第154話 番外編 堀絢子さんを偲んで&カクヨムコン10の話
2024年11月25日、『忍者ハットリくん』のハットリカンゾウ、『チンプイ』のチンプイ、東京ムービー版『オバケのQ太郎』の Q太郎などで藤子アニメファンにはお馴染みの声優、
私にとっては『パーマン』と劇場版で共演したハットリくんが一番印象深いが、『チンプイ』もリアルタイムで視聴していた。堀さんはインド制作版の新作『忍者ハットリくん』のハットリくん、藤子・F・不二雄ミュージアムでの新作アニメでもチンプイを演じられ、晩年も精力的に活動していらっしゃった。『チンプイ』で共演した林原めぐみは『青春ラジメニア』でのインタビューで「かわいらしい人だ」と尊敬を込めて語っていた。
堀絢子さんにはもう一つのライフワークがあった。原爆の悲劇と反戦を語り継ぐために演じられた、ひとり芝居『
私は30年ほど前、堀さんファンの友人の案内で『朝ちゃん』を観劇した。その時は体育館が会場だったと記憶している。堀さんの髪型が『朝ちゃん』を演じるためにおかっぱ風にしているというのもその時に知った。
2024年は、昭和の子どもたちにとっては「ドラ・ハッ・パー」の略称で藤子アニメの黄金期を代表するキャラクターだった三人の声優が、相次いで亡くなられるという忘れられない年となってしまった。これまでの功績に感謝すると共に、作品を通して永遠に語り継がれていって欲しいものである。
○
さて、11月29日から始まったカクヨムコン10。当初の予定では新作長編を書く予定だったが、そのプロローグとして書いた短編『かずら橋揺れたら』が、応募した自主企画
『【参加締切】じっくり読みこんだ本音感想を書く企画 2024』https://kakuyomu.jp/user_events/16818093085891883369
にて主催者に問題点を指摘されたことから、改めて書き直すことにした。設定や展開等を追加し、『
https://kakuyomu.jp/works/16818093089376914182
と改題して公開した。前より良くなっていると信じているので、楽しんでいただければ幸いである。
本作については公開前に友人に下書き共有でアドバイスや疑問点をもらい、最終的な見直しをした。「乃地日草子」という名前もその過程で生まれたものである。
この設定を生かして来年は新作長編を書ければと思っている。
結局カクヨムコン10長編部門には、去年の新作で読者選考を通過した
『
https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547
をエンタメ総合部門に再応募した。今年電撃文庫応募版を作成した時に見直した部分や、読者からの指摘を参考に本文を一部直している。未読の方で興味を持たれ方はお読みいただければ幸いだ。
その他の短編応募作品については近況ノートかプロフィールを参照していただきたい。
これから二ヶ月間皆様と共にがんばっていくつもりだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます