ヒロイン可愛い! それで全て解決!
- ★★★ Excellent!!!
~会話風レビュー~
A「俺は主人公の親友がメインヒロインでいいと思うぜ!」
B「待って! いきなり何を言ってるの!? それじゃあBL展開になっちゃうから! カクヨムでのBLの人気のなさは筆舌に尽くしがたいものがあるのを知らないのかい!?」
A「いいじゃんいいじゃん! 十三話まででは、親友が主人公のことを一番大事にしてくれるいいやつだぜ! 親友と結ばれた方がきっと幸せになれる!」
B「誰もそういうのは求めてないから! ヒロインは小動物系クール美少女の小日向さん! ちょこちょこした動きが可愛くて、意志を伝えるときには頷くかスマホに文字を打ち込むシャイさんだ! 萌えるだろう!?」
A「だがしかーし! ヒロインは今までに主人公に対して何をした!? 隣同士で座ってゲームしているだけで赤面しちゃうシーンくらいしかないじゃないか!」
B「それが萌えるポイントだろー! ヒロインにそれ以上の何がいるって言うんだ!? ヒロインは可愛ければいい! 可愛ければ全てが満たされる! っていうか、ちゃんと主人公のために色々と陰で動いてくれてるっぽいぞ!?」
A「親友の働きに比べばまだまだだ! 俺は、美少女という称号の上にあぐらをかいているようなヒロインは認めぬ!」
B「認めろ! ラブコメはそれでいいんだ! 俺は小日向さんが大好きだ! いつになったら頭突きしてくれるんだ!? と焦れったく思うが、とにかく可愛らしくて仕方ない! 小日向さんを俺の嫁にくれ!」
A「……まぁ、俺は唐草君は嫁にはいらん。たとえどんなイケメンだったとしても!」
B「ふ……。それが全てさ。男の親友というのは、どれだけ魅力的でも結局は脇役……」
A「ちっ。そうなったら、小日向さんを応援するしかないな」
B「そうそう。小日向さんこそ至高! R15系、官能小説予備軍のラブコメがカクヨムを席巻する中、この純情系ヒロインとのウブウブ展開は一見の価値有り!」
A「ああ……心が浄化されて消えてしまう……」
B「皆も早く浄化されるべし! 面白いよ!」