産まれたときから見てきたお嬢様が初恋をしたようです。執事の私はお嬢様付きのメイド三人組を巻き込んで、お嬢様の幸せを見守っていきます。

呂兎来 弥欷助(呂彪 弥欷助)

産まれたときから見てきたお嬢様が初恋をしたようです。執事の私はお嬢様付きのメイド三人組を巻き込んで、お嬢様の幸せを見守っていきます。

「リチャード! リチャード!」

 七十歳の足音が聞こえ始める耳に、お嬢様の叫び声が飛び込んできた。何事かと心臓が飛び跳ね、慌てて振り向く。

 お嬢様は華の十七歳。遠くから聞こえたような声でも、その姿はあっと言う間に目前まで来ていた。

「あのね、調べてほしい人がいるの」

「調べてほしい人、ですか」

『そうよ』と息巻いたお嬢様は、社交界で会う人の名前を調べてほしいと話し始めた。

「誰もが憧れるようなブロンド髪にブルーの瞳! 身長は私より十cm以上高くて、年は同い年くらい! 細身で端正な佇まいなの!」

 早口であれやこれやと畳みかけるように特徴を言うお嬢様をなだめ、いつごろ出会ったのかと聞く。すると、

「もう……何年も前のことよ……」

 と、突然しおらしくなった。

 急な変化に私が無言でいると、

「初めての社交界の日よ……」

 と、お嬢様は頬を染める。

「社交界の練習は何度も何度もしたけれど、いざ出席してみたら初めてのことばかりで……私、迷子になってしまったの」

「そ、そうだったのですか?」

 私が慌てふためくとお嬢様はコクコクとうなずき、続ける。

「それでね、そこに現れた救世主が『王子』よ。困っている私に声をかけてくれたの。返答に困って顔を真っ赤にしたら、王子はやさしく私をエスコートしてくれたわ。ドキッとしたの……。絵本の中にしかいないと思っていた王子様が現れたみたいで……」

 当時を思い出していらっしゃるのか、瞳をキラキラとさせたお嬢様はまさに夢心地のよう。

 なるほど、と私はひとりで納得する。

 今となっては社交界をまったく嫌がらずに、それこそ何日もかけて準備をして出かけていくお嬢様だが、社交界デビューを意識した教育は苦悩のスタートだった。

 元々は木登りや走り回ることが大好きだったお嬢様。絵を描くのに興味を持ったときには、少しはお転婆が直るものかと思ったが、スケッチブックを抱えて木登りするほど自由奔放だった。

 途中から前向きに取り組んでくれたものの、心配は尽きず──けれど、社交界デビューを果たしてからは、妙に女性らしくなられたと感じたのは、こういうことだったのか。

 とはいえ、年々張り切って社交界の準備に力を注いでいるのは、お嬢様を溺愛しているお付きのメイド三人組、ソフィー、ララ、マリアたちも同様だけれども。

 思い出に浸っているお嬢様に『そうだったんですね』と相槌を打ち、これまでのことを懐かしいと振り返ってもいられないと気づく。

「ちょっと待って下さい。初めての社交界って……もう何年前の話ですか」

「そんな話はどうでもいいのよ」

 可憐な花が咲いているかのように、頬をほんのりと赤らめるお嬢様はとてもかわいらしい。だが、本人はご立腹である。

 そうですか、お嬢様はそんなにその『王子』に夢中なのですね。

 立派な女性に成長されたと感慨深く、何とも微笑ましい気持ちでいっぱいです。

「かしこまりました。王子の名前をお調べ致します」

 執事なる者、これまでのようにリリィお嬢様のご期待に応えてみせましょう。


 さて、近頃のお嬢様にはめっきり手がかからなかったので、久し振りに腕が鳴りますね。

 お嬢様の態度からして、社交界では毎回お会いしているようでした。目撃情報を収集できれば効率的かもしれません。

 ですが、残念ながら、社交界へは私は立ち入りできませんし、『ブロンド髪にブルーの瞳』を持つ方々は少なくありません。むしろ、多い方です。お嬢様には特別に見えている『王子』なのでしょうが、そんな風には言えませんしね。

 ここは、『お嬢様と年の近い方』というのが一番のヒントになりえそうです。それに、もしかすると近隣の王子なのかもしれません。


 私はお嬢様が初めて出席されたときの社交界の資料を捲る。お嬢様が王子と初めて会ったのは、このときだと仰っていた。出席者から年が近く、近隣の王子をピックアップしていく。

「お嬢様と同日に社交界デビューをされたのは、六名……」

 この中にお嬢様の意中の王子がいるかは不明ですが、見ていて損はないでしょう。

「近隣の王子は、三名か……」

 エスコートしてくれたともお嬢様は仰っていた。だから、たとえこの三名がブロンド髪にブルーの瞳で、お嬢様より身長が十cm以上高く、細身で端正な佇まいだとしても、この三名のうちの誰かとは限らない。

「それに、このときから継続してお嬢様と同じ社交界に参加されている王子は……と……」

 私はこれまでの資料を捲り、可能性の高い十五名ほどまでに絞り込んだ。ただ、問題はこの先で、誰がお嬢様とよく接触をしているかということ。


 お嬢様に見て頂くのが一番はやいのでしょうが、それでは執事として力不足な気もします。


 ここはひとつ、あの三人組にひと肌脱いでもらうとしますか。

 私はメイドの控室へと向かうことにした。

 何も知らないでどこの馬の骨ともわからない王子と恋仲になったら、あの三人組のメイドたちが恋仲を引き裂く敵に回ってしまうかもしれません。それほどまでにソフィーもララもマリアも、深くお嬢様を愛しているのです。


「ソフィー、ララ、マリア。お嬢様のお役に立ってほしいのですが、聞いて頂けますか?」

 ソフィーはしっとりとした、ララは嬉々とした、マリアはクールな表情をそれぞれに向け、耳を傾ける。私はなるべく小声で事情と作戦を話す。

 作戦は次回の社交界に『メイドとして』ソフィーとララ、マリアの三人に潜り込んでもらう。目的はもちろん、王子の確認をしてもらうため。

「くれぐれもお嬢様には声をかけぬよう。気づかれぬよう。すべては、お嬢様の幸せのためです。わかりましたね?」

 私が真剣に問いかければ、ソフィーもララもマリアもそれぞれが真剣な表情で返してくれた。応援熱でいっぱいになった三人ほど、心強い者はいない。

 彼女たちには、お嬢様と年代の近い王子の写真をそれぞれ五枚ほど渡す。彼女たちの観察眼とお嬢様への愛情があれば、写真を三人で見合い、必ずやひとりに絞り込めるはずだ。

 王子たちの写真を渡したところで『誰がお嬢様の心を射止めているのか』と楽しそうな会話が始まった。頼もしい三人だが、彼女たちもまた、お嬢様と同じく乙女なのだろう。

 お嬢様より十ほど離れた娘たちも、こうして見ていると長年見てきた娘たち──いや、孫のようだ。

「頼みましたよ」

「リチャード」

 去り際にソフィーの声がし、振り向く。

「お嬢様の幸せに関わる重要なことを……」

「私たちに託して下さって、ありがとうございます!」

「必ずや、任務を遂行致しますわ」

 ソフィーとララ、マリアが口々に言う。

 つい、私は笑ってしまった。

「何を言っているのですか。当然です。私は大船に乗っているのですよ」


 退室した私は、再び仕事部屋へと戻る。王子探しはソフィーとララとマリアに託したのだ。私には安心しかない。

 私には私のやらなければならないことが、まだある。

 次回の社交界を取り仕切る人への根回し──ソフィー、ララ、マリアをメイドとして遣ってもらうように頼まなくてはならない。

 事は穏便に。まだ、旦那様にも奥様にもお耳に入れるわけにはいかないのだから。



 私はこれまでの社交界リストを捲る。

 社交界には順次開催をしていく慣例があり、主催により寄付金をしたり、席が違ったり、色んな決まりがある。

 寄付金をしたのか、いくらしたのか、お嬢様の席はどこだったのか──などをリスト化していけば、そのときの開催者がわかり、それを重ねて一覧にしていけば次の主催者が見えてくるのだ。

「お嬢様が初めて出席した社交界のときは……」

 社交界デビューは顔見せを兼ねているため、主役扱いをされる。席の参考は難しい。だが、寄付金から見ると、相当近しい方が主催されたよう。

「なるほど。お嬢様の社交界デビューは、旦那様と奥様が調節なさったわけは、こういうことでしたか……」

 お金が絡めば、色々な事情も絡むもの。愛する我が子へのはなむけの気持ちもあったのでしょう。

 ふと、同日に社交界デビューをした方々の名にも目が向く。

「お嬢様と同日に社交界デビューをされたのは、六名……確か、ブロンド髪にブルーの瞳を持つ近隣の王子は、三名でしたね……」

 この中にお嬢様の意中の王子がいるとは限らないものの、なぜか目にとめてしまう。

 エスコートしてくれたとお嬢様は仰っていた。だから、たとえこの三名がお嬢様より身長が十cm以上高く、細身で端正な佇まいだとしても、このうちの誰かとは考えにくいのに。

 ああ、いけない。王子探しはソフィーとララとマリアに託したのでした。私はこれまでお嬢様が出席した社交界をコツコツとリスト化していき、次の主催者を導き出す。そうして、幸運な結果へと辿り着いた。

「これは……」

 巡り巡って社交界デビューしたときと同じ主催者。ドクドクと心臓が鳴り響く。この方であれば、ソフィーとララとマリアをメイドとして遣って下さり、秘密も厳守して下さるかもしれない!

 ドキドキとしながら受話器を上げる。

「もしもし、私、執事のリチャードと申します。突然のお電話でとても不躾なことを申し、大変恐縮なのですが……」




 社交界当日、お嬢様をしっかりと仕上げたソフィーとララとマリアはいつになく意気揚々としていた。馬車に乗り込み、気を利かせたソフィーとマリアがお嬢様の両サイドに座り、何気ない会話で盛り上げる。

 いつもはソフィーもララもマリアも同行しないが、それに気づかないくらいお嬢様は舞い上がっているらしい。

 馬車で揺られながら今日の作戦をお嬢様に知られないようにと、私とお調子者のララは必死に口を閉ざした。


「いってらっしゃいませ」

 深々と私たちは頭を下げ、お嬢様を見送る。上品な笑みを浮かべたお嬢様が、すこし浮かれた足で会場へと入って行った。

「さぁ……ソフィー、ララ、マリア」

 三人に目配せをすると、各々に力強くうなずき、裏口へと回っていく。三人を見送った私は、これまでと同様に馬車の中で一寝入りする。


 これまでお嬢様を見てきて、今が一番幸せかもしれない。いや、お嬢様がお産まれになってから、ずっと私は幸せしかなかった。


 何をするにも楽しそうに笑みを振りまいていた幼少期。

 自我の芽生えを感じた成長期。

 大人へのつぼみが膨らむ思春期。


 どのお嬢様に思いを巡らせても、幸せな日々が駆け巡っていく。


 ハッと目を覚まし、ガバッと体を起こす。どうやら、いつになく深く眠っていた。時間が大幅に進んだ感覚があり、慌てて馬車から出る。

 まだソフィーもララもマリアもいない。

 よかったと胸を撫でおろしたとき、足音が聞こえて来た。うっすらと見えた三人の影──ソフィーとララ、マリアだ。私はおもむろに近づき、彼女たちを労う。

「お疲れさまでした」

 わかりましたか? と訊ねるとソフィーが一枚の写真を差し出してきた。

「しっかりと確認しました」

「このお方です!」

「リリィ様と懇意にされていました」

 受け取った写真を覗き込む。

 それは、お嬢様と同日に社交界デビューをした王子の、三人のうちのひとりだった。私は自分の勘がなんとなく当たった気がして、口角が上がる。

「この方でしたか」


 しばらくし、会場から出て来たお嬢様をメイドの三人が囲う。三者三様に労いの言葉をかけ、馬車に乗り込む。

 私も馬車に乗り込もうとしたとき、視線を感じて振り向く。──そこには、お嬢様の意中の王子が佇んでいた。


 帰宅し、すぐに気に留めていた王子の三人の中から、名前と出身地を確認する。もちろん、お嬢様に報告するためだ。

 確認はすぐに終わり、今日の主催者に礼の電話を入れ、お嬢様のもとへと向かう。


「お嬢様、王子のお名前がわかりました」

 そう告げると、お嬢様が息を飲まれた。

「隣国のレジナルド様です。第三王子でお嬢様と同い年の方でした」

「隣国の……レジナルド、様? え、まさか……え、あのレジナルド王子?」

 どうやら幼少期に一緒に遊んだことがあるご様子。

 そういえば、幼少期のお嬢様は国境近くまで駆けていき、そこにある木がお気に入りだった。確かにそのとき、数人の王子がいらしたとお見受けしていましたが、偶然にも将来家族になるかもしれない三兄弟が幼なじみでしたか。

「ええ! レジナルドがあんなにすてきな人に? いや、でも確かにいい子だったわ……。何より、一緒にいて一番楽しかったし……」

 うんうんと唸りながら、お嬢様は気持ちの整理をされている。

「ね、リチャード。また次の社交界にも……レジナルド王子は、その、いらっしゃるのかしら?」

 口ごもったお嬢様だが、

「もしかしたら、心に決めている方がいらっしゃるかもしれないし……いいえ、もう婚約されているかもしれない!」

 と、次第に勢いを取り戻し、大変な事態に気づいてしまったとお嬢様が悲鳴を上げる。

「とにかく! 王子の周辺を知っておかないと!」

「確かに……そうですね」

 重々しく返事をしながらも、帰り際を思い出す。あの様子は──お嬢様の初恋が無事に叶うといいと願う。

『また調べておきます』とお嬢様には返事をしたが、調べなくても私の勘は吉を示している。あの佇んでいる姿をお嬢様が見ていたら、どう思われただろう?

 しかし、あのお転婆お嬢様が初恋し、誰かで心を埋め尽くされるとは。いけませんね。初々しいお嬢様の姿に、口元がゆるんでしまいそうです。


 念のため、王子の軽い身辺調査を執り行う。結婚歴はなし、婚約している形跡もなし。まぁ、現場を見て来たマリアがお嬢様と懇意にされていたと言っていたのだ。こうでなければ、大問題だったわけで、また、一安心だったわけで。

 ふうと一息ついた翌朝、『大丈夫なようです』と、こっそりとお嬢様にお伝えする。すると、一瞬目を大きく見開いたお嬢様は、すぐに涼しい表情を取り繕われた。

「そ、そう……でも、王子が私を見初めて下さるとは限らないし……しっかりと準備して行かないと!」

『お任せ下さい!』と力強くソフィー、ララ、マリアが己の胸を叩く。ソフィーはお茶を、ララはダンスを、マリアは教養を更に磨きをかけるように勤しんだ。




 そうして、お嬢様の待ちに待った社交界の日がやってきた。


 うれしそうにしながらも、どこか不安気なお嬢様は、まさに恋する乙女。 私はそっと見守るしかできないが、私も少しドキドキしている。

 今日はメイドたちはいない。緊張しているお嬢様を笑顔で見送り、様子を窓から覗き込む。

 遠目から見ているお嬢様は、無事に王子と会えた。

 ほうっと安堵のため息がもれる。

 何やら微笑ましく話しているが、緊張なのか、いつもよりもお嬢様はおしとやかに見えた。




 無事に社交界が終わり、帰宅したお嬢様はベッドにいきなり倒れ込む。よほど疲れ果てたらしい。

 また次の社交界は二週間後。いくらシーズン中とはいえ、何ヶ月もこのペースの開催では、恋で浮かれているお嬢様もお疲れになるのだろう。

「王子と楽しいひと時を過ごせたのではないですか? お話しされていたようですけれども……」

「そうだけど。そうなんだけど!」

 何かあったのだろうか?

「王子ってば、誰にでもやさしいんじゃないかと思うと……とっても不安になるの……」

「なるほど」

 それが乙女心というのでものですね。

 しかし、お嬢様と王子は順調に関係を育んでいるように見えていた私は、踏み込んだ問いかけをする。

「お嬢様、昔、何度も遊んだこともあるという話をされたのですか?」

「してないわよ」

「どうしてですか?」

「思い出話に花を咲かせたいとも思うけど、あんなお転婆な女の子だったなんて……思い出してほしくないの」

 なるほど。乙女心とは、とても複雑で繊細なのですね。──これは、王子にさぐりを入れてみるべきか。

 王子は今日の帰りもお嬢様の後ろ姿を名残惜しそうに見つめていた。次回の帰りに、無礼を承知で声をかけてみようか。


 お嬢様がぐったりされていたのは、この日だけで。翌日になれば、またしゃっきりとしたお嬢様へと戻っていらした。

 恋のパワーなのか、はたまたお嬢様を取り囲うメイドたちの愛の力なのか。どちらにしても、精力的に励むお嬢様の姿はとても魅力的で、とても微笑ましい。




 二週間が足早にかけていき、お嬢様がまた社交界の扉を開ける。

 煌めいた世界で、更に輝くひと時を過ごされ、また成長をしてお戻りになる。


 ふと、視線を上げればまたお嬢様の帰りを名残惜しそうに佇む王子の姿があった。

「お嬢様、申し訳ございません。少しだけお待ちください」

 緊張の糸が切れた様子のお嬢様は何も疑問を持たず、了解の返事を下さる。私は馬車の扉を閉め、王子へと歩み寄る。


「レジナルド王子」

 王子が驚きの表情を浮かべた。好意が伝わってきて、自然と笑みが浮かぶ。

「初めまして。私、リリィ様の家に仕えております執事のリチャードと申します」

「は、初めまして、リチャード」

 頭を深々と下げながら、頭を過る。彼は第三王子。どこでも人気なのは第一王子だ。毎回しっかりとお嬢様を捕まえておきながらも、一歩踏み出せないのは引け目があるのかもしれない。

 だが、お嬢様は一人娘。レジナルド王子、我々は王子を大歓迎致しますよ?

「単刀直入に申し上げます。いつからリリィお嬢様をご存じだったのですか?」

「いつって、ずい分昔ですよ。小さいころに遊んだことがあって……リリィ様は覚えていないかもしれないですけど……」

 ほんのりと王子の頬が紅潮し、ソワソワとされる。その態度は充分、私に幸福をもたらす。

「ずっと、かわいい子だなと、思っていたんです。社交界で再会したときは、それはそれはうれしくて……兄たちに社交界のマナーや会場について色々と聞いておいて本当によかったと思いました。なるべく自然に声をかけたんですが……それから顔見知りになれて、とってもうれしいなぁなんて、思ってるんです」


 お嬢様、どうやら王子はお嬢様の過去も受け止めているようですよ。

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