神の一撃
ウッチー
短編「神の一撃」
「おお、おまえは誰の息子じゃ…!?」
神の声がした。
「えっ…!?僕は…、だれの息子だろぉ…!?」
僕は言った。
何千、何万人、と死んだ先の戦争で、生き残った僕は、神に尋ねられていた。
「僕は、お父さんとお母さんの息子です。」
「甘いんじゃあ!!!」
ヒクッ
僕は怯んだ。
「人類皆兄弟じゃ。生き残ったお前は、だ、れの……息子じゃ!?」
僕は迷わず言った。
「あなたの息子です。」
ー終ー
神の一撃 ウッチー @UttiE
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