重さとほのぼのと温かさのバランスがたまらない、男女カップルのお話

サラ―ッと流される語り手のロボットの重い設定と、なんだか毎回毎回ちょっと締まらないオチがつくデート中の出来事と、優しさを感じる描写のバランスがたまらない作品。

災難のお陰で一緒に食べられたプリンだったり、彼の身体で唯一温かい部分だったり。設定も彼女も重いんだけど、そういうところどころの温かさや、柔らかい性格の彼の語りと性格が、不思議に後味の悪さを感じさせない短編です。

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