本能に根ざした欲求は、創作における大きなテーマになりうる…というのは、今更、私のような者がいわずとも、多くの人が知っている事なのですが、それを再確認させられる物語です。
物語の中心にあるドラゴンの少女・パイの存在は、「幸せだから笑うのではない。笑うから幸せなのだ」という言葉通り、天真爛漫な存在で、喜怒哀楽がとても良く表れます。
食べる事に素直な欲求を抱いており、大人であれば変な言い訳を「だから仕方がないじゃないか」と結論付け、少ししらけた雰囲気にしてしまうことも度々なのでしょうが、彼女の素直な欲求は、まるで…この物語の根幹にある花のように瑞々しい刺激と、美しさをもたらせてくれたように思えました。
料理も花も、人の心を満たしてくれると、本当は当たり前の事なのに、それを新鮮な気持ちで確認できる物語です。
果たして女の子は? パイは?
不思議な世界で展開されるドラゴンの女の子のパイのお話です。
とっても可愛いドラゴンちゃん。家族でおいしいご飯を食べるはずが、大変なことに巻き込まれてしまい……
美味しいものは人を幸せにします。
お花も人の心を癒してくれます。
優しい気持ちにさせてくれるものはこの世界にいっぱいあります♡
世界中に優しい気持ちになれるものが溢れて、王様のとろこにもお届けできたら、世界には優しい王様しかいなくなるんだろうな♡
心がほっこり。最後はですよね!きらりん✨と、読み終える、とても平和なお話です!
自主企画「戦争のない平和な世界になりますようにと、「祈り」を込めて書いた作品募集します!」に参加していただきました!
オススメです!