第2話

あなわびし胸に刻みし君が眉目その声ばかりぞ図らざりける


ああつらい。あなたの顔はありありと胸に刻んだのに、あなたの声のことは考えてもいなかった。


詞書

初恋の女性の顔ははっきりと思い出されるものですが、はてどんな声であったか。写真もあるが声なんてわざわざ録音なんてしていませんもんね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

敷島私集 恋 しきしま @yamatokunihazime

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ