うぅん、まさに因果応報。
ちょっと知人の実体験に似ていたので、途中でぞわりとしながら読んでしまいました。
献血、良いですよね。
ちょっと言い方を変えれば、これっていわば、古いものを流して新しいものを自らで作り出すことだと思うので。
心にくすぶっていたかもしれない思いが、彼女から少しでも消えていきますように。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
いじめの記録をつけていたのも、恨みのある相手の死に行く姿を目にしたのも、なかなか他人に打ち明けづらい経験だろうなと思います。
>古いものを流して新しいものを自らで作り出す
おおお、確かに!
苦しいものにいつまでも囚われるより、新たな明日に向かっていけた方がいいに決まってますよね。
きっと生きていけるはず。
キャッチコピーにもなっている終盤の台詞が、重く響くラストでした。因果応報という言葉が脳裏を過りますね……その一方で、いじめを受けた記憶や、竹田さんの死の記憶そのものが、現在の彼女のどこか歪な性格に大きく影響を与えているようにも感じられて、行き場のない負の連鎖に唸りました。すずめさんの描かれる闇は深いですね……とても読み応えがありました。KACお疲れ様でした!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>いじめを受けた記憶や、竹田さんの死の記憶そのものが、現在の彼女のどこか歪な性格に大きく影響を与えている
まさしくその通りだと思います。成人式で、それらが全てなかったことにされたように感じたのが、日記を燃やすきっかけだったんでしょうね。
行き場のない闇の一部でも、燃やせて良かったと思います。
読み応えがあると言っていただけて嬉しいです(*´ω`*) たくさんお読みくださって、ありがとうございました!
グチャグチャの死体手前なんて見てしまったら、普通は悪夢として残るところ。
ざまぁと言いつつ、日記を焼いたりしつつも、「見殺し」の事実はこれからもずっと背負っていかなくてはいけない。
それでも、彼女には前に進んでいってほしいと思わせるものがありますね。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
ほんと、その通りだと思います。
単にその光景を目にしただけでも忘れられなくなって仕方ないのに、これまでの相手との関係性も重なって、この一連のことがずっとこんがらがって来たのでしょう。
「ざまぁ見ろ」も今になってやっと言えた。一番合理的に処理できるのが、それだったのかもしれません。
ちゃんと前へ進んでほしいですよね。
編集済
ダークですねーー!でも実際、自分も同じ立場だったらざまぁしてしまうかな…。
私はどうしても綺麗な虚構の世界ばかり書きがちですけど、すずめさんのこういう人間のリアルな部分を文章で表現できるのが素晴らしいなぁと思います。
最後の献血は意味深ですね。一応少しだけ感じる罪悪感のようなものを献血をすることで上書きしようとしているのでしょうか。
面白かったです✨KACお疲れ様でした☺️👍
作者からの返信
コメントありがとうございます!
KAC最後にこの雰囲気のやつで締めるという……笑
特殊な人や状況でなく、誰しも抱え得る闇や歪みを上手く描けたら良いなぁと思います。
献血は、きっといろんな意味合いがありますね。罪悪感みたいなものも、本人が意識していないだけで、本当はあるのかもしれません。
面白かったと言っていただけて良かったです(*´꒳`*)
KAC本当にお疲れ様でした!!
完走おつかれさまでした!
主人公の、葛藤から目を背ける心理描写がすごく深くてリアルで、読み終わったあともいろいろ考えてしまいました。
KAC2022のおかげですずめさんを知ることができて、本当によかったです。
これからもストーカーみたいに読むと思いますが、どうぞよろしくお願いします。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
当時の日記は淡々と綴られていますが、その後もいろいろ考えたと思います。リアルと言っていただけて嬉しいです!
レビューも感激しました。ラストにほっとしたと言っていただけて、私もほっとしました(๑˃̵ᴗ˂̵)
こちらこそ、蕃茉莉さんと出会えて良かったです!
今後ともよろしくお願いします!
ダークッ!
まさか、こんな事になろうとは。。。
ちょっとコワイ思考なのに、最後に献血行く気になるところに主人公の複雑な内面が垣間見える気がします。。。
KAC、ほぼ完走でしたね!←6無いですよね?たぶん。違ってたらゴメンナサイ。。。
イベント参加、お疲れさまでした!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
主人公の中でいろいろと歪んでしまったようですね。
献血は自分がしたいからするものだと思うので、あんまり過去のしがらみに囚われずに気楽に生きられるといいなと思います。
はい、6だけ欠番です!
ばびぶさんには毎回読んでいただき、すごく励みになりました。ありがとうございました(●´ω`●)
竹田さんを助けるかどうか。見殺し(というのは語弊があるかもですが)にした自責の念、というのもなんか違う。強いて言うなら因果応報、なのかな。それを目の当たりにして、轢かれた竹田さんを無視して歩いて行く彼女の淡々とした背中にほんの少しだけゾクリとして。
日記を燃やした時に、そういうのがすべてゼロになったような、そんな気分です。ここから彼女は生きていく。その第一歩が献血なのかなぁ……なんて。
KACお疲れ様でした。
今回のKACですずめさんのお話にたくさん出会えたので、とっても楽しかったです!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
仰る通り、自責の念はあんまりなさそうですよね。
「自分を傷付けた相手を助ける」という選択肢自体が存在しなかったような感じもします。
過去の記録を灰にして、それなりに折り合いをつけて。
献血は竹田さんが流していた血からの連想だと思うんですが、「それがいつどこで役に立つか分からないけど寄付したいからする」ような、ある意味での身勝手さで生きるくらいがちょうどいいんじゃないかなと思います。
こちらこそ、KACを通して月音さんと出会えて良かったです!
ありがとうございました!
ピアスをしてタバコを吸うようになっても、彼女の中では中二の彼女がうずくまっていたのでしょうね(><)
過去は変えられませんが、未来が少しでも明るいものでありますように(´-人-‘)
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そうですね、きっと心の中ではあの時から時間が止まったままの部分があったと思います。
ここからは未来へ歩いていけると良いですよね。
自分もその状況になると、助けないかもしれませんね。
今までの恨みとか、コイツなんて死ねばいいとかいう感情とは多分違って、助けるという選択肢が自分の中から喪失しているような気がします。後になって振り返って、そこでようやく感情がついてくるような気がします。
そしてその時に抱く思いも、やっぱり主人公とそう変わらないでしょうね。
とっくに過去のものへとなっている出来事ですが、日記を燃やしたことにより、更なる区切りをつけられたのだと思います。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
>助けるという選択肢が自分の中から喪失している
>後になって振り返って、そこでようやく感情がついてくる
まさしくその通りなんだと思います。
「ざまぁ見ろ」も、後から湧いてきた気持ちでしょうね。
いろんなものが入り混じった過去の感情でしたが、これで折り合いが付いたんだろうなと思います。
編集済
日記を証拠のためにつける、っていうのもなかなか辛い仕事のように思います。突然終わったその日記を書く日課。本当に首謀者一人によって起こっていたいじめだったのですね(;´Д`)
日記と一緒に、あの日のもやもやも一緒に燃えて灰になったのでしょうか。
主人公のその時の選択、間違ってはいないとも思えてしまって。
勝手に因果応報的に自滅したのを見守ったみたいな形…?
とりあえずこれから大人として生きて行く主人公には不要な過去かもしれませんね。完全に忘れたとしても他の傍観者たちと同じになる、というだけなので。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
きっとこの主人公は、いつか然るべき方法で復讐してやろうと、それだけを頼りに生きていたんじゃないかなと思います。
竹田さん以外の人は、彼女が怖くて従っていただけなのかもしれませんね。
自分を傷付けた相手をすんなり助けられるかと問われると、なかなか難しいんじゃないかなと思います。
ここからずっとモヤモヤし続けてきたんですが、日記を燃やしたことで、心の中で折り合いがついたのかもしれません。
>完全に忘れたとしても他の傍観者たちと同じになる、というだけなので。
仰る通りですね。多かれ少なかれ、こういう部分を持ち合わせている人も結構いるんじゃないかなと思います。
一つの傷もなく大人になる人なんて、きっといない……
辛い話をしっかり受け止めてくださって、ありがとうございます!
読み終わった後、自分ならどうするだろうと考えました。
なかなか答えは出なかったけど、多分とどめを刺す……なんてのは冗談で、助けるんじゃないかな。
実際、僕中二くらいの頃いじめってほどひどくはないけど迫害はされていて、主犯格の子のことは今でも覚えているけど、恨みつらみより見下している感情の方が強くて。お笑い芸人になるっていう夢のある子だったんですけど、多分叶わないだろうなって何となく思ってて。今名前で検索してみたけど全然知らないおじさんが引っ掛かって笑いました。芸名使ってるのかな。そうだとしたら僕と仲間だ。
助けるだろうと思った理由はなくて、本当に「右か? 左か?」で右を選ぶくらいの漠然とした勘みたいなものなんですけどね。多分善意がどうこうより、体裁を気にしてのことだとは思います。
色々思い出しました。あいつにされたこと、被害を訴えたら担任もいじめに加担してきたこと、誰も味方にならなかったこと、一人でいたこと。
感想を書くべきなのに自分語りが長くなりましたね。多分こういうところが駄目なんだろうな。
みんなの記憶から消された竹田さんは、多分誰からも好かれてなかったんだと思います。実際僕の高校の友人で死んでしまった人がいるんですけど、彼はいい奴だったから同窓会の度に話題に上がります。話題にもならなかった竹田さんはみんなもきっと嫌ってたんじゃないかな。
相変わらず(?)煙草を使った表現がお上手ですね。乾いた気持ちが伝わってくる。その後の笑い方も、耳に響いてきそう。
考えさせられるお話でした。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
この話は、私ならこうする、という行動を書きました。
でも、飯田さんの「体裁のため」というのも分かります。
たぶん私も周りに人がいたらそうしますね。いや、周りの人に任せて何もしないかも……?
なんだか傷に触れてしまったようで、すみません( ;´Д`)
竹田さんが好かれていなかったのは、その通りだと思います。
私が小5の時、クラスにボス女子がいたんですが、彼女が欠席の日は普段追従してる子たちが彼女の悪口えげつないほど言ってましたからね……
でもいじめっ子がみんなの記憶から消えたとしても、自分が傷付けられたことまでなかったことにされてしまうのが、主人公としては釈然としなかったのかも。
タバコはどうしても書きたくなりますね。
スレた感じが出てるといいなと思います。
竹田さんを見捨てたのも、無理ない気がします。自分も昔いじめにあっていましたけど、同じ状況なら見捨てたと思いますし、ざまぁ見ろと思ったでしょう。
全員お通夜に行かなきゃいけないというのも、酷ですね。行ったところで怨みしかないのに。
状況は大分違いますけど、いじめっ子が転校して行く時に寄せ書きを書かされて、「向こうでも頑張れ」と全然心のこもっていない言葉を綴り、これって意味あるの?って思っていました。
嫌な思い出は全て灰にして。晴れやかな気持ちで、生きていってください。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そうだったのですね。。
自分に対して酷い仕打ちをした相手を助ける義理なんかありませんよね。因果応報。
うわぁ、その寄せ書きも辛い……( ;´Д`)
学校ってそういうところが嫌ですよね。。
日記を燃やしたことで、主人公の中で一つの区切りができたと思います。これからは前へ進めるといいなと思います。
読み終わった後にタイトルを見て「あぁ」となりました。立ち昇った煙と一緒に色々となくなってくれたらいいな、それこそ二度と思い出さないくらいに。
最後の青空のように、毒を吐いた主人公の心が晴れて澄んでいけますようにと願わずにいられませんでした。
KACで色んなお話を見せていただき楽しかったです!ありがとうございましたー!!
作者からの返信
コメントありがとうございます!
タイトルにもご注目くださって嬉しいです!
いじめがなくなってからも、ずっと主人公の中でモヤモヤしてたんだと思います。
辛い記憶を完全に消すのは難しいですが、日記を燃やした煙と一緒に昇華して、一つの区切りになれば良いなぁと思います。
こちらこそ、毎回読んでくださってありがとうございました!
いじめを受けなければ真っ当な(本人がこれでよければ良いけれど)人生だったかもしれないと思うと心に傷を刻むいじめは罪深いと感じます。
いじめた側は因果応報、最後に最大級の後悔をしたと思いたい。
タバコが効果的なアイテムになっていました。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
例えいじめがぱったり終わったとしても、何もなかったことには絶対になりませんよね。
いじめ首謀者は、いじめた相手から見捨てられたという、最後の最後に絶望のなか死んでいったはず。それが今後の主人公の生きる糧であり咎かもしれません。
タバコ、上手く使えて良かったです!