異世界リアクション〜もしも異世界に〇〇があったら〜First encounter
裃睦月
もしも異世界にVtuberが現れたら
『はいど〜も! バーチャルユーチューバーのイビルアイです!』
「な、なんだこのやたらに目のデカいおんなはぁ!?」
「……」
「た、隊長! 攻撃が通じません!」
「ワットゥァファック!? な、なら魔法だ! 殲滅級魔法をお見舞いしてやれ!」
「だ、ダメです! 効きません!」
「ホーリーシット!」
「……」
「こ、こいつ動くぞ!? 隊長なんかこっちに向かってきてます!」
「ど、どうすれば!」
「……隊長。私にはどうもアレに敵対意思があるようには見えません。証拠にこちらの攻撃に対して反撃の動きを見せませんし……どうでしょう。ここは一度対話を望んでみては?」
「う、うむ。確かに…」
「それに私気になります」
「なにがだ?」
「あのやたらにピョコピョコ動くリボンです……」
「……」
「気になるでしょう?」
「あぁ、気になるな」
〜数ヶ月後〜
『はいど〜も! バーチャルユーチューバーのイビルアイです!』
「「「きちゃーーーーーーーーー!!!」」」
「アイちゃーーん!」
「今日も可愛い!」
『皆んな今日も元気ー?』
「「「元気元気ーー!」」」
『じゃあいつもの行くよー?』
「「「うぉぉぉ!!」」」
『世界を救うのは勇者かー?』
「「「誰それおいしーの!!」」」
『世界を支配するのは魔王かー?』
「「「知らぬ存ぜぬあり得なーい!!」」」
『じゃあ両方叶えちゃうのは誰だー?』
「「「アイちゃん! アイちゃん! アイちゃん!」」」
『世界は私! 私が世界!』
「「「然り! 然り! 然り!」」」
『争いなんてー?』
「「「クソくらえーー!!!」」」
『よーし! 今日も元気よくいこー!』
「「「うぉぉぉぁぉぉ!!!」」」
こうして世界は平和になったのだった……。
異世界リアクション〜もしも異世界に〇〇があったら〜First encounter 裃睦月 @PUCHITOMATO
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。異世界リアクション〜もしも異世界に〇〇があったら〜First encounterの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます