第155話 『スーパーロボット大戦』シリーズの話 その9
私がスパロボに本格的に復帰するのは2008年に発売された『スーパーロボット大戦Z』シリーズとなるのだが、長い話となるので、今回は並行して発売されていた他のスパロボの話をしたい。
任天堂のニンテンドーDSでは、152話で紹介した『スーパーロボット大戦W』の後も、定期的に新作が発表されていた。
携帯機スパロボは、かなり最近になるまで据え置きスパロボのようにパイロットの音声が入っていなかった。そのせいか、マイナー作品を参戦させることも多かった。
2009年に発売された『スーパーロボット大戦K』は、発売日に広島に旅行していたので、ホテルの近くの家電量販店の場所を調べて購入した。
初参戦は6作品あったが、私が見ていたのは『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』、『ガン×ソード』である。携帯機初参戦だった『神魂合体ゴーダンナー!!』も視聴していた。
ただし本作はオリジナルキャラクターの言動など、シナリオに不満を持つプレイヤーの感想が広まり、悪い意味で有名になってしまった作品でもある。その後の作品では本作ほどの反響は起こってないように見えるので、制作側もフィードバックしたのだろう。
2010年に発売された『スーパーロボット大戦L』の個人的初参戦目玉は『戦え!!イクサー1』。BGMや挿入歌が好きだった。他の初参戦作品の中で、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』『獣装機攻 ダンクーガ ノヴァ』『マクロスF』は、後にスパロボZシリーズにも参戦する。
2013年に発売した『スーパーロボット大戦UX』からニンテンドー3DSにプラットホームが移る。初参戦の中には『SDガンダム三国伝 BraveBattleWarriors』がおり、SDガンダムのキャラクターが他のガンダムバイロットと会話するというシュールな光景が見られた。
2015年に発売した『スーパーロボット大戦BX』では、『巨神ゴーグ』『機甲界ガリアン』といった、80年代の人気作品だがスパロボに参戦させるには設定に一手間かかりそうな作品が初参戦した。
2009年にWii用ソフトとして発売された『スーパーロボット大戦NEO』は、『スーパーロボット大戦GC』の流れをくむ3Dスパロボで、『NG騎士ラムネ&40』、『覇王大系リューナイト』など、90年代のRPG系ロボットアニメが初参戦した。ロボットスポーツものの『疾風!アイアンリーガー』が参戦したのも驚かれた。
また、『スーパーロボット大戦GC』で初参戦した『絶対無敵ライジンオー』が「エルドランシリーズ」と呼ばれる続編2作及び、アニメ化しなかった企画まで揃って参戦したのも驚きだった。
本作の特徴として、シナリオスタート時にしか出撃できない従来のスパロボとは違い、戦艦に機体を出し入れできるようになり、消耗した機体を格納して待機していた機体を出撃させるという運用ができた。
ソニーのPSPでは、2013年から配信専用の新作スパロボ『スーパーロボット大戦Operation Extend』が始まった。章単位で配信を行い、新規参戦は『ゾイド -ZOIDS-』『機動警察パトレイバー』『ケロロ軍曹』とどれも従来のスパロボではハードルが高そうな作品ばかりだった。システムは『スーパーロボット大戦NEO』がベースとなっているという。現在では配信が終了しており、プレイする困難さは最上位だろう。
次回から『スーパーロボット大戦Z』シリーズの話をする予定だ。
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