彼女の迷子の行き先は、なんと時空を超えた何処かの世界。
『方向音痴』という概念を根本から覆し、今まで自分がそうだと思っていたことが甘いな……となるレベルの小町先輩。
それに振り回される学くん。
キャラクターがとても魅力的で、とってもとっても良かったです!
あらすじを読んでいたはずなのに一話目で引きこまれました!
読みやすい、どこかくすりと微笑ましい文章で綴られる不思議な物語は、さらりと読めるのに十分な満足感があります。
それでいて、また読み返したくなるような。
SF好きさん、SFは普段あまり読まない方それから甘酸っぱい話が好きな方におすすめします🦑
素敵なお話をありがとうございました!
さらりと読め、しっかりラブコメ要素も摂取できる本作。
もしかしたら人によっては少し物足りなく感じるかもしれないが、高校生同士の幼馴染(しかも一歳差!)と聞けば微妙で甘酸っぱい距離感も想像がつくのではないだろうか。
何より、根暗を自称する主人公が人気も性格も違うヒロインとなんとか一緒にいたくて頑張る様は微笑ましい!
ひたむきな主人公や無邪気に見えるヒロインの本当の気持ちなど、登場人物の心情にもフォーカスされているのも魅力の1つ。
ありがちな着地点ではなく、キャッチコピーの「必ず君の元へ! 例え時空を越えてでも!」に込められた意味をが深く、読後に思わずニヤリとしてしまった。