孤独なクラスメイト

東雲椛

孤独なクラスメイト



 僕は今、線路を走る冷えきった鉄の塊に揺られ、孤独な場所へと向かう。


 どうやら来月は文化祭というものがあるらしい。僕はそんなもの嫌いだ。文化祭などというものはクラスの中心人物が自分のやりたいことをやり、他人に披露する。そんな自己満足なイベントだ。それがまた孤立を拡大させるんだ。


 そんなことを考えてる間に学校の最寄り駅に着いた。リュックを背負い、広く開いた隙間をまたぎ、プラットホームに足をつける。その足は信じられないほど重く、学校がとてつもなく遠く感じる。単線のその列車は僕を置き去りにして次の駅へと行ってしまった。僕と同じ制服を着た学生はキャピキャピとはしゃぎ、その声が耳に刺さる。


 しばらく歩いていると、生徒の会話が聞こえてきた。あれは僕のクラスメイトだ。


 「小道具は全部ダンボールで作るんで良いんだよな?」


 「あぁ、クラスのみんなにはもう伝えてあるから大丈夫だと思うよ」


 そんな話聞いたことない。そもそも僕のクラスは何をやるのだろうか。僕はそれすら知らないほどに孤立してしまっているのか。


 僕は教室に着くや否や何度も読み返している小説を開いた。もう内容も、細かい描写まで覚えてしまった。


 「七瀬ななせあおいくん」


 突然誰かから名前を呼ばれた。


 「はい」


 「今暇?ちょっと手伝って欲しいことがあるんだけど」


 あぁ、パシリか。面倒臭いが、僕には断る度胸はない。


 「はい、暇ですけど」


 顔を上げて見るとそこに立っていたのは星宮ほしみや美波みなみさんだった。彼女は成績優秀、バスケ部所属、前髪は毎日アイロンで巻いている。さらにはクラスの中心的人物で、いつも沢山の人が彼女の周りにいる。一言で言えば僕とは真逆な存在。


 「ほんと!!じゃあ一緒に絵の具取りに行って欲しいんだ!」


 一緒に?星宮さんも行くのならなぜ僕が必要なんだ?まぁいい、会話を増やすのは面倒臭い。


 「わかりました。」


 「よしっ、じゃあ行こっ!」


 「みんな〜絵の具取ってくるね〜」


 スタスタと階段を下る。絵の具はどこで貰えるのだろう。どのくらい僕は歩かされるのだろう。


 「あの、絵の具ってどこで貰えるんですか?」


 「美術室だよっ一階の!」


 一階、、、僕の教室は四階だ。最悪じゃないか。本当なら今頃、教室でゆったり小説を読んでいたのに。


 「ねぇねぇ七瀬蒼くんってさぁ、なんで文化祭の準備参加しないの?楽しいのに〜」


 「え、?」


 何を言っているんだこの人は。文化祭の準備が楽しいなんて。いくら人手が欲しいからと言って、そんな分かりやすい嘘はつかないで欲しい。


 「文化祭の準備が楽しくないから参加しないんですよ」


 「なんでやってないのに、楽しくないって分かるの??」


 「えと、それは、、、」


 グサリと来た。まさかそんな正論が飛んでくるとは思わなかった。思わず言葉に詰まる。


 「やってみないと楽しいかどうかなんて分からないでしょ??」


 「確かにそうかもしれません。でも、僕はクラスの中心となって進行できるタイプではないので。」


 「あははっ、中心の方が楽しくないと思うよ。ブラック企業同然だもんっ」


 「でも星宮さん凄く楽しそうじゃないですか。」


 「勿論もちろん楽しくないわけではないよ。でも楽しいことばかりでもないんだよ。」


 あぁ、いつも笑顔でいる星宮さんもそんな事を考えていたのか。


 「まぁでも自分から立候補して中心者やってるから、文句は言えないんだけどねっ」


 そうこうしてるうちに美術室に着いた。


 「すみませーん!絵の具貰いたいんですけど〜」


 「何色ですか?」


 「えーと、紫と緑とオレンジと、、」


 「星宮さん。赤と黄と青でそれ全部作れますよ。」


 「え、、そうなの??」


 「ごめんなさい、じゃあ茶色だけ貰ってもいいですか?」


 「茶色も作れますよ。」


 「え、、そうなの????」


 「ごめんなさい、やっぱり大丈夫です!」


 そして僕達は結局手ぶらで教室に戻る。


 「もう〜作れるなら最初に言っといてよ〜」


 「いや、何の色が欲しいのか知らなかったですし。」


 「ふーん、知らなかった、ね〜」


 「なんですか?」


 「いや別にぃ〜?」


 何かをさとされそうになった感じがしたが、気のせいだろうか。なんて考えているうちに教室に着いた。




 キーンコーンカーンコーン


 今日の授業が終わった。朝に階段を往復させられたこともあって、とても足が疲れた。家に帰って寝るかぁ。


 「七瀬蒼く〜ん!」


 聞き覚えのある声だ。僕は分かりやすく肩をガックリと落としてしまった。


 「なんですか」


 「今度はホントに絵の具取りに行くんだけどさ!着いてきて!」


 「多分他の色から作れますよ」


 「何色か分からないのによく言えるね〜」


 「多分作れますから」


 星宮さんが怪しげにニヤッと笑った


 「じゃあ白って作れる??」


 「、、、作れないですね」


 「でしょ〜??」


 「そうやって物事を決めつけちゃダメだよ〜?七瀬蒼くんっ」


 「ってことで着いてきて〜」


 なぜ星宮さんは突然僕にまとい始めたのだろう。そして、なぜフルネームで呼ぶのだろうか。気になって仕方がないので、星宮さんに聞いてみることにした。


 「あの、星宮さん。」


 「ん?どした〜?」


 「なんで、星宮さんって、その、、あの、、、僕のことフルネームで呼ぶんですか?」


 「ん〜なんでだろうね?アハハっ」


 アハハじゃねぇよ。はぁ。僕はこの人に放課後も奪われてしまうのか


 「ほらっ早く行くよっ!」


 僕は返事もせず着いて行った。


 美術室に着く。


 「すみませーん白色の絵の具くださーい。」


 「あ、ごめんなさい。今、白色が品切れで、、、」


 「え〜そうなんですか〜」


 マジか、、また無駄足むだあしか。まぁいいこれで帰れる。


 「だってさ〜七瀬蒼くん。ちゃんと聞いてた?」


 「聞いてましたよ。残念でしたね」


 「も〜買いに行かなきゃじゃーん」


 文化祭のためにそこまでするのか。大変だな。まぁ精々せいぜい頑張って欲しい。


 「よし、そうと決まれば善は急げだっ!行くよっ七瀬蒼くんっ」


 「はぁ!?」


 「なにが、はぁ!?よ。当たり前でしょ!君もクラスメイトなんだから、ちゃんと参加してもらうからね〜」


 「僕、ホントに帰りたいんですけど、、、って聞いてないか。」


 星宮さんはもう下駄箱へ走っていた。


 「ほんとに元気だな。まったく、、、」


 僕も靴を履き替えて正門まで急ぐ。


 「早く早く〜」


 門の前で星宮さんが手招きをしている。僕は少し小走りになる。


 「で、行くお店はどの方向ですか?」


 「ん!知らん!」


 「え??」


 「とりあえず思いつきで出てきたけど、確かにどのお店行こうかね」


 この人が学年トップクラスの成績なのが信じられなかった。これがぞくに言う勉強は出来るけど頭は悪いってやつなのか。


 「まぁいいじゃんっえず歩いてみよっ!」


 本気で言っているのか。何時間かかるか分からないよな。頭がとち狂っている。最悪だ。


 そして僕達は歩き始めた。どこへともなく。2時間程歩いているとホームセンターが見えてきた。


 「あ!あそこなら絵の具売ってそうじゃない??」


 「取り敢えず入ってみましょう。」


 ホームセンターはとても広かった。どっちへ行ったら良いのか全く分からなかった。


 「んん〜絵の具ってどこだろうね〜」


 「迷路みたいですね。」


 「ほんとだね〜全然分からんっ」


 それから僕たちは1時間30分ほど彷徨った。


 「そろそろヤバいね。」


 「僕のお昼寝タイム、、、」


 「ん?なんか言った??」


 「いや?なにも?」


 「まぁいいや。」


 「ていうか、店員さんに聞いてみたらいいんじゃないですか?」


 「確かに、、もっと早く言ってよ〜」


 「僕も今思ったんですよ」


 「じゃあ聞こっか。」


 「すみませーん、絵の具ってどこですか?」


 「はい、絵の具はこちらになります。」


 店員さんに着いて歩いていくと、30秒足らずで見つかった。


 「ありがとうございました〜」


 「めっちゃすぐ見つかるじゃ〜ん」


 「最初からこうすれば良かったですね」


 「てかさぁ、七瀬蒼くんずっと敬語だよね。どうして?」


 「いや、あんまり馴れ馴れしくすると嫌かなって思って。」


 「何それ〜私が馴れ馴れしいみたいじゃ〜ん」


 「別にそういうわけでは、、」


 「クラスメイトなんだから、敬語禁止!」


 「え、いや、それは、、、」


 「せめて私にはタメにしなさいっ!」


 「いや、でも」


 「じゃあ敬語使ったら、ジュースおごりねっ!」


 「それは嫌だ。」


 「でしょ??ってことでよろしく〜」


 僕たちは3時間30分をかけて白色の絵の具一つだけを購入し、店の外へ出た。


 「すっかり暗くなっちゃったね。」


 時計の針は既に8時を回っていた。


 「マジか、、僕、家まで2時間かかるんだよ」


 「え!そんな遠いの!」


 「うん、、、」


 「付き合わせちゃってごめんね」


 「いや、大丈夫だよ」


 僕は何故なぜフォローしてるんだ。本当なら嫌味っぽく文句でも言ってやりたい気分なのに。


 「蒼くんが良ければ、ウチ来る?」


 「え?」


 「ウチ今日は親が二人で旅行に行っててさ、お兄ちゃんは地方の大学通ってるから、家誰もいないんだよね〜」


 「そうなんだ」


 「でも蒼くんの親御さん心配しちゃうよね」


 「それは連絡すれば大丈夫だと思う。」


 「ほんと?じゃあここから10分くらいだから行こ〜!」


 「いきなりごめんね」


 女の子の家に行くのなんて初めてだ。家に誘うというのは、僕に気があるのだろうか。って僕は何を気にしているんだ。そんなことはどっちでもいいはずだ。


 星宮さんの家はなかなか大きい一軒家だった。中に入ると、スッキリと整った玄関が広がり、整理整頓がされている。あまり生活感がない、という言い方もできるかもしれない


 「こっちはお父さんとお母さんの部屋だから入っちゃダメね〜」


 「私ご飯作るからお風呂入ってきていいよ〜」


僕が風呂から上がるとすっかりご飯が完成していた。


 「お兄ちゃんの服しかなくてごめんね〜。あとご飯食べてていいよ〜私ちゃちゃっとお風呂入ってくるねー」


 星宮さんが作ったハンバーグを一口食べる。


 「美味しい!」


 思わず声が漏れる。女子はみんなこのレベルの料理ができるのか?食べれば食べるほど肉の旨みがあふれてくる。箸が止まらない。気がつけばお皿はからになっていた。


 すると、お風呂から上がった星宮さんが部屋に入ってきた。


 「ふぅー極楽ごくらくじゃった〜」


 「何歳だよ」


 「アハハっ!てかもうご飯食べたの!」


 「あ、うん、ごちそうさまでした」


 「あ〜もう11時だね明日も朝早いから先寝てていいよ〜」


 「あ、ありがとう。おやすみ」


 「おやすみ〜」


 お兄さんのベッドの上に寝転がり、天井を見上げる。


 「はぁ〜星宮さんの家に来たのに何も無しか〜」


 別に何を期待していたでもない。と思っていたが、そろそろ自分を偽るのも限界が近づいてきた。僕は星宮さんに恋をしているのかもしれない。





 翌朝


 「ふあぁ〜おはよぉ」


 「おはよう。」


 「制服洗濯しといたから自分で取ってね〜」


 「ありがとう」


 そして朝食を済ませ、二人で登校する。


 そして今日の授業が終わった。今日こそ早く帰って寝よう。いつもの枕じゃなかったから眠りが浅かった気がする。


 「ねぇ、蒼くん?」


 今日もか。さよなら僕のお昼寝タイム。でも、いつもと呼び方が違う。いつもの元気さがない。


 「どうかした?」


 「今日もさ、家に来てくれないかな?」


 ん?頭が混乱する。昨日は夜遅くなったから家に泊めてもらったが、今日はまだ4時30分だ。家に行く理由がない。


 「なにかあったの?」


 「いいから。」


 ただごとではないと感じた。僕は何も言わず頷くと、星宮さんに手を引かれ下駄箱に走った。


 正門を出たところで


 「何かあった?」


 と声を掛けると星宮さんは巨大なダイヤモンドのような涙をポロポロとこぼした。


 ポケットに入ってたハンカチは手を洗った後に使ってしまったので、制服のセーターの袖で彼女の涙を拭った。


 しばらくすると星宮さんは涙を仕舞しまい、いつもの笑顔が戻った。


 「蒼くんごめんね」


 「ううん大丈夫だよ」


 「ねぇねぇ、蒼くんってさ自分のこと孤独だって思ってるよね」


 「え、なんで分かったの」


 「わかるよ。そういうオーラ出してるもん。教室には居るのに、クラスには居ないって感じ」


 「そうかな」


 「なんかさ、蒼くんは自分から孤独を選択してるって感じがする」


 「そんな人いないでしょ」


 「ううん蒼くんきっとそうだよ。いつも、知らない。って言うけど、本当は知ろうとしていないだけなんじゃないかと思うんだ。

 自分の力量も他人の性格も、全部自分の中で決めつけしまってるんじゃない?

 蒼くんは自分が孤独だと思い込んで、いつも、自分の世界に入り込んで、他人を寄せ付けない。周りの子が蒼くんに関わらないのは、蒼くんがそうしてしまっているからに思えるの。」


 ハッとした。今まで孤独だと思っていたのは、僕自身の勝手な思い込みから他人を拒み、作り出してしまっていたものだったのだ。


 「僕が、自ら孤独に、、、確かにそうかも。でも、なんで星宮さんそんなこと分かったの?」


 「それは家に着いてからねっ」


 らされたような気持ちになった。星宮さんが鍵を開け、昨日ぶりに家へ上がる。


 「なんで私にあんな事が分かったのか。それはね、私が孤独だからだよ。」


 「え?星宮さんが?」


 「蒼くん、今から言うことは他の子にはあまり言わないで欲しいんだ」


 「わかった。」


 「私の親がさ、今旅行に行ってるって昨日話したよね」


 「うん」


 「でも、実は嘘なんだ」


 「え、、?」


 「お母さんは私が12歳のときにがんで亡くなったの。本当に悲しかった。でも、何とか乗り越えようとしたんだよ。でもね、お父さんがそのショックで私たちを置いて自ら命を絶ったの。」


 「そうだったんだ。」


 「それからはお兄ちゃんと二人で暮らしてたんだけど、今年の春からお兄ちゃんが一人暮らしを始めちゃって、私、この家に一人になっちゃって、、」


 星宮さんは涙を落としながら続けた。


 「でもね、昨日蒼くんとホームセンターに行ったでしょ。すごく楽しくて、ずっと蒼くんと話していたくて、思わず家に呼んじゃって、でもね、久しぶりに一人ぼっちじゃないって思えたの。懐かしくて、嬉しくて、今日も忘れられなくて、、、」


 「ごめんね、蒼くんからしたら迷惑だよね。」


 気がつくと僕の両手が星宮さん包み込んでいた。


 うわぁあああぁぁぁん


 今まで抑え込んでいた星宮さんの感情があふした。


 僕はただ抱きしめることしか出来なかった。抱きしめることでそばにいると伝えるしかなかった。


 「私それでも頑張ってたの。寂しくならないように、学校では色んな人と話して、いつも笑顔でいるようにって心がけてたの。」


 「そうだったんだね。気付けなくてごめん」


 「いいの。気付かれないようにしてたんだもん」


 「これからは星宮さんが寂しくならないように僕がそばにいるから」


 「ありがとう。蒼くん」


 その日は星宮さんの申し出でご飯を一緒に食べ、同じ布団で寝た。明日には涙のあとが消えるように固く抱きしめながら。




 翌朝、目が覚めると星宮さんはもうベッドにはいなかった。僕がリビングへ行くと


 「ん〜!おはよー!」


 「おはよう」


 いつもと同じ元気な星宮さんがいた。でもその笑顔は今までよりもずっと生き生きとしていた。


 「ご飯食べたら学校行くよ〜」


 「はい」


 僕たちはまた一緒に登校をした。


 「蒼くん、昨日蒼くんが言った言葉覚えてる?」


 「なんだろ?」


 「ずっと私の側に居てくれるんでしょ」


 「覚えてるよ」


 「よかった。よろしくねっ私の彼氏くんっ」


 「彼氏??」


 「だって昨日ぎゅーってしたじゃん。恋人以外にそんなことしないでしょ?」


 「星宮さんってピュアなんだね」


 「え、もしかして私の勘違い??」


 「ううん、勘違いじゃないよ。」


 「あーー恥ずかしっ」


 「ていうか、あの朝なんで僕に話しかけたの?」


 「ん〜あの時の蒼くん苦しそうだったからかな」


 「え?苦しそう?」


 「うん、本当はクラスに入りたいのに、入れてないように見えた。」


 「そうなのかぁ、全く気付かなかった。星宮さんはすごいなぁ」


 「まぁねっ」


 学校に着くと、僕は文化祭の準備に参加したいと、中心メンバーに伝えた。彼らはこころよく受け入れてくれ、準備にも沢山参加できた。こんな僕も力になれているような気がして嬉しかった。


 すると星宮さんとその友人が話しているのが聞こえた。


 「ほしみや〜おはよー」


 「おぉー!おはよー!」


 「ほしみや今日なんかキラキラしてるね」


 「そうかなっ?」


 「なんかあったの?」


 「いやぁ?べつにぃ??」


 「なんだよ〜!アハハっ」


 楽しそうで何よりだ。


 そして僕は絵の具を取りに美術室へ急ぐ。


 「すみません、紫とオレンジの絵の具ください」


 「はい、どうぞ〜」


 「ありがとうございます」


 これは孤独を装っていた僕と、必死に孤独を隠した星宮さんが未来に向かって歩き出すための物語だ。

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孤独なクラスメイト 東雲椛 @fakenovel

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