おばあちゃんのランダムおにぎり

高校二年生のゆかりは、おばあちゃんが大好き。
おばあちゃんは毎朝５時に起きて家族のためにおにぎりを作ってくれる。おにぎりの中身は完全にランダムで、お昼休みの楽しみだ。
だが、ある日を境に変化が起きる。
認知症になってしまった祖母と、その愛情を引き継いだ孫娘の物語。

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ランダムおにぎり。
アルミホイルで包まれており、中身の具は外からわからない。
梅干し、おかか、ツナマヨ、明太子、焼きたらこ、塩鮭といったオーソドックスなものはもちろん、ときには煮卵、唐揚げ、豚の角煮、ミートボールなどの変わり種が入っていることも。
主人公のお気に入りは「さくらでんぶと柴漬け」のおにぎり。

※グルメ小説コンテスト参加作品。
※「さくらでんぶと柴漬け」はオリジナルレシピ。知人から聞いた話を参考にしています。