家族に敵がいる残酷さ

 親がどんなに嫌いでも、自分の親である以上ほぼ毎日顔を合わせなければならない。そして、一緒に生活をしなければならない。
 子供は親無しでは生きられず、子供は親に逆らう力もない。
 それなのに、親が敵であるというのはなんと残酷な事だろうか。
 この作品は、親に虐待され、家に居場所のない子供の心情を非常に鮮明に描いている。

 思わず目を背けたくなりますが、これが現実に起こっているという事実を突きつけてくる作品です。
 
 

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