第8話
8 (おまけの話)
ある週末。 純一と美菜は、まったりと お家デート を純一の部屋で楽しんでいた。
そこへ......。
コンコン。
「じゅんいち~、みな~、居るか~、入るぞ~」
と、廊下から陽香の声がしたので。
「いいよ」
と、純一が返事をするが早いか、すぐさま部屋に入って来て、いきなり。
「ほほう、揃っているなお二人さん」
「こんにちは、お姉さん」
美菜の陽香に対するこの呼び方に、最近はむずかゆくなる陽香。
「はは......、なんか コソバいな、毎回美菜にそう言ってもらうのは」
「あはは。姉ちゃんがフニャけてる。 美菜にはメロメロなんだよな、姉ちゃん」
「そうだぞ。赤ん坊の時から見てるからな」
「ま、途中の約10年は居なかったけど」
「それを言うな、でも、こんなカワイイ女子が、私の妹になるなんて、うれしいぞ。よくやった我が弟よ」
陽香の言葉に、美菜は若干の恥じらいを見せながら。
「もう、結婚は決定なんですね」
「うん?......、 そうじゃないのか? 弟よ」
と言いながら、純一の方を見る陽香。
「そこに向けて、目下説得中です」
「でも、美菜だって受け入れ態勢は万全なんだよな?」
「?」
陽香の何処かしら、何かしらの意味ありげな言葉に、若干の不安がよぎる美奈だが、しかし、次の陽香の言葉に、二人は気持ちが ぶっ飛んで しまった。
「だって、美菜が時々お泊りの時、あんな声やこんな声 が聞こえてくるからな」
「「!!............」」
固まってしまった二人。
「「............」」
なかなか解凍できない。
そこへ。
「ま、仲がいいという事は、良い事じゃないかな。 うんうん......。 じゃあな~......」
最後に陽香は特別な 爆弾を 投下して出て行った。
暫く固まっていた二人だが、正気に戻った二人が思ったのは。
((一体何しに来たんだろう??......))
□ □ □
オマケまでお読みくださり、ありがとうございます。
何の変哲もない内容ですが、お読み下さった方々に感謝です。
ありがとうございました。
雅也
近所の姉妹が攻めてくる 雅也 @masaya0808
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