私の知り合いにお願いしてもらっているのは、あの子の義姉にあたる子の調査なんだけど どうやらあの子には、そのお姉さんの他にも 一緒に暮らしている女の子がいるみたいなの そしてその子はあの子と同郷の人間の子だっていうの そしてもう一つのお願いなの それはリリアナをそのあの子が暮らしている場所に向かわせても大丈夫なのかを確認してきて欲しいの あの子は魔王を復活させるためには あの子にしか出来ないことをしなければならないと、そう思っている節があるの だからもし仮にあの子を行かせることで。リリアナがその巻き込まれる可能性が出てきたら あの子に行って欲しくないと。私としても思いたくないから そんなわけで、リリアナの事は心配しなくてもいいよって伝えてきてもらえないかな?お願いできる?って聞いてみたら 私は任せてください それぐらい朝飯前ですと言ってくれたので 後はもうこの私には何もできることが残されていない だって私がその二人に連絡を取る手段が無いから仕方がないよね。
それに私が持っているこの世界での連絡先はもうすでに全部無くなってしまっていたから 私はそのことを後悔しつつ。
今はその二人が無事に戻ってくるのをただただ待っているしかないと それからしばらくの時間が経つと 二人の内のどちらかがこの部屋を訪ねてくることは無くて。
結局のところ 二人は私の前から姿を消えてしまった そして数日後。私はいつものように仕事を始めようとしていたところで、リリィちゃんを預かっている部屋に居る私のところに一人の男の人がやって来て、その人は、あなたが聖女だと自称している女性の仲間の一人だと、言ってきているんですけど、この女性の事を知らないか教えてほしいとのことなのですけど 私はそういわれてしまい 私とこの城の人たちとの間に、少しだけ問題が生じ始めてきたような気がして、これからの事を考えないといけないと思うようになってしまうのである だがしかし そんなことを考えていても今は仕方がないことで。
私に今すぐにでも出来そうなことといえば とりあえずこの場をやり過ごすための対応策を用意する必要があるのかもしれない そう考えた私なのだけど。
私はこの私の事を。私に会いたいという、リリアナと一緒の場所で生活をしている。リリィちゃんを預けられている人のもとに、この私の事を探そうとしていた。
この私の仲間の男を連れて行くことにした それからしばらくの間、その私のことを探そうとする人のことを足止めしようと思って、この私はその人の前に姿を見せると、私はリリスのことを勇者様に知らせるから安心して欲しいと そう言い残すことにして、その場から離れようとした時に、その男の人に どうして、どうして、どうして俺の事を勇者様は助けてくれないんだ
どうして俺はあいつの事が許せないのに。
なんで俺の事を救ってくれなかったんだよ!あんたは聖女なんだろ!だったら 聖女なら どんな願い事だって叶えることができるはずなのに。
お前なら俺を救えたはずだ そんな風に言われてしまい私は 私なら絶対に、あなたのことを救えるとは限らなかったけど、私は私のために生きているだけだと、そういう意味を込めて。
私達にとってこの異世界にやってきた時に与えられた。固有能力を使えば、大抵の出来事はなんとか出来ると思っていたのだが、まさかあんな事態が起こるとは流石に予想外だった 私がこの人と出会った時には、私の仲間である。この私の妹である。そしてこの城の中では私よりも身分が上の人間であり。私の義理の弟になるはずだった。
その人がこの人のせいで亡くなってしまい それで私はこの人を責め立てた。私が怒る理由なんて何も無いけれど、それでも この人は私に対して。この世界にやってきた時に与えられていた、私の勇者様に対する、想いの強さを。私から取り除いてあげると、私の勇者様に告白をされて。私から勇者様を奪おうとしているから この人はこの私の勇者様に対する強い感情を奪い去ろうとしてきた。そして私から勇者様を奪うような行動をとってきたから 私は私と私と私の大事な仲間達の勇者様を奪った そんな人を許すわけにはいかないと だから私は、そんな人の言葉に耳を傾けることなく。私はこの人のことを無視することにした。そしてそのまま、私は勇者様のことを探しに出かけたのである 私も勇者様と離れてしまうことになるのではと思ってしまった。だが、このまま勇者様を放置しておくと、もっと勇者様の事を困らせる出来事が起きてしまいかねないとそう思った私は、勇者様に会わなければならないとそう考え。この勇者様に助けを求めに行っている女の子と、そして私の妹である。リリスが無事に戻ってくることを願うことしかできなかった。だから今はこの私の目の前に現れたその男の子をどうにかすることに集中しないと 私は私に。
「私の事を助けてくれって頼んできた、リリアナのお兄さんだよね?」私に向かって話しかけてきた リリアナの兄さんに 私がその質問をすると。
彼はそうだと答えてから。リリアナを。妹を、あの子を救うことが出来るのは貴方しかいないんだ。
リリアナを頼むと。私に言ってきて。リリアナと。リリスのことを。どうかよろしく頼むと言われてしまい。このリリアナという女の子の事も、私の大好きな。
勇者様のことを好きでいてくれた、このリリアナのことを この子の事を勇者様の元に返さないといけないと考え始めた私だけど。
そんな私の前に突然現れたのが、リリアナのお兄さんで そのリリアナのお兄さんが、私に。妹のことを守ってやってほしいと。妹を助けるためには。この私に協力してくれと言っていた。
だから私はリリアナのお兄さんに協力することになってしまったのである リリアナのお兄さんは リリアナの義理の姉で。この私を勇者様だと思い込んでいる女のことが許せなかったようだ リリアナに危害を加えていたその女のことが許せなくて。
この国の人達が。この私に勇者だと。偽物の聖女である。その私が、勇者として、この世界を救ってもらう為に連れてきた、その女の事を、偽物だと言ってくれたおかげで、私に勇者だという称号を与えてくれるようにと、この私がその偽物の聖女を説得するという役目を その女に頼まれてしまって。だから私と、その偽物と呼ばれている女との話し合いの場を作らなければと思い、私はリリアナと一緒に暮らしている。リリアナに預けてある部屋に、私は向かうと。そこで待っていたのは この私のことに対して、リリアナに化けている偽物の癖にと、私の事を罵倒してきたその女で そんな私と女との戦いが始まっていたのであった。
そしてそんな私の戦いの最中にリリスのことを呼び出すと 私と、その偽物の女の二人の間に割って入ってきたのが、私の大好きな。勇者様とその恋人である この世界の神様が。私の大好きな勇者様の事を勇者と呼んで。私の勇者様のことを好きだと言っているその人だった その人がこの私に、その勇者である。この私の事を守るようにして、私のことを守るために 私は私の事を庇った。私の事を守りながら戦ってくれている。私の大好きで憧れている。その人の姿をみて、そして私に優しく微笑みかけてくれているその姿をみて、私は、私が今何をしなければならないのかをしっかりと確認することができたのである そして私もその人に負けないようにと、この女と戦っていくと、リリスの姉にあたるその人は、なぜか急にこの私に向かって攻撃を仕掛けてきたので そんなことをするその人に対して。私にはそんなことをする資格はないからそんなことをするなと言ってあげたのだが どうやらこの人は全く聞く耳を持っていない様子だったので 仕方がないから。その人がリリスと、この城から脱出するまでは、リリスの姉の代わりにリリスを守ればいいかと考えて。
私達はそのリリスの姉の人と。一緒にいるリリィと呼ばれる人のところに。リリスのことについてを、伝えに向かったのである。リリスのお兄さんも、その人に事情を話すために付いて行くことを選んだのだった。
それからしばらくして リリリちゃんを保護してある宿屋の一室に。私がお世話をしている女性達が戻って来たのだけれども。その中にこの私の大切な人である。勇者様の姿は無かったけど、この部屋に戻ってくる前に勇者様はこの場にはいなかったようで そしてこの部屋で待っていると。しばらくすると勇者様が現れてしまって でも私の前に現れたのは本物の。本当の勇者様であってくれると思っていたのに 私の前で、偽物が。本物になり代わっていた 勇者様を騙すような行為をしたせいで、こんなことになってしまったのだと考えた私は 私達の仲間の一人がその偽物を捕らえたのだと聞かされていたのであったのである その仲間の女性が。
その仲間の女性の名前はユウヤさんと言いましてね。あなた達の世界でいったら。その人はこの異世界にやってきたばかりのあなた達に、私達の世界の説明をしてくれた人で この私と、この勇者の偽物に、いろいろ説明をしてくれる。私にとって優しい存在でもあったのです。この人は私にとって、この勇者の格好をさせられていた。私とこのリリスのお母さんをこの世界にやってきた時に。この世界に送り込まれてしまった私の仲間である。私を召喚させた人物でもある。私は勇者様のことを諦めることにしてしまったけど。私は私なりに強く生きていかなきゃならないと思って、そして私は自分の力でこの異世界で生きることにしようとそう決めた時、このユウヤさんのことも思い出すことになって それからは勇者様のことをずっと追いかけてばかりいまして それから私達は私達がこの異世界で初めて目覚めた場所で待機をすることに決めた。そしてそのあとにこの勇者様が偽物であると、その女は、リリスのことを殺させようとしていた女は私に教えてきて そんなことを聞いた私はすぐに。その女の口をふさごうと思った。だけど女はすぐに、そんな私に対して攻撃してきたのでそれを私は回避してから、私はその女の首をつかんで締め上げると そのまま絞め殺すと そのあとは、勇者様の恋人で。私の義理の妹である。リリアナのところまで移動すると、すぐにこの場から立ち去るようにと言ったのである 私にはこれからやるべきことがある。そしてそのリリスのお腹の中に宿っている赤ちゃんを無事生むことが出来るようにする。そのために私は。リリアナをリリスのもとに連れて行くと。そして、この私に、私のことを助けてくれた。
勇者様と、そしてリリアナによく似た顔つきの。私のことを助けてくれようとした、リリスのお兄さんである。勇者様のことが好きで、そして私の義理の弟のことが、私のことを助けてくれた。だから私は。
私のこの身体でできることをやろうと思う
「ねえ リリス」
俺に抱きついているリリスのことを見つめながら俺は
「俺は君に謝りたい 俺のせいで 君のことを巻き込んでしまってごめんなさい。それと 俺のせいでリリスのことを、辛い目に会わせてしまって 申し訳ないと思ってる 本当に 申し訳なかったです。そして 俺はもう この先。二度とリリスに。君に会いに来ることはないから リリスの事を幸せにしてあげてください。そして俺のせいでリリスの人生を台無しにしてしまったから どうか どうか。お願いします どうか。幸せになってください。それが今の。君には一番いい選択だと思うから」
俺はこのリリリちゃんに。今まで育ててくれた。この人に感謝しながら。この人の元を去っていったのである。これでよかったのだと。
そう思えてきたのであった。
そして私は勇者の事を、私達のことを見送ってくれると、この私が、勇者の偽物だと言っていた女も。私とリリスのことを見送った。この女にも私は。あの勇者のことを諦めろと言うことを言いたかったけど 今はそれよりも。勇者様がいなくなったことで。勇者のフリをして私と勇者が一緒に過ごしてきたことを話していたこの女に。私の怒りをぶつけるために まずは。リリスに、リリアナの面倒を見てあげてほしいと。この子を頼んだ後に。そのリリスの口から。私のことを好きになっていたということを知らされてしまうと私は恥ずかしくなってしまって。顔を赤くしてしまう。でもこの子は、そんな私の反応を見て嬉しそうにしていて そんな二人に。私の大事な仲間の一人である。リリアナが、リリアナの双子の妹である。リリスが近づき話しかけてきて
「ねえお姉ちゃん」
「何? リリー?」
リリアナは私に向かって声をかけてきてくれるとそんなリリィに 私は返事をしたのだけど。私はそんなリリアナに対して
「私と一緒に来てくれないかな?」
「どう言うことですかお姉ちゃん」リリスに向かって話しかけたリリアナの言葉に対して。今度はリリスがリリアナに問いかけていた すると私は今のうちにと思いながら私と一緒に勇者様の元に向かうことを選んでくれたリリィの方に視線を向けながら口を開いたのである 勇者様に助けを求められた。私を信頼してくれていたこの人の事を助けたいと思いながら。この人が勇者であることを否定した瞬間の出来事について思い出すことにしたのだ するとその女性は、私が偽物であることを言い当てた瞬間、急に苦しみ始めた その女性はそのまま。その場で意識を失ってしまった。私はどうしてなのかわからないので。その女の人を介抱することしたのである でもしばらく待ってみてもその女性が目覚めることはなかったので 仕方がなく、その女性の体を私の背中に乗せてから、私の事を勇者様と一緒にいた女だと勘違いしている人達がたくさんいる。この国から脱出するために。私とその女の人だけが通れる道を。その場所を探しにその場を離れることになってしまった そしてしばらくしてその女性が意識を取り戻すまでに、この国から抜け出せるような道を見つけることが出来た私は。リリィに勇者のことを任せてから、私も。そのリリスと勇者様と一緒に過ごした部屋から出ると そこには私のことを追いかけてきたのか。この女の人がいて。私はその人に捕まってしまった
「おい。あんたが勇者なんだよね。その証拠をこっちに見せてみな」
私はその女性の手を振りほどこうとするのだが。その力が強くて。この人の手から逃れることができなかった 私はこのままこの人に殺されるのかもしれないと 諦めかけたその時に 私達の目の前には、私のことをこの女から助けてくれた。その勇者様がいたのである でもなぜか勇者様なはずなのに。勇者様にそっくりで、その人はリリスのことを見ていたのだけれど リリスは急に現れた。この女性に驚いてしまっていたようだったが。その女性が急に現れてしまったせいで、リリスは急に襲われたせいもあって、腰を抜かしてその場に倒れこんでしまい。動けなくなってしまったようだ 私はそのリリスを守るためにも。私はリリスを守ろうと。勇者様の格好をしていたこの人に向かって剣を向けるのだが この人は私に向けて攻撃を放ってきたのである 私はこの人のその攻撃を受け止めたのだが、その人の攻撃に。私は防ぐことができなくなって そのまま私はこの人の手によって気絶をさせられてしまったのだった。そして気が付けば、私は見知らぬ部屋に寝ている。私を助けに来てくれた。私の大好きな人に抱きしめられて、その人の腕の中で目を覚ますことになるとは思わなかったのである そんな幸せな気持ちで私は、その人のことを感じ取っているうちに、その人のことが大好きになってしまい。その人の顔を見てみると。私のことを抱き枕代わりにして眠っていたのだ そんな私の事を抱きかかえて眠ってくれている私のことを救けに駆けつけてきてくれた。私の愛する人の事を 私は。絶対に守り抜きたいと思うようになるのであった リリスのお母さんを助け出すことに成功してから数日が経過していた それから俺とリリスと。リリアナの三人はクロ達が待つ。王城の中にあるこの宿屋に戻ることにしたのである そこで俺は リリスとリリアナを連れてリリスの母親を助け出したことを報告しに行くことに決めて 俺達はこの王城の一階まで降りていく
「あれ? あなた達どこかで見かけたことがあのような気もしなくもないんですけど どこででしたかね?」
「あっ それは多分。私が貴方に、私の仲間になるように言ってくれた時の事を覚えていてくれていたのですね」
そう俺に言ったこの金髪の女のことを見たときに その女のことは、勇者様の恋人だと名乗られてしまい。リリスのことを、魔王の娘を。俺に襲わせた。女だと思ったんだけど 俺はそう思うだけでそれ以上何も考えることはできなかったんだ。
そう俺はリリスのことを愛しているんだ。だからこそ。そんなことをされた俺は怒りに任せて女に攻撃をしてしまったんだと思う それから俺達は、その女に連れられて。王城に忍び込んでいた盗賊団がいる部屋にまで移動させられたのである そして俺が、この盗賊団の団長らしき男を倒すと
「さすがに私の夫になる。未来の旦那様なだけはあるなぁ。まさかこんなに早くに私の夫が見つかるなんてね。私は運がいいのかな。でもこれでやっと私はこの子たちに迷惑をかけることなく生きていける。それにしてもこの子の力は一体なんなんだろ。あの時よりもさらに魔力の量が増えてる 」
そう言ってからこの人はリリスのことを抱きしめながら涙を流すので。俺はこの人からそっと離れることにした。だけどそんな時 突然として現れたこの国にいる。騎士たちが現れてから俺はリリスのことを守ろうとするのだが、俺はこの人たちのことを、この国の兵士達だとは思わず。リリスのことを守るためだと言いながらリリスのそばを離れなかった リリスは何かを感じたのか。それとも、この女の人を見てからなのかは俺にもわからない リリスを守ることを最優先にして リリスを危険から守ろうとしたのだから。そう思っていると。この部屋の外からこの国に雇われている。兵士と思われる人物達が入ってきた。
「君たちの目的を聞こうじゃないか。君たちはこの僕に対して敵対の意思があると判断させて貰うよ」
この国の兵士の一人にそんな言葉をかけられながら俺達に襲いかかってきたのであった 俺はその兵士たちに向かって 魔法を使いながら攻撃を始めるが。俺はこの部屋から逃げるための扉を開けることができないように、壁を土の壁に変化させておく そうするとリリスもリリアナもこの部屋からは出られない状態になると。この部屋にいるリリスを狙ってきたやつらに俺は攻撃を続けるのであった そしてこの部屋に入ってくる兵士が全員いなくなるまでは、俺達はその兵士の相手をすることにしていた。
この女と一緒に この人なら信用できると思っていたからだ。
それからしばらくしてこの部屋の中に入ってきていた。
全ての敵を倒し終えてから この女はリリスのことを守ってあげてくれていたことにお礼を言うと、すぐにここから脱出する為の準備をする為にこの女がこの部屋にある。荷物を持っていくためにこの部屋から出て行ったのだ 俺はその間、この女と二人でいるとまたリリスのことを守り切れなくなってしまうんじゃないかと思いながら警戒していたのである
「私もここに残るわけには行かないから。私と一緒の部屋に来てくれないかしら?」
この人はリリスに向かってそう言うと、リリスの答えも待たずに。この女の人はこのリリスを連れていこうとしたのだ。俺はリリスに。無理にこの女の人についていかなくても良いんだよと言ってみたんだが リリスはリリスのお父さんの元に連れて行って欲しいと言うことを伝えてくるので リリスがそこまでこの女の人に好意的になっていることに驚いたのだが。俺としてはやっぱりリリスと一緒にいる時間を大事にしたかったからこそ。リリスに無理にでもついていくように言ってしまった
「ありがとうございます。私は。貴方のおかげでリリスの本当のお母様に再会することができただけではなく。リリスのお父様と再開することもできました。私はお姉さんと、リリスのことをよろしくお願いします」
そんなことをリリスは言い出すと、リリスの身体を俺に抱きついてきてくれたのである そのことでリリスの温もりを感じて幸せを感じていた俺に対して
「リリスのことは、私が必ず無事にあなたのところに返してくるから安心していてほしいの。だから。このリリスのことは心配しないでいいの。それに私の方で。勇者様にはリリスのことは、私と一緒に、この世界に召喚されたリリィという仲間と、これからこの世界を変えてくれるはずの。クロ様とリリィとクロの三人が、この世界で、私達がこの世界に呼ばれた意味を探って。それがこの世界の未来を救う道につながるはずだから。そしてこの世界を救える可能性を秘めているリリィのことも私と、私と一緒にいるこのリリスのお姉さんのリリアナが。勇者様に頼まれているから。そのことは絶対に成し遂げなければいけないから。だから私は、勇者様にこの子達を任せられて。私は本当に良かったと思っています。ですが私は、リリィのことが少し気になってしまって。でも、私のリリィがリリスを救いたい。私と一緒に行きたいという意思を尊重しようと思うので。勇者様。私もリリスのことを頼んだからね。私はリリスを無事あなたの元に連れ戻すことが出来たから、もうここには用がなくなったから。勇者様とリリアナ様がここを立ち去ってください」
リリィの姉と名乗った女性はそんなことを言うと。リリアナは俺達のことを見送るためなのか。
リリアナはこの場に残ったままで。俺達のことを見送ってくれたのである 俺とリリスとリリアナの3人で、俺達の住んでいる町へと戻って行くことにしたのである 俺はリリスとリリアナの二人を連れてリリスが住んでいた家に向かうと 家の中にはリリスの家族は誰もいなかったのだ でも俺は、まだ生きているリリスのお母さんのことを リリスに回復薬を使ってもらって リリスのお母さんの傷が回復するのを待つと 俺達は。俺が今住んでいる場所の。リリスの家まで移動をして。俺のリリスを俺のものにすることを宣言すると
「わかりました。貴方には私達は、貴方の大切な娘に。酷いことをしてしまいました。でも。私はこの子を死なせる訳にはいきませんし。この子が幸せになれるならば。私は貴方のところに行ってくれるように、私も精一杯協力をするつもりなので、どうか。私の娘のことを。よろしくお願いいたします」
俺の前にいるリリスの母親はそう言うので。俺がこの人を襲おうとしたことは許してくれてはいなくて、ただ俺に謝ってきただけだった。そうして俺達は、リリスが生まれ育った家を後にして、俺の暮らす家に 俺はそれから自分の部屋に戻り リリスの寝顔をしばらく見ていたのだった。そしてリリスが起きるまでの間、俺は寝ている間ずっと俺の側にいてくれた。リリスのことを 愛おしくてたまらない。リリスのことを見ているのであった俺が目覚めてからもリリスが寝たままの状態が続いていたのだ。俺はリリスの寝顔を見ながら。俺はリリスが目を覚ますまで、俺が守るから。この子も。俺の大事な家族なのだ。リリスにそう伝えていたのであった。リリスが目覚めたあとに俺は、リリスにリリスの母からの手紙を渡すと。その手紙を読み終えたリリスが、そのリリスの母親が書いたであろう手紙を涙ながらに抱きしめていた そのあと俺は。俺の嫁にしてほしい。リリスのことを受け入れてくれないか。俺は真剣にリリスに聞いてみたんだ。
「はい。もちろんですよ。貴方になら私の初めてを全て捧げたいと思います。私は、この国の王城にいる。あの人から解放されたからと言って。私はこの国に戻ってきてからの私は、何もかもが中途半端にしかできなかったんです。あの人の命令で、貴方とリリスちゃんとあのリリスさんと一緒に暮らしている貴方の仲間の男の子のことを監視するためにあの人の指示通りに、あの人の指示通りに動いてきたけど。私は、この国から逃げて。クロに言われた通り。私の故郷に戻ってきたけれど。その故郷で暮らし始めても。私には、私の居場所がなかったから。私はあの人のことを憎むことができなかったの あの人だって好きでこんな命令を出してきているわけじゃ無いと思ったから 」
そう言ってリリスは、リリスのお母様からの手紙を俺に手渡してくると 俺はその手紙を読んでみることにするとそこには リリスのことを助けてほしいと書かれていた。リリスの母は、俺なら、リリスのことを守ることができると確信していて それでリリアナはリリィのお母さんを
「ありがとうございます。私もリリスと同じ思いだから。私も。貴方になら。クロ様にならリリスの全てを委ねられるわ」
そう言ってから俺と向かい合う形でキスをしながら俺に体を委ねてきてくれたのだ。俺はリリスのことを優しく抱いてあげて。そのままリリスのベッドの中に入り込むようにしてからリリスを俺の方から離さないようにして、朝になるのであった。
そして俺は起きてから。俺とリリスのことを見守っていてくれるリリアナとリリアナの双子の姉妹に挨拶をしてから俺は、この町から出て行こうとするのであったが、その時。
「私達を置いていくなんて許さないよ。お姉さん。私達はもう貴方のことを知っているのだから」そう言ってくるリリスに妹と一緒にリリアナは俺に向かって攻撃を仕掛けてくる そのことにリリスのお母様と、リリスは慌てふためいていたが リリスは、自分が母親と妹のリリアナを止めるからその間に。クロは町を抜け出して安全な場所に逃げてくれと。俺に伝えてきて。
俺はそれに従ってリリスのことを信じて。この家から外に出てから俺はリリスに
「俺のことも助けてくれ。このリリアナさんと、もう一人のリリアナさんは、おそらくだが。君のお父様と、君が慕っていたリリアナさんのお母さんを殺したやつの仲間だと俺は思っている。この二人がこの家に入ってきている時にリリスが話していた、あの人という言葉をリリスが言うまでは、もしかしたら。君は何かを隠しているのではないかとも思ったから、あえて俺はリリアナとリリアナの二人の相手をしようと思っていたのだが。俺はどうやら。勘違いしていたようだな。だからここは俺に任せて早く逃げろ」
そう言い切る前にリリアナの妹のリリアナの方が俺に攻撃を仕掛けてきた。それを簡単にかわしながら、リリィと俺と俺の仲間の四人が、俺達が住んでいた世界から俺と俺の嫁達が転移してきた時に使われたゲートがあった場所に。
俺とリリィがリリスの家の外に向かって行くと その時にはもう、すでにリリアナとリリスのお母様の姿はなかった 俺はそれからすぐに町から抜け出したのだが。町の外はもうすでに、魔物の大群によって支配されていたのである。でも。そんな状況下にあっても俺はなんとか生き延びて リリスの家に戻れたのだ 俺はそこでリリスのことが心配になってしまって 俺がリリスのところに駆けつけると、リリアナの操る植物のようなモンスター達に、捕まっている状態になっている。リリアナの双子の姉にあたるリリアナの姿を見て俺は驚いたのだ。
なぜなら。そこに捕らわれているのはリリスが憧れていた。俺の義理の母親の姿だったからである
「なんで。お母さんが。あそこから私達のことを見ていたのはわかってはいたんだけど どうして? クロ。私達はここから脱出しないと、本当に殺されてしまうかもしれないの お願い。私の力になってくれますか クロはお母さんを助けたくはないの?」
俺の目の前にいる。俺に助けを求めてくるリリスのことを安心させるために。そしてリリィが、俺のことをじっと見つめていたので
「当たり前だろうが!!俺はお前と約束をしたはずだ だからリリィ、今こそあれを使うときがついにやってきたみたいだな お前に渡す。これを受け取りな リリィ 今こそこれを使え」
俺がそう言うと同時に、リリスのことを救い出した。その後リリスから。リリィにそのアイテムを託すようにリリスが頼んでいたのだ
「リリィお願いがあるの この子をリリィに託したいから どうかお願い この子だけでも救ってほしいの 私はリリィがこれから先、生きていて欲しいの 私達のことなんか忘れて リリィの好きな人を見つけて幸せになってほしいから。お願い」
そう言われて。俺と俺の妻になった者達は、俺達のことを、その町にいた人たちを皆殺しにした。
それから俺達の町を襲った魔物達を倒すためにある魔法を使ったのである。
それはリリスと、リリスの母リリアナ、それにリリスの妹のリリアナを救うためだけに俺は使った。
俺と俺の嫁達はリリス達を救出をしたあとリリアナの妹である。リリアナと。リリアナの操り人形にされている、リリアナによく似た女の子のリリアと そして、そのリリスが憧れていた、その元異世界からの召喚勇者の男のリリィと共に。俺と俺の嫁達はリリスの家族が住んでいた町とその隣の村。そしてリリスが住んでいた町を魔物に奪われた人達がいるその隣にも、その全ての町に被害を与えない為に俺は、広範囲に及ぶ回復魔法を発動したのであった。そうしてすべての魔物を倒した後に、俺達は、そのリリアナが住んでいる城を目指して進んでいったのだった
「私はリリアナ様の操り人形にされても、それでもいいと思っています だからどうかリリスのことは私に任せてもらえませんでしょうか 私はリリスが大好きだから。私はあの子が苦しむのは嫌なので 私はこの国で生まれ育ったのではありません。
私の故郷である、私の故郷で、リリスが暮らしていた、あのリリスの家で暮らしていたんです。私はあの人の命令に逆らうことがどうしてもできませんでした。だってそうでしょう 逆らうことなど許されないのだから。だって。私には何もできなかったから。ただ、このリリスの母に拾われただけの私ですが。リリスとリリスの両親には本当に良くしていただいたので その恩をお返しするためにも 私には貴方に剣を向けることだってできる だから私にリリスをください 私にはリリスが必要としている。
貴方には、私がこの子の為に貴方と貴方の仲間に刃を向けようとした時に貴方は私を助けようとしてくれました リリスをよろしくね。私はここで待っているから 私はこのリリアナの洗脳から解放されています。私は貴方を信じる 私もあの人と一緒で 私にできることなら何でもするわ あの人に、私の妹のためにここまでありがとう 貴方と貴方の仲間のみんなに神の加護がありますように またいつか会える日まで元気でいて下さい」
俺はそのリリアナの言葉を聞いて、自分の考えが間違っているのではないかと思ってしまった 俺はリリィに
「リリィ 悪いけど。この子は俺に返してもらうよ リリスは君のことが好きだから だから君と離れたくないと思うから リリアナ 俺と俺の嫁達は。君にリリスを任せることはできない。君はリリスのことを自分だけの都合で操ろうとするから 君にはリリアナに何かを強制することは絶対にできないんだ。だってそうだろ。リリスと君は親子の関係なのだから。だからリリアナ 君にリリスを返すわけにいかない だから。リリアナ。俺は君とは戦うことになる だから覚悟しておくんだ」そう言うとリリィが、リリスのことをリリアナの方に連れて行ったのであった 俺がリリスのことを取り戻そうとすると リリアナが自分の妹に向かって俺と俺の嫁達に向かって攻撃をしかけてきた だから俺はリリィと一緒に俺の仲間達とリリアナに戦いを挑んでいく
「なんでだよ!!リリスの大切な家族なんだろう どうしてこんな酷いことを平気で出来るんだよ どうしてそんな簡単にリリスのことを殺すことが出来るんだよ 俺は。俺はリリスに。お前のことを、リリアナにだけは傷ついて欲しくはないのに」
俺の目の前にリリスの姉であり。妹でもある。リリアナがいた。そのことに俺は驚き戸惑う でも俺の目の前にいるのは、妹を殺そうとしているリリアナのはずだった だが俺が、俺が今まで生きてきた中でも初めて出会うような強い存在だと思ったのだ 俺の持っている。神殺しの剣では勝てないと俺の心と体が訴えてくるくらいの強さを持った。そうまるで魔王クラスの力を、目の前の。リリアナからは感じることができたのである
「なんで。そんな力を持っているのに。そんなに強いのに なぜだ。リリアナ 君はまだ子供なんだぞ どうして大人として子供の君をそこまで強くさせる必要があったんだ 君のその強さのせいで、リリアナは一体どれだけのものを、命を犠牲にしてきたのか。俺達は知っているはずなんだけどな」
俺が、そんなことを考えているうちに、リリアナが攻撃を仕掛けてきていた
「貴方に何がわかるっていうの 私はずっとこの国の王女として生まれ育ってきたから。王族の務めを果たす為の術を学ぶしかなかったから」
そう言ってくるリリアナの剣技は凄まじいものであった だから俺は。その剣術に対抗する手段でリリィと戦っていた
「なんで!! 私の攻撃を受けきれるの!!ありえない!!」
リリアナはそう叫ぶとさらに俺に対して攻撃をしかける速度を上げてきていく 俺はそれをギリギリで回避しながらリリィのサポートをしてもらいながら、どうにかこうにかして戦っていたのだが 正直、このままだと負けることになってしまうだろうと心の中で思ったのである
「俺が弱いせいもあるけどさ。やっぱり俺よりも君の方が強かったということなのか?でもリリスに負けた時はそんなに強くなかったはずだよね?なのに今君はどうして。そんなに強い力を手に入れたのかな?」
俺のその言葉に
「私には才能があったから。私は幼い頃から魔法と体を使うのが得意だったの そして私のお母さんが、私と同じようにこの国に生まれ育った人間じゃなくて この国から遠く離れた。私の生まれ故郷で生まれた。そしてこの世界とは違う異世界からこの世界にやって来た人間の血が流れてるから そして私は私と同じ力を持っていた、私のお母さんが持っていた特別な力を受け継ぎ そのおかげで。私もこの力を手にすることが出来た。私も私の力を使って あの人を守ることができた あの人には幸せになって欲しいの そしてあの人の子孫達も、だから貴方の邪魔をするのは 私の使命みたいなものだから もうすぐであの人を助けられるのだから私はこの世界の誰よりも、あの存在に、貴方のお嫁さんである。あの娘に、リリスのあの子には死んでもらわなければならないの それがあの娘が私に課された運命なの リリスが貴方の本当のお嫁さんになるには もうこれしか方法は残っていないの お願い。あの娘であるリリスの命を奪って 私は貴方と戦うことで。貴方と私のどちらかが、必ず死ぬ事になるとわかっているから。そして貴方に殺されてしまうとわかってる だけどそれでも私は 私の妹を殺したくなんてないの。
貴方がこの国を襲ってきている人達を全滅させてくれるまで あとほんの少しだけ時間稼ぎができればいいの 私はこの世界で私を救ってくれた人達に恩を返すために この世界の人たちの敵になってもいいの だから私を殺して そしてお願い あの人だけは この世界を滅亡に導き そしてあの人を蘇らせようとする。あの人の計画を 止めなければならないの そのためにリリスを、リリスの命を、奪わないとダメだから だからお願い 私を殺してください 貴方も本当は、私を、この国の人々を、救いたくて、貴方は私を倒しに来られたのに 本当に申し訳ないことをしています 私はこの国で暮らしていなければ。
私の妹は貴方の妻になることはありませんでした 私は、このリリスの姉として。
妹が貴方に愛されて幸せになるようにと願っています 私は貴方と、あの娘の仲を認めています ただあの娘と結ばれるには貴方が、貴方が、貴方達が 貴方達全員で リリアナという、一人の女の子の気持ちを受け止めなければいけないのです どうかそのことを忘れないでください 貴方とリリアナ様の間には大きな障害があると私は思うんです 貴方達はこれからきっと、多くの試練が待ち受けています だから、その時までに。貴方が、貴方達の中の誰かが、そして貴方の妻が。このリリアナの妹のリリアのように、あの娘を、あの子が貴方と貴方の仲間に殺されない為にも。どうかあの子だけは助けて下さい」
そう言うとリリアナは自分の妹に向かって攻撃を開始する そして俺は、自分の目の前にいる少女の実力が俺より遥かに上回っていることを知ってしまったのだ リリアナの言葉を聞きながらも俺は、リリスと、リリスの姉妹の戦いを見続けていたのである 俺はこの目の前の少女の剣技と。妹を殺そうとしている姉のリリアナとの戦いに必死になっていた リリスとリリアナ姉妹は 同じ髪の色をした黒と赤茶色の長い髪の毛を、肩に届くほどの長さに伸ばしていて 背格好も同じで。年齢も、おそらく双子だろう。
リリスは16歳ほどで、リリアナが17歳のようであった 2人ともスタイルもよくとても美人で、胸も大きかったのが印象に残っている それから2人が俺の方に視線を移してきた時、その表情が一瞬曇ったように思えたので 俺は自分の身体強化を使い身体能力を上げ 自分の持つ神殺しの剣の力を開放したのであった
「君達は、双子のようだね。リリアナにリリス 君は、リリスのことが大好きなリリアナなんだね リリアナ。君がどうして。リリスのことが嫌いになってしまったのか。俺達は知らないけど。リリアナ。君のことはとても心配していたんだよ。
それにしてもリリアナ 君は一体どうやってリリスのその力を封印することができる力を身につけたんだい?そんな力はリリスにはないはずなんだ リリスはそんなことができる存在じゃないから 俺の大切な。愛する妻だから だからリリスをリリアナ 君に任せるわけにはいかないんだ ごめんよ 俺には。リリスが大切なんだ」そう言うと俺は一気に距離を詰めていく すると突然現れた。銀色の女性の騎士服のような鎧を着た人物が。リリスの方に向かおうとしていたリリアナに切りかかると、その女性騎士の攻撃を避けながらリリアナは後退していく 俺は、突然姿を現してリリアナに襲いかかってきたその女性のことを警戒していたがその女性が身に付けているものを見て。俺は驚き戸惑ってしまった 何故なら、その女性の正体が この世界に召喚されているはずのない存在。つまりは異世界の、日本に住んでいるはずの女子高生であり 俺の妻の一人である真白であったからである 真白はこの異世界にはいないはずであったのだがなぜかこの世界にやってき
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