守られていた、故に守るため。魔法少女となった少年の物語。

 御作は、あらすじとタイトルからTSモノとしての面白さや魅力が保証されていると存じます。異性へと変容する際の主人公の情緒や焦燥感は、若干のライト風味。どちらかというと世界観重視であり。序盤での感想としては、性転換は舞台装置、魔法少女は舞台衣裳といった印象を受けました。ですが、それがむしろ好みが分かれず、誰でも読み易い内容へとなっておりますのでご安心を。
 読み進める程に面白くなってくる御作であります。どうか、このレビューを覗いてしまった皆さんも読んでみて下さいませ。