2022年6月26日 12:11
雪の山へのコメント
刺繍を読み解く。 その行為だけでも異常にミステリアスだって言うのに。 その人が紡いだ刺繍が奇妙に神秘づいていて、それでいて当然のように親から子へと引き継がれて。 外部の人間(すなわちそれは僕たち読者であるわけだが)が刺繍を読むことで物語が再構築される仕組みはお見事の一言に尽きます。 おもしろかった! ナゥワに通じるものがある、異文化を語らせたらもう絶品ですね。
作者からの返信
読んでいただけてコメントいただけて嬉しいです。 セマザサ族にとって刺繍は一人の人生を封じ込めたものですが、そこに物語を見出していただけて、喜んでいます。 これはわたしの趣味というか、こういった読み解いて再構築するような行為そのものを面白いと思うのですが、その面白さを感じていただけたようで、とても嬉しいです。 お褒めのお言葉、光栄です。異文化の感性や価値観を知るのは面白いなあ、と思います。
くれは 2022年6月26日 13:38
2022年4月19日 21:12
まるで本当に見てきた、もとい、見ているかのように書き出された異国異文化が真に迫って愛情深く情感豊かなものに思えました。語り部の部族に対する敬愛の念が伝わってくるようです。
コメントありがとうございます! 趣味に振り切って書いてみました。刺繍された布だとか、その暮らしぶり、景色が伝わったのであれば嬉しいです。 語り部の彼はきっと研究のためにやってきて、研究のためにここで暮らしているのだと思いますが、それでも一緒に暮らすうちにそれ以上の繋がりをここで得たのではないかな、と思います。お互いを尊重する気持ちがないと、本当の暮らしぶりや価値観というのは見えてこなかったりするのかな、と思ったりもします。
くれは 2022年4月19日 21:31
2022年4月1日 18:09
すごい…!!まるでドキュメンタリーを観ているようでした。 日記をつけるのではなく、刺繍として生まれた日から残していき親から子へと受け継ぐ……。本当にそんな文化がどこかの民族に存在するかのように、願いを込めるような彼らの考え方のベースまで描かれているのが衝撃でした。 素晴らしい物語をありがとうございました!
コメントありがとうございます! 海外のドキュメンタリーの感じをイメージしていたので、伝わっていて嬉しいです! セマザサ族の考え方まで読み取っていただけて嬉しいです!文中にもちょっと書きましたが、何を美しいと思って何を善しとするか、その風習が何に繋がっているか、そういう部分がとても好物なので……。 こちらこそ、読んでいただけてとても嬉しいです!改めてありがとうございます!!
くれは 2022年4月1日 20:46
2022年4月1日 16:54
素晴らしいですね!すごくすごく良かったです!この感動を表す語彙がないのが辛い…! 生まれたその日から刺繍が始まり、そして物語を綴っていく。途中で親から子にバトンタッチする所も素敵です。拙い刺繍の後でそれがわかるなんてもう、感嘆してしまいました。 悪い精霊の刺繍を別の刺繍で覆い隠してしまうのも、刺繍ならではの使い方で良かったです。 これを教えてくれた雪の山さんも最後は精霊に連れて行かれて…切ない余韻がこの物語の美しさを最高に彩っています。素晴らしかったです!読めて良かった! くれはさんも完走お疲れ様でした☺️❤️
こちらもありがとうございます! セマザサ族は存在しないのですが、あれこれ考えているうちに、なんだか自分でも存在するような気持ちになってきてしまいました。きっとこういう人たちで、こういう暮らしなんだろうな、というのがイメージできたというか。それが伝わったのであれば嬉しいです。 雪の山は精霊に連れていかれてしまいましたが、そうやってこの民族は暮らしを続けてきたのだろうな、と思います。 お互い完走お疲れ様でした!大変でしたよね。 KACでは花さんの意外な面も見れて、楽しかったです!
くれは 2022年4月1日 20:42
2022年4月1日 16:26
萌木野めいさんのレビューから来ました。 アニメで見たい、美しくて静かな世界でした。 良かった。
コメントありがとうございます。ご縁があって嬉しいです。 アニメだと確かに、山並みとか花とか鳥とか、そういう風景を楽しめそうですよね。美しいと言っていただけて嬉しいです、ありがとうございます!
くれは 2022年4月1日 20:30
2022年3月31日 11:55
すごい、こんな発想一体どこから来るんですか……! 子供が生まれた時から記録代わりに縫う刺繍、ってだけでも素敵なのに、模様に様々な意味が込められていて、その人の一生を表したり、刺繍で悪いものを封じ込める、なんて。実際にどこかにありそうな気がするし、その布を見てみたいなぁと思います。
コメントありがとうございます! 古代の日記を解読する話にしようというところから、どういう文化でどういう文字にしようかとあれこれ考えて、ふと刺繍に繋がりました。 刺繍の模様が自分のルーツを示すものだったり、魔除けの意味がある文化は多いので、意識的にも無意識的にもきっとそういうものが随分と参考になっていると思います。 人の一生分の記録が残った布、博物館にありそうですよね。もしあればわたしも見てみたいなと思います。 楽しんでいただけて良かったです、ありがとうございます!
くれは 2022年3月31日 17:16
2022年3月31日 11:34
まさかKACの最後にこれだけ面白い民俗学創作を読めるとは……。うまれてから刺繍を足していくセマザサ族という発想と日記のお題が結びついているの、巧の技ですね。 面白かったです。すごい。
コメントありがとうございます! 古代の日記を読み解くお話にしようというところから考えて、その人たちは何で文字を残しているんだろう、石版だろうか、みたいなこととか、表意文字なのか表音文字なのか、とか考えているうちにふと刺繍に辿り着きました。 こういう民俗学的なものが好きで、それを詰め込んだのだので、面白がっていただけてとても嬉しいです!改めてありがとうございます!!
くれは 2022年3月31日 17:12
2022年3月31日 8:45
雪の山氏も最後は天に召されたのですね……。壮大なフィールドワークを読者も追体験しているようで大変読み応えがありました。 日記というお題からこの発想が出てくるのが素晴らしいです。
コメントありがとうございます! きっと語り手と出会った時には、布の刺繍がだいぶ広がった頃だったんじゃないかな、と思います。孫もいるかもくらいの(現代日本とは初婚年齢も違うし家族に対する感覚も違うので、同じように考えるとずれてしまいますが)。 雪の山も、悪い精霊に捕まった死ではなかったようです。 最初は古代の日記を解読している研究者の日記というのを考えていたのですが、それを四千字に収まるように調整している間に、どこかでふと刺繍という文化と繋がって書くことができました。 こういう民俗学というか異文化というかフィールドワーク的なものが好きで、そういう趣味を詰め込んで書いたので、楽しんでいただけて嬉しいです!
くれは 2022年3月31日 09:20 編集済
2022年3月29日 21:30
刺繍の文化、素敵ですよね……! ただ華やかなだけでなく、暮らしや信仰、伝統が縫い留められているそれは確かに文化史であり、誰かの日記なのかもしれませんね。 KACラストに、くれはさんの才能全開なお話が読めて楽しかったです。 完走お疲れ様でした!
コメントありがとうございます! 刺繍もいろんなところでいろいろとありますよね。多分そういうイメージがあって、セマザサ族の文化を思いついたような気がします。 才能……と呼べるかはわからないのですが、最後なので趣味をぶち込むことにしました。楽しんでいただけて良かったです! お疲れ様でした!
くれは 2022年3月29日 21:54
2022年3月29日 21:01 編集済
くれはさんのあたたかく優しい文体と、世界観の相乗効果がすごく好きです! おとぎ話のような軽やかさ、そして刺繍を介して生活に根差す時の積み重ね。 まさに生きている息遣いでした!
コメントありがとうございます! 優しい文体……優しさを感じますでしょうか。綺麗事でも良いから世界が優しくあって欲しいなと思っているので、そう言っていただけると嬉しいです。 セマザサ族はどういう生活をする人たちで、どういうことを考える人たちだろうか、と思いながら彼らの風習を考えていました。息遣い、感じていただけて嬉しいです!
くれは 2022年3月29日 21:29
2022年3月29日 12:22
これは、世界の密度とリアリティがすごいです。 遠い海の向こうで、きっとこういう民族がいるのだろうと感じられて、人生と息遣いが伝わるようです。 好きです。これ。
コメントありがとうございます! セマザサ族の世界が伝わったのであれば嬉しいです。 KACの最後に別な方向性で趣味を全開にしたので、好きと言っていただけて喜んでいます!ありがとうございます!
くれは 2022年3月29日 17:55 編集済
2022年3月29日 8:41
とても好きです! 日記でもあり、祈りを込めるものでもあり、人から人へどんどん繋がっていくものなのですね。 中央から広がっていく刺繍を想像して、とても温かな気持ちになりました。 素敵なお話をありがとうございます。
コメントありがとうございます! 事実を記録する日記でもあり、こうあって欲しいと願う祈りの要素が大きい風習のつもりで書いていました。なので、その辺りを読み取っていただけて嬉しいです。人が死んで精霊になって周囲の人たちを守るように、親が刺繍した布が子供に渡って、その子が大人になって死んだとき、その布は家族を守るものになるのかもしれません。 好きと言っていただけて、素敵とのお言葉をいただけて、とても嬉しいです。こちらこそありがとうございます!
くれは 2022年3月29日 09:53
2022年3月29日 7:40
これはまさに民俗学ですね。実際にこういう文化の民族がいてもおかしくないリアリティ。刺繍で記録をしていくその過程も面白いし。その布を見ればその人の人生が一目瞭然というのも。 そしてその内容は、願いの思いが特に強くて。心が記録されて行ってる感じですね。文字を記すより心が刻み込まれる感じなのがまた。 面白かったです。
コメントありがとうございます! 民俗学っぽいものが好きなので、そう言っていただけるのとても嬉しいです。それらしく語れてたでしょうか。 そうなんです、この刺繍は事実の記録よりも「こうあって欲しい」という願いを形にする側面の方が強い、というイメージで書いていました。呪術的というか。そこを読み取っていただけて喜んでいます。 面白かったと言っていただけて嬉しいです。改めてありがとうございます!
くれは 2022年3月29日 08:27
2022年3月29日 7:25
うっわ……凄いですね、これは! 架空の部族、その習わしなど、まるで本当にどこかに存在しているかのよう。セマザサ族に私も興味が湧いてきました!! 最初から続く、まるで民俗学の記録のようなお話を読んでいくと、最後の刺繍の意味が私でも理解出来ているということに驚きと感動が……。くれはさん、すごい。 目の前に鮮やかな刺繍を施した大きな布が広がっているかのようでした。 KACお疲れ様でした。 最後にこのような素敵なお話を読めて感動です!
コメントありがとうございます! こういうないものをありそうに語るのが好きなので、セマザサ族、興味を持っていただけて喜んでいます。 最後の刺繍、理解していただけて嬉しいです。セマザサ族がどういう土地で暮らすどういう人たちなのかははっきりと書かなかったのですが(そこまで書く余裕がなかった)、それでも刺繍された布を想像していただけたのは、届いた気がして嬉しいです。 民俗学っぽいものも好きなので、最後は前回と別の方向性で趣味を全開にしました。素敵と言っていただけて喜んでいます。 KACお疲れ様でした!
くれは 2022年3月29日 08:15
2022年3月28日 22:06
この文字数の中に、文化と自然と人の一生と見守る者の想いとが封じ込められている……。流石です。
ありがとうございます! 駆け足気味でしたが、なんとかセマザサ族の文化を切り取って書けたかなと思います。 褒めていただけて嬉しいです!!
くれは 2022年3月29日 00:01
2022年3月28日 22:01
民俗学だ……!くれはさんの書かれる架空民族もの、深くて面白いです。 鳥に花をつけて飛ばすお祭りとか、子供が刺繍を覚えるために日記を書くとか、ひとが亡くなったときの刺繍の内容とか、とても興味深いです。面白かったです!
ありがとうございます! KACも最後なので、前回とは別の形で趣味に走ったお話を書いてしまいました。 こういう文化が垣間見える感じが好きで書いたので、それを面白がっていただけて、とても嬉しいです!!
くれは 2022年3月28日 23:57
鳥辺野九
雪の山へのコメント
刺繍を読み解く。
その行為だけでも異常にミステリアスだって言うのに。
その人が紡いだ刺繍が奇妙に神秘づいていて、それでいて当然のように親から子へと引き継がれて。
外部の人間(すなわちそれは僕たち読者であるわけだが)が刺繍を読むことで物語が再構築される仕組みはお見事の一言に尽きます。
おもしろかった!
ナゥワに通じるものがある、異文化を語らせたらもう絶品ですね。
ヨドミバチ
雪の山へのコメント
まるで本当に見てきた、もとい、見ているかのように書き出された異国異文化が真に迫って愛情深く情感豊かなものに思えました。語り部の部族に対する敬愛の念が伝わってくるようです。
スキマ参魚
雪の山へのコメント
すごい…!!まるでドキュメンタリーを観ているようでした。
日記をつけるのではなく、刺繍として生まれた日から残していき親から子へと受け継ぐ……。本当にそんな文化がどこかの民族に存在するかのように、願いを込めるような彼らの考え方のベースまで描かれているのが衝撃でした。
素晴らしい物語をありがとうございました!
結月 花
雪の山へのコメント
素晴らしいですね!すごくすごく良かったです!この感動を表す語彙がないのが辛い…!
生まれたその日から刺繍が始まり、そして物語を綴っていく。途中で親から子にバトンタッチする所も素敵です。拙い刺繍の後でそれがわかるなんてもう、感嘆してしまいました。
悪い精霊の刺繍を別の刺繍で覆い隠してしまうのも、刺繍ならではの使い方で良かったです。
これを教えてくれた雪の山さんも最後は精霊に連れて行かれて…切ない余韻がこの物語の美しさを最高に彩っています。素晴らしかったです!読めて良かった!
くれはさんも完走お疲れ様でした☺️❤️
安佐ゆう
雪の山へのコメント
萌木野めいさんのレビューから来ました。
アニメで見たい、美しくて静かな世界でした。
良かった。
しらす
雪の山へのコメント
すごい、こんな発想一体どこから来るんですか……!
子供が生まれた時から記録代わりに縫う刺繍、ってだけでも素敵なのに、模様に様々な意味が込められていて、その人の一生を表したり、刺繍で悪いものを封じ込める、なんて。実際にどこかにありそうな気がするし、その布を見てみたいなぁと思います。
宮塚恵一
雪の山へのコメント
まさかKACの最後にこれだけ面白い民俗学創作を読めるとは……。うまれてから刺繍を足していくセマザサ族という発想と日記のお題が結びついているの、巧の技ですね。
面白かったです。すごい。
板野かも
雪の山へのコメント
雪の山氏も最後は天に召されたのですね……。壮大なフィールドワークを読者も追体験しているようで大変読み応えがありました。
日記というお題からこの発想が出てくるのが素晴らしいです。
いいの すけこ
雪の山へのコメント
刺繍の文化、素敵ですよね……!
ただ華やかなだけでなく、暮らしや信仰、伝統が縫い留められているそれは確かに文化史であり、誰かの日記なのかもしれませんね。
KACラストに、くれはさんの才能全開なお話が読めて楽しかったです。
完走お疲れ様でした!
らくがき
雪の山へのコメント
くれはさんのあたたかく優しい文体と、世界観の相乗効果がすごく好きです!
おとぎ話のような軽やかさ、そして刺繍を介して生活に根差す時の積み重ね。
まさに生きている息遣いでした!
雨蕗空何(あまぶき・くうか)
雪の山へのコメント
これは、世界の密度とリアリティがすごいです。
遠い海の向こうで、きっとこういう民族がいるのだろうと感じられて、人生と息遣いが伝わるようです。
好きです。これ。
ナナシマイ
雪の山へのコメント
とても好きです!
日記でもあり、祈りを込めるものでもあり、人から人へどんどん繋がっていくものなのですね。
中央から広がっていく刺繍を想像して、とても温かな気持ちになりました。
素敵なお話をありがとうございます。
MACK
雪の山へのコメント
これはまさに民俗学ですね。実際にこういう文化の民族がいてもおかしくないリアリティ。刺繍で記録をしていくその過程も面白いし。その布を見ればその人の人生が一目瞭然というのも。
そしてその内容は、願いの思いが特に強くて。心が記録されて行ってる感じですね。文字を記すより心が刻み込まれる感じなのがまた。
面白かったです。
月音
雪の山へのコメント
うっわ……凄いですね、これは!
架空の部族、その習わしなど、まるで本当にどこかに存在しているかのよう。セマザサ族に私も興味が湧いてきました!!
最初から続く、まるで民俗学の記録のようなお話を読んでいくと、最後の刺繍の意味が私でも理解出来ているということに驚きと感動が……。くれはさん、すごい。
目の前に鮮やかな刺繍を施した大きな布が広がっているかのようでした。
KACお疲れ様でした。
最後にこのような素敵なお話を読めて感動です!
五色ひいらぎ
雪の山へのコメント
この文字数の中に、文化と自然と人の一生と見守る者の想いとが封じ込められている……。流石です。
金澤流都
雪の山へのコメント
民俗学だ……!くれはさんの書かれる架空民族もの、深くて面白いです。
鳥に花をつけて飛ばすお祭りとか、子供が刺繍を覚えるために日記を書くとか、ひとが亡くなったときの刺繍の内容とか、とても興味深いです。面白かったです!