これこそ本来の、神風と桜花

 物語の根幹である、大戦中特攻の代名詞となり、負のイメージであった、カミカゼとオウカの名を持つ二人が、最終的に無血で戦争を終わらせる。
 という構図を考えた出したのは、本当にお見事。
 AIとしての感情と、人間としての感情や、考えを上手く対立構造にしていて、物語の奥深くまで考えることができた。
 じっくり読んで考えることで、この物語は深みを増し、面白さが広がる。
 いやー、マジで面白かった!