確信

 結局私は、あの日気づいてしまって確かめよう確かめようと思いながら3日も過ごしてしまった。何故かバイト先まで一緒にいて、気づいたら家にまで上がってきていて、本当に私は何をしているんだろうと思った。

 そしてそう思うたびに胸が苦しくなった。

 今日もスマホを抱きしめながらベッドに横たわっていたが、すぐさま跳ね起き、パソコンを開いた。goggleで「好きか気づく方法」と大雑把に検索し、一番上に出てきたライターの記事、いわゆるブログを読んだ。その中には15個の項目があった、私はそれをすべてスマホのメモ機能アプリにメモし、即座に家を出た。

 公園前で先輩を見つけるとまたも先輩が

「あれ?銀山さん?」

 と聞いてくるので、

 あたかも偶然あったかのように

「そうですよ〜先輩こそなんでここに?」

 と聞いてみた。どうやら暇すぎて突っ立っていたらしい。

 丁度いい。と私はアニメの主人公よりも目を光らせて先輩にこう言った。

「じゃあどっか行きません?」

 と。しかし、先輩は少し動揺しているようだった。

「え?いい、けど、銀山さんから言うなんて珍しいね、、、、」

 予想外の反応だったんだろう。それでも私は先輩の反応をなんとなく予想していたので先輩はあたふたしていたが半強制的に連れて行った。

 でも、その後はいつもの先輩で私のことをリードしてくれてた。そして私は項目が一個一個当てはまるか見て考えて結局一瞬のように一日は終わった。

 家に帰って私はベットに身を放り込んでこう呟いた。

「やっぱり私は先輩のことが好きだったんだ。」

 と。

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叶わない夢 Dreams that won't come true 佐々木桜汰朗 @oyonetv

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