第367話 それが、彼の仕事なのであれば・・・
https://kakuyomu.jp/works/16817330658325009687/episodes/16817330660850565563
↑ 第47話 昔の彼の、そして、今の私の、「仕事」
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東航・よつば園元園長の弁
彼の詩は、尾沢君を標的にしているようであるが、その実、私や当時のよつば園そのものを標的にしているように思えてならない。彼自身ではなくℤの経験であるが、彼がその経験をしていたとしても何の不思議もない。
私や山上さんには通用しても、彼には通用しなかった。
尾沢君に、私は申し訳ないことをしていたのかもしれない。
大槻君は目をつぶっても、彼は、見逃さなかった。それも、その通りであろう。
悲しいが、それが当時のよつば園の「現実」であった。
私がある意味大槻君に葬られたような形になったのも、宿命だったのであろう。
山上敬子・元よつば園保母の弁
確かにこの詩は、尾沢さんを標的にしていることは間違いないですね。
ですが、私にとってはとても「対岸の火事」には思えません。
むしろ、尾沢君以上に私に向けられた刃のようにも思えてなりません。
彼の詩は、そのくらいの力を持っています。
今は黙って、それを受けざるを得ません。
これは生前の私への「総括」なのですから。
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