あとがき
この物語は、すべて個人による想像上のもの、架空の人物、場所、組織、出来事であり、実在するそれらのものとは一切関わりありません。
また、これは、たとえ魅力的に感じる一面があったとしても、人命や人道を軽んじる為政者を容認してはならなかったんだなという、私の個人的な、悔やましい気づきから生まれたお話です。
したがって政治的意図はもちろん、実在する人物、組織、出来事に対する非難、中傷、あるいは擁護の意図はなく、意見でもありません。
弁明は以上です…
お話を読んでいただいて、ありがとうございました。
言い訳だけではなんですので、今回の物語を書くにあたって、キャラクターの名前をつけるための面白い方法を知った話をさせてください。
凶暴イケオジ受けの「ルスラン・ネイハウス」は、実在する名前をその起源と混ぜたり、発音の違いでもじったりしたものです。
ライオンか竜にしたくて色々探し、獅子を指す、ルスランという名前に行き当たりました。
ネイハウスは、新しい家という意味で、すごくありそうで、しかも意味深だなと思って選んでいます。
国名の「カルドゥワ」は、“kar duvarı”、トルコ語で雪の壁という意味のようです。
ほんとはテュルク語というものを調べていたのですが、何度テュルク語と入力しても、Google先生が「トルコ語ですね!」と取り合ってくれないので、根負けしてトルコ語に染まりました。
ユクターの国「グネイデン」も、同じ方法で“Guney denizi”、こちらは南の島という意味です。
どちらも語尾を省いて国名っぽくしました。
変わった名前で際立っているのは、ペットにおすすめ雄犬攻めのユクター・ミザック。
面白い方法を紹介してくださっている方がおられたのです。
・「架空の英語風地名の作り方」 aoitaku様 (https://link.medium.com/o0D5jdJbtob)
数回にわたって地名や姓、名の作り方を紹介されているのですが、この地名編の、母音脱落法が気に入って、こちらのアイディアをお借りしました。
ユクター・ミザックの名前の原型は「水崎幸輝 みずさきゆきてる」です。これが、
Yuk(i)ter(u)→Yukterで、ユクター。
Miz(u)sak(i)→Mizsak ですが、zsが続けて並ぶのは不自然かなと思い、sの方を落として、→Mizakとしました。
ちょっと面白いじゃん…!!と、なったので、また使わせていただくかもしれません。
このような端書きにまでお目を通していただき、ありがとうございました。
さよなら私の鋼の獣 種田遠雷 @yen_rai
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