たかが詩じゃないか

詩音 悠

『愛しい嘘』

言い訳など 言わなくていいの

離れられず 何度も口づけした夜

かすれた声 あなたの囁きが

心の中 淋しい虹を架けてゆく

失うものなどない 私だけれど

愛してる その言葉だけが聞きたい

愛は強ければ強いほど 心は傷つくものなのね

初めて知ったの 涙があふれ出す

あなたと私は 罪という時間を重ねた共犯者

後悔しない 愛しい嘘いつまでもつき続けて



心の奥 覗きこまないで

恋に灼かれ 苦しむ私を見ないで

別れる時 切なさを抑えて

あなたの頬 触れて温もり確かめる

憐れみなどいらない 闇に堕ちても

あなただけ すぺてなの今の私は

愛は強ければ強いほど 心は傷つくものなのね

儚い真実 時が止まればいい

あなたと私は 罪という時間を重ねた共犯者

それでもいいの 愛しい嘘いつまでもつき続けて



愛は強ければ強いほど 心は傷つくものなのね

狂おしい想い 断ち切れるわけない

あなたと私は 罪という時間を重ねた共犯者

それでもいいの 愛しい嘘いつまでもつき続けて

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