4.登校中に......
俺は今
「
「まあ
「いや全然!驚いただけ。でも急いでいかないと遅刻しちゃうぞ」
「そうだね。もうちょっと早くしてほしかったな~」
「だって待ってるなんて知らなかったし......」
朝からラブコメ展開を
(でも舞が待ってるって知ってたら遅れなかったんだけどな......)
「ん?なんか言った?」
「いやいや......なんでもない......よ......」
心の声が
「とりあえず急がないと......!」
「そうだね急ごう蒼汰」
通っている学校はさほど遠くない。そのため俺たち2人は徒歩で登校できている。
登校
「はあはあ......」
「何とか間に合ったぜ......」
俺たちは遅刻せずに済んだ。ギリギリ2分前だ。
「蒼汰が遅いから危なかったじゃん!」
「ごめん。でもこんなに遅く登校するって体験も舞は初めてだろう?」
俺が軽口を叩くと舞は俺の方をポコポコしてくる。痛くないし、めっちゃかわいんですが!?小動物的なかわいさを持ち合わせている幼なじみバンザイ!
さらに俺が心の中でふざけているとチャイムが鳴った。
キーンコーンカーンコーン。
「あ、
「早く教室行こうぜ」
俺たちはそれぞれ、教室へと向かった。
「なあ
「何だよ......」
午前中の授業が終わり、昼休みに入った頃。俺の1番仲の良い男友達である
「どういうことだよ......!蒼汰!あの舞ちゃんなんかと一緒に登校してきて!」
「それは事情があってだな......」
優樹は”お前リア充になったんか?”というゴミを見るような目でこちらを見ている。
「事情ってなんだよ!?」
食い気味に俺に問いかけてくる。このまま黙っておくのも
「......大体事情は分かった。なんならそんな気がしてたよ」
「いつから気づいてた?」
「昨日お前が
なんだよ。これだから
「
「これはありがとうと言えばいいのか......?やっぱり俺たち
「ああ、当然。どこからどう見ても付き合って1週間くらいのリア充感が1番高いカップルだな」
そんなことをするってことは、やっぱり俺に好感があるってことか......?
でもただ単に
「クソッ!お前なんかにどうして彼女が......」
そのときクラス中がざわっとした。昨日俺が
「そーうーたーくーん......?」
「違うこれは
ラグビー部の男子生徒たちに
「待て待て。何をするつもりだ!?」
「蒼汰君が苦しまないようにあの世へと送るためにね......」
「苦しまないって事ならもうこの
俺は昼休みが終わるまでこいつらに尋問(
しかし状況は
「ちょっとまたあなたたち蒼汰にそんな事してるの!」
「でも蒼汰君が
「本当だよ。」
「え」
「え」
「え」
ラグビー部の男子生徒、俺、そして
「いや......そんなはずが......」
「聞こえなかった?だから付き合ってるの私たち」
「大丈夫蒼汰?」
「ああ、おかげさまでな」
差し伸べられた手をぎゅっと
「舞には2回も助けられたな」
「困ってたら助けるのは当たり前でしょ?」
しっかりしている幼なじみだ。幼なじみとして
「あのさ......!俺たちって付き合ってるのか......?」
「さっきは
「俺は......舞のことが好きだ!」
「ふーん......気持ちは
その条件はあまりにも簡単な内容だった。小学生のときから舞
「わかった。その約束を守れたら俺と付き合ってくれ!」
「もちろん!
舞は少しだけ俺をからかうように言った。俺のそばにいたはずの優樹はいつの間にか教室からでていた。
キーンコーンカーンコーン。昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
「じゃあ私戻るからね」
「ああ、ありがとうな!」
かわいらしく手を振り去っていく舞の姿は天使のようだった。
【あとがき】
どうもはなねこです。
読んでいただきありがとうございます!
もし気に入っていただけたら応援、レビューよろしくお願いします!
誤字脱字がある場合はコメントに残してくれるとありがたいです。
俺の幼なじみがかわいすぎる!~耐えられる気がしない!?~ はなねこ @Hana_Neko
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。俺の幼なじみがかわいすぎる!~耐えられる気がしない!?~の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます