第117話 番外編 カクヨムコン9及びカクヨムコン短編賞、中間選考通過作品の裏話
2024年3月12日、カクヨムコン9及びカクヨムコン短編賞の中間選考結果が出た。通過したのは以下の6作品である。応援していただいた皆様には本当に感謝したい。
カクヨムコン9
長編 エンタメ総合部門
『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』
https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547
カクヨムWeb小説短編賞2023
恋愛・ラブコメ部門
『初詣とおみくじ』
https://kakuyomu.jp/works/16817330669744862591
『私とあたしの秘密』
https://kakuyomu.jp/works/16818023211950366624
現代ドラマ・文芸・ホラー部門
『もう会えないけれど』
https://kakuyomu.jp/works/16816927861699954005
エッセイ・ノンフィクション部門
『最後の柿』
https://kakuyomu.jp/works/16817330669378972359
『大晦日の危機一髪』
https://kakuyomu.jp/works/16818023211879962050
『初詣とおみくじ』『私とあたしの秘密』は公式から発表された「短編賞創作フェス」三回分のうちの二作である。高校生の友人、星未と夏夜が初詣で新しい恋のきっかけをつかむという内容だ。予定外の新作の上、恋愛・ラブコメ部門という激戦区を通過できたのは、読者の応援のたまものである。もしかしたら後日譚を語る機会があるかもしれない。
『もう会えないけれど』はもともとKAC20227の作品として発表した作品で、長編『一蓮托生』の後日譚である。去年のカクヨムコンに出したが中間選考落ちしたため、今回は出す予定はなかった。しかし、カクヨムコン開始の一週目に複数の方からレビューをいただいたため、いけるのではと思って再応募した。私の作品でも一作しかない書簡体の作品だが、後に続く作品は本作で語られた設定の影響を大いに受けている。
『最後の柿』は短編では私が一番得意なエッセイ・ノンフィクション部門の新作ということで、「第91話 番外編 祖父母の家が売り出された件」の内容を後日譚を交えて語ったものである。柿のエピソードは全くのサプライズだったが、タイトルに選ぶほどのインパクトがあった。読者の方からのコメントも数多くあり、本作が通らなかったら中間選考は全滅だと密かに思っていた。
『大晦日の危機一髪』は「短編賞創作フェス」のお題を見て追加した作品だ。ネタ自体はKACでいいお題が来たら出そうと思ってストックしていた。中間選考に落ちたら今回の『黒歴史放出祭』に出そうと思っていたが、幸い残ってしまったのでお預けとなった。
そして今回の本命である『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』。カクヨムコン7に応募した長編『一蓮托生』の改稿加筆版である。本作に関しては2023年秋頃から準備を始め、12月1日から公開するために執筆を続けていた。公開途中で公式のキャンペーンに合わせるためスケジュールを調整したこともあり、後半の書き下ろし部分は時間の戦いであった。
本作に関しては、カクヨムの自主企画にもいくつか参加し、内容やキャッチコピーの分析、不自然な部分の指摘をしていただいた。読者の方でエッセイ等でレビューしていただいたり、コメント、レビューを書いてくださった皆様には改めて感謝の意を捧げたい。完結後も文章や展開に手を入れているので、初稿より完成度は上がっているはずだ。後は審査員の目に止まるかどうかである。
最後になりますが、私のフォロワーの方々の中にも中間選考通過者が多数出ており、喜ばしい限りです。皆様本当におめでとうございました。これからもがんばっていきましょう。
今回通らなかった方、私も最初のカクヨムコンは全滅だったので、あきらめないで書き続けていきましょう。
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