◻️ 英雄の子

【完結後の裏話】本編のネタバレがあります。

①『英雄の子』を書いたきっかけ


こんばんは。


第12回角川つばさ文庫小説賞用の作品が、無事に完結しました。


『英雄の子』

https://kakuyomu.jp/works/16817330658378364970


例のごとく、ギリギリまで推敲してましたが、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。


児童向けで、今回は、今日ママよりも低年齢の読者(小4)を意識して書いたので、大人の方には、ものたりなかったかもしれませんが、星や♡、コメントなどでの応援、本当に嬉しかったです。


というわけで、恒例の反省会です(笑)

執筆の裏側なので、読みたい方のみ読んでください。


あと、他の作品のネタバレがちょっとあります。

ご了承ください。



● これまで書いた児童文庫作品。


まずは、これまで書いた児童文庫作品のまとめと、結果を。


今までに三作品書いてます。

選考の結果は⤵︎ ︎


【1作目】『嘘つき天使の一週間』

https://kakuyomu.jp/works/1177354054889942214

・第8回つばさ文庫小説賞・二次選考落選


【2作目】『魔界の王子様は、可愛いものかお好き!』

https://kakuyomu.jp/works/16816452221382140123

・第9回角川つばさ文庫小説賞・一次選考落選。

・ポプラキミノベル小説大賞・中間選考落選。

・エブリスタ特集fashionに掲載

・第3回野いちごジュニア文庫・最終選考落選。


【3作目】『今日からママになりまして!』

https://kakuyomu.jp/works/16816700429013766232

・第11回 角川つばさ文庫小説賞・最終選考落選。


2作目の魔界の王子様は、2社で一次落選でしたが、野いちごさんでは、最終選考まで残して頂けました。


こうして見ると、2作品が最終までいってるし、けっこう頑張ってる気がする。


で、今回で4作目となります。


● 『英雄の子』を書いたきっかけ。


今回は、まず初めに、ジャンルから決めました。


前回のつばさ文庫小説賞で『今日からママになりまして!』が、最終選考に残り落選。


そして、その時の講評で、先生方が、このようにおしゃっていたんです。


宗田理 先生

『過去の受賞作の傾向からか、近年、似かよった作品の応募が多いように感じる。いずれも文章が上手く、作品に引き込む力があるが、すでにある物語の枠から飛びだすことができていない。既成概念からはみだしたような、独創的でスケールの大きい応募作を期待している』


本上まなみ先生

『最終選考作品は、角川つばさ文庫のヒット作や過去の受賞作をよく研究され、読者に好まれそうな題材をテーマにしたものばかり。文章もまとまっていて、執筆に慣れた方が多いと推察しました。全体の水準が高いにもかかわらず大賞該当作がなかったのは、抜きんでた熱量や独創性といったインパクトがやや足りなかったことに尽きます。もっと自由に発想をふくらませ、既存の枠からはみ出すような物語を書いていただけたら』


『今日ママ』に関しては、向いてるのかどうかを見極めるために、児童文庫の流行を追求して書いたので、もう、おっしゃる通りの言葉で、私的には褒め言葉でもありました。


ちゃんと、つばさ文庫らしいものが、書けていたんだなと!


ただ、先生方が求めてるのは、それじゃない!と言うことも、ひしひしと伝わってくるわけです(笑)


というか、ここ数年ずっーーと、冒険物が読みたいと賞の案内にも書かれてる。


なら、今回はその期待に応えるつもりで、冒険もの書いてみようと思いまして、ジャンルも『現代』ものを封印し、異世界一択にすることにしました。


でも、私はこれまで、異世界ものは書いたことがなかったんです。


だから、ちょっと怖気づきまして(笑)


最初は、異世界というよりは、シャーロック・ホームズ的な英国風の世界観にして、AIの女の子が主人公の話を書こうと思っていました。


AIのメイドちゃんと人間の執事くんが、ご主人様の願いを、なんでも叶えるハートフルコメディです。


でも、設定を練るうちに、ちょっと内容が血生臭くなりましてね(笑)


私は好きなんだけど、小学生向けではないかもなーと。


あと、AIについては、まだ扱い方や法律がはっきりしてないので、そのあたりのリスクもかんがえると、ちょっと出版向きのネタじゃないかもと思いまして、すぐに行き詰まりました(笑)


でも、そんな時にカドカワ読書タイムの公募がきたんです。


そして、そちらで『異世界転移』部門の募集があった。


やっぱりKADOKAWAさん、異世界ものが欲しいのかな?と、読み通りの展開になりまして…


ちょうど短編だったこともあり、AIものからはいったん離れ、読書タイム用に、溺愛と異世界転移で、1作ずつ考えることにしました。


そしたら、比較的スムーズに、英雄の子の設定ができました。


ただ、読書タイムでは、書きたいところまでが、規定の12000文字には収まらなかったので、長編にして、つばさ文庫に出すことにしました。


ただ、設定はできたけど、構成面で、悪戦苦闘。

ずっと悩んでましたね(笑)


そんなわけで、明日は、異世界ものを勉強しようとしてやめた話です。


更新は、22時にします。

よろしくお願いします。

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