第3話 エロトラップダンジョンですか!? 魔王様!

「今から貴様らにはエロトラップダンジョンを作ってもらう!」

魔王クロニカは意気揚々と言い放つ。

スルトとダンダロスに視線を移してみると二人とも驚いた顔をしていた

「クロニカ様…? なにを?」

スルトは続けてクロニカに対して言い放つ。

「エロトラップダンジョンは王都から基本禁止されてるっしょ! 今は王都からダンジョン制作予算だってなかなか下りないって経理部の人が言ってたっすよ! なのにエロ要素なんて入れてしまったらぜーーーーーったい予算下りないっす!!!」

この城に経理部もあるのか、そこにも驚きだがエロトラップダンジョンって……。

「え~~~、だってぇ、男のロマンだとワガハイは思うんだが……。 それに国王だってエロには寛容であるぞ?」

さっきまでのクロニカの威厳が俺の中から崩れ去っていく。

クロニカは人差し指同士を合わせモジモジしていた。

「……クロニカ様、王都から昔に通達されていたじゃないすか。 健全であるダンジョンを作れと……。 エロトラップダンジョンは不健全っすよ!」

スルトがダンダロスにも同意を求める。

「ダンダロスもそう思うっすよね!」

しかしダンダロスは

「……俺はいいと思う、クロニカ様が作れと言うのであれば」

「ダンダロスお前……、さてはむっつりだな!」

「むっつりではない!」

スルトとダンダロスが二人して言い争いをしている。


 エロトラップダンジョンって一体なんなんだよ……!

まずダンジョン作るって冒険者を魔王城から遠ざけるものじゃないのか? 王都からの予算って?

「なぁギコ、魔王城と王都って癒着していたりしてんのか?」

ギコは答える

「この世界では魔王城を攻略するのが一つのコンテンツとして確立されるんですよ! あなたが居た世界では魔王は世界征服をする者という考えが一般的ですが、こちらの世界では王都と手を組み、冒険者の育成などの手伝いをしてます!」

なるほど、じゃあこの世界はわりかし平和なのか。

まぁよくよく考えてみればそうだよな、働いていた魔物も邪悪な感じがしていなかったし。

だとしても、エロトラップダンジョンを制作しなくちゃなのか……。


「大体、イヴェールだって初めての仕事なんすから、もっとオードソックスなダンジョンの方が……」

「認めぬ! エロトラップダンジョンの制作を命ずる!」

「ぐぬぬぬ……」

スルトが何も言えなくなっている。

「命じられたら仕方ないっすね……」

尻尾がぶんぶんと振られていた。

命じられることが嬉しいと感じているのか、顔も真っ赤でクロニカから背を向けている。

クロニカもそれを分かっているようでニヤリと笑っている。

「王都もたまげるようなダンジョンを作ろうではないか!」

ガハハと大きな口を開けて笑う。

これはもう作る流れになっているな…、腹をくくるしかない。


 「これより! エロトラップダンジョン制作会議を行う!」

ギコはイェーイと喜びながら飛び回っている。

俺は椅子に座り、目の前にはスルトとダンダロスが座っている。

「まずはエロトラの簡単なギミックから決めていくんだが~」

エロトラと訳すなよ、なんだよエロトラって

「まずは代表的な奴だな、快楽拷問系や触手、それにほにゃほにゃしないと出れない部屋とかどうだ!」

「魔王様だめっすよ! その中だと触手ぐらいしか多分認められないっす。 他の二つをダンジョンにしちゃうと王都から行政指導入るっすよ……」

ぐぬぬぬとクロニカは悔しそうな顔をしているとこちらの方を見てくる。

「そういえば貴様、建築スキルを取得しているな。 その知識でどうにかできないか!」

どうにかって言われても……。

スキルの使い方すらわからないし……。 ギコに聞いてみるか。

「ギコ、スキルってどうやって使うんだ?」

ギコは俺の肩からテーブルまで羽ばたき、机の真ん中に行き腰に手を当てる。

「スキルは強く思い浮かべれば簡単に出せますよ! イヴェールは法律と建築のスキルがあるから形を強く思い浮かべればそれだけでいいはずです!」

そんな大雑把でいいのか? とりあえず言われた通りやってみるとする。

強く思い浮かべる……。 触手を……。

自分の周りに風が吹く、三人と一匹の毛がなびいているのを肌で感じる。

まばゆく光る紫色の魔法陣が自分の周りに描かれる。 

触手、ダンジョン、エロ……。

一瞬まばゆい光が部屋に溢れる、その瞬間部屋の石の壁がおびただしい数の触手で埋められる。

触手はクロニカとスルトとダンダロスを目掛けて絡みだす。

大変なことになった、どうにか止めないとと思ったとき

「愉快愉快! ワガハイはこのような者を求めていた!」

触手によって宙に浮いていたが余裕の表情をしている、触手がクロニカの服の下に入っているがクロニカは動じない。

スルト、ダンダロスに視線を移したら触手は二人にも絡みだしていた。

スルトは顔を真っ青にしながら触手によって宙に浮いていた。

「うわあああああああ! やめてくれええええええ!!」

ダンダロスは顔を真っ赤にしながら、なんともいえぬの表情を浮かべながら「……むぅ」と口を噤んでいた。

えぇっと、スキルを使うには強く思うんだよな!

静まれと心の中で強く願った。 触手はゆっくりと宙に浮いていた三人を降ろし丁寧に椅子に座らせた。

とりあえず、なんとかなった……。

だが触手はまだ壁全面に張り付いたままだった。


 クロニカは触手をふにふにと触りながら言った。

「ふむ、珍しい。 この触手の媚薬作用は微量だな。」

クロニカの言葉にスルトも反応する、触手に近づき少し匂いを嗅いでいた。

「あー、ほんとっすね。 触手なのに珍しいっす、これだったら行政指導も入らず運営できるかも…。 媚薬効果が薄い触手なんて聞いたことないっすよ!」

「イヴェール、貴様がこの触手の媚薬量を?」

自分には何が何だか分からない。

ギコは目をキラキラさせながらこちらを見つめてくる。

「もしかしたら二つのスキルを同時使用して王都の監査も引っかからず魔王様の希望にそった触手を制作したってことなんじゃ!」

「すごいすごーい! ギコすごい転生者作っちゃった!」

クルクルまわりがら喜びを表現していた。

俺はハッとした、クロニカとスルトは大丈夫そうだがダンダロスが心配だ。

「ダンダロスさん大丈夫ですか? それにスルトとクロニカ様も」

スルトとクロニカはこの触手をどう使うか話し合っていて俺の声は届いていなかった。

ダンダロスはまだ顔が真っ赤なままだった。

「……俺は平気だ」

ふぅ…と息が漏れているが大丈夫そうでよかった。


 「イヴェール、この触手なら問題なく使えるそうだ。 やはりワガハイの見立ては間違いなかった!」

クロニカが大きく笑う、まだスキルを使うにはコツがいりそうだがクロニカのお眼鏡にかなったのは良いことだと自分に言い聞かせる。

壁にはまだ触手が蠢いていたが三人に絡みだす気配はない。

「次のギミックはどうするか……」

ボソッとクロニカは呟く。 他の二人も腕を組み真剣に考えている。

そういえばギコはどうしてるんだ、さっきから見かけないが。 部屋を見渡してみると壁に生えた触手に対して短い前足をボクシングのように構えサンドバックの代わりにしていた。 

見なかったことにしよう。


 「あ…」とダンダロスが言葉を発する。

「次は催淫ローションかといかがでしょう…」

俺とスルトの顔がこわばる。 いやいやいやいやいや、そんな見た目でそんなセリフは似合わないだろう。

「うむ、採用!」

クロニカは無垢な顔をしながら採用と言った。

「「ちょっと待ったー!」」

俺とスルトが声を合わせ制止する。

「さささささ流石にまずいっすよー! 催淫ロー……こ、これはインモラスっす!」

今この部屋には常識人はスルトしかいないようだ。

「催淫ローションいいと思うんだけなぁ~」とスルトはこちらを見つめてくる。

スキルをつかえとチラチラと目で訴えてくる

「これ以上はさすがに行政指導入るっす!」

「しかしイヴェールのスキルなら試して見るぐらいだったら良いではないか?」

クロニカの表情がしょんぼりとし始めた。

スルトにクロニカの泣き落としが効いたのか「わかったっす…」と言い放つと俺の方を見て言った。

「イヴェール、…一度やってみてもらってもいいっすか? なるべく、なんていうかこう……、催淫成分少な目でお願いしたいっす……」

「頑張ってみますね……」

スルトと俺はげんなりしながら顔を合わせる。

クロニカは無邪気な顔でワクワクしながらこちらを見ていた。 ダンダロスに関しては顔を真っ赤にしながらチラチラとこちらを見ながら落ち着かない様子だった。


強く思い浮かべる……。 催淫ローションを……。

自分の周りに風が吹く、まばゆく光る紫色の魔法陣が自分の周りに描かれる。 

催淫ローション、ダンジョン、なるべく少な目……。 自分で思うだけで乾いた笑いが出る。

だが真剣にやらなければ、クロニカの期待に応えよう。

一瞬まばゆい光が部屋に溢れる。

すると壁の触手が消え、ギコのパンチはむなしく空を切る。

「ありゃ、消えちゃいましたね!」

パタパタと音を立て俺の肩に座る。

少しすると部屋の石壁の隙間から液体が出てきた。

コポッコポッと音を立てその液体は部屋の床を濡らし始めた。

「うわ!」と声を上げスルトは椅子から立ち上がる、しかし立ち上がったことでその液体に足を取られ転んでしまう。

転んだ衝撃で床に溜まった液体がスルトの体に付着してしまう、その瞬間スルトからビクビクと軽い痙攣をして「もうこんなのばっか嫌っす」と涙目になりながらか細い声で訴える。

クロニカは「ふむ」と言いながら壁の液体を指ですくう。 

「これは……、面白い」

クロニカはニヤリと笑いながら椅子から立つ。

床が液体で満ちているのにも関わらずクロニカはスタスタと歩いていく。

床に転がっているスルトをクロニカは抱っこするように持ち上げ椅子に座らせる。

「ダンダロス、お前も触ってみるといい」

言われるがままに、動作はゆっくりとだが触れてみる。

「……これは」

ダンダロスは目を大きく見開く。

「これも雄にしか効力がないな…すごい」

雄にしか? ちょっと待て、それで問題が解決できるのか?

疑問に思ったとき、スキルが発動したらしく解答が脳裡によぎる。


『現王都法律に関しエロトラップダンジョンは女性に対する効果のみ有効。 男性に関してのエロトラップダンジョン法令は現在存在はしていない』


なんだこれ? 俺が知らない知識だぞ?

落ち着け、多分これもスキルなのだろう。 段々とこの世界の仕組みが分かってきた。 

さっきよぎった事によれば、この世界は女性に効果が強いエロトラップが禁止らしい。 

だから俺が出した催淫ローションには男性しか効力を発揮しなかったのだろう、これが法の抜け道ってことなのだろうか。

スルトはテーブルに伏せておりビクビクと体を痙攣さしていた。

クロニカとダンダロスは壁の液体を触りながら話している。 二人とも何ともないのだろうか?

クロニカは何ともなさそうだが、ダンダロスは顔を真っ赤にして軽くビクビクと体を言わせていた。

「イ、イヴェールぅ…」

スルトから力の抜けた声がした。

「こ、この催淫ローション早く消してっ…欲しいっすぅ…」

「ふむ、そうだな。 これが使えると分かればよいだろう。 イヴェール、スキル解除してよいぞ」

「わ、わかりました」

強く思う…。

部屋の中の液体がスーッと逆再生するように石壁の隙間に戻っていく。

「ふぅ~、えらい目にあったっす…」

スルトが安堵したように椅子に座り直す。

スキルを解除や停止すれば効果も止まるみたいだ…。 スルトがずっと苦しそうだったから効果が切れてよかった。

「それにしても冷静に考えるとすごいスキルっすね。 ダンジョントラップって作ってから王都に審査してもらって大丈夫だったら正式に使えるようになるんすけど、イヴェールの作ったトラップはどれも審査の基準ギリギリ通るようなものばっかりっすね!」

クロニカもニヤリと笑いスルトに続く

「うむ、本来であれば触手などは毒性や媚薬の強さは変える事ができないのだが…。 貴様のスキル、思った以上にすごい物かもしれぬな」

自分のスキルの全貌もまだ見えないが褒められるのも悪い思いをしないな。


「さて、ダンジョントラップは最低でも3つ必要なんだが…。 あと一つはどうするか」

一同が悩む。

「はいはいはーい! ギコ、良い案思いついた!!」

お願いだからエロ以外を頼むぞギコ…!

「性感帯ガン攻めスライムとかどうですか!」

もう嫌だ…。

「採用だ!!」

クロニカは気に入ったみたいでガッハッハと笑いながら採用した。

クロニカとギコはイエーイと言いながら大きい手と小さい手でハイタッチをしていた。

それに水を差すようにスルトが

「流石に…それはダメに決まってるっす!! 名前からしてダメっす~~~!!!!」

スルトは顔を真っ赤にしながら叫ぶ

「…興味がある」

ダンダロスが赤面しながら言ってきた。

「ほら、ダンダロスも興味があると言っておろう! これは多数決で決定だな!」

「嫌だ嫌だ~~~!! 絶対いやっす~~!!!」

スルトが駄々をこねるように床に転がる。

そのスルトを無視しながらクロニカが言う。

「では早速だが、イヴェールよ、頼むぞ!」

そんな悪い顔でこっちを見ないでくれ。

「…わかりました…。」

どうにもクロニカには逆らえない…。

考えてもしょうがない…。 とりあえずやってみよう。

強く思え、性感帯ガン攻めスライムを……。

いやいやいやいや、そんなこと思わせんでくれよ…。

自分の周りに風が吹く、まばゆく光る紫色の魔法陣が自分の周りに描かれる。 

性感帯ガン攻めスライム、ダンジョン、合法…。

ぐじゅぐじゅと音を立て、緑色の鮮やかな粘液が石壁から出てくる。

「うわぁああぁあ! 出てきた!!」

スルトが壁から出てくる物に怖がり、全身の毛が逆立ち耳も後ろに倒れ逃げるように俺に抱きついてきた。

粘液は一か所に集まり、徐々に丸いフォルムになっていく。

クロニカ、ダンダロスは声を上げ興奮しているようだった。

「段々と丸く、そして大きくなるではないか! なるほど、それで飲み込むように捕獲するのだな! ダンダロス、貴様捕まってみよ」

ダンダロスにクロニカは命じる。

「…かしこまりました」

了承するなよ。

するといきなりドアが勢いよく開く。

「すまないでゴザル~! まだ伝書あったでゴザ…!」

シグレが部屋に入ってくると、それに反応した様にスライムがシグレ目掛け捕食する。 顔だけスライムから出ており、半透明の体からは無理やり正座させられたようになっており腕も後ろで縛られたように固定されていたように見えた。

「なんでゴザルか! これは! …ンッ!!」

自分の置かれた環境が分からず、抜け出そうとシグレがもがく。 

「なにか…なにかおかしいでゴザル! あ、なにか服の中に…!」

ビクっとシグレの体が跳ねる。

「ああああ!! そのヌルヌルはやめて! そこはダメだって! 誰か助けるでゴザルよ!!」

早く助けないと…!

助けようとスキルを止めようとするとクロニカが止めに入る。

「よい、このまま見届けようぞ!」

いやいやいや! ダメだろ! それにこんなモンスター絶対に審査通らないだろ!

『現王都法律に関しダンジョンモンスターにおいて、ダメージが発生しない行動、及び行動妨害に規則はありません』

じゃあ今シグレは痛い目に合っている訳ではないが心配だ。


 しばらくしてシグレはぐったりとしだしビクビクと痙攣しだした。

「もう…勘弁してほしいで…ゴザル…」

「ふむ、そろそろいいだろう。 解除してやれ」

クロニカに言われスライムを無力化させる。

シグレはスライムから吐き出され床に伏せる。

ダンダロスは物欲しそうな顔をしスライムを見ていた。 

スルトは…。

スルトはいつの間にか部屋の端に体を寄せ怯えていた。

「…シグレさん大丈夫ですか?」

シグレに問いかけ反応を待つ。

「このスライムは…一体なんでゴザルか…? 触られたことない所まで触られたでゴザル! もうお婿にいけない…」

シグレは今にも泣きそうな声をしていた。

クロニカがシグレに説明する。 俺のスキルのことや先ほどまで部屋で起きていたことを。

「…つまりクロニカ様のご命令で?」

シグレがゆらゆらと立ち上がる。

やっぱりあんなことされたら怒るよな…。

「流石クロニカ様でゴザル! そんな発想、誰も思いついてないでゴザルよ!」

シグレから出てきた言葉は予想と反し賞賛の言葉だった。

「そうであろう! ワガハイの案なのだからな! 当たり前だ!」

クロニカは嬉しそうにしている。


 スルトは安全が分かってからスライムに近づき観察していた。

「このスライム、やっぱり男にしか反応しないんすかね?」

スライムをつつきながら確認している。

スライムはなにも反応を示さなかった。

自分がスキルで得た知識をスルトに話す。

「この世界は男に関しての異常状態スキルに対しての規制が緩いのと、エロトラップダンジョンが女性に関しての法律しかないから、クロニカ様が希望するダンジョンにするにはそうするしかなかったんですよね…」

スルトはその説明を受けると、あぁ…と残念そうに眉をしかめていた。

「まぁ…でも、クロニカ様のご希望に添えたと思えば良かったっすね…」

クロニカはニヤリと悪い顔で笑いながら

「実に有意義な時間だった! こんなに楽しい時間は久しぶりだ!」

クロニカが喜んでいるならいいか、しかし疲れた…。

「イヴェールはお疲れですか?」

ギコはいつの間にか俺の肩にいた。

「あぁ、お前のせいでな」

「ギコは良いなと思って提案しただけですし!」

良いなと思って性感帯ガン攻めスライムなんて物を提案は普通しないんだよこの淫獣め…とギコに言いそうになったが何とか言葉を飲みこんだ。

コホンと咳払いをクロニカがする。

「皆の者、ダンジョンギミックは揃った! イヴェールのスキルのおかげでワガハイが思い描くエロトラップダンジョンのギミックが出揃った!」

そして続けるようにクロニカは高らかに言った。

「次は実際にダンジョン制作をしてもらうぞ!」

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魔王様! そのダンジョン建築基準法違反です! いぬふさ @inuhusa

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