ゴッホは生涯生活に窮し、対してピカソはお金持ちだった、というのは有名な話。まさに、本エッセイの根底にあるのはゴッホのような生活苦、悲壮感ながらも、ピカソの色彩のような華やかな文体でそれを覆っているため、ほどよい重さで余韻が残る。そんなエッセイでした。
作者様の生活を全てさらしてまで伝えたかったこととは!日本の法律の制度を考えさせられる重い課題が隠されています。健康で文化的な最低限度の生活を保障するのなら、少額の賞金なら収入にしないで~!そんな気持ちにさせられました。