全てが繋がった瞬間に感動!

 悲しくそして憎き別れと共にスタートしたストーリー。圧倒的表現力のおかげで主人公と同じ感情を抱きながら読むことができます。
 そして、直ぐにバヨネットという恐ろしく強い敵に出会います。彼は意外な場所で思わぬセリフと共にひょっこり現れ、その唐突さに「バヨネットッ!!?」と声に出してしまうほどでした。そしていつもかっこいいんですよ、戦い方といい信念といい……
 また、主人公ステアーの、口調の割に心身ともに強い芯の通っているというギャップが良かったです。

 キャラ一人一人がしっかりと個性を持っているものですから、感情移入してハラハラしたりびっくりしたりと読んでいて楽しかったです。
 ストーリー全体を通して伏線、その回収と構成の違和感のなさ(統一感)が作者様の能力の高さを表しているようです。とても読みやすくとても面白いので是非!