吟遊詩人シンは応援している

　シンイーチー・ミコロヴィは貧乏辺境男爵の四男。ほぼ平民の生活だか、家族円満楽しく愉快に暮らしていた。
　が、貴族の学院に入学してから、無意識な人たらしが災いして、しがらみで動けない生活に。
　噂一つで人生が崩壊する貴族おっかねぇ、こうなりゃ巻き込まれる前にとんずらだ！僕は市井で一旗あげるぜと出奔。シンと名前を改め、昔の繋がりを駆使し、なんとか吟遊詩人ギルドに加入。鳴かず飛ばずのリュート弾きとして食いつなぐ日々。

　しかし、ある日頭に、“降りてきた”！
　そうだ、どんな境遇の人も応援しよう！！俺がやりたかったのは、これだ！
　
　そんな時に、新人の登龍門、ギルド直営酒場の前座舞台に抜擢された！
　よし！いっちょやったるか！
　まず手始めに、身内から応援だ！