2日目
6時起床
全員が広い部屋に集められた。
アナウンスが入る
"今から、皆さんは24時間だだ、立っていてください。何もせず、ただ立っていればいい。歩くのも喋るもの禁止、ただ立ってさえいればいい。"
驚きすぎて言葉がでないのか、誰も言葉を発しない、、。こんな無謀な事を言われてるのに、みんな文句言わないのか、? と俺は周りを見渡した、。
この部屋には時計がない、
地獄の一日が始まったのだと悟った。
最悪だ。退屈だ。
みんな何を考えているのだろう、
昨日ちゃんと寝ておけばよかったな、
(沈黙)、、
だいぶ長い時間が過ぎた。
座り込んでしまった人は、退場させられている。気がつけばもう3分の1ぐらいがいない気がする。この施設でここにいる全員が何かを試されているのはさすがの俺でも理解できる。
最後まで残ったらどうなるんだろう
脚が棒のようだ、微かな尿意。
どうすればいいのだろう、
前に立っている人が少し震えている
色んな事を考えてるうちに、尿意の限界だ、、
その時、アナウンスが入った
「24時間経ったと思った方から、退室してください。もちろん食事や睡眠、トイレ休憩等もございません。限界だと感じた方も退室してもらって大丈夫です。」
俺の体感的には10時間ぐらいか?
どーする、どーする、? もし、ここで退室した場合、何かペナルティでもあるのか、?
そーいえば、昨日喋ったやつがまだ残っている。腕組みをして、前をじっと見つめていた。
ずっとキョロキョロしていた俺が恥ずかしいぐらい、凛とした態度だ。すげーな、あいつ。
色々考えたが、俺はもうさすがに限界なので、リタイアする事にした。
退場すると、「C」と書かれたカードを渡された。
指示された廊下を進んで行くと、「Cは右へ」と書かれている。進むと大きなドアがあって、カードをタッチしないと開かない仕組みになっている。入ると、普通の料理と、普通の部屋が用意されていた。
昨日が豪華すぎたのか、それとも俺が今日「C」だから普通なのか?と思いながら、食べたが普通に美味しかった。
風呂で同じ「C」のやつと話したのだが、そいつは誰かを探しにここに来たらしい。口数が少ない大人しい暗い感じだったので話は弾まなかった、。
消灯
今日は疲れたな、明日は何をさせられるのだろう、不安でいっぱいだったが、すぐに寝てしまった。
14日間の人生最終試験 佐々木ひな @_iedenetetai
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。14日間の人生最終試験の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます