マリー・アントワネットの言った十の事

高黄森哉

彼女が言った格言集


 私は王妃ではありませんでした。

 私の王冠は奪われませんでした。

 私は独身でした。

 私の夫は、生きています。

 ですが私は、独身です。

 私に子供は居ません。

 今、私の血だけが残ってないです。

 それだけは、とらないで。

 いつまでも、私を苦しませて。

 私は、マリーアントワネットじゃない。


 ―――――― マリーアントワネットじゃない人。


『解説、マリーアントワネットが言ったとされない、何者かの言葉。彼女の悲劇的な人生が反転されているようだ』





 苦難はまず、自分がどういう人間なのか自覚させる。


 ―――――― マリーアントワネット


『解説、おそらく彼女が被虐趣味に目覚めたときに発した言葉であろうが、詳しくはよくわかっていない。また、この発言をした背景はよくわかっていない』





 おはよう


 ―――――― マリーアントワネット


『解説、彼女が八歳の誕生日、朝の七時三十分二十三秒、家の前の通りを出た五秒後に、通りかかった大工の青年に向かって発した言葉である。これは彼女の六百三十六回目の挨拶にあたる。この大工の青年の家族構成は、……………… 』





 わたしは全てを見て、全てを聞いた。そして、全てを忘れたのです


 ―――――― マリーアントワネット


『解説、彼女が突発的痴呆とでも呼ぼうかという症状に襲われた時に発した台詞。言葉の意味通り、まぬけなマリーは、全てを忘れてしまった。そして、気が付いたら断頭台にかけられていたという。このエピソードは、彼女の悲劇性を如実に表しているので、あまりにも有名』





 さよなら、愛しの人よ。

 あなたへの愛を止められるのは死だけです。


 ―――――― マリーアントワネット


『解説、彼女が広場でギロチン刑に処されたのは、愛しの人への愛を止めることが出来なかったから』





 私[1]は、退屈[1]な日々[1]を過ごす[1]のがとても怖い[1]のです。


 ―――――― マリーアントワネット[1]


『[1]……………… 大国語辞典(高黄森哉・著)2022年02/22 初版 からの引用』





 みんなが取り乱しているときには、冷静さを保つことが大切なのです。


 ―――――― マリーアントワネット


『解説、皆が取り乱しているときは、冷静さを欠いてはいけない』





 非暴力、非服従


 ―――――― マハトマ・ガンディ


『解説、彼の主義思想を体現した言葉』





 パンが無ければ、おかしくなればいいじゃない


 ―――――― マリーアントワネット


『解説、フランス革命の遠因となった』


 



 

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マリー・アントワネットの言った十の事 高黄森哉 @kamikawa2001

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