あくまで『二刀流 宮本武蔵』が関ヶ原にいたら、というお話

慶長5年の関ヶ原の戦いの折、宮本武蔵がどうしていたかには諸説あります。
実家である新免氏が属していた宇喜多勢の雑兵であったという説、本作のようにすでに黒田家に仕官しており、九州で戦っていたという説などです。
当然その折には二天一流など開いておらず、一兵卒に過ぎなかったでしょう。

が、本作の宮本さんはその『二刀流』というのがミソ。
つまり宮本武蔵という概念であり、まぁ強いて言うなら二週目特典としてスキルを引き継いだ状態とでも考えれば良いのだと思います。

なので史実ではどうだったかなどは、頭の片隅にでも追いやって肩の力を抜き、この出落ちの始まりから少年漫画的勢いで一気に突っ走ったこのノリを、純粋に楽しむと良いかと思います。