このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(201文字)
愛くるしい猫と甘いお菓子と美味しいごはん。幸せ詰め合わせパックな内容でした。しかもしっかりビターな部分も織り交ぜて、読後感をよりまったりとしたものに仕上げています。同作者さまの他作品を読んでみるとわかるのですが、とても緻密で繊細な描写がお得意な方です。その筆力が飯テロに向けられるとどうなるか……私は、とにかくお腹が空きました。
甘いお菓子と猫まみれ。そんな夢の国にも足りないものがある。料理はただ食べるだけじゃない。人生(猫生?)を豊かにしてくれるものだ。あなたも豊かな生を手にしたい? だったら美味しいモノを食べましょう。ほんわかとろとろ、ボボボボ、ボン!