KAC作品を数作書かれていた作者様。それは、場末のスナックA子の物語だった。
ぶっちゃけ、「この人、ふざけて書いてるな?」と笑って読んでいた。
所が、KAC最後のお題にして、ここに来て作者様が本気を出してきた!
それがこの作品です。
性自認の問題というのは、とてもナイーブでデリケートでセンシティブな話題です。
それを、とても鮮やかに・感情豊かに・とても広い視野を持って書かれている。
さすが、雨杜和様だ、と思いました。
思慮深く、考察力に優れ、そして圧倒的に『読ませる』力を持っている雨杜和様。
これは、LGBTQ問題を考えてみるきっかけにもなる作品です。
それだけでなく、読み物としてもとても素晴らしいです。
KACの最後に本気出して来るだなんて、さすがだよ、雨杜和様♡