番外編

怪獣コンピュータ チェック!

ガザラ

別名、甲殻類型怪獣

全長120m 重さ10万トン


マリアナ海溝の遥か海底。そこに人類の業の集合体とも言える最新鋭の新型原子炉、サンズ・オブ・トリニティが臨界状態で廃棄された。

本来ならば生物が生存不可能な高濃度の放射線に晒された海底で、その環境に適応した二体の深海獣の片割れがガザラだ。

甲殻類怪獣ではあるが、陸上生命体のような直立二足歩行であり、腹のあたりに生えている副足はほとんど機能していない。

あり得ないほどタフな生命力と、無限に再生する甲羅。そしてその巨体から繰り出されるパワーは人類のありとあらゆる抵抗を無に帰した。

体内に高温を発生させる器官と、逆に急速に冷却させる器官を有しており、必殺技はその温度差で発生した空気の爆発で脱皮した甲羅を周囲にぶつける『甲殻脱皮炸裂砲』。体内で生成している爆発性の極めて高い液体を口から吐く『超指向性爆破液』。そしてハサミに強烈な高熱と低温をまとわせる『ヒートシザース』と『アイシクルシザース』だ。

アメリカ軍の核ミサイルの直撃で葬られるはずだったのだが、その強大な生命力から核エネルギーを更に吸収し、パワーアップ。

新たな必殺技『赤熱光波熱線』を獲得した。口から核融合エネルギーをビームにして発射する最強の必殺技だ。


無尽蔵とも言える生命力と学習能力を持つガザラ。例え一度強大な敵に倒されたとしても、息の根を止め切らなければ復活した際に必ず前回の教訓を生かした新しい能力を獲得しリベンジに戻ってくる。これからもガザラは人類最大の脅威として立ちふさがることだろう。



ラグラ

別名、サメ型怪獣

全長118m 重さ8万5千トン


ガザラ同様、マリアナ海溝でサンズ・オブ・トリニティの原子炉の放射線に適応して誕生した深海獣ラグラ。

ラブカなど様々な深海サメの特徴を有しているが、海棲爬虫類から陸上生物への進化の過程をなぞるように強靭な四本の脚を持っている。

海中の遊泳速度もさることながら、陸上も猛スピードで走破することが可能であり、疲れ知らずのスタミナは一体どこから来るのか見当もつかない。

深海にも耐えられる強靭な骨格と、その骨から分泌される蛋白質性の液体であらゆる外傷を瞬く間に治してしまう為、その生命活動を停止させるのは極めて困難だろう。

体内にロレンチーニ器官を攻撃用に進化させた特殊器官を有しており、生体電流を自在に操ることが可能だ。

攻撃に転ずるもよし、人類文明の目と耳を塞ぐのもよし、と攻防一体の生態は、ある意味では宿敵のガザラ以上に厄介と言えるだろう。

必殺技は強靭な前足で大地を揺らす『超局所的地震波』。そして口の中で錬成した骨の一部を生体電流を用いて射出する『口内レールガン』だ。

アメリカ軍の核ミサイルのエネルギーを吸収し、生体電流のパワーを極限まで高めた新たな必殺技『超電磁ビーム』を獲得するが、残念ながらガザラほどエネルギーを吸収できておらず、ビームを使えば使うほど弱体化してしまう。


大戸島でガザラとの決戦の果てに力尽きてしまったが、その脅威度で言えばガザラには全く負けてはいない。もしも仮にガザラのように核エネルギーを吸収できていれば、ひょっとするとガザラよりも凶悪な怪獣として人類を蹂躙した可能性も捨てきれない。

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深海獣超常決戦 ガザラ対ラグラ @dominant

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