第4話 -能力の実験-

「ん、じゃバイバイ」


「バイバイ」


輝と司は分かれ道でお別れを告げた

一人の時間になると

今日できた不思議なことに目を向ける

「夢で見たものは、本当に繋がってるんじゃないか?走りも脅威的な記録を残し、ヤンキーに絡まれても隙を見つけ、一発で仕留めることができた。普段の俺とは全くの別人だ」


「お帰りー晩御飯できてるわよ」


「ただいまお母さん」


考えてたら家に着いていた


「今日はあなたが好きなカレーよ」


「まじか!お腹ぺこぺこだよ」


「いつもの倍以上食うわねお父さんの分も残しなさいよ」


「帰りに運動したから食欲がわくの」


「あら、本当?」


実はヤンキーと喧嘩してました

なんて言えない


「お母さん、ちょっと堤防で走ってくるね」


「珍しいわね、早く帰ってきてね」


ご飯を食べ終わった後

司は堤防に向かった


「よし、ここなら誰もいないか」


50メートル走のようなタイムを出そうと思ったら、案外うまくいかない


「どうやって出したんだろう」


どうやってやったのかを思い出していた

集中して、全身にイマズマが走った感じ

ヤンキーにパンチするとかもだ

それを思い出し

呼吸を整え、集中しもう一度やってみる


パッ!

踏み出した一歩で加速する

さーたったったった


「できたぞ!」


汗を流しながら司は喜ぶ

そして家に帰り、明日に備えて寝る


????「身体強化をもってる坊やに本部のことを伝えてこい」


??「わかりましたよ、先輩……」


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

能力日記 @Tamagodage

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ