応援コメント

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  • 第4話への応援コメント

    ごきげんよう、完結おめでとうございます。
    遣り切れない登場人物達の心の葛藤が苦しくて哀しくて、だけど優しさが染みてくるような物語、ありがとうございました。

    旦那様の手術が成功したということは、そういうことなんですね。
    亜美さんは決断をした。
    けれどその前に、”先生”に別れた妻子へ謝罪の手紙を書かせて届ける約束をしたのだろうと思います。
    本当に彼のことを愛していた、その意味では”先生”とは対極にあって、旦那様が生き続けてくれることだけが彼女の願いだったのが、本当に悲しいです。
    旦那様が電話で言った「辛いけど、悲劇じゃない」という言葉、それが亜美さんの本当の気持ちだったのかもしれませんね。
    ロマンティックだと旦那様をからかっていましたけれど、本当の意味でロマンティックだったのは亜美さんだったのかもしれないな、と思いました。
    今日まで楽しませて頂き、ありがとうございました。

    作者からの返信

    完走ありがとうございます!
    最後、主人公の取った選択と決断になにか感じて頂けたのであれば、なによりです。
    これからも2人の人生は続きますが、生きている限りそれは悲劇にはならないというメッセージを込めた本作。楽しんでいただけたようでよかったです!

  • 第3話への応援コメント

    ごきげんよう、なるほど、”先生”にもそんな過去があったんですね。
    他人を信用できない。
    カシワギさんや周囲の人々の行動が”先生”のいう通りだとすれば、他人が信用できないのも仕方がないのかもしれませんが、奥様にまでそんな疑いをかけて、後悔の念に苛まれているのは、自業自得と簡単に切っては捨てられないですね。
    それに対して主人公の旦那様への愛の大きさ、何も引き換えになど出来ないくらいの想い、そして諦念もまた絶望であり、この最期を迎えた”先生”の後悔と重さは匹敵するのかも、と思ってしまいました。
    ここへきて”先生”の想いを知ってしまって戸惑う主人公の姿が、動かない覚悟と並行して存在する善性を感じさせてくれます。

  • 第2話への応援コメント

    ごきげんよう、旦那様を守るために近づけない病院、旦那様を生かすために必要な治療費用を稼ぎ出すために、”先生”を生かしている生命維持の機械を破壊する。
    皮肉と言えばこれほどアイロニーに満ち満ちている「仕事」など他にはなく、そして彼女にもっとも似合った仕事であり、もっとも忌避すべき性質なのかもしれませんね。
    カシワギさんの語った理由が建前であれ本音であれ、企業とは動き出し、活動を続ければ続けるほどに社会的使命は重くなるものです。
    法人、という「人格を持った」組織団体だと看做されるのもそのせいであり、企業トップの意思がどうあれ、国際的な経済活動と所属する人々、影響を及ぼす国や地域での立ち位置と使命を考えると、簡単に解体してはいいものではありません。人格を持った「企業体」を殺そうとしているのも、この”先生”の一種の殺人でもあるのですね。
    三者三様の「殺し合い」の行き着く果て、どうなるのか。
    次回を楽しみにお待ちしていますね。

    作者からの返信

    閲覧頂きありがとうございます!
    一人の人間を殺すという事がどういうことなのか、そして主人公はそれとどう対峙するのか。
    これからお話も動き出します!

  • 第1話への応援コメント

    ごきげんよう、新作の連載開始、おめでとうございます。
    最初から、切なくて遣り切れない展開ですね。
    電話の向こうの旦那様の明るく見せていることがバレバレな言葉も、きっと彼女には涙声に聞こえてしまうのではないでしょうか。
    ラッダイト、知らない言葉だったのですが、産業革命の時代、資本家と労働者の階級闘争のように捉えられていた運動のようですね。
    現実でも、静電気体質だとか、原因不明だけれども、身の回りの家電や電子製品に故障や不具合が頻発するような体質のひとがいらっしゃるとは聞いたことがありますが、彼女の場合はもっと深刻そうですね。
    カシワギさんの目的がなんだか不穏そうで、彼女が心配です。旦那様の治療の為ならなんでもしちゃう覚悟なんでしょうから。

    作者からの返信

    閲覧ありがとうございます!
    不穏な空気と切ない関係がこれからどうなっていくのか、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
    是非お楽しみください!!