第4話 都合よく
タケルは最後にカスミの母親に挨拶をしてカスミの実家を後にした。
そしてすべてのことをハナに話して二人は正式に付き合うことになった。
おわり
物語は終わりだが最後に話したいことがある。
なぜ同じようなことが起き、新しいパートナーとの出会い方も一緒の二人の結末がこうも違うのか。それはタケルのほうが自分に都合がよく生きているからだ。カスミは自分を責めた結果彼に自身を恨ませ、悩んでいたところをはねられた。一方タケルは自分のせいだと思いつつも心のどこかで自分を許し、前を向こうとした。タケルが見た夢の中のカスミはタケルが作り出した妄想の中のカスミに過ぎない。
結局都合よく心のよりどころを見つけられる人間だけが前を向けるのだ。
だからこの物語のタイトルは「愛情の都合」なのだ。(今思いついた)
愛情の都合~変わりゆく愛~ 坂田一景 @sakataikkei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます