第108話 番外編 カクヨムコン9新作短編作品について

 今回はカクヨムWeb小説短編賞2023に応募した新作短編作品について解説したい。


『夏夜と星未』コレクション

『クリスマスケーキとクリスマスツリー』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669012147907

『初詣とおみくじ』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669744862591

『ファミレスで危機一髪』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211813680760

『私とあたしの秘密』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211950366624


 本来カクヨムWeb小説短編賞2023用に準備していたのは『クリスマスケーキとクリスマスツリー』のみだった。本作は去年の夏、あるお題企画に乗っかって書いた作品だが、「夏夜の場合」の元になった短編の手応えがいまいちだったので、追加したのが「星未の場合」である。

 女子高生、クリスマス、渋谷、不倫、ドタキャンはこのお題のシチュエーションとして入っていた要件で、普段の私ならほぼ書かないテーマだ。同じシチュエーションというのも芸がないと思ったので、夏夜はマッチングアプリでパパ活、星未は妻帯者と知らずにつきあうことにした。

 お題の時点でクリスマスの話であることが分かっていたので、近況ノートのみの公開に止め、カクヨムWeb小説短編賞2023用に改めて連作としてまとめたのが『クリスマスケーキとクリスマスツリー』である。

 その後、公式から「短編賞創作フェス」三回分のお題が発表されたので、夏夜と星未のその後の話として書いたのが『初詣とおみくじ』『ファミレスで危機一髪』『私とあたしの秘密』の3作品である。お題の内容によっては連作にならなかったかもしれない。

 夏夜はクリスマスの夜、ケーキを売っていた店員と初詣で再会し、星未は元バイト仲間と距離が近づく。その後の話もKACなどで書くかもしれないが、現在は未定だ。


 本作とは別にエッセイ枠で準備していた短編が

『最後の柿』

https://kakuyomu.jp/works/16817330669378972359

だ。このエッセイでも紹介した祖父母の家にまつわる出来事に後日譚を加えたものである。


 その後「短編賞創作フェス」のお題から思いついて急遽執筆したのが

『大晦日の危機一髪』

https://kakuyomu.jp/works/16818023211879962050

である。


 完結した長編

『一蓮托生~蓮華の下で結ばれて~』

https://kakuyomu.jp/works/16817330663745590547

を合わせ、これでカクヨムコン9、カクヨムWeb小説短編賞2023用の書き下ろしは終わりの予定だ。

レビュー、応援、コメント等を下さった皆様には感謝の意を捧げたい。

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